説明

撮像装置

【課題】合焦対象への合焦状態および全撮影画像の構図を、使用者が確認しやすい撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置(100)は、画像情報を出力する撮像部(120)と、使用者による合焦動作の指示を受け付ける操作部(200)と、画像情報に基づいて画像を表示する表示部(170)と、表示部(170)の表示動作を制御する制御部(150)とを備える。制御部(150)は、表示部(170)が画像を表示しているときに操作部(200)が合焦動作の指示を受け付けた場合、表示部(170)の表示が、表示中の画像から、表示中の画像の合焦領域(301)を拡大した拡大画像に切り替わるように表示部(170)を制御し、さらに、合焦動作の完了後、所定条件が満たされた場合、表示部(170)の表示が、拡大画像から、拡大画像の表示前に表示されていた画像と同じ画角を有する画像に切り替わるように、表示部(170)を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は撮像装置に関し、特に、オートフォーカス制御を行なう撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
合焦対象の被写体にピントが合っているか否かを確認するために、合焦対象の被写体の拡大画像を表示部に表示する技術が知られている。例えば、特許文献1によって開示されたカメラは、マニュアルフォーカス操作に従って、全撮影画像から所定の部分画像を切り出し、この切り出した部分画像を示す画像信号を表示部に表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−118515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、使用者は、特許文献1によって開示されたようなカメラにおいて、合焦対象の被写体のピント状態を確認することにより、現在のフォーカス位置の良し悪しを判断する。そのため、合焦対象の被写体のピント状態を使用者が確認しやすいことが、カメラには期待される。
【0005】
特許文献1に開示されたカメラは、合焦状態確認のための拡大画像を表示部に表示したままで維持される。このため、使用者は実際に撮影動作を行う直前の画像の構図(画角)を確認できないまま撮影しなければならず、利便性が悪かった。
【0006】
本発明はこのような問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、合焦対象への合焦状態および撮影画像の構図を、使用者がより確実に確認できる撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の課題を解決するために、本発明に係る撮像装置は、被写体像を撮像して画像情報を出力する撮像部と、使用者による合焦動作の指示を受け付ける操作部と、撮像部が出力した画像情報に基づいて画像を表示する表示部と、表示部の表示動作を制御する制御部とを備える。制御部は、表示部が画像を表示しているときに操作部が合焦動作の指示を受け付けた場合、表示部の表示が、表示中の画像から、表示中の画像の合焦領域を拡大した拡大画像に切り替わるように表示部を制御し、さらに、合焦動作の完了後、所定条件が満たされた場合、表示部の表示が、拡大画像から、拡大画像の表示前に表示されていた画像と同じ画角を有する画像に切り替わるように、表示部を制御する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る撮像装置は、合焦動作指示を受け付けるとまず表示部の表示を、表示中の画像から拡大画像に切り替え、そして合焦動作の完了後、所定の条件が満たされた場合、表示部の表示を拡大画像から、拡大画像の表示前に表示されていた画像と同じ画角を有する画像に切り替える。このような動作により、使用者が合焦状態および撮影画像の画角をともに確認できるので、撮像装置の利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】デジタルカメラの構成図
【図2】デジタルカメラの背面構成図
【図3】オートフォーカス制御動作を説明するための図
【図4】実施形態1の動作を説明するためのフローチャート
【図5】AF時におけるスルー画像表示の切り替えを説明するための図
【図6】実施形態2の動作を説明するためのフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について添付の図を参照しながら説明する。
【0011】
<実施形態1>
本発明をデジタルカメラに適用した実施形態について説明する。本実施形態のデジタルカメラは、使用者がレリーズ釦を半押し操作するか、または、オートフォーカス動作開始指示釦(以下、「AF動作開始指示釦」と呼ぶ)を押下することにより、オートフォーカス動作(以下、「AF動作」と呼ぶ)を開始する。コントローラは、AF動作の開始と同時に、合焦枠付近を拡大した画角のスルー画像に切り替わるようにCCDイメージセンサを制御する。AF動作は、合焦枠付近を拡大した画角のスルー画像のコントラスト値に基づいて行い、AF動作が完了した後、一定時間は、合焦枠付近を拡大した画角のスルー画像を表示し、一定時間経過した後に、元の画角のスルー画像に切り替わるように制御する。
