説明

接続端子収納ケース及び撮像装置

【課題】USB・A端子(オス)等のダイレクト接続端子と、HDMI端子やA/V端子等のケーブル接続端子とを併せ持ちながら、大型化を回避できるようにする。
【解決手段】端子部141及び端子部141の根元側に設けられた本体部142を備えるUSB端子140と、接続ケーブルを接続するためのHDMI端子123及びA/V端子124と、USB端子140、HDMI端子123、及びA/V端子124を収納するための収納部125が形成された後面ケース120とを有し、USB端子140は、収納部125内に収納された収納状態又は端子部141が収納部125外に突出する接続状態を切替え可能に設けられ、HDMI端子123及びA/V端子124は、USB端子140の収納状態のときに端子部141に覆われ、USB端子140の接続状態のときに端子部141から露出する位置に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続ケーブルを介することなく電子機器に接続可能なダイレクト接続端子と、接続ケーブルを接続するためのケーブル接続端子とを有する接続端子収納ケース及び撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置は、撮像した画像データを外部に出力することにより、薄型テレビ等のディスプレイに表示したり、プリンタで印刷したり、パーソナルコンピュータに保存したりすることができる。また、最近では、撮像した動画をパーソナルコンピュータから動画共有サイトにアップロードし、不特定多数の者に公開して楽しんだり、親しい者同士で共有する楽しみ方が広がっている。
【0003】
ここで、デジタルビデオカメラと薄型テレビとの接続には、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子やA/V(Audio/Visual)端子等が用いられている。また、デジタルビデオカメラとパーソナルコンピュータとの接続には、USB(Universal Serial Bus)端子等が用いられている。
【0004】
このUSB端子には、パーソナルコンピュータ等のホスト側となるA端子と、デジタルビデオカメラ等のデバイス側となるB端子とがあり、通常は、パーソナルコンピュータ等にメスのA端子が設けられ、デバイス側にメスのB端子が設けられている。そして、A端子(メス)とB端子(メス)との間は、A端子(オス)及びB端子(オス)を備えるUSBケーブルを介して接続されるのが一般的となっている。
【0005】
しかし、接続の都度、USBケーブルを抜き差しすることは、使い勝手等の点で問題がある。そこで、デバイス側にUSBのA端子(オス)を設け、パーソナルコンピュータのA端子(メス)に対し、USBケーブルを介することなくダイレクトに接続できるようにした技術が知られている。そして、非接続時は、USBのA端子(オス)が出っ張って邪魔にならないように、収納空間を有するフレーム本体内に収納できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−217190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の特許文献1の技術は、例えば、デジタルビデオカメラ側のUSB・A端子(オス)をダイレクトにパーソナルコンピュータ側のUSB・A端子(メス)に接続し、撮像した動画を動画共有サイトに簡単にアップロードできる点で、非常に使い勝手が良い。
【0008】
しかし、デジタルビデオカメラには、薄型テレビに接続するためのHDMI端子やA/V端子も必要である。そして、各端子は、接続性を考慮して、ある程度の距離を離して配置されている。ところが、パーソナルコンピュータへの接続を容易にするために、比較的大型のUSB・A端子(オス)をHDMI端子やA/V端子と並べて設けると、デジタルビデオカメラが大型化してしまう。
【0009】
一方、カムコーダ(デジタルビデオカメラ)等のハンディな撮像装置は、年々小型化されており、操作スイッチや画像表示パネル等の配置スペースも必要なため、端子類に使えるスペースが限られてきている。特に、動画共有サイトへのアップロードを主目的とするデジタルビデオカメラは、画質よりも小型であることが重視される。そのため、USB・A端子(オス)等の大きな接続端子を配置する場合や、端子の数が多い場合には、各端子を配置するために多くのスペースが必要となり、デジタルビデオカメラの大きさとパーソナルコンピュータへの接続性とが二律背反することとなっていた。
【0010】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、USB・A端子(オス)等のダイレクト接続端子と、HDMI端子やA/V端子等のケーブル接続端子とを併せ持ちながら、大型化を回避できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、以下の解決手段により、上述の課題を解決する。
