説明

操作装置及びそれを備える撮影装置

【課題】 ユーザーの意図する操作キーの操作形態を任意に設定することを可能にした電子機器を提供する。
【解決手段】 制御信号を被制御部に出力する操作装置は、操作に応じて第1操作信号を出力する操作手段と、前記操作手段の操作形態を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記操作手段の操作形態と、前記操作手段から出力された前記第1操作信号とに基づいて、前記制御信号を前記被制御部に出力する制御手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラや雲台装置等の電子機器を操作するための操作装置及びそれを備える撮影装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラ、ビデオカメラ、又は、リモコンカメラの操作パネルやコピー機の操作パネルには、カメラ、装置の制御を行うための操作キーとして、ハードキー、又は、タッチパネル等の画面上のソフトキー、又は、その両方を兼備していることが知られている。このような操作キーにおいて、特許文献1には、操作キーの誤操作防止のため、操作キーを保護部材で囲い保護部材の開閉により操作キーの誤操作を防止することが開示されている。
【0003】
また、他の誤操作防止として、特許文献2には、操作キーを2回押下することで所定の機能を実行させることが開示されている。
上述の誤操作防止以外に、特許文献3には、ユーザーが頻繁に使用する所望の機能を複数のキーに割り当て、1回の押下で実行できるようにしたことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−37166号公報
【特許文献2】特開2005−20070号公報
【特許文献3】特開2005−266991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、操作キーの誤操作防止のため保護部材が必要でありコストアップとなる。また、保護部材の開閉を行わなければならないのでユーザーにとって操作性が良いというわけではない。
【0006】
特許文献2は、操作キーの誤操作防止のため操作キーを2回押下しなければならないので、操作の慣れたユーザーにとっては煩わしい。
【0007】
特許文献3は、割り当てられた操作キーの1回の押下で機能が実行されてしまうため操作キーの誤操作防止が考慮されているわけではない。
【0008】
一般的に、上記の先行技術においては、操作キーを1回又は2回押下で機能が実行又は停止する等の操作キーの操作形態は、開発者の意図により設定されており、必ずしもユーザーの意図する操作キーの操作形態となっているわけではない。このため、先行技術の操作キーの操作形態は、必ずしもユーザーの使用しやすいものではなかった。
【0009】
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、ユーザーが操作装置の操作形態を任意に設定することを可能にした操作装置及びそれを備えた撮影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明に係る操作装置は、制御信号を被制御部に出力する操作装置であって、操作に応じて第1操作信号を出力する操作手段と、前記操作手段の操作形態を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記操作手段の操作形態と、前記操作手段から出力された前記第1操作信号とに基づいて、前記制御信号を前記被制御部に出力する制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る操作装置は、ユーザーが操作手段の操作形態を任意に設定することを可能にした操作装置及びそれを備えた撮影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施例1の構成図。
【図1a】実施例1の操作パネル部の構成図。
【図2】実施例1のフローチャート図。
【図3】実施例2のフローチャート図。
【図4】実施例2の設定メニュ画面例。
【図5】実施例2の設定画面例。
【図6】実施例2の操作画面例。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は本発明の実施例1のリモコンカメラの操作器(操作装置)およびそれを有するリモコンカメラシステム(撮影装置)の要部構成図である。図1において、ズーミングやフォーカシング機能等を有する撮影レンズを有し該レンズによる被写体像を撮像するカメラ装置としてのカメラ1は、パンニング(横方向の駆動)及びチルティング(縦方向の駆動)等の旋回動作が可能な雲台装置としての電動雲台2に取り付けられている(載置されている)。カメラ1、電動雲台2は、遠隔に設置された操作装置としての操作器3により、ズーミングや画像のゲイン調整等のカメラ1の各種制御、パンニングやチルティング等の電動雲台2の各種制御が行われるようになっている。
