説明

指圧治療器

身体部位に指圧治療器であって、身体部位の一側面と接触する第1指圧棒と、当該一側面に実質的とは逆の身体部位の反対側面に圧迫を加える第2指圧棒と、回転力を生成する駆動ユニットと、前記駆動ユニットの回転力を前記第2指圧棒に伝達するために前記第2指圧棒の端部に接続される回転軸と、第1指圧棒の端部に接続され、前記第2指圧棒の圧迫が身体部位に加わる第2方向とは逆の第1方向に第1指圧棒が回転するように弾性力を第1指圧棒に対して適用する弾性部材とを含み、前記回転軸が回転可能に取り付けられるとともに前記弾性部材が取り付けられるような取付板が含まれる装置であって、前記回転軸が回転可能に前記第1指圧棒の端部に挿設される結果、前記駆動ユニットの回転力が前記第1指圧棒に伝達できないように妨げられることを特徴とする装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は指圧治療器に関するものであり、より具体的には、人の指で身体部位を加圧することによって得られる指圧治療効果と同じように優れた指圧治療効果を有する指圧治療器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常、指圧治療器は、振動モーターを内蔵する振動指圧部分を用いることによって、特定の身体部位、例えばうなじ、腰、腕、足などの指圧治療を行う。
【0003】
以下、振動モーターにより所望の身体部位に指圧治療を施すための従来の装置を添付図面を参照して説明する。
【0004】
図1は、韓国特許庁に出願された実用新案登録出願番号第2001-73885号で開示されている「指圧治療器」に相当する従来の指圧治療器を示す断面図である。 図1で説明するように、前記従来型指圧治療器では、ハンドルグリップ(図示せず)がケーシング1の下部分に設けられ、その端部に接続される給電線3、3’が前記ハンドルグリップ内に敷設される。 さらに、支持軸5、5’は、それに前記給電線3、3’を接続可能なように前記ケーシング1の両端部4、4’に取り付けられる。 その上、突出する指圧用隆起部6を有する卵状楕円体7は、その両端部に挿設されるベアリング8、8’及びコンタクトリング9、9’によって前記支持軸5、5’間に取り付けられる。その結果、その中に取り付けられるDC振動モーター10は電線11、11’によって前記コンタクトリング9、9’に接続可能になる。
【0005】
かかる従来型指圧器が使用される際、電源は、前記ハンドルグリップ(図示せず)に取り付けられたスイッチ(図示せず)を操作することによって、前記支持軸5、5'、該ベアリング8、8’及び前記コンタクトリング9、9’経由で、前記給電線3、3’を通じて前記DC振動モーター10に供給され、それにより前記楕円体7を振動させる。
【0006】
かかる状態で、前記楕円体7をマッサージしようとする身体部位に接触させると、前記楕円体7から突出する前記指圧用隆起部6は振動して指圧治療を行う一方、身体部位を振動させる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記の従来型指圧器をはじめとする前記振動モーターからの振動を用いる指圧器は、人の指のように身体部位を指圧する能力がない前記指圧用隆起部6で単に身体部位に振動を加えるだけなので、これらの指圧器によっては指圧治療は効果的に行われない。
【0008】
また、前記指圧用隆起部6の振動を身体部位に効果的に伝達するためには、前記指圧用隆起部6を該身体部位に対して相当な力で押圧する必要があるので、ユーザーが該装置を長時間にわたって使用することは不便かつ困難である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
よって、本発明の目的は、人の指で身体部位を加圧することによって得られる指圧治療効果と同等に優れた指圧治療効果を有するとともに、指圧用隆起部を身体部位に対して押圧するための余分の労力を不要にすることによってより少ない労力で長時間にわたって都合よく使用可能な指圧治療器を提供することである。
【0010】
本発明によれば、下記を含む身体部位に指圧治療器が提供される。身体部位の一側面と接触する第1指圧棒と、当該一側面に実質的とは逆の身体部位の反対側面に圧迫を加える第2指圧棒と、回転力を生成する駆動ユニットと、前記駆動ユニットの回転力を前記第2指圧棒に伝達するために前記第2指圧棒の端部に接続される回転軸と、第1指圧棒の端部に接続され、前記第2指圧棒の圧迫が身体部位に加わる第2方向とは逆の第1方向に第1指圧棒が回転するように、弾性力を第1指圧棒に対して適用する弾性部材と、前記回転軸が回転可能に取り付けられるとともに前記弾性部材が取り付けられる取付板であって、前記回転軸が回転可能に前記第1指圧棒の端部に挿設される。その結果、前記駆動ユニットの回転力が前記第1指圧棒に伝達できないように妨げられることを特徴とする取付板。
【発明の効果】
【0011】
本発明の好適な実施形態によれば、前記第1及び前記第2指圧棒の自由端部はあたかも人の指のように身体部位を押圧するので、優れた指圧治療効果を実現できる。さらに、本発明の指圧器は、前記従来型指圧器において必要とされる余分の労力を費やすことなしに、より少ない労力で都合よく常用可能である。
【0012】
本発明の上記及び他の目的と特徴は、下記の添付図面と併せて記載した好適な実施形態の以下の説明からより明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の最も好適な実施形態を、本発明の属する技術分野における当業者であれば容易に実行可能なように、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図2は本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器を説明する斜視図を示すものであり、図3は本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器を描写する断面図を説明するものであり、図4は本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器の主要部を示す上面図を説明するものであり、第5図は本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器を説明するブロック図を提供するものである。
【0015】
前記の図面で説明するように、本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器(または指圧器)100に含まれるのは、その片側に形成される開口部111を有するケーシング110と、前記ケーシング110内で回転可能に連結され、その自由端部が互いに向き合うように前記開口部111を通して突出する第1及び第2指圧棒140、170と、前記第2指圧棒170を回転させるために前記ケーシング100内に取り付けられるモーター120と、前記第1指圧棒140に弾性力を与えるためのスプリング160と、前記第1指圧棒140の回転によって検出信号を出力するための検出センサー180と、前記検出センサー180から出力される検出信号を受信することによって前記モーター120を制御するためのコントローラ190である。
【0016】
前記ケーシング110は、その片側に形成される前記開口部111を持つとともに、その内側を開放可能なように複数のねじBによって垂直に組み付けられた上下のケーシング部分113、114に分割されており、その中には取付板115及びストッパー112が設けられることを特徴とする。
【0017】
前記ストッパー112は、前記第1指圧棒140の他端部の回転を限定することによって前記第1指圧棒140の自由端部の回転を特定の角度に規制する。そのためには、前記ストッパー112はユニットとして前記ケーシング110の内面上に垂直に形成可能であるか、または前記ケーシング110内に取り付け可能であるものとする。図3及び図4に示される実施形態では、前記ストッパー112は、前記ケーシング110内に取り付けられるように、ねじなどを用いることによって前記取付板115上に垂直に固定される。
【0018】
ハンドルグリップ116は、ユーザーが前記ケーシング110を都合よく握ることができるように前記下部ケーシング部分114に形成され、前記モーター120は前記ハンドルグリップ116内に設けられる。さらに、前記ケーシング110は、それに対して前記第1及び前記第2指圧棒140、170の端部を回転可能に連結するために、前記第1及び前記第2指圧棒140、170のそれぞれに軸を持つことができる。図3及び図4を参照すると、前記第1及び前記第2指圧棒140、170は、その端部が一回転軸130によって連結されるように、前記ケーシング110内に取り付けられる。
