授乳カバー兼おんぶカバー
【課題】 屋外や電車・バス内など公共機関での授乳は、授乳の様子が外から見えない様に工夫する必要がある。ひも式おんぶ紐を使用でおんぶの際は、胸が強調されるので外出を躊躇してしまうと共に、乳幼児の体を覆うバスタオル代わりのデザイン性のあるものがなかった。このような環境において授乳カバー専用のものとおんぶカバー専用のものはあっても、一枚で兼用するものはなかった。
【解決手段】 これらの問題を解決する為、授乳に関して、まずは人前で授乳の様子が見えず布の上部にソフトワイヤーを入れることで乳児も母親もお互いの顔を確認しながら授乳が可能となること。布を円状にする事で乳児が手足を動かしても布が外れる心配がなく安心して授乳を続ける事が可能である。おんぶに関しては、ひも式おんぶ紐を使用の際は使用者の胸元をギャザーで覆う為胸の強調を隠すことができ、おんぶされた乳幼児は直接風や日差しが当たらないよう布で覆う事ができる。
【解決手段】 これらの問題を解決する為、授乳に関して、まずは人前で授乳の様子が見えず布の上部にソフトワイヤーを入れることで乳児も母親もお互いの顔を確認しながら授乳が可能となること。布を円状にする事で乳児が手足を動かしても布が外れる心配がなく安心して授乳を続ける事が可能である。おんぶに関しては、ひも式おんぶ紐を使用の際は使用者の胸元をギャザーで覆う為胸の強調を隠すことができ、おんぶされた乳幼児は直接風や日差しが当たらないよう布で覆う事ができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の授乳用カバー兼おんぶカバーは、外出先など人前で授乳する際にその様子を見られないように着用すると共に、ひも式おんぶ紐を使用の際は胸が強調されるのを隠し、おんぶされた乳幼児の防寒・日よけカバーとして使用できる授乳カバー兼おんぶカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
外出先で授乳をする際には授乳室を利用するのが一般的となってきたが、まだまだ十分に完備された状態ではないというのが現状である。そして、完備されたデパートなどに行っても、授乳室が満員で授乳ができない状態の場合、他の場所で授乳をせざるを得ない。授乳室以外での授乳は、授乳時に乳房が他人から見えないように工夫する必要があるため、母親が乳児のようすを見る事が出来る方法としてエプロンの上部に芯を入れて張りをもたせるものがある。(特許公開2007−2396)
(特許文献 特許公開2003−55816)
(特許文献 特許公開2003−256262)
(登録実用新案 第3115775)
【0003】
胸の中央でクロスするひも式おんぶ紐を使用の際、胸の強調を隠すための適当な衣類が少なく、簡単に着脱可能な衣類も乏しかった。おんぶされた乳幼児の春夏秋の寒さ対策としてはバスタオルなどを使用していた。おぶった子の体を覆うものとしてはおんぶ用エプロンというものも考案されている(特許公開 平10−212611)
また、このような環境において授乳カバーとおんぶ用の布やバスタオルなどを別々に持参するとかなりの荷物になる。これまで、授乳する際のカバーとおんぶする際のカバーが一緒のものはなかった。
(特許文献 特許公開2006−104590)
【発明の開示】
【発明が解決しようとしている課題】
【0004】
上記に記述のようにバスタオルを巻いての外出は、寒さ防止や胸の強調を隠す効果も見られるが外観が良くなく、胸の強調は隠すことが難しい。また授乳カバーに関してはこれまでワイヤー入りのものはあるが、授乳時に幅を取るので狭い授乳室では使いづらかったり、授乳カバーとしてだけのひとつの用途でしか使用できなかった。
【0005】
本発明は、授乳の際に胸が隠せるカバーとおんぶの際に母親の胸の強調を防ぎ、乳幼児の寒さ、直射日光を軽減するカバーを兼ねた一枚の布カバーである。これら二つの機能を持ち合わせたカバーを使用する事により、外出時の荷物は軽減され外出に対するストレスも軽減されると考えた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そして授乳に関しては一枚の半月状の布の上部に入れたソフトワイヤー2を中心として、弧を描くように布をボタンで留める(図3)。その際にリボン1を首に掛けたり、肩の前後に橋のようにかけることで、布のすべり落ちを防止する(図2、図4)。
