説明

押出成形装置/歯車ポンプの組合せ

本発明は、歯車ポンプ(14)に連結されている押出成形装置スクリューコンベヤ(20)を有する押出成形装置/歯車ポンプの組合せに関する。この押出成形装置/歯車ポンプの組合せの場合、押出成形装置スクリューコンベヤ(20)と歯車ポンプとの相対速度が、この中空押出成形装置スクリューコンベヤ(20)内に軸支された軸(64)によって調整可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せに関する。
【背景技術】
【0002】
歯車ポンプと押出成形装置とから構成された構造がかなり以前から公知である。押出成形装置に後続接続された歯車ポンプの場合、相当に高い供給圧力を歯車ポンプによって発生させることができる。これに対する例は、米国特許発明第4,642,040 号明細書から公知の解決手段である。この解決手段の場合、押出成形装置のスクリューコンベヤが、外軸に連結されている。この外軸は、可変な歯車装置に連結している。歯車ポンプを特別な歯車装置によって稼動させることができる。この解決手段の場合、歯車ポンプに供給しなければならない傾斜した流路が、押出成形装置の外側に設けられている。図6中に示された解決手段は、かなり経費がかかる;押出成形装置と歯車ポンプとの間のこの流路は、場合によってはさらなる加熱を必要とする。
【0003】
この明細書から公知のこの解決手段の別の実施形の場合、歯車ポンプが、特別な軸配置によって稼動されている。この場合、駆動部が、押出成形装置用の駆動モータから分岐されている。ここでは、従属歯車装置による幾重もの方向転換及び可変歯車装置のさらなる使用が必要である。この場合、この明細書は、異なる特に長い外軸を有する構造が欠点であることを既に示唆している。
【0004】
この解決手段を改良した様々な試みが公知である。例えば、押出成形装置と歯車ポンプとから構成された別の組合せが、ヨーロッパ特許出願公開第 508 285 号明細書から公知である。この構成は、特にその歯車ポンプの構造に着目し、この歯車ポンプ用の独立した駆動部を有する。この場合、希望の圧力状態を実現するため両駆動部を特別な方法で互いに同期させる必要があることが欠点である。
【0005】
歯車ポンプとの押出成形装置の組合せが、ドイツ連邦共和国特許出願公開第100 49 730号明細書中で提唱されている。この組合せの場合、歯車ポンプが、押出成形装置に対して直接固定されている。この解決手段は、長い流路を省略しコンパクトでありかつしたがって外乱に強い。しかしながら、より良好な気密を高圧領域内ですなわち歯車ポンプの外側で維持することが好ましい。さらにこの解決手段には、歯車ポンプの回転数が押出成形装置の回転数に依存するという重大な欠点がある。異なる生ゴム混合物及び熱可塑性混合物に対して、しかしながら異なる相対回転数が必要である。その結果、この解決手段は、専ら1つ又は同種の生ゴム混合物及び熱可塑性混合物を対象にする。
【特許文献1】米国特許発明第 4,642,040号明細書
【特許文献2】ヨーロッパ特許出願公開第 508 285号明細書
【特許文献3】ドイツ連邦共和国特許出願公開第100 49 730号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、長い流路の欠点を排除する請求項1の上位概念に記載の押出成形装置と歯車ポンプとから構成された組合せを提供することにある。この場合、多数の駆動部が必要になることなしに、動作点の制御が可能でなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は、請求項1に記載の本発明によって解決される。その他の好適な構成は、従属請求項中に記載されている。
【0008】
押出成形装置が混合の目的に使用される場合、押出成形装置は、多くの場合にかなりの長さを有し、これに対して例えば搬送領域を有する。これに対して特定の押出成形装置スクリューコンベヤが、積載して搬送するのではなくて押出成形装置内で回転する。混合の効率を改善するため、押出成形装置スクリューコンベヤの外周に対して比較的大きい直径を選択することが好ましい。したがって、内側から見て、押出成形装置スクリューコンベヤの直径が大きくなる。スクリューコンベヤハウジング内のスリップ動作を僅かにするため、中空の押出成形装置スクリューコンベヤが好ましい。このような押出成形装置は、その重量が比較的軽いという利点を有する。その結果、押出成形装置スクリューコンベヤと押出成形装置ハウジングとの間の磨耗が僅かである。
