説明

携帯電話装置及び携帯電話装置の制御方法

【課題】入力ボタンに対応する入力情報又は機能を表示部に拡大表示することができる携帯電話装置及び携帯電話装置の制御方法を提供する。
【解決手段】ユーザが所定の入力部44の接触検知センサ56に接触したときには、制御回路36によりディスプレイ42が制御されて、入力部44を押下することにより入力することができる入力情報又は入力ボタンを押下することにより利用可能となる機能を示す機能情報がディスプレイ42に拡大表示される。これにより、たとえば、高齢者や近視のユーザにとっても、所定の入力部44の表面に接触するだけで、その入力部44により入力することができる入力情報や利用することができる機能を容易に認識することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話装置及び携帯電話装置の制御方法に関し、特に操作部表面に接触検知センサが設けられた携帯電話装置及び携帯電話装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯電話装置には、テンキーなどの各入力ボタンの表面に接触検知センサをそれぞれ設け、ユーザがこの接触検知センサに接触することにより、入力ボタンを押下することなく、その接触した入力ボタンに該当する入力情報をディスプレイにそのまま入力することができるものが知られている(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−333166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の携帯電話装置の入力ボタンの表面には、その入力ボタンを押下することにより、表示部に入力表示することができる文字、数字、アルファベットなどの入力情報が明記されているが、入力ボタン自体の大きさが限定されているため、特に、高齢のユーザや近視のユーザなどにとっては、入力ボタンの表面に明記された入力情報が見難いという問題がある。このため、入力する入力情報が対応する入力ボタンが判別できず、使い難いという問題が生じる。このことは、入力ボタンの入力情報だけでなく、入力ボタンを押下することにより利用可能となる機能についても同様である。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、入力ボタンに対応する入力情報又は機能を表示部に拡大表示することができる携帯電話装置及び携帯電話装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、複数の入力ボタンと、複数の前記入力ボタンの表面にそれぞれ設けられ前記入力ボタンに対するユーザの接触を検知する接触検知センサと、所定の情報を表示する表示部と、所定の前記入力ボタンの前記接触検知センサに接触したときに前記入力ボタンを押下することにより入力することができる入力情報又は前記入力ボタンを押下することにより利用可能となる機能を示す機能情報を前記表示部に拡大表示させる制御部と、を含んで構成されたことを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、本発明によれば、ユーザが所定の入力ボタンの接触検知センサに接触したときには、制御部により表示部が制御されて、入力ボタンを押下することにより入力することができる入力情報又は入力ボタンを押下することにより利用可能となる機能を示す機能情報が表示部に拡大表示される。これにより、たとえば、高齢者や近視のユーザにとっても、所定の入力ボタンの表面に接触するだけで、その入力ボタンにより入力することができる入力情報や利用することができる機能を容易に認識することができる。特に、夜などに携帯電話装置を使用する場合にも、表示部に入力情報や機能情報が拡大表示されるため、容易に認識することができる。
【0007】
なお、本明細書において「拡大表示」とは、入力ボタンにより入力したときに表示部に表示される入力情報や機能情報の通常の大きさよりも大きく表示されることを意味する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯電話装置において、前記入力情報又は前記機能情報が前記表示部に拡大表示された状態で前記入力ボタンを押下することにより、拡大表示された前記入力情報又は前記機能情報が通常表示に変更表示されることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、入力情報又は機能情報が表示部に拡大表示された状態で入力ボタンを押下することにより、拡大表示された入力情報又は機能情報が通常表示に変更表示される。これにより、表示部に表示された入力情報又は機能情報の拡大表示を容易に解除することができる。
【0010】
