説明

操作検出装置、及び、操作検出方法

【課題】様々な機器に好適に適用できる操作検出装置等を提供する。
【解決手段】選択ボタンブロック10A〜10Iに設けられる選択ボタンが操作されると、選択ボタンブロック10〜10Iの縦軸方向(上方向)及び横軸方向(右方向)に無線信号が送信される。選択ボタンブロック10A〜10Iから送信された無線信号は、信号検出部20A〜20Cのいずれか、及び、信号検出部20D〜20Fのいずれかによって検出される。制御部30は、いずれの信号検出部20A〜20Fによって無線信号が検出されたかによって操作された選択ボタンの位置を特定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作検出装置、及び、操作検出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ディスプレイ上の位置の指定を検出するための装置として、タッチパネル装置が提案されている。
【0003】
ディスプレイの縦横軸方向の一端側に発光素子を設けて、他端側に受光素子を設けたタッチパネル装置が開示されている(例えば特許文献1)。このタッチパネル装置では、ディスプレイに接触があると、その位置における光路が遮断される。従って、受光ができなくなった受光素子を特定することで、接触位置を特定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−99201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のタッチパネル装置では、ディスプレイの大きさ応じた調整が必要であり、自動販売機など実際に商品を陳列する大型のディスプレイを備える機器などに適用しようとするとコストが大きくなってしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、様々な機器に好適に適用できる操作検出装置、操作検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の操作検出装置は、
パネルの縦横軸方向にマトリックス状に設けられ、当該パネルへの操作を検出する複数の操作検出手段と、
前記操作検出手段に対応付けて設けられ、前記操作検出手段により前記パネルへの操作が検出されたときに、前記パネルの横軸方向及び縦軸方向に無線信号を送信する複数の送信手段と、
前記パネルの横軸方向の一端側及び縦軸方向の一端側に設けられ、前記送信手段から送信される無線信号を検出する検出手段と、
前記検出手段により、いずれの前記送信手段からの無線信号を検出したかに基づいて、前記パネルの操作された位置を判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、様々な機器に好適に適用できる操作検出装置、操作検出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に係る操作検出装置を適用した自動販売機を示す図である。
【図2】選択ボタンブロックの構成を示すブロック図である。
【図3】選択ボタンブロックと、信号検出部と、の位置関係を示す図である。
【図4】操作検出処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】選択ボタンパネル及び信号検出部の上方からの断面図である。
【図6】選択ボタンブロックの他の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係る操作検出装置について、図面を参照しながら説明する。この実施形態では、自動販売機に操作検出装置を適用した例について説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施形態に係る操作検出装置を適用した自動販売機1を示す図である。図1(A)は、自動販売機1の外観図である。図1(A)に示すように示すように、自動販売機1は、ディスプレイパネル2、払出口3、現金投入口4、選択ボタンブロック10などから構成される。
【0012】
ディスプレイパネル2は、例えば、商品を展示・陳列するためのスペースと、商品を視認可能にするためのガラス窓と、から構成される。自動販売機1は、3×3の9個のディスプレイパネル2を備え、9個の商品を購入可能となっている。この数は任意であってよい。各ディスプレイパネル2には、選択ボタンを備えた選択ボタンブロック10が設けられている。この実施形態では、ディスプレイパネル2の左上側に選択ボタンブロック10が設けられている。選択ボタンブロック10の位置は、ディスプレイパネル2との対応関係が明確であれば任意でよい。選択ボタンブロック10は、ディスプレイパネル2内の商品の視認性を妨げない位置に設けられていることが好ましい。