【0012】
なお、「合焦枠」とは、CCDイメージセンサ120が撮像して生成した画像データのうち、デジタルカメラ100が合焦するために参照している一部の領域を示す枠である。「スルー画像」とは、CCDイメージセンサ120により一定時間毎に生成される画像で、デジタルカメラ100に記憶されずに、使用者が画角と露光設定を確認できるように表示される画像である。以下、デジタルカメラ100の構成および動作の詳細について説明する。
【0013】
<1−1.構成>
図1を参照し、デジタルカメラ100の構成について説明する。本実施形態のデジタルカメラ100は、光学系110と、CCDイメージセンサ120と、AFE(Analog Front End)121と、画像処理部130と、バッファメモリ140と、コントローラ150と、フラッシュメモリ160と、液晶ディスプレイ170と、操作部180と、カードスロット191と、メモリカード192とを備える。
【0014】
デジタルカメラ100は、光学系110を通じて形成された被写体像をCCDイメージセンサ120で撮像する。CCDイメージセンサ120は、撮像した被写体像に基づく画像データを生成する。CCDイメージセンサ120により生成された画像データはAFE121や画像処理部130において各種処理を施される。画像データはフラッシュメモリ160やメモリカード192に記憶される。フラッシュメモリ160やメモリカード192に記憶された画像データは、使用者による操作部180の操作を受け付けて液晶ディスプレイ170に再生表示されることが可能である。また、CCDイメージセンサ120で撮像され、画像処理部130から出力された画像データはスルー画像として液晶ディスプレイ170に表示される。
【0015】
光学系110は、フォーカスレンズ111、ズームレンズ112、絞り113およびシャッタ114を含む。図示していないが、光学系110は、光学式手ぶれ補正レンズOIS(Optical Image Stabilizer)を含んでもよい。なお、光学系110を構成する各種レンズは何枚から構成されるものでも、何群から構成されるものでもよい。光学系110は、交換レンズによって、交換可能なように構成されてもよく、その場合の光学系110は、フォーカスレンズ111、ズームレンズ112、絞り113を含む。
【0016】
フォーカスレンズ111は、焦点距離を調節する。ズームレンズ112はCCDイメージセンサ120に結像される画像の拡大縮小倍率を調節する。絞り113は、CCDイメージセンサに入射する光量を調節する。シャッタ114は、CCDイメージセンサ120に入射する光の露出時間を調節する。フォーカスレンズ111、ズームレンズ112、絞り113およびシャッタ114は、それぞれに対応したDCモータやステッピングモータ等の駆動手段(不図示)により、コントローラ150から送信された制御信号に従って駆動される。
【0017】
CCDイメージセンサ120は、光学系110を通して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する。CCDイメージセンサ120は、所定のフレームレートで新しいフレームの画像データを生成する。CCDイメージセンサ120の画像データ生成タイミングおよび電子シャッタ動作は、コントローラ150によって制御される。この画像データがスルー画像として逐一液晶ディスプレイ170に表示されることにより、使用者は被写体の状況をリアルタイムに液晶ディスプレイ170で確認できる。また、CCDイメージセンサ120は、通常画角のスルー画像を生成するよりも狭い範囲の被写体像を撮像して、前記と同様の手順によって、合焦枠内を拡大した画角のスルー画像を生成することも可能である。また、CCDイメージセンサ120は、出力する画像のライン数を変更することが可能である。なお本発明においては、CCDイメージセンサ120に代えて、例えばCMOSイメージセンサやNMOSイメージセンサなど、他の撮像素子を用いてもよい。
【0018】
AFE121は、CCDイメージセンサ120によって生成された画像データに対して、相関二重サンプリング、ゲイン調整等の処理を実行する。ゲイン調整においては、ISO感度に相当するゲインが設定される。またAFE121は、アナログ形式の画像データをデジタル形式の画像データへ変換する。その後、AFE121は画像データを画像処理部130に出力する。
【0019】
画像処理部130は、画像データに対して各種の処理を施す。各種処理としては、ガンマ補正および/またはホワイトバランス補正、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、これらの処理の一部がなくてもよい。画像処理部130は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、これらの処理を行うためのプログラムを実行するマイクロコンピュータ等で構成してもよい。またコントローラ150等と共に1つの集積回路として構成してもよい。
【0020】
