説明

携帯電話端末の機能制御システム及びその方法

【課題】利用者毎に使用エリア、使用機能を細かく制御できること。
【解決手段】携帯電話端末100は、利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶領域170と、携帯電話端末100の各種機能の制御に係る各種機能制御情報を記憶する機能制御情報記憶部130と、利用者識別情報をゲート装置200に送信するICタグ通信部120と、携帯電話端末100全体の処理を司る主制御部110とを備え。ゲート装置200は、各種機能制御情報を利用者毎に記憶し、ICタグ通信部120から利用者識別情報を受信し、利用者識別情報に該当する各種機能制御情報を抽出してICタグ通信部120に送信し、機能制御情報記憶部130は各種機能制御情報を記憶し、主制御部110は、各種機能制御情報を基にし、内蔵時計150から入手した現在時刻と、GPS機能部160による現在位置情報と、利用者識別情報とから、各種機能の使用の可否を判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話端末に内蔵された非接触ICタグを入場時にリーダーに読み込ませた時に、入退場管理装置から利用者毎の利用可能な機能とその利用可能な時間、利用可能な場所の情報を携帯電話側に受信し、その条件により携帯電話の発着信とメール送受信、カメラ機能、録音機能等、当該利用場所、利用時間において抑止されるべき機能の利用を抑止する携帯電話端末の機能制御システム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
イベントやコンサート会場等の携帯電話端末の使用が自粛されるような場所では、来場した利用者に自発的に携帯電話端末の電源を切る又はマナーモードに切り替えてもらう等を励行してきた。
【0003】
しかしながら、あくまでも個々の利用者の自発性に依拠したものであり、確実に来場している利用者の携帯電話端末の電源をOFFにすることは難しい。
【0004】
又、必ずしも携帯電話端末の電源を切らなくても良く、マナーモードでよい場合、若しくはメール機能だけは許容される場合等もあり、一律に電源OFFを励行するのは実状にそぐわないということもあった。
【0005】
そこで、ゲート装置より複数種類の機能のそれぞれについての使用制限に関する機能制限情報が含まれる機能制限情報テーブルの内容を携帯電話端末に送信し、携帯電話端末では機能制限情報テーブルの内容を記憶し、この機能制限情報の内容に従って、入場時にカメラ撮影や録音、着信音発生の機能をOFFにする等、機能毎に個別に実行制限等の実行制御を行う発明が特許文献1及び2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−349994号公報
【特許文献2】特開2007−023619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示されている発明は、位置等の使用する状況が変化しても、当初得られた制御情報を基に実行制限を行うという問題点があった。その理由は携帯電話端末の現在位置情報による制御を考慮されていないからである。
【0008】
又、特許文献2に開示されている発明は、位置情報による機能制御を行う場合は、ゲート装置が必要であるという問題点があった。その理由はゲート装置を通るタイミングでその制御の開始と終了が制御されるためである。
【0009】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、利用者識別情報と時刻とGPSを利用した詳細な位置情報を組み合わせることにより、利用者毎に使用エリア、使用機能を細かく制御できる携帯電話端末の機能制御システム及びその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の問題を解決するため、本発明に係る携帯電話端末の機能制御システムは、通話機能、メール機能及びカメラ機能を含む各種機能と、GPS機能と、内蔵時計とを有する携帯電話端末並びに管理装置を備えた携帯電話端末の機能制御システムであって、前記携帯電話端末は、利用者を識別する情報である利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶領域と、前記各種機能の制御に係る各種機能制御情報を記憶する機能制御情報記憶部と、前記利用者識別情報を前記管理装置に送信する通信部と、前記携帯電話端末全体の処理を司る主制御部と、を備え、前記管理装置は、前記各種機能制御情報を利用者毎に記憶し、前記通信部との通信で前記利用者識別情報を受信し、前記利用者識別情報に該当する前記利用者の前記各種機能制御情報を抽出し、前記各種機能制御情報を送信し、前記通信部は、前記各種機能制御情報を受信し、前記機能制御情報記憶部は、前記主制御部を経由して前記各種機能制御情報を記憶し、前記主制御部は、前記各種機能制御情報を基にし、前記内蔵時計から入手した現在時刻と、前記GPS機能による現在位置情報と、前記利用者識別情報とから、前記各種機能の使用の可否を判定することを特徴とする。
【0011】