【0013】
商品購入者は、現金投入口4から現金を投入し、購入したい商品が陳列されているディスプレイ2に対応する選択ボタンを押下する。これにより、商品が払出口3から払い出される。このときに、おつりがあれば、払出口3に設けられたおつり用の払出口からおつりが払い出される。即ち、自動販売機1において商品を購入する際の動作は、一般的な自動販売機と同様である。
【0014】
本実施形態の自動販売機1は、いずれの選択ボタンが押下されたかを検出するために、本発明の操作検出装置を採用していることを特徴とする。
【0015】
図1(B)は、自動販売機1の内部構成を示すブロック図である。自動販売機1は、複数の選択ボタンブロック10(10A〜10I)、複数の信号検出部20(20A〜20F)、制御部30などから構成される。
【0016】
各選択ボタンブロック10は、図2に示すように、操作検出部11と、無線送信部12と、から構成される。
【0017】
操作検出部11は、商品購入者が押下するための選択ボタンを有し、押下操作を検出すると、操作検出信号を無線送信部12に伝送する。なお、選択ボタンは、商品購入者が選択操作をできるものであればよく、接触センサなどで構成されてもよい。
【0018】
無線送信部12は、無線信号を送信するためのアンテナなどから構成される。無線送信部12は、操作検出部11から操作検出信号を受け取ると、自動販売機1を正面から見た場合の垂直の2方向(この実施形態では、自動販売機1の上方向及び右方向)に無線信号を送信する。なお、無線信号の種類は、赤外線信号など、指向性を確保できるものであればよい。
【0019】
なお、無線送信部12により無線信号を送信するためには、電力を要するが、ケーブルなどにより有線で給電するようにしてもよいし、無線給電するようにしてもよい。また、選択ボタンブロック10内に電池を設けて給電するようにしてもよい。
【0020】
図3は、選択ボタンブロック10(10A〜10I)と、信号検出部20(20A〜20F)と、の位置関係を示す図である。図3は、自動販売機1を正面から見た場合の位置関係である。各選択ブロック10からは図3における上方向及び右方向に無線信号が送信される。
【0021】
従って、選択ボタンブロック10Aから送信された無線信号は、信号検出部20A及び20Dにより検出される。選択ボタンブロック10Bから送信された無線信号は、信号検出部20B及び20Dにより検出される。選択ボタンブロック10Cから送信された無線信号は、信号検出部20C及び20Dにより検出される。
【0022】
選択ボタンブロック10Dから送信された無線信号は、信号検出部20A及び20Eにより検出される。選択ボタンブロック10Eから送信された無線信号は、信号検出部20B及び20Eにより検出される。選択ボタンブロック10Fから送信された無線信号は、信号検出部20C及び20Eにより検出される。
【0023】
選択ボタンブロック10Gから送信された無線信号は、信号検出部20A及び20Fにより検出される。選択ボタンブロック10Hから送信された無線信号は、信号検出部20B及び20Fにより検出される。選択ボタンブロック10Iから送信された無線信号は、信号検出部20C及び20Fにより検出される。
【0024】
即ち、いずれの信号検出部20により無線信号を検出したかに応じて、操作された選択ボタンを特定することができる。
【0025】
信号検出部20は、無線信号を受信するためのアンテナなどから構成され、無線送信部12から送信された無線信号を検出する。信号検出部20は、自らを識別するための識別情報を有する。そして、信号検出部20は、無線信号を検出すると、無線信号を検出した旨と識別情報とを制御部30に通知する。
【0026】
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)や動作プログラムや操作された選択ボタンを特定するために使用されるテーブルなどを記憶するROM(Read Only Memory)などの記憶装置から構成される。制御部30は、信号検出部20から無線信号を検出した旨と識別情報との通知を受けると、信号検出部20の識別情報に基づいて、操作された選択ボタンを特定する。そして、操作された選択ボタンに対応する商品を払出口3から払い出すための払出処理を実行する。払出処理では、自動販売機1に設けられたモータなどを駆動して商品を払出口3から払い出すための処理、おつりを払い出すための処理などが実行されればよい。
【0027】
