説明

抜き取り防止組立体を有するパッケージ

製品パッケージ及び製品パッケージングのための方法が、外部嵌合面(118、326)を有する内部製品容器(14)と、製品容器(14)を実質的に囲むように構成されるとともに対向内部嵌合面(112、347)を有する外部スリーブ(12)と、を含んでおり、製品容器(14)の外部嵌合面(118、326)とスリーブ(12)の内部嵌合面(112、347)とが、製品の抜き取り及び改ざんを防止するために外部スリーブ(12)内の所定位置に製品容器(14)をロックするために嵌り合うように係合するまで、外部スリーブ(12)内に製品容器(14)をスライドさせることにより、パッケージが組み立てられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2003年12月8日に出願された出願中の米国仮出願第60/528,043号に対して優先権を主張する。先に出願されたそのすべての開示は、参照によってここに組み込まれる。
【0002】
本発明は、一般に、製品パッケージングの分野に関するものであり、特に、内部ロック機構と抜き取り防止組立体とを有した製品容器に関するものである。
【背景技術】
【0003】
製品パッケージングは、パッケージされた製品をダメージから保護すること、パッケージされた製品を魅力的に陳列すること、盗用あるいは改ざんを防止すること、及び購買消費者に購入後の容易なアクセスを提供すること、を含むいくつかの重要な機能を果たす。加えて、パッケージは、製造ができる限り安価であることが望ましい。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上述した要求を満たすものであり、盗用あるいは改ざんを防止するために外側スリーブ内に保持され、製品をダメージから保護して製品を魅力的に陳列するための製品容器、を備えたパッケージングを提供する。本発明は、外部に嵌合面を有する内部製品容器と、内部に対応する対向嵌合面を有する外側スリーブであって、盗用あるいは改ざんを防止するように製品容器のまわりの所定位置にロックされる外側スリーブと、を含んでいる。
【0005】
例示的な実施例では、嵌合面が、パネル、タブ、リブ、キャッチ、受面、縁部、切り欠き、孔部、及び類似のエレメントを含んでおり、これらは、カードあるいはトレイのいずれかに一体とされるかあるいは取り付けられ、外側スリーブに関連した類似の相補的なエレメントに接続されるように構成され、ここでは嵌合面と称されている。
【0006】
本発明の実施例は、係合タブを有するトレイと、トレイ受け入れ領域を有するスリーブと、を備えている。少なくとも1つの携帯用アイテムを受け入れて保持するための受け入れキャビティを有するように構成された少なくとも1つの事前成形トレイは、トレイ受け入れ領域内にロックされうる。トレイ受け入れ領域にトレイを受け入れるように構成された外側スリーブは、それに沿って配置された、ロック位置でタブに係合するように構成されたロック縁部を有している。トレイは、外側スリーブによって画成された空洞内に完全にあるいは部分的に挿入されうる。
【0007】
他の実施例は、ロックタブを受け入れるための凹所を有するトレイと、ロックタブを有するスリーブと、を備えている。このトレイは、縁部に沿って配置された、ロックタブを受け入れるためのインデントを有している。外側スリーブは、トレイを受け入れるように構成された空洞を画成し、トレイにおけるインデントに係合するロックタブを有している。
【0008】
本発明の他の実施例は、モノリシック的に製造されたトレイのような、改良された構成部材を含んでいる。ここで、トレイは、限定されないが熱成形、真空成形、及び射出成形を含む当業者に周知の任意の成形技術あるいはプロセスから製造されうる。トレイは、製品を受け入れて保持するように構成された少なくとも1つの凹んだキャビティを備えている。トレイはまた、製品を完全に囲むヒンジ接続された2つの半体によって形成されうる。
【0009】
実際には、本発明の実施例は、アイテムをロックパッケージで固定することにより、アイテムへのアクセスを阻止するように構成される。本発明の実施例で固定されたアイテムへのアクセスを阻止するための方法は、限定されない教示目的のために以下の順序で示された以下のステップを備えている。係合手段を有するトレイ容器を提供する。アクセス可能空洞を形成するための開口端部と、トレイを相互ロックして固定する対向嵌合面と、を有する外側スリーブを提供する。トレイを開口端部に位置合わせし、対応する対向嵌合面を方向付ける。対応する対向嵌合面を結合させるか、あるいは接続するために、カードを空洞に完全に挿入する。トレイはまた、空洞の端部を塞いで製品へのアクセスを防止するために、折り曲げられて方向付けられる凹陥部を有していてもよい。
【0010】
この発明による実施例は、少なくとも、重量の軽さ、改ざんに対する耐性、優れた耐久性、組み立ての容易さ、製品の保護、収容の容易さ、処分の容易さ、異なる変わった形状の装置に対応する能力、優れた経済性という利点を提供する。
【0011】
本発明は、特定の物品に限定されず、多くの物品に適用可能であることが考えられる。本発明の他の長所は、以下の説明、添付の図面、及び添付の請求項から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
必要に応じて、本発明の詳細な実施例がここに開示される。開示された実施例は、様々な代替形態で実現されうる本発明の単なる例示的なものであることが理解されるであろう。図面は必ずしも尺度通りというわけではなく、特定の構成部材の詳細を示すためにいくつかの特徴部が誇張されたり最小化されたりしている。他の例では、本発明をあいまいにするのを避けるため、周知の材料あるいは方法は詳述していない。したがって、ここに詳細に開示される特定の構造及び機能は、限定解釈されてはならないが、請求項に基づくものであり、本発明を様々に用いる当業者への教示のためのものである。
