説明

撮像装置、光学機器および該撮像装置もしくは光学機器に備えられた加速度センサの出力補正方法

【課題】 加速度センサを備えた撮像装置であって、環境(特に温度)が変化した場合には、加速度センサの出力に含まれるオフセット成分を調整することで手間がかかっていた。
【解決手段】 撮像装置は、光軸に直交し、互いに直交する第1の検出軸と第2の検出軸を少なくとも有する、装置に加わる振れを加速度として検出する加速度センサと、前記光軸周りに装置を回転させた際の、前記加速度センサの出力の最大値と最小値を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記最大値と最小値を用いて、前記加速度センサの出力に加わるオフセット成分を算出するオフセット算出手段と、前記加速度センサの出力の前記オフセット成分を補正し、該補正された前記加速度センサの出力に基づいて前記装置の傾斜度合を検出する傾斜検出手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、静止画及び/又は動画を撮影可能な撮像装置や光学機器、例えばデジタル一眼レフカメラに供えられた加速度センサの出力の補正方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年のデジタルカメラは、操作性向上及び差別化を図るために、加速度センサによりデジタルカメラの傾きを検出することにより、撮影時又は/及び撮影後に撮影された画像を補正可能とし、ユーザーの操作性を向上するものが製品化されている。
【0003】
特許文献1では、傾斜検知に用いる加速度センサと温度センサとADコンバータを用い、演算回路で、加速度センサの出力値と温度センサの出力値に対応したデジタル値を用いることにより加速度センサの出力値に温度補正を行う方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−085562
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1に開示された従来技術では、加速度センサと温度センサを用いることにより加速度センサの出力に含まれる誤差(オフセット成分)を補正可能である。しかしながら、補正を行うには構成が複雑になるばかりか、温度センサによる加速度センサの補正値を予め記憶しておく等のステップが必要となる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、環境温度が変化した場合にも、加速度センサの出力に含まれるオフセットを容易に補正することを可能にした加速度センサの出力の補正が可能な撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、光軸に直交し、互いに直交する第1の検出軸と第2の検出軸を少なくとも有する、装置に加わる振れを加速度として検出する加速度センサと、前記光軸周りに装置を回転させた際の、前記加速度センサの出力の最大値と最小値を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記最大値と最小値を用いて、前記加速度センサの出力に加わるオフセット成分を算出するオフセット算出手段と、前記加速度センサの出力の前記オフセット成分を補正し、該補正された前記加速度センサの出力に基づいて前記装置の傾斜度合を検出する傾斜検出手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば環境温度が変化した場合にも、加速度センサの出力に含まれるオフセットを容易に補正することを可能にした加速度センサの出力の補正が可能な撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】(a)本発明の実施例であるデジタルカメラの外観背面図である。(b)本発明の実施例であるデジタル一眼レフカメラ1のブロック図である
【図2】(a)撮像素子10と加速度センサ6の配置を示す図である。(b)加速度センサ6の出力特性例を示す図である。
【図3】(a)オフセット調整時のデジタル一眼レフカメラの動作を示す図である。(b)調整時の加速度センサ6の出力特性例を示す図である。
【図4】本発明のオフセット補正の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の撮像素子10と加速度センサ30の配置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について、図1〜5を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1(a)は、本発明を実施した撮像装置もしくは光学機器としてのデジタル一眼レフカメラを説明するものであって、本実施例のデジタル一眼レフカメラの構成を示す背面図である。図1(b)は、本発明を実施した撮像装置もしくは光学機器としてのデジタル一眼レフカメラのブロック図を示すものである。
【0012】
