説明

携帯電子機器

【課題】本発明によれば、適切なタイミングで発光部の状態を制御できる携帯電子機器を提供することができる。
【解決手段】携帯電話機1は、筐体と、筐体に配置されるレンズ部23aと、レンズ部23aにより結像された画像を画像データとして連続的に取得するCMOSセンサ201と、CMOSセンサ201により取得された画像データのうち、所定の画像データに基づいた静止画像を撮像画像とすることを指示する撮像指示部300と、筐体におけるレンズ部23aと同じ側に配置されるライト部24と、CMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて、撮像環境の明るさを示す第1輝度値を取得し、取得された第1輝度値に応じてライト部24の発光状態を制御するCPU45と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像部を有する携帯電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電子機器としての携帯電話機は、多機能化が進んでいる。
例えば、レンズや撮像部を有するカメラ部を備える携帯電話機が存在する。
ここで、周囲が暗い場合でも撮像ができるよう、被写体を照らす発光部を有する携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−165943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載された携帯電話機において、発光部(モバイルライト)の発光は、ユーザーの操作により切り替えられる。
つまり、周囲や被写体の明るさに応じて自動的に発光した状態が切り替わるものではなかった。
これに対し、周囲や被写体の明るさを検知して明るさに応じた発光状態の制御を実施するために専用のセンサを取り付けることもできるが、部品の増加や、製造コストの上昇という問題が生じる。
【0005】
本発明は、適切なタイミングで発光部の発光状態を制御できる携帯電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、筐体と、前記筐体に配置されるレンズ部と、前記レンズ部により結像された画像を画像データとして連続的に取得する撮像部と、前記撮像部により取得された画像データのうち、所定の画像データに基づいた静止画像を撮像画像とすることを指示する撮像指示部と、前記筐体における前記レンズ部と同じ側に配置される発光部と、前記撮像部により取得された画像データに基づいて、撮像環境の明るさを示す第1輝度値を取得し、当該取得された前記第1輝度値に応じて前記発光部の発光状態を制御する制御部と、を備える携帯電子機器に関する。
【0007】
また、前記制御部は、前記第1輝度値が所定の第1閾値未満である場合、前記発光部を発光した状態とすることが好ましい。
【0008】
また、前記画像データに基づいた静止画像に所定の被写体が含まれるか否かを判定する被写体判定部と、を備え、前記制御部は、前記被写体判定部により、前記第1輝度値が取得された静止画像に所定の被写体が含まれていないと判定された場合、前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を行わないと共に、前記発光部が発光した状態に状態変更することを規制することが好ましい。
【0009】
また、所定距離以上離間した被写体を撮像するための第1撮像モードに状態変更可能に構成され、前記制御部は、撮像モードが前記第1撮像モードである場合、前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を行わないと共に、前記発光部が発光した状態に状態変更することを規制することが好ましい。
【0010】
また、前記制御部は、前記第1輝度値が第1閾値以上である場合、前記発光部を消光状態とすることが好ましい。
【0011】
また、前記制御部は、前記第1輝度値に基づいて前記発光部を発光した状態に状態変化させた場合、前記発光部を発光した状態に状態変化させた後に前記第1輝度値が第1閾値以上であっても、前記発光部を発光した状態のまま維持することが好ましい。
【0012】
また、前記制御部は、前記第1輝度値に基づいて前記発光部を発光した状態に状態変化させてから所定時間以上経過した場合、前記発光部を消光状態に状態変更させ、前記発光部が消光状態であるときに前記第1輝度値が前記所定の条件を満たす場合、前記発光部を状態変更又は状態維持させることが好ましい。
【0013】
また、前記画像データに基づいた表示を行なう表示部と、を備え、前記制御部は、前記発光部が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、消光状態において前記撮像部により取得された画像データに基づいた画像に代えて、消光状態に変更される直前に前記撮像部により取得された画像データに基づいた画像を選択して前記表示部に表示させることが好ましい。
【0014】
また、前記画像データに基づいた静止画像を表示する表示部と、を備え、前記制御部は、前記発光部が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、消光状態に変更される直前に前記撮像部により取得された画像データに基づいた静止画像と、消光状態に状態変更されてから前記撮像部により取得された画像データに基づく静止画像とを補間処理して補間画像を生成すると共に、消光状態において前記撮像部により取得された画像データに基づいた静止画像に代えて、前記補間画像を前記表示部に表示させることが好ましい。
【0015】
また、前記画像データに基づいた静止画像を表示する表示部と、を備え、
前記制御部は、前記発光部が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、消光状態に変更される直前に前記撮像部により取得された画像データに基づいた複数の静止画像に基づいて予測静止画像を生成すると共に、消光状態において前記撮像部により取得された画像データに基づいた静止画像に代えて、前記予測静止画像を前記表示部に表示させることが好ましい。
【0016】
また、前記筐体における前記レンズ部が配置された側と反対側に配置される輝度センサと、を備え、前記制御部は、前記輝度センサにより取得された情報に基づいて、第2輝度値を取得すると共に、前記制御部により取得された前記第1輝度値に加えて、前記第2輝度値に基づいて、前記発光部を制御することが好ましい。
【0017】
また、前記制御部は、前記第1輝度値に基づいて前記発光部を発光した状態に状態変化させた場合、前記発光部が発光した状態にある間は前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を行わないと共に、前記第2輝度値が第2閾値未満である場合、前記発光部を発光した状態で状態維持させ、前記第2輝度値が前記第2閾値以上である場合、前記発光部を消光状態に状態変更させることが好ましい。
【0018】
また、所定距離未満だけ離間した被写体を撮像するための第2撮像モードに状態変更可能に構成され、前記制御部は、前記第1輝度値に基づいて前記発光部を発光した状態に状態変化させた場合、前記発光部が発光した状態にある間は、前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を行わないと共に、撮像モードが前記第2撮像モードである場合には、更に前記第2輝度値に基づく前記発光部の制御も行わず、前記発光部を発光した状態で状態維持させることが好ましい。
【0019】
また、前記筐体における移動情報を出力するセンサと、を備え、前記制御部は、前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を停止した状態において、前記センサにより出力された移動情報により前記筐体における所定の移動を検知した場合、前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を開始することが好ましい。
【0020】