なお、本明細書において「通常表示」とは、入力ボタンにより入力したときに入力情報や機能情報が通常の大きさで表示部に表示されることを意味し、「拡大表示」に対する程度の差を示すために用いた表現である。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の携帯電話装置において、単一の前記入力ボタンにより入力することができる前記入力情報又は前記機能情報が複数存在する場合には、前記入力情報又は前記機能情報は、前記入力ボタンが押下されることにより最初に前記表示部に表示される前記入力情報又は前記機能情報であることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、単一の入力ボタンにより入力することができる入力情報や機能情報が複数存在する場合には、入力情報又は機能情報は、入力ボタンが押下されることにより最初に表示部に表示される入力情報又は機能情報となる。これにより、例えば、「あ行」の文字情報を入力することができる入力ボタンの場合には、「あ」を表示部に拡大表示させることができ、その入力ボタンによりどの文字を入力することができるかをユーザに容易に認識させることができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の携帯電話装置において、前記機能情報は、当該機能情報を示す所定のマークであることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、機能情報は、この機能情報を示す所定のマークであることにより、このマークが表示部に拡大表示される。これにより、ユーザが拡大表示されたマークを視認することにより、その入力ボタンを押下することによって利用できる機能を容易に認識することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、複数の入力ボタンと、複数の前記入力ボタンの表面にそれぞれ設けられ前記入力ボタンに対するユーザの接触を検知する接触検知センサと、を有する携帯電話装置の制御方法であって、所定の前記入力ボタンの前記接触検知センサに接触したときに前記入力ボタンを押下することにより入力することができる入力情報又は前記入力ボタンを押下することにより利用可能となる機能を示す機能情報が制御部により表示部に拡大表示されることを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、ユーザが所定の入力ボタンの接触検知センサに接触したときには、制御部により表示部が制御されて、入力ボタンを押下することにより入力することができる入力情報又は入力ボタンを押下することにより利用可能となる機能を示す機能情報が表示部に拡大表示される。これにより、たとえば、高齢者や近視のユーザにとっても、所定の入力ボタンの表面に接触するだけで、その入力ボタンにより入力することができる入力情報や利用することができる機能を容易に認識することができる。特に、夜などに携帯電話装置を使用する場合にも、表示部に入力情報や機能情報が拡大表示されるため、容易に認識することができる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の携帯電話装置の制御方法において、前記入力情報又は前記機能情報が前記表示部に拡大表示された状態で前記入力ボタンを押下することにより、拡大表示された前記入力情報又は前記機能情報が通常表示に変更表示されることを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の発明によれば、入力情報又は機能情報が表示部に拡大表示された状態で入力ボタンを押下することにより、拡大表示された入力情報又は機能情報が通常表示に変更表示される。これにより、表示部に表示された入力情報又は機能情報の拡大表示を容易に解除することができる。
【0019】
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の携帯電話装置の制御方法において、単一の前記入力ボタンにより入力することができる前記入力情報又は前記機能情報が複数存在する場合には、前記入力情報又は前記機能情報は、前記入力ボタンが押下されることにより最初に前記表示部に表示される前記入力情報又は前記機能情報であることを特徴とする。
【0020】
請求項7に記載の発明によれば、単一の入力ボタンにより入力することができる入力情報や機能情報が複数存在する場合には、入力情報又は機能情報は、入力ボタンが押下されることにより最初に表示部に表示される入力情報又は機能情報となる。これにより、例えば、「あ行」の文字情報を入力することができる入力ボタンの場合には、「あ」を表示部に拡大表示させることができ、その入力ボタンによりどの文字を入力することができるかをユーザに容易に認識させることができる。
【0021】