液晶ディスプレイ170は、デジタルカメラ100の背面に備わる。液晶ディスプレイ170は、画像処理部130にて処理された画像データに基づく画像を表示する。液晶ディスプレイ170が表示する画像には、スルー画像や記録画像がある。液晶ディスプレイ170は、CCDイメージセンサ120により一定時間毎に生成される画像をスルー画像としてリアルタイムで表示する。使用者は、液晶ディスプレイ170に表示されるスルー画像を参照することにより、被写体の構図を確認しながら撮影できる。デジタルカメラ100が使用者からの操作を待機している間に、液晶ディスプレイ170が表示する、このような被写体の構図確認用のスルー画像を、「通常スルー画像」と呼ぶ。また、液晶ディスプレイ170は、所定条件が満たされたとき、通常スルー画像の合焦枠内を拡大したスルー画像(以下、「拡大スルー画像」と呼ぶ)に切り替えて表示する。記録画像は、メモリカード192とフラッシュメモリ160とに記録された画像である。液晶ディスプレイ170は、使用者の操作に従って、メモリカード192とフラッシュメモリ160とにすでに記録された画像データに基づく画像を表示する。液晶ディスプレイ170はこの他に、デジタルカメラ100の各種設定条件等を表示可能である。
【0021】
コントローラ150は、デジタルカメラ100各部の動作を制御する。コントローラ150は、垂直同期信号(VD)に基づいて、CCDイメージセンサ120と、画像処理部130などに制御信号を送信する。コントローラ150は、プログラム等の情報を格納するROM(不図示)、プログラム等の情報を処理するCPU(不図示)等により構成される。ROMは、AF制御やオート露出制御に関するプログラムの他、デジタルカメラ100各部の動作を制御するためのプログラムを格納している。またROMは、CCDイメージセンサ120が起動した後、最初に撮像するときの絞り値やシャッタスピードに関する撮像初期データ、適正露出を得るための目標輝度値に関するデータ等を格納している。
【0022】
コントローラ150は、液晶ディスプレイ170にメニューを表示させる。使用者はこのメニューを見ながら操作部180を操作することにより各種設定を行える。コントローラ150は、操作部180が操作されることにより、設定内容を取得する。
【0023】
コントローラ150は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、マイクロコンピュータなどで構成してもよい。また、画像処理部130などと共に1つの集積回路として構成してもよい。また、ROMはコントローラ150の内部構成である必要はなく、コントローラ150の外部に備わったものでもよい。
【0024】
バッファメモリ140は、画像処理部130やコントローラ150のワークメモリとして機能する記憶手段である。バッファメモリ140はDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで実現できる。
【0025】
フラッシュメモリ160は、画像データ等を記憶するための内部メモリとして機能する。コントローラ150は、画像処理部130で処理される画像データをフラッシュメモリ160あるいはメモリカード192に記憶する。
【0026】
カードスロット191は、メモリカード192を着脱可能な接続手段である。カードスロット191は、メモリカード192を電気的および機械的に接続可能である。また、カードスロット191は、メモリカード192を制御する機能を備えてもよい。
【0027】
メモリカード192は、内部にフラッシュメモリ等の記憶部を備えた外部メモリである。メモリカード192は、画像処理部130で処理された画像データなどのデータを記憶可能である。本実施形態では、外部メモリの一例としてメモリカード192を示すが、光ディスク、HDD等の記憶媒体を外部メモリとしてもよい。また、外部との通信インタフェース(無線または有線)をコントローラ150に接続し、画像データを外部に伝送するように構成してもよい。
【0028】
図2を参照しながら、デジタルカメラ100の操作部180について説明する。操作部180は、デジタルカメラ100の外装に備わったボタンおよびレバー、ダイヤル等の総称であり、使用者による操作を受け付ける。例えば、図2に示すように、レリーズ釦200およびズームレバー201、選択釦203、決定釦204、電源釦202、AF動作開始指示釦205等が操作部180にあたる。操作部180は、使用者による操作を受け付けると、コントローラ150に種々の動作指示信号を送信する。
【0029】
レリーズ釦200は、二段押下式の押下釦である。レリーズ釦200が使用者により半押し操作されると、コントローラ150はAF制御およびオート露出制御などを実行する。また、レリーズ釦200が使用者により全押し操作されると、コントローラ150は、押下操作のタイミングに撮像された画像データを、記録画像としてメモリカード192等に記録する。
【0030】
ズームレバー201は、画角調節についての広角端と望遠端を有する中央位置自己復帰式のレバーである。ズームレバー201は、使用者によって操作されると、コントローラ150にズームレンズ112を駆動するための動作指示信号を送信する。
【0031】
