説明

排泄物自動処理装置

【課題】 横臥位の状態で排泄物が一方側へ偏っても確実に排泄物を排出できるようにし、悪臭や雑菌の発生を防止する。
【解決手段】 人体の股部に沿って装着され陰部と肛門とを覆って人体から排泄される排泄物Eを受ける凹部2を有した受け体1を有し、受け体1にその凹部2に連通し凹部2に受けられた排泄物Eを排出するための排出口10を形成し、排出口10に排出管20を接続した排泄物自動処理装置Sにおいて、排出口10を、受け体1の陰部側の前端部5と肛門側の後端部6とを結ぶ中心線7を境にした一方側及び他方側に、夫々1若しくは複数設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病人や老人など自分で排泄物を処理することが困難な者が、ベッドや車椅子などで用いることのできる排泄物自動処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の排泄物自動処理装置としては、例えば、特許文献1(特許第3749097号公報)に掲載されたものが知られている。図5に示すように、この排泄物自動処理装置Saは、人体の股部に沿って装着され陰部と肛門とを覆って人体から排泄される排泄物Eを受ける凹部101を有した受け体100を有し、この受け体100にその凹部101に連通し凹部101に受けられた排泄物Eを排出するための排出口102を形成し、この排出口102に排出管103を接続している。排出口102は、受け体100の陰部側の前端部104と肛門側の後端部105とを結ぶ中心線106上に一つ形成されており、排出管103は、排泄物Eを貯留する図示外のタンクに接続されている。そして、図示外の吸引ポンプの吸引により、凹部101内の排泄物Eを、排出管103を通してタンクに収容するようにしている。
【0003】
【特許文献1】特許第3749097号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この従来の排泄物自動処理装置Saにおいては、図5(B)に示すように、横臥位の状態では、凹部101の中心線106に平行な側面107のうちどちらか一方の側面107に排泄物Eが移動して、受け体100の中心線106上から一方側へ偏ってしまい、そのため、排泄物Eの吸引時に、排泄物Eを吸引しにくくなり、排泄物Eの排出が十分に行なわれず、凹部101内に排泄物Eが残留することがあるという問題があった。排泄物Eが残留すると、悪臭や雑菌が発生し、衛生上の問題が生じる。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、横臥位の状態で排泄物が一方側へ偏っても確実に排泄物を排出できるようにし、悪臭や雑菌の発生を防止する排泄物自動処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的を達成するため、本発明の排泄物自動処理装置は、人体の股部に沿って装着され陰部と肛門とを覆って人体から排泄される排泄物を受ける凹部を有した受け体を有し、該受け体にその凹部に連通し該凹部に受けられた排泄物を排出するための排出口を形成し、該排出口に排出管を接続した排泄物自動処理装置において、上記排出口を、上記受け体の陰部側の前端部と肛門側の後端部とを結ぶ中心線を境にした一方側及び他方側に、夫々1若しくは複数設けた構成としている。
【0007】
これにより、排泄物を受け体の凹部から排出するときは、例えば、吸引ポンプの吸引等により行なう。仰臥位のときは、排泄物は凹部の底面に沿って排出口に向かって移動していき、排出口は凹部に連通されているので、排泄物は確実に排出口から排出される。また、横臥位のときは、一方側及び他方側の形成される凹部の側面のうちどちらか一方の側面に排泄物が移動して偏る。しかしながら、排出口は、一方側及び他方側に夫々1以上設けられているので、排泄物がどちら側に移動して偏っても、移動した側に設けられた排出口により吸引することができるので、そのため、従来に比較して、排泄物の排出が十分に行なわれる。そのため、排泄物の残留が防止され、悪臭や雑菌の発生を防止することができ、受け体を清潔に保つことができる。
【0008】
そして、必要に応じ、上記一方側の排出口と他方側の排出口とを、上記中心線に対して対称位置に設けた構成としている。これにより、人体が横臥したとき、受け体の一方側及び他方側のどちら側が下側に位置しても、排泄物の排出が同条件で行なわれるようになる。
【0009】
また、必要に応じ、上記受け体を、人体の股部の前側を覆う前側部と、後側を覆う後側部とを備えて略U字状に形成し、上記凹部を、上記前側部から上記後側部に亘って形成し、上記一方側及び他方側の少なくとも一対の排出口を、人体が仰臥したとき、つま先側に向けて開口するように上記受け体の後端部に設けた構成としている。これにより、排出口に接続された排出管が人体のつま先側に延びて接続されるようになるので、排出管が脚に衝突しにくくなり、そのため、排出管を邪魔になりにくくすることができる。
【0010】
