説明

情報閲覧装置

【課題】画面の小さい携帯電話や携帯情報端末でWebを閲覧をする場合に、元のWebページに容易に戻ることのできるブラウザ装置を提供する。
【解決手段】リンク先ページ情報を取得して仮想画面に展開すると共に(S304)、その一部をリンクオブジェクト近傍に開設した一時窓に表示する(S306)。必要であればスクロールで更にリンク先情報を確認し、移行するか否かを事前に判断した上でリンク先ページに移行する(S312)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報閲覧装置に関し、特に、ハイパーテキストの情報表示制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
Web (World Wide Web:WWW)に代表されるハイパーテキストは、文書内に他の文書へのリンク情報を埋め込んだものである。たとえば、Webページの閲覧中にWebページ内のリンク元となる言葉等の位置を指示すると、リンク先のWebページが表示されて閲覧可能となる。
【0003】
携帯電話やPDA、スマートフォンなどの携帯装置でも、パーソナルコンピュータ(PC)向けのリッチコンテンツをそのまま閲覧できるようなWebブラウザ(通称:フルブラウザ)が搭載できるようになっている。フルブラウザを使うことで、屋外、出張先などにおける無線通信環境下での携帯装置でも、インターネットからPCと同様にWebページの閲覧が可能である。
【0004】
リンクを辿ってあちこちのWebページを開いていくと、元のWebページに戻りたくても、元のWebページがどこにあるのかわからなくなり、元のWebページを探し回ることになる。このため、元のWebページに戻るまで本来の作業が中断される。
【0005】
このような状況に対処できる方法として、オーバレイ表示を用いる方法がある。オーバレイ表示を用いる方法とは、リンク先のWebページの表示に完全に切り替わらず、現在のWebページを表示したまま、リンク先のWebページを重ねて表示するものである(たとえば、特許文献1参照)。オーバレイ表示を用いれば、元のWebページが残っているため、あちこちのWebページを覗き見しても、元のWebページに簡単に戻ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−345332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、携帯装置の表示面はPCに比べて小さく、あるいは解像度が低いため、携帯装置でオーバレイ表示を行うと不都合が生じる。Webページ全体を携帯装置で表示しょうとすると縮小表示となり、縮小表示のWebページをオーバレイ表示すると、とても読みづらいものになる。Webページを縮小せずに表示するとWebページの一部分だけを表示することになり、Webページの一部分をオーバレイ表示すると何が表示されているのかがわかりにくい。いずれにしても、Webページの閲覧という本来の作業に支障が生じるため、携帯装置の画面では、作業の継続性が維持できないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様にかかる情報閲覧装置は、表示面上の位置情報を含む入力情報を受け付けるための入力部と、位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得するための情報取得部と、取得されたリンク先のページ情報の仮想画面上への展開データを作成するための仮想画面展開部と、現在表示されている表示データのうち、位置情報に基いて特定された部分領域の表示内容が展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新するための表示データ構成部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、リンク元の位置に依存した表示領域内のみにリンク先のWebページが表示される。このため、元のWebページが残っており、リンク先のWebページも鮮明に表示されるため、作業が中断されることなく維持できる
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部の詳細構成例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置の処理フロー例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成処理の例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成処理の例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成処理の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成処理の例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部の詳細構成例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態にかかる情報閲覧装置におけるダミー窓表示処理の処理フロー例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態にかかる情報閲覧装置におけるデータ取得量管理テーブルの例を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部の詳細構成例を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施形態にかかる情報閲覧装置における予約処理の処理フロー例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0012】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例を示す図である。図1に示すように、情報閲覧装置100は、入力部102と、表示データ構成部104と、情報取得部106と、通信部108と、情報記憶部110と、仮想画面展開部112と、表示部114と、制御部130とを含む。また、情報閲覧装置100は、ネットワークを介してコンテンツサーバ(図示せず)と通信可能である。