上述の問題を解決するため、本発明に係る携帯電話端末の機能制御方法は、通話機能、メール機能及びカメラ機能を含む各種機能と、GPS機能と、内蔵時計とを有する携帯電話端末並びに管理装置を備えた携帯電話端末の機能制御方法であって、前記携帯電話端末が、利用者を識別する情報である利用者識別情報を記憶する手順と、前記携帯電話端末が、前記利用者識別情報を前記管理装置に送信する手順と、前記管理装置が、前記各種機能の制御に係る各種機能制御情報を利用者毎に記憶する手順と、前記管理装置が、前記利用者識別情報を受信する手順と、前記管理装置が、前記利用者識別情報に該当する前記利用者の前記各種機能制御情報を抽出する手順と、前記管理装置が、前記各種機能制御情報を送信する手順と、前記携帯電話端末が、前記各種機能制御情報を受信する手順と前記携帯電話端末が、前記各種機能制御情報を記憶する手順と、前記携帯電話端末が、前記各種機能制御情報を基にし、前記内蔵時計から入手した現在時刻と、前記GPS機能による現在位置情報と、前記利用者識別情報とから、前記各種機能の使用の可否を判定する手順と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、利用者識別情報と時刻とGPSを利用した詳細な位置情報を組み合わせて利用者毎に使用エリア、使用機能を細かく制御できる携帯電話端末の機能制御システム及びその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話端末の機能制御システムの構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話端末の機能制御システムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話端末の機能制御システム1について説明する。
【0015】
図1によると、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話端末の機能制御システムは、携帯電話端末100及び管理装置であるゲート装置200を有する。
【0016】
管理装置は、各種機能制御情報を利用者毎に記憶し、携帯電話端末の通信部との通信で利用者識別情報を受信し、利用者識別情報に該当する利用者の各種機能制御情報を抽出し、各種機能制御情報を送信するものである。又、携帯電話端末の通信部は、この各種機能制御情報を受信する。
【0017】
携帯電話端末100は、全体の処理を司る主制御部110と、通信部として非接触通信を行なうICタグ通信部120と、通話機能、メール機能及びカメラ機能等の各種機能の制御に係る各種機能制御情報を記憶する機能制御情報記憶部130と、各機能の制御を行う各種機能制御部140と、内蔵時計150と、GPS機能部160と、利用者を識別する情報である利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶領域170とを備えている。
【0018】
ICタグ通信部120は非接触通信機能を備えている。
【0019】
機能制御情報記憶部130は、機能ごと、時間ごと、場所(位置情報)ごとに機能使用可能か否かを示す機能制御情報を記憶している機能制御情報記憶領域131を備えている。
【0020】
各種機能制御部140は、通話機能部141と、メール機能部142と、カメラ機能部143とを備えている。
【0021】
ゲート装置200は、ICタグリーダ・ライタ装置210と、入退場ゲート制御部220と、利用者毎に前記各種機能を制御する情報である各種機能制御情報を記憶する各種機能制御情報記憶領域230とを備えている。
【0022】
なお、通信部の通信方式は非接触通信に限らず、一般の無線通信の場合も考えられ、赤外線、電波等によって管理装置に利用者識別情報を送信し、管理装置から各種機能制御情報を受信するようにしてもよい。
【0023】
〈第1の実施の形態の動作〉
次に、図1を参照して本発明の第1の実施の形態の動作について詳細に説明する。
【0024】
利用者が携帯電話端末100のICタグ通信部120をゲート装置200にかざすと、ICタグ通信部120が利用者識別情報記憶領域170に存する利用者識別情報をICタグリーダ・ライタ装置210に送信し、ICタグリーダ・ライタ装置210は受信した利用者識別情報を入退場ゲート制御部220に送信する。
【0025】
入退場ゲート制御部220は各種機能制御情報記憶領域230から利用者識別情報に該当する利用者の各種機能制御情報を抽出し、ICタグリーダ・ライタ装置210に返却し、ICタグリーダ・ライタ装置210は非接触通信にてICタグ通信部120に各種機能制御情報を送信し、ICタグ通信部120は受信した各種機能制御情報を主制御部110を経由し、機能制御情報記憶部130の機能制御情報記憶領域131に記憶する。
【0026】
主制御部110は機能制御情報記憶領域131に記憶された各種機能制御情報を基にし、内蔵時計150から入手した現在時刻と、GPS衛星300からGPS機能部160を介して入手した現在位置情報と、利用者識別情報記憶領域170から取得した利用者識別情報とから、各種機能の使用の可否を判定する。
【0027】
その判定結果を基に機能制御信号を各種機能制御部140に送付し、各種機能制御部140は機能制御信号から通話機能部141とメール機能部142とカメラ機能部143の各機能の動作の有無を制御する。