【0019】
前記回転軸130は前記モーター120の回転子に機械的に接続されて垂直に取り付けられる。その結果、該回転軸は前記モーター120の動作によって回転可能になる。さらに、それに対して前記第1指圧棒140の一端部は回転可能に連結され、扁平部分131が前記第2指圧棒170の一端部に形成される。その結果、前記第2指圧棒170は前記回転軸130で回転可能になる。
【0020】
なお、減速ギア121は、該回転軸130への回転力を向上させるために、前記モーター120と前記回転軸130間に取り付けられることが好ましい。前記減速ギア121は、互いに機械的に接続されて、前記モーター120の回転子(図示せず)を前記回転軸130に接続する複数のギア(図示せず)によって構成される。さらに、前記減速ギア121は前記取付板115の下面に固定され、前記減速ギア121に機械的に接続される前記回転軸130は前記取付板115を貫通して前記取付板115の上面から垂直に突出する。
【0021】
前記第1指圧棒140は前記ケーシング110の前記開口部111を通して突出する。さらに、前記第1指圧棒140の他端部にユニットとして形成される回転ブロック142には前記回転軸130が装着される。その結果、前記第1指圧棒140の他端部は特定の角度範囲内にて前記ケーシング110内で回転可能に連結できる。その上、前記ケーシング110の前記開口部111を通して突出する前記第1指圧棒140の自由端部が所定角度で内向きに回転する場合、前記回転ブロック142の外周面にユニットとして形成される押圧部材141は、前記第1指圧棒140の回転を規制する前記ストッパー112と係合される。また、スプリング160は前記押圧部材141に取り付けられる。
【0022】
前記スプリング160、すなわちコイルスプリングは前記ケーシング110内に取り付けられ、前記押圧部材141が弾性付勢されて前記ストッパー112と係合できるように、前記第1指圧棒140の前記押圧部材141に弾性力を与える。つまり、身体部位が前記第1及び前記第2指圧棒140、170の自由端部間に位置付けられる状態では、前記第2指圧棒140の自由端部が前記モーター120の回転によって身体部位を押圧する際に前記第1指圧棒140の自由端部が身体部位を弾性支持できるように、弾性力は前記第1指圧棒140の前記押圧部材141に与えられる。
【0023】
前記スプリング160を前記ケーシング110内に取り付けるために、前記スプリング160の一端は、前記取付板115の片側に垂直に形成される固定フランジ115aで支持され、その(前記スプリング160の)他端は、前記第1指圧棒140の前記押圧部材141に形成される突起部(図示せず)に挿設される。
【0024】
前記第2指圧棒170の端部にユニットとして形成される連結ブロック171は、前記第2指圧棒170の端部を前記ケーシング110内に回転可能に連結できるように、前記扁平部分131を有する前記回転軸130の断面と同形状の挿入穴(図示せず)を形成する。従って、前記第2指圧棒170は、前記回転軸130が装着されて前記回転軸130とともに回転する。さらに、前記第2指圧棒170の自由端部は、前記第1指圧棒140の自由端部に向き合うように、前記ケーシング110の前記開口部111を通して突出する。前記モーター120の動作によって生じる前記第2指圧棒170の内転は、前記第1及び前記第2指圧棒140、170の自由端部間に位置付けられる身体部位の指圧治療を可能にする。
【0025】
前記第1及び前記第2指圧棒140、170は向かい合う円弧曲線部143、172を有する。よって、前記第1及び前記第2指圧棒140、170の自由端部が指圧治療を行う際、前記第1及び前記第2指圧棒140、170の身体部位との干渉は最小限に抑えられる。
【0026】
指圧チップ150は前記第1及び前記第2指圧棒140、170の自由端部と着脱可能に連結される。さらに、図6で説明するように、指圧治療の部位とレベルに応じて効果的な指圧治療を施すための種々の形状を有する指圧突起部151〜154は前記指圧チップ150の一側面に形成される。また、前記指圧チップ150は前記第1及び前記第2指圧棒140、170の自由端部に交換可能に連結される。
【0027】
さらに、前記モーター120の動作により身体部位を押圧する前記第2指圧棒170の逆側に位置付けられる前記第1指圧棒140に与えられる弾性力を制御することによって指圧治療レベルを調整するため、前記弾性力が前記スプリング160の長さを調節することによって制御されることを特徴とする指圧レベル調整器210を設けることが好ましい。
【0028】
図4に示される本実施形態の指圧レベル調整器210では、前記第1指圧棒140の片側、すなわち前記押圧部材141を支持するために前記スプリング160の端部に挿設される調節ボルト211は、前記ケーシング110内に取り付けられる前記取付板115の前記固定フランジ115aに螺設かつ固定される。さらに、前記調節ボルト211の端部は、前記ケーシング110を貫通後に暴露される。その上、前記スプリング160の端部を支持するための支持ワッシャー212は前記調節ボルト211に固定連結される。従って、前記支持ワッシャー212は、前記調節ボルト211の回転によって前記調節ボルト211とともに移動する。結果として、前記第2指圧棒170の自由端部によって押圧される身体部位の逆側を弾性支持するために、前記スプリング160の長さを調節することで、前記第1指圧棒140に与えられる弾性力を制御し、それにより指圧治療レベルを制御する。
【0029】
なお、ノブ213は、前記調節ボルト211の容易な回転を可能にするように、前記ケーシング110から暴露される前記調節ボルト211の端部に設けられることが好ましい。なおまた、前記調節ボルト211は固定ナット214で挟装される。その結果、該ボルトが前記取付板115の前記固定フランジ115aを通して螺設されると、その直線運動は誘導される。
【0030】
指圧治療のために身体部位が前記第1及び前記第2指圧棒140、170の自由端部間に位置付けされている状態で、前記モーター120の動作に起因して前記第2指圧棒170の自由端部の内転によって押圧された身体部位によって押される前記第1指圧棒140の端部が外転されると、前記取付板115上に取り付けられる第1検出センサー180はそれを検出し、次いで検出信号を出力する。
【0031】
前記第1検出センサー180は、前記押圧部材141の位置に応じて受光または遮光することにより検出信号を出力するための光センサーによって構成可能である。しかしながら、図3及び図4に示される本実施形態では、第1検出センサーが、前記押圧部材141と接触しているかどうかに応じてオンオフされるスイッチ180によって構成されることが望ましい。前記スイッチ180は、前記押圧部材141と接触するとオンにされるように、その片側に連結体181を持つ。前記連結体181が前記押圧部材141によって押される場合、前記スイッチ180は別の連結体(図示せず)に接続される。その結果、電源が入り、検出信号が出力される。さらに、曲線状に形成される前記連結体181は弾性力を持ち、前記連結体181が前記押圧部材141から分離されて元の位置に戻ることを可能にする。
【0032】
前記コントローラ190は第1検出センサー180の検出信号を受信してから前記モーター120制御して、前記第1及び前記第2指圧棒140、170、すなわち前記第1及び前記第2指圧棒140、170の自由端部によって身体部位に繰り返し適用される力を増減させる。前記コントローラ190の動作は以降で詳細に説明する。
【0033】
なお、図5に示すように、本発明に係る指圧器100は、作動時間を設定するためのタイマースイッチ220と、前記モーター120の回転速度を変えるためのモードスイッチ230を持つことができる。
【0034】
さらに、動作によって設定された前記タイマースイッチ220の作動時間が経過した後には、前記コントローラ190回転する前記モーター120を停止することができるように、停止信号が前記タイマースイッチ220から前記コントローラ190に出力される。 前記モードスイッチ230は、前記コントローラ190が受信されるモード信号に従って事前設定値に応じて前記モーター120の回転速度を変えることができるように、動作によって種々のモード信号を前記コントローラ190に出力する。前記モードスイッチ230は単一のスイッチによって構成可能であるが、図2〜図5に示される本実施形態では、前記モーター120の回転速度を便宜上別々に変えるために別のモード信号を出力するための第1〜第3モードスイッチ231〜233によって構成されている。
【0035】
