説明

排水リサイクル型植物工場

【課題】栽培室で水が無駄に消費されることを抑制できる排水リサイクル型植物工場を提供する。
【解決手段】排水リサイクル型植物工場は、植物が栽培される栽培室から排出される排水と、第1の供給装置から供給される水とを貯留する第1の貯留槽と、植物を栽培するための水を放出する放出装置に対して、貯留槽に貯留された水を供給する第2の供給装置と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水リサイクル型植物工場に関する。
【背景技術】
【0002】
コケやキノコ等の植物は、植物工場の栽培室で栽培されることがある。一般に、このような栽培室では、栽培室を加湿するための水や灌水用の水は、例えば外部の水道設備から供給される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−180158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、栽培室が加湿される際に用いられる水の一部は、例えば栽培室内で結露し、結果的に栽培室の排水口から排出される。また、灌水の際の余剰な水も、結露した水と同様に栽培室から排出される。このため、一般的な植物工場の栽培室内では水が無駄に消費されていた。
【0005】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、栽培室で水が無駄に消費されることを抑制できる排水リサイクル型植物工場を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一つの側面に係る排水リサイクル型植物工場は、植物が栽培される栽培室から排出される排水と、第1の供給装置から供給される水とを貯留する第1の貯留槽と、前記植物を栽培するための水を放出する放出装置に対して、前記貯留槽に貯留された水を供給する第2の供給装置と、を備えることとする。
【発明の効果】
【0007】
栽培室で水が無駄に消費されることを抑制できる排水リサイクル型植物工場を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施形態である排水リサイクル型植物工場1の構成を示す図である。
【図2】栽培室15の側面図である。
【図3】マイコン71が実現する機能ブロックを示す図である。
【図4】マイコン71が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1は、本発明の一実施形態である排水リサイクル型植物工場1の構成を示す図である。排水リサイクル型植物工場1は、給水装置10、及び栽培室15を含んで構成される。
【0010】
給水装置10は、栽培室15からの排水をリサイクル(再利用)しつつ、栽培室15に給水するための装置であり、用水貯留槽20、排水貯留槽21、用水水位センサ25,排水水位センサ26、バルブ30,31,35、ポンプ32,36,37、パイプ40〜45,50〜53、及び制御装置60を含んで構成される。
【0011】
栽培室15は、例えばコケを栽培するためのコンテナであり、温度、湿度等が一定に維持される。栽培室15には、栽培室15を加湿するための水がパイプ43を介して供給され、コケを灌水するための水がパイプ45を介して供給される。また、詳細は後述するが、栽培室15の内部で結露した水や、灌水の際の余剰な水は、排水用のパイプ50から排出される。
【0012】
用水貯留槽20(第1の貯留槽)は、栽培室15からの排水が濾過された水と、市水(上水、水道水)とを貯留する。
【0013】
排水貯留槽21(第2の貯留槽)は、排水用のパイプ50を介して栽培室15からの排水を貯留する。
【0014】
用水水位センサ25(判定装置)は、用水貯留槽20に貯留された水の水位が所定値以上であるか否かを判定するためのセンサであり、例えば、フロートスイッチ(不図示)及びリレー(不図示)を含んで構成される。なお、前述の所定値は、例えば、用水貯留槽20に給水するための水が十分(例えば、用水貯留槽20の全体容積の80%)あることを示す値である。
【0015】
排水水位センサ26は、排水貯留槽21に貯留された水の水位がほぼゼロか否か、すなわち、排水貯留槽21に利用できる水があるか否かを判定するためのセンサである。
【0016】
バルブ30(第1の供給装置)は、市水を用水貯留槽20へと供給するためバルブである。バルブ30がオンされると、すなわちバルブ30が開かれると、市水はパイプ40を介して用水貯留槽20へと供給される。
【0017】
バルブ31は、用水貯留槽20に貯留された水をポンプ32に供給するか否かを制御するためのバルブである。
【0018】
ポンプ32は、バルブ31がオンの際に、パイプ41,42を介して用水貯留槽20に貯留された水を汲み上げ、パイプ43を介して栽培室15に供給する。なお、パイプ43から栽培室15に供給される水は、栽培室15を加湿するために用いられる。
【0019】