【0028】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態の構成について図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話端末の機能制御システム2の構成図である。
【0029】
図2を参照すると、本発明の第2の実施の形態の構成は、図1の構成のゲート装置200の代わりにサーバ装置500を有する点と、GPS衛星300の代わりに無線LAN基地局400を有する点と、GPS機能部160の代わりに無線LAN通信部180を有する点とが異なる。
【0030】
ここで、無線LAN基地局400は、携帯電話端末100に送信する位置情報を記憶した位置情報記憶領域420と、その位置情報を携帯電話端末100に送信する無線LAN通信装置410とを備える。
【0031】
サーバ装置500は、データ通信装置510と、機能制御情報送信部520と、各種機能制御情報記憶領域530とを備える。
【0032】
サーバ装置500は、各種機能制御情報を利用者毎に記憶し、データ通信部510との通信で利用者識別情報を受信し、利用者識別情報に該当する利用者の各種機能制御情報を抽出し、各種機能制御情報をデータ通信部510に送信する。
【0033】
データ通信部120は、各種機能制御情報を受信し、機能制御情報記憶部130は、主制御部110を経由して各種機能制御情報を記憶し、主制御部110は、各種機能制御情報を基にし、内蔵時計150から入手した現在時刻と、無線LAN通信部180による現在位置情報と、利用者識別情報とから、各種機能の使用の可否を判定する。
【0034】
第1の実施の形態と第2の実施の形態の相違点を説明する。
【0035】
まず、第1の実施の形態は携帯電話端末100はゲート装置と非接触通信を行なうことで各種機能制御情報を取得していたが、第2の実施の形態ではデータ通信を利用し、サーバ装置500から各種機能制御情報を取得する点である。
【0036】
この場合の効果は機能制御情報の授受にゲート装置が必要なく、携帯電話端末を利用した飛行機やコンサートのチケット購入、ビルへの入管申請等のデータ通信と同時に、事前に各種機能制御情報を取得することが可能となることである。
【0037】
2点目は位置情報の検出の手段としてGPSではなく、第2の実施の形態は無線LAN基地局400との無線LAN通信を利用して位置情報を取得する点である。
【0038】
主制御部110が各種機能の使用の可否を判定する際に、内蔵時計150から入手した現在時刻と、無線LAN基地局400の無線LAN通信装置410から無線LAN通信により取得した位置情報と、利用者識別情報記憶領域170から取得した利用者識別情報を利用する。
【0039】
この場合の効果は、無線LAN基地局から位置情報を取得するように構成されているため、GPS機能を利用することができない地下や建物の影、ビルのフロア別での制御が可能であり、更にGPSを利用した方法よりも素早く位置を測位することが可能である。
【0040】
なお、本発明は、装置のみならず、方法の発明としても実施できる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明によれば、イベントやコンサート会場での会場係員と一般の来訪者の区別による携帯電話端末の機能制御といった用途に適用できる。又、試験会場での試験時間中と休憩時間中の通話やメール送信の利用の可否の制御といった用途にも適用可能である。
【符号の説明】
【0042】
1、2 携帯電話端末の機能制御システム
100 携帯電話端末
110 主制御部
120 ICタグ通信部
130 機能制御情報記憶部
131 機能制御情報記憶領域
140 各種機能制御部
141 通話機能部
142 メール機能部
143 カメラ機能部
150 内蔵時計
160 GPS機能部
170 利用者識別情報記憶領域
180 無線LAN通信部
200 ゲート装置
210 ICタグリーダ・ライタ装置
220 入退場ゲート制御部
230 各種機能制御情報記憶領域
300 GPS衛星
400 無線LAN基地局
410 無線LAN通信装置
420 位置情報記憶領域
500 サーバ装置
510 データ通信装置
520 機能制御情報送信部
530 各種機能制御情報記憶領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通話機能、メール機能及びカメラ機能を含む各種機能と、GPS機能と、内蔵時計とを有する携帯電話端末並びに管理装置を備えた携帯電話端末の機能制御システムであって、
前記携帯電話端末は、
利用者を識別する情報である利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶領域と、
前記各種機能の制御に係る各種機能制御情報を記憶する機能制御情報記憶部と、
前記利用者識別情報を前記管理装置に送信する通信部と、
前記携帯電話端末全体の処理を司る主制御部と、
を備え、
前記管理装置は、前記各種機能制御情報を利用者毎に記憶し、前記通信部との通信で前記利用者識別情報を受信し、前記利用者識別情報に該当する前記利用者の前記各種機能制御情報を抽出し、前記各種機能制御情報を送信し、
前記通信部は、前記各種機能制御情報を受信し、前記機能制御情報記憶部は、前記主制御部を経由して前記各種機能制御情報を記憶し、前記主制御部は、前記各種機能制御情報を基にし、前記内蔵時計から入手した現在時刻と、前記GPS機能による現在位置情報と、前記利用者識別情報とから、前記各種機能の使用の可否を判定することを特徴とする携帯電話端末の機能制御システム。