【0013】
一般的に言えば、図1は、本発明による例示的な製品パッケージ10の斜視図を示している。パッケージ10は、上端部に上方開口部を有しかつ末端部に下方開口部を有する三つ折りのスリーブ12を含んでいる。パッケージ10はまた、モノリシックな内部トレイ14を含んでおり、該内部トレイ14は、組み立てられかつ図示されているように、成形凹陥部16a〜cの組み合わせと製品受け入れキャビティ18とを備えている。図1の視点から、組み立てられた製品パッケージを一般的に説明すると、上方開口部が、第1の成形凹陥部16aによって部分的に塞がれ、製品(図示せず)が、受け入れキャビティ18内に載置され、下方開口部が、剛体基部を形成するために嵌り合うように折り曲げられて組み合わされた第2の凹陥部16b及び第3の凹陥部16cによって実質的に塞がれている。
【0014】
さらに、詳述するように、スリーブ12が、ロックタブ(図8に最もよく示されている)を含み、トレイ14が、図12及び13に最もよく示されているように、ロックタブ受け入れチャネルを含んでいる。あるいは、図17に最もよく示されているように、スリーブがロックタブ受け入れチャネルを含み、図15及び16に示されているように、トレイがロックタブを含んでいる。図1に戻ると、組み立てられたときに、ロックタブと受け入れチャネルとが嵌り合うように係合して、完全に挿入されたトレイ14がスリーブ12から取り出されることを防止される。実際には、組み立てられた製品パッケージの受け入れキャビティ18内に製品が載置されると、スリーブ12あるいはトレイ14を完全に破壊することなく製品にアクセスすることは不可能となる。
【0015】
言い換えると、実際には、製品が魅力的に陳列されるが、凹陥部16a及び受け入れキャビティ18の対向構造のために、部分的に塞がれた上方開口部から製品にアクセスすることが不可能であり、嵌り合うように折り曲げられた凹陥部16b及び16cのために、実質的に塞がれた下方開口部から製品にアクセスすることが不可能である。購買消費者のために、ミシン目線20が実質的にスリーブ12の高さに設けられて、パッケージされた製品10を購入した後に、消費者がパッケージを容易に開けて製品にアクセスしうるようにしている。
【0016】
図示された実施例では、ミシン目20が破られた後では、パッケージ10を再び封じることができない。したがって、破られたミシン目は、製品の改ざんあるいは盗用の証拠となる。パッケージは、ミシン目を破ることの有無にかかわらず、開けられかつ再び締められるように構成されうることが考えられる。当業者は、スリーブ12を開けるための手段が、スリーブ12を閉じるための手段と一緒に、製品にアクセスする目的のために設けられうることを理解するであろう。限定されない説明のために、スリーブ12は、ロックタブ、テープ、ベルクロ(登録商標)、ストリング、ボタン、バンド、あるいは、折り重ねられたフラップを開けて再び締めるための他の周知のアプローチによって、開けられるかあるいは再び締められるようにしてもよい。
【0017】
図1にさらに示されるように、受け入れキャビティ18は、パッケージ10内に保持されるべき製品を受け入れるための形状とされている。以下に示す理由のため、受け入れキャビティ18は、任意の形状とされた製品を収容するように完全に修正されうることが理解されるであろう。加えて、凹陥部16a〜cは、図示されているように、半オーバルの形状とされている。凹陥部16a〜cは、上端部あるいは下端部から製品への未許可のアクセスを防止する任意の形状に適合するように、自由に修正されうることが同様に理解されるであろう。
【0018】
図2〜7は、図1に示されたパッケージ10のさらなる見方を示している。図2及び3はそれぞれ、パッケージ10の正面図及び後面図である。図2では、凹陥部16aがその凹側から見えている一方、受け入れキャビティ18がその凸側から見えている。図3では、反対側が示されている。図4及び5は、パッケージ10の左側面図及び右側面図を示しており、凹陥部16a及びキャビティ18の凹/凸の向きをよく示している。図6は、凹陥部16aによって形成された、部分的に塞がれた上方開口部を示している一方、図7は、嵌め合わされた凹陥部16b〜cによって形成された、実質的に塞がれた下方基部を示している。
【0019】
ロック機構及び抜き取り防止組立体の動作を、いくつかの例示的な実施例及び例示的な製造技術に関して説明するが、説明される容器及び製造技術は、本発明の思想から逸脱することなく修正されうることが理解されるであろう。図8は、本発明の1つの実施例によるスリーブ12を形成するためのブランク100の平面図を示している。図17は、本発明の他の実施例によるスリーブ12を形成するためのブランク340の平面図を示している。シートの厚みは、価格及び強度を含んだいくつかの要因に基づいて選択される。シートは、構造サポートを提供するよう十分に厚いものとされているべきであるが、ここで説明するように、シートが撓んだり折り曲がったりするのを許容するように十分に薄いものとされているべきである。
【0020】
ブランク100、340は、PVC、APET、あるいはPETGのような適切な材料のシートから打ち抜かれている。限定されない一例のため、図示されたブランク100、340は、0.025インチ厚みのPVCとされている。板紙を含む他の材料を必要に応じて使用することができ、高速印刷プロセスを使用してテクスチャあるいはグラフィックをブランク上に直接印刷することができる。
【0021】