電源釦202は、デジタルカメラ100を構成する各部への電力供給をON/OFFするための押下式釦である。電源OFF時に電源釦202が使用者によって押下されると、コントローラ150はデジタルカメラ100を構成する各部に電力を供給して起動させる。また、電源ON時に電源釦202が使用者によって押下されると、コントローラ150は各部への電力供給を停止する。
【0032】
選択釦203は、上下左右方向に設けられた押下式釦である。使用者は、選択釦203のいずれかの方向を押下することにより、液晶ディスプレイ170に表示される各種条件項目を選択できる。
【0033】
決定釦204は、押下式釦である。デジタルカメラ100が撮影モードあるいは再生モードにあるときに、決定釦204が使用者により押下されると、コントローラ150は液晶ディスプレイ170にメニュー画面を表示する。「撮影モード」は、CCDイメージセンサ120が撮像して生成した画像データをメモリカード192等に記録するモードである。「再生モード」は、メモリカード192等に記録された画像データを液晶ディスプレイ170に表示するモードである。メニュー画面は、撮影動作/再生動作のための各種条件を設定するための画面である。各種条件の設定項目が選択された状態で決定釦204が押下されると、コントローラ150は、選択された項目の設定を確定する。
【0034】
AF動作開始指示釦205は、押下式釦である。デジタルカメラ100が撮影モードにあるときに、AF動作開始指示釦205が使用者によって押下されると、コントローラ150は、ROMからAF制御に関するプログラムを読み出して、AF動作を開始する。
【0035】
なお、CCDイメージセンサ120は、撮像部の一例である。レリーズ釦200や、AF動作開始指示釦205は、操作部の一例である。コントローラ150は、制御部の一例である。液晶ディスプレイ170は表示部の一例である。デジタルカメラ100は撮像装置の一例である。
【0036】
<1−2.動作>
デジタルカメラ100の動作について説明する。デジタルカメラ100のAF動作の概要は次のとおりである。デジタルカメラ100は、使用者による操作の待機中は、液晶ディスプレイ170に通常スルー画像を表示する。使用者によってレリーズ釦200が半押し操作されるか、または、AF動作開始指示釦205が押下されることにより、デジタルカメラ100は、液晶ディスプレイ170の表示を通常スルー画像から拡大スルー画像に切り替え、AF動作を開始する。AF動作が完了してから、デジタルカメラ100は、拡大スルー画像をそのまま所定時間表示した後、通常スルー画像に切り替える。
【0037】
<1−2−1.オートフォーカス制御動作>
以下、デジタルカメラ100のAF制御動作について説明する。
【0038】
本実施形態のデジタルカメラ100は、AF制御動作としてシングルAF制御動作を行う。
【0039】
シングルAF制御は、CCDイメージセンサによって画像データが生成されるごとに算出されるコントラスト値に基づいて実行される(コントラストAF)。コントラスト値は、AF枠(合焦枠)に設定された画像データを構成する輝度信号の高周波成分を積算することにより取得される。コントローラ150は、フォーカスレンズ111を駆動しながら順次取得したコントラスト値を比較することにより、フォーカスレンズ111を移動させる方向を判定し、被写体像の合焦位置を検出する。
【0040】
図3を参照しながら、シングルAF制御動作について説明する。フォーカスレンズ111を駆動するためのフォーカスモータ(図示せず)は、フォーカスレンズ111を無限遠側あるいは至近側から一方向に駆動しつづける。コントローラ150は、フォーカスレンズ111の駆動に合わせて周期的にコントラスト値を算出し続ける(AF検波)。フォーカスモータは、取得されたコントラスト値が上昇しつづける限り、フォーカスレンズ111を一方向に駆動しつづける。コントラスト値の上昇が止まり、下降を開始すると、コントローラ150は、合焦位置を通過したと判断する。このとき、コントローラ150は、コントラスト値がピークとなったフォーカスレンズ111の位置を、合焦位置として検出する。それから、フォーカスモータは、フォーカスレンズ111を今までとは逆方向に駆動して合焦位置を超えた位置まで移動させ、その後、移動方向を反転させてフォーカスモータのガタを補正してから、フォーカスレンズ111を再び合焦位置に移動させる。
【0041】
ここで、画像データの間引きについて説明する。本実施形態のデジタルカメラ100は、CCDイメージセンサ120によって生成された画像データを構成するラインの数を低減することが可能である。このことを「間引き」と呼ぶ。間引きなしの状態は、間引き率が0%の状態である。また、CCDイメージセンサ120が撮像可能なライン数から、二分の一のラインを間引いた状態は、間引き率が50%の状態である。同様に、CCDイメージセンサ120が撮像可能なライン数から四分の三のラインを間引いた状態は、間引き率が75%の状態である。コントラストAFは、コントラスト値を取得する元の画像データのライン数が多いほど精度が高い。換言すると、コントラスト値を取得する元の画像データの間引き率が低いほど、AF制御の精度が高くなる。すなわち、間引き率が0%に近づくほど、AFの精度が向上する。
【0042】