【0009】
こうして良好に形成された押出成形装置は、本発明にしたがって非常に好適な方法で構成することができる:
中空軸として形成された押出成形装置スクリューコンベヤは、歯車ポンプの駆動軸の収容用に使用される。この際だって簡単な手段によって、多くの利点を得ることができる。
【0010】
まず、中空軸の端部を個別に塞ぐ必要がない。押出成形装置スクリューコンベヤが、歯車ポンプの上流の端部に設置され得る。その結果、スクリューコンベヤハウジングと押出成形スクリューコンベヤとの間の摩擦による磨耗が著しく僅かである。
【0011】
中空軸を実現することによって、適度に長い押出成形装置でも、たわみに対する傾きが非常に減少する。本発明によれば、押出成形装置スクリューコンベヤ内に組み込んだにもかかわらず歯車ポンプが制御可能であることが特に有益である。この場合、遊星歯車キャリヤを押出成形スクリューコンベヤと自動的に連動させることによって、専ら相対回転数及び同時に相対送り速度が調整可能である。したがって、押出成形装置及び主駆動部の出力を低下した場合、遊星歯車ポンプも自動的に出力低下制御される。その結果、制御が簡単である。
【0012】
これに対して、直列遊星歯車装置が歯車ポンプ駆動軸と中間軸との間に設けられていることが特に有益である。この直列遊星歯車装置の中空歯車の内側が、押出成形装置スクリューコンベヤによって形成されている。すなわち、材料の劣化を心配することなしに、異なる化合物及び熱可塑性混合物も最適に送ることができる。
【0013】
さらに、相対回転数の調整可能性を提供する内側に存在する歯車装置を使用するにもかかわらず、この歯車装置をエラストマー材料から保護するのにパッキンが1つだけで済むことが特に有益である。さらに、このパッキンは、歯車ポンプの入口側にある、すなわち高圧領域内にない。その結果、このパッキンは、高圧領域内のパッキンよりも遥かに負荷を受けない。さらにこのパッキンは、実際は遊星歯車ポンプの吸引側の領域内にある。このことは、パッキンの負荷を大幅に低下させる。
【0014】
遊星歯車ポンプの外周に隣接して入口開口部及び出口開口部を提供することによって、良好な送り速度を同時に材料の過度に高くない剪断応力でもって実現することができる。歯車ポンプから流出する材料を出口円錐部を通じて適度な流量で出すことができる。
【0015】
以下の本発明の実施の形態から、その他の利点,詳細及び特徴を図面に基づいて説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1中に示された押出成形装置/歯車ポンプの組合せ10は、押出成形装置12及び遊星歯車ポンプ14を有する。押出成形装置12及び遊星歯車ポンプ14は、共通のハウジング16内に格納されている。この押出成形装置は、中空の押出成形スクリューコンベヤ20を有する。この押出成形スクリューコンベヤ20は、公知のように押出成形装置螺旋部22を有する。この押出成形装置螺旋部22は、スクリューコンベヤ中心部24上に形成されている。
【0017】
スクリューコンベヤ中心部24は、遊星歯車ポンプ14に向かって延在している。スクリューコンベヤ溝28の深さ26は、ほぼ同じである。その結果、押出成形装置螺旋部22の外周が、これに応じて同様に円錐形に延在する。ハウジング16は、ここでは対応する円錐形をなす。押出成形装置スクリューコンベヤ20が、公知のようにこのハウジング16内にほぼ遊びなしに挿入されている。
【0018】
歯車ポンプ14の外面が、押出成形スクリューコンベヤ20に連結している。歯車ポンプ14は、第1遊星歯車支持板54,56及び第2遊星歯車支持板50を有する。これらの支持板は、遊星歯車キャリヤ34を共通に有する。第1遊星歯車支持板54,56は、多数の係合凹部を有する。これらの入口凹部36のうちの1つの入口凹部36が、図1中にこの配置から示されている。したがって、第2遊星歯車支持板50は、多数の出口凹部を有する。これらの出口凹部38のうちの1つの出口凹部36が、図1中にこの配置から示されている。
【0019】
第1遊星歯車支持板は、覆い壁30によって覆われている。これらの遊星歯車支持板の外側領域は、符号56で示され、これらの遊星歯車支持板の内側領域は、符号54で示されている。覆い壁30は、遊星歯車40,42の前面を密閉する。これらの遊星歯車40,42は、第1遊星歯車支持板54,56を貫通し、この第1遊星歯車支持板54,56内で軸支されている。さらに、第2覆い壁32が設けられている。この第2覆い壁32は、第2遊星歯車支持板50の後方の外面を覆う。複数の凹部がそれぞれ、覆い壁30,32内に設けられている。これらの凹部は、入口凹部36及び出口凹部38に相当する。
