説明

排藁搬送装置

【課題】排藁搬送チェンと挟持レールによって挟持されながら排藁カッタ等の後処理装置に後送される排藁は、そのボリュームが大きくなると排藁の搬送抵抗が増大し、それに伴って前記挟持レールを構成する可動レールがコイルスプリングの付勢力に打ち勝って伸長方向へ移動せしめられることがあり、それによって排藁カッタ等の後処理装置に的確に排藁を供給できなくなるといった不具合が起こることを防止する。
【解決手段】可動レール9bを常時縮小方向に付勢する弾機27に抗して、可動レール9bが伸長方向へ移動せしめられることを規制するレール移動規制手段35を設ける一方、排藁の搬送距離を切換え操作する操作具33により可動レール9bを伸縮調節して、該可動レール9bを排藁搬送方向へ伸長調節する時は、前記レール移動規制手段35による可動レール9bの移動規制が自動的に解除されるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの脱穀装置により脱穀処理された排藁を排藁カッタ等の後処理装置に後送する排藁搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコンバインでは、脱穀装置により脱穀処理された排藁を排藁搬送チェンと挟持レールによって挟持しながら排藁カッタ等の後処理装置に後送している。そして、前記挟持レールを搬送始端側レールと、この搬送始端側レールに内嵌して排藁搬送方向に伸縮調節可能な搬送終端側レールとで構成し、該搬送終端側レールを伸縮操作することにより排藁の搬送距離を短くする位置と、排藁の搬送距離を長くする位置とに切換えできるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−295395号公報(第2−5頁、図4−図5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そして、上述した特許文献1のものでは、搬送始端側レールに内嵌する搬送終端側レールをコイルスプリングを介して常時縮小方向に付勢すると共に、搬送終端側レールの基端側にレリーズワイヤの一端を連結し、このレリーズワイヤの他端が連結されている操縦部の操作レバーをコイルスプリングの付勢力に抗して操作することにより、搬送終端側レールを搬送始端側レールに対して伸長方向に操作できるように構成して作業性の向上が図られている。
【0005】
しかし、排藁搬送チェンと挟持レールによって挟持されながら排藁カッタ等の後処理装置に後送される排藁は、そのボリュームが多くなると排藁の搬送抵抗が増大し、それに伴って前記挟持レールを構成する可動レールがコイルスプリングの付勢力に打ち勝って伸長方向へ移動せしめられる(押し遣られてしまう)ことがあり、その場合は、排藁カッタ等の後処理装置に的確に排藁を供給できなくなるといった不具合を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、排藁搬送チェンの下方に対設する挟持レールを、始端側の固定レールと、該固定レールに内嵌して排藁搬送方向に伸縮調節可能な終端側の可動レールとで構成し、該可動レールを常時縮小方向に付勢する弾機を設けると共に、前記可動レールを伸縮調節して排藁の搬送距離を切換え操作する操作具を備えた排藁搬送装置において、前記可動レールが伸長方向へ移動せしめられることを規制するレール移動規制手段を設ける一方、前記操作具により可動レールを排藁搬送方向へ伸長調節する時は、当該レール移動規制手段による可動レールの移動規制が自動的に解除されるように構成したことを第1の特徴としている。
そして、可動レールの中間部に固設した案内部材に排藁搬送方向の長孔を形成し、該長孔に挿通する支持ピンを介して可動レールを伸縮調節可能な支持機構を設け、且つ前記長孔の一側端部に支持ピンを固定的に係止し得る係止溝を形成してレール移動規制手段を構成すると共に、該レール移動規制手段による可動レールの移動規制の解除が、前記案内部材に連結して可動レールを伸縮調節するワイヤの緊張による支持ピンへの押圧作用によってなされることを第2の特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、排藁搬送チェンの下方に対設する挟持レールを、始端側の固定レールと、該固定レールに内嵌して排藁搬送方向に伸縮調節可能な終端側の可動レールとで構成し、該可動レールを常時縮小方向に付勢する弾機を設けると共に、前記可動レールを伸縮調節して排藁の搬送距離を切換え操作する操作具を備えた排藁搬送装置において、前記可動レールが伸長方向へ移動せしめられることを規制するレール移動規制手段を設ける一方、前記操作具により可動レールを排藁搬送方向へ伸長調節する時は、当該レール移動規制手段による可動レールの移動規制が自動的に解除されるように構成したことによって、前記排藁搬送チェンと挟持レールによって挟持されながら排藁カッタ等の後処理装置に後送される排藁のボリュームが大きくなって排藁の搬送抵抗が増大したとしても、前記可動レールが弾機の付勢力に打ち勝って伸長方向へ移動せしめられる(押し遣られる)ことをレール移動規制手段でもって強制的に規制することができ、排藁カッタ等の後処理装置に的確に排藁を供給できようになる。また、前記操作具により可動レールを排藁搬送方向へ伸長調節する時は、レール移動規制手段による可動レールの移動規制が自動的に解除されるので、該可動レールの排藁搬送方向へのスムーズな伸長調節が行なえる。
