説明

意見文出力装置,意見文出力方法,意見文出力プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体

【課題】アクション時期の異なるオブジェクトに対する意見文を、当該アクション起動日からの経過時間と、当該意見文が記述された日と、に応じた比較が困難であった。
【解決手段】オブジェクトの名前,アクションの種類,アクション起動日からの経過時間を情報入力装置を用いて入力する(1)。前記入力された名前と、アクションの種類と、に応じて、アクション起動日をアクション情報記憶装置5から取得する(2)。前記入力されたオブジェクトに対するアクションの種類に応じて取得されたアクション起動日と、前記入力された経過時間と、前記オブジェクトの名前と、に応じた記述日に対応する意見文をオブジェクト文記憶装置6から取得する(3)。前記名前,前記アクション種類,前記経過時間,取得された意見文を出力する(4)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子文書に含まれる特定の意見を表す意見文を出力する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インターネットやアンケート調査等において、有形の存在(例えば、作品),無形の存在(例えば、イベント)を含むもの全てもの(即ち、オブジェクト)に対して、自然言語で記載された意見文が含まれている電子文書(以下、単に文書という)から、時間という観点で比較するために、その意見文を出力する手法は一般に知られている。
【0003】
例えば、文書内から意見文を抽出し、時間を含むさまざまな観点で比較分析できるように意見文を表示する技術(例えば、非特許文献1参照)である。この技術によって、意見文の記述時刻という観点で分類し、比較することができる。
【0004】
また、文書内の主観的な特徴語を数値化し、さまざまな観点で主観的な特徴を表示する技術(例えば、非特許文献2参照)も知られている。例えば、アンケートの実施時期を一定期間に区切って表示することによって、その期間毎に意見の状況を比較できる。
【0005】
一方、記述されている表現の出現に関して時間軸で分析している技術(例えば、非特許文献3参照)も存在する。この技術では、一定の期間内で急激に出現頻度が増す表現をその期間で注目されている話題と特定している。この技術を用いれば、例えば、ある特定の意見が一定期間に文書内でどのように出現しているかを知ることは可能であり、複数の意見表現を同一期間内で比較すれば、どのような意見が活発に交わされているかが判る。
【非特許文献1】立石 健二,福島 俊一,小林 のぞみ,上出 将行,高橋 哲朗,乾 孝司,藤田 篤,乾 健太郎,松本 裕治、「Web文書集合からの意見情報抽出と着眼点に基づく要約生成」、第10回年次大会 発表論文集、言語処理学会、2004(平成16)年3月、PP.644−647。
【非特許文献2】佐野 真、「感性品質評価語辞書を利用したテキストマイニング」、情報処理学会論文誌:データベース、情報処理学会、2004(平成16)年6月、Vol.45 No.SIG07、pp.43−53。
【非特許文献3】藤木 稔明,南野 朋之,鈴木 泰裕,奥村 学、「document streamにおけるburstの発見」、情報処理学会研究報告、情報処理学会 自然言語処理研究会、2004(平成16)年3月5日、2004−NL−160、pp.85−92。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のどの技術も、時間の設定が文書の記述された時間であって、意見対象そのものに関する時間、即ち、オブジェクト(例えば、作品やイベント)に対してアクションを起動する日(即ち、アクション起動日もしくはアクション時期;例えば、公開時期,実施時期)の時間を扱ってはいない。
【0007】
そのために、アクション起動日の異なる複数のオブジェクトに対する意見文(もしくは感想文)に対し、当該アクション時期からの経過時間(もしくは経過日数)と、当該意見文(もしくは感想文)が記述された時期と、に応じた比較を困難にしていた。
【0008】
また、同じオブジェクトについて、異なるアクションに起因する視聴者や体験者の意見文(もしくは感想文)に対し、複数のアクション時期からの経過時間(経過日数)と、意見文(もしくは感想文)が記述された時期と、に応じた比較も困難にしていた。
【0009】
本発明は、前記課題に基づいてなされたものであって、オブジェクトに対する意見文を記述した日及び該オブジェクトのアクション起動日に応じて、当該オブジェクトの意見文を比較できるように該意見文を出力する意見文出力装置,意見文出力方法,意見文出力プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題の解決を図るために、請求項1記載の発明は、全てのものであるオブジェクトの名前,該オブジェクトに対するアクションの種類,該オブジェクトに対してアクションを起動する日であるアクション起動日を含むアクション情報を記憶し管理するアクション情報記憶装置と、オブジェクトの名前,該オブジェクトに対する意見を記載した意見文,該意見文が記述された記述日を含むオブジェクト文情報を記憶し管理するオブジェクト文記憶装置と、情報入力装置と、を備え、該オブジェクトに応じた意見文を出力する意見文出力装置であって、前記オブジェクトの名前を前記情報入力装置を用いて入力する名前入力手段と、前記オブジェクトに対するアクションの種類を前記情報入力装置を用いて入力するアクションの種類入力手段と、前記オブジェクトのアクション起動日からの経過時間を入力する経過時間入力手段と、を備え、それら各手段を使って前記オブジェクトに関する情報を入力するオブジェクト情報入力手段と、前記オブジェクト情報入力手段によって入力されたオブジェクトの名前と、該オブジェクトのアクションの種類と、に応じたアクション起動日を該アクションの種類毎に前記アクション情報記憶装置から取得するアクション起動日取得手段と