布の上部のみに入れたソフトワイヤーの張りにより、母親と乳児はお互いの顔を確認しながら授乳が継続できる(図2、図4)。
【0007】
おんぶの際は一枚の半月状の布の上部に入れたソフトワイヤーをおんぶされた乳幼児の背あてに沿わせるように当て(図7)、両脇の布をおんぶする者の体の正面に持ってきたらボタンでとめる(図8)。
【0008】
その際、ギャザーの入った長いほうの布7を肩まで引き上げ(図6)、リボン1を金具6でとめる事により胸の強調を隠すことが可能となる(図6)。
長く綿ゴムを入れた7や短く綿ゴムを入れたのギャザーが、おんぶする者の脇で体にぴったりと沿う為、布の落下を防ぐ役割を得る(図10)。
【0009】
一枚の半月状の布の縦の長さ9はおんぶされた乳幼児の足元まで隠れる長さを持つ為(図9)、春先や夏の少し冷たい風や日よけのカバーとして使用できる。そして、一枚の半月状の布の下部は丸くなっている為歩行や自転車に乗る際も足捌きがよく安全である(図6)。
【発明の効果】
【0010】
この考案の授乳カバー兼おんぶカバーは一枚の布で二通りの使用が可能となるカバーである。授乳時において使用の場合は、布の上部にあるソフトワイヤーが布に張りを持たせるため乳児と母親はお互いの顔を確認しながら授乳が可能となる。そして、半月状の布を輪にしてかぶり、首もしくは肩に掛けたリボンの長さを固定する事で乳児が急に動いた時でも布がはだけることなく授乳を続ける事が可能となる。
【0011】
おんぶで使用の際は第一におんぶ紐の背あてにソフトワイヤーがフィットし、すべり落ちを防止するので布を安定させる効果を持つ。また、ボタンを体の正面でとめる事により背あてに当てたソフトワイヤーは固定され、ワイヤー脇に入っているゴムの伸縮により体にぴったり沿う。この結果、ずり落ちる心配がない。乳幼児を覆う布の長さは乳幼児の足元まで覆う為、少し冷たい風や空調のきいた場所でも乳幼児は快適で居られる。
【0012】
おんぶで使用の際は、第二に体の正面で左右長さの違う布の長い方にゴムが入っている為、肩まで引き上げる事でギャザーが胸の強調を隠す効果をもつ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図1〜12に基づいて説明する。
【0014】
図においては、図1は布の展開図である。一枚の布で授乳カバーとおんぶカバーを兼ねる。
【0015】
図1において、綿(ガーゼも可)素材を使用し、授乳カバーとして使用する際はこの半月状の布の上部にソフトワイヤー2を中心としてボタン4、ボタンホール5をする事で円状にする。ソフトワイヤー2の脇から縦に伸びているリボン1をDカン金具(小)3に通し長さを固定する。
【0016】
図1において、おんぶカバーとして使用する際はこの半月状の布の上部のソフトワイヤー2を紐式おんぶ紐の背あてにあて、使用者の体の正面でボタン4、ボタンホール5をすることで使用者の脇をギャザー7とギャザー8が体に沿う為滑り落ちない。そして、Dカン金具(大)6を肩に引き上げる事で胸元にギャザーのドレープができる。その状態でリボン1を背中から肩に伸ばしDカン金具(大)6と装着する。
【0017】
図2においては授乳カバー時の正面から見た図である。授乳者▲1▼は乳児▲3▼をかかえ、ソフトワイヤー2で授乳者と布の間に空間が作られるので、乳児の顔を見ながら授乳が可能となる。リボンは授乳者の首にかかっているため布の落下を防ぐ。
【0018】
図3においては授乳カバー時の背面を表した図である。リボン1を首に掛け長さを固定することで、布の落下を防ぐ。
【0019】
図4においては授乳カバー時の正面から見た図である。授乳者▲1▼は乳児▲3▼をかかえ、ソフトワイヤー2で授乳者と布の間に空間が作られるので、乳児の顔を見ながら授乳が可能となる。リボンは肩にストラップのように架かっているため布の落下を防ぐ。