そして、請求項2の発明によれば、可動レールの中間部に固設した案内部材に排藁搬送方向の長孔を形成し、該長孔に挿通する支持ピンを介して可動レールを伸縮調節可能な支持機構を設け、且つ前記長孔の一側端部に支持ピンを固定的に係止し得る係止溝を形成してレール移動規制手段を構成すると共に、該レール移動規制手段による可動レールの移動規制の解除が、前記案内部材に連結して可動レールを伸縮調節するワイヤの緊張による支持ピンへの押圧作用によってなされるので、前記レール移動規制手段を簡潔且つ安価に構成することができ、しかも該レール移動規制手段による可動レールの移動規制の解除を、その必要なタイミング、即ち案内部材に連結して可動レールを伸縮調節するワイヤによる可動レールの伸長調節に連動させることができるので作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】コンバインの平面図。
【図3】挟持レールを縮めた状態の排藁搬送装置の側面図。
【図4】挟持レールを伸ばした状態の排藁搬送装置の側面図。
【図5】レール移動規制手段の構成を示す要部拡大図(図3におけるC部)。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0010】
図1及び図2は、本発明を適用するコンバイン1の側面図と平面図であって、コンバイン1は、左右のクローラ走行装置2,2によって機体フレーム3を支持し、この機体フレーム3の前部右側にエンジン4を搭載すると共に、該エンジン4の上方に運転席5を設けている。
【0011】
そして、機体フレーム3の前部に穀稈を刈取って搬送する前処理部6を昇降自在に支持しており、この前処理部6の後方には、刈取った穀稈を脱穀すると共に脱穀した穀粒を選別処理する脱穀装置7と、該脱穀装置7により脱穀処理された後の排藁を搬送チェン8と挟持レール9によって挟持しながら排藁カッタ11等の後処理装置に後送する排藁搬送装置12を設けている。
【0012】
一方、運転席5の後方には、脱穀装置7で選別された後の穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク13が設けてあり、この穀粒タンク13内に一時的に貯留された穀粒は、当該穀粒タンク13の後側下部に固設した図示しない固定パイプと、この固定パイプに回動可能に接続した縦パイプ14と、該縦パイプ14の上端部と一体に回動可能で、且つ、上下方向に起伏自在に接続した穀粒排出オーガ15とを経由して機外に排出できるようになっている。
【0013】
また、前処理部6には、刈り取り穀稈を分草する複数の分草体16を分草体支持フレーム17に一体的に取り付けると共に、分草体16の後方には、この分草体16により分草された後の穀稈を引き起す引起装置18と、該引起装置18により引き起こされた穀稈の株元を掻き込んで搬送する掻込搬送装置19と、該掻込搬送装置19により掻き込まれた穀稈の株元を切断する刈刃を備えた刈取装置21と、前記掻込搬送装置19の後方で刈り取り穀稈の稈長を検出して自動的に適正な扱ぎ深さに調節する扱深搬送装置22等の穀稈搬送装置が設けてあり、このように扱深搬送装置22の終端部まで搬送された穀稈は、脱穀フィードチェン23を介して脱穀装置7に供給される。
【0014】
次に、脱穀処理された排藁を排藁搬送チェン8と挟持レール9によって挟持しながら排藁カッタ11等の後処理装置に後送する排藁搬送装置12について説明する。排藁搬送装置12は、該排藁搬送装置12から排出する排藁たる穀稈の排藁カッタ11による切断処理を望まない時は、搬送される排藁が排藁カッタ11を通過した位置で機外に排出されるように、排藁の排出される位置をその搬送方向において前後に切換えできるように構成している。
【0015】
上述した挟持レール9は、図3及び図4に示すように、排藁搬送チェン8に対して接近離間可能に付勢する弾機(不図示)を備えた支持機構25,26によって機体側に支持されると共に、搬送始端側の固定レール(パイプ)9aと,該固定レール9aに内嵌して排藁搬送方向に伸縮調節可能(摺動可能)な終端側の可動レール(丸棒)9bとで形成されており、この搬送終端側の可動レール9bを搬送始端側の固定レール9aに対して伸縮させることにより、排藁の搬送距離を短くする位置Aと、排藁の搬送距離を長くする位置Bとに切換えることができるようになっている。
【0016】
