説明

【課題】 換気経路を有し、換気経路に設けた弁の清掃点検が容易な戸を提供する。
【解決手段】 枠体1と、枠体に納めた戸体2と、カバー材3とを備え、枠体は、上枠4と、下枠5と、左右の縦枠6とを備え、上枠は、外周部41と、内周部42とを有し、外周部と内周部の間に、見込方向に貫通する換気経路Cを形成してあり、カバー材は、上枠の浴室側に着脱自在に設けてあり、開閉弁31と、垂下片32とを有しており、開閉弁は、換気経路を開閉し、浴室が負圧になると開くものであり、垂下片は、上下に延びており、換気経路の浴室側出口を下向きに形成している。カバー材は、係合部33と、左右端に設けた端部キャップ7とを有し、係合部が外周部に設けた被係合部43と係合し、端部キャップが左右の縦枠に設けた受部8に係合する。外周部と内周部は、換気経路内に形成した連結部44により一体となっており、連結部は通気口45を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、換気経路を設けた戸に関する。
【背景技術】
【0002】
浴室出入口用の戸には換気機能が求められるところ、特許文献1の発明のように、戸体を納めた枠体の上枠を上側の第一上枠と下側の第二上枠に分割して、その間に換気経路を形成し、第一上枠に弁を設けたものが公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−231664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の発明においては、弁が建物に固定された第一上枠に取り付けられているので、着脱が容易ではなく、清掃や点検等が困難である。そして清掃が不十分であると、弁にゴミが付着し動きが悪くなって換気能力が低下したり、さらには弁が固着して換気不能となったりするおそれがある。
【0005】
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、換気経路を有し、換気経路に設けた弁の清掃点検が容易な戸を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のうち請求項1の発明は、枠体と、枠体に開閉自在に納めた戸体と、カバー材とを備え、枠体は、上枠と、下枠と、左右の縦枠とを四周枠組みしたものであり、上枠は、外周部と、内周部とを有し、外周部と内周部の間に、見込方向に貫通する換気経路を形成してあり、カバー材は、上枠の浴室側に着脱自在に設けてあり、開閉弁と、垂下片とを有しており、開閉弁は、換気経路を開閉し、浴室が負圧になると開くものであり、垂下片は、上下に延びており、換気経路の浴室側出口を下向きに形成していることを特徴とする。
【0007】
本発明のうち請求項2の発明は、枠体と、枠体に開閉自在に納めた戸体と、カバー材とを備え、戸体は、上框と、下框と、左右の縦框とを四周框組みしてパネルを嵌め込んだものであり、上框は、外周部と、内周部とを有し、外周部と内周部の間に、見込方向に貫通する換気経路を形成してあり、カバー材は、上框の浴室側に着脱自在に設けてあり、開閉弁と、垂下片とを有しており、開閉弁は、換気経路を開閉し、浴室が負圧になると開くものであり、垂下片は、上下に延びており、換気経路の浴室側出口を下向きに形成していることを特徴とする。
【0008】
本発明のうち請求項3の発明は、カバー材は、係合部と、左右端に設けた端部キャップとを有し、係合部が外周部又は内周部に設けた被係合部と係合し、端部キャップが換気経路の左右端部に設けた受部に係合することを特徴とする。
【0009】
本発明のうち請求項4の発明は、外周部と内周部は、換気経路内に形成した連結部により一体となっており、連結部は通気口を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明のうち請求項1及び請求項2の発明によれば、着脱自在なカバー材に開閉弁を設けてあり、開閉弁のカバー材への着脱も容易であるから、清掃や点検等の作業が容易である。
【0011】