また、前記撮像指示部は、所定の静止画像を撮像画像とすることを指示できない指示不可能状態(指を離している状態)と、所定の静止画像を撮像画像とすることを指示できる指示可能状態(半押し状態)と、所定の静止画像を撮像画像とすることを指示する指示状態(全押し状態)と、に状態変化可能に構成され、前記制御部は、前記撮像指示部が前記指示可能状態である場合に前記第1輝度値を取得することが好ましい。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、適切なタイミングで発光部の発光状態を制御できる携帯電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】携帯電話機1を開いた状態における正面斜視図である。
【図2】携帯電話機1を開いた状態における裏面図である。
【図3】携帯電話機1の回路ブロック図である。
【図4】携帯電話機1における撮像画像を処理する機能における機能ブロック図である。
【図5】携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における一例を説明するフロー図である。
【図6】携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明するフロー図である。
【図7】携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明するフロー図である。
【図8】携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明するフロー図である。
【図9】携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1から図4により、携帯電子機器としての携帯電話機1について説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態における正面斜視図である。図2は、携帯電話機1を開いた状態における裏面図である。図3は、携帯電話機1の回路ブロック図である。図4は、携帯電話機1における撮像画像を処理する機能における機能ブロック図である。
【0024】
図1及び図2に示すように、携帯電話機1は、筐体としての操作部側筐体2及び表示部側筐体3を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結される。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能である。つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)とにすることができる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
【0025】
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体2には、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12とがそれぞれ露出するように構成される。また、図2に示すように、操作部側筐体2には、リアケース2b側に、カメラ部23と、発光部としてのライト部24とが露出して配置される。
【0026】
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15とを含んで構成される。決定操作キー15は、環状キー15aと、円状キー15bとにより構成される。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、携帯電話機1における開閉状態、各種モードや起動されているアプリケーションの種類等に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
具体的には、携帯電話機1がカメラモードである場合、決定操作キー15を押圧することで撮像倍率等の調整や撮像指示がなされるよう機能が割り当てられる。環状キー15aが押圧されることで撮像倍率の調整がなされ、円状キー15bが半押し状態となるよう押圧されることで後述するCPU45(輝度値取得部220)に対して第1輝度値の取得開始等が指示される。また、円状キー15bが全押状態となるよう押圧されることでCPU45(静止画像生成部210)により生成された静止画像のうち、所定の静止画像を撮像画像とすることがCPU45に指示される。
【0027】
マイク12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、マイク12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
【0028】
カメラ部23は、操作部側筐体2の外面側に配置されるレンズ部23aと、操作部側筐体2の内部に配置される撮像部としてのCMOSセンサ201とを有する。
レンズ部23aは、被写体の画像を所定位置に結像する。CMOSセンサ201は、レンズ部23aにより結像された被写体の画像を画像データとして連続的に取得する。
【0029】
ライト部24は、操作部側筐体2におけるレンズ部23aと同じ側(同じ面)に配置される。ライト部24は、発光した状態又は消光状態のいずれのかの状態に状態変更可能に構成される。本実施形態において、発光した状態は、ライト部24が連続的に光を発光する状態である。また、本実施形態において、消光状態は、ライト部24が発光していない状態である。
ここで、ライト部24は、後述するCPU45(発光制御部230)により、発光した状態が制御される。
【0030】
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(図示せず)が配置される。操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキー16と、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(図示せず)とが配置される。インターフェースは、キャップ17により覆われている。
【0031】
表示部側筐体3は、外面がフロントケース3aとリアケース3bとにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3aには、プレビュー画像(静止画像)や撮像画像等を含む各種情報を表示するためのLCD表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバとしてのスピーカ22と、輝度センサ26とが露出して配置される。
【0032】
LCD表示部21は、液晶パネルと、液晶パネルを駆動する駆動回路と、液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とを含んで構成される。
【0033】
LCD表示部21は、撮像時における被写体の画像を連続的に表示可能に構成される。LCD21は、CMOSセンサ201から水平方向ごとに垂直方向に順次読み出された電荷信号に基づいて、水平方向ごとに垂直方向に順次描画処理するLCDである。撮影者は、LCD表示部21に表示される被写体の画像を見ながら決定操作キー15における環状キー15aで画像倍率等を調整し、所望の画像倍率等の撮像条件で円状キー15bを押圧(全押状態)することで被写体を撮像する。
【0034】
輝度センサ26は、表示部側筐体3におけるLCD表示部21側に配置される。輝度センサ26は、携帯電話機1が開状態において、レンズ部23aが配置された側と反対側に配置される。
【0035】
次に、図3により、携帯電話機1の回路構成について説明する。
図3に示すように、操作部側筐体2に配置されるカメラ部23と、ライト部24と、操作部101と、マイク12と、メインアンテナ40と、RF回路部41と、LCD制御部42と、音声処理部43と、メモリ44と、制御部としてのCPU45と、電源部46と、制御IC47と、表示部側筐体3に配置されるLCD表示部21と、スピーカ22と、ドライバIC25とを備える。