更に詳しく説明すると、搬送始端側の固定レール9aの下側略中間部に、機体側の支持機構25から突出する支持バー25aの先端部を固設すると共に、該支持バー25aと固定レール9aの固設部の後側には、可動レール9bを常時縮小方向に付勢する引張スプリング27の一端(一側フック)を係止せしめる係止孔28aを設けた長方形の補強プレート28を固設している。
【0017】
一方、可動レール9bの下側略中間部には、この可動レール9bの伸縮調整代となる長孔29aを排藁搬送方向に形成した断面が逆U字状の案内部材29を固設している。そして、可動レール9bを機体側から支持する支持機構26から突出する支持バー26aの上端には、断面がU字状の受け具31が固設してあり、この受け具31により案内部材29を支持した状態で、可動レール9bの基端部を固定レール9aに内嵌すると共に、案内部材29に形成した長孔29aと受け具31に挿通する支持ピン32を介して可動レール9bを伸縮調節可能に支持している。
【0018】
更に、案内部材29の前側端部には、上述した引張スプリング27の他端(他側フック)を係止させる係止孔29bが設けてあり、この案内部材29に設けた係止孔29bと前記補強プレート28に設けた係止孔28aに、引張スプリング27の両端フックを係止せしめることによって可動レール9bを常時縮小方向に付勢している。
【0019】
また、運転席5の左後側には、可動レール9bによる排藁の搬送距離を短くする位置Aと、排藁の搬送距離を長くする位置Bとに切換え操作する排藁搬送位置切換レバー33(図2参照)が設けてあり、該排藁搬送位置切換レバー33の基部と、可動レール9bに固設した案内部材29の前端部とに連結するレリーズワイヤ34を介して、当該可動レール9bを搬送始端側の固定レール9aに対して伸縮調節することができるようになっている。
【0020】
即ち、上述の如く排藁搬送位置切換レバー33の切換え操作によって挟持レール9による排藁の搬送距離を短くする位置Aに挟持レール9を縮小調節した時は、排藁搬送装置12から排出される排藁が排藁カッタ11上に落下して、該排藁カッタ11による排藁の切断処理がなされる。一方、排藁搬送位置切換レバー33の切換え操作によって挟持レール9による排藁の搬送距離を長くする位置Bに挟持レール9を伸長調節した時は、排藁は排藁搬送装置12を経て機外へと排出されるようになっている。
【0021】
ところで、以上説明したように排藁搬送チェン8と挟持レール9によって挟持されながら排藁カッタ11等の後処理装置に後送される排藁は、そのボリュームが大きくなると排藁の搬送抵抗が増大し、それに伴って前記挟持レール9を構成する可動レール9bが引張スプリング27の付勢力に打ち勝って伸長方向へ移動せしめられる(押し遣られてしまう)ことがあり、その場合は、排藁カッタ11等の後処理装置に的確に排藁を供給できなくなるといった不具合を有していた。
【0022】
そこで、本発明では、可動レール9bが伸長方向へ移動せしめられる(押し遣られてしまう)ことを防止すべくレール移動規制手段35を設けている。このレール移動規制手段35は、図5に示す要部拡大図のように、可動レール9bに固設されている案内部材29に設けた長孔29aの一側(後側)端部に形成した略三角形の係止溝29cからなり、該係止溝29cの頂部(上部)Tでもって、前記長孔29aと、機体側の支持機構26から突出する支持バー26aの上端に固設した受け具31とに挿通する支持ピン32を固定的に係止し得るように構成している。
【0023】
更に詳しく説明すると、上述した係止溝29cは、案内部材29に設けた長孔29aの幅W1に対して約2倍程度の高さW2(W2≒2×W1)となる頂部Tをなだらかに形成している。そして、図3及び図5に示すように、排藁搬送チェン8と挟持レール9による排藁の搬送距離を短くする位置Aに可動レール9bが縮小調節されている時は、前記係止溝29cに支持ピン32が対応して位置する構成になっており、この場合は、排藁搬送チェン8と挟持レール9により挟持される排藁の搬送抵抗によって、当該挟持レール9が下方に押圧されて係止溝29cの頂部Tに支持ピン32が固定的に係止するので、引張スプリング27の付勢力に抗して可動レール9bが伸長方向へ移動せしめられる(押し遣られてしまう)ことを規制できるようになる。
【0024】
一方、挟持レール9による排藁の搬送距離を短くする位置Aに可動レール9bが縮小調節されている状態から、排藁搬送位置切換レバー33の切換え操作によって排藁の搬送距離を長くする位置Bに可動レール9bの伸長調節を行なう時は、レール移動規制手段35による可動レール9bの移動規制が自動的に解除されるように構成している。即ち、前記可動レール9bの伸長調節は、運転席5の左後側に設けた排藁搬送位置切換レバー33の基部と、可動レール9bに固設した案内部材29の前端部とに連結するレリーズワイヤ34が引張スプリング27の付勢力に抗して緊張する方向(図3に示すD矢印方向)に、当該排藁搬送位置切換レバー33を操作することによってなされ、この時、上述した係止溝29cの頂部Tに係止している支持ピン32が緊張するレリーズワイヤ34によって押し下げられるので、レール移動規制手段35による可動レール9bの移動規制が自動的に解除される。
