説明

攪拌装置

【課題】 本発明は、高速攪拌時においても安定に動作し、剪断応力を全溶液に一様に与え、高速回転時において発生する熱を効率よく取り去ることができる攪拌装置を提供する。
【解決手段】 回転軸の両側を固定することにより、高速攪拌時においても安定に動作し、回転羽7と、内円筒とのギャップである内ギャップ8aを8〜16mmとなるように、且つ回転羽7と、外円筒部とのギャップである外ギャップ8bを1〜m5mとなるように配置することで、剪断応力を全溶液に一様に与え、ウォータジャケット4aと,ウォータジャケット4bとを設けることにより、高速回転時において発生する熱を効率よく取り去る。
【選択図面】 図1

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体と液体、又は液体と固体の混合物を被処理液として、被処理液の成分を高度に微細化して分散、乳化するための攪拌機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のディゾルバ等の攪拌装置では、容器内に攪拌用の羽を設けて、この攪拌羽を回転させることにより、処理液を分散、乳化させている。しかしながら、このような装置においては、剪断力を攪拌羽に頼っているため、攪拌羽が回転している一部でのみ剪断作用が行われており、ほとんどのエネルギーが溶液をかき混ぜるのに使用されている。また、分散処理を行う部分の羽の一部のみであることから、処理液を一様に処理するために長時間の運転が必要となる。そのため溶液が均一にかき混ぜられるように容器内にバッフル等を取り付け、乱流を起こすことが行われており、溶液を一様にする工夫がなされている。しかしながら、この方法では分散質の微細化を進めるため攪拌羽を高速に回転させると周囲の補助攪拌装置の影響を受け乱流が発達し、流れにムラができ回転軸に横向きの力がかかるなどの現象が発生し、装置の故障等の原因となる。これを改良した攪拌装置にはホモミキサーなどがあり、これは高速回転時においても安定して分散処理を行うことが可能である。しかしながら、より微細化を進めるため高速に回転させた場合にはキャビテーションが発生してしまい攪拌のエネルギーがうまく処理液に伝わらない。
【0003】
上記の問題に対処するため、高速回転時においても処理液に十分にエネルギーを与えることが可能な装置が提案されている(例えば特許文献1)。この装置は、従来は攪拌羽のみにより行っていた剪断作用を、攪拌羽と壁面とのギャップを極端に狭くすることにより攪拌羽との壁の間での大きな速度差を作れることから、ギャップ間の処理液に対して強力な剪断応力を発生させることが可能であり、高い分散性を持っている。
【0004】
さらにこれを発展させて、攪拌に用いる攪拌羽を改良することにより更に分散能力を高める方法が提案されている(例えば特許文献2)。この攪拌羽を用いれば、より広い面積に大きな剪断応力を作用させることが可能となる。
【0005】
上述の装置を用いれば、大きな処理面積を有し、同時により多く分散処理できるため効果的である。また、この装置の容器形状を改良することで、高温、高圧条件下という特別な条件下においても使用が可能となる攪拌装置が提案されている(例えば、特許文献3)。
【特許文献1】特開平7−108152
【特許文献2】特開平11−347388
【特許文献3】特開2000−27978
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記に記載したような分散能の高い高速攪拌装置を用いた場合においても、問題が存在している。
【0007】
上記の高速攪拌装置の一例を図4に示す。円筒容器内径Dは、80mmで攪拌羽円筒の径Φは76mmであり、そのギャップは2mmである。高速攪拌装置を用いて攪拌作用を行う際においては、円筒容器内に進入した処理液は攪拌羽円筒部7の回転により攪拌される。処理液は攪拌羽円筒部の付近では摩擦により攪拌羽の回転運動に引きずられて旋回をはじめその遠心力によって円筒の内壁5へと押し付けられフィルム状となる。回転方向に運動することによってフィルム状となった処理液は、静止した円筒容器内壁と回転運動をする攪拌羽円筒のギャップ8の間に存在する大きな速度差のため強い剪断力を受ける。これにより、処理液中の粒子や液滴は攪拌エネルギーを受けて微細化する。