【0036】
メインアンテナ40は、所定の使用周波数帯(例えば、800MHz)で外部装置と通信を行う。また、メインアンテナ40は、所定の使用周波数帯の他に、他の使用周波数帯(例えば、2GHz)に対応できるいわゆるデュアルバンド対応型による構成であってもよい。
【0037】
RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号をCPU45に供給すると共に、CPU45から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置(基地局)に送信するよう構成される。
【0038】
CPU45は、携帯電話機1の全体を制御する。CPU45は、特に、RF回路部41、LCD制御部42、音声処理部43、カメラ部23及びライト部24に対して所定の制御を行う。CPU45は、後述する通り、機能部としての静止画像生成部210と、輝度値取得部220と、発光制御部230と、被写体判定部240と、モード検知部250と、輝度検知部260と、移動検知部270と、表示画像調整部280とを含む。詳細は、後述の通りである。
【0039】
カメラ部23は、レンズ部23aと、撮像部としてのCMOSセンサ201とを有する。レンズ部23aは、近接した被写体を撮像するための第1焦点位置に配置された状態(マクロモード)と、遠景を撮影するための第2焦点位置に配置された状態(遠景モード、通常モード)とに移動可能に構成される。ここで、本実施形態における携帯電話機1は、近接した被写体を撮像するためのマクロモードにおいて、レンズ部23aの位置は固定される。
【0040】
CMOSセンサ201は、レンズ部23aにより結像された被写体の画像を画像データとして取得する。CMOSセンサ201は、取得した画像データを後述する信号処理回路203を介して、CPU45に出力させる。画像データは、CPU45(静止画像生成部210)により、静止画像を生成するために利用される。また、画像データは、(静止画像生成部210)により生成された静止画像を介して、CPU45(輝度値取得部220)により第1輝度値を取得するために利用される。
【0041】
ライト部24は、連続して発光する発光した状態と、発光しない消光状態とに状態変化可能に構成される。ライト部24は、CPU45(発光制御部230)により発光した状態が制御される。
【0042】
加速度センサ50は、携帯電話機1における移動速度及び移動方向の変化を検知するためのセンサである。加速度センサ50により取得された移動情報は、CPU45(移動検知部270)に出力される。移動情報は、CPU45(移動検知部270)により、携帯電話機1の移動を検知するために利用される。
【0043】
LCD制御部42は、CPU45の制御にしたがって、入力された画像データに対して所定の画像処理を行うと共に、画像処理された画像データをドライバIC25に出力する。ドライバIC25は、LCD制御部42から入力された画像データをフレームメモリに蓄えると共に、該フレームメモリに蓄えられた画像データを所定のタイミングでLCD表示部21に出力する。LCD表示部21は、ドライバIC25から入力された画像データに基づいて、所定の画像を表示する。
ここで、LCD制御部42は、CPU45の制御にしたがって、カメラ部23(CMOSセンサ201)により連続的に取得された画像データをドライバIC25に出力することができる。これにより、LCD表示部21には、カメラ部23を介して被写体の画像が連続的に表示される。
また、LCD制御部42は、画像データに基づいて静止画像生成部210により生成された静止画像の静止画像データをドライバIC25に出力することができる。これにより、LCD表示部21には、被写体の静止画像が表示される。
【0044】
メモリ44は、所定のデータが格納されている。具体的には、メモリ44には、各種機能プログラムや通信時に利用されるアドレス情報等のほか、CMOSセンサ201により取得された画像データに基づく撮像画像が記憶される。ここで、メモリ44に記憶された撮像画像の画像データが上述のようにLCD表示部21に出力されることで、LCD表示部21には既にカメラ部23を介して取得され保存されていた撮像画像が表示される。
【0045】
音声処理部43は、CPU45の制御にしたがって、RF回路部41から供給された信号に対して所定の音声処理を行うと共に、音声処理された信号をスピーカ22に出力する。スピーカ22は、音声処理部43から供給された信号に基づいて外部に放音(出力)する。また、音声処理部43は、CPU45の制御にしたがって、マイク12から入力された信号に対して所定の処理をすると共に、処理された信号をRF回路部41に出力する。RF回路部41は、音声処理部43から入力された信号に所定の処理を行うと共に、処理がされた信号をメインアンテナ40に出力する。
【0046】
電源部46は、バッテリ80を有して構成される。バッテリ80は、所定容量を有するリチウムイオン電池である。制御IC47は、電源部46から供給される電源電圧を所定の電源電圧に変換し、変換後の電源電圧を携帯電話機1における各部(例えば、CPU45等)に供給する。
【0047】
輝度センサ26は、携帯電話機1が開状態において、レンズ部23a側と反対側の輝度値を取得する。輝度センサ26は、取得した輝度情報をCPU45(輝度検知部260)に出力する。輝度情報は、CPU45(輝度検知部260)が第2輝度値を算出するために利用される。
【0048】
図4により、携帯電話機1における機能部等について説明する。
図4に示すように、携帯電話機1は、カメラ部23に含まれるレンズ部23a、CMOSセンサ201及び信号処理回路203と、CPU45に含まれる静止画像生成部210、輝度値取得部220、発光制御部230、被写体判定部240、モード検知部250、輝度検知部260、移動検知部270及び表示画像調整部280と、メモリ44と、ライト部24と、加速度センサ50と、輝度センサ26と、円状キー15bと、撮像指示部300と、LCD制御部42と、ドライバIC25と、LCD表示部21と、を備える。
【0049】
レンズ部23aは、撮像モード設定部(不図示)により設定された撮像モードに対応した焦点位置に各レンズが位置するようレンズ制御部(不図示)により制御される。
レンズ部23aは、上述の通り、第1焦点位置と第2焦点位置とに移動可能に構成される。レンズ部23aは、近接する被写体を撮像するマクロモードにおいては第1焦点位置に固定される。
【0050】
CMOSセンサ201は、第1方向としての水平ライン方向と、第2方向としての垂直ライン方向とを有する平面上に配列された複数の画素を有する撮像デバイスである。複数の画素それぞれは、不図示のフォトダイオードと、増幅器と、選択スイッチとを含んで構成される。また、CMOSセンサ201は、電荷信号を読み出すだめの水平転送回路と、垂直転送回路とを有する。
【0051】
複数の画素は、レンズ部23aを介して撮像された画像に対応して電荷信号を出力する。電荷信号は、水平転送回路及び垂直転送回路により、水平ラインに配列された画素ごとに読み出されると共に、垂直ラインにおいて順次読み出される。
【0052】
CMOセンサ201から読み出された電荷信号は、不図示のCDS(Correlated Double Sampling)部と、ゲイン部と、A/D変換部により所定の処理がなされた後、信号処理回路203に入力される。
【0053】
信号処理回路203は、入力された処理後信号から色信号や輝度信号を生成すると共に、画像信号としてのデジタルビデオ信号を生成する。信号処理回路203により生成された輝度信号は、輝度値取得部220にも利用される。
【0054】
CPU45は、静止画像生成部210と、輝度値取得部220と、発光制御部230と、被写体判定部240と、モード検知部250と、輝度検知部260と、移動検知部270と、表示画像調整部280とを含む。
【0055】