、前記入力されたオブジェクトに対するアクションの種類に応じた前記アクション起動日取得手段によって取得されたアクション起動日と、前記オブジェクト情報入力手段によって入力された経過時間と、前記オブジェクトの名前と、に応じた記述日に対応する意見文を前記オブジェクト文記憶装置から取得する意見文取得手段と、前記オブジェクトの名前,前記アクションの種類,前記経過時間,前記意見文取得手段で取得された意見文を出力する意見文出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記意見文出力手段が、前記意見文取得手段によって取得された意見文の種類毎の出現数に基づいて、当該意見文の種類に関する統計情報を算出する意見集計手段と、前記意見集計手段によって算出された統計情報を、該当するオブジェクトの名前,アクションの種類,経過時間と共に出力する手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、全てのものであるオブジェクトの名前,該オブジェクトに対するアクションの種類,該オブジェクトに対してアクションを起動する日であるアクション起動日を含むアクション情報を記憶し管理するアクション情報記憶装置と、オブジェクトの名前,該オブジェクトに対する意見を記載した意見文,該意見文が記述された記述日を含むオブジェクト文情報を記憶し管理するオブジェクト文記憶装置と、情報入力装置と、を備え、該オブジェクトに応じた意見文を出力する装置に使用する意見文出力方法であって、前記オブジェクトの名前を前記情報入力装置を用いて入力する名前入力ステップと、前記オブジェクトに対するアクションの種類を前記情報入力装置を用いて入力するアクションの種類入力ステップと、前記オブジェクトのアクション起動日からの経過時間を入力する経過時間入力ステップと、を有し、それら各ステップを実行する前記オブジェクトに関する情報を入力するオブジェクト情報入力ステップと、前記オブジェクト情報入力ステップによって入力されたオブジェクトの名前と、オブジェクトのアクションの種類と、に応じたアクション起動日を該アクションの種類毎に前記アクション情報記憶装置から取得するアクション起動日取得ステップと、前記入力されたオブジェクトに対するアクションの種類に応じた前記アクション起動日取得ステップによって取得されたアクション起動日と、前記オブジェクト情報入力ステップによって入力された経過時間と、前記オブジェクトの名前と、に応じた記述日に対応する意見文を前記オブジェクト文記憶装置から取得する意見文取得ステップと、前記オブジェクトの名前,前記アクションの種類,前記経過時間,前記意見文取得ステップで取得された意見文を出力する意見文出力ステップと、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3の発明において、前記意見文出力ステップが、前記意見文取得ステップによって取得された意見文の種類毎の出現数に基づいて、当該意見文の種類に関する統計情報を算出する意見集計ステップと、前記意見集計ステップによって算出された統計情報を、該当するオブジェクトの名前,アクションの種類,経過時間と共に出力するステップと、を有することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、意見文出力プログラムであって、請求項1または2に記載の意見文出力装置における各手段を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述したことを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、記録媒体であって、請求項5に記載の意見文出力プログラムを記録したことを特徴とする。
【0016】
前記請求項1または3に記載の発明は、当該オブジェクトのアクション起動日,経過時間,当該作品に対する意見文の記述日,当該作品に対する意見文を取得できる。
【0017】
前記請求項2または4に記載の発明は、意見文の種類に関する統計情報を取得できる。
【0018】
前記請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の意見文出力装置をコンピュータプログラムとして記載できる。
【0019】
前記請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の意見文出力プログラムを記録媒体に記録できる。
【発明の効果】
【0020】
以上示したように請求項1または3の発明によれば、当該オブジェクトのアクション起動日からの経過時間に応じた当該意見文の記述日に基づいて、該作品に対する意見文を比較できるように提示できる。
【0021】
請求項2または4の発明によれば、統計情報に基づいて意見文を比較できるように提示できる。
【0022】
請求項5の発明によれば、意見文出力装置としてコンピュータを動作させるコンピュータプログラムを提供できる。
【0023】
請求項6の発明によれば、意見文出力装置としてコンピュータを動作させるコンピュータプログラムを記録した記録媒体を提供できる。
【0024】
これらを以って情報処理技術分野に貢献できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明の実施形態における意見文出力装置の構成を図1に基づいて説明する。なお、以下の説明では、作品(もしくはイベント)を例として説明しているが、作品(もしくはイベント)のような生産物に限らずに、オブジェクトに適応できるものである。また、オブジェクトに対する働き(例えば、公開や実施)をアクションと称する。また、アクションは、例えば、アクション毎に付与された識別子によって、識別できるものとする。
【0026】