【0013】
入力部102は、ユーザから入力された入力情報を受け付けて、表示データ構成部104に送る。入力情報には、たとえば、ユーザが指またはタッチパネル入力用のペン等を用いてタッチパネル上の特定の位置をタッチしたときの位置情報や時刻情報、圧力情報などが含まれる。
【0014】
表示データ構成部104は、入力部102から受け取った入力情報に基づいてリンク先のアドレスを決定し、決定されたリンク先のアドレスを情報取得部106に送ってWebページの情報の取得を依頼する。また、表示データ構成部104は、仮想画面展開部112で作成された展開データに基いて表示データを構成する。
【0015】
情報取得部106は、表示データ構成部104から受け取ったリンク先のアドレスを指定してWebページの情報を取得するためのコマンドを作成し、通信部108に送る。また、情報取得部106は、コンテンツサーバから受信したWebページの情報を通信部108から受け取り、受け取ったWebページの情報を情報記憶部110に記憶する。
【0016】
通信部108は、通信ネットワークを介してコマンドをコンテンツサーバに送信する。また、通信部108は、通信ネットワークを介してコンテンツサーバからWebページの情報を受信し、受信したWebページの情報を情報取得部106に通知する。
【0017】
仮想画面展開部112は、情報記憶部110に記憶されたWebページの情報に基づいて、PC画面を想定した仮想画面上にWebページの情報を表示する場合の展開データを作成する。
【0018】
表示部114は、仮想画面より小さい表示面を持っている。表示部114は、展開データのうち、表示面の画面サイズに応じた表示領域に相当するデータを表示する。
【0019】
制御部130は、情報閲覧装置100全体を制御する。情報閲覧装置100が処理する機能のうち、本明細書において陽に説明されない機能はすべて制御部130が実行するものとする。
【0020】
図2は、本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部の詳細構成例を示す図である。図2に示すように、表示データ構成部104は、リンク情報管理部202と、表示領域決定部204と、画像データ重畳部206とを含む。
【0021】
リンク情報管理部202は、入力情報に含まれる位置情報に基づいてリンク元の単語等を特定し、特定されたリンク元の単語等の表示面上での表示位置を特定し、表示領域決定部204に通知する。また、リンク情報管理部202は、入力情報に含まれる位置情報に基づいて、リンク先のアドレスを決定し、情報取得部106に通知する。
【0022】
表示領域決定部204は、リンク先のWebページの表示領域を決定する。また、表示領域決定部204は、入力情報に含まれる位置情報に基づいて、リンク先のWebページを表示するための一時窓の位置を決定する。
【0023】
画像データ重畳部206は、現在表示されているWebページ上の、決定された一時窓の位置にリンク先のWebページを重畳させた画像データを作成する。
【0024】
図3は、本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置の処理フロー例を示す図である。図3に基づいて本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置の処理の流れを説明する。
【0025】
表示面には既に、あるWebページ(ホームと呼ぶ)が表示されており、ホームに含まれるリンクをユーザが操作することにより、以下の処理が開始される。
【0026】
(オペレーションS302)ユーザが、たとえば、表示面に重ねられたタッチパネル上で指またはタッチパネル入力用のペン等を用いて表示面に表示されたWebページに含まれるリンク元の単語等をタッチすると、入力部102はタッチされたことを検出し、タッチされた位置情報を取得し、取得された位置情報をリンク情報管理部202に送る。リンク情報管理部202は、入力部102から受け取った位置情報に基づいてリンク元の単語等を特定し、そのリンク元の単語等の表示面上での表示位置を特定する。
【0027】
(オペレーションS304)リンク情報管理部202は、特定されたリンク元に対応するリンク先のアドレスを取得し、情報取得部106に送る。情報取得部106は通信部108を介してコンテンツサーバからリンク先のアドレスに対応するWebページの情報を取得する。取得されたWebページの情報は情報記憶部110に記憶される。
【0028】