静止画像生成部210は、CMOSセンサ201(撮像部)により連続的に取得された画像データに基づいて、所定間隔で静止画像を生成する。静止画像生成部210は、例えば、カメラ機能が起動された場合、上記画像データに基づく静止画像の生成を開始するよう構成されてもよい。また、例えば、静止画像生成部210は、後述する撮像指示部300が後述する指示可能状態になった場合、上記画像データに基づく静止画像の生成を開始するよう構成されてもよい。
【0056】
静止画像生成部210により生成された静止画像は、プレビュー画像としてLCD制御部42に表示される。また、静止画像生成部210により生成された静止画像は、後述する撮像指示部300からの指示に基づいて、撮像画像としてメモリ44に記憶される。
また、静止画像生成部210により生成された静止画像は、後述する輝度値取得部220による第1輝度値の取得に利用される。
【0057】
輝度値取得部220は、CMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて、撮像環境の明るさを示す第1輝度値を連続的に取得する。具体的には、輝度値取得部220は、静止画像生成部210により生成された複数の静止画像それぞれにおける画像データに基づいて、撮像環境の明るさを示す第1輝度値を連続的に取得する。
【0058】
輝度値取得部220は、例えば、静止画像における予め定められた複数の位置における輝度値を平均することで、第1輝度値を取得する。
輝度値取得部220は、信号処理回路203により生成された輝度信号等から第1輝度値を取得する。
【0059】
本実施形態において、輝度値取得部220は、後述する撮像指示部300が指示可能状態である場合に第1輝度値を取得する。輝度値取得部220は、撮像指示部300が指示可能状態である場合に静止画像生成部210により生成された静止画像の(静止)画像データに基づいて、第1輝度値を取得する。
【0060】
発光制御部230は、上記連続して取得された第1輝度値が所定数連続して所定条件を満たす場合、ライト部24(発光部)の状態を切り替える。
具体的には、発光制御部230は、静止画像生成部210により連続して生成された静止画像に基づく第1輝度値が所定数連続して所定条件を満たす場合、ライト部24の発光した状態を切り替える。発光制御部230は、連続的に発光する発光した状態と、発光しない消光状態とに状態変更又は状態維持させる。ここで、所定数は適宜設定できる(例えば、3)。所定数を「3」と設定した場合、所定条件を満たす第1輝度値が3回連続して取得された場合、ライト部24の発光した状態が状態変更等される。
【0061】
発光制御部230は、第1輝度値が所定数連続して所定の第1閾値未満である場合、ライト部24を発光した状態とする。
具体的には、発光制御部230は、静止画像生成部210により連続して生成された静止画像に基づく第1輝度値が所定数連続して第1閾値未満である場合、ライト部24を発光した状態に状態変更又は発光した状態である場合には状態維持させる。
発光制御部230は、撮像環境の明るさが所定未満の場合にライト部24を発光した状態にする。
ここで、第1閾値は、CMOSセンサ201の性能等に応じて、適宜設定できる。
【0062】
また、発光制御部230は、後述する被写体判定部240により、第1輝度値が取得された静止画像に所定の被写体が含まれていないと判定された場合、第1輝度値に基づくライト部24の制御を行わないと共に、ライト部24が発光した状態に状態変更することを規制する。発光制御部230は、撮像環境の明るさが所定未満の場合でも、所定の被写体が撮像されていない場合には、ライト部24を発光した状態にさせない。
【0063】
また、発光制御部230は、撮像モードが遠景モード(第1撮像モード)である場合、第1輝度値に基づくライト部24の制御を行わないと共に、ライト部24が発光した状態に状態変更することを規制する。撮像モードは、後述するモード検知部250により検知される。
【0064】
発光制御部230は、第1輝度値が所定数連続して第1閾値以上である場合、ライト部24を消光状態とする。
具体的には、発光制御部230は、静止画像生成部210により連続して生成された静止画像に基づく第1輝度値が所定数連続して第1閾値以上である場合、ライト部24を消光状態に状態変更又は状態維持させる。
発光制御部230は、撮像環境の明るさが所定以上の場合にライト部24を消光状態にする。
【0065】
発光制御部230は、第1輝度値に基づいてライト部24を発光した状態に状態変化させた場合、ライト部24を発光した状態に状態変化させた後に第1輝度値が所定数連続して第1閾値以上であっても、ライト部24を発光した状態のまま維持する。
具体的には、発光制御部230は、第1輝度値に基づいてライト部24を発光した状態に状態変化させた場合、ライト部24を発光した状態に状態変化させた後に静止画像生成部210により更に連続して生成された静止画像に基づく第1輝度値が所定数だけ連続して第1閾値以上であっても、ライト部24を発光した状態のまま維持する。
発光制御部230は、ライト部24が発光した状態であって撮像環境が所定以上明るい場合に、ライト部24からの光に起因する撮像環境の変化(明るくなる)によりライト部24を消光状態に切り替えないように構成される。ライト部24が発光した状態と消光状態とに連続して交互に切り替えられる(点滅発光する)ことを抑制する。
【0066】
発光制御部230は、第1輝度値に基づいてライト部24を発光した状態に状態変化させた場合、ライト部24を発光した状態に状態変化させた後に第1輝度値が所定数連続して第1閾値以上であると判定すると、ライト部24を消光状態に状態変更させると共に、所定時間後に発光した状態に状態変更させ、ライト部24が消光状態であるときに第1輝度値が所定数連続して前記所定の条件を満たす場合、ライト部24を状態変更又は状態維持させる。
具体的には、発光制御部230は、第1輝度値に基づいてライト部24を発光した状態に状態変化させた場合、ライト部24を発光した状態に状態変化させた後に静止画像生成部210により更に連続して生成された静止画像に基づく第1輝度値が所定数だけ連続して第1閾値以上であると判定すると、ライト部24を消光状態に状態変更させ、ライト部24が消光状態であるときにCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて静止画像生成部210により連続して生成された静止画像に基づく前記第1輝度値が所定数だけ連続して所定の条件を満たす場合、ライト部24を状態変更又は状態維持させる。
つまり、発光制御部230は、ライト部24が発光した状態の場合、撮像環境における正しい第1輝度値を測定するため、ライト部24を所定時間だけ消光状態に状態変更させる。ライト部24が消光状態のときに、輝度値取得部220は、第1輝度値を取得する。そして、発光制御部230は、ライト部24が消光状態において取得された第1輝度値に基づいて、ライト部24を状態変更又は状態維持させる。
【0067】
発光制御部230は、輝度値取得部220により取得された第1輝度値から得られる第1輝度値に加えて、輝度検知部260により取得された第2輝度値から得られる第2輝度値に基づいて、ライト部24を制御する。
発光制御部230は、レンズ部23aを介してCMOSセンサ201により取得された画像データから取得される第1輝度値だけでなく、レンズ部23aと反対側に配置された輝度センサ26からの情報に基づいて取得される第2輝度値とにも基づいて、ライト部24を状態変更等させる。
【0068】
発光制御部230は、第1輝度値に基づいてライト部24を発光した状態に状態変化させた場合、ライト部24が発光した状態にある間は第1輝度値に基づくライト部24の制御を行わないよう構成される。そして、発光制御部230は、第2輝度値が第2閾値未満である場合、ライト部24を発光した状態で状態維持させ、第2輝度値が第2閾値以上である場合、ライト部24を消光状態に状態変更させる。
発光制御部230は、ライト部24が発光した状態に変更された場合、第2輝度値に基づいてライト部24の状態を制御するよう構成されてもよい。
発光制御部230は、第1輝度値が取得されるタイミングでレンズ部23aが指等で覆われた場合であっても、輝度センサ26により取得された情報に基づく第2輝度値を利用して、ライト部24の状態を適正に制御する。
