説明

成形物切断装置及び成形物切断方法

【課題】押出機から押し出し方向に押し出されてきた成形物を、所定長さ毎に連続して切断する際、切断時の成形物の変形を防止するとともに、再付着を効果的に防止する。
【解決手段】押出機9から押し出し方向Xに押し出されてきた成形物を、所定長さ毎に連続して切断して、多数の成形体を得る成形物切断装置10において、押し出されてきた上記成形物の先端が所定位置に来たことを検知するように設けられた、センサー1と、張設された線材からなる切断刃5を有し、切断刃5によって上記成形物を切断できるように回転する、回転治具2と、センサー1による検知を受けて、上記成形物を切断するように回転治具を回転させる、駆動部3と、を備えており、回転治具2が、切断によって得られる上記成形体に対して、押し出し方向Xに対する横方向から、流体を吹き付ける、吹付部6を、有しており、流体源から吹付部6に流体を供給する供給部を、更に、備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、押出機から押し出し方向に押し出されてきた成形物を、所定長さ毎に連続して切断して、多数の成形体を得る、成形物切断装置及び成形物切断方法に、関するものである。
【背景技術】
【0002】
所定長さの押し出し成形体を製作する方法としては、押出機から押し出し方向に押し出されてきた成形物を、所定長さ毎に連続して切断する、という方法が、従来から行われている。
【0003】
しかしながら、上記方法によって軟質材料を成形する場合には、押し出されてきた成形物が未だ柔らかいので、切断時に成形物が変形し、得られる成形体の歩留まりが低下する恐れがある。
【0004】
なお、軟質材料としては、例えば、スラリー状、ペースト状、又はゲル状の、水分含有繊維材料や水分含有粉体材料等が、挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−101429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、上記方法を実施する際には、鋭利な切断刃を用いて高速に切断することが要求されている。しかしながら、そのような切断を行った場合でも、切断によって得られた成形体が、落下する前に、押し出されてきた後続の成形物の切断断面に再付着することがあり、それ故に、所望の成形体が得られず、生産性が低下する、という問題があった。
【0007】
本発明は、切断時の成形物の変形を防止できるだけでなく、上記のような再付着を効果的に防止でき、その結果、所定長さの成形体を歩留まり良く且つ生産性良く得ることができる、成形物切断装置及び成形物切断方法を、提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1態様は、押出機に付設して用いられ、押出機から押し出し方向に押し出されてきた成形物を、所定長さ毎に連続して切断して、多数の成形体を得る、成形物切断装置において、押し出されてきた上記成形物の先端が所定位置に来たことを検知するように設けられた、センサーと、張設された線材からなる切断刃を有し、該切断刃によって上記成形物を切断できるように回転する、回転治具と、センサーによる検知を受けて、上記成形物を切断するように回転治具を回転させる、駆動部と、を備えており、回転治具が、切断によって得られる上記成形体に対して、上記押し出し方向に対する横方向から、流体を吹き付ける、吹付部を、有しており、流体源から上記吹付部に流体を供給する供給部を、更に、備えている、ことを特徴としている。
【0009】
上記第1態様は、次の構成を単独で又は任意に組み合わせて採用するのが好ましい。
【0010】
(A)上記吹付部は、複数個の流体噴出孔を有する管体であり、上記線材と並んで配置されている。
(B)上記管体が、軸回りに回転調節可能に設けられている。
(C)上記線材は、繰り出し部から巻き取り部へと延びており、上記巻き取り部によって上記線材を巻き取ると、上記繰り出し部によって未使用の上記線材が繰り出されるようになっている。
(D)上記供給部は、上記駆動部と同期して作動して、上記切断刃による切断時に上記成形体に対して流体を吹き付けるように、上記吹付部に流体を供給するようになっている。
(E)上記吹付部における上記横方向が、上方向である。
(F)上記線材が、線径1mm以下のピアノ線である。
(G)上記流体が、空気である。
【0011】
本発明の第2態様は、押出機から押し出し方向に押し出されてきた成形物を、所定長さ毎に連続して切断して、多数の成形体を得る、成形物切断方法において、張設された線材からなる切断刃を回転させることによって上記成形物を切断する時に、切断によって得られる上記成形体に対して、上記押し出し方向に対する横方向から、流体を吹き付ける、ことを特徴としている。
【0012】
上記第2態様は、次の構成を採用するのが好ましい。
【0013】
(H)上記横方向が、上方向である。
【発明の効果】
【0014】
