説明

振動撹拌装置

【課題】撹拌体の振動により内部の液体又は粉体、或いは重合溶液に渦流或いは乱流を発生させ、撹拌効率の高い撹拌混合或いは撹拌重合を可能とする振動撹拌装置を提供する。
【解決手段】振動撹拌装置1は、壁部5に螺旋状に固定されて内部に向かって突出する第1螺旋羽根6を有する導管2と、軸部7に螺旋状に固定されて外部に向かって突出する第2螺旋羽根8を有する撹拌体3と、撹拌体3を軸方向に振動させる撹拌体振動源4と、を備え、第1螺旋羽根6及び第2螺旋羽根8は導管2の径方向に沿って二重螺旋を形成し、第1螺旋羽根6の内端部には、溶液が流通可能な開口部又は切込み部が設けられ、第2螺旋羽根8の外端部には、溶液が流通可能な開口部又は切込み部が設けられ、第1螺旋羽根6の開口部又は切込み部と、第2螺旋羽根8の開口部又は切込み部とは重ね合わされて設置されない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動撹拌装置に係り、特に、液体又は粉体を均一に撹拌混合する、或いは均一な重合反応を促進する振動撹拌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
粉体に液体を添加して混合する場合、液体に粉体を添加して混合する場合、又は粉体と液体とを同時に添加して混合する場合において、液体中に粉体の二次凝集粒を発生させないように液体中に粉体を分散させる技術が考案されている。また、液体の重合反応を促進させて均一な重合物を製造する技術が考案されている。
【0003】
特許文献1には、撹拌混合装置及び撹拌混合方法が開示されている。ここでは、内部に流体が流通するケーシングの内部に設けられた流通路の仕切り板に1つ以上の孔が設けられることが記載されている(図7、図8参照)。この孔により仕切り板間に形成される撹拌室内の撹拌度合を他の撹拌室と異ならせることができる。さらに、撹拌羽根にも1つ以上の孔が設けられることが記載されている。この孔により、撹拌羽根において孔の形成された部分の振動可能範囲に位置する撹拌室内の撹拌度合を他の撹拌室と異ならせることができる。
【0004】
特許文献2には、分子量分布の狭い、または低分子量の重合物を効率よく製造することが可能な撹拌重合装置及び重合方法が開示されている。ここでは、導管を多段に仕切る仕切り板に流体を流通させる流通孔が形成されている。そして、導管内に撹拌体を所定のモードで細動させ、撹拌羽根による流体の流れの分散合流の繰り返しと、撹拌羽根の細動による流体の振動により重合溶液を撹拌し、重合反応を促進させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4366124号公報
【特許文献2】特許第4278245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の振動撹拌装置及び撹拌混合方法では、液体又は粉体、或いは重合溶液を均一に撹拌混合する能力が十分ではなく、所望の撹拌混合効果が得られないか、或いは撹拌時間がかかり過ぎ不経済であるという問題があった。
【0007】
また、上記撹拌混合能力の限界により、混合可能な粉体と液体との組み合わせ、或いは重合溶液の種類が限定されるという問題があった。また、上記撹拌混合能力を向上させ、撹拌混合或いは撹拌重合に要する時間を短縮するという要求があった。
【0008】