本発明のうち請求項3の発明によれば、カバー材の係合部を外周部又は内周部に係合させてから端部キャップを受部に係合させれば、安全且つ容易にカバー材を取り付けることができ、また逆の手順により、安全且つ容易にカバー材を取り外すことができる。
【0012】
本発明のうち請求項4の発明によれば、外周部と内周部とが一体に形成されているので、剛性が高く、別部材による補強は不要である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】戸の第一実施形態の上枠の縦断面図である。
【図2】(a)はカバー材を取り外した状態の縦断面図、(b)はカバー材を取り付けた状態のA−A線断面図である。
【図3】端部キャップの斜視図である。
【図4】(a)はカバー材の左右方向中央部の縦断面図、(b)は中央支持部品の斜視図、(c)は中央受部品の斜視図である。
【図5】第一実施形態の浴室側正面図である。
【図6】戸の第二実施形態であり、(a)はカバー材を取り外した状態の縦断面図、(b)は摘み部を押し上げてカバー材を取り付けた状態のB−B線断面図、(c)は摘み部を押し下げた状態のB−B線断面図である。
【図7】戸の第三実施形態の上枠の縦断面図である。
【図8】第三実施形態の浴室側正面図である。
【図9】戸の第四実施形態の上框の縦断面図である。
【図10】戸の第五実施形態の上框の縦断面図である。
【図11】戸の第六実施形態の上框の縦断面図である。
【図12】戸の第七実施形態の上框の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明の戸の使用場所は特に限定されるものではないが、ここでは浴室と脱衣室を仕切るための浴室戸の場合を示す。この戸の第一実施形態は、図5に示すように、枠体1と、枠体1に引き違いに納めた二枚の戸体2とを備えるものであり、枠体1は、上枠4と、下枠5と、左右の縦枠6とを四周枠組みしたものである。なお、以下において上下左右とは、図5における上下左右を示す。
【0015】
上枠4は、図1に示すように、外周部41と、内周部42とを有する。外周部41の内周側面41aと内周部42の外周側面42aとは平行で、浴室側に向けて傾斜しており、両面41a,42aに挟まれた空間が、見込方向に貫通する換気経路Cとなっている。そして、上枠4の見込方向中央には、両面41a,42aを連結する連結部44が形成されており、これによって外周部41と内周部42とが一体となっている。連結部44には見込方向に貫通する通気口45が形成されており、換気が遮断されることはない。さらに、通気口45にはその周縁部を覆う通気口カバー46が取り付けてあり、清掃等の際に指等が周縁部のエッジに直接接触しないようにしてある。内周部42の内周側にはレール部材47が取り付けてあり、二枚の戸体2を引き違いに納めてある。
【0016】
そして、上枠4の浴室側には、カバー材3が取り付けてある。カバー材3は、図2に示すように、上下に延びる垂下片32と、垂下片32の上端から脱衣室側へ延びる上側面34と、上側面34の脱衣室側端から浴室側下方へ向けて垂下片32まで延びる補助面35とを備え、補助面35には開閉弁31が設けてある。開閉弁31は、断面円形の軸部31aと、軸部31aから延びる面部31bとを有し、補助面35の脱衣室側端に形成した軸受部36に軸部31aが回動自在に嵌め込んである。また、上側面34の見込方向両端には略L字形で脱衣室側に向けて延びる係合部33が設けてある。さらに、カバー材3の左右両端には、端部キャップ7が取り付けてある。端部キャップ7は、図2及び図3に示すように、カバー材3の垂下片32、上側面34及び補助面35により形成される略三角形の孔に挿入する挿入部71と、垂下片32の脱衣室側に位置し脱衣室側に向けて開口する切欠部72とを有する。一方、外周部41の浴室側端部には、二つの係合部33に対応して、逆向きのL字形の被係合部43が設けてあり、さらに、換気経路Cの左右端部に位置する左右の縦枠6の対向する両面には、受部8がネジ止めして取り付けてある。受部8は、略平板状の基部81と、基部81の下端に形成した突出部82と、突出部82に埋め込んだナット83と、ナット83にねじ込んだ取付ネジ84からなる。
【0017】