請求項8に記載の発明は、請求項5又は6に記載の携帯電話装置の制御方法において、前記機能情報は、当該機能情報を示す所定のマークであることを特徴とする。
【0022】
請求項8に記載の発明によれば、機能情報はこの機能情報を示す所定のマークであることにより、このマークが表示部に拡大表示される。これにより、ユーザが拡大表示されたマークを視認することにより、その入力ボタンを押下することによって利用できる機能を容易に認識することができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、入力ボタンに対応する入力情報又は機能情報を表示部に拡大表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の要部の概念図である。
【図3】(A)は本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の表示部に文字が拡大表示された図であり、(B)はその文字が通常表示に変更された図である。
【図4】(A)は本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の表示部に数字が拡大表示された図であり、(B)はその数字が通常表示に変更された図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の表示部に機能情報(マーク)が拡大表示された図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
次に、本発明の一実施形態に係る携帯電話装置について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、携帯電話装置10は、アンテナ16と接続された通信部12を備え
ている。この通信部12は、後述のベースバンド部14からの信号をアンテナ16を介して基地局へ発信し、あるいはアンテナ16を介して基地局からの電波を受信する。
【0026】
また、通信部12は、ベースバンド部14と接続されている。ベースバンド部14は、CDMA処理回路18と、音声コーデック20と、を有している。ここで、CDMA処理回路18は、符号分割多元接続、スクランブル、誤り制御、タイミング検出を行う。また、音声コーデック20は、音声を圧縮(符号化)、伸張(復号化)したり、アナログとデジタルの変換を行ったり、内部の増幅回路(図示省略)により受話音量やマイクロホンの感度を変更する。
【0027】
また、ベースバンド部14には、切替回路22が接続されている。この切替回路22には、増幅回路24を介して第1スピーカ26が接続されている。この第1スピーカ26は、増幅回路24で増幅されたベースバンド部14の電気信号を音声に変換する。この第1スピーカ26は、ユーザの耳にあてて通話に使用される。
【0028】
また、切替回路22には、増幅回路28を介してマイクロホン30が接続されている。このマイクロホン30は、通話に使用され、音声を電気信号に変換する。マイクロホン30により出力された電気信号は、増幅回路28で増幅されてベースバンド部14に出力される。
【0029】
また、切替回路22には、増幅回路32を介して第2スピーカ34が接続されている。この第2スピーカ34は、増幅回路32で増幅されたベースバンド部14の電気信号を音声に変換する。この第2スピーカ34は、受話音を周囲の人にも聞かせるための拡声用のスピーカである。また、第2スピーカ34は、着信報知の鳴動も行う。なお、これらの3つの増幅回路24、28、32は、ゲインを固定しており、第1スピーカ26及び第2スピーカ34の音量やマイクロホン30の感度を変更することはできないようになっている。
【0030】
この切替回路22は、ベースバンド部14との接続を、第1スピーカ26用の増幅回路24とマイクロホン30用の増幅回路28側にするか、あるいは拡声用の第2スピーカ34用の増幅回路32とマイクロホン30用の増幅回路28側にするかを切り替える。
【0031】
また、通信部12、ベースバンド部14、切替回路22には、制御回路(制御部)36がそれぞれ接続されている。この制御回路36の制御により上述した切替回路22による切り替えが行われる。また、制御回路36によりベースバンド部14の音声コーデック20が制御され、音声コーデック20により第1スピーカ26及び第2スピーカ34の音量やマイクロホン30の感度が変更される。制御回路36には、ROM38が接続されており、ROM38に格納されているシステムプログラムに基づき各部を制御する。
【0032】
また、制御回路36には、入力部44が接続されている。この入力部44は、電話番号等の入力を行うテンキー48と、通話の開始を操作する通話キー50と、通話の終了を操作する切キー52と、各種機能の設定を行う機能キー54と、カーソルを所定の方向に移動させるカーソルキー55と、を有している。