バルブ35は、用水貯留槽20に貯留された水をポンプ36に供給するか否かを制御するためのバルブである。
【0020】
ポンプ36は、バルブ35がオンの際に、パイプ41,44を介して用水貯留槽20に貯留された水を汲み上げ、パイプ45を介して栽培室15に供給する。なお、パイプ45から栽培室15に供給される水は、灌水用の水として用いられる。本実施形態において、バルブ31,35、ポンプ32,36が第2の供給装置に相当する。
【0021】
ポンプ37(第3の供給装置)は、パイプ51を介して排水貯留槽21に貯留された水、すなわち栽培室15からの排水を汲み上げて、パイプ52を介してフィルタ38に供給する。
【0022】
フィルタ38(濾過装置)は、ポンプ37からの排水を濾過してパイプ53を介して用水貯留槽20に供給する。
【0023】
制御装置60は、給水装置10を統括制御する装置であり、例えば、用水水位センサ25、排水水位センサ26の出力に基づいて、バルブ30,31,35のオン、オフ、すなわち開、閉や、ポンプ32,36,37の動作を制御する。制御装置60は、メモリ70、及びCPU71を含んで構成される。なお、制御装置60の詳細については後述する。
【0024】
==栽培室15の詳細==
ここで、図2を参照しつつ、栽培室15の詳細について説明する。なお、図2は、栽培室15の側面図である。
【0025】
栽培室15には、加湿装置80,81、栽培棚82が設けられている。加湿装置80,81は、栽培室15の湿度を増加させるべく、パイプ43を介して供給される水をミスト化して放出する。
【0026】
栽培棚82は、栽培室15の床16に設置された棚であり、棚板90,91、天板92が設けられている。
【0027】
棚板90には、コケ100aが植えられたプランター101aと、プランター101aの重量を測定する重量計102aとが設置されている。天板92の下面、すなわち天板92の床16側の面には、コケ100aを成長させるための照明103aと、コケ100aの栽培に適した風を生成するためのファン104aとが設けられている。また、プランター101aの上側(天板92側)には、コケ100aの灌水用のノズル110a,111aがパイプ45に接続されて設けられている。
【0028】
棚板91には、棚板90と同様に、コケ100bが植えられたプランター101bと、プランター101bの重量を測定する重量計102bとが設置されている。棚板90の下面には、コケ100bを成長させるための照明103bと、コケ100aの栽培に適した風を生成するためのファン104bとが設けられている。また、プランター101bの上側には、コケ100bの灌水用のノズル110b,111bがパイプ45に接続されて設けられている。
【0029】
パイプ120は、プランター101a,101bから排出される水を床16に設けられた排水口130へと排出するためのパイプである。床16には、栽培室15の側壁17に結露した水を排出するための排水口131と、側壁18に結露した水を排出するための排水口132が設けられている。この結露した水は、主に加湿装置80,81から放出されたミストが結露したものである。また、パイプ50は、排水口130〜132から排出された排水が、排水貯留槽21へと供給されよう栽培室15の床16の下側に取り付けられている。
【0030】
このような栽培室15では、灌水用のパイプ45に水が供給されると、コケ100aはノズル110a,111aから放出される水で灌水され、コケ100bはノズル110b,111bから放出される水で灌水される。そして、コケ100a,100bが灌水された際の余剰な水は、パイプ120を介して排水口130から排出される。また、栽培室15の側壁17,18で結露した水は、排水口131,132から排出される。この結果、栽培室15からの排水は排水貯留槽21へと供給される。
【0031】
なお、加湿装置80,81、及びノズル110a,110b,111a,111bは、放出装置に相当し、ノズル110a,110b,111a,111bは、灌水装置に相当する。
【0032】
==制御装置60の詳細==
ここで、図1に示した制御装置60の詳細について説明する。メモリ70は、マイコン71が実行するためのプログラムデータや、マイコン71が処理を実行する際に用いられる各種データを記憶する。
【0033】
マイコン71は、メモリ70に記憶されたプログラムデータを実行することにより、各種機能を実現する。具体的には、マイコン71は、図3に示すような、取得部200、排水制御部210、用水制御部220、及び給水制御部230の機能を実現する。
【0034】
取得部200は、用水水位センサ25の判定結果、すなわち、用水貯留槽20の水位が所定値以上であるか否かを示す判定結果を取得する。そして、取得部200は、用水貯留槽20の水位が所定値より低い場合、用水貯留槽20の水位を上昇させるべく排水制御部210を動作させ、用水貯留槽20の水位が所定値以上の場合、給水を開始させるべく給水制御部230を動作させる。
【0035】