デジタル一眼レフカメラ1には、主にモードダイヤル2、レリーズボタン3、ファインダ4、ディスプレイ5、加速度センサ6が備え付けられている。モードダイヤル2は、撮像モードを決定する。レリーズボタン3は、撮像を実行するためのボタンである。本例ではレリーズボタン3の半押し状態でオン状態となる第1スイッチ(以下、SW1と記す)と、レリーズボタン3の全押し状態でオン状態となる第2スイッチ(以下、SW2と記す)をもつ2段式スイッチが設けられている。ファインダ4は、レンズから入射される被写体像を視認するためのファインダ(光学ファインダ)である。ただし、内部にモニタが備え付けられ、撮像素子にて光電変換された被写体画像を、モニタを通して視認するファインダ(電子ファインダ)でも良い。ディスプレイ5は表示部として機能し、同じくレンズから入射される被写体画像を視認可能である。加速度センサ6は、デジタル一眼レフカメラ1の加速度を検出する。また、正面側には光学系7が着脱可能に配設される。
【0013】
レリーズボタン3のSW2が押下されると、光学系7によって撮像素子10の撮像面に形成されている画像が光電変換されて画像信号を出力する。撮像素子10には広く公知であるCCDセンサやCMOSセンサが用いられる。光電変換された画像信号は、アナログデジタル変換器(A/D)11によって量子化されて、ディジタルシグナルプロセッサー(DSP)12に出力される。DSP12は、量子化された画像信号中のノイズ成分を軽減したり、量子化された画像信号のホワイトバランスを調整するなど、様々な処理を施すことにより、量子化された画像信号から高品質の画像信号を生成する。そしてDSP12にて生成された画像は、データバス13、メモリインターフェイス(I/F)14を介して、記録媒体15に順次記録される。
【0014】
RAM16は、DSP12にて生成された画像信号をデジタル一眼レフカメラ1で高速に処理をするためのバッファメモリである。EEPROM18は、デジタル一眼レフカメラ1に固有なデータや撮像時の設定データを、電源OFF状態でも記憶可能な不揮発性メモリであり、加速度センサ6の特性を記憶することにも用いられる。また、DSP12にて生成された画像を生成するのと平行して、加速度センサ6の出力はCPU17によってデジタル一眼レフカメラ1の傾き信号として処理され、ディスプレイ5に傾き情報(デジタル一眼レフカメラ1の傾斜度合を示す情報)として表示される。この場合、CPU17は傾斜検出手段として機能し、後述するように加速度センサ6の出力に対してオフセット調整を行い、調整された加速度センサ6の出力に基づいてデジタル一眼レフカメラ1の傾斜角度を検出する。この傾斜角度は、デジタル一眼レフカメラ1を水平又は鉛直に構えるための指標とされる。
【0015】
なお、ディスプレイ5は、現在処理された高品質の画像信号を表示したり、記録媒体15に記録されている高品質の画像信号を表示する手段として用いられる。更にはデジタル一眼レフカメラ1の各種設定情報の表示などにも使用される。
【実施例1】
【0016】
図2(a)は、デジタル一眼レフカメラ1に内蔵されている撮像素子10、加速度センサ6の配置関係を示す。以下、図2(a)を参照して、本発明の第1の実施例に適用される加速度センサ6に関して詳述する。
【0017】
加速度センサ6は、撮像素子10の水平軸に対してX軸が設けられ、撮像素子10の鉛直軸に対してY軸が設けられており、各々の軸に作用する重量加速度を、X軸加速度及びY軸加速度として検出可能なものである。なお、実施例1では加速度センサ6はX軸(第1の検出軸)とY軸(第2の検出軸)の互いに直交する2つの検出軸を有しているものとする。
【0018】
ここで、加速度センサ6のX軸出力及び、加速度センサ6のY軸出力は重力に対する正接関数として与えられる。
X軸出力=α1×SinΘ1+β1 ・・・・・・(式1)
Θ1:X軸と水平軸との角度
α1:加速度センサの感度誤差
β1:加速度センサのオフセット誤差
Y軸出力=α2×SinΘ2+β2 ・・・・・・(式2)
Θ2:Y軸と水平軸との角度
α2:加速度センサの感度誤差
β2:加速度センサのオフセット誤差
【0019】
図2(b)の実線Aに示すのは、加速度センサ6のX軸出力感度が、1(g)の重力加速度で1.000(V)の出力を生じるものとした場合の代表的な出力特性を示すグラフである。一方、図2(a)に示す状態では加速度センサ6のX軸にはSin0(g)の重力加速度が作用するため、約0.000(V)の出力が得られる。更に加速度センサ6及び撮像素子10を反時計方向に90(deg)回転させた時、X軸にはsin90(g)の重力加速度が作用するため、約1.000(V)の出力が得られる。同様に、加速度センサ6のY軸出力は、X軸出力に対して90°の位相が異なる実線Bのような出力特性が得られる。
【0020】