請求項1に記載の発明は、接続ケーブルを介することなく電子機器に接続可能であり、電気的な接続のための端子部及び前記端子部の根元側に設けられた本体部を備えるダイレクト接続端子と、接続ケーブルを接続するためのケーブル接続端子と、前記ダイレクト接続端子及び前記ケーブル接続端子を収納するための収納部が形成されたケースとを有し、前記ダイレクト接続端子は、前記ケースの前記収納部内に収納された収納状態又は少なくとも前記端子部が前記収納部外に突出する接続状態を切替え可能に設けられ、前記ケーブル接続端子は、前記ダイレクト接続端子の収納状態のときに前記ダイレクト接続端子に覆われ、前記ダイレクト接続端子の接続状態のときに前記ダイレクト接続端子から露出する位置に配置されている接続端子収納ケースである。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、接続ケーブルを介することなく電子機器に接続可能であり、電気的な接続のための端子部及び前記端子部の根元側に設けられた本体部を備えるダイレクト接続端子と、接続ケーブルを接続するためのケーブル接続端子と、前記ダイレクト接続端子及び前記ケーブル接続端子を収納するための収納部が形成されたケースと、前記ケースに設けられた光学レンズと、前記光学レンズよりも光入射方向後方の光軸上に配置された撮像素子とを有し、前記ダイレクト接続端子は、前記ケースの前記収納部内に収納された収納状態又は少なくとも前記端子部が前記収納部外に突出する接続状態を切替え可能に設けられ、前記ケーブル接続端子は、前記ダイレクト接続端子の収納状態のときに前記ダイレクト接続端子に覆われ、前記ダイレクト接続端子の接続状態のときに前記ダイレクト接続端子から露出する位置に配置されている撮像装置である。
【0013】
(作用)
上記の請求項1及び請求項4に記載の発明は、接続ケーブルを介することなく電子機器に接続可能なダイレクト接続端子と、接続ケーブルを接続するためのケーブル接続端子とを有している。そのため、ケーブル接続端子により、薄型テレビ等に対して、接続ケーブルを介した一般的な接続ができるだけでなく、ダイレクト接続端子により、パーソナルコンピュータ等に対して、接続ケーブルを介さないダイレクトな接続が可能となる。
【0014】
また、ケーブル接続端子は、ダイレクト接続端子の収納状態のときにダイレクト接続端子に覆われ、ダイレクト接続端子の接続状態のときにダイレクト接続端子から露出する位置に配置されている。そのため、特に形状が大きいダイレクト接続端子(USB・A端子(オス)等)を設けても、ダイレクト接続端子の収納状態のときは、ダイレクト接続端子とケーブル接続端子とが並列しないため、各接続端子の平面的な配置スペースを小さくできる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ダイレクト接続端子により、パーソナルコンピュータ等の電子機器に対するダイレクトな接続が可能となるので、接続時の使い勝手が向上する。しかも、ダイレクト接続端子及びケーブル接続端子の平面的な配置スペースを小さくできるので、撮像装置の大型化を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラの後面側を示す斜視図であり、外蓋を閉じた状態を示す。
【図2】本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラの後面側を示す斜視図であり、外蓋を開いた状態を示す。
【図3】本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラの後面側を示す斜視図であり、USB端子の接続状態を示す。
【図4】図1から図3に示すUSB端子の収納状態(実線)及び接続状態(点線)を示す斜視図である。
【図5】図1から図3に示すUSB端子の収納状態を示す側面図である。
【図6】図1から図3に示す外蓋を閉じた状態(実線)及び開いた状態(点線)を示す斜視図である。
【図7】図1から図3に示す外蓋を閉じた状態(実線)及び開いた状態(点線)を示す側面図である。
【図8】本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラにおける外蓋とUSB端子とのリンク機構を示す側面図であり、USB端子を接続状態から収納状態に切り替えるときの動作の第1段階を示す。
【図9】本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラにおける外蓋とUSB端子とのリンク機構を示す側面図であり、USB端子を接続状態から収納状態に切り替えるときの動作の第2段階を示す。
【図10】本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラにおける外蓋とUSB端子とのリンク機構を示す側面図であり、USB端子を収納状態から接続状態に切り替えるときの動作の第1段階を示す。
【図11】本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラにおける外蓋とUSB端子とのリンク機構を示す側面図であり、USB端子を収納状態から接続状態に切り替えるときの動作の第2段階を示す。
【図12】本発明の撮像装置の一実施形態(第2の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラの後面側を示す斜視図であり、外蓋を閉じた状態を示す。
【図13】本発明の撮像装置の一実施形態(第2の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラの後面側を示す斜視図であり、外蓋を開いた状態を示す。
【図14】本発明の撮像装置の一実施形態(第2の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラの後面側を示す斜視図であり、USB端子の接続状態を示す。