図1中の意見文出力装置は、オブジェクトに関する情報を入力するオブジェクト情報入力手段1,オブジェクトに対してアクションを起動する日(アクション起動日;例えば、公開日,実施日)を取得するアクション起動日取得手段2,入力されたアクションの種類に応じたアクション起動日と、アクション起動日から経過した経過時間(もしくは経過日数)と、当該オブジェクトの名前と、に応じて、意見文を取得する意見文取得手段3,当該アクションの名前、当該アクションの種類、経過時間、意見文を出力する意見文出力手段4,当該アクションに関する情報を記憶するアクション情報記憶装置5,オブジェクトに対する意見文を含むオブジェクト文情報を記憶するオブジェクト文記憶装置6を備える。なお、前記経過時間は、例えば、公開日の午前0時(公開時刻)から経過した時間と定義しても良い。
【0027】
さらに、前記オブジェクト情報入力手段1は、オブジェクトの名前を入力する名前入力手段11,オブジェクトに対するアクションの種類を入力するアクションの種類入力手段12,オブジェクトのアクション起動日から経過した経過時間(もしくは経過日数)を入力する経過時間入力手段13を含む。
【0028】
なお、意見文出力装置は、該意見文出力装置における各手段(各部),各装置を制御する制御手段(例えば、CPU(Central Processing Unit)やOS(Operating System))を備えていてもよい。意見文出力装置は、一般的な記憶装置(例えば、メモリやハードディスク装置)を備えていても良い。アクション情報記憶装置5とオブジェクト文記憶装置6は、データベースを構成された前記一般的な記憶装置(データベース装置)を含んでも良い。
【0029】
図1中の意見文出力装置の構成を更に詳しく説明する。
【0030】
オブジェクト情報入力手段1は、一般的な情報入力装置等を使ってオブジェクトに関する情報を入力する。例えば、一般的な情報入力装置であるキーボード装置などのユーザーインタフェース装置やネットワークなどの通信回線を介して通信装置からオブジェクトに関する情報を入力する。
【0031】
名前入力手段11は、オブジェクトの名前を入力する。
【0032】
アクションの種類入力手段12は、オブジェクトのアクションの種類を入力する。
【0033】
経過時間入力手段13は、オブジェクトに対するアクションの起動時刻から経過した時間を入力する。なお、入力する時間の単位は、時間であってもよいし、日数であってもよい。
【0034】
アクション起動日取得手段2は、オブジェクト情報入力手段1によって入力された名前、アクションの種類に応じて、アクションの種類毎にアクション起動日を、アクション情報記憶装置5から取得する。
【0035】
意見文取得手段3は、当該アクションの種類に応じた前記アクション起動日取得手段2によって取得されたアクション起動日と、オブジェクト情報入力手段1によって入力された経過時間(もしくは経過日数)と、オブジェクト文記憶装置6に格納された意見文の記述日に対応するオブジェクトの名前と、に応じた意見文をオブジェクト文記憶装置6から取得する。
【0036】
意見文出力手段4は、当該オブジェクトの名前,当該アクションの種類,当該経過時間,意見文取得手段3で取得された意見文を出力する。例えば、視認できるように、ディスプレイ装置などの表示装置などに出力しても良い。なお、意見文出力手段4は、前記意見文取得手段3によって取得された意見文の種類毎の出現数に基づいて、当該意見文の種類の統計情報を算出する意見集計手段,該意見集計手段によって算出された統計情報を前記オブジェクトの名前、前記アクションの種類、前記経過時間と共に出力する手段を含んでも良い。
【0037】
アクション情報記憶装置5は、オブジェクトの名前(例えば、作品名,イベント名),アクション(例えば、公開,実施)の種類,アクション起動日(例えば、公開日,実施日)を含むアクション情報を記憶し管理する。
【0038】
オブジェクト文記憶装置6は、オブジェクトの名前,オブジェクトに対する意見文,該意見文が記述された記述日(もしくは記述日時)を含むオブジェクト文情報を記憶し管理する。
【0039】
本発明の実施形態における意見文出力装置の動作を図2に基づいて説明する。
【0040】
まず、一般的な情報入力装置等を使ってオブジェクトの名前(例えば、作品名,イベント名)を入力する(S101)。
【0041】
次に、一般的な情報入力装置等を使ってアクション(例えば、公開もしくは実施)の種類を入力する(S102)。
【0042】
次に、一般的な情報入力装置等を使って経過時間(もしくは経過日数)を入力する(S103)。
【0043】
次に、入力されたオブジェクトの名前と、入力されたアクションの種類に応じて、アクションの種類毎にアクション起動日を、オブジェクトの名前,アクションの種類,アクション起動日が記憶されているアクション情報記憶装置5から取得する(S104)。
【0044】
次に、入力されたアクションの種類に応じて取得されたアクション起動日と、入力された経過時間(経過日数)と、入力されたオブジェクトの名前と、に応じた意見文をオブジェクト文記憶装置6から取得する(S105)。
【0045】
そして、当該オブジェクトの名前、当該アクションの種類、当該経過時間(もしくは経過日数)、と共に取得された意見文を出力する(S106)。
【0046】
また、前記意見文を出力するステップS106に、前記意見文を取得するステップS105によって取得された意見文の種類毎の出現数に基づいて、当該意見文の種類の統計情報を算出する意見集計ステップを含み、当該意見集計ステップによって算出された統計情報を、前記オブジェクトの名前、前記アクションの種類、前記経過時間(もしくは経過日数)と共に出力するステップを含む。
【0047】
以上のように、本実施形態によれば、アクション(公開もしくは実施)時期の異なるオブジェクト(作品もしくはイベント)に対する意見文(もしくは感想文)を、アクション起動時期からの経過時間(もしくは経過日数)に応じた当該意見文の記述された時期に基づいて比較できる。
【0048】
また、同じオブジェクトについて、異なるアクションに起因する視聴者や体験者の意見文(もしくは感想文)を、意見文が記述された時期のアクション時期からの経過時間(もしくは経過日数)に基づいても比較できる。
【0049】