【0015】
操作器3は、操作パネル部4、制御手段としてのCPU12及び雲台・カメラ制御インタフェース部13、記憶手段としてのメモリ14、タリー信号入力部15で構成されている。
【0016】
操作パネル部4は、図1aに示すように、カメラ1のPOWER、GAIN等のカメラ制御を行うための操作信号(第1操作信号)を出力するための操作手段としての複数のハードキー5a〜5f、そして、各ハードキーと併用、又は、各ハードキー以外に割り当てられたカメラ1、電動雲台2の設定を行うタッチパネル付き表示部6等の設定手段が取り付けられている。また、複数のハードキー5a〜5f以外の操作手段として、電動雲台2をパンニング、チルティングするためのジョイスティック、十字キー等の操作部7、ズームレバー8、フォーカスつまみ9、アイリスつまみ10等が取り付けられている。さらに、操作パネル部4には、電動雲台2のパン、チルト位置、カメラ1のズーム、フォーカス位置等を記憶し、再生する、複数のショットキー11a〜11h等の設定手段も実装されている。なお、ショットキーはハードキーの一種である。
【0017】
CPU(制御手段)12は、操作パネル部4の各操作部材5〜11と接続され、操作手段又は設定手段としての各操作部材5〜11で操作された信号を受信し、雲台・カメラ制御インタフェース部(制御手段)13を介して、被制御部であるカメラ1、電動雲台2に制御信号を出力(送信)する。本実施例では、カメラ1や電動雲台2が、操作パネル部4と別体となっているが、デジタルカメラやビデオカメラのようにカメラ部と操作パネル部が一体となっている機器では、機器内部で制御信号を送受信する。メモリ(記憶手段)14もCPU(制御手段)12と接続され、後述する操作キーの操作形態の記憶を行う。タリー信号入力部15は、他のシステム16からカメラ1の映像が現在オンエアー中であることを知らせるタリー信号を第2操作信号として受信し、CPU(制御手段)12に送信する。
【0018】
図2は、実施例1の各ハードキー(操作手段)の操作形態を設定する設定方法に関してのフローチャート図である。本フローでは、図1aの複数のハードキー(操作手段)の中から5aを例としてあげているが他のハードキー(操作手段)でも構わない。
【0019】
最初に、操作形態を設定したい操作手段としてのハードキー5aを長押しし、キー操作形態設定モードとする(ステップS1)。ハードキー5aに内蔵のLEDが点滅する(ステップS2)。本実施例では、ハードキー(操作手段)にLEDが内蔵されているが、LEDが内蔵されていない場合は、他のハードキー(操作手段)のLEDや、表示灯のために実装されているLEDを点滅、点灯、又は、他の色へ変化させるなどで、当該ハードキー(操作手段)がキー操作形態設定モードとなっていることを示しても良い。また、図1aの表示部6に設定中という文言を表示させたり、他のキーを押しながら設定できるようにしてもかまわない。
【0020】
次に、タリー信号(第2操作信号)を受信していない通常状態においてハードキー(操作手段)5aが押下された時の操作形態を選択する(ステップS3)。本実施例においては、ハードキー5aが押下された時の操作形態として、以下の6通りの設定(ステップS4a、S4b、S4c、S4d、S4e、S4f)から選択することを例示して説明する。
【0021】
ハードキー(操作手段)5aに割り当てられた機能が使用できないように無効化する場合は、ショットキー(設定手段)11aを押す(ステップS4a)。ハードキー(操作手段)5aに割り当てられた機能を、1回押下される度に実行、停止とする場合は、ショットキー(設定手段)11bを押す(ステップS4b)。誤操作防止のためハードキー(操作手段)5aが2回押下される度に実行、停止とする場合は、ショットキー(設定手段)11cを押す(ステップS4c)。また、ハードキー(操作手段)5aを1回押下した場合、本キーが有効となり、再度押下した時、機能が実行、次に押下した場合、停止、更に押下した場合、本キーが無効化されるような、選択候補となる選択肢が順次変更されるサイクリック動作を設定する場合は、ショットキー(設定手段)11dを押す(ステップS4d)。ここで、ハードキー(操作手段)5aが、実行、停止だけではなく、カメラのGAIN設定のように、0dB、5dB、10dB、20dBと設定値が段階的に変化する機能が割り当てられている場合は、このサイクリック動作の設定を行うと便利である。具体的には、最初の押下で本キーが有効となり、その後押下するたびに、GAINが段階的に上がる、又は、下がり、押下されなくなってから既定時間が経過すると、本キーが無効となる。他の操作形態として、ハードキー(操作手段)5aを1回の押下で実行、2回の押下で停止と、実行、停止させるために必要な押下回数(接触回数、或いは、操作回数)に相違を持たせたい場合は、ショットキー(設定手段)11eを押す(ステップS4e)。反対に、ハードキー(操作手段)5aを2回の押下で実行、1回の押下で停止としたい場合は、ショットキー(設定手段)11fを押す(ステップS4f)。