更に、必要に応じ、上記排出口の前位に、上記凹部の底面及び側面に連続する面を有し排泄物を集約して停留させるバッファ部を設けた構成としている。これにより、バッファ部で排泄物をある程度まとめることができるので、排出管に導きやすくなり、それだけ、排泄物を排出させやすくなる。また、このバッファ部は、凹部の底面及び側面に連続する面を有しているので、仰臥位及び横臥位において、排泄物がどの位置にあっても、凹部の底面及び側面に沿ってバッファ部に向かって移動しやすくなり、より確実に排泄物をバッファ部に集約することができ、そのため、排泄物の排出がより確実に行なわれる。
【0011】
更にまた、必要に応じ、上記受け体に人体が横臥したとき該受け体の一方側及び他方側の上下位置を検知するセンサを設けるとともに、上記複数の排出管に夫々開閉バルブを設け、上記センサの検知に基づいて下側に位置した上記受け体の一方側または他方側の排出口に接続される排出管の開閉バルブを開にする制御部を設けた構成としている。これにより、人体が横臥したとき、排泄物は下側に位置した受け体の一方側または他方側の凹部の側面に移動するので、制御部によって、下側に位置した一方側または他方側の排出口に接続される排出管の開閉バルブを開にし、上側に位置した一方側または他方側の排出口に接続される排出管の開閉バルブを閉にして、下側に位置した排出管からのみ排泄物を排出する。そのため、排出物がない側の排出管での吸引を停止できるので、エアのみ吸引して人体に不快感を与える事態を防止することができる。
【0012】
そして、また、必要に応じ、上記受け体に、該受け体の排出口へ向けて流体を噴射して排泄物を排出口へ導く噴射ガイドノズルを設けた構成としている。流体としては、空気や水などが用いられる。これにより、噴射ガイドノズルから噴射された流体により、排泄物が排出口へ押し込まれるようになるので、排出管に排泄物を導きやすくなり、それだけ、排泄物を排出しやすくなる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の排泄物自動処理装置によれば、仰臥位のときは、排泄物は凹部の底面に沿って排出口に向かって移動していき、排出口は凹部に連通されているので、排泄物は確実に排出口から排出される。また、横臥位のときは、一方側及び他方側の形成される凹部の側面のうちどちらか一方の側面に排泄物が移動して偏るが、排出口は一方側及び他方側に夫々1以上設けられているので、排泄物がどちら側に移動して偏っても、移動した側に設けられた排出口により吸引することができるので、そのため、従来に比較して、排泄物の排出が十分に行なわれる。そのため、排泄物の残留が防止され、悪臭や雑菌の発生を防止することができ、受け体を清潔に保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る排泄物自動処理装置を説明する。尚、上記と同様のものには、同一の符号を付して説明する。
図1乃至図4には、本発明の実施の形態に係る排泄物自動処理装置Sを示している。本装置Sは、ベッド等で人体が仰臥若しくは横臥して使用するものであり、人体の股部に沿って装着され陰部と肛門とを覆って人体から排泄される排泄物Eを受ける凹部2を有した受け体1を備えている。この受け体1には、凹部2に連通し凹部2に受けられた排泄物Eを排出するための排出口10が形成され、この排出口10に排出管20が接続されている。
【0015】
受け体1は、樹脂などの可撓性部材で形成され、人体の股部の前側を覆う前側部3と、後側を覆う後側部4とを備えて略U字状に形成されている。この受け体1の内側に、前側部3から後側部4に亘って凹部2が形成され、外周が人体に当接し密着可能に形成されている。
【0016】
この受け体1に形成される排出口10は、受け体1の陰部側の前端部5と肛門側の後端部6とを結ぶ中心線7を境にした一方側8及び他方側9に、夫々1若しくは複数設けられ、一方側8の排出口10と他方側9の排出口10とが、中心線7に対して対称位置に設けられている。実施の形態では、夫々1つずつ設けられている。この一対の排出口10は、人体が仰臥したとき、つま先側に向けて開口するように受け体1の後側部4の後端部6側に設けられている。
【0017】
また、この一対の排出口10の前位には、凹部2の底面2a及び側面2bに連続する面を有し排泄物Eを集約して停留させるバッファ部11が設けられている。このバッファ部11は、仰臥位のとき、つま先側に向けて受け体1から突出するように形成され、このバッファ部11に一対の排出口10が連通されている。
【0018】
更に、受け体1の後端部6には、受け体1の排出口10側へ向けてバッファ部11の空間を通して流体としての水を噴射して排泄物Eを排出口10へ導く噴射ガイドノズル12が設けられている。
更にまた、前側部3及び後側部4の壁部には、陰部及び肛門に向けて水(温水)を噴射する洗浄ノズル13が複数設けられている。
この噴射ガイドノズル12及び洗浄ノズル13は、配管を介して水を貯留した貯水タンク14に接続されており、配管の途中には、噴射ガイドノズル12及び洗浄ノズル13に水(温水)を供給する送水ポンプ15が設けられている。
【0019】
排出管20は、樹脂などの可撓性部材で形成されており、一端が排出口10に接続され、他端が汚物タンク16に接続されている。また、この排出管20は、一対の排出口10夫々に接続されており、この排出管20に夫々開閉バルブ21が設けられている。この開閉バルブ21は、仰臥位のときは開になっている。