【0020】
入口凹部は、この平面図中では押出成形装置スクリューコンベヤの方向から第1覆い壁30に向かって見て2つの隣接した遊星歯車間に設けられている。この場合、遊星歯車40,42が、図1中に示されている。
【0021】
これらの遊星歯車は、均等でありそれ故に円形に分散している。図1から見えない傾斜壁が、これらの遊星歯車間に延在している。この内容の全体に関しては、材料が、ドイツ連邦共和国特許出願公開第100 49 730号明細書中に説明されているように送られる。
【0022】
これらの遊星歯車は、傾斜歯切り44を有する。図1中には、遊星歯車42用の傾斜歯切り44のほかに、遊星歯車40用の傾斜歯切り44が示されている。このことは、該当する歯を一方では横から他方では中心から切断する図中の異なる回転角度から分かる。
【0023】
傾斜歯切りが、ハウジングに固定された中空歯車48に係合するように、これらの傾斜歯切りは保持されている。これに応じてこの中空歯車48は、傾斜歯切りも有する。
【0024】
歯車ポンプの横断面の大部分に本発明の解決手段によって遊星歯車を設けることができる。その結果、本発明の歯車ポンプは、特に圧力安定に稼動する。
【0025】
図1から分かるように、各遊星歯車支持板50,54,56が、傾斜歯切り44の横に延在している。この場合、これらの遊星歯車支持板は、内側歯切りを有する。
【0026】
第1遊星歯車支持板56の外径は、遊星歯車支持板50の外径よりも僅かに小さく、押出成形装置スクリューコンベヤの歯車ポンプ側の端部の外径に一致する。
【0027】
本発明の遊星歯車ポンプは、遊星歯車キャリヤ32の駆動部によって稼動される。覆い壁30,32は、同様に内側歯切りを有する。これらの内側歯切り及び遊星歯車支持板50,54,56の内側歯切り及びこれらの間に配置された分離体60の内側歯切りが、一体的に駆動されて中間軸62の外側歯切りに係合されている。この中間軸62は、本発明にしたがって歯車ポンプ軸44に後述するように回転しないように連結されている。
【0028】
中間軸62は、押出成形装置スクリューコンベヤ20内でラジアル玉軸受によって支持されている。さらに中空押出成形装置スクリューコンベヤ20の対応するハブ80内の複数の肩がそれぞれ、この中空押出成形装置スクリューコンベヤ20の歯車ポンプ側の端部で支持されている。出口円錐部82が、中間軸62の端部にねじで固定されていて、覆い壁32を支持している。パッキン84が、押出成形装置20の前面に沿って埋め込まれていて、覆い壁30を通じた中間軸62の領域内への材料の半径方向の浸入を遮断する。
【0029】
中間軸62は、同時に遊星歯車装置86用の遊星キャリヤを形成する。この遊星歯車装置86の太陽歯車が、歯車ポンプ軸64に連結している。ゆうせい歯車6の中空歯車が、押出成形装置スクリューコンベヤ20のハブ80の内側歯切りとして形成されている。公知の方法で遊星歯車装置86の遊星歯車及び太陽歯車の直径を選択することによって、減速比が調節可能であることが分かる。
【0030】
歯車ポンプ軸64が、押出成形装置スクリューコンベヤ20内の別のラジアル玉軸受88によって支持されている。
【0031】
この配置によって、歯車ポンプ14を中空押出成形装置スクリューコンベヤ20を介して駆動させることができる。歯車ポンプ軸64と押出成形装置スクリューコンベヤ20との間の相対速度が零であるときでも、歯車ポンプ14は、その歯車ポンプキャリヤ34によって駆動される。歯車ポンプ軸64の駆動が押出成形装置スクリューコンベヤ20に比べて先行するか又は追従することによって、押出成形装置スクリューコンベヤ20に対する歯車ポンプ14の相対回転数を調整することができ、かつ広い領域内で要求に、すなわち送るべき材料に適合させることができる。
【0032】