【0069】
発光制御部230は、第1輝度値に基づいてライト部24を発光した状態に状態変化させた場合、ライト部24が発光した状態にある間は、第1輝度値に基づくライト部24の制御を行わない。そして、発光制御部230は、撮像モードがマクロモード(第2撮像モード)である場合には、更に第2輝度値に基づくライト部の制御も行わず、ライト部24を発光した状態で状態維持させる。
撮像モードがマクロモードである場合、携帯電話機1自体が被写体に近接されるが、この場合に携帯電話機1自体の影で被写体が暗くなる場合がある。発光制御部230は、このような場合であっても被写体の明るさを所定以上にするため、ライト部24を発光した状態で維持させる。
【0070】
発光制御部230は、第1輝度値に基づくライト部24の制御を停止した状態において、加速度センサ50(センサ)により出力された移動情報により筐体における所定の移動を検知した場合、第1輝度値に基づくライト部24の制御を開始する。
発光制御部230は、例えば、第1輝度値が一定数以上連続した場合、第1輝度値に基づくライト部24の制御を停止するよう構成できる。そして、携帯電話機1は、第1輝度値に基づくライト部24の制御が停止された状態において、別の被写体を撮像するため携帯電話機1が大きく移動された場合、第1輝度値に基づくライト部24の制御を再開する。
【0071】
被写体判定部240は、画像データに基づいた静止画像に所定の被写体が含まれるか否かを判定する。
具体的には、被写体判定部240は、画像データから静止画像生成部210により生成された静止画像に基づいて、当該静止画像に所定の被写体が含まれるか否かを判定する。
所定の画像は、例えば、人体(顔や体の全部又は一部)等である。
被写体判定部240は、所定の画像認識ソフトや顔認識ソフト等を利用するものであってもよい。
【0072】
モード検知部250は、携帯電話機1における撮像モードを検知する。
本実施形態における携帯電話機1は、所定距離以上離間した被写体を撮像するための遠景モード(第1撮像モード)と、所定距離未満離間した被写体を撮像するためのマクロモード(第2撮像モード)とに状態変更可能に構成される。
モード検知部250は、例えば、モード設定部(不図示)からの設定情報や、レンズ部23aを構成するレンズの位置情報や、画像データを解析した画像解析情報等により、撮像モードを検知する。
【0073】
輝度検知部260は、輝度センサ26により取得された情報に基づいて、第2輝度値を取得する。
【0074】
移動検知部270は、携帯電話機1の移動を検知する。移動検知部270は、加速度センサ50からの情報に基づいて、携帯電話機1における所定の移動を検知する。
所定の移動としては、例えば、所定距離以上の移動や、携帯電話機1のレンズ部23aの向きを変えるような移動を例示できる。
【0075】
表示画像調整部280は、ライト部24が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、消光状態においてCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいた静止画像に代えて、消光状態に変更される直前にCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいた静止画像を選択してLCD表示部21に表示させる。
具体的には、表示画像調整部280は、ライト部24が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、消光状態においてCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて静止画像生成部210により生成された静止画像に代えて、消光状態に変更される直前にCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて静止画像生成部210により生成された静止画像を選択してLCD表示部21に表示させる。
【0076】
また、表示画像調整部280は、ライト部24が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、消光状態に変更される直前にCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいた静止画像と、消光状態に状態変更されてからCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいた静止画像とを補間処理して補間画像を生成すると共に、消光状態においてCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいた静止画像に代えて、補間画像をLCD表示部21に表示させる。
具体的には、表示画像調整部280は、ライト部24が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、消光状態に変更される直前にCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて静止画像生成部210により生成された静止画像と、消光状態に状態変更されてからCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて生成された静止画像とを補間処理して補間画像を生成すると共に、消光状態においてCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて静止画像生成部210により生成された静止画像に代えて、補間画像をLCD表示部21に表示させる。
【0077】
また、表示画像調整部280は、ライト部24が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、消光状態に変更される直前にCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいた複数の静止画像に基づいて予測静止画像を生成すると共に、消光状態においてCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいた静止画像に代えて、予測静止画像を前LCD表示部21に表示させる。
具体的には、表示画像調整部280は、ライト部24が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、消光状態に変更される直前にCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて静止画像生成部210により生成された複数の静止画像に基づいて予測静止画像を生成すると共に、消光状態においてCMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて静止画像生成部210により生成された静止画像に代えて、予測静止画像をLCD表示部21に表示させる。
【0078】
メモリ44は、各種情報や各種機能を動作させるためのプログラムを記憶する。また、メモリ44は、第1閾値や第2閾値に関する閾値情報を記憶する。また、メモリ44は、撮像画像を含む所定の画像に関する画像情報を記憶する。
【0079】
加速度センサ50は、携帯電話機1(筐体)における加速度情報(移動情報)を取得する。また、加速度センサ50は、携帯電話機1(筐体)における移動情報を移動検知部270に出力する。
【0080】
ライト部24は、開状態の携帯電話機1(筐体)におけるレンズ部23aと同じ側に配置される。ライト部24は、発光した状態又は消光状態のいずれかの状態となる。ライト部24は、発光した状態と消光状態とに状態変更可能に構成される。ライト部24は、上述の通り、発光制御部230により発光した状態が切り替えられる。
【0081】
輝度センサ26は、開状態の携帯電話機1(筐体)におけるレンズ部23aが配置された側と反対側に配置される。輝度センサ26は、レンズ部23aと反対側における輝度情報を取得する。輝度センサ26は、被写体と反対側における輝度情報を取得する。