本願の目的は、かかる課題を解決し、撹拌体の振動により内部の液体又は粉体、或いは重合溶液に渦流或いは乱流を発生させ、撹拌効率の高い撹拌混合或いは撹拌重合を可能とする振動撹拌装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係る振動撹拌装置は、撹拌される液体又は粉体、或いは溶液の流入口と流出口とを有し、内部に液体又は粉体、或いは溶液を流通させる円筒状の壁部と、壁部に螺旋状に固定されて内部に向かって突出する第1の螺旋羽根と、からなる導管と、導管内に設けられ、導管の軸方向に振動可能に支持された軸部と、軸部に螺旋状に固定されて外部に向かって突出する第2の螺旋羽根と、からなる撹拌体と、撹拌体の一端に連結されて撹拌体を軸方向に振動させる撹拌体振動源と、を備え、第1の螺旋羽根及び第2の螺旋羽根は、導管の径方向に沿って二重螺旋を形成し、第1の螺旋羽根の内端部には、液体又は粉体、或いは溶液が流通可能な開口部又は切込み部が設けられ、第2の螺旋羽根の外端部には、液体又は粉体、或いは溶液が流通可能な開口部又は切込み部が設けられ、第1の螺旋羽根の開口部又は切込み部と、第2の螺旋羽根の開口部又は切込み部とは重ね合わされて設置されないことを特徴とする。
【0010】
上記構成により、振動撹拌装置は液体又は粉体、或いは溶液が流通する導管内部に第1の螺旋羽根と第2の螺旋羽根とが二重螺旋を形成する。すなわち、従来液体又は粉体、或いは溶液が流通する流通路を仕切っていた仕切り板を改良して螺旋状の羽根とし、撹拌羽根と二重螺旋を形成するように配置したものである。そして、第1の螺旋羽根の内端部、及び第2の螺旋羽根の外端部であって、相互に重ね合わされない位置に開口部又は切込み部が設けられる。この構成で撹拌体を振動させることで、導管内部を流通する液体又は粉体、或いは溶液は、静止した第1の螺旋羽根の開口部又は切込み部、及び振動する第2の螺旋羽根の開口部又は切込み部周辺に生じる複雑な渦流或いは乱流により撹拌効率の高い撹拌混合或いは撹拌重合が可能となる。以下、この撹拌混合或いは撹拌重合を「第1の振動モードによる撹拌方法」と称する。
【0011】
また、振動撹拌装置は、軸部の一部を壁部に固定する連結部を備え、連結部により軸部の一部を壁部に固定することで、撹拌体と導管とを相互に同期して振動させることが好ましい。これにより、撹拌体と導管とが双方とも同時に振動し、導管内部を流通する液体又は粉体、或いは溶液が、共に振動する第1の螺旋羽根の開口部又は切込み部、及び第2の螺旋羽根の開口部又は切込み部周辺に生じる複雑な渦流或いは乱流により撹拌効率の高い撹拌混合或いは撹拌重合が可能となる。以下、この撹拌混合或いは撹拌重合を「第2の振動モードによる撹拌方法」と称する。
【0012】
また、振動撹拌装置は、導管を軸方向に振動させる導管振動源をさらに備え、導管振動源を導管に連結させることで、撹拌体と導管とを相互に独立して振動させることが好ましい。これにより、撹拌体と導管とが独立して振動し、導管内部を流通する液体又は粉体、或いは溶液が、相互に異なる振動数又は振幅により振動する第1の螺旋羽根の開口部又は切込み部、及び第2の螺旋羽根の開口部又は切込み部周辺に生じる複雑な渦流或いは乱流により撹拌効率の高い撹拌混合或いは撹拌重合が可能となる。以下、この撹拌混合或いは撹拌重合を「第3の振動モードによる撹拌方法」と称する。
【0013】
さらに、振動撹拌装置は、導管の壁部の外周にはジャケットが設けられ、液体又は粉体、或いは溶液を冷却又は加熱可能な流通路が形成されるか、又は第1の螺旋羽根の断面内には液体又は粉体、或いは溶液を冷却又は加熱可能な流通路が形成されることが好ましい。これにより、重合反応の重合条件に応じて適切な温度設定を行うことができる。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明に係る振動撹拌装置によれば、撹拌体の振動により内部の液体又は粉体、或いは重合溶液に渦流或いは乱流を発生させ、撹拌効率の高い撹拌混合或いは撹拌重合を可能とする振動撹拌装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る振動撹拌装置の1つの実施形態の概略構成を示す断面図である。