前記タイマースイッチ220及び前記モードスイッチ230は前記ケーシング110に取り付け可能であるが、図2に示されるこの好適な実施形態では、それらのスイッチは、前記ケーシング110に接続され、それに対して電源を供給する電源コード241に設けられるリモートコントロール240の一側面に取り付けられる。前記リモートコントロール240には、ユーザーが作動内容を確認するための液晶ディスプレイでできたディスプレイユニット242と、電源をオンオフするための電源スイッチ243が含まれる。
【0036】
以下、本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器100の動作を説明する。
【0037】
先ず、前記電源スイッチ243をオンにすることによって電源を供給する。次いで、前記ハンドルグリップ116を握ることによって、マッサージしようとする身体部位(a)(説明の便宜上、円で表記される)を前記第1及び前記第2指圧棒140、170の自由端部に連結される前記指圧チップ150間に位置付けする。その後、前記モーター120を前転させることによって得られる回転力は、前記減速ギア121を介して前記回転軸130に伝達される。従って、図7に示すように、前記第2指圧棒170の自由端部が「A」方向(内向き方向)に回転すると、前記第2指圧棒170の自由端部に連結される前記指圧チップ150の前記指圧突起部151は、身体部位(a)を押圧して前記第1指圧棒140の前記指圧チップ150の前記指圧突起部151に押し付け、それにより身体部位(a)に指圧治療を施す。
【0038】
図8で説明するように、一定レベルを超える力が前記第2指圧棒170の前記指圧チップ150によって身体部位(a)に対して適用される場合、前記第1指圧棒140の自由端部の前記指圧チップ150は「B」方向(外向き方向)に押される。従って、前記第1指圧棒140は回転し、次いで前記第1指圧棒140の前記押圧部材141は「C」方向に回転し、それにより前記スプリング160を圧縮して第1検出センサー(スイッチ)180の前記連結体181を押圧する。
【0039】
前記第1検出センサー180は、前記連結体181の圧迫によって別の連結体(図示せず)に接続され、それにより前記押圧部材141の回転位置を正確に検出してから検出信号を前記コントローラ190に出力する。
【0040】
前記コントローラ190は、第1検出センサー180から出力される検出信号によって前記モーター120の動作を停止してから前記モーター120を逆方向に回転する。従って、図9で説明するように、前記第2指圧棒170の自由端部の前記指圧チップ150は「F」方向に回転し、かくして第1指圧棒140は前記スプリング160によって元の位置に復帰する。次いで、前記第1指圧棒140の自由端部の前記指圧チップ150は「E」方向に回転し、同時に、前記押圧部材141は「D」方向に回転する。結果として、前記検出センサー(スイッチ)180の前記連結体181はその弾性力によって回復され、それにより前記コントローラ190への検出信号出力は停止する。
【0041】
前記コントローラ190が第1検出センサー180から検出信号を受信しない場合、前記モーター120は再び前転する。次いで、図7に示すように、前記第2指圧棒170の自由端部は「A」方向(内向き方向)に回転し、よってその自由端部の前記指圧チップ150は身体部位(a)を押圧して前記第1指圧棒140の前記指圧チップ150に押し付け、それにより指圧治療を施す。かかる動作を繰り返し行うことによって、指圧治療は身体部位(a)に繰り返し施される。
【0042】
さらに、前記指圧レベル調整器210の前記ノブ213が回される場合、前記支持ワッシャー212は、前記調節ボルト211の回転によって前記調節ボルト211とともに移動し、それにより前記スプリング160の長さを調節する。前記スプリング160の長さを調節することで、前記第2指圧棒170の自由端部によって押圧され、押される身体部位(a)の逆側を弾性支持するために、前記第1指圧棒140に与えられる弾性力を制御することが可能である。結果として、前記指圧治療レベルは都合よく制御される。
【0043】
さらに、操作の便宜上と前記ケーシング110の重量軽減のために別設される前記リモートコントロール240に取り付けられる前記タイマースイッチ220で前記作動時間を設定することで、本発明に係る指圧器100の作動時間を制御することが可能である。その上、前記コントローラ190が前記第1〜前記第3モード用スイッチ231〜233の動作によってそれぞれ出力される前記モード信号のうちの1つを受信する場合、該コントローラは受信されるモード信号に応じて前記モーター120の速度を変え、それにより身体部位(a)を押圧する頻度を変更する。
【0044】
また、指圧治療の様々な自由部と用途目的に対応するために前記第1及び前記第2指圧棒140、170の自由端部に設けられる前記指圧突起部151〜154を有する前記指圧チップ150を選択的に変更することで、指圧治療を効果的に施すことが可能である。
【0045】
図10は本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器を示す斜視図を説明するものであり、図11は本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器の内部を説明する斜視図を描写するものであり、図12は、本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器を描写するブロック図を提供するものである。前記の図面に描写されるように、本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器(または指圧器)300には、ケーシング310と、第1及び第2指圧棒320、330と、モーター340と、スプリング350(図16を参照)と、第1検出センサー360とコントローラ370とが含まれる。
【0046】
前記ケーシング310は、その片側に形成される開口部311(図10に説明されている)を持ち、さらに複数のねじ(図示せず)によって互いに組み付けられた上下のケーシング部分312、313に分割されている。さらに、ハンドルグリップ317は前記ケーシング310の下部分に形成され、内部の熱を外部に排出するための複数の熱排出開口部312aは前記ケーシング310の側部に形成される。なおまた、前記第1指圧棒320の片側で係止されるストッパー314は、第1指圧棒320の自由端部の内転を特定の角度に規定するために前記ケーシング310内に固定される前記取付板315の片側に垂直にユニットとして形成される。
【0047】
前記第1及び前記第2指圧棒320、330は、その自由端部が互いに向き合えるように、前記ケーシング310の前記開口部311(図10に説明されている)を通して突出する。さらに、向かい合う円弧曲線部323、332は、指圧治療中に身体部位との干渉を最小限に抑えるために形成される。その上、前記第1及び前記第2指圧棒320、330は、前記モーター340の動作によって回転可能であるように、前記モーター340の回転子に機械的に接続されて前記ケーシング310内に垂直に取り付けられる回転軸316に連結される。前記第1指圧棒320には、前記回転軸316が前記第1指圧棒320の他端部に形成される回転ブロック321に回転可能に挿設されるように前記回転軸316が装着される。さらに、前記第2指圧棒330は、前記第2指圧棒330の他端部に形成される連結ブロック331が前記回転軸316に形成される扁平部分316に固定連結されることを特徴とする前記回転軸316に固定される。その結果、該指圧棒は前記回転軸316とともに回転可能となる。
【0048】
押圧部材322(図13を参照)は前記回転ブロック321にユニットとして突出して形成されて、前記スプリング350(図15を参照)の一端部を支持する。前記押圧部材322は、前記開口部311(図8に示される)を通して突出する前記第1指圧棒320の自由端部が特定の角度で回転すると、前記ストッパー314と係合される。
【0049】
前記第1指圧棒320は、身体部位と接触する接触面411の接触部分を増大するように、円弧形状に形成された指圧板410を装備する。また、指圧突起部412が前記接触面411上に形成される前記指圧板410は、前記第1指圧棒320の自由端部にヒンジ結合される。前記指圧板410は、身体部位との円滑な接触を可能にするために、ゴムなどのような弾性を有する材料でできている。さらに、前記指圧板410は前記第2指圧棒330に取り付けることもできる。
【0050】