材料の選択に関して、ブランク100、340は、紙、板紙、厚紙、プラスチック、あるいはその組み合わせを含んでいる。ブランク100、340が板紙を含んでいる場合、漂白硫酸塩、固体無漂白硫酸塩、あるいは粘土でコーティングされた新聞再生紙は、周知の設計事項である。一般に、板紙コーティングは、移動表面に対して滑らかに塗布された澱粉あるいは接着剤を有する、コーティング粘土、炭酸カルシウム、及び/または二酸化チタンなどの材料の流体混合物である。引き続く緻密化及び研磨は、ミネラルコーティングされた表面を優れた画像印刷表面に仕上げる。ブランク及び/またはトレイが紙の場合、真空成形を含む当業者に周知の製造技術が考えられる。ブランク及び/またはトレイがプラスチックの場合、熱成形、射出成形などを含む当業者に周知の製造技術が考えられる。
【0022】
図8及び17に戻ると、一連の切り込み線102、341が、ブランクをいくつかのパネル及びタブに分割するように、ブランク100、340に製造されている。加えて、ミシン目線103、342が、購買消費者が製品にアクセスするために加えられている。ブランク100、340は、完成スリーブ12を形成するように折り曲げられて折り重ねられる、第1のパネル104、343と第2のパネル106、344と第3のパネル108、345とを含んでいる。取り付け縁部110、346は、第1のパネル104、333の外側縁部とは反対側の、第3のパネル108、345の外側縁部によって画成されている。
【0023】
図8及び17を参照し続けると、第1のパネル104の外側縁部から延びているのは、単一の解放不可能なロックタブ112である。本発明の1つの観点によれば、ロックタブ112は、形状が長方形とされている。ロックタブ112は、図12及び13に最もよく示されてかつさらに以下で説明される受け入れチャネル118に以下で説明するように係合する、第1のロック縁部114と第2のロック縁部116とを含んでいる。あるいは、図17に示されているように、タブセクション350が、第1のパネル343から外側へ延びている。タブセクション350と第1のパネルとの間で、スリーブの長さ部に沿った中間に配置されているのは、ロックタブ受け入れチャネルとして機能する切り欠き347である。切り欠き347は、図15及び16に示されたロックタブ326を受け入れるように開口しており、該切り欠きは、縁部348及び349を有している。
【0024】
ブランク100から完成スリーブ12を製造する際には、ロックタブ112を、第1のパネル104の内部の方へ向けて内側へ折り曲げる。あるいは、ブランク330から完成スリーブを製造する際には、タブセクション350を、第1のパネル343の内部の方へ向けて内側へ折り曲げ、切り欠きからロックタブ受け入れチャネル347を生じさせる。それから、第1のパネル104、343を、第2のパネル106、344上に折り曲げる。部分的に折り曲げられたブランク100が、図9に示されている。それから、第3のパネル108、345を、第1のパネル104、343上に折り曲げる。取り付け縁部110、346をクロスハッチ領域122に沿って第1のパネル104、343に貼り付けるために、適切な技術が用いられる。限定されない説明のために、クロスハッチ領域122は、当業者に周知の化学、熱、あるいは機械的接合によって貼り付けられうる。
【0025】
図10及び11に最もよく示されているように、第1のパネル104、343への取り付け縁部110、346の接合が、ブランク100、340の左右に開口部を有するスリーブ12を生じさせることが見られるであろう。図11に示されているように、ロックタブ112は、第1のパネル104と第2のパネル106との間に捕えられている。あるいは、第1のパネル343に対して折り曲げられた折り曲げタブセクション350が、第1のパネル343と第2のパネル344との間にロックタブ受け入れチャネル347を生じさせるであろう。折り曲げられたパネル104、344、106、344、及び108、345によって生じた空洞124は、さらに以下で説明するように、内部トレイ14、325によって塞がれるであろう。
【0026】
図12及び13は、内部トレイ14の例示的な実施例を示している。図15及び16は、内部トレイ325の他の例示的な実施例を示している。好ましい実施例では、内部トレイ14、325が、プラスチック熱成形トレイとされている。より詳しくは、トレイが、受け入れキャビティ18、328と、上方凹陥部16a、327aと、下方凹陥部16b〜c、327b〜cと、ロックタブ受け入れチャネル118とを含んでいる。あるいは、図15及び16に最もよく示されているように、トレイが、ロックタブ受け入れチャネル118の代わりにロックタブ326を含んでいてもよい。スリーブブランク100、330と同様に、トレイ14、325は、任意の適切な材料からなりえる。
【0027】
例示的な製造方法に関して、トレイ14、325は、図12及び16に最もよく示されているように、熱成形プロセスにおいて使用されるブランク200、330として始まっていてもよい。切り込み線102、332が設けられ、そして、ロックタブ受け入れチャネル118を形成するために、ブランクの1つの縁部に沿った長さ部が取り除かれている。あるいは、ロックタブ326を形成するために、ブランクの1つの縁部が、その長さ部に沿った少なくとも1つの位置において切り欠かれていてもよい。好ましい実施例では、ロックタブ受け入れチャネル118、347が、ロックタブ112、326にしっかりと係合するために必要な長さよりも長くはならない。受け入れチャネル118は、第1のロック縁部202と第2のロック縁部204とを含んでいる。実際には、トレイ14がスリーブ12の受け入れ空洞124内に完全に挿入されたときに、ロックタブ112のロック縁部114、116が、トレイ14のロック縁部202、204に嵌り合うように係合する。あるいは、実際には、トレイ325がスリーブ340の受け入れ空洞124内に完全に挿入されたときに、トレイ325におけるロックタブ325のロック縁部336、334が、スリーブ340内のロックタブ受け入れチャネル347のロック縁部348、349に嵌り合うように係合する。