【請求項2】
前記通信部は、非接触通信を行なうICタグ通信部であり、
前記管理装置は、
前記ICタグ通信部と非接触通信を行い、前記利用者識別情報を受信するICタグリーダ・ライタ装置と、
前記各種機能制御情報を利用者毎に記憶する各種機能制御情報記憶領域と、
前記各種機能制御情報記憶領域から前記利用者識別情報に該当する前記利用者の前記各種機能制御情報を抽出する入退場ゲート制御部と、
を備えたゲート装置であり、
前記ICタグリーダ・ライタ装置は、前記入退場ゲート制御部が抽出した前記各種機能制御情報を前記ICタグ通信部に送信することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話端末の機能制御システム。
【請求項3】
前記携帯電話端末は、前記GPS機能に代えて、無線LAN基地局から前記現在位置情報を取得する無線LAN通信部を有し、
前記通信部は、データ通信を行うデータ通信部であり、
前記管理装置は、前記各種機能制御情報を利用者毎に記憶し、前記データ通信部との通信で前記利用者識別情報を受信し、前記利用者識別情報に該当する前記利用者の前記各種機能制御情報を抽出し、前記各種機能制御情報を前記データ通信部に送信するサーバ装置であり、
前記データ通信部は、前記各種機能制御情報を受信し、前記機能制御情報記憶部は、前記主制御部を経由して前記各種機能制御情報を記憶し、前記主制御部は、前記各種機能制御情報を基にし、前記内蔵時計から入手した現在時刻と、前記無線LAN通信部による現在位置情報と、前記利用者識別情報とから、前記各種機能の使用の可否を判定することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話端末の機能制御システム。
【請求項4】
通話機能、メール機能及びカメラ機能を含む各種機能と、GPS機能と、内蔵時計とを有する携帯電話端末並びに管理装置を備えた携帯電話端末の機能制御方法であって、
前記携帯電話端末が、利用者を識別する情報である利用者識別情報を記憶する手順と、
前記携帯電話端末が、前記利用者識別情報を前記管理装置に送信する手順と、
前記管理装置が、前記各種機能の制御に係る各種機能制御情報を利用者毎に記憶する手順と、
前記管理装置が、前記利用者識別情報を受信する手順と、
前記管理装置が、前記利用者識別情報に該当する前記利用者の前記各種機能制御情報を抽出する手順と、
前記管理装置が、前記各種機能制御情報を送信する手順と、
前記携帯電話端末が、前記各種機能制御情報を受信する手順と、
前記携帯電話端末が、前記各種機能制御情報を記憶する手順と、
前記携帯電話端末が、前記各種機能制御情報を基にし、前記内蔵時計から入手した現在時刻と、前記GPS機能による現在位置情報と、前記利用者識別情報とから、前記各種機能の使用の可否を判定する手順と、
を備えることを特徴とする携帯電話端末の機能制御方法。
【請求項5】
前記利用者識別情報を前記管理装置に送信する手順は、非接触通信によるICタグの通信で前記利用者識別情報をゲート装置である前記管理装置に送信する手順であり、
前記管理装置が、前記利用者識別情報を受信する手順は、ゲート装置である前記管理装置が非接触通信によるICタグの通信で前記利用者識別情報を受信する手順であり、
前記管理装置が、前記各種機能制御情報を送信する手順は、ゲート装置である前記管理装置が非接触通信によるICタグの通信で前記各種機能制御情報を送信する手順であり、
前記携帯電話端末が、前記各種機能制御情報を受信する手順は、非接触通信によるICタグの通信で前記各種機能制御情報を受信する手順であることを特徴とする請求項4に記載の携帯電話端末の機能制御方法。
【請求項6】
前記携帯電話端末は、前記GPS機能に代えて、無線LAN基地局から前記現在位置情報を取得する無線LAN通信部を有し、
前記利用者識別情報を前記管理装置に送信する手順は、データ通信で前記利用者識別情報をサーバ装置である前記管理装置に送信する手順であり、
前記管理装置が、前記利用者識別情報を受信する手順は、サーバ装置である前記管理装置がデータ通信で前記利用者識別情報を受信する手順であり、
前記管理装置が、前記各種機能制御情報を送信する手順は、サーバ装置である前記管理装置がデータ通信で前記各種機能制御情報を送信する手順であり、
前記携帯電話端末が、前記各種機能制御情報を受信する手順は、データ通信で前記各種機能制御情報を受信する手順であり、
前記各種機能の使用の可否を判定する手順は、前記携帯電話端末が、前記各種機能制御情報を基にし、前記内蔵時計から入手した現在時刻と、前記無線LAN通信部による現在位置情報と、前記利用者識別情報とから、前記各種機能の使用の可否を判定する手順であることを特徴とする請求項4に記載の携帯電話端末の機能制御方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−187286(P2010−187286A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−31192(P2009−31192)
【出願日】平成21年2月13日(2009.2.13)
【出願人】(390001395)NECシステムテクノロジー株式会社 (438)
【Fターム(参考)】