【図2】第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根による二重螺旋の構成を示す図1のA−A断面図である。
【図3】第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根に設けられる開口部の実施例を示す詳細断面図である。
【図4】第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根に設けられる切込み部の実施例を示す詳細断面図である。
【図5】導管の壁部の外周に設けられる、溶液の加熱冷却方法の一つの実施例を示す断面図である。
【図6】第1螺旋羽根の断面内に設けられる、溶液の加熱冷却方法の一つの実施例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(振動撹拌装置の構成)
以下に、図面を用いて本発明に係る振動撹拌装置の実施形態につき、詳細に説明する。図1に、本発明に係る振動撹拌装置1の1つの実施形態の概略構成を示す。振動撹拌装置1は、導管2、撹拌体3、及び撹拌体振動源4から構成される。導管2は、内部に液体又は粉体、或いは重合溶液を流通させる円筒状の壁部5、及び壁部5に螺旋状に固定されて内部に向かって突出する第1螺旋羽根6からなる。ここで、以下、導管2の内部を流通して撹拌される「液体又は粉体、或いは重合溶液」を総称して「溶液等」と称する。撹拌体3は、導管2内に設けられ、導管2の軸方向に振動可能に支持された軸部7、及び軸部5に螺旋状に固定されて外部に向かって突出する第2螺旋羽根8からなる。そして、導管2は撹拌される溶液等の流入口10と流出口11とを有する。撹拌体振動源4は、撹拌体3の一端に連結されて撹拌体3を軸方向に振動させる。ここで、軸方向とは、撹拌体3の軸部5の軸方向をいう。
【0017】
図2に、第1螺旋羽根6及び第2螺旋羽根8による二重螺旋の構成を示す。第1螺旋羽根6及び第2螺旋羽根8は、導管2の径方向に沿って二重螺旋を形成する。ここで、「導管2の径方向に沿った螺旋」とは、図1及び図4に示すように、一定の半径を有して導管2の外周上を螺旋状に連続する線と導管2の中心線とを結ぶように形成された螺旋羽根をいう。そして、第1螺旋羽根6と第2螺旋羽根8とは、一定の間隔を保ちながら、同じ螺旋を描くように連続する。すなわち、従来、溶液等が流通する流通路を仕切っていた仕切り板を改良して螺旋状の羽根とし、撹拌羽根と二重螺旋を形成するように配置したものである。
【0018】
図3に、第1螺旋羽根6及び第2螺旋羽根8に設けられる開口部の実施例を示す。また、図4に、第1螺旋羽根6及び第2螺旋羽根8に設けられる切込み部17,18の実施例を示す。第1螺旋羽根6の内端部には、溶液等が流通可能な第1開口部15又は切込み部17が設けられ、第2螺旋羽根8の外端部には、溶液等が流通可能な第2開口部16又は切込み部18が設けられ、第1螺旋羽根6の第1開口部15又は切込み部17と、第2螺旋羽根8の第2開口部16又は切込み部18とは重ね合わされて設置されない。
【0019】
図3及び図4では、第1開口部15及び第2開口部16は、円形の穴としているが、これに限らず、例えば三角形、四角形など他の形状でも良い。また、第1開口部15及び第2開口部16はそれぞれ第1螺旋羽根6の内端部、及び第2螺旋羽根8の外端部に設けられているが、この位置に限らず、例えば、第1螺旋羽根6の外端部、及び第2螺旋羽根8の内端部に設けられても良く、第1螺旋羽根6の第1開口部15と、第2螺旋羽根8の第2開口部16とが重ね合わされて設置されないことが条件となる。
【0020】