【0028】
ブランク200、330は、ここでは形状206、338によって示されたパッケージされるべき製品を受け入れるのに十分なサイズとされている。図13及び15に最もよく示されているように、受け入れキャビティ18、328が考えうる任意の形状をとることができることを、当業者は理解するであろう。したがって、ここで示された形状206、328は、限定されない説明の目的のためである。
【0029】
熱成形プロセスは、例示的なトレイ14、326に、受け入れキャビティ18、328と凹陥部16a〜c、327a〜cとを生じさせる。1つの受け入れキャビティ18、328のみが示されているが、複数の受け入れキャビティが設けられうることが考えられる。加えて、1つの凹陥部16a、327aのみが一方の端部に示されているが、2つの凹陥部がこの端部に設けられ、それにより、組み立てられた製品パッケージ10の両側に実質的に塞がれた端部を生じさせることが考えられる。
【0030】
スリーブ12とトレイ14、325との両方の例示的な代替実施例が考えられる。例えば、スリーブ12に関して、三つ折りのブランク100、340を利用するよりはむしろ、内部ロックを有するピロースリーブを形成するために二つ折りのブランクを使用することが考えられる。概念的に、また実際には、二つ折りのブランクは、該二つ折りのブランクが第2のパネル106、344を含んでいないことを除いて、三つ折りのブランク100、340と同一である。さもなければ、二つ折りのブランクは、上述したのと同様に折り曲げられて取り付けられるものであり、ロックタブ112あるいはロックタブ受け入れチャネル347とミシン目線103、342とを含んでいる。
【0031】
トレイ14の例示的な代替実施例に関して、図14を参照する。ここで、トレイ300は、完全にカプセル化される受け入れキャビティを含んでおり、該受け入れキャビティは、嵌め合いキャビティ凹陥部304及び306と、嵌め合い上方凹陥部310及び312と、嵌め合い下方凹陥部314及び316と、嵌め合い受け入れチャネル318及び320と、切り込み線322とによって形成されている。切り込み線322に沿って折り曲げられると、ここで説明する発明概念を実行する完全にカプセル化された受け入れキャビティが形成される。
【0032】
製品パッケージ10の組み立てを説明する。図11を参照すると、完成スリーブ12のサイズに応じて、作業者は、親指及び他の指を使用して側縁部130に圧力を作用させることにより、片手でスリーブ12を保持することが可能であろう。作業者は、それから、内部トレイ14を挿入するために十分なほど受け入れ空洞124を拡げるように、スリーブ12をポップさせて開けることができる。上述したように、図8によって示される第1の実施例に関して、第1のパネル104は、ロックタブ112を含んでいる。図11に最もよく示されているように、パネルが折り曲げられた後、ロックタブ112は、受け入れチャネル118に係合するように内方側に延びている。図17によって示される代替実施例では、第1のパネル343が、ロックタブ326を受け入れるように内方側に露出された受け入れチャネル347を含んでいる。
【0033】
前述の例示的な実施例において、凹陥部16a、327aを備えたトレイ14、325の端部は、受け入れ空洞124内に挿入される先端部である。代替実施例が16b〜c、327b〜cと同一の2つの凹陥部16a〜a’、327a〜a’を含んでいるならば、それから、凹陥部16a’、327a’は、切り込み線に沿って折り曲げられ、受け入れ空洞124内にトレイを挿入する前に、凹陥部16a〜a’、327a〜a’が、図1に最もよく示された基部と同一の三次元的な上部を形成する。
【0034】
しかしながら、内部トレイ14を挿入する前に、作業者は、受け入れチャネル118、347がロックタブ112、326に位置合わせされるように、トレイ14が方向付けられていることを目視して確認するであろう。完全に挿入されたとき、受け入れチャネル118、347は、ロックタブ112、326に係合して、両方ともが嵌り合って係合するように位置合わせされなければならない。トレイ14をスリーブ12に完全に挿入する前に、受け入れキャビティ18内に製品が詰め込まれる。凹陥部16c、327cは、設けられた切り込み線102に沿って折り曲げられ、凹陥部16b、327b、16c、327cが、図1に最もよく示された三次元基部を形成するようにする。
【0035】
スリーブ12及びロックタブ112を製造するために使用される材料の弾性のため、ロックタブは、わずかな折り曲がり(folding)及び折り広がり(unfolding)の傾向を有している。タブ112のわずかな折り曲がり(folding)は、トレイが、第1のパネル104あるいは第2のパネル106に対してタブ112を押し戻し、タブ112を通過するのに有利である。タブ112のわずかな折り広がり(unfolding)は、堅固なロック機構を保証するのに有利であり、受け入れチャネル118がタブ112に直接的に隣接したときに、タブ112が受け入れチャネル118とされる空洞を塞ぐようにパネル104、106から跳ね戻る。ロックタブ326が内方側に折り曲げられて、トレイ325をスリーブ12内に挿入できるようになった後、ロックタブ326の弾性は、それが受け入れチャネル347と接触したときに、ロックタブ326をわずかに折り広げるようにし、それによって、前記ロックタブ326と前記受け入れチャネル347との間の堅固なロック機構を同様に保証することは、当業者にとって明らかであろう。