【0008】
攪拌羽円筒部により周方向に運動する処理液は、その遠心力により外壁側にフィルム状となるがその強い攪拌作用を受けるのは外壁と円筒部のギャップ間に依存する体積部分のみであり、攪拌羽円筒部の内部に存在する液体部分は、攪拌羽円筒部に引きずられて運動するのみであり液体同士は相対的に静止しているため剪断応力が働かない。これを解消するために、攪拌羽円筒部に多数の小孔をあけてやると、処理液は遠心力に相当する力によりこの小孔を通過し、ギャップ間の処理液へと進入する。内側の処理液によって追い出されたギャップ間に存在していた処理液は軸方向側へと押し出されていきギャップ上部、または下部からフィルム状となった処理液へと戻り、再度の攪拌羽による回転運動を受けて周方向へと旋回を始めた後、再びギャップへと進入するといった一連の運動を繰り返す。
【0009】
従来の攪拌装置に比べてこの高速攪拌装置においては、壁と攪拌羽との間における剪断応力を働かせる前記の装置では、分散が有効に働くことが可能な体積であるところの有効体積が容器の全周にわたり存在するため外周部の処理液に広く均等に作用する。しかしながら、強力な剪断応力を働かせるためには容器と攪拌羽の間のギャップを狭くする必要があり、そのギャップ間のみが剪断作用が働く有効体積なことから、全処理液が一様に力を受けているわけではない。例に挙げた高速攪拌装置の場合ギャップ間は2mmであり、処理液を12〜16mm程度の厚さのフィルム状になるように処理液を投入した場合、約1/6〜1/8程度となる。このため短時間の処理においては、溶液の一部には長時間攪拌作用を受けたものと短時間作用を受けたものの偏りが存在する。
【0010】
本発明は、外壁と内円筒部のギャップ間にある溶液だけでなく、剪断応力を全溶液に一様に与えることが可能な攪拌装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、以下の構成を備えている。
【0012】
(1)外円筒と、内円筒とを同心円上に並べて構成された円筒状の攪拌容器と、前記外円筒と前記内円筒との間に配置された中空円筒状の攪拌羽と、前記攪拌羽を回転させる回転手段と、を備え、前記攪拌羽は、前記外円筒とのギャップが1〜5mmとなるように、且つ前記内円筒とのギャップが8〜16mmとなるように配置したことを特徴とする。
【0013】
上記構成により、外円筒部と攪拌羽の間のみで発生していた剪断応力を内円筒内側においても発生させることが可能となり、分散処理の行われる有効体積が増加し、よりいっそう一様な処理液を短時間に得ることが可能となることが実験により分かった。
【0014】
(2)前記攪拌羽の周速を可変可能な可変手段を設けたことを特徴とする。
【0015】
上記構成により、攪拌羽の周速を調整することができる。
【0016】
(3)前記攪拌羽の内側を保持し、該攪拌羽に垂直な位置関係となる円板で構成され、中心部が回転軸に固定された回転軸固定用ディスクを有することを特徴とする。
【0017】
上記構成により、攪拌羽の剛性が向上する。
【0018】
(4)前記回転軸の両端を支持することを特徴とする。
【0019】
上記構成により、剪断力を強めた高速回転時においても安定した動作が可能となり、より強力な剪断作用を粒子に働かすことが可能となる。また、スケールアップを行った際にも安定した動作が可能となる。
【0020】
(5)前記攪拌容器は、外円筒部の外側と、内円筒部の内側にウォータジャケットを備えることを特徴とする。
【0021】
上記構成により、従来の装置に比べて多くの面積を用いて熱交換を行うことが可能であり、かつ発熱が発生する近辺に冷却装置が設置できるため熱交換に有利である。高速運転時において、多量のエネルギーが剪断作用を液体に与えるため処理液の急速な温度上昇による悪影響を防ぐことが可能となる。特に、円筒容器の半径方向にスケールアップを行った場合に有効である。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、外円筒部と攪拌羽の間のみで発生していた剪断応力を内円筒内側においても発生させることが可能となり、剪断応力を全溶液に一様に与えることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、実施例および比較例により、本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