図3及び図4では、切込み部17及び18は、長円形の切込みとしているが、これに限らず、例えば三角形、四角形など他の切込みの形状でも良い。また、切込み部17,18はそれぞれ第1螺旋羽根6の内端部、及び第2螺旋羽根8の外端部に設けられているが、この位置に限らず、例えば、第1螺旋羽根6の外端部、及び第2螺旋羽根8の内端部に設けられても良く、第1螺旋羽根6の切込み部17と、第2螺旋羽根8の切込み部18とが重ね合わされて設置されないことが条件となる。
【0021】
(撹拌混合或いは撹拌重合の振動モード)
図1及び図2を用いて撹拌混合或いは撹拌重合の3つの振動モードによる撹拌方法を説明する。第1振動モードによる撹拌方法は、導管2を固定させ、撹拌体3のみを撹拌体振動源4により振動させるモードである。これにより、図2に示す導管2の軸方向振動(Z1)が0となり、導管2が静止した状態で撹拌体3の軸方向振動(Z2)が発生する。この振動モードにより、導管2内部を流通する溶液は、静止した第1螺旋羽根6の第1開口部15又は第1切込み部17、及び振動する第2螺旋羽根8の第2開口部16又は第2切込み部18周辺に生じる複雑な渦流或いは乱流により撹拌効率の高い撹拌混合或いは撹拌重合が可能となる。すなわち、静止した第1螺旋羽根6と第2螺旋羽根8との間に挟まれた溶液は上下動する第2螺旋羽根8,8´により抑え込み又は引き伸ばしを受け、第1開口部15或いは第2開口部16を通過する。この第1開口部15と第2開口部16とは、重ね合わされた位置にない。従って、溶液は、上下動する第2螺旋羽根8,8´による抑え込み又は引き伸ばしの際に複雑な渦流或いは乱流となって撹拌混合或いは撹拌重合される。
【0022】
第2振動モードによる撹拌方法は、導管2と撹拌体3とを相互に同期して振動させるモードである。すなわち、図1に示す連結部9の連結ボルト21を締結することで、軸部7が壁部5に固定され、導管2は撹拌体振動源4により振動する撹拌体3と同期して振動する。これにより、図2に示す導管2の軸方向振動(Z1)、及び軸方向振動(Z1)に同期した撹拌体3の軸方向振動(Z2)が発生する。この振動モードにより、第1螺旋羽根6の第1開口部15又は第1切込み部17、及び第2螺旋羽根8の第2開口部16又は第2切込み部18との間に挟まれた溶液は、複雑な渦流或いは乱流により撹拌効率の高い撹拌混合或いは撹拌重合が可能となる。すなわち、第1螺旋羽根6と第2螺旋羽根8との間に挟まれた溶液は上下動する第1螺旋羽根6及び第2螺旋羽根8により慣性力を受け、第1開口部15或いは第2開口部16を通過する。この第1開口部15と第2開口部16とは、重ね合わされた位置にない。従って、溶液は、上下動する第1螺旋羽根6及び第2螺旋羽根8により第1開口部15又は第2開口部16野通過の際に複雑な渦流或いは乱流となって撹拌混合或いは撹拌重合される。
【0023】
第3振動モードによる撹拌方法は、図1に示すように、導管2を軸方向に振動させる導管振動源12を導管2に連結させることで、撹拌体振動源4に接続された撹拌体3と、導管振動源12に接続された導管2とを相互に独立して振動させるモードである。これにより、図2に示す導管2の軸方向振動(Z1)、及び撹拌体3の軸方向振動(Z2)がそれぞれ独立して発生する。この振動モードにより、第1螺旋羽根6の第1開口部15又は第1切込み部17、及び第2螺旋羽根8の第2開口部16又は第2切込み部18との間に挟まれた溶液は、複雑な渦流或いは乱流により撹拌効率の高い撹拌混合或いは撹拌重合が可能となる。
【0024】
(撹拌混合或いは撹拌重合の加熱冷却)