【0036】
製品パッケージ10の組み立てを完了すると、図20に示されているように、16b〜cによって形成された基部が、スリーブ12内に完全に挿入される。スリーブ12内へのトレイ14、325の完全な挿入とほぼ同時に、ロックタブ112、326が、その圧縮位置から跳ね戻って、受け入れチャネル118、347に嵌り合うように係合する。係合されたとき、図示されているように、タブの第1のロック縁部336が、ロックタブ受け入れチャネルの第1のロック縁部348に当接する一方、タブの第2のロック縁部334が、ロックタブ受け入れチャネルの第2のロック縁部349に当接する。互いに当接するそれぞれのロック縁部336、348;114、202及びロック縁部334、349;116、204により、トレイ14及びスリーブが完全に係合される。本発明の汎用性のため、完全に挿入されかつ係合されたときに、ロック縁部114、202;116、204;336、349;334、348;114、204;116、202が内部ロック機構を生じさせるように当接しうることが、考慮されかつ容易に理解される。上述した手動動作は、機械でも実行されうる。
【0037】
例示的な実施例が1つのロックタブ112と1つの受け入れチャネル118とを示している一方、複数のロックタブ112及び受け入れチャネル118が考えられ、その数及び構成は単なる設計事項であることが理解されるであろう。
【0038】
図1〜13の例示的な製品パッケージ構造は、オーバル形状とされている。本発明は、正方形、長方形、円形、六角形、八角形、及びそのバリエーションを含むすべてのパッケージ形状によく適していることが考慮される。製品パッケージ構造は、1つ以上の受け入れキャビティに含まれる製品のタイプ及び数に応じた単なる設計事項である。
【0039】
凹陥部16a〜c、327a〜cは、図示されているように中空であるが、当業者は、製品パッケージ10の構造完全性あるいは関連する性能特徴を改善するために、凹陥部あるいは筐体内にリブが設けられうることを理解するであろう。加えて、1つ以上の凹陥部16a〜c、327a〜cが、ブランク200、330よりはむしろ、ブランク100、340にも形成されうる。
【0040】
本発明のさらなる例示的な代替実施例は、図18〜20に最もよく示されている。ブランク400は、図18に最もよく示されているように、非対称形状のスリーブ12を生じさせるために使用される。上記実施例で説明されたように、スリーブは、熱成形されたブランク400、あるいは、他の可撓性あるいは弾性を有する材料から構成されるであろう。ブランク400は、切り込み線401と第1のパネル402と第2のパネル403と第3のパネル404とを含んでいる。ブランク400は、第1のパネル403及び第2のパネル404がスリーブの正面及び後面を形成するように、401に沿って折り曲げられるであろう。403及び404を接続する1つの側部405は、切り込み折り曲げ線401によって形成されるであろう。第2の側部406は、第1のパネル403と接着パネル402との間の折り曲げによって形成されるであろう。スリーブは、接着剤パネル402を第2のパネル404の縁部上に折り曲げることによって完全に閉じられるであろう。ブランク400の長さ部に沿ったミシン目407は、消費者が製品へアクセスするのを許容する。消費者が製品内部を見るのを許容するために、突出キャビティ408が含まれていてもよい。インデント409は、ブランク400に切り欠かれていて、ロック機構に係合するように側部405、406に配置されるであろう。
【0041】
クラムシェル製品容器455は、図19に最もよく示されている。上記実施例で説明したように、容器は、熱成形されたブランクから構成されるであろう。いくつかの凹んだキャビティ450が、パッケージされる製品を完全に囲むようにブランクに沿って配置されるであろう。当業者によって理解されるように、製品を囲むために必要な任意の形状からなる任意の数のキャビティ450が存在しうる。一方の側部451が、容器の正面として機能し、他方の側部452が、容器の後面として機能するであろう。容器は、その上縁部に沿ってヒンジ453で接続されうる。ヒンジ453に沿って折り曲げられたとき、1番目の側部451と2番目の側部452とが、製品を完全に囲むように位置合わせされて、キャビティ450内を閉じるであろう。結果として生じる製品容器455は、上部ヒンジ453において狭くなっているが、台形形状を形成するように底部の方へ向けて厚くなっていく。側部451及び側部452から延びているのは、2つの突出タブ454である。ヒンジ453に沿って折り曲げられたとき、1番目の側部に沿った突出タブ454と、2番目の側部に沿った突出タブ454とは、製品容器のロック機構の一部分を形成するように位置合わせされる。2つの側部は、上記実施例で示されているように、接着剤により、あるいは、当業者に周知の他の手段により、互いに閉じられるであろう。突出タブ454は、可撓性を有してもよいし、あるいは剛体であってもよいが、スリーブが剛体であるならば、製品容器の突出タブ454は、最終パッケージの組み立て中において、内方側に折り曲げられて、それからスリーブ12のインデント409に嵌り合って係合するように解放されるような、弾性を有する材料でなければならない。
【0042】