【図15】図13及び図14に示すUSB端子の収納状態を示す斜視図である。
【図16】本発明の撮像装置の一実施形態(第2の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラにおける外蓋とUSB端子とのリンク機構を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。
ここで、本発明における撮像装置は、以下の実施の形態では、デジタルビデオカメラ100,200であるとする。また、本発明における接続端子収納ケースは、以下の実施の形態では、デジタルビデオカメラ100,200のケース本体110,210であるとする。
なお、説明は、以下の順序で行う

1.第1の実施の形態(撮像装置:外蓋の構成例)
2.第2の実施の形態(撮像装置:外蓋の他の構成例)

【0018】
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置における外蓋の構成例]

図1は、本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ100の後面側を示す斜視図であり、外蓋130を閉じた状態を示す。
また、図2は、本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ100の後面側を示す斜視図であり、外蓋130を開いた状態を示す。
さらにまた、図3は、本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ100の後面側を示す斜視図であり、USB端子140の接続状態を示す。
図1から図3に示すように、デジタルビデオカメラ100は、外装を構成する略直方体状のケース本体110(本発明におけるケースに相当)を備えている。
【0019】
ここで、ケース本体110は、前後面、左右側面、及び上下面の6面から構成された直方体状となっており、ケース本体110の後面側が後面ケース120となっている。そして、ケース本体110の前面側の上部には、光学レンズ(図示せず)を備えるレンズ鏡筒111が配置されている。また、ケース本体110の内部には、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )イメージセンサ等の撮像素子が配置されている。さらにまた、ケース本体110の一側面には、折り畳み式の画像表示パネル112が取り付けられている。
【0020】
後面ケース120は、上部に、操作スイッチ121及び操作スイッチ122が配置されており、下部に、外蓋130及びUSB端子140(本発明におけるダイレクト接続端子に相当)が取り付けられている。また、後面ケース120には、図3に示すように、後面ケース120の下部に配置されたUSB端子140及びケーブル接続端子(HDMI端子123、A/V端子124)を収納するための収納部125が形成されている。
【0021】
USB端子140は、接続ケーブル(USBケーブル)を介することなくパーソナルコンピュータ(電子機器)に接続可能なように、USB・A端子(オス)となっている。そのため、図3に示すように、電気的な接続のための端子部141と、端子部141の根元側に設けられた本体部142とを備えている。
【0022】
また、USB端子140は、後面ケース120に対し、本体部142側を回転中心として端子部141が収納部125外に突出するように回動可能に設けられている。そして、後面ケース120の収納部125内に本体部142及び端子部141が収納された収納状態(図1及び図2参照)と、本体部142側を中心に回動させ、端子部141が収納部125外に突出する接続状態(図3参照)とを切り替えられるようになっている。
なお、外蓋130は、開閉自在となっており、図2に示すUSB端子140の収納状態のときは、図1に示すように、外蓋130が閉じて、USB端子140の金属部分(図2に示す端子部141)を覆い隠す。
【0023】
一方、図3に示すHDMI端子123及びA/V端子124は、接続ケーブル(HDMIケーブル及びA/Vケーブル)をそれぞれ差し込むことができるメス型の端子である。そして、図2に示すようなUSB端子140の収納状態のときに、USB端子140の端子部141側となる位置に配置されている。そのため、図1及び図2に示すUSB端子140の収納状態のときは、HDMI端子123及びA/V端子124がUSB端子140に覆われる。逆に、図3に示すUSB端子140の接続状態のときは、HDMI端子123及びA/V端子124がUSB端子140から露出する。
【0024】
したがって、デジタルビデオカメラ100には、レンズ鏡筒111、画像表示パネル112、操作スイッチ121、操作スイッチ122、HDMI端子123、A/V端子124、及びUSB端子140が効率的に配置されている。そして、USB端子140を図3に示す接続状態とすれば、端子部141がケース本体110の後面側(後面ケース120)の下端部から後ろに向かって突出する。そのため、デジタルビデオカメラ100を立てた状態のまま、パーソナルコンピュータ(図示せず)にダイレクトに接続できるようになるので、撮像した動画を動画共有サイトに簡単にアップロードできる。
【0025】
また、USB端子140を図3に示す接続状態とすれば、HDMI端子123及びA/V端子124がUSB端子140から露出する。そのため、HDMI端子123又はA/V端子124と薄型テレビとを接続ケーブルを介して接続できるようになるので、撮像した動画を薄型テレビに表示して楽しむことができる。