CCDイメージセンサ120によって生成された画像データを間引きするために、本実施形態では、画像データの複数ラインの画素を混合して1ラインの画素として読み出す画素混合読み出しを行う。読み出しモードは間引き率0%のモードを含む。なお、間引き方法として、画像データの複数ラインの情報を混合せず、所定の間隔のラインから情報を読み出す方法でもよい。
【0043】
本実施形態のCCDイメージセンサ120は複数の読み出しモードでのデータ読み出しが可能である。この読み出しモードを適宜変更することで、CCDイメージセンサ120にて生成された画像データの間引き率を変更できる。特に、AF動作時において、CCDイメージセンサ120の読み出しモードを、間引き率が低い読み出しモードに設定する。これにより、CCDイメージセンサ120からは、間引き率の低い高精細の画像データが得られるため、コントラストAFの精度を向上させることができる。
【0044】
<1−2−2.AF動作時のスルー画像表示制御>
図4、図5を参照しながら、デジタルカメラ100のスルー画像表示の制御動作について説明する。
【0045】
デジタルカメラ100の電源がONされると、コントローラ150は、各部に電力を供給するとともに、各部の起動プログラムを実行する。コントローラ150は、デジタルカメラ100が再生モードに設定されているか、撮影モードに設定されているかを判断する(S300)。再生モード設定時(S300におけるNo)は、コントローラ150は、メモリカード192に記録された画像を液晶ディスプレイ170に表示するよう制御する。一方、撮影モード設定時(S300におけるYes)は、通常スルー画像を表示する(S301)。具体的には、コントローラ150は、CCDイメージセンサ120によって生成された画像データから輝度情報を抽出し、適正露出になるよう絞り113や、シャッタ114、画像処理部130を制御する。生成される画像データが適正露出に調整されると、コントローラ150は、スルー画像の表示を開始するよう液晶ディスプレイ170に制御信号を送信する。これにより、液晶ディスプレイ170は、図5(A)に示すような通常スルー画像の表示を開始する(S301)。
【0046】
続いてコントローラ150は、合焦動作指示の有無を判定する(S302)。コントローラ150は、使用者によるレリーズ釦200の半押し操作、または、AF動作開始指示釦205の押下操作を受け付けると、コントローラ150は合焦動作指示があったと判定し(S302におけるYes)、液晶ディスプレイ170に表示させるスルー画像を図5(B)に示すような拡大スルー画像に切り替える。すなわち、コントローラ150は、拡大スルー画像を液晶ディスプレイ170に表示させる(S303)。以下の説明では、使用者がレリーズ釦200の全押し操作を行うまで、レリーズ釦200の半押し操作、またはAF動作開始指示釦205の押下操作は維持されると想定する。本実施形態のコントローラ150は、AF動作中、CCDイメージセンサ120の読み出しモードを切り替えることにより、拡大スルー画像表示時におけるCCDイメージセンサ120により生成される画像データの間引き率を、通常スルー画像表示時における間引き率より低くする。よって、コントローラ150は、AF動作中、高精細の画像データに基づきコントラスト値を算出することにより、より精度の高いコントラストAFを実行できる。続いて、コントローラ150は、このようにしてCCDイメージセンサ120から読み出した画像データのコントラスト値に基づいて、AF動作(合焦動作)を開始する(S304)。
【0047】
上記の例では、通常スルー画像表示時のCCDイメージセンサ120からの画像データの間引き率を、拡大スルー画像表示時の画像データの間引き率よりも高くした。通常スルー画像表示時は、使用者が画角の確認ができれば十分であることから、表示のリアルタイム性を確保すべく、画像データの間引き率を高くして高速な読み出しを実現している。なお、通常スルー画像表示時と拡大スルー画像表示時とで、CCDイメージセンサ120からの画像データの間引き率(ライン数)を同じにしてもよい。
【0048】
コントローラ150は、コントラスト値がピークとなる位置に、フォーカスレンズ111が移動したことを確認して、AF動作を終了する(S305)。コントローラ150は、AF動作が終了してから所定時間(本例では2秒間)は、液晶ディスプレイ170に拡大スルー画像を表示しつづける(S306におけるNo)。
【0049】
コントローラ150は、AF動作が終了してから所定時間(2秒間)が経過したことを検出する(S306におけるYes)と、液晶ディスプレイ170の表示を拡大スルー画像から通常スルー画像に切り替えるように各部を制御する(S307)。すなわち、使用者がレリーズ釦200の半押し操作を維持しているとき、またはAF動作開始指示釦205の押下操作を維持しているときに、コントローラ150は、所定時間(2秒間)の経過を検出すると、拡大スルー画像から通常スルー画像に表示を切り替える。通常スルー画像を参照することで、使用者は最終的な画像全体の構図を確認でき、その後、レリーズ釦200の全押し操作を行うことにより、記録動作開始指示を行うことが可能である。
【0050】
記録動作開始指示が行われると、コントローラ150は、露光動作を実行するようCCDイメージセンサ120を制御し、生成された画像データをメモリカード192に記録する。