図4は、制御部30が実行する操作検出処理の動作を示すフローチャートである。制御部30は、例えば、現金投入口4に商品を購入可能な額の現金が投入されたときに、図4に示す操作検出処理を実行する。
【0028】
操作検出処理では、制御部30は、先ず、信号検出部20から無線信号を検出した旨と識別情報との通知を受信したか否かを判別する(ステップS101)。
【0029】
信号検出部20から無線信号を検出した旨と識別情報との通知を受信した場合(ステップS101;Yes)、受信した通知に含まれる信号検出部20の識別情報に基づいて、操作された選択ボタンの位置を特定する(ステップS102)。
【0030】
ここでは、図3に示す対応関係から特定すればよい。即ち、信号検出部20A及び20Dの識別情報を受信した場合には、選択ボタンブロック10Aの選択ボタンが操作されたと特定する。信号検出部20B及び20Dの識別情報を受信した場合には、選択ボタンブロック10Bの選択ボタンが操作されたと特定する。信号検出部20C及び20Dの識別情報を受信した場合には、選択ボタンブロック10Cの選択ボタンが操作されたと特定する。
【0031】
信号検出部20A及び20Eの識別情報を受信した場合には、選択ボタンブロック10Dの選択ボタンが操作されたと特定する。信号検出部20B及び20Eの識別情報を受信した場合には、選択ボタンブロック10Eの選択ボタンが操作されたと特定する。信号検出部20C及び20Eの識別情報を受信した場合には、選択ボタンブロック10Fの選択ボタンが操作されたと特定する。
【0032】
信号検出部20A及び20Fの識別情報を受信した場合には、選択ボタンブロック10Gの選択ボタンが操作されたと特定する。信号検出部20B及び20Fの識別情報を受信した場合には、選択ボタンブロック10Hの選択ボタンが操作されたと特定する。信号検出部20C及び20Fの識別情報を受信した場合には、選択ボタンブロック10Iの選択ボタンが操作されたと特定する。
【0033】
ステップS102に処理で操作された選択ボタンの位置を特定したら、操作ボタンの位置に対応する商品を払い出すための払出処理を実行する(ステップS103)。その後、操作検出処理を終了する。
【0034】
以上のようにして、無線信号を利用してディスプレイパネル2における操作位置を特定することができる。なお、無線信号を使用しているため、配線などの部品点数を削減することができ、商品を展示・陳列するためのスペースの視認性を確保することができ、見栄えがよくなる。
【0035】
なお、図1(B)に示すように、選択ボタンブロック10は、上下方向(縦軸方向)、左右方向(横軸方向)において重なっているので、一の選択ボタンブロック10から送信された無線信号が他の選択ボタンブロック10によって遮断される可能性がある。そこで、本発明では、以下のような工夫をしている。
【0036】
図5は、選択ボタンブロック10A〜10C及び信号検出部20Dの上方からの断面図である。図5に示すように、無線送信部12A〜12Cを、自動販売機1の厚み方向にずらして設置する。このようにすることで、一の選択ボタンブロック10から送信された無線信号が他の選択ボタンブロック10によって遮断されることを防止できる。なお図5では、選択ボタンブロック10A〜10C及び信号検出部20Dのみを示しているが、他の選択ボタンブロック10及び信号検出部20も同様に構成すればよい。
【0037】
図6は、一の選択ボタンブロック10から送信された無線信号が他の選択ボタンブロック10によって遮断されることを防止するための他の構成を示す図である。この例では、図6(A)に示すように、各選択ボタンブロック10に一または複数の反射板13を設ける。反射板13は、その角度が調整可能となっている。
【0038】
また、図6(B)、(C)に示すように、自動販売機1内にも反射板13を設ける。図6(B)は、上方向(縦軸方向)に送信される無線信号の経路を示している。各選択ボタンブロック10においては、図6(B)の矢印の方向に無線信号が反射するように反射板13の角度が調整されている。図6(C)は、右方向(横軸方向)に送信される無線信号の経路を示している。各選択ボタンブロック10においては、図6(C)の矢印の方向に無線信号が反射するように反射板13の角度が調整されている。
【0039】
例えば、選択ボタンブロック10Gの選択ボタンが操作されると、選択ボタンブロック10Gの上方向、及び、右方向に無線信号が送信される。上方向に送信された無線信号は、選択ボタンブロック10Dに設けられる反射板13によって反射され、その後自動販売機1内に設けられた反射板13によって反射され、信号検出部20Aに到達する。また、右方向に送信された無線信号は、選択ボタンブロック10Hに設けられる反射板13によって反射され、その後自動販売機1内に設けられた反射板13によって反射され、信号検出部20Fに到達する。