排水制御部210は、用水貯留槽20の水位が所定値より低い場合、用水貯留槽20の水位が所定値以上となるようにポンプ37を動作させる。ポンプ37が動作されると、排水貯留槽21の排水は用水貯留槽20へと供給されるため、用水貯留槽20の水位は上昇する。
【0036】
ところで、本実施形態では、例えば、排水貯留槽21に貯留された排水の全てが用水貯留槽20へと供給され、排水貯留槽21の水位がほぼゼロとなった場合であっても、用水貯留槽20の水位が所定値より低いことがある。このため、排水制御部210は、排水水位センサ26の判定結果に基づいて排水貯留槽21の水位がほぼゼロとなった場合、不足分を補うために、用水貯留槽20に市水を供給させるべく用水制御部220を動作させる。
【0037】
用水制御部220は、排水貯留槽21の排水が汲み出されて排水貯留槽21の水位がほぼゼロとなった際に、用水貯留槽20の水位が所定値より低いとバルブ30をオンする。そして、用水貯留槽20の水位が所定値以上になると、用水制御部220は、バルブ30をオフする。
【0038】
給水制御部230は、用水貯留槽20の水位が所定値以上の場合に、加湿用の水及び灌水用の水の供給を制御する。具体的には、給水制御部230は、加湿用の水が栽培室15に供給されるよう、バルブ31をオンし、ポンプ32を動作させる。また、用水制御部220は、プランター101a,101bの土が乾燥すると、灌水用の水が供給されるよう、バルブ35,ポンプ36を制御する。つまり、用水制御部220は、重量計102a,102bの示す重量が、所定の値より小さくなると、バルブ35をオンし、ポンプ36を例えば所定時間動作させる。
【0039】
==マイコン71の処理の一例について==
給水装置10が栽培室15に給水する場合において、マイコン71が実施する処理の一例を、図4を参照しつつ説明する。
【0040】
まず、取得部200は、用水水位センサ25の判定結果を取得する(S100)。そして、用水貯留槽20の水位が所定値以上の場合(S101:YES)、すなわち、用水貯留槽20に水が十分ある場合、取得部200は、給水制御部230に栽培室15の給水を開始させる(S107)。一方、用水貯留槽20の水位が所定値より低い場合(S101:NO)、取得部200は、排水制御部210に排水の供給を開始させる(S102)。そして、ポンプ37が動作され、用水貯留槽20の水位が所定値以上となると(S103:YES)、排水制御部210は、給水制御部230に栽培室15の給水を開始させる(S107)。一方、ポンプ37が動作された後、用水貯留槽20の水位が所定値より低い場合(S103:NO)、排水制御部210は、排水水位センサ26の判定結果を取得する(S104)。そして、排水貯留槽21の水位がほぼゼロではない場合(S104:NO)、すなわち、排水貯留槽21に排水が残っている場合、排水制御部210は排水の供給を継続させる(S102)。一方、排水貯留槽21の水位がほぼゼロとなると(S104:YES)、すなわち、排水貯留槽21の排水がほぼゼロとなると、排水制御部210は、用水制御部220を動作させ、市水の供給を開始させる(S105)。
【0041】
用水制御部220は、用水貯留槽20の水位が所定値以上でないと(S106:NO)、市水の供給を継続させる。つまり、用水制御部220は、用水貯留槽20の水位が所定値以上となるまでバルブ30をオンし続ける。一方、用水制御部220は、用水貯留槽20の水位が所定値以上となると(S106:YES)、給水制御部230に栽培室15の給水を開始させる(S107)。
【0042】
以上、本実施形態の排水リサイクル型植物工場1について説明した。排水リサイクル型植物工場1では、市水のみならず、栽培室15から排出される排水が用水貯留槽20に貯留される。そして、給水装置10は、用水貯留槽20に貯留された水を加湿用の水及び灌水用の水として栽培室15に供給する。このように、給水装置10は、栽培室15から排出される排水を再利用することができるため、排水リサイクル型植物工場1では無駄な水の消費を抑制することができる。
【0043】
また、例えば、パイプ50からの排水を直接用水貯留槽20に供給することも可能である。しかしながら、例えばパイプ50を直接用水貯留槽20に接続すると、用水貯留槽20の水位が十分高い場合や、用水貯留槽20を清掃する場合等に排水が用水貯留槽20へ供給されることを停止することができない。本実施形態では、ポンプ37が動作することにより排水が用水貯留槽20に供給されるため、所望のタイミングで排水を用水貯留槽20に供給することができる。
【0044】
また、制御装置60は、用水貯留槽20の水位が所定値以上でないとき、排水貯留槽21に貯留された排水が用水貯留槽20に供給されるようにポンプ37を制御する(例えば、S102)。このように、用水貯留槽20の水位が低い場合、まず排水が用水貯留槽20に供給されるため、無駄な水の消費を抑制することができる。
【0045】