【0020】
図5においては授乳カバー時の背面を表した図である。リボン1を肩に掛け長さを固定することで、布の落下を防ぐ。
【0021】
図6においては、おんぶカバー時の正面から見た図である。布を体に沿わせ、正面で布の端を肩まで引き上げる事で、使用者▲2▼の胸にギャザーができる。リボン1をDカン金具(大)6で固定し長さを調整すると布は落下しない。
【0022】
図7においては、おんぶカバー時の背面から見た図である。ソフトワイヤー2をおんぶ紐の背あてに沿わせることで布は固定され、リボン1を背中から方に向かって引き上げる事で布は更に安定する。
【0023】
図8においては、体の正面で重ね合わせた布の、内側をボタンで留めることで、内側の布は落下しない。
【0024】
図9においてはおんぶカバー時の側面からの斜視図である。使用者の両脇にはギャザーがあるので、体に沿うようになっており布の落下を防止すると同時に、体型の異なる使用者でも容易に装着が可能となる(図10、図11参照)。
【0025】
図12においては授乳カバー兼おんぶカバーの携帯用の袋である。鞄などにしまう際はこの袋を使用すると、鞄の中が整理されるので容易に取り出して使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】 本発明の授乳カバー兼おんぶカバーを示した展開図
【図2】 授乳カバー時による実施形態の首にリボンを掛けた正面図
【図3】 授乳カバー時による実施形態の首にリボンを掛けた背面図
【図4】 授乳カバー時による実施形態の肩にリボンを掛けた正面図
【図5】 授乳カバー時による実施形態の肩にリボンを掛けた背面図
【図6】 おんぶカバー時による実施形態の正面図(全体図)
【図7】 おんぶカバー時による実施形態の背面図
【図8】 おんぶカバー時による実施形態の正面図(カクレ部分)
【図9】 おんぶカバー時による実施形態の側面図(全体図)
【図10】 おんぶカバー時による実施形態の側面図(上半身図)
【図11】 おんぶカバー時による実施形態の側面図(拡大図)
【図12】 本発明の携帯用外袋を示した平面図
【符号の説明】
【0027】
▲1▼ 授乳者
▲2▼ おんぶする者
▲3▼ 乳児
▲4▼ 乳幼児
1 リボン
2 ソフトワイヤー
3 Dカン金具(小)
4 ボタン
5 ボタンホール
6 Dカン金具(大)
7 ギャザー15センチ(綿ゴム使用)
8 ギャザー5センチ(綿ゴム使用)
9 布の縦の長さ90センチ
10 巾着紐
11 おんぶ紐
12 おんぶ紐背あて
【技術分野】
【0001】
本発明の授乳用カバー兼おんぶカバーは、外出先など人前で授乳する際にその様子を見られないように着用すると共に、ひも式おんぶ紐を使用の際は胸が強調されるのを隠し、おんぶされた乳幼児の防寒・日よけカバーとして使用できる授乳カバー兼おんぶカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
外出先で授乳をする際には授乳室を利用するのが一般的となってきたが、まだまだ十分に完備された状態ではないというのが現状である。そして、完備されたデパートなどに行っても、授乳室が満員で授乳ができない状態の場合、他の場所で授乳をせざるを得ない。授乳室以外での授乳は、授乳時に乳房が他人から見えないように工夫する必要があるため、母親が乳児のようすを見る事が出来る方法としてエプロンの上部に芯を入れて張りをもたせるものがある。(特許公開2007−2396)
(特許文献 特許公開2003−55816)
(特許文献 特許公開2003−256262)
(登録実用新案 第3115775)
【0003】
胸の中央でクロスするひも式おんぶ紐を使用の際、胸の強調を隠すための適当な衣類が少なく、簡単に着脱可能な衣類も乏しかった。おんぶされた乳幼児の春夏秋の寒さ対策としてはバスタオルなどを使用していた。おぶった子の体を覆うものとしてはおんぶ用エプロンというものも考案されている(特許公開 平10−212611)