【0022】
ステップS4eで設定される操作形態は、ハードキー(操作手段)5aが、カメラの電源ON、OFFに割り当てられている時、電源ONはすぐに実行したいが、OFFは誤操作防止のため2回押下したい場合等の時に有効である。逆に、ステップS4fで設定される操作形態は、デジタルカメラ、ビデオカメラ等をカバンに入れて移動中に、不用意に電源が入ることを防止するため、電源ONは2回押下で実行し、電源OFFはすぐに出来るようにしたい時に有効である。ステップS4e,4fで設定する操作形態においては、押下回数が2回、又は、1回と既定の回数となっているが、設定者が任意に押下回数を設定できるようにして、設定者しか分からないように簡易パスワードを設定して管理しても良い。例えば、押下回数を10回に設定するなどしてサービスマン以外の、例えば、ユーザーが装置の電源ON又はOFFが簡単に出来ないように設定することが可能となる。また、押下回数ではなく、ハードキーの押下時間(接触時間、操作時間)を任意に設定できるようにして、押下時間により機能の実行、停止が行えるよう設定しても良い。
【0023】
続いて、図1のタリー信号入力部15にタリー信号(第2操作信号)が入力された時、すなわち、カメラ1の映像が現在オンエアー中である時、の操作形態を変更する設定を行う(ステップS5)。タリー信号(第2操作信号)が入力された時、操作形態の変更を設定しない場合は、ショットキー(設定手段)11hを押すことにより、処理は、ステップS7に進む。タリー信号(第2操作信号)が入力された時の操作形態を設定したい時は、ショットキー(設定手段)11a〜11fのいずれかを押下することにより、それぞれのショットキー(設定手段)に対応する操作形態を割り付ける。これにより、オンエアー中とオンエアーされていない時の操作形態の変更が可能となり、オンエアー中は誤操作防止を重要視し、オンエアー中でない時は、操作性を重要視するなど、撮影状況に応じた操作性の改善をすることができる。
【0024】
本実施例では、タリー信号(第2操作信号)の有無により操作形態を変更する設定ができるようになっているが、タリー信号の出力源とは異なる、操作部7や、ズームレバー8等他の操作部を操作している時に出力される信号を第2操作信号として扱い、操作形態を変更する設定にしても良い。また、ビデオカメラやデジタルカメラ等では、録画やズーミング中に出力される信号を第2操作信号として扱い、操作形態を変更する設定ができるようにしても良い。これにより、装置が所望の状態の時に操作形態が変更する設定を事前に設定しておくことが可能となる。
【0025】
タリー信号(第2操作信号)を受信中の操作形態の設定を終了後、ショットキー11hを押すと、メモリ(記憶手段)14に操作手段としてのハードキー(操作手段)5aの操作形態が記憶され(ステップS7)、ハードキー(操作手段)5a内蔵のLEDが消灯する(ステップS8)。引き続き他のハードキー(操作手段)の操作形態を設定したい場合(ステップS9)は、ステップS1〜ステップS9を繰り返す。
以上が、ハードキー(操作手段)の操作形態の設定方法に関するフローの説明である。
【0026】
本実施例では、設定したハードキー(操作手段)の操作形態が分かるように、ハードキーが押下されていない時のハードキー内蔵LEDの色(操作手段の色)を変えている。1回押下で実行、停止に設定した場合は、LEDを非点灯、2回押下で実行、停止に設定した場合は橙色、サイクリックの場合は、黄色にしている。
【0027】
また、本実施例では、操作形態の選択を、ショットキー(設定手段)11a〜11fのいずれかを押下することで成し得ているが、操作部7のジョイスティックや十字キーを設定手段として用い、それらを上下左右に操作することで選択したり、ズームレバー8、フォーカスつまみ9、アイリスつまみ10を設定手段として用い、それらをTELE/WIDE、FAR/NEAR、OPEN/CLOSEに操作して選択できるようにしてもかまわない。
【0028】
以上、本実施例では、ハードキー(操作手段)の操作形態の設定方法について説明したが、ハードキーを持たないタッチパネル又は、PC画面上のソフトキー等の装置でも複数のソフトキーを使用して同様の設定が可能であることは言うまでもない。
【実施例2】
【0029】
実施例1では、複数のハードキー(操作手段)を使用して、キー(操作手段)の操作形態を設定した。実施例2では、図1aのタッチパネル付き表示部6を使用してキー(操作手段)の操作形態の設定を行うようにしたことが、実施例1とは異なる。
図3は、実施例2の各ハードキー(操作手段)の操作形態を、設定画面を表示する表示部6を使用して設定する方法に関してのフローチャート図である。