【0026】
さらにまた、USB端子140を図2に示す収納状態とすれば、HDMI端子123及びA/V端子124の上にUSB端子140の端子部141が重なる。そのため、使いやすいが、1つだけで多くのスペースを必要とするA端子(オス)のUSB端子140をHDMI端子123及びA/V端子124とともに設けても、各端子を配置する平面的なスペースが小さくなる。
【0027】
さらに、USB端子140の収納状態においては、端子部141がHDMI端子123及びA/V端子124を保護する蓋の役目を兼ねるので、別に蓋を設ける必要がなくなる。そのため、小型化だけでなく、コストダウンにもなる。
なお、USB端子140の端子部141は、図1に示すように、外蓋130を閉じることによって保護される。
【0028】
図4は、図1から図3に示すUSB端子140の収納状態(実線)及び接続状態(点線)を示す斜視図である。
また、図5は、図1から図3に示すUSB端子140の収納状態を示す側面図である。
図4に示すように、USB端子140は、本体部142側を回転中心として回動可能となっており、実線で示す収納状態と点線で示す接続状態とに切り替わる。
【0029】
ここで、本体部142の根元側には、回転の中心軸(図示せず)の挿入穴143が形成されている。また、本体部142の内部であって挿入穴143の周囲には、USB端子140を常に開くように(点線で示す接続状態となるように)付勢する捩じりバネ144が設けられている。さらにまた、本体部142の先端側には、爪145が設けられており、爪145には、凹部145a及び傾斜部145bが形成され、その凹部145aにロックツマミ146が引っ掛かる構造となっている。そして、ロックツマミ146は、矢印A及び矢印Bの両方向に往復移動できるように設けられ、コイルバネ147により、ロックツマミ146のロック片146aが爪145の凹部145aに引っ掛かる方向(矢印Aの方向)に付勢されている。
【0030】
したがって、USB端子140の接続状態(点線)において、端子部141側を指で押し、捩じりバネ144の付勢に反して回動させることにより、USB端子140は、収納状態(実線)に向けて閉じられる。そして、爪145の傾斜部145bがロックツマミ146のロック片146aに当接するようになる。これにより、ロックツマミ146は、コイルバネ147の付勢に反して矢印Bの方向に移動する。その後、爪145の凹部145aとロックツマミ146のロック片146aとが一致する位置までUSB端子140が回動すると、今度は、コイルバネ147によってロックツマミ146が矢印Aの方向に移動する。そのため、図5に示すように、ロック片146aが凹部145aに引っ掛かる。その結果、USB端子140がロックツマミ146(図4参照)によって閉じた状態で保持されるので、USB端子140の収納状態(図4の実線及び図5に示す状態)となる。
【0031】
逆に、USB端子140の収納状態において、ロックツマミ146を指で操作し、図4の矢印Bの方向に移動させると、爪145の凹部145aとロックツマミ146のロック片146aとの引っ掛かりが解除される。これにより、USB端子140は、捩じりバネ144の付勢によって開く方向に回動し、USB端子140の接続状態(図4の点線で示す状態)となる。
【0032】
このように、USB端子140は、ロックツマミ146を解除操作すれば、捩じりバネ144の付勢によって開き、接続状態(図4の点線で示す状態)となる。また、捩じりバネ144の付勢に反して閉じるように回動させれば、ロックツマミ146によって収納状態(図4の実線及び図5に示す状態)となる。そして、このようなUSB端子140の開閉とリンクして、外蓋130(図1から図3参照)も開閉する。
【0033】
図6は、図1から図3に示す外蓋130を閉じた状態(実線)及び開いた状態(点線)を示す斜視図である。
また、図7は、図1から図3に示す外蓋130を閉じた状態(実線)及び開いた状態(点線)を示す側面図である。
図6及び図7に示すように、外蓋130は、根元側を回転中心として回動可能となっており、実線で示す閉じた状態と点線で示す開いた状態とに切り替わる。
【0034】
ここで、外蓋130の根元側には、回転の中心軸(図示せず)の挿入穴131が形成されている。また、外蓋130の根元端には、突起132が設けられており、この突起132に、図7に示すカム133が当接している。そして、カム133は、コイルバネ134により、挿入穴131に向かう矢印Cの方向に付勢されており、外蓋130の開閉(突起132の位置)によって矢印C及び矢印Dの両方向に往復移動する。そのため、外蓋130は、突起132とカム133との相互作用によってトグル構造を構成し、外蓋130の回動位置が中立線よりも下側になれば実線で示す閉じた状態となり、中立線よりも上側になれば点線で示す開いた状態となる。
【0035】
また、第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ100(図1から図3参照)は、このような外蓋130とUSB端子140(図4及び図5参照)とのリンク機構を備えている。具体的には、外蓋130は、USB端子140が収納状態のときに閉じ、USB端子140が接続状態のときに開くように、USB端子140の状態の切替えにリンクするようになっている。そして、このリンク機構は、外蓋130に設けられ、USB端子140の一部に当接するL字状の開閉レバー135と、開閉レバー135の位置に応じて外蓋130を閉じる方向又は開く方向に付勢するコイルバネ134(図7参照)とによって構成されている。