図5に、導管2の壁部5の外周に設けられる加熱冷却方法の一つの実施例を示す。導管2の壁部5の外周にはジャケット13が設けられ、ジャケット13内には溶液を冷却又は加熱可能な流通路14aが形成される。そして、流通路14aを流通する流体の流体流出入口19が設けられるが、流体の流入口と流出口とをそれぞれ設けても良い。このように、ジャケット13及び溶液を冷却又は加熱可能な流通路14aを設けることで、重合反応の重合条件に応じて適切な温度設定を行うことができる。例えば、アニオン重合やカチオン重合は、連鎖反応を考慮して通常低温で行われる。一方、ラジカル重合、乳化重合などは、重合開始を促進する場合には温度を上げ、重合が進行して連鎖反応に移行した場合、及び連鎖反応を終結させる場合には、重合温度を下げる必要がある。
【0025】
図6に、第1螺旋羽根6の断面内に設けられる加熱冷却方法の一つの実施例を示す。第1螺旋羽根6の断面内には液体又は粉体を冷却又は加熱可能な流通路14bが形成される。そして、流通路14bを流通する流体の流体流出入口20が設けられるが、流体の流入口と流出口とをそれぞれ設けても良い。この第1螺旋羽根6の断面内に設けられる流通路14bは、図5に示す流通路14aと比較して簡易なディテールであり、撹拌重合が行われる第1螺旋羽根6及び第2螺旋羽根8により近接している。
【符号の説明】
【0026】
1 振動撹拌装置、2 導管、3 撹拌体、4 撹拌体振動源、5 壁部、6 第1螺旋羽根、7 軸部、8,8´ 第2螺旋羽根、9 連結部、10 流入口、11 流出口、12 導管振動源、13 ジャケット、14a,14b 流通路、15 第1開口部、16 第2開口部、17 第1切込み部、18 第2切込み部、19,20 流体流出入口、 21 連結ボルト。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
撹拌される液体又は粉体、或いは溶液の流入口と流出口とを有し、内部に液体又は粉体、或いは溶液を流通させる円筒状の壁部と、壁部に螺旋状に固定されて内部に向かって突出する第1の螺旋羽根と、からなる導管と、
導管内に設けられ、導管の軸方向に振動可能に支持された軸部と、軸部に螺旋状に固定されて外部に向かって突出する第2の螺旋羽根と、からなる撹拌体と、
撹拌体の一端に連結されて撹拌体を軸方向に振動させる撹拌体振動源と、
を備え、
第1の螺旋羽根及び第2の螺旋羽根は、導管の径方向に沿って二重螺旋を形成し、第1の螺旋羽根の内端部には、液体又は粉体、或いは溶液が流通可能な開口部又は切込み部が設けられ、第2の螺旋羽根の外端部には、液体又は粉体、或いは溶液が流通可能な開口部又は切込み部が設けられ、第1の螺旋羽根の開口部又は切込み部と、第2の螺旋羽根の開口部又は切込み部とは重ね合わされて設置されないことを特徴とする振動撹拌装置。
【請求項2】
請求項1に記載の振動撹拌装置であって、軸部の一部を壁部に固定する連結部を備え、連結部により軸部の一部を壁部に固定することで、撹拌体と導管とを相互に同期して振動させることを特徴とする振動撹拌装置。
【請求項3】
請求項1に記載の振動撹拌装置であって、導管を軸方向に振動させる導管振動源をさらに備え、導管振動源を導管に連結させることで、撹拌体と導管とを相互に独立して振動させることを特徴とする振動撹拌装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振動撹拌装置であって、導管の壁部の外周にはジャケットが設けられ、液体又は粉体、或いは溶液を冷却又は加熱可能な流通路が形成されるか、又は第1の螺旋羽根の断面内には液体又は粉体、或いは溶液を冷却又は加熱可能な流通路が形成されることを特徴とする振動撹拌装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−176349(P2012−176349A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−39989(P2011−39989)
【出願日】平成23年2月25日(2011.2.25)
【出願人】(000251211)冷化工業株式会社 (20)
【Fターム(参考)】