【0020】
汚物タンク16には、吸引ポンプ17(真空ポンプ)が接続されており、この吸引ポンプ17により、汚物タンク16を介して凹部2内及び排出管20内の排泄物Eを吸引して汚物タンク16内に排泄物Eを排出可能にしている。
【0021】
次に、本実施の形態に係る排泄物自動処理装置Sの制御系について説明する。図4に示すように、30は、コンピュータのCPU等の機能によって各種の制御を行なう制御部である。
受け体1の前側部3には、人体が横臥したとき、受け体1の一方側8及び他方側9の上下位置を検知するセンサ31が設けられている。このセンサ31の検知に基づいて制御部30が作動し、下側に位置した受け体1の一方側8または他方側9の排出口10に接続される排出管20の開閉バルブ21を開にし、上側に位置した受け体1の一方側8または他方側9の排出口10に接続される排出管20の開閉バルブ21を閉にする。また、人体が仰臥したときは、全ての排出管20の開閉バルブ21を開にする。
また、受け体1の後側部4には、排泄物Eの有無を検知する排泄物検知センサ32が設けられている。この排泄物検知センサ32の検知に基づいて制御部30が作動し、送水ポンプ15及び吸引ポンプ17を後述する手順で駆動する。
【0022】
従って、この実施の形態に係る排泄物自動処理装置Sによれば、以下のように作用をする。受け体1が人体の股部に装着された状態では、排泄物検知センサ32が排泄物Eの有無を検知している。非排泄状態では、排泄物検知センサ32が排泄物Eの無を検知しているので、装置Sは停止状態にある。
【0023】
そして、人体が排泄物Eを排泄すると、排泄物検知センサ32が排泄物Eの有を検知し、この検知に基づいて制御部30が作動し、予め定めたタイミングで送水ポンプ15及び吸引ポンプ17が駆動する。先ず、例えば、洗浄ノズル13が駆動して、ノズル13から水が噴射され人体が洗浄されるとともに、この水によって排泄物Eがバッファ部11の空間に集約されていく。この場合、バッファ部11で排泄物Eをある程度まとめることができるので、排出管20に導きやすくなり、それだけ、その後の排泄物Eの排出を容易にすることができる。
【0024】
また、バッファ部11には、図2及び図3に示すように、噴射ガイドノズル12から排出口10に向けて水が噴射されているので、排泄物Eが排出口10に押されていき、排出管20に入っていく。この場合、排泄物Eが排出口10へ押し込まれるようになるので、排出管20に排泄物Eを導きやすくなり、それだけ、その後の排出を容易にすることができる。
更にまた、吸引ポンプ17が駆動し、この吸引によっても排泄物Eが排出管20に入っていく。
【0025】
このとき、人体が仰臥位のときは、受け体1の一方側8及び他方側9の排出口10に接続された一対の排出管20の開閉バルブ21は、2つとも開になっており、排泄物Eは凹部2の底面2aに沿って2つのバッファ部11に向かって移動していき、バッファ部11で一時的に停留させられた後、2つの排出管20に入っていく。
また、人体が横臥位のときは、センサ31が受け体1の一方側8及び他方側9の上下位置を検知し、この検知に基づいて制御部30が作動し、下側に位置した一方側8または他方側9の排出口10に接続される排出管20の開閉バルブ21を開にし、上側に位置した一方側8または他方側9の排出口10に接続される排出管20の開閉バルブ21を閉にする。排泄物Eは、下側に位置した受け体1の一方側8または他方側9の凹部2の側面2bに移動して偏り、この側面2bに沿って、下側に位置した一方側8または他方側9のバッファ部11に向かって移動していき、このバッファ部11で一時的に停留させられた後、下側に位置した排出管20に排泄物Eが入っていく。この場合、上側に位置した排出物Eがない側の排出管20での吸引を停止できるので、エアのみ吸引して人体に不快感を与える事態を防止することができる。
【0026】
即ち、バッファ部11は凹部2の底面2a及び側面2bに連続する面を有しているので、仰臥位及び横臥位において、排泄物Eがどの位置にあっても、凹部2の底面2a及び側面2bに沿ってバッファ部11に向かって移動しやすくなり、より確実に排泄物Eをバッファ部11に集約することができる。そして、噴射ガイドノズル12及び洗浄ノズル13から噴射された水と、吸引ポンプ17の吸引により、バッファ部11に一時的に停留された排泄物Eを確実に排出管20に押し込むことができる。また、センサ31により、受け体1の一方側8と他方側9との上下位置を検知するので、排出の途中に人体の体位が変化しても、確実に下側に位置した排出管20に排泄物Eが入っていく。
そして、排出管20に入っていった排泄物Eは、吸引ポンプ17の吸引により、汚物タンク16内へと収容される。
【0027】