ここで、図2に示すように、テンキー48、通話機キー50(図2では図示省略)及び機能キー54(図2では図示省略)の表面には、ユーザが接触したことを検知する接触検知センサ56がそれぞれ設けられている。この接触検知センサ56は、従来から知られているものであり、例えば、透明電極等が用いられている。この接触検知センサ56は、回路基板(入力信号生成部)58を介して制御回路36と電気的に接続されている。この回路基板58は、各キー48、50、54に対応した入力信号を制御回路36にそれぞれ別々に入力することができるように、テンキー48と同じ個数(本実施形態では12本)の回路基板
上でパターン形成された信号送信部60を介して、各テンキー48が制御回路36と接続されている。これにより、通常情報入力モードにおいて、ユーザが所定のキー48、50、54、に接触すると、その接触したキー48、50、54の磁力の変化に基づいて回路基板58の信号送信部60から所定の入力信号が出力され、この入力信号が制御回路36に入力される。制御回路36に所定の入力信号が入力されると、その入力信号に応じたキー48、50、54に対応する文字(数字)などをディスプレイ42に表示させる。このように、ユーザが各キー48、50、54を押下しなくても、各キー48、50、54に接触するだけで所定の文字(数字)などをディスプレイ42に表示させることができる。
【0033】
また、制御回路36には、所定の色のLED素子を備えた照明部46が接続されている。照明部46のLED素子の発光により、ディスプレイ(表示部)42が所定の色に施される。
【0034】
また、制御回路36には、制御回路36の動作に必要な所定の情報が記憶されているRAM40が接続されている。
【0035】
ここで、RAM40には、ユーザが所定のキー48、50、54の表面に設けられている接触検知センサ56に接触したときにその接触したキー48、50、54に対応する入力情報をディスプレイ42に拡大表示させるプログラムが記憶されている。このプログラムに基づいて制御回路36は、ディスプレイ42を制御する。具体的には、所定のキー48、50、54に接触すると、回路基板58からそのテンキー48に対応する入力信号が信号送信部60から制御回路36に入力されて、制御回路36がそのキー48、50、54に接触されたと判断する。そして、ディスプレイ42を制御してそのキー48、50、54に対応する文字、数字、あるいはアルファベットをディスプレイ42に拡大表示させる。ここで、1つのキー48、50、54により複数の入力情報を入力することができる場合には、最初の文字情報のみがディスプレイ42に拡大表示される。
【0036】
例えば、文字入力モードにおいて、「あ」に対応するテンキー48にユーザが接触すると、図3(A)に示すように、「あ」が拡大表示される。そして、拡大表示された状態で、ユーザが接触した「あ」に対応するテンキー48を押下すると、図3(B)に示すように、「あ」の拡大表示が通常表示に変更される。また、数字入力モードにおいて、「2」に対応するテンキー48にユーザが接触すると、図4(A)に示すように、「2」が拡大表示される。そして、拡大表示された状態で、ユーザが接触した「2」に対応するテンキー48を押下すると、図4(B)に示すように、「2」の拡大表示が通常表示に変更される。さらに、通話キー50にユーザが接触すると、図5に示すように、通話キー50の機能を示すマークが拡大表示される。なお、図示は省略するが、アルファベット入力モードにおいて、「ABC」に対応するテンキー48にユーザが接触すると、「A」が拡大表示される。そして、拡大表示された状態で、ユーザが接触した「A」に対応するテンキー48を押下すると、「A」の拡大表示が通常表示に変更される。
【0037】
また、最初の文字が通常表示された後は、そのキー48、50、54を繰り返し押していくことにより後続する文字をディスプレイ42に順次通常表示にて表示させることができる。さらに、最初のアルファベットが通常表示された後は、そのキー48、50、54を繰り返し押していくことにより後続するアルファベットをディスプレイ42に順次通常表示にて表示させることができる。
【0038】
次に、本実施形態に係る携帯電話装置10の制御方法について図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0039】
図6に示すように、ユーザが所定のキー48、50、54の表面に設けられている接触
検知センサ56に接触したか否かが制御回路36により判断される(S100)。ユーザが所定のキー48、50、54の表面に設けられている接触検知センサ56に接触したと制御回路36により判断されると(S100:YES)、その接触されたキー48、50、54により入力することができる入力情報がディスプレイ42に拡大表示される(S110)。そして、接触されたキー48、50、54が押下されたか否かが制御回路36により判断される(S120)。接触されたキー48、50、54が押下されたと制御回路36により判断されると(S120:YES)、ディスプレイ42に拡大表示された入力情報が通常表示に変更される(S130)。