本発明の第1態様又は第2態様によれば、成形物を、回転治具によって切断するので、高速で切断できる。それ故、成形物を変形させることなく、成形体を得ることができる。しかも、成形物を切断する時に、押し出し方向に対する横方向から、成形体に対して流体を吹き付けるので、成形体が後続の成形物の切断端面に再付着するのを防止できる。したがって、本発明によれば、所定長さの成形体を、歩留まり良く且つ生産性良く、連続して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】押出機に付設された、本発明の一実施形態の成形物切断装置の、側面図である。
【図2】図1のII矢視拡大図である。
【図3】図2のIII矢視図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】1つの貫通孔から成形物が押し出される様子を示す断面図である。
【図6】成形体の切断時の様子を示す断面図である。
【図7】成形体の切断直後の様子を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、押出機に付設された、本発明の一実施形態の成形物切断装置の、側面図である。図2は、図1のII矢視拡大図である。図3は、図2のIII矢視図である。図4は、図2のIV−IV断面図である。この成形物切断装置10は、押出機9に付設して用いられる。押出機9は、ホッパ91からバレル92内に投入された成形材料を、スクリュー93によって軸方向に圧縮していき、ダイ94の貫通孔941から、押し出し方向Xに成形物を押し出すようになっている。押し出し方向Xは、水平方向である。図5は、1つの貫通孔941から成形物100が押し出される様子を示す断面図である。押出機9によれば、ダイ94の貫通孔941から、押し出し方向Xに、成形物100が連続して押し出される。なお、貫通孔941が円形断面を有しているので、成形物100は円柱状を有している。
【0017】
成形物切断装置10は、センサー1と、回転治具2と、駆動部3と、供給部4と、を備えている。センサー1は、光センサーである。回転治具2は、線材からなる切断刃5と、吹付部6と、を有している。駆動部3は、サーボモータ31と、減速機32と、を有している。供給部4は、流体源40と、供給配管41と、圧力ゲージ42と、電磁弁43と、制御部44と、を有している。
【0018】
センサー1は、ダイ94の近傍に設けられており、図5に示されるように、押し出し方向Xにおいて切断位置Pを起点とした所定長さLの位置に、成形物100の先端101が来ると、それを検知し、駆動部2及び供給部4の制御部44に検知信号を送るように、設定されている。
【0019】
回転治具2において、切断刃5及び吹付部6は、回転アーム21に支持されている。回転アーム21は、押し出し方向Xに対する直交方向に延びており、回転中心211から水平方向に延びた回転軸212回りに、鉛直面内を回転するようになっている。回転中心211は、図3に示されるように、ダイ94の中心942から水平方向に離れて位置している。回転アーム21は、回転中心211によって分けられる、第1アーム部21Aと第2アーム部21Bとからなっている。両アーム部21A、21Bは、回転アーム21がR方向に回転した時にダイ94の全ての貫通孔941の前を横切る、作動領域YA、YBを、有している。
【0020】
切断刃5は、回転アーム21に沿って且つ回転アーム21に対して平行に、張り渡されている。切断刃5である線材としては、線径1mm以下のピアノ線が用いられる。回転アーム21の両端の、駆動部3とは反対側には、支柱51、52が突き出るように設けられている。また、回転アーム21の両端の、駆動部3側には、線材の巻き取り部53と、線材の繰り出し部54とが、設けられている。そして、線材は、繰り出し部54から、支柱52の先端のローラ521を経て、回転アーム21に沿って延びて、支柱51の先端のローラ511を経て、巻き取り部53に至っている。巻き取り部53としては、巻き取りモータを使用でき、繰り出し部54としては、トルクブレーキを使用できる。回転治具2においては、巻き取り部53によって線材を巻き取ると、繰り出し部54によって未使用の線材が繰り出されるようになっており、これにより、切断刃5は、必要に応じて、漸次、未使用のものを使用可能となっている。
【0021】
吹付部6は、管体61、62からなっている。管体61は、図3に示されるように、第1アーム部21Aの作動領域YAに、切断刃5に対して平行に、設けられており、更に、切断刃5に対して回転方向Rとは反対側に位置している。管体62は、図3に示されるように、第2アーム部21Bの作動領域YBに、切断刃5に対して平行に、設けられており、更に、切断刃5に対して回転方向Rとは反対側に位置している。管体61、62は、流体を噴出するための噴出孔60(図4)を、長手方向に並んで多数個有している。管体61は、両端に連結された連絡管411、412によって、軸回りすなわちZ方向(図4)に回転調節可能な状態で、回転アーム21に支持されている。管体62は、両端に連結された連絡管413、414によって、軸回りすなわちZ方向(図4)に回転調節可能な状態で、回転アーム21に支持されている。連絡管411、412、413、414は、供給部4の供給配管41に連結されている。管体61、62は、図4に示されるように、斜め下方に向けて、噴出孔60から流体を噴出するようになっている。
【0022】