(オペレーションS306)仮想画面展開部112は、情報記憶部110に記憶されたWebページの情報に基づいて、表示面に表示するための展開データを作成する。作成された展開データは表示領域決定部204および画像データ重畳部206から参照される。表示領域決定部204は、展開データのうち、表示面に表示する表示領域を決定する。また、表示領域決定部204は、リンク元の単語等の表示面上での表示位置に応じて、リンク先のWebページを表示するための一時窓の位置を決定する。画像データ重畳部206は、現在表示面上に表示されているホームの表示データにリンク先のWebページを一時窓に表示するためのデータを重畳させて新たな表示データを作成する。作成された表示データは表示部114によって表示面上に表示される。
【0029】
図4乃至図7は、本発明の第1の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成処理の例を示す図である。表示面には、図4に示された展開データ402の表示領域412の部分が表示されているとする。ユーザが指410またはタッチパネル入力用のペン等を用いて表示領域412内のリンク元(図4の例では「メニュー3」)をタッチすると、リンク元「メニュー3」に対応するリンク先のWebページの情報が取得され、取得されたWebページの情報の展開データ404が作成される。展開データ404が最初に表示面上に表示されるときは、たとえば展開データ404の左上の領域すなわち表示領域414が表示される。ただし、表示領域414の全域が表示されるわけではなく、表示領域414内に、リンク元「メニュー3」の表示領域412内の表示位置に対応させて設けた一時窓426内のデータのみが表示領域412の表示に重畳される。図4に示された例では一時窓を円形としているが、一時窓の形は任意であり、楕円でも長方形でも構わない。また一時窓の大きさは、あらかじめ定められた大きさとする。
【0030】
表示データの重畳処理について説明する。図5に示されたマスクパタン512は表示領域412と同じ大きさの領域であり、一時窓426に相当する一時窓526内の画素値を0とし、一時窓526外の画素値を1としたものである。表示領域412内のデータとマスクパタン512内のデータとを画素ごとにAND演算を行った結果得られるデータをホームデータ532とする。
【0031】
図6に示されたマスクパタン614は表示領域414と同じ大きさの領域であり、一時窓426に相当する一時窓626内の画素値を1とし、一時窓626外の画素値を0としたものである。表示領域414内のデータとマスクパタン614内のデータとを画素ごとにAND演算を行った結果得られるデータをリンク先データ632とする。
【0032】
図7に示されたように、ホームデータ532内のデータとリンク先データ632内のデータとを画素ごとにOR演算を行った結果得られるデータが重畳データ732である。
【0033】
このようにして、表示面上には、重畳データ732が表示される。
【0034】
(オペレーションS308)表示領域決定部204は、ユーザがスクロール指示をしたか否かをチェックする。ユーザからのスクロール指示の方法は任意であるが、たとえば、表示面に重ねられたタッチパネル上でユーザが指またはタッチパネル入力用のペン等を用いてスクロールする方向に直線を描画するような操作をする。
【0035】
(オペレーションS310)ユーザが一時窓内でスクロール指示を行うと(オペレーションS308:Yes)、表示領域決定部204は、スクロール指示に応じて表示領域414を展開データ404内で移動させ、表示領域414の移動に伴って移動した一時窓426内のデータを表示領域412に重畳させて表示させる。
【0036】
(オペレーションS312)ユーザが一時窓内でスクロール指示をしていない場合(オペレーションS308:No)、表示領域決定部204は、ユーザがWebページの移行指示をしたか否かをチェックする。移行とは、現在一時窓に表示されているWebページをホームとすることである。すなわち、現在一時窓に表示されているWebページの表示領域414の全面を表示面上に表示させる。ユーザからのWebページの移行指示の方法は任意であるが、たとえば、ユーザがあらかじめ定められた時間を超えてタッチパネルを押し続けていれば移行指示したものとする。あるいは、ユーザがあらかじめ定められた圧力を超える圧力でタッチパネルを押したときに、移行指示したものとしてもよい。
【0037】
(オペレーションS314)ユーザがWebページの移行指示を行うと(オペレーションS312:Yes)、表示領域決定部204は、表示データを表示領域414の全面が表示面に表示される構成とする。表示領域414の全面を表示面上に表示させる前に、一時窓が段階的に大きくなるように表示面を順次構成してもよい。
【0038】
(オペレーションS316)ユーザがWebページの移行指示をしていない場合(オペレーションS312:No)、表示領域決定部204は、ユーザがリンク先のWebページの表示終了指示をしたか否かをチェックする。ユーザがリンク先のWebページの表示終了指示をしていなければ(オペレーションS316:No)、情報閲覧装置100は処理をオペレーションS308に戻す。ユーザがリンク先のWebページの一時窓への表示の終了指示を行うと(オペレーションS316:Yes)、情報閲覧装置100は処理を終了する。リンク先のWebページの表示終了指示の方法は任意であるが、たとえば、ユーザがタッチパネルから指を離せばリンク先のWebページの一時窓への表示の終了指示を行ったものとする。
【0039】