なお、本実施形態の意見文出力装置における各手段の一部もしくは全部の機能をコンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコンピュータを用いて実行して本発明を実現することができること、本実施形態の意見文出力装置に関する方法(手順)をコンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコンピュータに実行させることができることは言うまでもなく、コンピュータでその機能を実現するためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体(記憶媒体)、例えばFD(Floppy(登録商標) Disk)や、MO(Magneto−Optical disk)、ROM(Read Only Memory)、メモリカード、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、リムーバブルディスクなどに記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記のプログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
【0050】
さらに、上述の本実施形態の意見文出力装置に関する方法を記述したコンピュータプログラムを、その方法に必要とされる入出力データを格納したメモリや外部記憶部等にアクセスするように実装してもよい。
【0051】
以下、本実施形態における実施例を説明する。なお、以下の実施例は、オブジェクトを作品、アクションを公開、アクション起動日を公開日としている。
【0052】
[実施例1]
実施例1における意見文出力装置の構成を図3に基づいて説明する。なお、以下の説明で図1中の符号と同じ符号のものの説明は省略する。
【0053】
図3中の意見文出力装置は、複数の作品に関する情報を入力する複数作品情報入力部101,公開日取得部21,意見文取得部31,意見文出力部41,作品公開情報記憶装置51,作品文記憶装置61を備える。
【0054】
さらに、複数作品情報入力部101は、複数の作品のタイトルを入力する複数タイトル入力部1011,1つの公開の種類入力部1012,経過時間入力部1013を備える。
【0055】
複数タイトル入力部1011は、複数の作品のタイトル(名前)を入力する。
【0056】
1つの公開の種類入力部1012は、1つの公開の種類を入力する。
【0057】
経過時間入力部1013は、経過時間(もしくは経過日数)を入力する。
【0058】
公開日取得部21は、複数作品情報入力部101によって入力された、作品のタイトルと、公開の種類に応じて、公開の種類毎に公開日を、作品公開情報記憶装置51から取得する。
【0059】
意見文取得部31は、当該公開の種類に応じた公開日取得部21によって取得された公開日と、複数作品情報入力部101によって入力された経過時間(もしくは経過日数)と、に応じた記述日の意見文を作品文記憶装置61からタイトル毎に取得する。例えば、前記公開の種類に応じた公開日から経過時間までの間に記述日が存在する意見文を該入力されたタイトル毎に作品文記憶装置61から取得する。
【0060】
意見文出力部41は、意見集計部411を備える。意見集計部411は、意見文取得部31によって取得された意見の種類毎の出現数に基づいて、当該意見の種類の統計情報を算出し、当該統計情報を、当該作品のタイトル、当該公開の種類、当該経過時間(もしくは経過日数)と共に出力する。
【0061】
作品公開情報記憶装置51は、作品名,公開の種類,公開日を含む作品公開情報を記憶し管理する。作品公開情報記憶装置51は、アクション情報記憶装置の一例である。
【0062】
作品文記憶装置61は、作品名,作品に対する意見文,該意見文を含む文書の識別子である文書ID(Identifier),該意見文が記述された記述日(もしくは記述日時)を含む作品文情報を記憶し管理する。作品文記憶装置61は、オブジェクト文記憶装置の一例である。
【0063】
次に、実施例1における意見文出力装置の動作を図4に基づいて説明する。
【0064】
まず、意見文を比較したい複数のタイトルを複数タイトル入力部1011を用いて入力する(S201:複数タイトル入力ステップ)。例えば、作品名「映画A1」とその続編の作品名「映画A2」の意見を比較したい場合について説明する。複数タイトル入力部1011によって、作品名「映画A1」、作品名「映画A2」を入力する。なお、この例では、特定の映画名を入力しているが、比較したい映画一覧を、予め備えられた一般的な記憶装置に予め格納しておき、該一般的な記憶装置から順次比較する映画名を入力しても良い。また、映画一覧は、映画紹介のwebサイト等から入手できる。
【0065】
次に、1つの公開の種類入力部1012によって、意見文を比較したい1つの公開の種類を入力する(S202:1つの公開の種類入力ステップ)。例えば、比較する種類を「映画上映」とする。1つの公開の種類入力部1012によって、「映画上映」を入力する。
【0066】
次に、経過時間入力部1013によって、意見文を比較したい公開日からの経過時間(もしくは経過日数)を入力する(S203:経過時間入力ステップ)。例えば、映画の公開日を含めて3日間とした場合について説明する。経過時間入力部1013を使って、公開日を含めた3日間と入力する。
【0067】
次に、公開日取得部21が、ステップS201で取得されたタイトル(作品名)、ステップS202で取得された公開の種類に応じて、公開日を、作品公開情報記憶装置51から、当該公開日を取得する(S204:公開日取得ステップ)。
【0068】
図5は、公開情報一覧の例であって、作品公開情報記憶装置51に格納された映画名(タイトル)C11と該映画上映の公開日C12を含む公開情報一覧T1である。実際に、一覧T1のような映画上映の公開日の情報は、例えば、映画のweb公式サイトから入手できる。図5に基づく場合、ステップS201で、「映画A1」,「映画A2」が入力されているため、それぞれの映画上映の公開日に応じて、「2004年2月1日」,「2006年7月1日」を取得する。