また、このような環境において授乳カバーとおんぶ用の布やバスタオルなどを別々に持参するとかなりの荷物になる。これまで、授乳する際のカバーとおんぶする際のカバーが一緒のものはなかった。
(特許文献 特許公開2006−104590)
【発明の開示】
【発明が解決しようとしている課題】
【0004】
上記に記述のようにバスタオルを巻いての外出は、寒さ防止や胸の強調を隠す効果も見られるが外観が良くなく、胸の強調は隠すことが難しい。また授乳カバーに関してはこれまでワイヤー入りのものはあるが、授乳時に幅を取るので狭い授乳室では使いづらかったり、授乳カバーとしてだけのひとつの用途でしか使用できなかった。
【0005】
本発明は、授乳の際に胸が隠せるカバーとおんぶの際に母親の胸の強調を防ぎ、乳幼児の寒さ、直射日光を軽減するカバーを兼ねた一枚の布カバーである。これら二つの機能を持ち合わせたカバーを使用する事により、外出時の荷物は軽減され外出に対するストレスも軽減されると考えた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そして授乳に関しては一枚の半月状の布の上部に入れたソフトワイヤー2を中心として、弧を描くように布をボタンで留める(図3)。その際にリボン1を首に掛けたり、肩の前後に橋のようにかけることで、布のすべり落ちを防止する(図2、図4)。
布の上部のみに入れたソフトワイヤーの張りにより、母親と乳児はお互いの顔を確認しながら授乳が継続できる(図2、図4)。
【0007】
おんぶの際は一枚の半月状の布の上部に入れたソフトワイヤーをおんぶされた乳幼児の背あてに沿わせるように当て(図7)、両脇の布をおんぶする者の体の正面に持ってきたらボタンでとめる(図8)。
【0008】
その際、ギャザーの入った長いほうの布7を肩まで引き上げ(図6)、リボン1を金具6でとめる事により胸の強調を隠すことが可能となる(図6)。
長く綿ゴムを入れた7や短く綿ゴムを入れたのギャザーが、おんぶする者の脇で体にぴったりと沿う為、布の落下を防ぐ役割を得る(図10)。
【0009】
一枚の半月状の布の縦の長さ9はおんぶされた乳幼児の足元まで隠れる長さを持つ為(図9)、春先や夏の少し冷たい風や日よけのカバーとして使用できる。そして、一枚の半月状の布の下部は丸くなっている為歩行や自転車に乗る際も足捌きがよく安全である(図6)。
【発明の効果】
【0010】
この考案の授乳カバー兼おんぶカバーは一枚の布で二通りの使用が可能となるカバーである。授乳時において使用の場合は、布の上部にあるソフトワイヤーが布に張りを持たせるため乳児と母親はお互いの顔を確認しながら授乳が可能となる。そして、半月状の布を輪にしてかぶり、首もしくは肩に掛けたリボンの長さを固定する事で乳児が急に動いた時でも布がはだけることなく授乳を続ける事が可能となる。
【0011】
おんぶで使用の際は第一におんぶ紐の背あてにソフトワイヤーがフィットし、すべり落ちを防止するので布を安定させる効果を持つ。また、ボタンを体の正面でとめる事により背あてに当てたソフトワイヤーは固定され、ワイヤー脇に入っているゴムの伸縮により体にぴったり沿う。この結果、ずり落ちる心配がない。乳幼児を覆う布の長さは乳幼児の足元まで覆う為、少し冷たい風や空調のきいた場所でも乳幼児は快適で居られる。
【0012】
おんぶで使用の際は、第二に体の正面で左右長さの違う布の長い方にゴムが入っている為、肩まで引き上げる事でギャザーが胸の強調を隠す効果をもつ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図1〜12に基づいて説明する。
【0014】
図においては、図1は布の展開図である。一枚の布で授乳カバーとおんぶカバーを兼ねる。
【0015】
図1において、綿(ガーゼも可)素材を使用し、授乳カバーとして使用する際はこの半月状の布の上部にソフトワイヤー2を中心としてボタン4、ボタンホール5をする事で円状にする。ソフトワイヤー2の脇から縦に伸びているリボン1をDカン金具(小)3に通し長さを固定する。