上述したように、本発明の第1の実施形態によれば、ユーザがリンク元の単語等を選択したときに、現在の表示を維持したまま、リンク元の単語等の表示されている位置の近辺にリンク先のWebページの一部を表示する一時窓を設け、一時窓の中でリンク先のwebページのスクロール等を行う。リンク先のWebページは一時窓を通して一時的に覗くだけなので、ユーザにとって、元のWebページがどこであるかを認識することは容易である。また、元のWebページもリンク先のWebページも鮮明に読み取ることができるため、携帯装置の表示面のように小さい、あるいは解像度の低い表示面を利用しているときでも、Webページの閲覧という作業が中断されることなく維持できる。
【0040】
なお、上述の例ではコンテンツサーバから通信ネットワーク経由でWebページの情報を取得する形態が示されているが、情報閲覧装置内に蓄積した情報をリンクを辿って閲覧する場合にも上述の情報表示制御方法は適用可能である。
【0041】
[第2の実施形態]
無線通信環境で携帯装置を利用する場合、無線通信環境の状態によってはWebページの取得に時間がかかることも多い。ユーザは、取得されたWebページが表示されるまで待っている間に、今自分が何をしているのかわからなくなることがある。これもWebページの閲覧における作業の継続性が維持できなくなる原因となる。
【0042】
本発明の第2の実施形態における情報閲覧装置は、Webページの取得に時間がかかるときに、現在Webページの取得中であり、どの程度のデータが既に取得されたかをユーザにとって容易に理解することができるようにするものである。
【0043】
図8は、本発明の第2の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例を示す図である。第2の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例では、図1に示された第1の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例に対して、取得状況監視部816が追加されている。
【0044】
取得状況監視部816は、情報取得部106が通信部108を介して受信するリンク先のWebページの情報の取得状況を監視し、リンク先のWebページの情報の取得状況を表示データ構成部104に通知する。
【0045】
図9は、本発明の第2の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部104の詳細構成例を示す図である。第2の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部104の詳細構成において、図2に示された第1の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部の詳細構成と同様の構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略する。第2の実施形態における表示領域決定部2041は取得状況監視部816から受け取ったリンク先のWebページの情報の取得状況に基づいて、ダミーの一時窓(ダミー窓と呼ぶ)を表示するように画像データ重畳部206に指示する。
【0046】
図10は、本発明の第2の実施形態にかかる情報閲覧装置におけるダミー窓表示処理の処理フロー例を示す図である。第2の実施形態にかかる情報閲覧装置におけるダミー窓表示処理は図3に示された第1の実施形態にかかる情報閲覧装置の処理フロー中、オペレーションS304に相当するWebページの情報取得処理の過程に追加される。
【0047】
(オペレーションS1002)通信部108は、Webページの情報取得処理を開始する。
【0048】
(オペレーションS1004)取得状況監視部816は、通信部108で受信したWebページの情報の取得状況を監視し、データ取得量管理テーブルに記録する。新たなリンク先のWebページの情報取得処理が開始されると、取得状況監視部816は、リンク先のWebページのアドレスをキーにして、データ取得量管理テーブルに新たなレコードを作成する。
【0049】
図11は、本発明の第2の実施形態にかかる情報閲覧装置におけるデータ取得量管理テーブルの例を示す図である。データ取得量管理テーブル1100のレコードは、アドレス欄1102、総データ量欄1104、取得済みデータ量欄1106、取得完了フラグ欄1108を含む。取得状況監視部816は、データ取得量管理テーブル1100に新たなレコードを作成すると、作成されたレコードのアドレス欄1102にリンク先のアドレスを記入し、取得すべきWebページの総データ量を確認して総データ量欄1104に記入する。総データ量の確認方法の具体例としては、たとえば、Webページの情報のデータファイルのヘッダ情報から総データ量を取得する。また、取得状況監視部816は、取得完了フラグ欄1108に、Webページの情報の取得が完了していないことを示す“false”を設定する。
【0050】
(オペレーションS1006)取得状況監視部816は、情報取得部106により通信部108を介して取得されるWebページの情報の取得状況を監視して現時点までの取得済みデータ量を確認し、作成されたレコードの取得済みデータ量欄1106に記入する。
【0051】
(オペレーションS1008)取得状況監視部816は、すべてのデータを取得したか否かをチェックする。すべてのデータを取得済みであれば(オペレーションS1008:Yes)、取得状況監視部816は、作成されたレコードの取得完了フラグ欄1108にWebページの情報の取得が完了したことを示すフラグ“true”を設定し、情報閲覧装置100の処理は図3のオペレーションS306に進む。
【0052】