【0069】
次に、意見文取得部31は、ステップS202で入力された公開の種類に応じてステップS204で取得された公開日からステップS203で取得された経過時間(もしくは経過日数)を加算した日時までに記述日が存在する意見文を、作品文記憶装置61からステップS201で入力されたタイトル(作品名)毎に取得する(S205:意見文取得ステップ)。
【0070】
例えば、作品文記憶装置61が、作品名「映画A1」に関する作品文情報を図6中の意見文情報一覧T21のように、作品名「映画A2」にする作品文情報を図7中の意見文情報一覧T22のように格納する。これらの一覧は、例えば、上述の非特許文献1における方法を利用して、作品名「映画A1」に関して記述されたブログ記事から意見文を抽出すれば、ブログ記事毎にその記述日と意見文を抽出できる。
【0071】
また、図6及び図7は、意見文情報一覧の例であって、記述日と意見文の意見文情報一覧を文書毎に示している。例えば、図6中の意見文情報一覧T21において、意見文を含む文書を識別する文書ID(Identifier) C21が「A1−1」、かつ、意見文を記述した記述日C22が「2004年2月1日」の場合、意見文C23は「迫力があった」,「音楽が良い」が抽出されたことを示す。この例では、ステップS203で公開日を含めた3日間と指定したため、図6中の記述日C22が「2004年2月1日」,「2004年2月2日」,「2004年2月3日」の意見文、及び、図7中の記述日C22が「2006年7月1日」,「2006年7月2日」,「2006年7月3日」の意見文が取得される。
【0072】
そして、意見文出力部41が、ステップS205で取得された意見文を、意見集計部411によって、意見文の種類毎に該意見文の出現数を合計し、その合計値を、ステップS201で取得されたタイトル(作品名),ステップS202で取得された公開の種類,意見文,当該経過時間(もしくは経過日数)と共に出力する(S206:意見文出力ステップ)。
【0073】
図8は、ステップS205によって図6,図7から取得された意見文を集計した結果(集計結果R1)である。その集計結果R1は、意見文C31,映画A1における出現数C321と映画A2における出現数C322から成る映画公開日から2日間の出現数C32から構成される。図8では、意見文種類毎に出現数の合計を算出しているが、比較するために都合の良い、意見文の種類毎の出現数に基づいた集計方法であれば何でも良い。例えば、集計方法は、出現数の合計値を文書数で割って1文書数当たりの数として算出する方法、出現数の合計値を全意見文の種類数で割って意見文の種類毎の割合として算出する方法などである。
【0074】
また、図8では、集計結果R1を表形式で表示しているが、見やすい形に加工して表示しても良い。例えば、表示が棒グラフ表示、円グラフ表示などである。
【0075】
そして、ユーザが図8中の集計結果R1を確認することによって、公開時期の異なる「映画A1」と「映画A2」の公開を含めた3日間に記述された意見文を容易に比較できる。なお、図8中では、公開日を含めない経過時間を表示しているため、2日間となっている。
【0076】
例えば、図8では、映画上映の公開直後3日間の中では、映画A1のほうが「迫力があった」と感じた人が多く、映画A2のほうが「音楽が良い」,「感動した」と感じた人が多いことが判る。
【0077】
一方、全時期を集計対象とした場合、最初に公開した映画に対する意見文が多くなりがちで、集計結果を比較しても有用な情報を得にくい。
【0078】
例えば、図6中の文書ID C21における「A1−11」と「A1−21」が集計対象に含まれた場合、映画A1の「音楽が良い」の合計が「3」となる。この集計では、映画A2と同じになってしまい、映画上映の公開直後の意見(もしくは感想)では映画A2のほうが「音楽が良い」と感じた人が多いことがわからなくなってしまう。
【0079】
なお、図4中では、ステップS201,ステップS202,ステップS203の順に実行した場合について説明したが、これらのステップの順番は問わない。即ち、複数作品情報入力部101内における複数タイトル入力部1011,1つの公開の種類入力部1012,経過時間入力部1013による入力の順番は問わない。
【0080】
また、実施例1は、コンピュータに実行させるプログラムとして実装できる。即ち、次のような手順を有するプログラムである。
【0081】
(手順1.1)複数のタイトル(作品名)を入力する複数タイトル入力手順。
【0082】
(手順1.2)1つの公開の種類を入力する1つの公開の種類入力手順。
【0083】
(手順1.3)前記1つの公開の種類入力手順によって入力された種類に対する公開日から経過した時間(もしくは日数)を入力する経過時間入力手順。
【0084】
(手順1.4)前記複数タイトル入力手順によって入力された複数のタイトル,前記1つの公開の種類入力手順によって入力された1つの公開の種類に応じて、公開日を作品公開情報記憶装置から取得する公開日取得手順。
【0085】
(手順1.5)1つの公開の種類入力手順によって入力された公開の種類に応じた前記公開日取得手順によって取得された公開日から前記経過時間入力手順によって入力された経過時間(もしくは経過日数)までに記述日が存在する意見文を、複数タイトル入力手順によって入力されたタイトル(作品名)毎に、作品文記憶装置から取得する意見文取得手順。
【0086】
(手順1.6)前記意見文取得手順によって取得された意見文を、当該タイトル(作品名),当該公開の種類,当該経過時間(もしくは経過日数)と共に出力する意見文出力手順。
【0087】
また、前記意見文出力手順に、前記意見文取得手順によって取得された意見文の種類毎の出現数に基づいて、当該意見文の種類の統計情報を算出する意見集計手順を含み、その意見集計手順によって算出された統計情報を、前記タイトル(作品名),前記公開の種類,前記経過時間(もしくは経過日数)と共に出力する手順を含むこともあって良い。
