説明

感染の治療および予防のためのEPHA2およびEPHRINA1のモジュレーターの使用

本発明は、ウイルス、細菌、原生動物または真菌感染等の、感染、特に細胞内病原体感染の治療、管理、および/または改善のために設計された方法および組成物を提供する。特に、本発明は、感染細胞(例えば感染上皮細胞)においてEphA2の発現がアップレギュレートされている場合の感染を治療、管理、予防および/または改善するための方法であって、有効量の1種以上のEphA2/EphrinA1モジュレーターを対象に投与することを含む方法を提供する。本発明では、前記方法はEphA2/EphrinA1モジュレーター以外の1種以上の治療(物質)の実施(投与)を含んでもよい。また本発明は、EphA2/EphrinA1モジュレーター、および場合により、EphA2/EphrinA1モジュレーター以外の1種以上の予防または治療物質を含む医薬組成物、および感染の治療、管理、予防および/または改善におけるそのような組成物の使用を提供する。さらに本発明は、本発明のEphA2/EphrinA1モジュレーター、および、場合により、他の予防または治療物質(例えば免疫調節剤、抗ウイルス剤、抗炎症剤、抗菌剤、抗真菌剤、等)を含む製品およびキットを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
感染またはその症状の治療方法であって、それを必要とする対象に治療有効量のEphA2/EphrinA1モジュレーターを投与することを含む方法。
【請求項2】
感染が対象の細胞におけるEphA2発現の増加と関連している、請求項1の方法。
【請求項3】
感染が細菌感染、真菌感染または原虫感染である、請求項1または2の方法。
【請求項4】
感染がウイルス感染である、請求項1または2の方法。
【請求項5】
ウイルス感染がRSV感染である、請求項4の方法。
【請求項6】
EphA2/EphrinA1モジュレーターが、EphA2に免疫特異的に結合する抗体である、請求項1または2の方法。
【請求項7】
抗体がEphrinA1に対するEphA2の結合を妨げる、請求項6の方法。
【請求項8】
抗体がEphA2のシグナル伝達を誘発する、請求項6の方法。
【請求項9】
抗体がEphA2の分解を誘発する、請求項6の方法。
【請求項10】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項6の方法。
【請求項11】
抗体がヒトまたはヒト化抗体である、請求項6の方法。
【請求項12】
抗体がEA2またはEA5である、請求項6の方法。
【請求項13】
EA2またはEA5抗体がヒト化またはキメラ抗体である、請求項12の方法。
【請求項14】
EphA2/EphrinA1モジュレーターが可溶性EphrinA1である、請求項1または2の方法。
【請求項15】
可溶性EphrinA1が、IgG分子のFc部分に融合されたEphrinA1である、請求項14の方法。
【請求項16】
EphA2/EphrinA1モジュレーターがEphA2アンチセンス分子である、請求項1または2の方法。
【請求項17】
EphA2/EphrinA1モジュレーターがEphA2ワクチンである、請求項1または2の方法。
【請求項18】
EphA2/EphrinA1モジュレーター以外の有効量の治療物質を投与することをさらに含む、請求項1または2の方法。
【請求項19】
治療物質が抗炎症剤、免疫調節剤、抗ウイルス剤、抗菌剤または抗真菌剤である、請求項18の方法。
【請求項20】
対象がヒト対象である、請求項1または2の方法。
【請求項21】
EphA2/EphrinA1モジュレーターが、EphA2に免疫特異的に結合する抗体である、請求項4の方法。
【請求項22】
抗体がEphrinA1に対するEphA2の結合を妨げる、請求項21の方法。
【請求項23】
抗体がEphA2のシグナル伝達を誘発する、請求項21の方法。
【請求項24】
抗体がEphA2の分解を誘発する、請求項21の方法。
【請求項25】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項21の方法。
【請求項26】
抗体がヒトまたはヒト化抗体である、請求項21の方法。
【請求項27】
抗体がEA2またはEA5である、請求項21の方法。
【請求項28】
EA2またはEA5抗体がヒト化またはキメラ抗体である、請求項27の方法。
【請求項29】
EphA2/EphrinA1モジュレーターが可溶性EphrinA1である、請求項4の方法。
【請求項30】
可溶性EphrinA1が、IgG分子のFc部分に融合されたEphrinA1である、請求項29の方法。
【請求項31】
EphA2/EphrinA1モジュレーターがEphA2アンチセンス分子である、請求項4の方法。
【請求項32】
EphA2/EphrinA1モジュレーターがEphA2ワクチンである、請求項4の方法。
【請求項33】
EphA2/EphrinA1モジュレーター以外の有効量の治療物質を投与することをさらに含む、請求項4の方法。
【請求項34】
治療物質が抗炎症剤、免疫調節剤、抗ウイルス剤、抗菌剤または抗真菌剤である、請求項33の方法。
【請求項35】
対象がヒト対象である、請求項4の方法。
【請求項36】
EphA2/EphrinA1モジュレーターが、EphA2に免疫特異的に結合する抗体である、請求項5の方法。
【請求項37】
抗体がEphrinA1に対するEphA2の結合を妨げる、請求項36の方法。
【請求項38】
抗体がEphA2のシグナル伝達を誘発する、請求項36の方法。
【請求項39】
抗体がEphA2の分解を誘発する、請求項36の方法。
【請求項40】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項36の方法。
【請求項41】
抗体がヒトまたはヒト化抗体である、請求項36の方法。
【請求項42】
抗体がEA2またはEA5である、請求項36の方法。
【請求項43】
EA2またはEA5抗体がヒト化またはキメラ抗体である、請求項42の方法。
【請求項44】
EphA2/EphrinA1モジュレーターが可溶性EphrinA1である、請求項5の方法。
【請求項45】
可溶性EphrinA1が、IgG分子のFc部分に融合されたEphrinA1である、請求項44の方法。
【請求項46】
EphA2/EphrinA1モジュレーターがEphA2アンチセンス分子である、請求項5の方法。
【請求項47】
EphA2/EphrinA1モジュレーターがEphA2ワクチンである、請求項5の方法。
【請求項48】
EphA2/EphrinA1モジュレーター以外の有効量の治療物質を投与することをさらに含む、請求項5の方法。
【請求項49】
治療物質が抗炎症剤、免疫調節剤、抗ウイルス剤、抗菌剤または抗真菌剤である、請求項48の方法。
【請求項50】
対象がヒト対象である、請求項5の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2008−518021(P2008−518021A)
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−539085(P2007−539085)
【出願日】平成17年10月27日(2005.10.27)
【国際出願番号】PCT/US2005/038666
【国際公開番号】WO2006/047637
【国際公開日】平成18年5月4日(2006.5.4)
【出願人】(504333972)メディミューン,インコーポレーテッド (108)
【Fターム(参考)】