【0030】
まず、表示部6画面内に表示されている操作キー設定アイコン(図示せず)をタッチする(ステップS50)と、図4のような操作キー設定メニュ画面が表示される(ステップS51)。図4のソフトキー(設定手段)51a〜51fは、図1aのハードキー(操作手段)5a〜5fに各々対応しており、ハードキー(操作手段)5a〜5fのいずれかの操作形態を設定したい場合にタッチする。図4の変更手段としてのソフトキー52a〜52fは、ユーザーごとに設定されたハードキー(操作手段)5a〜5fの操作形態を図1のメモリ(記憶手段)14から呼び出し、各ハードキー(操作手段)5a〜5fに反映させるプリセットキーである。ソフトキー53は、図4の画面を閉じるキーである。ソフトキー54は、各ハードキーを工場出荷時の操作形態に戻すキーである。
【0031】
図4の操作キー設定メニュ画面で、既に設定された操作形態を呼び出し、ハードキー(操作手段)に反映する場合はステップS61に進む(ステップS52)。新規に操作形態を設定、又は、変更する場合は、設定したいハードキー(操作手段)5a〜5fのいずれかに対応したソフトキー(設定手段)51a〜51fをタッチする(ステップS53)と、図5のようなキー設定画面が表示される(ステップS54)。ここでは、図4の51aをタッチし、キー設定画面としてPOWERキー設定画面が表示された例を記述する。
【0032】
次に、図5のPOWERキー設定画面で、各項目を設定する(ステップS55)。図5で、ソフトキー(設定手段)60は、ハードキー(操作手段)5aの機能を無効に設定するキーである。図5の61、62は、ON、又は、OFFの操作形態を個別に設定する項目画面である。63は、図1のタリー信号入力部15にタリー信号(第2操作信号)が入力された時の操作形態を設定するタリー連動設定項目画面である。63は、タリー信号に限定されるわけではなく、装置がズーミング、録画中等所望の状態の時、操作形態が変更する他の設定項目画面を設けても良い。
【0033】
図5でソフトキー(設定手段)64は、ハードキー(操作手段)5aを1回押下することでON、又は、OFFとなるように設定するキーである。ソフトキー(設定手段)65は、ハードキー(操作手段)5aを1回押下することで、図6のように表示部6にポップアップ画面を表示させ、ポップアップ画面上のソフトキー(設定手段)70でON、71でOFFさせるように設定するキーである。この設定を行うことで、ハードキーとソフトキーの併用でON、OFF動作をさせるため誤操作防止となる。ソフトキー(設定手段)66は、ハードキー(操作手段)5aを1回押下することで、図6のポップアップ画面を表示させ、ハードキー(操作手段)5aを押下する度にON、OFFを繰り返すサイクリック動作の確認を表示部6でできるように設定するキーである。また、ハードキー(操作手段)がカメラのGAIN設定のように、0dB、5dB、10dBと段階的に変化する場合は、最初の押下でポップアップ画面を表示させ、その後押下するたびに、GAINが段階的に変化することが表示部6で確認できるようになっている。そして、ハードキー(操作手段)が押下されなくなってから既定時間が経過すると、ポップアップ画面を閉じる。ソフトキー(設定手段)67a〜67fは、設定された操作形態をユーザーごとに図1のメモリ14に記憶するキーである。ソフトキー(設定手段)68は、ハードキー(操作手段)5aを工場出荷時の操作形態に戻すキーである。ソフトキー69は、図4の操作キー設定メニュ画面に戻るキーである。
【0034】
ステップS55で各項目の操作形態を設定した後、ソフトキー(設定手段)67a〜67fのいずれかをタッチ(ステップS56)して操作形態を図1のメモリ(記憶手段)14に記憶する(ステップS57)。このとき、ソフトキー(設定手段)67a〜67fをタッチしてメモリ(記憶手段)14に記憶した操作形態はそれぞれ、ソフトキー(変更手段)52a〜52fに対応づけられる。次に、引き続き他のハードキーの設定を行う、又は、設定を終了する場合は、図5のソフトキー69をタッチ(ステップS58)して、図4の画面に戻す(ステップS59)。他のハードキー(操作手段)の設定を行う場合は、ステップS53〜ステップS59を繰り返す(ステップS60)。設定した操作形態をハードキーに反映させ終了する場合は、図4のソフトキー(変更手段)52a〜52fのいずれかを押す(ステップS61)と、S56において対応づけられた設定(操作形態)が反映され(ステップS62)、図4の画面を閉じる(ステップS63)。
実施例1,2では、操作手段としてハードキーを用いているが、もちろん、本発明はそれに限られるものではなく、操作手段としてソフトキーを用いても良いし、また、操作手段としてハードキーとソフトキーの両方を用いても良い。そしてこのことは、設定手段についても同様であり、設定手段としてハードキーとソフトキーの両方を用いても良い。