【0088】
以上のように、実施例1によれば、公開時期の異なる複数の作品に対する意見文(もしくは感想文)を、当該公開時期からの特定の経過時間(経過日数)内に記述された意見文(もしくは感想文)に限定し、比較できるように意見文を集計及び表示できる。
【0089】
[実施例2]
実施例2における意見文出力装置の構成を図9に基づいて説明する。なお、以下の説明で図1中の符号と同じ符号のものの説明は省略する。
【0090】
図9中の意見文出力装置は、1つの作品に関する情報を入力する単一作品情報入力部201,公開日取得部21,意見文取得部31,意見文出力部41,作品公開情報記憶装置51,作品文記憶装置61を備える。
【0091】
単一作品情報入力部201は、1つの作品のタイトル(作品名)を入力するタイトル入力部2011,複数の公開の種類入力部2012,経過時間入力部2013から構成される。
【0092】
タイトル入力部2011は、1つのタイトル(作品名)を入力する。
【0093】
複数の公開の種類入力部2012は、複数の公開の種類を入力する。
【0094】
経過時間入力部2013は、経過時間(経過日数)を入力する。
【0095】
公開日取得部21は、単一作品情報入力部201によって入力された1つの作品のタイトルと、複数の公開の種類と、に応じて、公開の種類毎に公開日を作品公開情報記憶装置51から取得する。
【0096】
意見文取得部31は、公開日取得部21によって取得された公開日と、単一作品情報入力部201によって入力された経過時間(もしくは経過日数)と、に応じた記述日に対応する意見文と、タイトル(作品名)と、を作品文記憶装置61から取得する。例えば、公開日から経過時間を加算した日時までに意見文の記述日が存在する意見文とタイトルを作品文記憶装置61から取得する。
【0097】
意見文出力部41は、意見集計部411を備える。意見集計部411は、意見文取得部31によって取得された意見文の種類毎の出現数に基づいて、当該意見文の種類の統計情報を算出し、当該統計情報を、当該タイトル(作品名)、当該公開の種類、当該経過時間(もしくは時間)、当該意見文と共に出力する。
【0098】
実施例2における意見文出力装置の動作を図10に基づいて説明する。
【0099】
まず、タイトル入力部2011によって、意見文を比較したい1つの作品のタイトルを入力する(S301:タイトル入力)。このステップでは、例えば、作品名「映画B」の意見文を比較したい場合、ユーザーインタフェース装置を含むタイトル入力部2011によって、「映画B」を入力する。なお、特定の映画名を入力しているが、比較したい映画一覧を、予め備えられた一般的な記憶装置に予め格納しておき、該一般的な記憶装置から順次比較する映画名を入力しても良い。また、映画一覧は、例えば、映画紹介のwebサイトから入手できる。
【0100】
次に、複数の公開の種類入力部2012によって、意見文を比較したい複数の公開の種類を入力する(S302:複数の公開の種類入力)。ステップS302の処理例としては、公開の種類が「映画上映」,「DVD(Digital Versatile Disk)発売」,「TV(Television)放映」に対して意見文を比較する場合、複数の公開の種類入力部2012によって、「映画上映」,「DVD発売」,「TV放映」を入力する。なお、特定の映画に関する公開の種類名を入力しているが、比較したい種類名を、予め備えられた一般的な記憶装置に予め格納しておき、該一般的な記憶装置から映画に関する公開の種類名を順次入力しても良い。公開の種類名は、例えば、映画の公式webサイトから入手できる。
【0101】
次に、経過時間入力部2013によって、意見文を比較したい作品の公開からの経過時間を入力する(S303:経過時間入力)。ステップS302の処理例としては、経過時間を映画の公開日を含めて3日間とした場合、経過時間入力部2013を使って、公開日を含めた3日間と入力する。
【0102】
次に、公開日取得部21が、ステップS301で取得されたタイトル(作品名)と、ステップS302で取得された公開の種類と、に応じた公開日を、作品公開情報記憶装置51から取得する(S304:公開日取得)。
【0103】
例えば、図11中では、作品名「映画B」に対する公開情報一覧T3における公開種類C41と公開日C42が、作品公開情報記憶装置51に格納されている。なお、公開情報一覧T3のような情報は、映画の公式webサイト等から入手できる。図11中では、ステップS302で、「映画上映」,「DVD発売」,「TV放映」が取得されているため、それぞれの公開日は、「2005年8月1日」,「2005年12月1日」,「2006年7月1日」が取得される。
【0104】
意見文取得部31は、ステップS302で入力された公開の種類に応じたステップS304で取得された公開日からステップS303で取得された経過時間(もしくは経過日数)を加算した日時までに記述日が存在する意見文とタイトルを作品文記憶装置61から取得する(S305:意見文取得)。
【0105】
例えば、作品文記憶装置61が、作品名「映画B」に関する作品文情報を図12中の意見文情報一覧T23ように格納する。この一覧は、例えば、上述の非特許文献1における方法を利用して、作品名「映画B」に関して記述されたブログ記事から意見文を抽出すれば、ブログ記事毎にその記述日と意見文を抽出できる。
【0106】
また、図12では、意見文を含む特定文書における記述日と意見文を含む意見文情報一覧T23を示している。例えば、図12中の文書ID C21が「B−1」、かつ、記述日C22が「2005年8月1日」、かつ、意見文C23は「悲しかった」,「感動した」が抽出されたことを示す。この例では、ステップS303で公開日を含めた3日間と指定したため、図11中の公開種類C41が「映画上映」では、「2005年8月1日」,「2005年8月2日」,「2005年8月3日」,公開種類C41が「DVD発売」では、「2005年12月1日」,「2005年12月2日」「2005年12月3日」、公開種類C41が「TV放映」では、「2006年7月1日」,「2006年7月2日」,「2006年7月3日」のそれぞれに対応する意見文が取得される。