【0016】
図1において、おんぶカバーとして使用する際はこの半月状の布の上部のソフトワイヤー2を紐式おんぶ紐の背あてにあて、使用者の体の正面でボタン4、ボタンホール5をすることで使用者の脇をギャザー7とギャザー8が体に沿う為滑り落ちない。そして、Dカン金具(大)6を肩に引き上げる事で胸元にギャザーのドレープができる。その状態でリボン1を背中から肩に伸ばしDカン金具(大)6と装着する。
【0017】
図2においては授乳カバー時の正面から見た図である。授乳者▲1▼は乳児▲3▼をかかえ、ソフトワイヤー2で授乳者と布の間に空間が作られるので、乳児の顔を見ながら授乳が可能となる。リボンは授乳者の首にかかっているため布の落下を防ぐ。
【0018】
図3においては授乳カバー時の背面を表した図である。リボン1を首に掛け長さを固定することで、布の落下を防ぐ。
【0019】
図4においては授乳カバー時の正面から見た図である。授乳者▲1▼は乳児▲3▼をかかえ、ソフトワイヤー2で授乳者と布の間に空間が作られるので、乳児の顔を見ながら授乳が可能となる。リボンは肩にストラップのように架かっているため布の落下を防ぐ。
【0020】
図5においては授乳カバー時の背面を表した図である。リボン1を肩に掛け長さを固定することで、布の落下を防ぐ。
【0021】
図6においては、おんぶカバー時の正面から見た図である。布を体に沿わせ、正面で布の端を肩まで引き上げる事で、使用者▲2▼の胸にギャザーができる。リボン1をDカン金具(大)6で固定し長さを調整すると布は落下しない。
【0022】
図7においては、おんぶカバー時の背面から見た図である。ソフトワイヤー2をおんぶ紐の背あてに沿わせることで布は固定され、リボン1を背中から方に向かって引き上げる事で布は更に安定する。
【0023】
図8においては、体の正面で重ね合わせた布の、内側をボタンで留めることで、内側の布は落下しない。
【0024】
図9においてはおんぶカバー時の側面からの斜視図である。使用者の両脇にはギャザーがあるので、体に沿うようになっており布の落下を防止すると同時に、体型の異なる使用者でも容易に装着が可能となる(図10、図11参照)。
【0025】
図12においては授乳カバー兼おんぶカバーの携帯用の袋である。鞄などにしまう際はこの袋を使用すると、鞄の中が整理されるので容易に取り出して使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】 本発明の授乳カバー兼おんぶカバーを示した展開図
【図2】 授乳カバー時による実施形態の首にリボンを掛けた正面図
【図3】 授乳カバー時による実施形態の首にリボンを掛けた背面図
【図4】 授乳カバー時による実施形態の肩にリボンを掛けた正面図
【図5】 授乳カバー時による実施形態の肩にリボンを掛けた背面図
【図6】 おんぶカバー時による実施形態の正面図(全体図)
【図7】 おんぶカバー時による実施形態の背面図
【図8】 おんぶカバー時による実施形態の正面図(カクレ部分)
【図9】 おんぶカバー時による実施形態の側面図(全体図)
【図10】 おんぶカバー時による実施形態の側面図(上半身図)
【図11】 おんぶカバー時による実施形態の側面図(拡大図)
【図12】 本発明の携帯用外袋を示した平面図
【符号の説明】
【0027】
▲1▼ 授乳者
▲2▼ おんぶする者
▲3▼ 乳児
▲4▼ 乳幼児
1 リボン
2 ソフトワイヤー
3 Dカン金具(小)
4 ボタン
5 ボタンホール
6 Dカン金具(大)
7 ギャザー15センチ(綿ゴム使用)
8 ギャザー5センチ(綿ゴム使用)
9 布の縦の長さ90センチ
10 巾着紐
11 おんぶ紐
12 おんぶ紐背あて
