説明

成人用防寒ジャンバーを幼児用寝冷え防止寝袋に転化出来る方法

【課題】幼児は布団等の寝具から転がり出て寝冷えして、熱発することが多い。子供は成長が早く一年前に買った幼児用防寒寝巻もサイズが合わず使用不能になっている事が多く不時の寒波襲来の時、幼児を寝冷えさせる事が多いものである。
【解決手段】本発明は成人用防寒ジャンバーを幼児用防寒寝袋に即、転化可能にした物で不時の寒波が襲来しても、幼児に此の幼児用に即、転化可能にした防寒ジャンバーを着せれば寝冷えさせる事無く、親子ともども安眠出来るのである。此の成人用防寒ジャンバーを幼児用に転化可能にした防寒寝袋は使用寿命が長く約10年位の使用が可能である

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は成人用の防寒ジャンバー等を外見を全く変えずして、幼児の寝冷え防止寝袋に即座に転化可能にし幼児の寝冷え防止に役立つ成人用防寒ジャンバー
【背景技術】
【0002】
従来の成人用の防寒ジャンバーは、文字通り成人の為の防寒ジャンバーであり、幼児の為の、防寒具、寝冷え防止寝袋として使用するには、不適切な構造に、なっているものばかりである。幼児は布団等の寝具から転がり出て、寝冷えをし、下痢、腹痛、熱発をする事が多い。不時の寒波到来の時、買い置きの幼児の為の寝冷え防止寝巻をひっぱり出しても幼児の成長が早過ぎてサイズが合わず使用不能に、なっている場合が多い。其の様な時に此の幼児用寝冷え防止寝袋に即、転化可能な成人用防寒ジャンバーが有れば幼児を寝冷えさせる事なく、親子とも安眠出来るのである。幼児が其の防寒ジャンバーから睡眠中外部に、転がり出る事は、有り得ない構造に、なっているしサイズとしての使用寿命も約10年間は使用可能なのである。其の上、複数の防寒ジャンバーを気温に、あわせての重ね着も、サイズが大きいので十分に可能である。其の日、其の日の気温に合わせて、1枚にしたり、複数の適当な重ね着にしたりが出来る長所がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上述べた様に、成人用防寒ジャンバーの外見を全く変えずに、ちょっと手を加えるだけで幼児の為の寝冷え防止寝袋としての機能を付加し、極めて容易に幼児用寝冷え防止寝袋に転化出来る構造である。幼児は布団等の寝具から転がり出て寝冷えをする事が多い。不時の寒波襲来で、慌てて買い置きの幼児の寝冷え防止寝巻を引っ張りだしても幼児の成長が早く、サイズが合わなくなり、使用できない状態になっている場合が多い。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は上記の様な不時の寒波が襲来しても、此の成人用防寒ジャンバーを、幼児の寝冷え防止寝袋に、即座に転化させる方法として、ジャンバーの天地を逆転させ、(上下を逆転させて)其の袖に幼児の足を突っ込ませ、袖を幼児の寝冷え防止の寝袋の防寒ズボンにする。
【0005】
成人用防寒ジャンバーの裾の前側と後側を接着出来る様にする為に、裾周りに多数のスナップボタンを取り付ける。其の目的は成人用ジャンバーの裾を、其の内部に、くるんだ幼児の頭や顔を外部に出させる襟の開口部にする為と肩を被覆する為である。其の時成人用防寒ジャンバーの外見の変化はスナップボタンが裾周りに必要数付けられるだけの事であり、其のジャンバーの外見の変化はただ、それだけの事である。 但し裾周りの前面と後方の面を接着する為であるから、スナップボタンの雄側と雌側の使い訳を考慮して取り付ける
【0006】
其の成人用防寒ジャンバーのポケットは、ジャンバー内に、くるんだ幼児の手を外部に突き出させる為の穴にする。ポケット内部の袋の素材に、マジックテープ(登録商標)を使用し其の底にファスナーを取り付け開閉可能な構造にし、それを外部に、引っぱり出し、幼児の手を入れる袖にする為の筒状の防寒具を簡単に即座に取り付け接着、出来る様に、其の筒状の防寒具にも、マジックテープ(登録商標)を貼り付ける。
【0007】
成人用防寒ジャンバーの襟の開口部は、排尿の為の開口部にする。幼児が男児であれ、女児であれ、排尿器具(老人用)を使用すれば事足りるし排尿器は男性用、女性用の2種類ある。おむつ交換も其の襟の開口部を大きく開く事で可能になる。大きく開く場合には、ジャンバーのファスナーは襟の開口部から裾方向に動く構造になっているので必要なだけ開けるから好都合である。
【0008】
其の成人用防寒ジャンバーの裾の幼児の頭部を、外部に出させる為の襟に転化させる部分にスナップ、ボタンでスポンジ枕とキャップを一緒にした構造のスポンジ枕、兼ナイトキャップを取り付け、取り外しできる様にする。
【発明の効果】
【0008】
上述した様に不時の寒さにも本発明の幼児用寝冷え防止寝袋に即転化兼用可能な成人用防寒ジャンバーがあれば、幼児の寝冷えを防止出来るのである。
子供は成長が早く、一年前に購入し準備した防寒寝巻もサイズが合わず着せられない事も多く、不時の寒波が来襲しても此のジャンバーがあれば対応出来る。
幼児用防寒寝巻や寝袋は幼児の成長で、使用寿命が短く殆ど1〜2年で使用不能になるが、此の幼児用寝冷え防止寝袋に即、転化可能な成人用防寒ジャンバーは使用寿命が長く大体10年位は使用可能である。其の日の気温にあわせて複数の防寒ジャンバーの重ね着を、させる事も可能で完璧な寝冷え防止が出来る。
【発明の実施する為の最良の形態】