【0051】
なお、液晶ディスプレイ170に拡大スルー画像が表示されている間に、使用者はレリーズ釦200の全押し操作することにより、記録動作開始指示を行うことも可能である。また、液晶ディスプレイ170に拡大スルー画像が表示されている間に、レリーズ釦200の全押し操作が行われることなくレリーズ釦200の半押し操作が解除された場合、コントローラ150は、所定時間(2秒間)が経過する前であっても、液晶ディスプレイ170の表示を拡大スルー画像から通常スルー画像に切り替えるように制御してもよい。
【0052】
また、本実施形態ではAF動作終了から通常スルー画に切り替わるまでの所定時間を2秒としたが、これに限定されない。すなわち、AF動作が終了してから使用者がピント状態を確認するまでの時間を充分確保できるように、拡大スルー画像の表示を持続すればよい。この所定時間は例えば1〜5秒でもよい。また、この時間を予め使用者が設定できるような構成であってもよい。
【0053】
<1−3.本実施形態のまとめ>
以上説明したように、本実施形態のデジタルカメラ100は、被写体像を撮像して画像情報を出力するCCDイメージセンサ120と、使用者による合焦動作の指示を受け付けるレリーズ釦200またはAF動作開始指示釦205と、CCDイメージセンサ120が出力した画像情報に基づいて画像を表示する液晶ディスプレイ170と、液晶ディスプレイ170の表示動作を制御するコントローラ150とを備える。コントローラ150は、液晶ディスプレイ170が通常スルー画像を表示しているときにレリーズ釦200またはAF動作開始指示釦205が合焦動作の指示を受け付けた場合、液晶ディスプレイ170の表示が、通常スルー画像から、通常スルー画像の合焦枠301内を拡大した拡大スルー画像に切り替わるように液晶ディスプレイ170を制御し、さらに、合焦動作の完了後、所定時間(2秒間)が経過すると、液晶ディスプレイ170の表示が、拡大スルー画像から、通常スルー画像に切り替わるように、液晶ディスプレイ170を制御する。
【0054】
このような構成を有する本実施形態のデジタルカメラ100は、合焦動作指示を受け付けるとまず液晶ディスプレイ170の表示を通常スルー画像から拡大スルー画像に切り替え、そして合焦動作の完了後、所定時間(2秒間)が経過すると、液晶ディスプレイ170の表示を拡大スルー画像から、通常スルー画像(合焦動作開始前のスルー画像と同じ画角を有するスルー画像)に切り替える。このような動作により、使用者は合焦状態および撮影画像の画角をともに確認できるので、撮像装置の利便性を向上できる。
【0055】
また、本実施形態のデジタルカメラ100において、コントローラ150は、CCDイメージセンサ120が合焦対象の被写体の拡大画像(拡大スルー画像)を出力しているときに、フォーカスレンズ111を制御する。これにより、コントローラ150は、拡大スルー画像の元になる高精細の画像データに基づいて、フォーカスレンズ111を駆動して合焦動作を行うことが可能である。
【0056】
また、本実施形態のデジタルカメラ100において、コントローラ150は、合焦動作の指示(レリーズ釦200の半押し操作またはAF動作開始指示釦の押下)が維持されている間に、拡大画像(拡大スルー画像)の出力から画角確認用画像(通常スルー画像)の出力に切り替えるようCCDイメージセンサ120を制御する。すなわち、合焦動作の指示がなされてから、続いて記録動作の指示(レリーズ釦200の全押し操作)がなされるまでの間に、コントローラ150は、拡大画像の出力から画角確認用画像の出力に切り替えるようCCDイメージセンサ120を制御する。これにより、合焦動作の指示から記録動作の指示までの一連の流れにおいて、その流れに即して、デジタルカメラ100は、使用者の確認対象として相応しい画像(拡大画像または画角確認用画像)が液晶ディスプレイ170に表示されるよう制御できる。
【0057】
また、本実施形態のデジタルカメラ100は、CCDイメージセンサ120の読み出しモードを切り替えることにより、CCDイメージセンサ120の出力する合焦対象の被写体の拡大画像の間引き率を、画角確認用画像の間引き率よりも低くする。これにより、デジタルカメラ100は、より精度の高いコントラストAFを行なえる。
【0058】
また、本実施形態のデジタルカメラ100において、合焦動作が完了してから満たすべき所定の条件は、所定時間経過したか否かに関する条件である。これにより、デジタルカメラ100は、合焦動作が完了してから所定時間経過するまで、間引き率の低い拡大画像に基づく拡大スルー画像を液晶ディスプレイ170に表示しておくことができる。したがって、使用者は、合焦対象とする被写体のピント状態を確認しやすい。
【0059】
<実施形態2>
以上により、本発明の実施形態1について説明した。しかし本発明は、これに限定されない。以下、実施形態2について説明する。
【0060】
実施形態1では、AF動作終了後にコントローラ150が液晶ディスプレイ170の表示を拡大スルー画像から通常スルー画像に切り替えるための所定条件は、AF動作終了から所定時間(2秒間)経過することであった。これに対して、本実施形態では、スルー画像切り換えの条件は、所定の操作を受け付けることである。以下、実施形態2のデジタルカメラの構成および動作について説明する。