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明の授乳カバー兼おんぶカバーは、授乳の際に胸が隠せるカバーとおんぶの際に母親の胸の強調を防ぎ、乳幼児の寒さ、直射日光を軽減するカバーを兼ねた一枚の布カバーを提供する。一枚の半月状の布の上部に15センチの長さのソフトワイヤーを入れ授乳の際にはその布の端と布の上部三分の一の位置に取り付けたボタンで留めケープ状にして頭からかぶる。その際に、布の端から15センチの位置に取り付けた3センチ幅のリボンを対称の位置に取り付けたDカン金具(小)に装着する事で布のすべり落ちを防止したカバーである。
一枚の半月状の布の上部に取りつけたソフトワイヤーの張りにより、授乳の際に乳児は母親の顔を確認しながら飲む事ができ、母親は乳児の顔を確認しながらの授乳が可能となる。
そして首にリボンを掛けるだけで授乳室以外の場所においても躊躇せずに容易に授乳が可能なカバーである。
【請求項2】
一枚の半月状の布の端と布の上部三分の一の位置に取り付けたボタンで留めケープ状にして頭からかぶり、布の端から15センチの位置に取り付けた3センチ幅のリボンを、対称の布の端角に取り付けたDカン金具に通す事により肩からのすべり落ちを防ぎ、半月状の布の上部に取りつけたソフトワイヤーの張りにより乳児も母親もお互いの顔を確認しながらの授乳が可能となる。このように、授乳の方法は請求項1と共に二通りある。
【請求項3】
一枚の半月状の布の中心に取り付けたソフトワイヤーを、乳児をおんぶした際のおんぶ紐の背あて部分に沿わせるように当てると、一枚の半月上の布はソフトワイヤーによって布の形状が保たれる。そして一枚の半月状の布の端と布の上部三分の一の位置に取り付けたボタンで留め、使用者の体の正面で重ね合わせる。一枚の半月状の布の上部に取りつけたソフトワイヤーの片端から綿ゴムを入れギャザーをとることにより布の落下を防ぐ。もう一方を斜めに引き上げる事により、きれいな曲線が描かれ簡単に胸の強調を隠すことが可能となる。
【請求項4】
一枚の半月状の布の中心を、おんぶされた乳幼児のおんぶ紐の背あてに当て、半月状の布の両端を使用者の体の正面で重ねてボタンで留める。半月状の布の三分の一の位置に取り付けたソフトワイヤーの片端に綿ゴムを入れギャザーをとり、対称の片端には5センチのギャザーになるように綿ゴムを入れる。ゴムを入れた部分は伸縮可能となり使用者の脇の下で体に沿うと共に、体型の異なる使用者でも違和感なく使用が可能となる。
【請求項5】
一枚の半月状の布の中心に取り付けたソフトワイヤーの片端は綿ゴムが入っている為伸縮可能である。布の端に取り付けたDカン金具を、使用者の肩に引き上げ3センチ幅のリボンをDカン金具でとめる。この作業により、紐式おんぶ紐を使用の際は使用者の胸が布で覆われ、胸の強調を防ぐ役割を得る。その結果、昔ながらの紐式おんぶ紐を使用者は胸が強調されるのを防止され、躊躇せずに外出が可能となる。
【請求項6】
一枚の半月状の布の縦の長さは90センチの長さの布を取っているため授乳時にはしっかりと乳児の体を覆う長さをもち、おんぶでの使用の際はおんぶされた乳幼児の足まで隠れる長さになる。このため、乳幼児に直接風が当たらないようカバーできる。
【請求項7】
一枚の半月状の布の下部は丸く短くなっている為、歩行の際など邪魔になることなく使用できる。また、おんぶしたまま自転車に乗るときなども足捌きがよく安全である。
【請求項8】
本発明の授乳カバー兼おんぶカバーは共布の袋がある為コンパクトに収納でき、過度の装具を必要としない為軽量に持ち運ぶ事ができる。軽量且つコンパクトに収納できる為、外出時に荷物が多くなりがちな母親は最小限の荷物で気軽に外出できる。
【請求項1】
本発明の授乳カバー兼おんぶカバーは、授乳の際に胸が隠せるカバーとおんぶの際に母親の胸の強調を防ぎ、乳幼児の寒さ、直射日光を軽減するカバーを兼ねた一枚の布カバーを提供する。一枚の半月状の布の上部に15センチの長さのソフトワイヤーを入れ授乳の際にはその布の端と布の上部三分の一の位置に取り付けたボタンで留めケープ状にして頭からかぶる。その際に、布の端から15センチの位置に取り付けた3センチ幅のリボンを対称の位置に取り付けたDカン金具(小)に装着する事で布のすべり落ちを防止したカバーである。