図2中には、歯車ポンプの断面が示されている。分離体60の形が良好に分かる。この場合、ここで示された解決手段は、4つの遊星歯車に対して規定されている。遊星歯車40,42が誘導されて遊星歯車キャリヤ34によって回転される時に、これらの遊星歯車40,42は中空歯車48上で回転する。遊星歯車キャリヤ34の回転方向は、分離体60の回転方向に一致する。両遊星歯車40,42は、対応する歯切りによって中間軸62に係合されている。このことは、矢印90によって示されている。公知であるように、これらの遊星歯車は、反対方向に回転する。分離体60は、その外周に沿って接線方向の延在部分を有する。この分離体60は、その外周に沿って傾斜壁92を形成する。この延在部分は、中空歯車48の歯幅の約1.5 倍にわたって延在している。これによって、外側に向かう過剰な流れを分離体60で確実に阻止することができる。
【0033】
歯車ホ゜ンフ゜ 軸64と押出成形装置20との間の回転数比が予め選択されるように、本発明の押出成形装置/歯車ホ゜ンフ゜ の組合わせ10が稼働する。2つの駆動部が必要になることなしに、適切に可変で無段式の歯車装置によってこの比を調整することができる。この調整は、材料に応じて実施される。始動時に既に、押出成形装置スクリューコンベヤ及び歯車ポンプが、希望の回転数比で稼働する。押出成形装置12は、入力圧力を入口開口部36で発生させる。中間軸62を通じて歯車ポンプ14を稼働させることによって、材料が、傾斜壁によって出口開口部38に送られる。
【0034】
材料が、互いに係合していない優生歯車をそれらの外側の領域に沿って同様にそれらの内側の領域に沿って通過する。この場合、本発明の構成によって、逆流が発生することが実質上完全に阻止される。
【0035】
送られた材料が、高い送り圧力で本発明の組合わせの出口側で流出する。この場合、出口領域は、任意の適切な方式で形成され得ることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施形の押出成形装置/歯車ポンプの一部を示す。
【図2】図1の実施形の歯車ポンプの一部の断面を示す。
【符号の説明】
【0037】
10 押出成形装置/歯車ポンプの組合せ
12 押出成形装置
14 遊星歯車ポンプ
16 ハウジング
20 押出成形装置スクリューコンベヤ
22 押出成形装置螺旋部
24 スクリューコンベヤ中心部
26 深さ
28 スクリューコンベヤ溝
30 覆い壁
32 第2覆い壁
34 歯車ポンプキャリヤ
36 入口凹部
38 出口凹部
40 遊星歯車
42 遊星歯車
44 傾斜歯切り
48 中空歯車
50 第2遊星歯車支持板
54 第1遊星歯車支持板
56 第1遊星歯車支持板
60 分離体
62 中間軸
64 歯車ポンプ軸
70 ラジアル玉軸受
80 ハブ
82 出口円錐部
86 遊星歯車装置
88 ラジアル玉軸受
90 矢印
92 傾斜壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
押出成形装置スクリューコンベヤ及びこの押出成形装置スクリューコンベヤに連結されている歯車ポンプを有する押出成形装置/歯車ポンプの組合せにおいて、歯車ポンプ軸(64)が、中空押出成形装置スクリューコンベヤ(20)内に設置されていて、押出成形装置(20)及び歯車ポンプ(14)の相対速度が、この歯車ポンプ軸(64)によって調整可能であることを特徴とする押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項2】
歯車ポンプ(14)は、遊星歯車ポンプとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項3】
軸は、歯車ポンプ軸(64)であり、この歯車ポンプ軸(64)は、遊星歯車キャリヤ(50,52,54,56)に回転しないように連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項4】
押出成形装置(20)内に延在する歯車ポンプ軸(64)が、歯車ポンプ(14)に駆動連結していて、この場合、特に押出成形装置スクリューコンベヤ(20)が、遊星歯車装置(86)の中空歯車を形成するか又は有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項5】
押出成形装置スクリューコンベヤ(20)の本体(24)の直径が、歯車ポンプ(14)に向かって大きくなり、押出成形装置スクリューコンベヤが、歯車ポンプ(14)に向かって広くなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項6】
押出成形装置スクリューコンベヤ(20)の内側ハブ(80)が、歯車ポンプ軸(64)と歯車ポンプ(14)との間の歯車装置(86)を収容することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項7】