組み立てが一旦完了すると、最終パッケージが図20に最もよく示されている。スリーブ12は、製品容器455を該容器455の底部での厚みのためにそれ以上進行してはならない特定のポイントまでスライドさせるような形状とされているであろう。スリーブが可撓性を有しているならば、スリーブ12の側部405、406に切り欠かれたノッチ409に突出タブ454が嵌り合うように係合するまで、スリーブ12が突出タブ454上を移動するように、ロック機構が係合される。そこで、可撓性スリーブは、製品容器の下方部分の増大した厚みによって拡げられ、該可撓性スリーブは、可撓性スリーブを突出タブ454上で後退させてスライドさせるようには撓むことができなくなる。代替的に、スリーブ12が剛体であるならば、あるいは、製品容器が厚みを増大させないならば、突出タブ454がスリーブ12の側部405、406に切り欠かれたノッチ409に嵌り合うように係合し、そして突出タブ454がノッチ409内の突出位置に跳ね戻るまで、突出タブ454は、スリーブがそれらの上を通過できるように、弾性を有していて内方側に折り曲げられるべきである。一旦、ノッチ409が突出タブ454に嵌り合うように係合されたならば、製品への唯一のアクセスが、スリーブ12の長さ部に沿ったミシン目407を介したものとなる。
【0043】
本発明の上記実施例、特にどんな「好ましい」実施例でも、実現例の単なる可能性のある一例であり、本発明の原理の明確な理解のために単に説明されているのみであることが強調されるべきである。多くのバリエーション及び修正が、本発明の思想及び原理から実質的に逸脱することなく、本発明の上記実施例になされうる。さらに、バリエーション、修正、及び改良は、請求項で規定される本発明の範囲から逸脱することなく、開示された装置及び方法になされることが理解されるであろう。すべての修正及びバリエーションは、この開示及び請求項によって保護される本発明の範囲内で、ここに含まれることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の観点による製品パッケージの斜視図である。
【図2】図1に示されたパッケージの正面図である。
【図3】図1に示されたパッケージの後面図である。
【図4】図1に示されたパッケージの左側面図である。
【図5】図1に示されたパッケージの右側面図である。
【図6】図1に示されたパッケージの上面図である。
【図7】図1に示されたパッケージの底面図である。
【図8】本発明の観点によるスリーブを製造するためのブランクの平面図である。
【図9】部分的にスリーブに組み立てられた、図8に示されたブランクの平面図である。
【図10】完全にスリーブに組み立てられた、図8に示されたブランクの平面図である。
【図11】図10に示されたスリーブの端面図である。
【図12】本発明の観点による内部トレイを製造するためのブランクの平面図である。
【図13】本発明の観点による内部トレイの斜視図である。
【図14】本発明の観点による代替内部トレイの斜視図である。
【図15】本発明の観点による内部トレイの斜視図である。
【図16】本発明の観点による内部トレイを製造するためのブランクの平面図である。
【図17】本発明の観点によるスリーブを製造するためのブランクの平面図である。
【図18】本発明の観点によるスリーブを製造するためのブランクの平面図である。
【図19】本発明の観点による開いた内部製品容器の斜視図である。
【図20】本発明の観点による閉じた内部製品容器の斜視図である。
【図21】本発明の1つの実施例のスリーブ内に内部トレイを組み付ける方法の斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
10 製品パッケージ
12 スリーブ
14 トレイ
112 ロックタブ
118 受け入れチャネル
326 ロックタブ
347 受け入れチャネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品パッケージにおいて:
外部嵌合面を有する製品容器と;
前記製品容器を保持する外側スリーブであって、前記製品容器の前記外部嵌合面に係合する内部対向嵌合面をも含む外側スリーブと;
を備えていることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項2】
請求項1に記載の製品パッケージにおいて、
前記外部嵌合面がタブであり、前記内部対向嵌合面が凹所であることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項3】
請求項2に記載の製品パッケージにおいて、
前記タブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項4】
請求項2に記載の製品パッケージにおいて、
前記外側スリーブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項5】
請求項2に記載の製品パッケージにおいて、
前記タブ及び前記外側スリーブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項6】
請求項1に記載の製品パッケージにおいて、
前記外部嵌合面が凹所であり、前記内部対向嵌合面がタブであることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項7】
請求項6に記載の製品パッケージにおいて、
前記タブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項8】
請求項6に記載の製品パッケージにおいて、
前記外側スリーブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項9】
請求項6に記載の製品パッケージにおいて、
前記タブ及び前記外側スリーブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項10】
製品パッケージにおいて:
少なくとも1つの外部タブを有する製品容器と;