カバー材3を上枠4に取り付ける際には、二つの係合部33をそれぞれ外周部41の被係合部43に係合させ、受部8の取付ネジ84を端部キャップ7の切欠部72に挿入して、取付ネジ84を締め付ける。カバー材3を取り付けると、開閉弁31の軸部31aが外周部41側に位置し、面部31bの先端が内周部42の浴室側面に設けたタイト材48に当接して換気経路Cを閉鎖する。そして、浴室が負圧になると、開閉弁31が時計回りに回転して換気経路Cを開放する。この際、開閉弁31は補助面35と略平行となり、換気経路Cの屈曲部で空気が滞留しないようにガイドの役割を果たす。また、垂下片32が換気経路Cの浴室側出口を下向きに形成しており、浴室内の人に風が直接当たらないようになっている。
【0018】
なお、図4に示すように、カバー材3の補助面35の左右方向中央部には中央支持部品9がネジ止めしてあり、内周部42の浴室側面には中央支持部品9に対応する位置に中央受部品10がネジ止めしてある。中央支持部品9は、下面に凹凸部91が形成してあり、中央受部品10は、上面に凹凸部101が形成してあって、両凹凸部91,101が噛み合って固定されており、カバー材3の撓みや振動を抑えている。
【0019】
このように構成した本発明の戸は、カバー材の係合部を上枠に係合させてから端部キャップを受部に係合させれば、安全且つ容易にカバー材を取り付けることができ、また逆の手順により、安全且つ容易にカバー材を取り外すことができる。また、端部キャップの切欠部が垂下片の脱衣室側に位置しており、カバー材を取り付けた状態において、切欠部に係合する取付ネジがカバー材に覆い隠されて浴室側から見えなくなるので、意匠性が良好である。そして、このカバー材に開閉弁が設けてあって、開閉弁のカバー材への着脱も容易であるから、清掃や点検等の作業が容易であり、換気機能を常に良好な状態に保つことができる。また、連結部により外周部と内周部とが一体に形成されているので、剛性が高く、別部材による補強は不要である。そして、特に連結部が上枠の見込方向の略中間位置に形成してあるので、ねじれの発生が抑えられてより剛性が高くなっており、また連結部の通気口が脱衣室側から見えにくく意匠性が良好である。
【0020】
また、図6に示すのは、本発明の戸の第二実施形態であり、第一実施形態とは、端部キャップ7及び受部8の構造が異なる。端部キャップ7は、カバー材3の垂下片32、上側面34及び補助面35により形成される略三角形の孔に挿入する挿入部71と、垂下片32の脱衣室側に位置し上下動可能な摘み部73を備え、摘み部73は略L字形で下向きに延びる爪部74を有する。一方、外周部41の浴室側端部には、二つの係合部33に対応して、逆向きのL字形の被係合部43が設けてあり、さらに、換気経路Cの左右端部に位置する左右の縦枠6の対向する両面には、受部8がネジ止めして取り付けてある。受部8は、略平板状の基部81と、基部81の下端に形成した上向きに開口する係合凹部85を備える。カバー材3を上枠4に取り付ける際には、摘み部73を押し上げた状態で(図6(b))二つの係合部33をそれぞれ外周部41の被係合部43に係合させ、その後摘み部73を押し下げて(図6(c))爪部74を係合凹部85に係合させる。なお、この摘み部73を下向きに付勢する弾性部材を設けてもよい。
【0021】
さらに、図7及び図8に示すのは、本発明の戸の第三実施形態である。第三実施形態は開き戸であり、枠体1と、枠体1に納めた一枚の戸体2とを備え、枠体1は、上枠4と、下枠5と、左右の縦枠6とを四周枠組みしたものである。二枚の戸体2を引き違いに納めた第一実施形態と比べて枠体1の見込方向長さが短いが、構成は同様であり、上枠4は、外周部41と、内周部42とを有し、その間が換気経路Cとなっている。そして、上枠4の見込方向中央には、連結部44が形成されており、これによって外周部41と内周部42とが一体となっている。連結部44には見込方向に貫通する通気口45が形成されており、さらに通気口45にはその周縁部を覆う通気口カバー46が取り付けてある。そして、上枠4の浴室側には、カバー材3が取り付けてある。カバー材3の構成も第一実施形態と同じであり、垂下片32と、開閉弁31と、係合部33とを備え、左右両端には端部キャップ(図示省略)が取り付けてあり、係合部33を外周部41の被係合部43に係合させ、さらに端部キャップを受部(図示省略)に係合させてある。