輝度センサ26としては、例えば、輝度センサ、照度センサ、他のカメラ部(インカメラ)等を用いることができる。
【0082】
円状キー15bは、カメラ機能が起動している状態において、撮像指示部300に対するユーザーの操作を受け付ける操作受付部として機能する。
円状キー15bは、ユーザーからの押下操作により、半押状態と、全押状態とに状態変化可能に構成される。円状キー15bが半押状態の場合、撮像指示部300は、後述する指示可能状態となる。また、円状キー15bが全押状態の場合、撮像指示部300は、後述する指示状態となる。
【0083】
撮像指示部300は、CMOSセンサ201により取得された画像データのうち、所定の画像データに基づいた静止画像を撮像画像とすることを指示する。
撮像指示部300は、静止画像生成部210により生成された静止画像のうち、所定の静止画像を撮像画像とすることを指示する。
【0084】
撮像指示部300は、所定の静止画像を撮像画像とすることを指示できない指示不可能状態と、所定の静止画像を撮像画像とすることを指示できる指示可能状態と、所定の静止画像を撮像画像とすることを指示する指示状態とに状態変化可能に構成される。
【0085】
撮像指示部300は、上述の円状キー15bが押下されていない場合には指示不可能状態となり、円状キー15bが半押状態の場合には指示可能状態となり、円状キー15bが全押状態の場合には指示状態となる。
【0086】
ここで、撮像指示部300が指示可能状態の場合、例えば、輝度値取得部220は、静止画像から輝度情報を取得する。
また、撮像指示部300が指示可能状態の場合、例えば、LCD表示部21は、静止画像(プレビュー画像)を表示させる。
【0087】
LCD表示部21は、CMOSセンサ201により取得された画像データに基づいた静止画像を表示可能に構成される。LCD表示部21は、静止画像生成部210により上記画像データに基づいて生成された静止画像を表示可能に構成される。LCD表示部21は、プレビュー画像としての静止画像や、撮像画像としての静止画像を表示可能に構成される。LCD表示部21は、上述の補間画像や、予測静止画像も表示可能に構成される。
LCD制御部42、ドライバIC25は、上述の通りである。
【0088】
続けて、図5から図9により、携帯電話機1における動作について説明する。
図5は、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における一例を説明するフロー図である。図6は、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明するフロー図である。図7は、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明するフロー図である。図8は、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明するフロー図である。図9は、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明するフロー図である。
【0089】
まず、図5により、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御の一例を説明する。
最初に、図5に示すように、ステップST101において、ユーザーが所定の操作を行うことで、カメラ機能が起動される。
次いで、ステップST102において、カメラ機能が起動されると、CMOSセンサ201は、レンズ部23aを介して被写体の画像を画像データとして取得する。
続けて、ステップST103において、静止画像生成部210は、CMOSセンサ201により取得された画像データに基づいて、静止画像を所定間隔で連続的に生成する。
【0090】
続けて、ステップST104において、ユーザーが円状キー15bを半押しすることで、撮像指示部300は撮像可能状態となる。
これにより、ステップST105において、輝度値取得部220は、連続的に生成される静止画像から連続的又は間欠的に第1輝度値を取得する。
【0091】
続けて、ステップST106において、発光制御部230は、輝度値取得部220により取得された第1輝度値が第1閾値未満であるかを判定する。
第1輝度値が第1閾値未満である場合(ステップST106、YES)、ステップST107において、発光制御部230は、第1閾値未満である第1輝度値の数(検出回数)をカウントすると共に、所定数連続したか(連続して第1輝度値が第1閾値未満であるか)を判定する。
【0092】
カウント数が所定数未満である場合(所定数連続していない場合、ステップST107、NO)、発光制御部230は、続けて取得される第1輝度値が第1閾値未満であるかを続けて判定する。
カウント数が所定数となった(第1閾値未満である第1輝度値の数(検出回数)が所定数連続した)場合(ステップST107、YES)、ステップST108において、発光制御部230は、ライト部24を発光した状態にする。
【0093】
第1輝度値が第1閾値未満である場合(ステップST106、NO)、ステップST109において、発光制御部230は、第1閾値以上である第1輝度値の数(検出回数)をカウントすると共に、所定数連続したか(連続して第1輝度値が第1閾値以上であるか)を判定する。
【0094】
カウント数が所定数未満である場合(所定数連続していない場合、ステップST109、NO)、発光制御部230は、続けて取得される第1輝度値が第1閾値以上であるかを続けて判定する。
【0095】
カウント数が所定数となった(第1閾値以上である第1輝度値の数(検出回数)が所定数連続した)場合(ステップST109、YES)、ステップST110において、発光制御部230は、ライト部24を消光状態にする。
【0096】
続けて、ステップST111において、表示画像調整部280は、LCD表示部21にプレビュー画像(静止画像)を表示させる。
【0097】
続けて、ステップST112において、ユーザーが円状キー15bを更に押下して全押しすることで、撮像指示部300は、撮像指示状態となり、ユーザーの押下操作に対応したタイミングで生成された静止画像を撮像画像とする。ここで、引き続き被写体の撮像を継続する場合、発光制御部230は、所定時間継続して発光した状態を維持するよう構成されてもよい。
ステップST113において、ユーザーが所定の操作をすることで、カメラ機能が終了する。
【0098】
次いで、図6により、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明する。具体的には、被写体判定部240を利用したライト部24の発光制御について説明する。図6においては、図5のAに対応する部分のみ表示し、表示されていないステップは、図5における説明の内容を援用する。また、図5における符号と同じ符号が付してあるステップは、図5における説明の内容を援用する。
【0099】
図6に示すように、第1閾値未満である第1輝度値の数(検出回数)が所定数連続した場合(ステップST107、YES)、ステップST201において、被写体判定部240は、静止画像に被写体が含まれるか否かを判定する。
静止画像に被写体が含まれると判定された場合(ステップST201、YES)、発光制御部230は、ライト部24を発光した状態にする。
静止画像に被写体が含まれないと判定された場合、発光制御部230は、第1閾値未満である第1輝度値の数(検出回数)が所定数連続しても、ライト部24を消光状態にする。
【0100】
次いで、図7により、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明する。具体的には、モード検知部250を利用したライト部24の発光制御について説明する。図7においては、図5のAに対応する部分のみ表示し、表示されていないステップは、図5における説明の内容を援用する。また、図5における符号と同じ符号が付してあるステップは、図5における説明の内容を援用する。
【0101】