【0061】
<2−1.構成>
本実施形態のデジタルカメラ100の構成は、実施形態1と同様であるため説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については、同じ符号にて説明する。
【0062】
<2−2.動作>
本実施形態のデジタルカメラ100は、レリーズ釦200が半押し操作されるか、または、AF動作開始指示釦205が押下されると、液晶ディスプレイ170の表示を通常スルー画像から拡大スルー画像に切り替え、AF動作を開始する。デジタルカメラ100は、AF動作を完了しても、拡大スルー画像をそのまま表示しつづける。決定釦204が押下されると、液晶ディスプレイ170の表示は、通常スルー画像に切り替わる。以下、本実施形態のデジタルカメラ100の動作の詳細について説明する。
【0063】
<2−2−1.オートフォーカス制御動作>
図6を参照しながらデジタルカメラ100の、AF時におけるスルー画像表示の制御動作について説明する。
【0064】
図6におけるステップS400からS405に相当する動作は、図4におけるステップS300からS305に相当する動作と同様であるため、説明を省略する。
【0065】
コントローラ150は、AF動作の終了後、液晶ディスプレイ170に拡大スルー画像が表示されている間、使用者によって決定釦204が押下されたか否かを監視する(S406)。コントローラ150は、決定釦204が押下されたことを検出すると(S406におけるYes)、CCDイメージセンサ120の読み出しモードを切り替え、拡大スルー画像から通常スルー画像に表示を切り替える(S407)。通常スルー画像に表示が切り替ってから、使用者はレリーズ釦200の全押し操作を行うことにより、記録動作開始指示を行うことができる。
【0066】
コントローラ150は、記録動作開始指示を受けると、露光動作が実行されるようにCCDイメージセンサ120を制御し、CCDイメージセンサ120によって生成された画像データをメモリカード192に記録する。
【0067】
なお、本実施形態において、拡大スルー画像から通常スルー画像へ表示を切り替えるための釦として、決定釦204を用いる場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ズームレバー201や、選択釦203に同様の機能を割り当てるようにしてもよい。
【0068】
また、本実施形態においては、液晶ディスプレイ170に拡大スルー画像が表示されている間に、使用者がレリーズ釦200の全押し操作を行うことなく半押し操作を解除した場合、液晶ディスプレイ170の表示を通常スルー画像に切り替える構成でもよい。
【0069】
<2−3.本実施形態のまとめ>
以上説明したように、本実施形態のデジタルカメラ100は、被写体像を撮像して画像情報を出力するCCDイメージセンサ120と、使用者による合焦動作の指示を受け付けるレリーズ釦200またはAF動作開始指示釦205と、CCDイメージセンサ120が出力した画像情報に基づいて画像を表示する液晶ディスプレイ170と、液晶ディスプレイ170の表示動作を制御するコントローラ150とを備える。コントローラ150は、液晶ディスプレイ170が通常スルー画像を表示しているときにレリーズ釦200またはAF動作開始指示釦205が合焦動作の指示を受け付けた場合、液晶ディスプレイ170の表示が、通常スルー画像から、通常スルー画像の合焦枠301内を拡大した拡大スルー画像に切り替わるように液晶ディスプレイ170を制御し、さらに、合焦動作の完了後、レリーズ釦200またはAF動作開始指示釦205が合焦動作の指示を受け付けた場合、液晶ディスプレイ170の表示が、拡大スルー画像から、通常スルー画像に切り替わるように、液晶ディスプレイ170を制御する。
【0070】
このような構成を有する本実施形態のデジタルカメラ100は、合焦動作指示を受け付けるとまず液晶ディスプレイ170の表示を通常スルー画像から拡大スルー画像に切り替え、そして合焦動作の完了後、レリーズ釦200またはAF動作開始指示釦205が合焦動作の指示を受け付けた場合、液晶ディスプレイ170の表示を拡大スルー画像から、通常スルー画像(合焦動作開始前のスルー画像と同じ画角を有するスルー画像)に切り替える。このような動作によって使用者の意図したタイミングでのスルー画像の切り替えが可能なので、実施形態1と同様に、使用者は合焦状態および撮影画像の画角をともに確認できるので、撮像装置の利便性を向上できる。
【0071】
<3.他の実施形態>
以上のとおり、本発明の実施形態1と実施形態2について説明した。本発明の他の実施形態について、以下にまとめて説明する。
【0072】
前述の実施形態1のデジタルカメラ100は、AF動作終了後に所定時間経過したときに、拡大スルー画像から通常スルー画像に切り替える構成であった。しかし、この所定時間の間に、前述の実施形態2のように、使用者によって決定釦204が押下された場合は、所定時間の経過前に、液晶ディスプレイ170の表示を通常スルー画像に切り替えるようにしてもよい。
【0073】