【0040】
なお、単一のキー48、50、54により複数の入力情報を入力することができる場合には、通常表紙に変更した後、そのキー48、50、54を押下することにより、後続する入力情報をディスプレイ42に順次通常表示されていく。
【0041】
以上のように、ユーザが所定のキー48、50、54の各接触検知センサ56に接触したときには、制御回路36によりディスプレイ42が制御されて、そのキー48、50、54を押下することにより入力することができる入力情報又はキー48、50、54を押下することにより利用可能となる機能を示す機能情報がディスプレイ42に拡大表示される。これにより、たとえば、高齢者や近視のユーザにとっても、所定のキー48、50、54の表面に接触するだけで、そのキー48、50、54により入力することができる入力情報や利用することができる機能を容易に認識することができる。特に、夜などに携帯電話装置10を使用する場合にも、ディスプレイ42に入力情報や機能情報が拡大表示されるため、容易に認識することができる。
【0042】
特に、入力情報又は機能情報がディスプレイ42に拡大表示された状態で所定のキー48、50、54を押下することにより、拡大表示された入力情報又は機能情報が通常表示に変更表示される。これにより、ディスプレイ42に表示された入力情報又は機能情報の拡大表示を容易に解除することができる。
【0043】
また、単一のキー48、50、54により入力することができる入力情報や機能情報が複数存在する場合には、キー48、50、54が押下されることにより最初にディスプレイ42に表示される入力情報又は機能情報が拡大表示される。これにより、例えば、「あ行」の文字情報を入力することができるキー48、50、54の場合には、「あ」をディスプレイ42に拡大表示させることができ、そのキー48、50、54によりどの文字を入力することができるかをユーザに容易に認識させることができる。
【0044】
さらに、機能キー54に接触することにより、その機能情報を示す所定のマークをディスプレイ42に拡大表示させることにより、ユーザが拡大表示されたマークを視認することにより、その機能キー54を押下することによって利用できる機能を容易に認識することができる。
【0045】
尚、本実施例では、テンキー48上に接触検知センサ56を配置したが、テンキー48だけでなく携帯電話装置10の筐体上に接触検知センサを配置しても良い。又、筐体内部に静電容量を検出することにより、指がなぞらえたことを検出する検出装置を配置しても良い。
【符号の説明】
【0046】
10 携帯電話装置
36 制御回路(制御部)
42 ディスプレイ(表示部)
44 入力部(入力ボタン)
56 接触検知センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像及び当該画像に関する説明を表示する表示部と、
接触検知センサと、
前記接触検知センサが前記画像に対応する接触を検知した場合に、当該画像を当該画像に関する説明と共に前記表示部に拡大表示させる制御部と、を備えることを特徴とする携帯電話装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記画像と当該画像に関する説明を示す表示とが前記表示部に拡大表示されている際に、前記接触検知センサに対する入力があった場合は、
前記画像と当該画像に関する説明を示す表示とを通常表示に戻す、請求項1記載の携帯電話装置。
【請求項3】
表示部が、画像及び当該画像に関する説明を表示する工程と、
制御部が、接触検知センサが前記画像に対応する接触を検知した場合に、当該画像を当該画像に関する説明と共に前記表示部に拡大表示させる工程と、を備えることを特徴とする携帯電話装置の制御方法。
【請求項4】
前記制御部が、
前記画像と当該画像に関する説明を示す表示とが前記表示部に拡大表示されている際に、前記接触検知センサに対する入力があった場合は、
前記画像と当該画像に関する説明を示す表示とを通常表示に戻す工程を備える、請求項3記載の携帯電話装置の制御方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−54775(P2013−54775A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−264671(P2012−264671)
【出願日】平成24年12月3日(2012.12.3)
【分割の表示】特願2011−139805(P2011−139805)の分割
【原出願日】平成17年9月1日(2005.9.1)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】