前記製品容器を保持して実質的に囲む弾性外側スリーブであって、前記少なくとも1つの外部タブに嵌り合うように係合する少なくとも1つの対応するタブ受け入れ凹所をさらに含む弾性外側スリーブと;
を備えていることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項11】
請求項10に記載の製品パッケージにおいて、
前記タブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項12】
製品パッケージにおいて:
少なくとも1つの弾性外部タブを有する製品容器と;
前記製品容器を保持して実質的に囲む外側スリーブであって、前記少なくとも1つの外部タブに嵌り合うように係合する少なくとも1つの対応するタブ受け入れ凹所をさらに含む外側スリーブと;
を備えていることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項13】
請求項12に記載の製品パッケージにおいて、
前記外側スリーブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項14】
製品パッケージにおいて:
少なくとも1つの弾性外部タブを有する製品容器と;
前記製品容器を保持して実質的に囲む外側スリーブであって、該外側スリーブが前記製品容器上をスライドするのを可能にするように構成された少なくとも1つの開口部を有し、かつ、前記少なくとも1つの弾性外部タブに嵌り合うように係合する少なくとも1つの対応する内部凹所を有する外側スリーブと;
を備えていることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項15】
請求項12に記載の製品パッケージにおいて、
前記外側スリーブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項16】
製品パッケージにおいて:
その外面に少なくとも1つの凹所を有する製品容器と;
前記製品容器を保持して実質的に囲む外側スリーブであって、該外側スリーブが前記製品容器上をスライドするのを可能にするように構成された少なくとも1つの開口部を有し、かつ、前記製品容器の外面における前記少なくとも1つの凹所に嵌り合うように係合する少なくとも1つの対応する弾性内部タブを有する外側スリーブと;
を備えていることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項17】
請求項16に記載の製品パッケージにおいて、
前記外側スリーブが弾性を有していることを特徴とする製品パッケージ。
【請求項18】
製品容器内に製品をパッケージするための方法において:
少なくとも1つの外部嵌合面を有する製品容器内に製品を配置するステップと;
前記製品容器を保持して実質的に囲むために適した形状の製品パッケージング筐体内に製品容器を挿入するステップであって、前記製品パッケージング筐体が少なくとも1つの対応する対向嵌合面を有するようにしたステップと;
前記製品パッケージング筐体内の所定位置に製品容器をロックするために、前記少なくとも1つの外部嵌合面と前記少なくとも1つの対応する対向嵌合面とを係合させるステップと;
を備えていることを特徴とする製品をパッケージするための方法。
【請求項19】
請求項18に記載の製品をパッケージするための方法において、
前記外部嵌合面がタブであり、前記内部対向嵌合面が凹所であり、筐体を所定位置にロックするために前記少なくとも1つの外部嵌合面と前記少なくとも1つの対応する対向嵌合面とを係合させる前記ステップは、前記タブを前記凹所に挿入するステップを含んでいることを特徴とする製品をパッケージするための方法。
【請求項20】
請求項19に記載の製品をパッケージするための方法において、
前記タブが弾性を有し、前記製品パッケージング筐体内に前記製品容器を挿入する前記ステップは、製品容器が製品パッケージング筐体内に挿入され、前記凹所内への挿入と同時に前記タブが跳ね戻ることを許容するように、前記タブを撓ませるステップを含んでいることを特徴とする製品をパッケージするための方法。
【請求項21】
請求項19に記載の製品をパッケージするための方法において、
前記外側スリーブが弾性を有し、前記製品パッケージング筐体内に前記製品容器を挿入する前記ステップは、前記タブが前記凹所にロックして係合することを可能にするために、製品容器が製品パッケージング筐体内に挿入され、前記製品パッケージング筐体をその意図された形状に実質的に復元するように、前記タブを越えて通過するように前記製品パッケージング筐体を撓ませるステップを含んでいることを特徴とする製品をパッケージするための方法。
【請求項22】
請求項19に記載の製品をパッケージするための方法において、
前記タブ及び前記外側スリーブが弾性を有し、前記製品パッケージング筐体内に前記製品容器を挿入する前記ステップは、前記タブが前記凹所にロックして係合することを可能にするために、製品容器が製品パッケージング筐体内に挿入され、前記凹所への挿入と同時に前記タブが跳ね戻ることを許容し、前記製品パッケージング筐体をその意図された形状に実質的に復元するように、前記タブを撓ませるとともに前記製品パッケージング筐体を撓ませるステップを含んでいることを特徴とする製品をパッケージするための方法。
【請求項23】
請求項18に記載の製品をパッケージするための方法において、
前記外部嵌合面が凹所であり、前記内部対向嵌合面がタブであることを特徴とする製品をパッケージするための方法。
【請求項24】
請求項23に記載の製品をパッケージするための方法において、