(オペレーションS1010)まだすべてのデータが取得済みになっていなければ(オペレーションS1008:No)、表示領域決定部2041は、ダミー窓のサイズを設定する。ダミー窓のサイズの設定方法は任意であるが、取得済みデータ量が多いほどダミー窓のサイズを大きくすることが望ましい。たとえば、一時窓の面積に対するダミー窓の面積が、総データ量に対する取得済みデータ量の割合に一致するようにダミー窓のサイズを設定する。具体的には、表示領域決定部2041は、データ取得量管理テーブル1100の取得完了フラグ欄1108にフラグが立っていないレコードにおいて、総データ量欄1104の値に対する取得済みデータ量欄1106の値の割合を算出する。図11に示された例においては、総データ量欄1104の値に対する取得済みデータ量欄1106の値の割合として、8080/10934≒0.73を得る。ダミー窓の面積が一時窓の面積の0.73倍程度になるようにするために、表示領域決定部2041は、ダミー窓のサイズを一時窓のサイズの0.85(0.73の平方根)倍に設定する。
【0053】
(オペレーションS1012)表示領域決定部2041は、設定されたサイズのダミー窓を表示領域に重畳するように表示データを構成する。ダミー窓の中はWebページが表示されず、単に、何らかの模様が描かれているだけとする。あるいは、「データ取得中」というような文言をダミー窓の中に表示してもよい。あるいは、総データ量に対する取得済みデータ量の割合を示す情報をダミー窓の中に表示してもよい。ダミー窓の表示後、情報閲覧装置100は処理をオペレーションS1006に戻す。
【0054】
オペレーションS1006以降の処理が繰り返されることによって、随時、取得済みデータ量に応じたサイズのダミー窓が表示される。
【0055】
上述したように、第2の実施形態によれば、Webページの情報取得処理中、随時、取得済みデータ量に応じたサイズのダミー窓が表示されるため、ユーザは現在Webページの情報取得処理であることを知ることができ、また、どの程度の割合のデータが取得済みかということも知ることができる。このため、ユーザは、今自分が何をしているところであるかということを明確に確認できるため、Webページの閲覧における作業の継続性を維持することができる。
【0056】
[第3の実施形態]
無線通信環境で携帯装置を利用する場合、無線通信環境の状態によってはリンク先のWebページの情報取得に失敗することも多い。このため、ユーザは、同じWebページの情報取得を何度も試みることになる。これもWebページの閲覧における作業の継続性が維持できなくなる原因となる。
【0057】
本発明の第3の実施形態における情報閲覧装置は、Webページの情報取得に失敗したときに、Webページの情報取得の予約を受け付け、予約されたWebページの情報取得をバックグラウンドで行うようにするものである。情報閲覧装置は、Webページの情報取得完了後、取得完了をユーザに通知し、ユーザから表示指示があればリンク先のWebページを表示する。
【0058】
図12は、本発明の第3の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例を示す図である。第3の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例では、図8に示された第2の実施形態にかかる情報閲覧装置のシステム構成例に対して、予約処理部1218が追加されている。
【0059】
予約処理部1218は、たとえば、ユーザからのwebページの情報取得の指示に従って、Webページの情報取得処理をバックグラウンドで行う。
【0060】
図13は、本発明の第3の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部の詳細構成例を示す図である。第3の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部の詳細構成において、図9に示された第2の実施形態にかかる情報閲覧装置における表示データ構成部の詳細構成と同様の構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略する。第3の実施形態におけるリンク情報管理部2021は予約処理部1218に対してバックグラウンド処理によるWebページの情報取得を指示する。また、表示領域決定部2042は、予約処理部1218からの指示により、予約処理に関する表示を管理する。
【0061】
図14は、本発明の第3の実施形態にかかる情報閲覧装置における予約処理の処理フロー例を示す図である。第3の実施形態にかかる情報閲覧装置における予約処理は図3に示された第1の実施形態にかかる情報閲覧装置の処理フロー中、オペレーションS304に相当するWebページの情報取得処理の過程に追加される。
【0062】
(オペレーションS1402)通信部108は、情報取得部106からの指示に基いて、Webページの情報取得処理を開始する。
【0063】
(オペレーションS1404)取得状況監視部816は、Webページの情報取得処理が正常に終了したか否かをチェックする。Webページの情報取得処理が正常に終了した場合(オペレーションS1404:Yes)、情報閲覧装置100は予約処理を行わない。
【0064】
(オペレーションS1406)Webページの情報取得処理が正常に終了しなかった場合(オペレーションS1404:No)、リンク情報管理部2021は、予約処理部1218に予約処理を依頼する。予約処理部1218は、表示領域決定部2042に対して予約受付可能を表す表示データの構成を依頼する。表示領域決定部2042は、予約受付可能を表す表示を行うように表示データを構成する。予約受付可能を表す表示の方法は任意であり、通常と異なることがユーザに認知できればよい。たとえば、データ取得に失敗したことを表すようなマーク(たとえばX印)をリンク元の単語等の近辺に表示してもよい。あるいは、リンク元の単語等の表示色を変更してもよい。その他、予約可能であることを示す何らかのマークを表示してもよい。