回転治具2は、押出機9から押し出されてきた成形物100の切断位置Pに、切断刃5が位置するように、押出機9のダイ94の近傍に、配置される。通常、切断位置は、ダイ94の先端面と略同一面上の位置に設定される。
【0023】
駆動部3のサーボモータ31の回転軸311は、減速機32を経て、回転アーム21の回転軸212に、カップリング33、213を介して、連結されている。駆動部3は、サーボモータ31の回転速度を減速機32によって制御することにより、所望の回転速度で、回転治具2を回転させるようになっている。駆動部3は、センサー1からの検知信号を受けると、回転治具2をR方向に180度回転させるようになっている。
【0024】
供給部4において、供給配管41は、回転軸311、212の内部を通って、更に、回転アーム21の内部を通って、連絡管411、412、413、414に、連結されている。圧力ゲージ42及び電磁弁43は、供給配管41の途中に、設けられている。圧力ゲージ42は、供給配管41内を流れる流体の圧力を調節できるようになっている。電磁弁43は、供給配管41を開閉できるようになっている。供給配管41の開状態とは、供給配管41内を流体が流通可能な状態であり、供給配管41の閉状態とは、供給配管41内を流体が流通不能な状態である。制御部44は、センサー1からの検知信号を受けると、電磁弁43を制御して、供給配管41を開状態とするようになっている。なお、流体源40は、空気タンク、空気コンプレッサー等であり、流体は、空気である。
【0025】
上記構成の成形物切断装置10は、次のように作動する。なお、図6は、成形体100の切断時の様子を示す断面図であり、図7は、成形体100の切断直後の様子を示す断面図である。
【0026】
押出機9が作動し、成形物100がダイ94を通して押し出され、先端101が所定位置に来ると、センサー1が、それを検知し、その検知信号が、駆動部3及び供給部4の制御部44に送られる。
【0027】
駆動部3は、センサー1からの検知信号を受けると、回転治具2を180度回転させる。また、同時に、供給部4では、制御部44がセンサー1からの検知信号を受けると、供給配管41が開状態となり、吹付部6に流体が供給される。供給された流体は、管体61、62の噴出孔60から噴出される。すなわち、駆動部3と供給部4とが、同期して作動する。
【0028】
すなわち、成形物100の切断は、回転治具2によって、すなわち、高速で回転する切断刃5によって、行われる。したがって、成形材料が軟質材料である場合でも、成形物100の変形は発生せず、よって、得られる成形体100Aの歩留まりが低下することはない。
【0029】
しかも、回転治具2においては、図6に示されるように、切断刃5によって成形物100が切断された直後に、吹付部6によって、成形体100Aに向けて斜め上方から流体が吹き付けられる。これにより、成形体100Aは、切断直後に、下方に向けて押されることとなる。よって、成形体100Aは、後続の成形物100から積極的に離れていくので、成形材料が軟質材料である場合でも、後続の成形物100の切断端面110に再付着することはない。
【0030】
なお、供給部4の圧力ゲージ42によって設定される空気圧は、0.2〜2MPa程度が好ましい。また、噴出孔60からの空気の噴出速度は、10〜100m/sが好ましい。これらによれば、成形体100Aは、確実に下方へ押される。
【0031】
したがって、上記構成の成形物切断装置10によれば、所定長さの成形体100Aを、歩留まり良く且つ生産性良く、連続して得ることができる。
【0032】
更に、上記構成の成形物切断装置10によれば、次のような作用効果を発揮できる。
【0033】
(1)成形物100から成形体100Aが切断された直後に、成形体100Aに流体が吹き付けられるので、切断される前の成形体100Aが流体の圧力によって変形してしまうのを、防止できる。ちなみに、ダイ94の上部に固定した配管から流体を吹き付けた場合には、切断される前の成形体が変形してしまう。
【0034】
(2)吹付部6は、多数の噴出孔60を有する管体61、62からなっているので、切断刃5の作動領域YA、YBの全域において、切断によって得られる多数の成形体100Aに対して空気を吹き付けることができる。したがって、成形物切断装置10によれば、多数の貫通孔941を有するダイ94を備えた押出機9に対して、有効に使用できる。すなわち、多数の貫通孔941から押し出される多数の成形体100Aに対して、流体を均一に吹き付けることができる。
【0035】
(3)図4に示されるように、管体61、62が軸回り(Z方向)に回転調節可能であるので、噴出孔60からの噴出方向を任意に設定できる。これにより、切断によって得られる成形体100Aに対する流体の吹付方向を、成形体100Aを効果的に下方へ押すための最適の方向に、設定することができる。したがって、成形物切断装置10によれば、成形体100Aが後続の成形物100の切断端面110に再付着するのをより確実に防止できる。
【0036】
(4)切断刃5は、巻き取り部53によって巻き取ると、繰り出し部54によって未使用の切断刃5が繰り出されるようになっているので、新品の切断刃5に簡単に交換することができる。したがって、成形物切断装置10によれば、切断刃5が摩耗したり損傷したり切断不良を起こすようになったりした場合に、容易に対処できる。