【0036】
図8は、本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ100(図1から図3参照)における外蓋130とUSB端子140とのリンク機構を示す側面図であり、USB端子140を接続状態から収納状態に切り替えるときの動作の第1段階を示す。
また、図9は、本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ100における外蓋130とUSB端子140とのリンク機構を示す側面図であり、USB端子140を接続状態から収納状態に切り替えるときの動作の第2段階を示す。
【0037】
USB端子140を接続状態(図8(a)の点線で示す状態)から収納状態(図9(d)に示す状態)に切り替えるには、USB端子140を指で押し、閉じる方向(図8(a)の矢印Eの方向)に回動させる。これにより、図8(a)の実線で示すように、回動の途中でUSB端子140の端子部141の下面が外蓋130の開閉レバー135に当接するようになる。
【0038】
さらにUSB端子140を閉じる方向(矢印Eの方向)に回動させると、図8(b)に示すように、USB端子140の端子部141の下面によって開閉レバー135が押し下げられる。そのため、外蓋130も閉じる方向(矢印Fの方向)に回動するようになる。そして、外蓋130が中立線よりも上に位置する回動の第1段階では、図7に示す外蓋130のトグル構造(突起132とカム133及びコイルバネ134との相互作用)により、外蓋130が開く方向(矢印Fと逆方向)に付勢されている。
【0039】
その後、図9(c)に示すように、外蓋130が中立線を越えて中立線よりも下に位置する回動の第2段階になると、外蓋130のトグル構造により、今度は、外蓋130が閉じる方向(矢印Fの方向)に付勢されるようになる。そのため、USB端子140の端子部141の下面から開閉レバー135が離れ、USB端子140の端子部141の上面に外蓋130の下面が当接する。
【0040】
このように、USB端子140を指で押して閉じる方向(矢印Eの方向)に回動させることにより、開く方向(矢印Fと逆方向)に付勢されている外蓋130が開閉レバー135によって閉じる方向(矢印Fの方向)に回動する(第1段階)。そして、外蓋130がある角度(中立線よりも下側)まで回動すると、外蓋130には、自ら閉じる方向(矢印Fの方向)の力が働くようになる(第2段階)。
【0041】
したがって、図9(d)に示すように、USB端子140を収納状態まで回動させれば、外蓋130もぴったりと閉じた状態になる。そして、収納状態のUSB端子140は、ロックツマミ146(図4参照)によって保持される。そのため、HDMI端子123及びA/V端子124(図3参照)がUSB端子140の端子部141によって覆われると同時に、USB端子140の端子部141が外蓋130によって覆われる。その結果、信号等が通るHDMI端子123、A/V端子124、及びUSB端子140の端子部141に対する埃や汚れの付着が防止され、接点不良等を予防できる。
【0042】
また、USB端子140の端子部141がHDMI端子123及びA/V端子124(図3参照)の蓋の役割を果たすため、これらを塞ぐための蓋を別に設ける必要がなくなる。さらにまた、比較的大型のUSB・A端子(オス)のUSB端子140であっても、狭いスペースで、コンパクトに配置できるようになる。
【0043】
図10は、本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ100(図1から図3参照)における外蓋130とUSB端子140とのリンク機構を示す側面図であり、USB端子140を収納状態から接続状態に切り替えるときの動作の第1段階を示す。
また、図11は、本発明の撮像装置の一実施形態(第1の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ100における外蓋130とUSB端子140とのリンク機構を示す側面図であり、USB端子140を収納状態から接続状態に切り替えるときの動作の第2段階を示す。
【0044】
USB端子140を収納状態(図10(a)に示す状態)から接続状態(図11(d)に示す状態)に切り替えるには、図4に示すロックツマミ146を指で矢印Bの方向に移動させる。これにより、USB端子140のロックが解除され、USB端子140は、捩じりバネ144(図4参照)の付勢によって開く方向(矢印Gの方向)に回動する。これにより、図10(b)に示すように、USB端子140の端子部141の上面が外蓋130の下面に当接し、外蓋130を開く方向(矢印Hの方向)に回動させる。
【0045】
ここで、USB端子140が捩じりバネ144(図4参照)のバネ力によって開こうとする力は、図7に示すトグル構造(突起132とカム133及びコイルバネ134との相互作用)によって外蓋130が閉じようとする力よりも大きく設定されている。そのため、外蓋130がUSB端子140によって持ち上げられることとなるので、外蓋130も開く方向(矢印Hの方向)に回動する。そして、外蓋130が中立線より下に位置する回動の第1段階では、外蓋130のトグル構造により、外蓋130が下向き(矢印Hと逆方向)に付勢されている。
【0046】