図7に示すように、第1閾値未満である第1輝度値の数(検出回数)が所定数連続した場合(ステップST107、YES)、ステップST301において、モード検知部250は、撮像モードがマクロモードであるか否かを判定する。
撮像モードがマクロモードであると判定された場合(ステップST301、YES)、発光制御部230は、ライト部24を発光した状態にする。
撮像モードがマクロモードではない(遠景モードである)と判定された場合、発光制御部230は、第1閾値未満である第1輝度値の数(検出回数)が所定数連続しても、ライト部24を消光状態にする。
【0102】
次いで、図8により、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明する。具体的には、ライト部24発光した状態において、撮像動作を行う場合におけるライト部24の発光制御について説明する。図8においては、図5のBに対応する部分のみ表示し、表示されていないステップは、図5における説明の内容を援用する。また、図5における符号と同じ符号が付してあるステップは、図5における説明の内容を援用する。
【0103】
図8に示すように、ライト部24が発光した状態である場合に、所定時間(例えば一分間)経過すると(ステップST401)、ステップST402において、発光制御部230は、ライト部24を発光した状態から消光状態に状態変更させる。
【0104】
ここで、ステップST403において、輝度値取得部220は、ライト部24が消光状態において取得された画像データから連続的に生成される静止画像より連続的又は間欠的に第1輝度値を取得する。
【0105】
以降の処理において、ステップST404からステップST411は、図5におけるステップST106からステップST113に対応する。
ここで、ステップST409において、表示画像調整部280は、ライト部24が消光状態に取得した画像データより、生成される静止画像が十分に明るくない可能性があるため、ライト部24が消灯状態に切り替わる直前の静止画像や、補間処理された補間画像や、予測静止画像等を表示させることができる。
【0106】
次いで、図9により、携帯電話機1におけるライト部24の発光制御における他の例を説明する。具体的には、輝度センサ26からの情報を利用した場合におけるライト部24の発光制御について説明する。図9においては、図5のBに対応する部分のみ表示し、表示されていないステップは、図5における説明の内容を援用する。また、図5における符号と同じ符号が付してあるステップは、図5における説明の内容を援用する。
【0107】
図9に示すように、ライト部24が発光した状態である場合、ステップ501において、輝度検知部260は、輝度センサ26からの情報に基づいて、第2輝度値を取得する。
【0108】
続けて、ステップST502において、発光制御部230は、輝度検知部260により取得された第2輝度値が第2閾値未満であるかを判定する。
【0109】
第2輝度値が第2閾値未満である場合(ステップST502、YES)、ステップST503において、発光制御部230は、ライト部24を発光した状態にする。
【0110】
第2輝度値が第2閾値以上である場合(ステップST502、NO)、ステップST504において、モード検知部250は、撮像モードがマクロモードであるか否かを判定する。
【0111】
撮像モードがマクロモードであると判定された場合(ステップST504、YES)、発光制御部230は、第2輝度値が第2閾値以上であるが、ライト部24を発光した状態にする(ステップST503)。
【0112】
撮像モードがマクロモードではない(遠景モードである)と判定された場合、発光制御部230は、ライト部24を消光状態にする(ステップST505)。
【0113】
以降の処理において、ステップST506からステップST508は、図5におけるステップST111からステップST113に対応する。
【0114】
本実施形態によれば、携帯電話機1は、CMOSセンサ201により取得された画像データに基づいた静止画像から撮像環境の明るさを示す第1輝度値を取得すると共に、第1輝度値が所定数連続して第1閾値未満の場合にはライト部24を発光した状態にし、第1輝度値が所定数連続して第1閾値以上である場合にはライト部24を消光状態にする。
これにより、携帯電話機1は、適切なタイミングでライト部24の状態を制御することができる。また、携帯電話機1は、撮像環境の明るさを検出するセンサを別途設けることなく、適切なタイミングでライト部24を制御することができる。
【0115】
また、本実施形態によれば、携帯電話機1は、第1輝度値に基づいたライト部24の発光制御を行うと共に、静止画像に被写体が含まれていない場合や、撮像モードが遠景モードである場合には、第1輝度値が所定数連続して第1閾値未満である場合であっても、ライト部24を発光した状態に状態変化させないよう構成できる。
これにより、携帯電話機1は、より適切なタイミングでライト部24の状態を制御できる。
【0116】
また、本実施形態によれば、携帯電話機1は、ライト部24を発光した状態に切り替えた場合、所定時間だけそのままライト部24の発光した状態を維持するよう構成できる。
これにより、携帯電話機1は、連続した次の撮像動作時において、ライト部24からの光により撮像環境が明るくなったことに起因してライト部24が消光状態になることを抑制できる。
【0117】
また、本実施形態によれば、携帯電話機1は、ライト部24を発光した状態に切り替えた場合、連続する次の撮像動作時において、ライト部24を発光した状態から所定時間だけ消光状態に切り替える(また、発光した状態に戻す)よう構成できる。
これにより、携帯電話機1は、連続した次の撮像動作時において、ライト部24からの光により撮像環境が明るくなったことに起因してライト部24が消光状態になり、更に、ライト部24からの光が無くなったことで撮像環境が暗くなったことに起因してライト部24が消光状態に切り替えられる、というライト部が点滅してしまうことを抑制できる。
【0118】
また、本実施形態によれば、携帯電話機1は、上記のようにライト部24を発光した状態から消光状態に状態変化させた場合、LCD表示部21に表示させる静止画像を調整・選択するよう構成できる。
これにより、携帯電話機1は、ライト部24が消光状態において取得された画像データに基づく静止画像が暗い等の理由で不鮮明な場合でも、LCD表示部21にユーザが違和感を感じないプレビュー画像を表示できる。
【0119】
また、本実施形態によれば、携帯電話機1は、筐体におけるレンズ部23aとは反対側に配置された輝度センサ26を介して被写体側と反対側における撮像環境の明るさを検知することができると共に、第1輝度値に加えて、該第2輝度値に基づいてライト部24の状態を制御するよう構成できる。また、この場合、携帯電話機1は、ライト部24が発光した状態に状態変更された場合、第1輝度値に基づくライト部24の制御を停止し、第2輝度値に基づくライト部24の制御を実行するよう構成できる。
これにより、携帯電話機1は、より適切なタイミングでライト部24の状態を制御できる。
【0120】
また、本実施形態によれば、携帯電話機1は、ライト部24が発光した状態に状態変更された状態において、撮像モードがマクロモードである場合、ライト部24を発光した状態のまま維持する。
携帯電話機1は、上述の通り、マクロモードにおいてライト部24を発光した状態で維持するので、被写体が携帯電話機1の影により暗くなる場合における悪影響を抑制できる。
【0121】
また、本実施形態によれば、携帯電話機1は、第1輝度値に基づくライト部24の制御を停止した状態において、所定の移動を検知した場合には、第1輝度値に基づくライト部24の制御を再開するよう構成できる。
これにより、携帯電話機1は、被写体が変更された場合、自動的に適切なタイミングでライト部24を発光等させることができる。
【0122】
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、携帯電子機器として携帯電話機1について説明しているが、これに限定されず、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