また、制御装置60は、用水貯留槽20の水位が所定値以上となるようにポンプ37を制御した後、用水貯留槽20の水位が所定値とならなかった場合(例えば、S104)、不足分を補うために、市水が用水貯留槽20に供給されるようにバルブ30を制御する(例えば、S105)。このため、用水貯留槽20の水がゼロとなることを防ぐことができる。
【0046】
また、栽培室15からの排水は、フィルタ38により濾過された後に用水貯留槽20に供給される。このため、給水装置10では、排水に含まれる不純物が除去された状態で、加湿用、灌水用の水として再利用される。なお、フィルタは、排水を濾過するためのものであるため、栽培室15と用水貯留槽20とを結ぶパイプ50からパイプ53までの経路の何れかに設けられていれば良い。
【0047】
また、給水装置10は、例えば、栽培室15の加湿装置80,81、やノズル110a,110b,111a,111bに水を供給した。しかしながら、例えば、栽培室15内で栽培する植物によっては、例えば、加湿装置、またはノズルの何れか一方でも良い。
【0048】
なお、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【0049】
例えば、用水水位センサ25の代わりに、用水貯留槽20の水量、または用水貯留槽20の水圧を検出するセンサを用いても良い。そして、制御装置60が、例えば用水貯留槽20の水量に基づいて、排水、市水の供給を制御した場合であっても、本実施形態と同様の効果をえることができる。また、本実施形態ではコケを対象としたが、栽培植物としては野菜や観葉植物であってもよい。
【符号の説明】
【0050】
1 排水リサイクル型植物工場
10 給水装置
15 栽培室
16 床
17,18 側壁
20 用水貯留槽
21 排水貯留槽
25 用水水位センサ
26 排水水位センサ
30,31,35 バルブ
32,36,37 ポンプ
38 フィルタ
40〜45,50〜53,120 パイプ
60 制御装置
70 メモリ
71 マイコン
80,81 加湿装置
82 栽培棚
90,91 棚板
92 天板
100a,100b コケ
101a,101b プランター
102a,102b 重量計
103a,103b 照明
104a,104b ファン
110a,110b,111a,111b ノズル
130〜132 排水口
200 取得部
210 排水制御部
220 用水制御部
230 給水制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物が栽培される栽培室から排出される排水と、第1の供給装置から供給される水とを貯留する第1の貯留槽と、
前記植物を栽培するための水を放出する放出装置に対して、前記貯留槽に貯留された水を供給する第2の供給装置と、
を備えることを特徴とする排水リサイクル型植物工場。
【請求項2】
請求項1に記載の排水リサイクル型植物工場であって、
前記栽培室から排出される排水を貯留する第2の貯留槽と、
前記第2の貯留槽に貯留された排水を前記第1の貯留槽に供給する第3の供給装置と、
を更に備えることを特徴とする排水リサイクル型植物工場。
【請求項3】
請求項2に記載の排水リサイクル型植物工場であって、
前記第1の貯留槽に貯留された水の水位が所定値以上であるか否かを判定する判定装置と、
前記水位が前記所定値よりも低いことを前記判定装置が判定すると、前記第2の貯留槽に貯留された排水が前記第1の貯留槽に供給されるように前記第3の供給装置を制御する制御装置と、
を更に備えることを特徴とする排水リサイクル型植物工場。
【請求項4】
請求項3に記載の排水リサイクル型植物工場であって、
前記第1の供給装置は市水を供給し、
前記制御装置は、
前記水位が前記所定値以上となるように前記第3の供給装置を制御した後に、前記水位が前記所定値よりも低いことを前記判定装置が判定すると、前記水位が高くなるよう前記第1の供給装置を制御すること、
を特徴とする排水リサイクル型植物工場。
【請求項5】
請求項2〜4の何れか一項に記載の排水リサイクル型植物工場であって、
前記栽培室から排出される排水、または、前記第1の貯留槽に供給される排水の少なくとも何れか一方の排水を濾過する濾過装置を更に備えること、
を特徴とする排水リサイクル型植物工場。
【請求項6】
請求項1〜5の何れか一項に記載の排水リサイクル型植物工場であって、
前記放出装置は、
前記植物に灌水する灌水装置と、
前記栽培室の湿度を増加させる加湿装置と、
を含むことを特徴とする排水リサイクル型植物工場。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−229507(P2011−229507A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105682(P2010−105682)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(510122197)三基計装株式会社 (1)
【Fターム(参考)】