【0022】
また、図9に示すのは、本発明の戸の第四実施形態である。第四実施形態は、第一実施形態と同様の引き戸であり、枠体1と、枠体1に引き違いに納めた二枚の戸体2とを備えるものであるが、枠体1ではなく戸体2に換気経路Cを有する。各戸体2は、上框104と、下框と、左右の縦框とを四周框組みしてパネルPを嵌め込んだものである。上框104は、外周部141と、内周部142とを有し、その間が換気経路Cとなっている。そして、換気経路C内には連結部144が形成されており、これによって外周部141と内周部142とが一体となっている。連結部144には見込方向に貫通する通気口145が形成されている。また、内周部142の浴室側には押縁149が取り付けてあり、内周部142と押縁149とでパネルPを挟み込んでいる。さらに、上框104の浴室側にはカバー材103が取り付けてある。カバー材103は、上下に延びる垂下片132と、開閉弁131とを備え、上部には略L字形で脱衣室側に向けて延びる係合部133が設けてある。さらに、カバー材3の左右両端には、端部キャップ(図示省略)が取り付けてある。一方、外周部141の浴室側端部には、係合部133に対応して被係合部143が設けてあり、さらに、換気経路Cの左右端部に位置する左右の縦框の対向する両面には、受部(図示省略)が取り付けてある。カバー材103を上框104に取り付ける際には、係合部133を外周部141の被係合部143に係合させ、端部キャップを受部に係合させる。
【0023】
さらに、図10に示すのは、本発明の戸の第五実施形態である。第五実施形態は、第三実施形態と同様の開き戸であり、枠体1と、枠体1に納めた一枚の戸体2とを備えるものであるが、枠体1ではなく戸体2に換気経路Cを有する。戸体2は、上框104と、下框と、左右の縦框とを四周框組みしてパネルPを嵌め込んだものである。戸体2の構成は第四実施形態と同じであり、上框104は、外周部141と、内周部142とを有し、その間が換気経路Cとなっている。そして、換気経路C内には連結部144が形成されており、これによって外周部141と内周部142とが一体となっている。連結部144には見込方向に貫通する通気口145が形成されている。さらに、上框104の浴室側にはカバー材103が取り付けてある。カバー材103の構成も第四実施形態と同じであり、垂下片132と、開閉弁131と、係合部133とを備え、左右両端には端部キャップ(図示省略)が取り付けてあり、係合部133を外周部141の被係合部143に係合させ、さらに端部キャップを左右の縦框の受部(図示省略)に係合させてある。
【0024】
また、図11に示すのは、本発明の戸の第六実施形態である。第六実施形態は、第四実施形態と同様に、引き戸であって戸体2に換気経路Cを有するものであるが、上框104の構成が異なる。各戸体2の上框104は、浴室側部材104aと、脱衣室側部材104bからなり、両者でパネルPを挟み込んでいる。浴室側部材104a及び脱衣室側部材104bには見込方向に貫通する窓部を形成して換気経路Cとしてある。ここで、窓部が通気口145、窓部の上側部分が外周部141、窓部の下側部分が内周部142、窓部の左右側部分が連結部144に相当するものとすれば、第六実施形態は第四実施形態と同一視できる。また、通気口145にはその周縁部を覆う通気口カバー146が取り付けてある。そして、上框104の浴室側には、カバー材103が取り付けてある。カバー材103は、上下に延びる垂下片132と、開閉弁131とを備え、上部には略L字形で脱衣室側に向けて延びる係合部133が設けてある。さらに、カバー材3の左右両端には、端部キャップ(図示省略)が取り付けてある。一方、浴室側部材104a(外周部141)の浴室側端部には、係合部133に対応して被係合部143が設けてあり、さらに、換気経路Cの左右端部に位置する左右の縦框の対向する両面には、受部(図示省略)が取り付けてある。カバー材103を上框104に取り付ける際には、係合部133を外周部141の被係合部143に係合させ、端部キャップを受部に係合させる。