【0037】
(5)駆動部3と供給部4とが同期して作動するので、切断時のみに空気を吹き付けることができる。したがって、成形物切断装置10によれば、流体源40の空気を効率良く使用できる。
【0038】
(6)吹付部6は、斜め上方向から空気を吹き付けるので、得られる成形体100Aを確実に下方に向けて押すことができる。したがって、成形物切断装置10によれば、成形体100Aが後続の成形物100の切断端面110に再付着するのを確実に防止できる。
【0039】
(7)切断刃5が線径1mm以下のピアノ線であるので、成形物100を鋭利に切断することができる。したがって、成形物切断装置10によれば、成形体100Aを確実に歩留まり良く得ることができる。
【0040】
(8)流体が空気であるので、安価であり、液体の場合に必要とされる後処理が不要である。したがって、成形物切断装置10によれば、成形体100Aを生産性良く得ることができる。
【0041】
なお、本発明は、次のような変形構成を採用してもよい。
【0042】
(a)流体として、空気以外の気体を用いる。
(b)流体として、水や蒸気等の液体を用いる。
(c)線材として、ピアノ線以外の線材を用いる。
(d)制御部44が、センサー1からの検知信号に関係無く、供給配管41を常に開状態とするように電磁弁43を制御する。
【0043】
また、本発明の成形物切断装置は、次のような押出機に付設して用いることもできる。
【0044】
(i)上述した押出機9以外の押出機であって、成形材料をダイから押し出す構造を有する押出機。
(ii)押し出される成形物の形態が円筒状である押出機。又は、押し出される成形物の形態が角柱状等の異形断面形状である押出機。
(iii)押し出し方向Xが下向きである押出機。この場合、成形物切断装置10は、回転アーム21が水平面内で回転するように、構成される。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明の成形物切断装置は、所定長さの成形体を、歩留まり良く且つ生産性良く、連続して得ることができるので、産業上の利用価値が大である。
【符号の説明】
【0046】
1 センサー 2 回転治具 3 駆動部 4 供給部 40 流体源 5 切断刃 53 巻き取り部 54 繰り出し部 6 吹付部 60 噴出孔 61、62 管体9 押出機 10 成形物切断装置 100 成形物 100A 成形体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
押出機に付設して用いられ、押出機から押し出し方向に押し出されてきた成形物を、所定長さ毎に連続して切断して、多数の成形体を得る、成形物切断装置において、
押し出されてきた上記成形物の先端が所定位置に来たことを検知するように設けられた、センサーと、
張設された線材からなる切断刃を有し、該切断刃によって上記成形物を切断できるように回転する、回転治具と、
センサーによる検知を受けて、上記成形物を切断するように回転治具を回転させる、駆動部と、
を備えており、
回転治具が、切断によって得られる上記成形体に対して、上記押し出し方向に対する横方向から、流体を吹き付ける、吹付部を、有しており、
流体源から上記吹付部に流体を供給する供給部を、更に、備えている、
ことを特徴とする成形物切断装置。
【請求項2】
上記吹付部は、複数個の流体噴出孔を有する管体であり、上記線材と並んで配置されている、
請求項1記載の成形物切断装置。
【請求項3】
上記管体が、軸回りに回転調節可能に設けられている、
請求項2記載の成形物切断装置。
【請求項4】
上記線材は、繰り出し部から巻き取り部へと延びており、
上記巻き取り部によって上記線材を巻き取ると、上記繰り出し部によって未使用の上記線材が繰り出されるようになっている、
請求項1〜3のいずれか一つに記載の成形物切断装置。
【請求項5】
上記供給部は、上記駆動部と同期して作動して、上記切断刃による切断時に上記成形体に対して流体を吹き付けるように、上記吹付部に流体を供給するようになっている、
請求項1〜4のいずれか一つに記載の成形物切断装置。
【請求項6】
上記吹付部における上記横方向が、上方向である、
請求項1〜5のいずれか一つに記載の成形物切断装置。
【請求項7】
上記線材が、線径1mm以下のピアノ線である、
請求項1〜6いずれか一つに記載の成形物切断装置。
【請求項8】
上記流体が、空気である、
請求項1〜7いずれか一つに記載の成形物切断装置。
【請求項9】
押出機から押し出し方向に押し出されてきた成形物を、所定長さ毎に連続して切断して、多数の成形体を得る、成形物切断方法において、
張設された線材からなる切断刃を回転させることによって上記成形物を切断する時に、切断によって得られる上記成形体に対して、上記押し出し方向に対する横方向から、流体を吹き付ける、
ことを特徴とする成形物切断方法。
【請求項10】
上記横方向が、上方向である、
請求項9記載の成形物切断方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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