【0025】
以上説明したように、排藁搬送チェン8の下方に対設する挟持レール9を、始端側の固定レール9aと、該固定レール9aに内嵌して排藁搬送方向に伸縮調節可能な終端側の可動レール9bとで構成し、該可動レール9bを常時縮小方向に付勢する弾機(引張スプリング)27を設けると共に、前記可動レール9bを伸縮調節して排藁の搬送距離を切換え操作する操作具(排藁搬送位置切換レバー)33を備えた排藁搬送装置12において、前記可動レール9bが伸長方向へ移動せしめられることを規制するレール移動規制手段35を設ける一方、前記操作具33により可動レール9bを排藁搬送方向へ伸長調節する時は、当該レール移動規制手段35による可動レール9bの移動規制が自動的に解除されるように構成したことによって、前記排藁搬送チェン8と挟持レール9によって挟持されながら排藁カッタ11等の後処理装置に後送される排藁のボリュームが大きくなって排藁の搬送抵抗が増大したとしても、前記可動レール9bが弾機27の付勢力に打ち勝って伸長方向へ移動せしめられる(押し遣られる)ことをレール移動規制手段35でもって強制的に規制することができ、排藁カッタ11等の後処理装置に的確に排藁を供給できようになる。また、前記操作具33により可動レール9bを排藁搬送方向へ伸長調節する時は、レール移動規制手段35による可動レール9bの移動規制が自動的に解除されるので、該可動レール9bの排藁搬送方向へのスムーズな伸長調節が行なえる。
【0026】
そして、可動レール9bの中間部に固設した案内部材29に排藁搬送方向の長孔29aを形成し、該長孔29aに挿通する支持ピン32を介して可動レール9bを伸縮調節可能な支持機構26を設け、且つ前記長孔9aの一側端部に支持ピン32を固定的に係止し得る係止溝29cを形成してレール移動規制手段35を構成すると共に、該レール移動規制手段35による可動レール9bの移動規制の解除が、前記案内部材29に連結して可動レール9bを伸縮調節するワイヤ(レリーズワイヤ)34の緊張による支持ピン32への押圧作用によってなされるので、前記レール移動規制手段35を簡潔且つ安価に構成することができ、しかも該レール移動規制手段35による可動レール9bの移動規制の解除を、その必要なタイミング、即ち案内部材29に連結して可動レール9bを伸縮調節するワイヤ34による可動レール9bの伸長調節に連動させることができるので作業性がよい。
【符号の説明】
【0027】
8 排藁搬送チェン
9 挟持レール
9a 固定レール
9b 可動レール
26 支持機構
27 弾機
29 案内部材
29a 長孔
29c 係止溝
32 支持ピン
33 操作具
34 ワイヤ
35 レール移動規制手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排藁搬送チェン(8)の下方に対設する挟持レール(9)を、始端側の固定レール(9a)と、該固定レール(9a)に内嵌して排藁搬送方向に伸縮調節可能な終端側の可動レール(9b)とで構成し、該可動レール(9b)を常時縮小方向に付勢する弾機(27)を設けると共に、前記可動レール(9b)を伸縮調節して排藁の搬送距離を切換え操作する操作具(33)を備えた排藁搬送装置において、前記可動レール(9b)が伸長方向へ移動せしめられることを規制するレール移動規制手段(35)を設ける一方、前記操作具(33)により可動レール(9b)を排藁搬送方向へ伸長調節する時は、当該レール移動規制手段(35)による可動レール(9b)の移動規制が自動的に解除されるように構成したことを特徴とする排稈搬送装置。
【請求項2】
可動レール(9b)の中間部に固設した案内部材(29)に排藁搬送方向の長孔(29a)を形成し、該長孔(29a)に挿通する支持ピン(32)を介して可動レール(9b)を伸縮調節可能な支持機構(26)を設け、且つ前記長孔(29a)の一側端部に支持ピン(32)を固定的に係止し得る係止溝(29c)を形成してレール移動規制手段(35)を構成すると共に、該レール移動規制手段(35)による可動レール(9b)の移動規制の解除が、前記案内部材(29)に連結して可動レール(9b)を伸縮調節するワイヤ(34)の緊張による支持ピン(32)への押圧作用によってなされる請求項1に記載の排藁搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−30523(P2011−30523A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−181324(P2009−181324)
【出願日】平成21年8月4日(2009.8.4)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】