一枚の半月状の布の上部に取りつけたソフトワイヤーの張りにより、授乳の際に乳児は母親の顔を確認しながら飲む事ができ、母親は乳児の顔を確認しながらの授乳が可能となる。
そして首にリボンを掛けるだけで授乳室以外の場所においても躊躇せずに容易に授乳が可能なカバーである。
【請求項2】
一枚の半月状の布の端と布の上部三分の一の位置に取り付けたボタンで留めケープ状にして頭からかぶり、布の端から15センチの位置に取り付けた3センチ幅のリボンを、対称の布の端角に取り付けたDカン金具に通す事により肩からのすべり落ちを防ぎ、半月状の布の上部に取りつけたソフトワイヤーの張りにより乳児も母親もお互いの顔を確認しながらの授乳が可能となる。このように、授乳の方法は請求項1と共に二通りある。
【請求項3】
一枚の半月状の布の中心に取り付けたソフトワイヤーを、乳児をおんぶした際のおんぶ紐の背あて部分に沿わせるように当てると、一枚の半月上の布はソフトワイヤーによって布の形状が保たれる。そして一枚の半月状の布の端と布の上部三分の一の位置に取り付けたボタンで留め、使用者の体の正面で重ね合わせる。一枚の半月状の布の上部に取りつけたソフトワイヤーの片端から綿ゴムを入れギャザーをとることにより布の落下を防ぐ。もう一方を斜めに引き上げる事により、きれいな曲線が描かれ簡単に胸の強調を隠すことが可能となる。
【請求項4】
一枚の半月状の布の中心を、おんぶされた乳幼児のおんぶ紐の背あてに当て、半月状の布の両端を使用者の体の正面で重ねてボタンで留める。半月状の布の三分の一の位置に取り付けたソフトワイヤーの片端に綿ゴムを入れギャザーをとり、対称の片端には5センチのギャザーになるように綿ゴムを入れる。ゴムを入れた部分は伸縮可能となり使用者の脇の下で体に沿うと共に、体型の異なる使用者でも違和感なく使用が可能となる。
【請求項5】
一枚の半月状の布の中心に取り付けたソフトワイヤーの片端は綿ゴムが入っている為伸縮可能である。布の端に取り付けたDカン金具を、使用者の肩に引き上げ3センチ幅のリボンをDカン金具でとめる。この作業により、紐式おんぶ紐を使用の際は使用者の胸が布で覆われ、胸の強調を防ぐ役割を得る。その結果、昔ながらの紐式おんぶ紐を使用者は胸が強調されるのを防止され、躊躇せずに外出が可能となる。
【請求項6】
一枚の半月状の布の縦の長さは90センチの長さの布を取っているため授乳時にはしっかりと乳児の体を覆う長さをもち、おんぶでの使用の際はおんぶされた乳幼児の足まで隠れる長さになる。このため、乳幼児に直接風が当たらないようカバーできる。
【請求項7】
一枚の半月状の布の下部は丸く短くなっている為、歩行の際など邪魔になることなく使用できる。また、おんぶしたまま自転車に乗るときなども足捌きがよく安全である。
【請求項8】
本発明の授乳カバー兼おんぶカバーは共布の袋がある為コンパクトに収納でき、過度の装具を必要としない為軽量に持ち運ぶ事ができる。軽量且つコンパクトに収納できる為、外出時に荷物が多くなりがちな母親は最小限の荷物で気軽に外出できる。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2009−46788(P2009−46788A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−233327(P2007−233327)
【出願日】平成19年8月14日(2007.8.14)
【特許番号】特許第4203864号(P4203864)
【特許公報発行日】平成21年1月7日(2009.1.7)
【出願人】(507301109)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年8月14日(2007.8.14)
【特許番号】特許第4203864号(P4203864)
【特許公報発行日】平成21年1月7日(2009.1.7)
【出願人】(507301109)
【Fターム(参考)】
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