説明

折り曲げ機構付平面型持ち送り装置

【課題】塗装作業時において養生作業手間の省力化することにより非塗装物に対しての養生使用材料を軽減させることを可能とする。
【解決手段】塗装作業時において(図)4▲7▼養生持ち送り装置を設置して(図)4▲8▼ビニール材等を庇状、衝立状に養生することにより非塗装物に対しての養生手間及び養生使用材料を軽減させることを可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装作業において塗装養生の持ち送り装置を用いビニール、紙等を庇状、衝立状に養生することにより養生使用材料を軽減させるものである。
【背景技術】
【0002】
平面状の養生持ち送り装置(図1)▲3▼を折り曲げることにより棚受け形状にして(図1)▲5▼を折り曲げることにより(図1)に加重が加わったとしても想定した角度以上おり曲がらない機構を持つものである。
【0003】
(図1)▲1▼の材質は、厚紙、堅紙、段ボール紙等で軽量かつ生産性、作業性に優れる。
又この材質は、プラスチック系、プラスチック段ボール等を使用し使い回し(リユース)出来るようにすると尚更良い。
【0004】
(図2)▲6▼持ち送り装置支軸部を自在な個所に折り曲げる事での角度を調節出来る、そのため庇状持ち送り装置付き養生を作業環境に適した角度に調節出来る効果がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする問題点は、塗装作業時に非塗装物を全面的に養生する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、塗装作業時に持ち送り装置を設置してビニール等を庇状、衝立状に養生することにより非塗装物の養生を省力化(必要最低限の養生)する事を特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、塗装作業時に持ち送り装置を庇状、衝立状に養生する事が出来る為、従来施工前作業として必要であった非塗装物の養生が省力化されるため従来発生していた養生ゴミ(産業廃棄物)の発生量がおおよそ五分の一以下に軽減できる利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
平面的な紙状なものを持ち送り形状にする為、切り込み、折り目を設けることで庇状、衝立状の突き出した形状の養生を実現する。
【実施例1】
【0009】
(図1)▲1▼持ち送り装置は、設置作業前の状態は、平面的な形状であるため、重ねて保有することが出来る(小さく積み重ねる事が出来る。)
【0010】
(図2)▲1▼持ち送り装置は、養生作業時に(図1)▲3▼を折り曲げることにより棚受け形状にしたものを非塗装物の外周に張り付けポリエスチレンシートをその周りに張り付け庇状にすることで養生材(ポリエスチレンシート)の使用料を軽減できる。
【0011】
(図1)▲1▼の全長は、塗装作業時の飛散量や非塗装物の面積に応じて50ミリのものや300ミリのものを作業用途に応じて使い分けることが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0012】
塗装養生作業時に養生材を使用する量を最小限にすることが出来るので産業廃棄物を軽減させる効果がある。
【0013】
塗装養生作業時に非塗装物を全面的に覆う必要が無くリフォーム工事等の場合、施主に圧迫感を与えない又工事のための日常作業の制約を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】折り曲げ機構付平面型持ち送り装置の全体図
【図2】折り曲げ機構付平面型持ち送り装置の折り曲げ状態の全体図
【図3】折り曲げ機構付平面型持ち送り装置の折り曲げ状態の側面図
【図4】折り曲げ機構付平面型持ち送り装置の折り曲げ状態の使用例の図
【符号の説明】
【0015】
▲1▼ 折り曲げ機構付平面型持ち送り装置本体
▲2▼ 折り曲げ機構付平面型持ち送り装置支受部
▲3▼ 支受折り曲げ部
▲4▼ 支軸受け切れ目部
▲5▼ 支軸受け折り曲げ部
▲6▼ 支軸受け部
▲7▼ 折り曲げ機構付平面型持ち送り装置本体
▲8▼ ポリエスチレンシート
▲9▼ 窓(非塗装物)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗装施工時の養生作業手間及び養生材を省力化する折り曲げ機構を有する平面型持ち送り装置
【請求項2】
塗装施工時の養生材を折り曲げ機構を有する平面型持ち送り装置を用いて庇状、衝立状(棚受け形状)にすることの出来る持ち送り装置

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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