【0107】
そして、意見文出力部41が、ステップS305で取得された意見文を、意見集計部411によって、意見文の種類毎に該意見文の出現数を合計し、ステップS302で取得された公開の種類に関して、意見文の種類毎に合計値を、当該タイトル(作品名)、当該公開の種類、当該経過時間(もしくは時間)、当該意見文と共に出力する(S306:意見文出力)。
【0108】
図13は、映画Bに関して、ステップS305によって図12から取得された意見文を集計した結果(集計結果R2)である。その集計結果R2は、意見文C51,映画上映における出現数C521とDVD発売における出現数C522とTV放映における出現数C523から成る映画公開日から2日間の出現数C52から構成される。図13では、意見文種類毎に出現数の合計を算出しているが、比較するために都合の良い、意見文の種類毎の出現数に基づいた集計方法であれば何でも良い。例えば、出現数の合計値を文書数で割って1文書数当たりの数として算出する方法、出現数の合計値を全意見文の種類数で割って意見文の種類毎の割合として算出する方法などである。
【0109】
また、図13では、集計結果R2を表形式で表示しているが、見やすい形に加工して表示しても良い。例えば、表示が棒グラフ表示、円グラフ表示などである。
【0110】
そして、ユーザが図13中の集計結果を確認することによって、公開の種類毎に、各公開日を含めた3日間に記述された意見を容易に比較することが可能となる。なお、図13中では、公開日を含めない経過時間を表示しているため、2日間となっている。
【0111】
例えば、図13では、映画上映では「感動した」と感じた人がいたが、DVD発売やTV放映では「ストーリーが難解」と感じた人のほうが多いことが分かる。このことから、例えば、映画上映を観た人は、原作を見ることや事前に調べたりして、映画を見る前にストーリーが分かっていた人が多かったのではないか、などと分析できる。
【0112】
一方、全種類を集計してしまうと、例えば、一番意見の多い「悲しかった」だけに注目してしまいがちになる。
【0113】
なお、図10中では、ステップS301,ステップS302,ステップS303と順に実行した場合について説明したが、これらのステップの順番は問わない。即ち、単一作品情報入力部201内の処理、すなわち、タイトル入力部2011、複数の公開の種類入力部2012、経過時間入力部2013による入力の順番は問わない。
【0114】
また、実施例2は、コンピュータに実行させるプログラムとして実装できる。即ち、次のような手順を有するプログラムである。
【0115】
(手順2.1)1つのタイトル(作品名)を入力するタイトル入力手順。
【0116】
(手順2.2)複数の公開の種類を入力する複数の公開の種類入力手順。
【0117】
(手順2.3)前記複数の公開の種類入力手順によって入力された種類に対する公開日から経過した時間(もしくは日数)を入力する経過時間入力手順。
【0118】
(手順2.4)前記タイトル入力手順によって入力された1つのタイトルの作品と、前記複数の公開の種類入力手順によって入力された複数の種類と、に応じた公開日を、作品公開情報記憶装置から取得する公開日取得手順。
【0119】
(手順2.5)前記複数の公開の種類入力手順によって入力された公開の種類に応じ、公開日取得手順によって取得された公開日から前記経過時間入力手順によって入力された経過時間(もしくは経過日数)までに意見文の記述日が存在する意見文とタイトルを作品文記憶装置から取得する意見文取得手順。
【0120】
(手順2.6)前記意見文取得手順によって取得された意見文を、当該タイトル(作品名),当該公開の種類,当該経過時間(もしくは経過日数)と共に出力する意見文出力手順。
【0121】
また、前記意見文出力手順に、前記意見文取得手順によって取得された意見文の種類毎の出現数に基づいて、当該意見文の種類の統計情報を算出する意見集計手順を含み、その意見集計手順によって算出された統計情報を、前記タイトル(作品名),前記公開の種類、前記経過時間(もしくは経過日数)と共に出力する手順を含むこともあって良い。
【0122】
以上のように、実施例2によれば、同じ作品について、異なる公開に起因する視聴者や体験者の意見文(もしくは感想文)を、特定の時期の複数の公開時期から経過時間(経過日数)内に記述された意見文(もしくは感想文)を限定し、比較できるように意見文を集計及び表示できる。
【0123】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものでなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
【0124】
例えば、本実施形態における意見文出力の変形構成として、アクション情報記憶装置及びオブジェクト文記憶装置を1つのデータベース装置で構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0125】
【図1】本実施形態における意見文出力装置の構成図。
【図2】本実施形態における意見文出力装置の動作を示す図。
【図3】実施例1における意見文出力装置の構成図。
【図4】実施例1における意見文出力装置の動作を示す図。
【図5】公開情報一覧の例1を示す図。
【図6】意見文情報一覧の例1を示す図。
【図7】意見文情報一覧の例2を示す図。
【図8】実施例1における集計結果を示す図。
【図9】実施例2における意見文出力装置の構成図。
【図10】実施例2における意見文出力装置の動作を示す図。
【図11】公開情報一覧の例2を示す図。
【図12】意見文情報一覧の例3を示す図。
【図13】実施例2における集計結果を示す図。
【符号の説明】
【0126】
1…オブジェクト情報入力手段
2…アクション起動日取得手段
3…意見文取得手段
4…意見文出力手段
5…アクション情報記憶装置
6…オブジェクト文記憶装置
11…名前入力手段
12…アクションの種類入力手段