その後、図11(c)に示すように、外蓋130が中立線を越えて中立線よりも上に位置する回動の第2段階になると、外蓋130のトグル構造により、今度は、外蓋130が開く方向(矢印Hの方向)に付勢されるようになる。そのため、USB端子140の端子部141の上面から外蓋130が離れ、USB端子140の端子部141の下面に開閉レバー135が当接する。
【0047】
このように、USB端子140のロックを解除してUSB端子140を開く方向(矢印Gの方向)に回動させれば、閉じる方向(矢印Hと逆方向)に付勢されている外蓋130が押し上げられ、外蓋130も開く方向(矢印Hの方向)に回動する(第1段階)。そして、外蓋130がある角度(中立線よりも上側)まで回動すると、外蓋130には、自ら開く方向(矢印Hの方向)の力が働くようになる(第2段階)。
【0048】
したがって、図11(d)に示すように、USB端子140が接続状態まで回動するとともに、外蓋130も全開の状態となる。そのため、USB端子140をパーソナルコンピュータ(図示せず)にダイレクトに接続できるだけでなく、HDMI端子123又はA/V端子124(図3参照)と薄型テレビとを接続ケーブルを介して接続できるようになる。
なお、図2は、USB端子140の収納状態を説明するために、外蓋130のみを開けた状態を示しているが、実際には、このようなリンク機構の存在により、図2に示す状態にはなり得ない。
【0049】
<2.第2の実施の形態>
[撮像装置における外蓋の他の構成例]

図12は、本発明の撮像装置の一実施形態(第2の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ200の後面側を示す斜視図であり、外蓋230を閉じた状態を示す。
また、図13は、本発明の撮像装置の一実施形態(第2の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ200の後面側を示す斜視図であり、外蓋230を開いた状態を示す。
さらにまた、図14は、本発明の撮像装置の一実施形態(第2の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ200の後面側を示す斜視図であり、USB端子240の接続状態を示す。
図12から図14に示すように、デジタルビデオカメラ200は、図1から図3に示す第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ100と同様の略直方体状のケース本体210(本発明におけるケースに相当)を備えている。
【0050】
ここで、ケース本体210は、前後面、左右側面、及び上下面の6面から構成された直方体状となっており、ケース本体210の後面側が後面ケース220となっている。そして、ケース本体210の前面側の上部には、光学レンズ(図示せず)を備えるレンズ鏡筒211が配置されている。また、ケース本体210の内部には、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )イメージセンサ等の撮像素子が配置されている。さらにまた、ケース本体210の一側面には、折り畳み式の画像表示パネル212が取り付けられている。
【0051】
後面ケース220は、上部に、操作スイッチ221及び操作スイッチ222が配置されており、下部に、外蓋230及びUSB端子240(本発明におけるダイレクト接続端子に相当)が取り付けられている。また、後面ケース220には、図14に示すように、後面ケース220の下部に配置されたUSB端子240及びケーブル接続端子(HDMI端子223、A/V端子224)を収納するための収納部225が形成されている。
【0052】
USB端子240は、接続ケーブル(USBケーブル)を介することなくパーソナルコンピュータ(電子機器)に接続可能なように、USB・A端子(オス)となっている。そのため、図14に示すように、電気的な接続のための端子部241と、端子部241の根元側に設けられた本体部242とを備えている。
【0053】
また、USB端子240は、後面ケース220に対し、本体部242側を回転中心として端子部241が収納部225外に突出するように回動可能に設けられている。そして、後面ケース220の収納部225内に本体部242及び端子部241が収納された収納状態(図12及び図13参照)と、本体部242側を中心に回動させ、端子部241が収納部225外に突出する接続状態(図14参照)とを切り替えられるようになっている。
なお、外蓋230は、開閉自在となっており、図13に示すUSB端子240の収納状態のときは、図12に示すように、外蓋230が閉じて、USB端子240の全体を覆い隠す。
【0054】
一方、図14に示すHDMI端子223及びA/V端子224は、接続ケーブル(HDMIケーブル及びA/Vケーブル)をそれぞれ差し込むことができるメス型の端子である。そして、図13に示すようなUSB端子240の収納状態のときに、USB端子240の端子部241側となる位置に配置されている。そのため、図12及び図13に示すUSB端子240の収納状態のときは、HDMI端子223及びA/V端子224がUSB端子240に覆われる。逆に、図14に示すUSB端子240の接続状態のときは、HDMI端子223及びA/V端子224がUSB端子240から露出する。
【0055】