保護カバー420(図11を参照)は、前記ケーシング310の前記開口部311に不注意で挿入された指が前記第2指圧棒330に回転によって負傷することを防止したり、塵埃などのような異物が前記開口部311を通じて内部に入ることを防止するために設けられることが好ましい。前記保護カバー420は、隣接的に前記開口部311に沿って、前記ケーシング310、すなわち前記上下のケーシング部分312、313に形成される摺動溝421に摺動自在に挿設され、さらに、前記保護カバー420の一端は、前記第2指圧棒330に形成される連結溝337に挿入されて前記第2指圧棒330に連結される。よって、前記第2指圧棒330が回転すると、前記保護カバー420は、前記第2指圧棒330とともに前記摺動溝421に沿って摺動して前記第2指圧棒330が沿って通過している前記開口部311の一部分を絶えずブロックする。
【0051】
ゴムなどのような弾性材料でできた指圧チップ333は前記第2指圧棒330の自由端部に着脱可能に連結される。 そのためには、挿入部分334(図11を参照)がその自由端部に形成され、さらに、前記挿入部分334の外周面に形成される係止突起部334aは、前記指圧チップ333の内周面に形成される係合溝(図示せず)と係合される。また、第1実施形態におけると同様、前記指圧チップ333は、前記指圧チップ333が必要があれば交換可能であることを特徴とするとともに、効果的な指圧治療を施すためにマッサージしようとする身体部位または指圧治療レベルに応じて種々の形状を有する前記指圧突起部333aを装備する。
【0052】
振動モーター430は、指圧治療効果を改善するように、前記第2指圧棒330の自由端部、すなわち前記挿入部分334(図11を参照)内に取り付けられることが好ましい。前記振動モーター430を取り付けるために、前記挿入部分334はその中に前記振動モーター430を取り付けるための実装空間(図示せず)を持ち、前記実装空間は蓋336によって密閉される。加えて、前記振動モーター430に電源を供給するための電源線(図示せず)は、前記挿入部分334の内部に貫通させて取り付け可能である。または、電源線を、前記第2指圧棒330の長さ方向に沿って形成されるケーブル挿入溝338に挿入してから、前記ケーブル挿入溝338に成形加工を行うことも可能である。
【0053】
前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部が互いに過度に近接して、指圧治療中の身体部位傷害を防止するために、図13及び図14で説明するように、案内突起部441は前記回転ブロック321及び前記連結ブロック331の任意の一表面に形成される。さらに、前記案内突起部441の移動範囲を規制するための案内溝442は、その中に前記案内突起部441が挿入可能であるように他表面上に形成される。本実施形態では、前記案内突起部441及び前記案内溝442はそれぞれペアとして設けられる。さらに、前記案内溝442及び前記案内突起部441は、前記第1指圧棒320の前記回転ブロック321と、前記第2指圧棒330の前記連結ブロック331とにそれぞれ形成される。
【0054】
また、弾性部材443は前記案内溝442に取り付けられて、前記案内溝442に沿って移動する前記案内突起部441が前記案内溝442内側との衝突による衝撃で破損されることを防止するとともに、以降で説明する前記第1検出センサー360及び第2センサー390が、前記第1及び前記第2指圧棒320、330のうちの1つにそれぞれ形成される前記押圧部材322、335によって破損されないように保つ。前記案内溝442内に形成される連結突起部442aを、前記弾性部材443の両側に形成される結合溝443aに挿入することで、前記弾性部材443は、前記第1及び前記第2指圧棒320、330の前記押圧部材332、335が前記第1及び前記第2検出センサー360、390を押圧する際に前記案内突起部441が係合する前記案内溝442の一部分に固定される。
【0055】
前記モーター340は、前記下部ケーシング部分313に固定されるとともに、種々の伝動ユニットの任意の一つを用いることで前記第2指圧棒330に固定される前記回転軸316を回転させることができる。この場合においては、第1実施形態におけると同様、前記モーター340の回転子は、回転力の増加を伝達するために、前記取付板315の下部分に取り付けられる減速ギア(図示せず)によって前記回転軸316に機械的に接続される。
【0056】
指圧治療が施される際、前記スプリング350の一端は、第1指圧棒320がマッサージを受ける身体部位を弾性支持できるように、前記取付板315の片側に垂直に形成される前記固定フランジ315aにて支持される。かかる状態で、前記スプリング350の他端は、前記第1指圧棒320の前記押圧部材322に形成される突起部(図示せず)に挿入される。さらに、指圧レベル調整器380(図15〜図17に示される)は前記第1指圧棒320に与えられる弾性力を調整する。
【0057】
前記指圧レベル調整器380(図15〜図17に示される)には第1実施形態におけると同様、調節ボルト381と、支持ワッシャー382が含まれる。しかし、前記ケーシング310の片側に形成される貫貫通孔319を通して暴露される前記調節ボルト381の回転を容易にするため、「+」形状または「-」形状の溝(図示せず)が前記調節ボルト381の上端部に形成される。かくして、ドライバーなどを用いることによって前記調節ボルト381を容易に回すことができる。
【0058】
指圧治療のために身体部位(a)が前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部間に位置付けされている状態で、前記モーター340の動作により生じる前記第2指圧棒330の自由端部の内転によって押圧された身体部位によって押される前記第1指圧棒320の自由端部が外転すると、第1検出センサー360は、前記第1指圧棒320の前記押圧部材322の圧迫を検出し、次いで検出信号を前記コントローラ370(図12に説明されている)に出力する。さらに、前記第1検出センサー360は、固定ブラケット318に固定されて、ねじなどによって前記取付板315の両側に連結される前記取付板315の上部分に取り付けられる。
【0059】
さらに、前記第2検出センサー390は、前記コントローラ370が容易に前記モーター340を制御して、前記第2指圧棒330の自由端部の外転によって指圧治療を施すために身体部位を前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部間に位置付けするために配設可能である。
【0060】
前記第2検出センサー390は、前記固定ブラケット318によって前記取付板315の上部分に第1検出センサー360と一列に配設される。さらに、指圧治療を必要とする身体部位が、前記第2指圧棒330の自由端部の外転によって前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部間に位置付けられると、前記第2検出センサー390は、前記第2指圧棒330の前記押圧部材335と接触させられ、次いで検出信号を前記コントローラ370に出力する。
【0061】
前記第1及び前記第2検出センサー360、390は、回転する前記第1及び第2指圧棒320、330の他端部と、回復のための弾性力を有する前記連結体361、391とに設けられる前記押圧部材322、335によって押圧される連結体361、391を有する。さらに、第1及び前記第2検出センサー360、390、すなわち前記連結体361、391が押圧されるかどうかに応じてオンオフされるスイッチは、前記第1及び前記第2指圧棒320、330の前記押圧部材322、335との効果的な接触のために、回転可能ローラー362、392(図15〜図17に示される)を前記連結体361、391の端部に有する。
【0062】
前記コントローラ370(図12に説明されている)は、第1及び前記第2検出センサー360、390の検出信号を受信することによって前記モーター340を制御し、それにより、前記第1及び前記第2指圧棒320、330による指圧治療下の身体部位に加えられる力を増減させる。
【0063】
本実施形態に係る指圧器300では、前記ケーシング310に接続されて電源を供給する電源コード452(図10を参照)に設けられるリモートコントロール451に装備されるのは、作動時間を設定するためのタイマースイッチ453と、前記モーター340の回転速度を制御することによって身体部位を押圧する頻度を変更するためのモードスイッチ454と、駆動用の起動スイッチ455と、前記モーター340の回転力を変更するための圧力レベル調整スイッチ457と、一時停止スイッチ458と、振動モーター操作スイッチ(図示せず)と、ディスプレイユニット456である。
【0064】