ここで、デジタル一眼レフカメラ1のおかれる環境(特に温度)が大きく変化すると、加速度センサ6のX軸出力は、図2(b)の破線Cの様にオフセット誤差を発生する。その結果、デジタル一眼レフカメラ1の傾き信号として処理されて、ディスプレイ5に表示される傾き情報が誤ったものとなる。そこで、加速度センサ6を備えたデジタル一眼レフカメラ1を、図2(a)に示す光軸中心で回転させることにより、オフセット誤差を容易に除去する、つまりオフセット成分を容易に補正できる本発明の構成を実現する。具体的には、図3および図4に示すフローチャートを用いて詳述する。
【0021】
図3(a)は、デジタル一眼レフカメラ1光軸中心で回転させる例を示す図である。光学系7のレンズ面を、たとえば平坦なガラス窓や壁面等に軽く当接させて、デジタル一眼レフカメラ1を光軸周りに回転させることで、光軸中心で回転させることは可能である。この時、該ガラス窓が鉛直でない場合、加速度センサ6に作用する重力加速度が±1(g)以下になり、図3(b)に示す破線CのようにX軸出力及びY軸出力の出力が低下する。一方、加速度センサ6に作用するオフセット誤差は、環境温度により発生する加速度センサ6の歪みである。その為、加速度センサ6に作用する重力加速度の低下による、該X軸出力及びY軸出力の出力低下による影響は無視でき、極端な場合、前記レンズ面を水平な机上等に当接させた場合においても可能である。
【0022】
図4は、本発明に係るデジタル一眼レフカメラ1のCPU17の、加速度センサ6のオフセット誤差の補正方法を示すフローチャートである。この処理では、CPU17が、加速度センサ6の出力の最大値や最小値を取得する取得手段として機能し、また取得した加速度センサ6の出力の最大値や最小値からオフセット成分を算出するオフセット算出手段としての役割を果たす。デジタル一眼レフカメラ1のおかれる環境(特に温度)に大きな変化があった時や、デジタル一眼レフカメラ1を使用するユーザーの意思によって、加速度センサ6の補正モードに入る。補正モードに入るには、例えばディスプレイ5に表示されるメニュー画面やモードダイヤル2を回すことで補正モードに入ることができる。
【0023】
加速度センサのオフセット誤差を補正する補正モードでは、加速度センサ6のX軸出力の最大値及び最小値を求める必要がある。このため、まず始めに、ステップS1にてX軸出力の最大値及び最小値が初期化される。本実施例においては、X軸出力は±1.000(V)程度の出力が得られるため、例えばXmin=99、Xmax=−99に初期化されるとする。
【0024】
ステップS2では、Y軸出力の大きさが0.100(V)よりも小さい、すなわち±0.100(V)の範囲内であるかどうかを判定する。Y軸出力の大きさが0.100(V)よりも小さい場合(ステップS2にてYES)、ステップS3にてX軸出力を取得する。そうでない場合(ステップS2にてNO)は、ステップS2に戻る。
【0025】
この処理は、加速度センサ6のX軸出力とY軸出力は、90°位相が異なる出力として得られることを利用している。つまり、X軸出力に最大値もしくは最小値が出力される時、Y軸出力にはゼロ(厳密言えば、オフセット誤差を含んでいるため、Y軸出力はゼロ近傍)が出力される。そのため、Y軸出力がX軸出力の10分の1程度(ここでは±0.100(V)の範囲内)の大きさになる時にX軸出力を取得することで効果的にX軸出力に最大値もしくは最小値が得られる。なお、ステップS2の代わりに、X軸出力を連続して取得する方法も考えられる。
【0026】
ステップS4からステップS7はX軸出力の最大値と最小値を検出する。具体的には、ステップS4にてX軸出力がXminよりも小さいと判定されると、ステップS5にてXminの値を更新し、ステップS6にてX軸出力がXmaxよりも大きいと判定されると、ステップS7にてXmaxの値を更新する。
【0027】
そしてステップS8にて計測を終了する。加速度センサ6のX軸出力の最小値及び最大値の計測の完了は、連続してX軸出力の最小値及び最大値の更新がなされなかった時に、最小値及び最大値の取得が完了したとしてもよい。例えば、二回連続して加速度センサ6のX軸出力の最小値又は最大値が更新されない時に、最小値及び最大値の取得を完了するものでも良い。
【0028】
計測が完了すると、ステップS9にてオフセット成分を算出する。ステップS4からS7にて求められたX軸出力の最小値及び最大値は、現在の環境(特に温度)によるオフセット変化分を等しく含んでいるため、以下の数式3より、X軸出力に発生しているオフセット成分が求められる。
オフセット成分=(Xmax−Xmin)/2 ・・・・・・(式3)
【0029】
そして、ステップS9にて算出されたオフセット成分は、EEPROM18等の記憶部にデジタル一眼レフカメラ1の固有データとして記憶される。以降、EEPROM18に記憶されたX軸出力に発生しているオフセット成分データは、CPU17が加速度センサ6の出力を用いた傾斜角度演算をおこなう際の、オフセット成分の補正に用いられる。
【0030】
以上、X軸出力に発生するオフセット成分の補正方法に関して詳述したが、この出力補正方法と同様にしてY軸出力の補正可能である。また、別の場合として、デジタル一眼レフカメラ1を自動で回転駆動可能な雲台上に載置し、雲台の駆動によりデジタル一眼レフカメラ1を回転させ、前述のオフセットの初期補正を行うことも可能である。