【0025】
さらに、図12に示すのは、本発明の戸の第七実施形態である。第七実施形態は、第五実施形態と同様に、開き戸であって戸体2に換気経路Cを有するものであるが、上框104の構成が異なる。戸体2の上框104は、第六実施形態と同じであり、浴室側部材104aと、脱衣室側部材104bからなり、両者でパネルPを挟み込んでいる。浴室側部材104a及び脱衣室側部材104bには見込方向に貫通する窓部を形成して換気経路Cとしてある。ここで、窓部が通気口145、窓部の上側部分が外周部141、窓部の下側部分が内周部142、窓部の左右側部分が連結部144に相当するものとすれば、第七実施形態は第五実施形態と同一視できる。また、通気口145にはその周縁部を覆う通気口カバー146が取り付けてある。そして、上框104の浴室側には、カバー材103が取り付けてある。カバー材103の構成も第五実施形態と同じであり、垂下片132と、開閉弁131と、係合部133とを備え、左右両端には端部キャップ(図示省略)が取り付けてあり、係合部133を浴室側部材104a(外周部141)の被係合部143に係合させ、さらに端部キャップを左右の縦框の受部(図示省略)に係合させてある。
【0026】
本発明は、上記の実施形態に限定されない。例えば、連結部は一つに限られず、複数設けてより剛性を高くしてもよい。また、係合部と被係合部の形状や、端部キャップと受部の固定方法は、カバー材を上枠や上框に安全且つ容易に取り付けることができるものであれば、どのようなものであってもよい。さらに、受部は上枠や上框に別部材を取り付けるものであってもよいし、上枠や上框と一体に形成したものであってもよい。また、戸の種類は引き違い戸や開き戸のみに限られず、枠体に戸体を納める構成を備えたあらゆる戸に適用できる。
【符号の説明】
【0027】
1 枠体
2 戸体
3,103 カバー材
4 上枠
5 下枠
6 縦枠
7 端部キャップ
8 受部
31,131 開閉弁
32,132 垂下片
33,133 係合部
41,141 外周部
42,142 内周部
43,143 被係合部
44,144 連結部
45,145 通気口
104 上框
C 換気経路
P パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体と、枠体に開閉自在に納めた戸体と、カバー材とを備え、枠体は、上枠と、下枠と、左右の縦枠とを四周枠組みしたものであり、上枠は、外周部と、内周部とを有し、外周部と内周部の間に、見込方向に貫通する換気経路を形成してあり、カバー材は、上枠の浴室側に着脱自在に設けてあり、開閉弁と、垂下片とを有しており、開閉弁は、換気経路を開閉し、浴室が負圧になると開くものであり、垂下片は、上下に延びており、換気経路の浴室側出口を下向きに形成していることを特徴とする戸。
【請求項2】
枠体と、枠体に開閉自在に納めた戸体と、カバー材とを備え、戸体は、上框と、下框と、左右の縦框とを四周框組みしてパネルを嵌め込んだものであり、上框は、外周部と、内周部とを有し、外周部と内周部の間に、見込方向に貫通する換気経路を形成してあり、カバー材は、上框の浴室側に着脱自在に設けてあり、開閉弁と、垂下片とを有しており、開閉弁は、換気経路を開閉し、浴室が負圧になると開くものであり、垂下片は、上下に延びており、換気経路の浴室側出口を下向きに形成していることを特徴とする戸。
【請求項3】
カバー材は、係合部と、左右端に設けた端部キャップとを有し、係合部が外周部又は内周部に設けた被係合部と係合し、端部キャップが換気経路の左右端部に設けた受部に係合することを特徴とする請求項1又は2記載の戸。
【請求項4】
外周部と内周部は、換気経路内に形成した連結部により一体となっており、連結部は通気口を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の戸。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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