【0040】
このような反射板13を設けることで、図6(B)、(C)に示すように、各選択ボタンブロック10の上下方向(縦軸方向)、左右方向(横軸方向)において重なっている選択ボタンブロック10を避けて、対する信号検出部20に無線信号を送信することができる。なお、反射板13は、無線信号を反射できるものであればよく、金属板やミラーなどであればよい。
【0041】
図6(A)に示す選択ボタンブロック10に反射板13を設けて、操作検出部11、無線送信部12、反射板13を一つのモジュールとして構成することで、この選択ボタンブロック10を用いて、3×3のディスプレイパネル2以外の自動販売機を容易に構成することができる。
【0042】
なお、この発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
【0043】
上記実施形態では、操作検出部11と無線送信部12とが一体に構成されていたが、別の位置に設けられていてもよい。即ち、操作を検出する位置と、無線信号を送信する位置と、は必ずしも同一でなくてもよい。
【0044】
また、上記実施形態では複数の信号検出部20A〜20Fで構成されていたが、縦軸方向、横軸方向の信号検出部それぞれをバー状に一体に構成されていてもよいし、縦軸方向及び横軸方向を一体としたL字型に構成されてもよい。
【0045】
図6に示した例では、選択ボタンブロック10内に反射板13を設けた例を説明したが、反射板13は選択ボタンブロック10の外であって、自動販売機1の任意の位置に設けられるようにしてもよい。
【0046】
上記実施形態では、自動販売機1に操作検出装置を適用した例について説明したが、本発明の操作検出装置を液晶モニタにおけるタッチパネル装置として適用してもよい。この場合は、操作を検出すべき位置全てに選択ボタンブロック10と同様の構成(この場合、操作検出部はタッチセンサとなる)を設ければよい。また、本発明の操作検出装置を操作パネルなどの入力装置に適用してもよい。
【0047】
また、制御部30が実行するプログラムは予めROMに記憶されているものとして説明したが、外部の記憶媒体から取得したものであってもよいし、ネットワークを介して伝送されたものを記憶するようにしてもよい。
【0048】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含む。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0049】
(付記1)
パネルの縦横軸方向にマトリックス状に設けられ、当該パネルへの操作を検出する複数の操作検出手段と、
前記操作検出手段に対応付けて設けられ、前記操作検出手段により前記パネルへの操作が検出されたときに、前記パネルの横軸方向及び縦軸方向に無線信号を送信する複数の送信手段と、
前記パネルの横軸方向の一端側及び縦軸方向の一端側に設けられ、前記送信手段から送信される無線信号を検出する検出手段と、
前記検出手段により、いずれの前記送信手段からの無線信号を検出したかに基づいて、前記パネルの操作された位置を判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする操作検出装置。
【0050】
(付記2)
前記検出手段は、前記送信手段の位置から前記パネルの横軸方向に伸ばした直線上に設けられ、無線信号を検出するための複数の横軸検出器、及び、前記送信手段の位置から前記パネルの縦軸方向に伸ばした直線上に設けられ、無線信号を検出するための複数の縦軸検出器から構成され、
前記判別手段は、前記複数の横軸検出器のうちいずれの前記横軸検出器によって無線信号を検出したか、及び、前記複数の縦軸検出器のうちいずれの前記縦軸検出器によって無線信号を検出したかによって前記パネルの操作された位置を判別する
ことを特徴とする付記1に記載の操作検出装置。
【0051】
(付記3)
前記判別手段は、無線信号を検出した前記横軸検出器が設けられる縦軸方向の直線と、無線信号を検出した前記縦軸検出器が設けられる横軸方向の直線と、の交点が操作された位置であると判別する
ことを特徴とする付記2に記載の操作検出装置。
【0052】
(付記4)
前記送信手段から送信される無線信号を反射させて前記検出手段に到達させるための反射手段をさらに備える
ことを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の操作検出装置。
【0053】
(付記5)