歯車ポンプ(14)の遊星歯車キャリヤ(34)が、第1遊星歯車支持板(56、54)及び第2遊星歯車支持板(50)を有し、遊星歯車(40,42)が、これらの支持板間に延在していて、これらの遊星歯車(40,42)は、これらの支持板内に軸支されていて、この場合、この第1遊星歯車支持板(56,54)は、入口凹部(36)を有し、この第2遊星歯車支持板(50)は、出口凹部(38)を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項8】
第1遊星歯車支持板(56,54)は、第1覆い壁(30)によって覆われていて、この覆い壁(30)は、押出成形装置に対して延在し、遊星歯車支持板と連動し、入口凹部(36)に相当する凹部を有すること、及び、第2覆い壁(32)が設けられていて、この第2覆い壁(32)は、第2遊星歯車支持板(50)を覆い、この第2遊星歯車支持板(50)と連動し、出口凹部(38)に相当する凹部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項9】
傾斜壁(92)が、遊星歯車キャリア(34)の第1遊星歯車支持板(54)と第2遊星歯車支持板(50)との間に延在し、これらの傾斜壁(92)の方向は、押出成形装置スクリューコンベヤ(20)の螺旋方向に対して逆に指向されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項10】
歯車ポンプ(14)は、傾斜歯切り(44) を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項11】
傾斜壁(92)と傾斜歯切り(44)との傾斜角度は、ほぼ等しく特に5°〜25°であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項12】
歯車ポンプ(14)の遊星歯車キャリヤ(34)は、中間軸(62)に回転しないように連結されていて、この中間軸(62)は、歯車ポンプ軸(64)に係合連結していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項13】
押出成形装置スクリューコンベヤ(14)のその歯車ポンプ側の端部が、遊星歯車(40,42)の軸の運動によって描かれた軸線円の直径に一致するか又はこの直径よりも僅かに大きいことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項14】
入口凹部(36)及び出口凹部(38)は、第1遊星歯車支持板(54,56)内に延在し、歯車ポンプ(14)の第2遊星歯車支持板(50)は、これらの支持板の半径方向にの3分の1内に、特に4分の1内に延在し、特に押出成形装置本体の直径が、凹部(36,38)の半径方向の内側端部と同一平面上にあることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項15】
歯車ポンプハウジング(16)は、遊星歯車(40,42)の歯切りの領域内に中空歯車(46)として形成されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。
【請求項16】
分離体(60)が、遊星歯車間に延在し、この分離体(60)は、中間軸(62)を包囲し、この中間軸(62)に回転しないように連結されていて、この分離体(60)は、特に傾斜壁(92)を形成することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の押出成形装置/歯車ポンプの組合せ。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2006−500261(P2006−500261A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−542306(P2004−542306)
【出願日】平成15年8月14日(2003.8.14)
【国際出願番号】PCT/EP2003/009021
【国際公開番号】WO2004/033187
【国際公開日】平成16年4月22日(2004.4.22)
【出願人】(504074592)ベルシュトルフ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング (6)
【Fターム(参考)】