さらに、指圧治療を施すためには、前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部は、指圧治療を必要とする身体部位をその中に挿入できるように、外向きに開かれる必要がある。従って、前記コントローラ370は、前記起動スイッチ455がオンにされると前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部が開放可能となるように、事前設定された時間中に前記モーター340を制御することができる。しかし、信号を前記コントローラ370に出力するための初期運転スイッチ460、すなわちユーザーが触れるだけで動作する一種のタッチスイッチは、前記ケーシング310の前記ハンドルグリップ317に設けられることが好ましい。つまり、前記初期運転スイッチ460は、前記第2指圧棒330の自由端部の外転によって指圧治療を必要とする身体部位が前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部間に位置付け可能であるように信号を出力して、前記コントローラ370が前記モーター340を制御することを可能にする。
【0065】
加えて、前記コントローラ370で前記モーター340を駆動することによって指圧治療が施される際に前記コントローラ370の制御信号に従って光を放出するための発光器470もさらに配設可能である(図12に示される)。本実施形態において前記ケーシング310の片側に設けられる一対のランプによって構成される前記発光器470は、指圧治療中に代わる代わるオンオフされる。
【0066】
以下、本発明の第2実施形態に従って、前記の配置構成を持つ前記指圧器300の動作を説明する。
【0067】
先ず前記起動スイッチ455がオンにされ、さらに前記初期運転スイッチ460も該接触によってオンにされる場合に、前記コントローラ370は前記モーター340を駆動する。従って、図15で説明するように、前記第2指圧棒330の自由端部は、前記第2指圧棒330の前記押圧部材335が前記第2検出センサー390の前記連結体391を押圧するまで外転する。その結果、前記第2検出センサー390は検出信号を出力する。 結果として、指圧治療を必要とする身体部位は前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部間に位置付け可能である。
【0068】
指圧治療を必要とする身体部位(a)が前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部間に位置付けられる場合、ユーザーが手を触れないかまたは事前設定された時間の経過後に前記初期運転スイッチ460がオフにされると、前記コントローラ370は前記モーター340を第1実施形態におけると同様に順方向または逆方向に駆動する。従って、図15〜図17に示すように、前記第2指圧棒330は回転し、かくして前記指圧チップ333及び前記指圧板410の前記指圧突起部333a、412は、繰り返して身体部位(a)を押圧し、それにより指圧治療を施す。さらに、第1実施形態とは異なり、前記第2検出センサー390が回転する前記第2指圧棒330の前記押圧部材335によって押圧されて検出信号を出力すると、前記コントローラ370は、前記第2指圧棒330の自由端部が身体部位(a)から分離されていることを認識できる。次いで、前記コントローラ370用は、前記第2検出センサー390から出力される検出信号に従って前記第2指圧棒330の自由端部が身体部位(a)を再び押圧できるように前記モーター340の回転方向を切替える。
【0069】
さらに、本実施形態に係る前記指圧器300は、第1実施形態におけると同様、前記指圧レベル調整コントローラ380(図15〜図17に示される)の前記調節ボルト381の回転によって指圧治療レベルを制御する。さらに、その作動時間は、前記タイマースイッチ453によって設定制御可能である。その上、身体部位を押圧する頻度及び指圧治療レベルは、前記モードスイッチ454及び前記圧力レベル調整スイッチ457によってそれぞれ制御可能である。
【0070】
また、前記指圧チップ333は、マッサージしようとする身体部位と指圧治療の目的に応じて交換可能である。さらに、指圧治療される部分は、身体部位(a)に最も緊密に付着される前記指圧板410の前記指圧突起部412によって増大され、次いで前記振動モーター430による振動が指圧治療下の身体部位(a)に加えられ、それにより効果的指圧治療が施される。
【0071】
上記のように、前記一回転軸316で前記第1及び前記第2指圧棒320、330の端部を前記ケーシング310に取り付けることで、前記第1及び前記第2指圧棒320、330の取付構造は簡略化される。さらに、前記第2指圧棒330の回転中に前記案内溝442における前記案内突起部441の移動を規制することで、前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部は互いに過度に近接できないように妨げられる。その結果、指圧治療中の傷害から身体部位(a)を保護できる。さらに、前記第1及び前記第2指圧棒320、330の自由端部の外転によって、前記押圧部材322、335が第1及び前記第2検出センサー360、390の前記連結体361、391を押圧すると、前記案内突起部441は前記弾性部材443と接触し、それにより第1及び前記第2検出センサー360、390が前記押圧部材322、335によって破損されることを防止する。加えて、ノイズも防止可能である。
【0072】
前記保護カバー420は、指などが前記開口部311に挟まって回転する前記第2指圧棒330aで負傷することを防止することによって安全性を保証する。さらに、前記保護カバー420により、異物が前記開口部311を通して前記ケーシング310に入りこみ、作動エラーを引き起こすことができないように妨げられる。
【0073】
図18は本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器を説明する斜視図を示すものであり、図19は本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器の内部分を描写する斜視図を説明するものであり、図20は、本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器のブロック図を説明するものである。前記の図面で説明するように、前記指圧治療器(または指圧器)1000に含まれるのはケーシング1110と、前記ケーシング1110に回転可能に取り付けられ、前記ケーシング1110から突出する第1及び第2指圧棒1120、1130と、前記第1指圧棒1120に弾性力を与えるための弾性部材1150(図24を参照)と、前記第2指圧棒1130を回転させるためのモーター1140と、前記第2指圧棒1130に前記モーター1140の回転力を伝達するためのとウォームギア・アセンブリ1190と、前記第1指圧棒1120の回転を検出するための第1検出センサー1160と、前記モーター1140を制御するためのコントローラ1170である。
【0074】
前記ケーシング1110は、その片側に形成される開口部1111を持ち、さらに複数のねじ(図示せず)によって互いに組み付けられた上下のケーシング部分1112、1113に分割されている。また、ハンドルグリップ1117は前記ケーシング1110の下部分に形成され、内部の熱を外部に排出するための複数の熱排出開口部1112aは前記ケーシング1110の側部に形成される。
【0075】
前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130は、前記ケーシング1110内に取り付けられる前記ウォームギア・アセンブリ1190のハウジング1191(図27を参照)を垂直に貫通する回転軸1116(図28を参照)に連結される。その結果、前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の自由端部は前記ケーシング1110内に回転可能に取り付け可能となる。さらに、前記ケーシング1110の前記開口部1111を通して突出する前記自由端部は互いに向き合い、向かい合っている円弧曲線部1123、1132は、指圧治療中に身体部位との干渉を最小限に抑えるために形成される。
【0076】
前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130は前記回転軸1116の上下部分にそれぞれ連結される。さらに、以降で説明するように、前記第1指圧棒1120は前記回転軸1116周囲に回転可能なように連結されるが、前記第2指圧棒1130は前記回転軸1116とともに回転するように連結される。前記回転軸1116の断面は偏心形、例えば楕円形、扁平部を有する円形などの形状に形成される。
【0077】