したがって、デジタルビデオカメラ200には、レンズ鏡筒211、画像表示パネル212、操作スイッチ221、操作スイッチ222、HDMI端子223、A/V端子224、及びUSB端子240が効率的に配置されている。そして、USB端子240を図14に示す接続状態とすれば、端子部241がケース本体210の後面側(後面ケース220)の下端部から後ろに向かって突出する。そのため、デジタルビデオカメラ200を立てた状態のまま、パーソナルコンピュータ(図示せず)にダイレクトに接続できるので、撮像した動画を動画共有サイトに簡単にアップロードできる。
【0056】
また、USB端子240を図14に示す接続状態とすれば、HDMI端子223及びA/V端子224がUSB端子240から露出する。そのため、HDMI端子223又はA/V端子224と薄型テレビとを接続ケーブルを介して接続できるようになるので、撮像した動画を薄型テレビに表示して楽しむことができる。
【0057】
さらにまた、USB端子240を図13に示す収納状態とすれば、HDMI端子223及びA/V端子224の上にUSB端子240の端子部241が重なる。そのため、使いやすいが、1つだけで多くのスペースを必要とするA端子(オス)のUSB端子240をHDMI端子223及びA/V端子224とともに設けても、各端子を配置する平面的なスペースが小さくなる。
【0058】
さらに、USB端子240の収納状態においては、端子部241がHDMI端子223及びA/V端子224を保護する蓋の役目を兼ねるので、別に蓋を設ける必要がなくなる。そのため、小型化だけでなく、コストダウンにもなる。
なお、USB端子240は、図12に示すように、外蓋230を閉じることによって保護されるだけでなく、USB端子240の全体が外蓋230によって隠されるので、デジタルビデオカメラ200のデザイン性が向上する。
【0059】
図15は、図13及び図14に示すUSB端子240の収納状態を示す斜視図である。
このUSB端子240は、図15(図13)に示す収納状態から接続状態(図14参照)に切り替わるように、本体部242側を回転中心として回動可能になっている。そのため、USB端子240の根元側には、回転の中心軸(図示せず)の挿入穴243が形成されており、本体部242の内部であって挿入穴243の周囲には、図4に示すUSB端子140と同様に、捩じりバネ(図示せず)が設けられている。その結果、USB端子240は、常に開く方向(矢印Iの方向)付勢される。
【0060】
また、USB端子240の本体部242の下面部には、水平方向に突起244が設けられており、突起244に、ロックバー245の上端部に設けられた爪245aが引っ掛かる構造となっている。さらにまた、爪245aの上面には傾斜部245bが形成されており、ロックバー245の下端部には開放片245cが設けられている。そして、ロックバー245は、中心軸246を中心に回動可能となっており、爪245aが突起244に引っ掛かる方向(矢印Jの方向)に回動するように、コイルバネ247によって付勢されている。
【0061】
したがって、図15に示すUSB端子240の収納状態において、ロックバー245の開放片245cが押されると、コイルバネ247の付勢に反してロックバー245が矢印Kの方向に回動する。そのため、爪245aと突起244との引っ掛かりが解除され、USB端子240が捩じりバネ(図示せず)の付勢によって開く方向(矢印Iの方向)に回動し、図14に示す接続状態となる。
【0062】
逆に、捩じりバネ(図示せず)の付勢に反してUSB端子240を指で押し、矢印Iと逆方向に閉じて行くと、本体部242の突起244がロックバー245の傾斜部245bに当接する。これにより、ロックバー245は、コイルバネ247の付勢に反して矢印Kの方向に回動する。そして、突起244がロックバー245の爪245aを越えると、コイルバネ247によってロックバー245が矢印Jの方向に戻り、爪245aが突起244に引っ掛かる。そのため、USB端子240がロックバー245によって閉じた状態で保持されるので、図15に示す収納状態となる。
【0063】
このように、USB端子240は、ロックバー245の開放片245cが押されれば、捩じりバネ(図示せず)の付勢によって開き、接続状態(図14参照)となる。また、捩じりバネの付勢に反して閉じる方向(矢印Iと逆方向)に回動させれば、ロックバー245によって図15に示す収納状態となる。そして、USB端子240の開く方向(矢印Iの方向)への回動は、外蓋230(図12から図14参照)を開く動作とリンクするようになっている。
【0064】
図16は、本発明の撮像装置の一実施形態(第2の実施の形態)としての、デジタルビデオカメラ200(図12から図14参照)における外蓋230とUSB端子240とのリンク機構を示す正面図である。
図16に示すように、外蓋230は、後面ケース220に対し、中心軸231を中心に回動可能となっており、指で開いたり閉じたりすることができる。また、外蓋230の端部には、リンク片230aが形成されている。
【0065】
ここで、外蓋230を回動させると、後面ケース220に形成された開口部220aにリンク片230aが出入りする。また、開口部220a内には、ロックバー245の開放片245cが位置している。そのため、外蓋230を矢印Lの方向に回動させ、開くようにすれば、リンク片230aが開放片245cに当接する。その結果、リンク片230aによって開放片245cが押し込まれ、ロックバー245は、中心軸246を中心として矢印Mの方向に回動する。したがって、ロックバー245の爪245aがUSB端子240の突起244から外れ、USB端子240が捩じりバネ(図示せず)の付勢によって矢印Nの方向に開く。
【0066】