本装置Sにおいては、排出口10が一方側8及び他方側9に夫々1以上設けられているので、排泄物Eがどちら側に移動して偏っても、移動した側に設けられた排出口により吸引することができ、そのため、従来に比較して、排泄物Eの排出が十分に行なわれる。そのため、排出物Eの残留が防止され、悪臭や雑菌の発生を防止することができ、受け体1を清潔に保つことができる。また、排出管20が人体のつま先側に延びて接続されるようになるので、排出管20が脚に衝突しにくくなり、そのため、排出管20を邪魔になりにくくすることができる。更に、一方側8の排出口10と他方側9の排出口10とを中心線7に対して対称位置に設けているので、人体が横臥したとき、受け体1の一方側8及び他方側9のどちら側が下側に位置しても、排泄物Eの排出が同条件で行なわれるようになる。
【0028】
このようにして、受け体1の凹部2内の排泄物Eが排出されると、排泄物検知センサ32が無を検知し、この検知に基づいて、制御部30が停止して送水ポンプ15及び吸引ポンプ17の駆動を停止し、待機状態となる。
【0029】
また、本装置Sを使用しないときは、受け体1を人体から取り外す。排出管20に排泄物Eが僅かに残留している場合は、この非装着時に、受け体1に水を入れるなどしながら、吸引ポンプ17を駆動する。これにより、排出管20に僅かに残留した排泄物Eが水とともに汚水タンク16に収容されていき、排出管20内の洗浄を行なうことができる。
【0030】
尚、上記実施の形態において、受け体1を上記の形状としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態に係る排泄物自動処理装置の受け体を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る排泄物自動処理装置の受け体を示し、人体が仰臥位の状態を示す平面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る排泄物自動処理装置の受け体を示し、人体が横臥位の状態を示す平面断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る排泄物自動処理装置を示す図である。
【図5】従来の排泄物自動処理装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
S 排泄物自動処理装置
E 排泄物
1 受け体
2 凹部
2a 底面
2b 側面
3 前側部
4 後側部
5 前端部
6 後端部
7 中心線
8 一方側
9 他方側
10 排出口
11 バッファ部
12 噴射ガイドノズル
13 洗浄ノズル
14 貯水タンク
15 送水ポンプ
16 汚物タンク
17 吸引ポンプ
20 排出管
21 開閉バルブ
30 制御部
31 センサ
32 排泄物検知センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体の股部に沿って装着され陰部と肛門とを覆って人体から排泄される排泄物を受ける凹部を有した受け体を有し、該受け体にその凹部に連通し該凹部に受けられた排泄物を排出するための排出口を形成し、該排出口に排出管を接続した排泄物自動処理装置において、
上記排出口を、上記受け体の陰部側の前端部と肛門側の後端部とを結ぶ中心線を境にした一方側及び他方側に、夫々1若しくは複数設けたことを特徴とする排泄物自動処理装置。
【請求項2】
上記一方側の排出口と他方側の排出口とを、上記中心線に対して対称位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の排泄物自動処理装置。
【請求項3】
上記受け体を、人体の股部の前側を覆う前側部と、後側を覆う後側部とを備えて略U字状に形成し、上記凹部を、上記前側部から上記後側部に亘って形成し、上記一方側及び他方側の少なくとも一対の排出口を、人体が仰臥したとき、つま先側に向けて開口するように上記受け体の後端部に設けたことを特徴とする請求項2記載の排泄物自動処理装置。
【請求項4】
上記排出口の前位に、上記凹部の底面及び側面に連続する面を有し排泄物を集約して停留させるバッファ部を設けたことを特徴とする請求項3記載の排泄物自動処理装置。
【請求項5】
上記受け体に人体が横臥したとき該受け体の一方側及び他方側の上下位置を検知するセンサを設けるとともに、上記複数の排出管に夫々開閉バルブを設け、上記センサの検知に基づいて下側に位置した上記受け体の一方側または他方側の排出口に接続される排出管の開閉バルブを開にする制御部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の排泄物自動処理装置。
【請求項6】
上記受け体に、該受け体の排出口へ向けて流体を噴射して排泄物を排出口へ導く噴射ガイドノズルを設けたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の排泄物自動処理装置。

【図4】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−12070(P2010−12070A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−175385(P2008−175385)
【出願日】平成20年7月4日(2008.7.4)
【出願人】(000146663)株式会社新興製作所 (60)
【Fターム(参考)】