【実施例】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図13に基ずいて説明する。
【0010】
図1の成人用防寒ジャンバーの天地を逆転させて図2の如く上を下にして上下を逆転させる。
【0011】
図3の如く其のジャンバーの中に幼児を包み込む。
【0012】
図4〜図7まではジャンバーに、くるまれた子供の各年齢、各成長過程に於ける姿図
【0013】
図8〜図9は成長した子供の手足がジャンバーから外部に、とび出し手用、足用の防寒具を、それぞれ継ぎ足した姿図
【0014】
図10はポケットの袋を外部に引き出した状態と、裾周り及び袖先に、取り付けられたスナップボタンの姿図、ポケットの素材にマジックテープを使用してある。ポケットの袋の底はファスナーで開閉出来る様にしてある。
【0015】
図11はジャンバーの外部に突き出た手足用の防寒具である。
【0016】
図12のポケットの袋の図はマジックテープを素材として使用せず手用の防寒具を継ぎ足す為の手段としてスナップボタンを取り付けてある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】成人用防寒ジャンバーの姿図
【図2】成人用防寒ジャンバーの天地を逆転させた姿図
【図3】天地(上下)を逆転させた成人用ジャンバーの中に幼児を入れる。
【図4】幼児が外に転がり出ない様にジャンバーの裾周りにスナップボタンを取り付け裾周りの前部分と後部分を接着させる。
【図5】2歳前後の幼児をジャンバー内に包み込んだ姿図

【図9】幼児が10歳前後に成長し足がジャンバーの袖から出る様になった後の足の防寒方法の姿図
【符号の説明】
【0018】
1 スナップ、ボタン
2 幼児の手の防寒具
3 幼児の足の防寒具
4 幼児のスポンジ枕、兼ナイトキャップ
5 マジックテープ(登録商標)
6 ファスナー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
成人用防寒ジャンバーを幼児の寝冷え防止寝袋に、即座に転化させる方法として、ジャンバーの天地を逆転させ、其の袖に、幼児の足を突っ込ませ、袖を幼児の寝冷え防止寝袋の防寒ズボンにする方法
【請求項2】
成人用防寒ジャンバーのポケットの袋の底にファスナーを付けて開閉出来る様にして、ジャンバー内部に、くるんだ幼児の手を外部に突き出させる為の穴にする方法
【請求項3】
成人用防寒ジャンバーのポケット内部の袋の素材に、マジックテープ(登録商標)のループ(ベルベット状の物)を使用し外部に引っぱり出し其れに幼児の袖にする為の筒状の防寒具を簡単に即座に接着出来る様に其の内面、又は表面にマジックテープ(登録商標)のフック(手触りの悪い方)を、貼り付ける方法、或いはマジック、テープ(登録商標)の替わりにスナップボタンでも接着出来るので其の方法も請求項に含める。
【請求項4】
成人用ジャンバーの袖から足が出る程、幼児が成長したら、継ぎ足し用の防寒ズボンにする為の筒状の物を、スナップボタンで成人用防寒ジャンバーの袖に接続出来る様に継ぎ足して、幼児の防寒ズボンにする方法
【請求項5】
成人用防寒ジャンバーの裾周りにスナップボタンを多数取り付ける方法。其の目的は成人用ジャンバーの裾を其の内部にくるんだ幼児の頭や顔を、外部に出させる為の開口部としての襟作りと肩の部分を被覆する為である。
其の場合、前面と後面の裾周りには、それぞれ雄と雌のスナップボタンを使い分けて、ジャンバーの裾の前面と後方の面が接着出来る様に取り付ける
【請求項6】
成人用防寒ジャンバーの裾の幼児の為の襟の開口部に転化する箇所に幼児の為のナイトキャップ兼、スポンジ枕を、スナップボタン又はマジックテープ(登録商標)で取り付ける方法

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate


【公開番号】特開2006−312800(P2006−312800A)
【公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−163231(P2005−163231)
【出願日】平成17年5月7日(2005.5.7)
【出願人】(593066265)
【出願人】(505059352)
【Fターム(参考)】