【実施例2】
【0031】
他の実施例として、本発明の第一実施例に適用される加速度センサ6を三軸の加速度センサ(加速度センサ30とする)に置き換えた場合について、図5を参照して説明する。
【0032】
図5は、デジタル一眼レフカメラ1に内蔵されている撮像素子10、加速度センサ30の配置関係を示す。加速度センサ30は、撮像素子10の水平軸に対してX軸が設けられ、撮像素子10の鉛直軸に対してY軸が設けられており、更に光軸に平行な方向にZ軸が設けられている。そして、各々の軸に作用する重量加速度を、X軸加速度、Y軸加速度及びZ軸加速度とする。
【0033】
ここで、加速度センサ30の各軸の出力が、1(g)の重力加速度の時に1.000(V)の出力を生じるとした場合、以下の関係が成立する。
(X軸出力)+(Y軸出力)+(Z軸出力)=1 ・・・・・・(式4)
(X軸出力)=1−(Y軸出力)+(Z軸出力) ・・・・・・(式5)
【0034】
つまり、X軸出力が最小値及び最大値が出力されるとき、Y軸出力及びZ軸出力にはゼロが出力される。本実施例を図4のフローチャートに当てはめた場合、ステップS2の条件判断を、「Y軸出力及びZ軸出力<±0.100」と置き換えることにより、容易に実現される。
【0035】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。たとえば、デジタル一眼レフカメラではなく、加速度センサが搭載された交換レンズやビデオカメラ、コンパクトデジタルカメラ、双眼鏡などの光学機器でもよい。
【符号の説明】
【0036】
6 加速度センサ(2軸検出)
30 三軸加速度センサ(3軸検出)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光軸に直交し、互いに直交する第1の検出軸と第2の検出軸を少なくとも有する、装置に加わる振れを加速度として検出する加速度センサと、
前記光軸周り装置を回転させた際の、前記加速度センサの出力の最大値と最小値を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記最大値と最小値を用いて、前記加速度センサの出力に加わるオフセット成分を算出するオフセット算出手段と、
前記加速度センサの出力の前記オフセット成分を補正し、該補正された前記加速度センサの出力に基づいて前記装置の傾斜度合を検出する傾斜検出手段と
を有することする撮像装置。
【請求項2】
前記取得手段は、前記加速度センサの前記第1の検出軸もしくは前記第2の検出軸のいずれか一方の前記最小値及び前記最大値の取得は、前記加速度センサの前記第1の検出軸もしくは前記第2の検出軸のもう一方の出力がゼロもしくはゼロ近傍の値をとる時に取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記オフセット算出手段は、前記取得手段によって取得された前記最大値と前記最小値の差を2で除した値を前記オフセットとすることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
光軸に直交し、互いに直交する第1の検出軸と第2の検出軸を少なくとも有する、装置に加わる振れを加速度として検出する加速度センサと、
前記光軸周りに機器を回転させた際の、前記加速度センサの出力の最大値と最小値を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記最大値と最小値を用いて、前記加速度センサの出力に加わるオフセット成分を算出するオフセット算出手段と、
前記加速度センサの出力の前記オフセット成分を補正し、該補正された前記加速度センサの出力に基づいて前記装置の傾斜度合を検出する傾斜検出手段と
を有することする光学機器。
【請求項5】
光学機器もしくは撮像装置に備えられる、光軸に直交し、互いに直交する第1の検出軸と第2の検出軸を少なくとも有する、装置に加わる振れを加速度として検出する加速度センサの出力補正方法であって、
前記光軸周りに前記光学機器もしくは撮像装置を回転させた際の、前記加速度センサの出力の最大値と最小値を取得する取得工程と、
前記取得工程に取得された前記最大値と最小値を用いて、前記加速度センサの出力に加わるオフセット成分を算出するオフセット算出工程と、
前記加速度センサの出力の前記オフセット成分を補正し、該補正された前記加速度センサの出力に基づいて前記光学機器もしくは撮像装置の傾斜度合を検出する傾斜検出工程と
を有することする加速度センサの出力補正方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−95207(P2012−95207A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−242460(P2010−242460)
【出願日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】