一の前記操作検出手段と、一の前記送信手段と、前記反射手段と、を一つのモジュールで構成する
ことを特徴とする付記4に記載の操作検出装置。
【0054】
(付記6)
前記判別手段による判別結果に応じて予め定められた処理を実行する処理手段をさらに備える
ことを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の操作検出装置。
【0055】
(付記7)
パネルへの操作を検出する複数の操作検出ステップと、
前記操作検出ステップにより前記パネルへの操作が検出されたときに、当該操作が検出された位置に設けられる送信部から前記パネルの横軸方向及び縦軸方向に無線信号を送信する送信ステップと、
前記パネルの横軸方向の一端側及び縦軸方向の一端側において、前記送信部から送信される無線信号を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにより、いずれの前記送信部からの無線信号を検出したかに基づいて、前記パネルの操作された位置を判別する判別ステップと、
を備えることを特徴とする操作検出方法。
【符号の説明】
【0056】
1…自動販売機、2…ディスプレイパネル、3…払出口、4…現金投入口、10…選択ボタンブロック、20…信号検出部、30…制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネルの縦横軸方向にマトリックス状に設けられ、当該パネルへの操作を検出する複数の操作検出手段と、
前記操作検出手段に対応付けて設けられ、前記操作検出手段により前記パネルへの操作が検出されたときに、前記パネルの横軸方向及び縦軸方向に無線信号を送信する複数の送信手段と、
前記パネルの横軸方向の一端側及び縦軸方向の一端側に設けられ、前記送信手段から送信される無線信号を検出する検出手段と、
前記検出手段により、いずれの前記送信手段からの無線信号を検出したかに基づいて、前記パネルの操作された位置を判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする操作検出装置。
【請求項2】
前記検出手段は、前記送信手段の位置から前記パネルの横軸方向に伸ばした直線上に設けられ、無線信号を検出するための複数の横軸検出器、及び、前記送信手段の位置から前記パネルの縦軸方向に伸ばした直線上に設けられ、無線信号を検出するための複数の縦軸検出器から構成され、
前記判別手段は、前記複数の横軸検出器のうちいずれの前記横軸検出器によって無線信号を検出したか、及び、前記複数の縦軸検出器のうちいずれの前記縦軸検出器によって無線信号を検出したかによって前記パネルの操作された位置を判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の操作検出装置。
【請求項3】
前記判別手段は、無線信号を検出した前記横軸検出器が設けられる縦軸方向の直線と、無線信号を検出した前記縦軸検出器が設けられる横軸方向の直線と、の交点が操作された位置であると判別する
ことを特徴とする請求項2に記載の操作検出装置。
【請求項4】
前記送信手段から送信される無線信号を反射させて前記検出手段に到達させるための反射手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の操作検出装置。
【請求項5】
一の前記操作検出手段と、一の前記送信手段と、前記反射手段と、を一つのモジュールで構成する
ことを特徴とする請求項4に記載の操作検出装置。
【請求項6】
前記判別手段による判別結果に応じて予め定められた処理を実行する処理手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の操作検出装置。
【請求項7】
パネルへの操作を検出する複数の操作検出ステップと、
前記操作検出ステップにより前記パネルへの操作が検出されたときに、当該操作が検出された位置に設けられる送信部から前記パネルの横軸方向及び縦軸方向に無線信号を送信する送信ステップと、
前記パネルの横軸方向の一端側及び縦軸方向の一端側において、前記送信部から送信される無線信号を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにより、いずれの前記送信部からの無線信号を検出したかに基づいて、前記パネルの操作された位置を判別する判別ステップと、
を備えることを特徴とする操作検出方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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