【0065】
(オペレーションS1408)予約処理部1218は、ユーザからの予約指示を待ち受ける。ユーザからの予約指示の方法としては、たとえば、予約受付可能を表す表示に対してクリック操作を行う。予約処理部1218は、このクリック操作を検知する。ユーザからの予約指示がなければ(オペレーションS1408:No)、予約指示の待ち受けを継続する。ただし、たとえば、Webページの移行によりホームが変更されるときには予約指示の待ち受けを解除し、予約処理を終了するようにしてもよい。
【0066】
(オペレーションS1410)ユーザからの予約指示があれば(オペレーションS1408:Yes)、予約処理部1218は、情報取得部106にWebページの情報取得を依頼する。情報取得部106は、Webページの情報取得処理を開始する。予約処理部1218は、表示領域決定部2042に対してバックグラウンドでWebページの情報取得処理中であることを表示部114に表示するように依頼する。表示領域決定部2042は、予約処理部1218からの依頼を受け付けると、バックグラウンドでWebページの情報取得処理中であることを表示部114に表示する。バックグラウンドでWebページの情報取得処理中であることを表示する方法は任意であり、他と識別可能なマーク、文字、色、点滅等を用いた表示を行う。
【0067】
(オペレーションS1412)取得状況監視部816は、Webページの情報取得処理が正常に終了したか否かをチェックする。Webページの情報取得処理が正常に終了しなかった場合(オペレーションS1412:No)、予約処理部1218は、改めて情報取得部106にWebページの情報取得処理を依頼する。Webページの情報取得処理の依頼は即座に行ってもよいし、あらかじめ定められた時間だけ待ってから行ってもよい。あるいは、通信ネットワークの込み具合に応じて依頼のタイミングを調整してもよい。
【0068】
(オペレーションS1414)Webページの情報取得処理が正常に終了した場合(オペレーションS1412:Yes)、予約処理部1218は、表示領域決定部2042に対してWebページの情報取得完了を表す表示を表示部114に表示するよう依頼する。表示領域決定部2042は、予約処理部1218からの依頼を受け付けると、Webページの情報取得完了を表す表示を表示部114に表示する。Webページの情報取得完了を表す表示の方法は任意であり、他と識別可能なマーク、文字、色、点滅等を用いた表示を行う。
【0069】
(オペレーションS1416)予約処理部1218は、ユーザからの表示指示を待つ。ユーザからの表示指示の方法としては、たとえば、Webページの情報取得完了を表す表示に対してクリック操作を行う。予約処理部1218は、このクリック操作を検知する。
ユーザからの表示指示があれば(オペレーションS1416:Yes)、予約処理部1218は処理を終了し、情報閲覧装置100の処理はオペレーションS306に進む。
【0070】
上述したように、第3の実施形態によれば、情報取得に失敗したときにはバックグラウンドでの自動取得のモードに移ることができる。このため、ユーザは、何度も表示の試行を繰り返す必要がないため、Webページの閲覧における作業の継続性を維持することができる。なお、上述の例では、リンク先のWebページの情報の取得に失敗した場合に、取得に失敗したリンク先のWebページの情報の取得を予約するか否かをユーザに指示させているが、リンク先のWebページの情報の取得に失敗したことが検知された時点で、自動的に予約処理が実行されるようにしてもよい。
【0071】
本発明の実施形態にかかる情報閲覧装置は、ハードウェアとしても、コンピュータのソフトウェアとしても実施可能である。例えば、図1に示された入力部102、表示データ構成部104、情報取得部106、通信部108、情報記憶部110、仮想画面展開部112、表示部114、および制御部130の機能をコンピュータに実行させるプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータのメモリに読み込ませて実行させれば、情報閲覧装置100を実現することができる。
【0072】
本発明の実施形態にかかる情報閲覧装置の構成要素は、任意の組合せで実現されてよい。複数の構成要素が一つの部材として実現されてもよいし、一つの構成要素が複数の部材から構成されてもよい。
【0073】
以上の第1の実施形態乃至第3の実施形態を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
【0074】
(付記1)ハイパーテキストを閲覧するための情報閲覧装置において、
情報を表示するための表示面を備えた表示部と、
前記表示面上の位置情報を含む入力情報を受け付けるための入力部と、
前記位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得するための情報取得部と、
取得されたリンク先のページ情報の仮想画面上への展開データを作成するための仮想画面展開部と、
現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に基いて特定された部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新するための表示データ構成部と、