【0123】
また、本実施形態においては、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(水平回転)式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。
【符号の説明】
【0124】
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
23 カメラ部
23a レンズ部
24 ライト部
44 メモリ
45 CPU
50 加速度センサ
201 CMOSセンサ
300 撮像指示部
210 静止画像生成部
220 輝度値取得部
230 発光制御部




【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体に配置されるレンズ部と、
前記レンズ部により結像された画像を画像データとして連続的に取得する撮像部と、
前記撮像部により取得された画像データのうち、所定の画像データに基づいた静止画像を撮像画像とすることを指示する撮像指示部と、
前記筐体における前記レンズ部と同じ側に配置される発光部と、
前記撮像部により取得された画像データに基づいて、撮像環境の明るさを示す第1輝度値を取得し、
当該取得された前記第1輝度値に応じて前記発光部の発光状態を制御する制御部と、を備える
携帯電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、
前記第1輝度値が所定の第1閾値未満である場合、前記発光部を発光した状態とする
請求項1に記載の携帯電子機器。
【請求項3】
前記画像データに基づいた静止画像に所定の被写体が含まれるか否かを判定する被写体判定部と、を備え、
前記制御部は、
前記被写体判定部により、前記第1輝度値が取得された静止画像に所定の被写体が含まれていないと判定された場合、前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を行わないと共に、前記発光部が発光した状態に状態変更することを規制する
請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
【請求項4】
所定距離以上離間した被写体を撮像するための第1撮像モードに状態変更可能に構成され、
前記制御部は、
撮像モードが前記第1撮像モードである場合、前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を行わないと共に、前記発光部が発光した状態に状態変更することを規制する
請求項1から3のいずれかに記載の携帯電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第1輝度値が第1閾値以上である場合、前記発光部を消光状態とする
請求項1から4のいずれかに記載の携帯電子機器。
【請求項6】
前記制御部は、
前記第1輝度値に基づいて前記発光部を発光した状態に状態変化させた場合、前記発光部を発光した状態に状態変化させた後に前記第1輝度値が第1閾値以上であっても、前記発光部を発光した状態のまま維持する
請求項1から5のいずれかに記載の携帯電子機器。
【請求項7】
前記制御部は、
前記第1輝度値に基づいて前記発光部を発光した状態に状態変化させてから所定時間以上経過した場合、
前記発光部を消光状態に状態変更させ、
前記発光部が消光状態であるときに前記第1輝度値が前記所定の条件を満たす場合、前記発光部を状態変更又は状態維持させる
請求項1から6のいずれかに記載の携帯電子機器。
【請求項8】
前記画像データに基づいた表示を行なう表示部と、を備え、
前記制御部は、
前記発光部が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、
消光状態において前記撮像部により取得された画像データに基づいた画像に代えて、消光状態に変更される直前に前記撮像部により取得された画像データに基づいた画像を選択して前記表示部に表示させる
請求項7に記載の携帯電子機器。
【請求項9】
前記画像データに基づいた静止画像を表示する表示部と、を備え、
前記制御部は、
前記発光部が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、
消光状態に変更される直前に前記撮像部により取得された画像データに基づいた静止画像と、消光状態に状態変更されてから前記撮像部により取得された画像データに基づく静止画像とを補間処理して補間画像を生成すると共に、
消光状態において前記撮像部により取得された画像データに基づいた静止画像に代えて、前記補間画像を前記表示部に表示させる
請求項7に記載の携帯電子機器。
【請求項10】
前記画像データに基づいた静止画像を表示する表示部と、を備え、
前記制御部は、
前記発光部が発光した状態から消光状態に状態変更された場合、
消光状態に変更される直前に前記撮像部により取得された画像データに基づいた複数の静止画像に基づいて予測静止画像を生成すると共に、
消光状態において前記撮像部により取得された画像データに基づいた静止画像に代えて、前記予測静止画像を前記表示部に表示させる
請求項7に記載の携帯電子機器。
【請求項11】
前記筐体における前記レンズ部が配置された側と反対側に配置される輝度センサと、を備え、
前記制御部は、
前記輝度センサにより取得された情報に基づいて、第2輝度値を取得すると共に、前記制御部により取得された前記第1輝度値に加えて、前記第2輝度値に基づいて、前記発光部を制御する
請求項1から10のいずれかに記載の携帯電子機器。
【請求項12】
前記制御部は、前記第1輝度値に基づいて前記発光部を発光した状態に状態変化させた場合、前記発光部が発光した状態にある間は前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を行わないと共に、
前記第2輝度値が第2閾値未満である場合、前記発光部を発光した状態で状態維持させ、
前記第2輝度値が前記第2閾値以上である場合、前記発光部を消光状態に状態変更させる
請求項11に記載の携帯電子機器。
【請求項13】
所定距離未満だけ離間した被写体を撮像するための第2撮像モードに状態変更可能に構成され、
前記制御部は、前記第1輝度値に基づいて前記発光部を発光した状態に状態変化させた場合、
前記発光部が発光した状態にある間は、前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を行わないと共に、
撮像モードが前記第2撮像モードである場合には、更に前記第2輝度値に基づく前記発光部の制御も行わず、前記発光部を発光した状態で状態維持させる
請求項11又は12に記載の携帯電子機器。
【請求項14】
前記筐体における移動情報を出力するセンサと、を備え、
前記制御部は、
前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を停止した状態において、前記センサにより出力された移動情報により前記筐体における所定の移動を検知した場合、前記第1輝度値に基づく前記発光部の制御を開始する
請求項1から13のいずれかに記載の携帯電子機器。
【請求項15】
前記撮像指示部は、
所定の静止画像を撮像画像とすることを指示できない指示不可能状態と、
所定の静止画像を撮像画像とすることを指示できる指示可能状態と、
所定の静止画像を撮像画像とすることを指示する指示状態と、
に状態変化可能に構成され、
前記制御部は、
前記撮像指示部が前記指示可能状態である場合に前記第1輝度値を取得する
請求項1から14のいずれかに記載の携帯電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−138687(P2012−138687A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−288632(P2010−288632)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】