前記第1指圧棒1120の他端部に形成される回転ブロック1121(図28を参照)には前記回転軸1116が装着され、第1指圧棒1120は、その前記回転軸1116からの分離が、ねじ(S)によって前記回転軸1116の下端に固定される第1回転部材1116aによって防止される状態で、前記回転軸1116周囲に回転可能に取り付けられる。さらに、前記第2指圧棒1130の他端部に形成される連結ブロック1131は、それとともに装着されてねじ(S)によって前記回転軸1116に固定される。その結果、前記第2指圧棒1130は、その前記回転軸1116からの分離が第2回転体1116bによって防止される状態で、取り付け可能となる。前記第2回転部材1116bが前記連結ブロック1131に形成される取付溝1131(図19を参照)に挿入された状態で、前記回転軸116が回転すると、前記第2指圧棒1130は前記第2回転部材1116bとともに回転する。
【0078】
図24〜図26で説明するように、前記第1指圧棒1120では、前記回転ブロック1121にユニットとして突出して形成される押圧部材1122は弾性部材1150の一端を支持する。さらに、前記回転軸1116とともに回転する第1回転部材1116aが事前設定された角度を超える角度で外向き方向に回転すると、前記押圧部材1122は前記弾性部材1150を圧迫する。前記弾性部材1150の弾性力によって前記第1指圧棒1120の自由端部が前記第2指圧棒1120の自由端部に向かって移動する範囲を規定するために、前記回転ブロック1121の片側に水平に形成される係合面1121aは、前記ウォームギア・アセンブリ1190の前記ハウジング1191に突出して取り付けられるストッパー1192にて支持される。
【0079】
指圧板1210は前記第1指圧棒1120の自由端部にヒンジ結合される。前記指圧板1210は、身体部位と接触する接触部分を増大するために円弧状接触面1211を持つ。さらに、指圧突起部1212は前記接触面1211上に形成される。前記指圧板1210は弾性を有する材料、例えばゴムなどでできており、身体部位との円滑な接触を可能にし、さらに前記第2指圧棒1130ならびに前記第1指圧棒1120にも取り付け可能である。
【0080】
保護カバー1220(図19を参照)は、前記ケーシング1110の前記開口部1111に不注意で挿入された指が前記第2指圧棒1130に回転によって負傷することを防止したり、塵埃などのような異物が前記開口部1111を通じて内部に入ることを防止するために設けられることが好ましい。前記保護カバー1120は、隣接的に前記開口部1111に沿って、前記ケーシング1110、すなわち前記上下のケーシング部分1112、1113に形成される摺動溝1121に摺動自在に連結され、さらに、前記保護カバー1120の一端は、前記第2指圧棒1130に形成される連結溝1137に挿入されて前記第2指圧棒1130に固定される。よって、前記第2指圧棒1130が回転すると、前記保護カバー1120は、前記第2指圧棒1130とともに前記摺動溝1121に沿って摺動して前記第2指圧棒1130が通って通過している前記開口部1111の一部分を絶えずブロックする。
【0081】
ゴムなどのような弾性材料でできた指圧チップ1133は前記第2指圧棒1130の自由端部に着脱可能に連結される。そのためには、挿入部分1134がその自由端部に形成され、さらに、前記挿入部分1134の外周面に形成される係止突起部1134aは、前記指圧チップ1133の内周面に形成される係合溝(図示せず)と係合される。また、前記指圧チップ1133は、前記指圧チップ1133が必要があれば交換可能であることを特徴とするとともに、効果的な指圧治療を施すためにマッサージしようとする身体部位または指圧治療レベルに応じて種々の形状を有する前記指圧突起部1133aを装備する。
【0082】
振動モーター1230は、指圧治療効果を改善するように、前記第2指圧棒1130の自由端部、すなわち前記挿入部分1134内に取り付けられることが好ましい。前記振動モーター1230を取り付けるために、前記挿入部分1134はその中に前記振動モーター1230を取り付けるための実装空間(図示せず)を持ち、前記実装空間は蓋1136によって密閉される。加えて、前記振動モーター1230に電源を供給するための電源線(図示せず)は、前記第2指圧棒1130の内部に貫通させて取り付け可能である。または、電源線を、前記第2指圧棒1130の長さ方向に沿って形成されるケーブル挿入溝1138に挿入してから、前記ケーブル挿入溝1138に成形加工を行うことも可能である。
【0083】
前記モーター1140は、前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の自由端部間に位置付けられる身体部位を押圧するために、前記第2指圧棒1130を回転させるための回転力を提供する。この場合においては、前記モーター1140は、前記第2指圧棒1130に連結される前記回転軸1116に対して垂直に前記ケーシング1110に取り付けられる。従って、前記モーター140が前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の回転方向を考慮することによって位置付けられる際、前記ケーシング1110のサイズを最小限に抑えることが可能となる。特に、前記ハンドルグリップ1117を前記モーター1140が前記モーター1140の軸方向に沿って位置付けられる部分に形成することにより、前記ケーシング1110のコンパクト設計が可能となる。
【0084】
図27及び図28に描写されるように、前記ウォームギア・アセンブリ1190は、前記モーター140の回転力を前記第2指圧棒1130及びウォーム歯車1194に伝達するためのウォーム1193を装備する。前記ウォーム1193は前記モーター1140の回転子固定的に挿設され、前記ウォーム歯車1194は前記ハウジング1191内に回転可能に取り付けられ、それにより前記ウォーム1193とギア連結されて前記第2指圧棒1130を回転する。
【0085】
本実施形態における前記ウォームギア・アセンブリ1190には、前記ウォーム歯車1194の回転速度を落としてからその回転を前記第2指圧棒1130に伝達するための1個または複数個、例えば3個の減速ギア1195、1196及び1197が含まれる。ここで、前記減速ギア1195、1196及び1197は前記ハウジング1191内に取り付けられるものとする。
【0086】
前記モーター1140の回転力が、前記ウォーム1193及び前記ウォーム歯車1194によって前記第2指圧棒1130に安定的に伝達され、さらに前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の自由端部が身体部位をある程度押圧すると、事前設定レベルを超える負荷が生成される。かかる負荷の生成は、前記回転力を適正な角度に切り替えるための前記ウォーム1193及び前記ウォーム歯車1195によって分散される。従って、他の伝動ギアと比較して前記ギア1195〜1197の摩耗率を下げることが可能であると同時に、前記モーター140の損傷を最小限に抑えることによって耐久性を改善することも可能である。 さらに、前記減速ギア1195、1196及び1197によって、前記第2指圧棒1130の押圧力を増大させることも可能である。
【0087】
図24〜図26で説明するように、前記弾性部材1150、すなわちコイルスプリングの一端は、第1指圧棒1120が指圧治療中に身体部位を弾性支持できるように前記ウォームギア・アセンブリ1190の前記ハウジング1191の片側に垂直方向に突出して形成される固定フランジ1191aによって支持される。かかる状態で、前記弾性部材1150の他端は前記第1指圧棒1120の前記押圧部材1122に固定される。前記第1指圧棒1120に与えられる弾性力は前記指圧レベル調整器1180によって制御される。
【0088】
前記指圧レベル調整器1180は調節ボルト1181及び支持ワッシャー1182により構成される。前記支持ワッシャー1182は前記弾性部材1150の端部と接触する。前記調節ボルト1181は、前記支持ワッシャー1182の片側に固定されて前記ウォームギア・アセンブリ1190の前記ハウジング1191に形成される前記固定フランジ1191aに螺設され、それにより該回転方向に従って前記支持ワッシャー1182移動する。かくして、前記弾性部材1150の長さは調節され、従って該弾性力が制御される。前記調節ボルト1181は、前記ケーシング1110の片側に形成される貫通孔(図示せず)を通して暴露され、さらに「+」形状または「-」形状の溝(図示せず)は前記調節ボルト1181の端部に形成される。かくして、ドライバーなどを用いることによって前記調節ボルト1181を容易に回すことができる。
【0089】