【0035】
以上の実施例1、2においては、リモコンカメラの操作器について説明したが、本発明は、リモコンカメラの操作器に限定されるわけではなく、ハードキー又はソフトキー又はその両方を備えている電子機器で、例えばデジタルカメラ、ビデオカメラ、コピー機等の装置にも適応可能である。
【符号の説明】
【0036】
3 操作器(操作装置)
4 操作パネル部
5a〜5f 複数のハードキー(操作手段)
6 タッチパネル付き表示部(設定手段)
7 操作部(設定手段)
11a〜11h 複数のショットキー(設定手段)
12 CPU(制御手段)
13 雲台・カメラ制御インタフェース部(制御手段)
14 メモリ(記憶手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御信号を被制御部に出力する操作装置であって、
操作に応じて第1操作信号を出力する操作手段と、
前記操作手段の操作形態を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記操作手段の操作形態と、前記操作手段から出力された前記第1操作信号とに基づいて、前記制御信号を前記被制御部に出力する制御手段と、
を備える、ことを特徴とする操作装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記第1操作信号とは出力源の異なる第2操作信号に応じて、前記制御信号を変更することを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記操作手段は、ハードキー又はソフトキー又はその両方を備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。
【請求項4】
前記設定手段は、前記操作手段の操作形態を設定する設定画面を表示する表示部を備える、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項5】
前記設定手段により設定された前記操作形態を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に一つ又は複数の操作形態を記憶し、前記操作手段の操作形態を、記憶された前記一つ又は複数の操作形態のうちのいずれかに変更する変更手段と、を備え、
前記制御手段は、前記変更手段により変更された前記操作手段の操作形態と、前記操作手段から出力された前記操作信号とに基づいて、前記制御信号を前記被制御部に出力する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項6】
前記設定手段により前記操作手段の操作形態として設定できる操作形態として、
前記操作手段に割り当てられた機能の無効化、
前記割り当てられた機能を実行又は停止するために必要な前記操作手段の操作回数、
前記割り当てられた機能を実行又は停止するために必要な前記操作手段の操作時間、
前記操作手段を操作するたびに選択候補の選択肢が順次変更されるサイクリック動作、のうちの少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項7】
前記設定手段により設定された前記操作手段の操作形態に基づいて、前記操作手段の色が変化する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の操作装置。
【請求項8】
レンズ装置と、
前記レンズ装置による被写体像を撮像する撮像装置を備えるカメラ装置と、
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作装置と、を備え、
前記操作装置により前記カメラ装置が操作されることを特徴とする撮影装置。
【請求項9】
レンズ装置と、
前記レンズ装置による被写体像を撮像する撮像装置を備えるカメラ装置と、
前記カメラ装置が載置される雲台装置と、
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作装置と、を備え、
前記操作装置により前記カメラ装置及び前記雲台装置が操作されることを特徴とする撮影装置。

【図1】
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【図1a】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−253499(P2012−253499A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−123472(P2011−123472)
【出願日】平成23年6月1日(2011.6.1)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】