前記タブが弾性を有し、前記製品パッケージング筐体内に前記製品容器を挿入する前記ステップは、製品容器が製品パッケージング筐体内に挿入され、前記凹所内への挿入と同時に前記タブが跳ね戻ることを許容するように、前記タブを撓ませるステップを含んでいることを特徴とする製品をパッケージするための方法。
【請求項25】
請求項23に記載の製品をパッケージするための方法において、
前記外側スリーブが弾性を有し、前記製品パッケージング筐体内に前記製品容器を挿入する前記ステップは、前記タブが前記凹所にロックして係合することを可能にするために、製品容器が製品パッケージング筐体内に挿入され、前記凹所内への挿入と同時に前記タブが跳ね戻ることを許容し、前記製品パッケージング筐体をその意図された形状に実質的に復元するように、前記タブを撓ませるとともに前記製品パッケージング筐体を撓ませるステップを含んでいることを特徴とする製品をパッケージするための方法。
【請求項26】
請求項23に記載の製品をパッケージするための方法において、
前記タブ及び前記外側スリーブが弾性を有し、前記製品パッケージング筐体内に前記製品容器を挿入する前記ステップは、前記タブが前記凹所にロックして係合することを可能にするために、製品容器が製品パッケージング筐体内に挿入され、前記凹所内への挿入と同時に前記タブが跳ね戻ることを許容し、前記製品パッケージング筐体をその意図された形状に実質的に復元するように、前記タブを撓ませるとともに前記製品パッケージング筐体を撓ませるステップを含んでいることを特徴とする製品をパッケージするための方法。
【請求項27】
製品抜き取りを防止する製品パッケージング組立体において:
特定の製品を含むような形状とされ、ロック機構の一部として機能するように少なくとも1つの縁部に沿って配置された少なくとも1つのインデントを有する成形トレイと;
前記成形トレイを保持し、前記少なくとも1つのインデントと嵌り合って互いにロックするように内側縁部に沿って配置される少なくとも1つの延長タブを有するスリーブと;
を備えていることを特徴とする組立体。
【請求項28】
請求項27に記載の組立体において、
前記成形トレイが、成形トレイの一方の端部に沿って配置された少なくとも1つの凹陥部を有し、前記成形トレイが前記スリーブ内にロックされている間に、内容物へのアクセスを防止することを特徴とする組立体。
【請求項29】
請求項27に記載の組立体において、
前記成形トレイが半体からなり、該半体は、半体が一緒に折り曲げられたときに特定の内容物を実質的に取り囲むための形状とされた少なくとも1つの受け入れキャビティをそれぞれ組み込んでいることを特徴とする組立体。
【請求項30】
請求項27に記載の組立体において、
前記外部スリーブが、それ自体の上に折り曲げられて外部縁部で固定された単一ピース材料によって形成されていることを特徴とする組立体。
【請求項31】
製品抜き取りを防止するパッケージング組立体において:
特定の製品を含むような形状とされ、ロック機構の一部として機能するように縁部に沿って配置された少なくとも1つのタブを有する成形トレイと;
前記成形トレイを保持するスリーブであって、前記少なくとも1つのタブに嵌り合って互いにロックするように前記スリーブの内部縁部に沿って配置された少なくとも1つの対応するインデントを有するスリーブと;
を備えていることを特徴とする組立体。
【請求項32】
請求項31に記載の組立体において、
前記成形トレイは、特定の内容物を保持するような形状とされた複数の受け入れキャビティを有していることを特徴とする組立体。
【請求項33】
請求項31に記載の組立体において、
前記成形トレイが、成形トレイの少なくとも一方の端部に沿って配置された少なくとも1つの凹陥部と、成形トレイの少なくとも一方の端部に沿って配置された少なくとも1つの凹陥部とを有し、前記成形トレイが前記スリーブ内にロックされている間に、内容物へのアクセスを防止することを特徴とする組立体。
【請求項34】
請求項31に記載の組立体において、
前記成形トレイが半体からなり、該半体は、半体が一緒に折り曲げられたときに特定の内容物を実質的に取り囲むための形状とされた少なくとも1つの受け入れキャビティをそれぞれ組み込んでいることを特徴とする組立体。
【請求項35】
請求項31に記載の組立体において、
前記外部スリーブが、折り曲げられて外部縁部で固定された単一ピース材料によって形成されていることを特徴とする組立体。
【請求項36】
製品抜き取りを防止するパッケージング組立体において:
スリーブの両開口部が異なるサイズとなるように構成されたテーパ形状であり、少なくとも1つのノッチ付き内側縁部を含む外側スリーブと;
特定の製品を完全に囲むとともに前記外側スリーブ内に部分的に挿入されるように構成されたクラムシェル成形トレイであって、前記外側スリーブの前記少なくとも1つのノッチ付き内側縁部に嵌り合うように係合する少なくとも1つの延長タブを有するトレイと;
を備えていることを特徴とする組立体。
【請求項37】
請求項36に記載の組立体において、
前記外側スリーブは、折り曲げられて外部縁部で固定された単一ピース材料からなることを特徴とする組立体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2007−513029(P2007−513029A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−543932(P2006−543932)
【出願日】平成16年12月8日(2004.12.8)
【国際出願番号】PCT/US2004/040970
【国際公開番号】WO2005/056421
【国際公開日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(504376810)ミードウエストベコ・コーポレーション (55)
【Fターム(参考)】