また、前述の実施形態1および2では、使用者によるレリーズ釦200の半押し操作、または、AF動作開始指示釦205が押下されたときに、デジタルカメラ100は、液晶ディスプレイ170の表示を通常スルー画像から拡大スルー画像に切り替え、AF動作を開始した。しかし、AF動作開始指示釦205が押下されたときに拡大スルー画像への切り替えを行わず、AF動作を開始させるのみとしてもよい。このとき、レリーズ釦200の半押し操作により、通常スルー画像から拡大スルー画像へ切り替えるようにしてもよい。
【0074】
また、前述の実施形態のデジタルカメラ100は、AF動作時の拡大スルー画像表示中に、拡大スルー画像(合焦枠301内の画像)の元になる画像データの特徴の変化が所定値を超えた場合、ディスプレイ170の表示を拡大スルー画像から通常スルー画像へ切り替えるような構成であってもよい。この画像データの特徴は、例えば輝度に関する特徴である。また、拡大スルー画像の元になる画像データに顔が含まれた場合、その顔に関する顔情報がこの拡大スルー画像に含まれなくなったとき、ディスプレイ170の表示を拡大スルー画像から通常スルー画像へ切り替えるような構成であってもよい。
【0075】
前述の実施形態のデジタルカメラ100では、コントラストAFの精度を向上させるために、コントラスト値を算出するために用いる画像データの間引き率をより低くした。しかし、本発明はこれに限定されない。CCDイメージセンサ120の出力する画像データのフレームレートを上げ、コントラスト値算出の頻度を上げることにより、コントラストAFの精度を向上させてもよい。
【0076】
以上のように、デジタルカメラ100は、AF動作中およびAF動作後の一定時間は、合焦状態の確認のために、拡大スルー画像を表示し、所定のタイミングで画角確認のための通常のスルー画像に切り替えてから、記録動作を開始できる。これにより、使用者にとって合焦対象とする被写体のピント状態が確認しやすく、便利な撮像装置が実現できる。
【産業上の利用可能性】
【0077】
本発明は、AF制御機能を有するデジタルカメラ、ムービーカメラ、カメラ付き情報端末などの撮像装置に適用できる。
【符号の説明】
【0078】
100…デジタルカメラ
110…光学系
111…フォーカスレンズ
112…ズームレンズ
113…絞り
114…シャッタ
120…CCDイメージセンサ
121…AFE(Analog Front End)
130…画像処理部
140…バッファメモリ
150…コントローラ
160…フラッシュメモリ
170…液晶ディスプレイ
180…操作部
191…カードスロット
192…メモリカード
200…レリーズ釦
201…ズームレバー
202…電源釦
203…選択釦
204…決定釦
205…オートフォーカス動作開始指示釦
301…合焦枠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体像を撮像して画像情報を出力する撮像部と、
使用者による合焦動作の指示を受け付ける操作部と、
撮像部が出力した画像情報に基づいて画像を表示する表示部と、
表示部の表示動作を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記表示部が画像を表示しているときに前記操作部が前記合焦動作の指示を受け付けた場合、前記表示部の表示が、前記表示中の画像から、前記表示中の画像の合焦領域を拡大した拡大画像に切り替わるように前記表示部を制御し、
さらに、前記合焦動作の完了後、所定条件が満たされた場合、前記表示部の表示が、前記拡大画像から、前記拡大画像の表示前に表示されていた画像と同じ画角を有する画像に切り替わるように、前記表示部を制御する
撮像装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記表示部が前記拡大画像を表示している間に、前記合焦動作を実行することを特徴とする、
請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】
前記拡大画像の元になる前記画像情報は、前記表示中の画像の元になる前記画像情報よりも高精細であることを特徴とする、
請求項1記載の撮像装置。
【請求項4】
前記所定条件は前記合焦動作指示の解除であることを特徴とする、
請求項1記載の撮像装置。
【請求項5】
前記所定条件は、前記合焦動作の完了から所定時間が経過したことであることを特徴とする、
請求項1記載の撮像装置。
【請求項6】
前記所定条件は、所定の操作を受け付けたことであることを特徴とする、
請求項1記載の撮像装置。
【請求項7】
前記所定条件は、前記拡大画像の特徴の変化が所定値を超えることであることを特徴とする、
請求項1記載の撮像装置。
【請求項8】
前記所定条件は、前記拡大画像に顔が含まれた場合、前記顔に関する顔情報が前記拡大画像に含まれなくなったことであることを特徴とする
請求項7記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−217168(P2012−217168A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−81284(P2012−81284)
【出願日】平成24年3月30日(2012.3.30)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】