を含むことを特徴とする情報閲覧装置。
【0075】
(付記2)付記1に記載された情報閲覧装置であって、
前記入力部が前記表示面上における方向を指示する情報を含む入力情報を受け付けたとき、
前記表示データ構成部は、前記部分領域内で前記展開データが前記方向にスクロール表示されるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報閲覧装置。
【0076】
(付記3)付記1に記載された情報閲覧装置であって
前記情報取得部が、前記ページ情報を取得し終わるまでの間、
前記表示データ構成部は、現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に依存する前記表示面上の前記ページ情報の取得率に応じた大きさの部分領域の表示内容が情報取得中を表す表示内容に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報閲覧装置。
【0077】
(付記4)付記1に記載された情報閲覧装置であって
前記入力部が第1の入力情報に含まれる第1の位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得し、
前記入力部が前記リンク先に対応付けられた第2の位置情報を含む第2の入力情報を受け付けたとき、
前記表示データ構成部は、現在表示されている表示データのうち、前記第1の位置情報に依存する前記表示面上の部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報閲覧装置。
【0078】
(付記5)ハイパーテキストを閲覧するための情報閲覧装置が実行する情報表示制御方法において、該情報閲覧装置が、
表示面に情報を表示し、
前記表示面上の位置情報を含む入力情報を受け付け、
前記位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得し、
取得されたリンク先のページ情報の仮想画面上への展開データを作成し、
現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に基いて特定された部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する、
ことを特徴とする情報表示制御方法。
【0079】
(付記6)付記5に記載された情報表示制御方法であって、さらに前記情報閲覧装置が、
前記表示面上における方向を指示する情報を含む入力情報を受け付け、
前記部分領域内で前記展開データが前記方向にスクロール表示されるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報表示制御方法。
【0080】
(付記7)付記5に記載された情報表示制御方法であって、さらに前記情報閲覧装置が、
前記ページ情報を取得し終わるまでの間、
現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に依存する前記表示面上の前記ページ情報の取得率に応じた大きさの部分領域の表示内容が情報取得中を表す表示内容に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報表示制御方法。
【0081】
(付記8)付記5に記載された情報表示制御方法であって、前記情報閲覧装置が、
第1の入力情報に含まれる第1の位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得し、
前記リンク先に対応付けられた第2の位置情報を含む第2の入力情報を受け付けたとき、
現在表示されている表示データのうち、前記第1の位置情報に依存する前記表示面上の部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報表示制御方法。
【0082】
(付記9)コンピュータに情報表示制御方法を実行させる情報表示制御プログラムにおいて、前記情報表示制御方法は、前記コンピュータが、
表示面に情報を表示し、
前記表示面上の位置情報を含む入力情報を受け付け、
前記位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得し、
取得されたリンク先のページ情報の仮想画面上への展開データを作成し、
現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に基いて特定された部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する、
ことを特徴とする情報表示制御プログラム。
【0083】
(付記10)付記9に記載された情報表示制御プログラムであって、前記情報表示制御方法は、さらに前記コンピュータが、
前記表示面上における方向を指示する情報を含む入力情報を受け付け、
前記部分領域内で前記展開データが前記方向にスクロール表示されるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報表示制御プログラム。
【0084】
(付記11)付記9に記載された情報表示制御プログラムであって、前記情報表示制御方法は、さらに前記コンピュータが、
前記ページ情報を取得し終わるまでの間、
現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に依存する前記表示面上の前記ページ情報の取得率に応じた大きさの部分領域の表示内容が情報取得中を表す表示内容に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報表示制御プログラム。