13…経過時間入力手段
21…公開日取得部
31…意見文取得部
41…意見文出力部
51…作品公開情報記憶装置
61…作品文記憶装置
101…複数作品情報入力部
201…単一作品情報入力部
411…意見集計部
1011…複数タイトル入力部
1012…1つの公開の種類入力部
1013…経過時間入力部
2011…タイトル入力部
2012…複数の公開の種類入力部
2013…経過時間入力部
C11…映画名(タイトル)
C12,C42…公開日
C21…文書ID
C22…記述日
C23,C31,C51…意見文
C32,C52…公開日から2日間の出現数
C321,C322…タイトル毎の出現数
C41…公開種類
C521,C522,C523…公開種類毎の出現数
R1,R2…集計結果
T1,T3…公開情報一覧
T21,T22,T23…意見文情報一覧

【特許請求の範囲】
【請求項1】
全てのものであるオブジェクトの名前,該オブジェクトに対するアクションの種類,該オブジェクトに対してアクションを起動する日であるアクション起動日を含むアクション情報を記憶し管理するアクション情報記憶装置と、
オブジェクトの名前,該オブジェクトに対する意見を記載した意見文,該意見文が記述された記述日を含むオブジェクト文情報を記憶し管理するオブジェクト文記憶装置と、
情報入力装置と、を備え、
該オブジェクトに応じた意見文を出力する意見文出力装置であって、
前記オブジェクトの名前を前記情報入力装置を用いて入力する名前入力手段と、
前記オブジェクトに対するアクションの種類を前記情報入力装置を用いて入力するアクションの種類入力手段と、
前記オブジェクトのアクション起動日からの経過時間を入力する経過時間入力手段と、
を備え、それら各手段を使って前記オブジェクトに関する情報を入力するオブジェクト情報入力手段と、
前記オブジェクト情報入力手段によって入力されたオブジェクトの名前と、該オブジェクトのアクションの種類と、に応じたアクション起動日を該アクションの種類毎に前記アクション情報記憶装置から取得するアクション起動日取得手段と、
前記入力されたオブジェクトに対するアクションの種類に応じた前記アクション起動日取得手段によって取得されたアクション起動日と、前記オブジェクト情報入力手段によって入力された経過時間と、前記オブジェクトの名前と、に応じた記述日に対応する意見文を前記オブジェクト文記憶装置から取得する意見文取得手段と、
前記オブジェクトの名前,前記アクションの種類,前記経過時間,前記意見文取得手段で取得された意見文を出力する意見文出力手段と、
を備えることを特徴とする意見文出力装置。
【請求項2】
請求項1に記載の意見文出力装置において、
前記意見文出力手段が、
前記意見文取得手段によって取得された意見文の種類毎の出現数に基づいて、当該意見文の種類に関する統計情報を算出する意見集計手段と、
前記意見集計手段によって算出された統計情報を、該当するオブジェクトの名前,アクションの種類,経過時間と共に出力する手段と、
を備える
ことを特徴とする意見文出力装置。
【請求項3】
全てのものであるオブジェクトの名前,該オブジェクトに対するアクションの種類,該オブジェクトに対してアクションを起動する日であるアクション起動日を含むアクション情報を記憶し管理するアクション情報記憶装置と、
オブジェクトの名前,該オブジェクトに対する意見を記載した意見文,該意見文が記述された記述日を含むオブジェクト文情報を記憶し管理するオブジェクト文記憶装置と、
情報入力装置と、を備え、
該オブジェクトに応じた意見文を出力する装置に使用する意見文出力方法であって、
前記オブジェクトの名前を前記情報入力装置を用いて入力する名前入力ステップと、
前記オブジェクトに対するアクションの種類を前記情報入力装置を用いて入力するアクションの種類入力ステップと、
前記オブジェクトのアクション起動日からの経過時間を入力する経過時間入力ステップと、
を有し、それら各ステップを実行する前記オブジェクトに関する情報を入力するオブジェクト情報入力ステップと、
前記オブジェクト情報入力ステップによって入力されたオブジェクトの名前と、オブジェクトのアクションの種類と、に応じたアクション起動日を該アクションの種類毎に前記アクション情報記憶装置から取得するアクション起動日取得ステップと、
前記入力されたオブジェクトに対するアクションの種類に応じた前記アクション起動日取得ステップによって取得されたアクション起動日と、前記オブジェクト情報入力ステップによって入力された経過時間と、前記オブジェクトの名前と、に応じた記述日に対応する意見文を前記オブジェクト文記憶装置から取得する意見文取得ステップと、
前記オブジェクトの名前,前記アクションの種類,前記経過時間,前記意見文取得ステップで取得された意見文を出力する意見文出力ステップと、
を備えることを特徴とする意見文出力方法。
【請求項4】
請求項3に記載の意見文出力方法において、
前記意見文出力ステップが、
前記意見文取得ステップによって取得された意見文の種類毎の出現数に基づいて、当該意見文の種類に関する統計情報を算出する意見集計ステップと、
前記意見集計ステップによって算出された統計情報を、該当するオブジェクトの名前,アクションの種類,経過時間と共に出力するステップと、
を有する
ことを特徴とする意見文出力方法。
【請求項5】
請求項1または2に記載の意見文出力装置における各手段を、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムとして記述したことを特徴とする意見文出力プログラム。
【請求項6】
請求項5に記載の意見文出力プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−299600(P2008−299600A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−145152(P2007−145152)
【出願日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】