図24〜図26で説明するように、指圧治療のために身体部位が前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の自由端部間に位置付けされている状態で、前記モーター340の動作により生じる前記第2指圧棒1130の自由端部の内転によって押圧された身体部位によって押される前記第1指圧棒1120の自由端部が外転すると、第1検出センサー1160は、前記第1指圧棒1120の回転ブロック1121の片側に形成される加圧面1121bによって押圧され、次いで検出信号を前記コントローラ1170に出力する。さらに、前記第1検出センサー1160は前記ウォームギア・アセンブリ1190の前記ハウジング1191にねじなどによって固定される。
【0090】
前記第2検出センサー1280を設けることによって、前記コントローラ1170は容易に前記モーター1140を制御して、前記第2指圧棒1130の自由端部の外転による指圧治療のために身体部位を前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の自由端部間に位置付けることができる。
【0091】
図21〜図23に描写されるように、前記第2検出センサー1280は、前記ウォームギア・アセンブリ1190の前記ハウジング1191内の第1検出センサー1160の逆側に取り付けられる。さらに、指圧治療を必要とする身体部位が、前記第2指圧棒1130の自由端部の外転によって前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の自由端部間に位置付けられると、前記第2検出センサー1280は、前記第2指圧棒1130の前記連結ブロック1131の片側で突出する突起部1131bを加圧することによって押圧され、次いで検出信号を前記コントローラ1170に出力する。
【0092】
第1及び前記第2検出センサー1160、1280は、第1及び第2回転指圧棒1120、1130の端部に設けられる前記加圧面1121b及び前記加圧突起部1131bによって押圧される連結体1161、1281を持つ。ここで、前記連結体1161、1281は回復のための弾性力を有することを特徴とする。さらに、第1及び前記第2検出センサー1160、1280、すなわち前記連結体1161、1281が押圧されるかどうかに応じてオンオフされるスイッチは、前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の前記加圧面1121b及び前記加圧突起部1131bとの効果的な接触のために、前記連結体1161、1281の端部に回転可能ローラー1162、1282を持つ。
【0093】
前記コントローラ1170は、第1及び前記第2検出センサー1160、1280の検出信号を受信することによって前記モーター1140を制御し、それにより、前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130による指圧治療下の身体部位に加えられる力を増減させる。
【0094】
動作によって前記モーター1140の回転速度を変えるための圧力レベル調整スイッチ1251(図20に示される)及び電源スイッチ1252は、前記ケーシング1110の片側に固定される操作パネル1253(図19に示される)に設けられる。さらに、ユーザーが触れるだけで動作する一種のタッチスイッチである初期運転スイッチ1254は前記ハンドルグリップ1117に設けられる。前記初期運転スイッチ1254がオンにされると、前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の自由端部が開放可能となるように、前記コントローラ1170は前記モーター1140を制御する。
【0095】
加えて、前記コントローラ1170で前記モーター1140を駆動することによって指圧治療が施される際に、前記コントローラ1170の制御信号に従って光を放出するための発光器1270もさらに配設可能である。本実施形態において前記ケーシング1110の片側に設けられる一対のランプによって構成される前記発光器1270は、指圧治療中に代わる代わるオンオフされる。
【0096】
以下、本発明の第3実施形態に従って、前記の配置構成を持つ前記指圧器1100の動作を説明する。
【0097】
先ず前記電源スイッチ1252がオンにされ、さらに前記初期運転スイッチ1254が該接触によってオンにされる場合に、前記コントローラ1170は前記モーター1140を駆動する。従って、図21及び図24で説明するように、前記第2指圧棒1130の自由端部は、前記第2指圧棒1130の前記加圧突起部1131bが前記第2検出センサー1280の前記連結体1281を押圧するまで外転される。その結果、前記第2検出センサー1280は検出信号を出力する。結果として、前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の自由端部は、指圧治療を必要とする身体部位がその間に位置付け可能であるように開く。
【0098】
指圧治療を必要とする身体部位(a)が前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の端部間に位置付けられる場合、ユーザーが手を触れないかまたは事前設定された時間の経過後に前記初期運転スイッチ1254がオフにされると、前記コントローラ1170は前記モーター1140を駆動する。従って、図22〜図25に示すように、前記第2指圧棒1130は回転し、かくして、身体部位(a)は、前記指圧板1210の前記指圧突起部1212、1133a及び前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130の自由端部に設けられる前記指圧チップ1133によって押圧される。
【0099】
その上、図23及び図26で説明するように、前記第2指圧棒1130の自由端部が絶えず身体部位(a)を押圧する場合、前記第1指圧棒1120の端部は、外向きに回転しようとする身体部位(a)の圧迫によって押される。従って、前記第1指圧棒1120の前記加圧面1121bが第1検出センサー1160の前記連結部材1161を押圧すると、第1検出センサー1160は検出信号を前記コントローラ1170に出力する。第1検出センサー1160の検出信号が前記コントローラ1170に伝達される場合、前記コントローラ1170は前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130が身体部位(a)に指圧治療を施すことを認識する。次いで、前記コントローラ1170は、前記モーター1140の回転方向を切り替え、それにより前記第2指圧棒1130の自由端部を身体部位から分離する。かかる動作が前記コントローラ1170によって繰り返される場合、指圧治療も身体部位(a)に繰り返して施される。
【0100】
さらに、前記第2指圧棒1130がその外向き回転のために第1指圧棒1120から分離されると、前記第2検出センサー1280は、前記加圧突起部1131によって加圧され、次いで検出信号を出力する。従って、前記コントローラ1170は、前記第2指圧棒1139の自由端部が、身体部位(a)から分離され、次いで、前記第2指圧棒1130の自由端部が前記第2検出センサー1280から出力される検出信号に従って身体部位(a)を再度押圧できるように前記モーター1140の回転方向を切り替えることを認識できる。
【0101】
前記第1及び前記第2指圧棒1120、1130によって身体部位(a)に施される指圧治療レベルを制御するため、前記弾性部材1150の長さは、前記指圧コントローラ1180の前記調節ボルト1181を回転することによって制御可能である。さらに、前記第2指圧棒1130の押圧力は、前記圧力レベル調整スイッチ1251の動作によって、前記モーター1140に供給される電力レベルに従って制御される。
【0102】
前記指圧チップ1133は、マッサージしようとする身体部位及び指圧治療の目的に応じて交換可能である。さらに、振動は、前記振動モーター1230で指圧治療下の身体部位(a)に加えられ、それにより効果的指圧治療を可能にする。
【0103】
本発明は、好適な実施形態に関連して明示かつ説明したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく種々の変更及び修正をなし得ることは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】従来の指圧治療器を示す断面図。
【図2】本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器を説明する斜視図。
【図3】本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器を描写する断面側面図。
【図4】本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器の主要部を示す上面図。