【0085】
(付記12)付記9に記載された情報表示制御プログラムであって、前記情報表示制御方法は、前記コンピュータが、
第1の入力情報に含まれる第1の位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得し、
前記リンク先に対応付けられた第2の位置情報を含む第2の入力情報を受け付けたとき、
現在表示されている表示データのうち、前記第1の位置情報に依存する前記表示面上の部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報表示制御プログラム。
【符号の説明】
【0086】
100: 情報閲覧装置
102: 入力部
104: 表示データ構成部
106: 情報取得部
108: 通信部
110: 情報記憶部
112: 仮想画面展開部
114: 表示部
130: 制御部
202: リンク情報管理部
204: 表示領域決定部
206: 画像データ重畳部
816: 取得状況監視部
1218: 予約処理部
2021: リンク情報管理部
2041: 表示領域決定部
2042: 表示領域決定部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイパーテキストを閲覧するための情報閲覧装置において、
情報を表示するための表示面を備えた表示部と、
前記表示面上の位置情報を含む入力情報を受け付けるための入力部と、
前記位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得するための情報取得部と、
取得されたリンク先のページ情報の仮想画面上への展開データを作成するための仮想画面展開部と、
現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に基いて特定された部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新するための表示データ構成部と、
を含むことを特徴とする情報閲覧装置。
【請求項2】
請求項1に記載された情報閲覧装置であって、
前記入力部が前記表示面上における方向を指示する情報を含む入力情報を受け付けたとき、
前記表示データ構成部は、前記部分領域内で前記展開データが前記方向にスクロール表示されるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報閲覧装置。
【請求項3】
請求項1に記載された情報閲覧装置であって
前記情報取得部が、前記ページ情報を取得し終わるまでの間、
前記表示データ構成部は、現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に依存する前記表示面上の前記ページ情報の取得率に応じた大きさの部分領域の表示内容が情報取得中を表す表示内容に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報閲覧装置。
【請求項4】
請求項1に記載された情報閲覧装置であって
前記入力部が第1の入力情報に含まれる第1の位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得し、
前記入力部が前記リンク先に対応付けられた第2の位置情報を含む第2の入力情報を受け付けたとき、
前記表示データ構成部は、現在表示されている表示データのうち、前記第1の位置情報に依存する前記表示面上の部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する
ことを特徴とする情報閲覧装置。
【請求項5】
ハイパーテキストを閲覧するための情報閲覧装置が実行する情報表示制御方法において、該情報閲覧装置が、
表示面に情報を表示し、
前記表示面上の位置情報を含む入力情報を受け付け、
前記位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得し、
取得されたリンク先のページ情報の仮想画面上への展開データを作成し、
現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に基いて特定された部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する、
ことを特徴とする情報表示制御方法。
【請求項6】
コンピュータに情報表示制御方法を実行させる情報表示制御プログラムにおいて、前記情報表示制御方法は、前記コンピュータが、
表示面に情報を表示し、
前記表示面上の位置情報を含む入力情報を受け付け、
前記位置情報に基づいてリンク先のページ情報を取得し、
取得されたリンク先のページ情報の仮想画面上への展開データを作成し、
現在表示されている表示データのうち、前記位置情報に基いて特定された部分領域の表示内容が前記展開データの一部に置き換えられるように現在表示されている表示データを更新する、
ことを特徴とする情報表示制御プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−237776(P2010−237776A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−82397(P2009−82397)
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】