このように、第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ200(図12から図14参照)では、外蓋230を開く動作にリンクしてUSB端子240も開き、図14に示す接続状態となる。
なお、外蓋230を閉じるには、最初にUSB端子240を閉じ、ロックバー245によってUSB端子240を収納状態(図16に示す状態)に保持する。その後、指で外蓋230を閉じるようにする。
【0067】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、実施形態では、撮像装置として、デジタルビデオカメラ100,200を例に挙げている。しかし、これに限らず、デジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮像装置にも広く適用可能である。
【0068】
また、実施形態では、USB端子140,240を回動させることによって収納状態と接続状態とを切替え可能としているが、USB端子をケース本体の内外にスライド可能に設けることにより、収納状態と接続状態とを切り替えるようにすることもできる。さらにまた、実施形態では、外蓋130,230とUSB端子140,240とのリンク機構を設けたが、リンクさせることなく単純に、それぞれを別々に指で開閉するようにしても良い。
【符号の説明】
【0069】
100,200 デジタルビデオカメラ(撮像装置)
110,210 ケース本体(ケース)
123,223 HDMI端子(ケーブル接続端子)
124,224 A/V端子(ケーブル接続端子)
125,225 収納部
130,230 外蓋
134 コイルバネ(リンク機構)
135 開閉レバー(リンク機構)
140,240 USB端子(ダイレクト接続端子)
141,241 端子部
142,242 本体部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続ケーブルを介することなく電子機器に接続可能であり、電気的な接続のための端子部及び前記端子部の根元側に設けられた本体部を備えるダイレクト接続端子と、
接続ケーブルを接続するためのケーブル接続端子と、
前記ダイレクト接続端子及び前記ケーブル接続端子を収納するための収納部が形成されたケースと
を有し、
前記ダイレクト接続端子は、前記ケースの前記収納部内に収納された収納状態又は少なくとも前記端子部が前記収納部外に突出する接続状態を切替え可能に設けられ、
前記ケーブル接続端子は、前記ダイレクト接続端子の収納状態のときに前記ダイレクト接続端子に覆われ、前記ダイレクト接続端子の接続状態のときに前記ダイレクト接続端子から露出する位置に配置されている
接続端子収納ケース。
【請求項2】
請求項1に記載の接続端子収納ケースにおいて、
前記ダイレクト接続端子は、前記ケースに対し、前記本体部側を回転中心として回動可能に設けられ、
前記ケーブル接続端子は、前記ダイレクト接続端子の収納状態のときに前記ダイレクト接続端子の前記端子部側となる位置に配置されている
接続端子収納ケース。
【請求項3】
請求項1に記載の接続端子収納ケースにおいて、
前記ケースは、
前記ダイレクト接続端子の収納状態のときに少なくとも前記端子部を覆うための開閉自在の外蓋と、
前記ダイレクト接続端子の収納状態のときに前記外蓋を閉じ、接続状態のときに前記外蓋を開くように前記外蓋を前記ダイレクト接続端子の状態の切替えにリンクさせるリンク機構と
を備え、
前記リンク機構は、
前記外蓋に設けられ、前記ダイレクト接続端子の一部に当接する開閉レバーと、
前記開閉レバーの位置に応じて前記外蓋を閉じる方向又は開く方向に付勢するバネと
を備える
接続端子収納ケース。
【請求項4】
接続ケーブルを介することなく電子機器に接続可能であり、電気的な接続のための端子部及び前記端子部の根元側に設けられた本体部を備えるダイレクト接続端子と、
接続ケーブルを接続するためのケーブル接続端子と、
前記ダイレクト接続端子及び前記ケーブル接続端子を収納するための収納部が形成されたケースと、
前記ケースに設けられた光学レンズと、
前記光学レンズよりも光入射方向後方の光軸上に配置された撮像素子と
を有し、
前記ダイレクト接続端子は、前記ケースの前記収納部内に収納された収納状態又は少なくとも前記端子部が前記収納部外に突出する接続状態を切替え可能に設けられ、
前記ケーブル接続端子は、前記ダイレクト接続端子の収納状態のときに前記ダイレクト接続端子に覆われ、前記ダイレクト接続端子の接続状態のときに前記ダイレクト接続端子から露出する位置に配置されている
撮像装置。
【請求項5】
請求項4に記載の撮像装置において、
前記ケースは、前後面、左右側面、及び上下面の6面から構成された直方体状であり、
前記光学レンズは、前記ケースの前面側の上部に配置され、
前記ダイレクト接続端子及び前記ケーブル接続端子は、前記ケースの後面側の下部に配置され、
前記ダイレクト接続端子の前記端子部は、前記ダイレクト接続端子の接続状態のときに前記ケースの後面側の下端部から後ろに向かって突出するように設けられている
撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−114245(P2011−114245A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−270900(P2009−270900)
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】