【図5】本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器を説明するブロック図。
【図6】本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器における指圧チップの種々の好適な実施形態を描写する図式表示図。
【図7】本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器の作動状態を表す図。
【図8】本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器の作動状態を表す図。
【図9】本発明の第1の好適な実施形態に係る指圧治療器の作動状態を表す図。
【図10】本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器を示す斜視図。
【図11】本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器の内部を説明する斜視図。
【図12】本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器を描写するブロック図。
【図13】本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器の案内溝の上面図。
【図14】本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器の案内突起部を示す上面図。
【図15】本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器の作動状態を説明する図式表示図。
【図16】本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器の作動状態を説明する図式表示図。
【図17】本発明の第2の好適な実施形態に係る指圧治療器の作動状態を説明する図式表示図。
【図18】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器を説明する斜視図。
【図19】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器の内部を描写する斜視図。
【図20】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器を示すブロック図。
【図21】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器の動作を示す上面図。
【図22】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器の動作を示す上面図。
【図23】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器の動作を示す上面図。
【図24】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器の動作を説明する底面図。
【図25】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器の動作を説明する底面図。
【図26】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器の動作を説明する底面図。
【図27】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器のウォームギア・アセンブリを説明する上面図。
【図28】本発明の第3の好適な実施形態に係る指圧治療器のウォームギア・アセンブリを示す側面図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体部位に指圧治療を施すための装置であって、
身体部位の一側面と接触する第1指圧棒と、
当該一側面に実質的とは逆の身体部位の反対側面に圧迫を加える第2指圧棒と、
回転力を生成する駆動ユニットと、
前記駆動ユニットの回転力を前記第2指圧棒に伝達するために前記第2指圧棒の端部に接続される回転軸と、
第1指圧棒の端部に接続され、前記第2指圧棒の圧迫が身体部位に加わる第2方向とは逆の第1方向に第1指圧棒が回転するように弾性力を第1指圧棒に対して適用する弾性部材とを含み、さらに
前記回転軸が回転可能に取り付けられるとともに前記弾性部材が取り付けられる取付板であって、前記回転軸が回転可能に前記第1指圧棒の端部に挿設される結果、前記駆動ユニットの回転力が前記第1指圧棒に伝達できないように妨げられることを特徴とする取付版と
を具備する装置。
【請求項2】
請求項1の装置であって、
前記取付板に取り付けられ、前記第1指圧棒が事前設定された角度を超える角度で前記第2方向に回転する際に信号を生成するための検出ユニットと、さらに
前記検出ユニットの信号を受信することによって前記駆動ユニットを制御するためのコントローラであって、前記コントローラが検出ユニットの信号を受信する場合、前記コントローラが前記駆動ユニットを制御して、前記第2指圧棒を前記第1方向に回転することを特徴とするコントローラと
をさらに具備する装置。
【請求項3】
請求項2の装置であって、
第1指圧棒が事前設定された角度を超える角度で前記第1方向に回転することを防止するための、前記取付板に取り付けられるストッパーであって、前記弾性部材が前記第1指圧の端部を弾性付勢して前記ストッパーと係合させることを特徴とするストッパー
をさらに具備する装置。
【請求項4】
請求項3の装置であって、
スプリングによって構成されている前記弾性部材の弾性力を該スプリングの長さを調節することで制御するための調節ユニットであって、
前記第2指圧棒によって身体部位に加えられる圧迫のレベルが前記調節ユニットを用いることで制御されることを特徴とする調節ユニット
をさらに具備する装置。
【請求項5】
請求項3の装置であって、
前記第2指圧棒が事前設定された角度を超える角度で前記第1方向に前記取付板に取り付けられる際に信号を生成し、次いで前記信号を前記コントローラに伝達するための、前記取付板に取り付けられる開放検出ユニットであって、
前記コントローラが前記開放検出ユニットの信号を受信する場合、前記コントローラが前記駆動ユニットを制御して前記第2指圧棒の回転を停止することを特徴とする開放検出ユニット
をさらに具備する装置。
【請求項6】
請求項5の装置であって、
電気的に前記コントローラに接続されるスイッチであって、
ユーザーが前記スイッチをオンにする場合、前記コントローラが前記駆動ユニットを制御して前記第2指圧棒を前記第1方向に回転することを特徴とするスイッチ
をさらに具備する装置。
【請求項7】
請求項3の装置であって、
前記駆動ユニットの回転力を前記回転軸に伝達するための減速ユニットであって、
複数のギアによって構成される前記減速ユニットが、前記駆動ユニットの回転力を増加させるとともに、その回転速度を落とすことを特徴とする減速ユニット
をさらに具備する装置
【請求項8】
請求項7の装置であって、前記減速ユニットがウォームギア・アセンブリを持ち、さらに前記ウォームギア・アセンブリのウォームが前記駆動ユニットの回転子に取り付けられるとともに、前記モーターの回転子が、前記第1及び前記第2指圧棒が回転する平面に対して実質的に並列に取り付けられることを特徴とする装置。
【請求項9】
請求項3の装置であって、前記第1指圧棒が身体部位と接触する指圧板を持つとともに、第1指圧棒の自由端部が前記指圧板に回転可能に接続されることを特徴とする装置。
【請求項10】
請求項3の装置であって、前記第2指圧棒が前記第2指圧棒の自由端部に取り付けられた指圧チップ持つとともに、前記指圧チップがその中に振動を生成するための振動ユニットを収容することを特徴とする装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公表番号】特表2007−526813(P2007−526813A)
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−501719(P2007−501719)
【出願日】平成17年3月4日(2005.3.4)
【国際出願番号】PCT/KR2005/000619
【国際公開番号】WO2005/084147
【国際公開日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(506295540)セミケージエス カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】