図1は本発明に係る攪拌装置を示す断面図である。
【0025】
図1において、本発明に係る攪拌装置は、回転軸1と、攪拌容器上部2と、攪拌容器下部3と、内ウォータジャケット4a と、外ウォータジャケット4b と、攪拌羽ディスク部6と、中空円筒状の攪拌羽7と、から構成されている。
【0026】
ここでいうウォータジャケットは、内部に温度調整用の媒質を通すことで系内の温度を制御することが可能なものを指す。温度調整用の媒質は必ずしも水に限定されるわけではなく、使用温度範囲等によって適宜冷媒の種類、温度、流速等を選択することで広範な温度範囲に調節が可能である。例えば、凍結しないアルコール類を零度以下で使用すれば水より多くの熱を系から取り去ることができ、系の温度上昇を低く抑えることができる。また、乳化させたモノマーを重合させるなどの反応を考えた場合、乳化時には温度を低く抑え重合を抑止し、重合時には重合開始剤の半減期温度等に合わせて処理液の温度を高く保つなども自由に行うことができる。
【0027】
攪拌容器は、攪拌容器上部2と、攪拌容器下部3からなり、外円筒15と、内円筒14とが同心円上に並んだ構成になっている。外円筒15の内壁径Dbは、100mmであり、内円筒14の内壁径Da は、70mmである。処理液Lは、内円筒14側面下部に設けられている処理液注入孔10から、外円筒15と、内円筒14との間に注入される。注入された処理液Lは、攪拌羽7により攪拌される。攪拌後の処理液Lは、内円筒14側面上部に設けられている処理液取出孔9から取り出される。攪拌羽7の厚みは、3mmであり、その径Φは96mmである。内円筒14と攪拌羽7とのギャップである内ギャップ8a は、10mmであり、外円筒15と攪拌羽7とのギャップである外ギャップ8bは、2mmである。本実施例では、内ギャップ8a を10mm、外ギャップ8bを2mmとしたが、これらギャップは実験により、内ギャップ8a は、8〜16mmの範囲内、外ギャップは8bは、1〜5mmの範囲であればよいことが分かった。なお、攪拌羽7は、同攪拌羽7に垂直な位置関係となる円板である攪拌羽ディスク部6により、その内部周囲が保持され、攪拌羽ディスク部6の中心部は回転軸1に固定されている。この構成により、攪拌羽7の剛性が向上する。回転軸1は、図示しない回転機構により回転され、回転速度は図示しない速度調整ボリュームにより、調整される。
【0028】
処理液Lは、攪拌羽7付近では摩擦により、攪拌羽7の回転運動に引きずられて運動をはじめ、その遠心力によって外壁側へと押しつけられフィルム状となる。回転方向に運動することによってフィルム状となった処理液Lは、静止した外円筒15と回転運動をする攪拌羽7とのギャップに存在する大きな速度差のために強い剪断力を受ける。これにより、処理液L中の粒子や液滴は攪拌エネルギーを受けて微細化する。また、この回転にともなう摩擦エネルギーの損失が熱に変わるため攪拌容器、処理液Lの温度が上昇する。このとき、内ウォータジャケット4a 、外ウォータジャケット4bにより、ウォータジャケットの接触面積が外円筒側だけの面積に比べて1.6〜1.7倍程度に広いため従来の攪拌装置よりも高い効果を得ることができる。このため、高速回転時において、多量のエネルギーが剪断作用を液体に与えるための処理液の急速な温度上昇による悪影響を防ぐことが可能となる。特に、円筒容器の半径方向にスケールアップを行った場合に有効である。
【0029】
なお、冷却には、冷却水や凝固点の低い液体を使用できる。特に、低温の媒体を使用した場合には、0℃以下まで温度を下げることが可能であるため、高い冷却性能を発揮させることができる。冷却媒体を流すための循環装置は通常用いられているものを使用することが可能であり、単位時間当たりの流量をコントロールすることにより冷却しようとする温度範囲をコントロール可能である。
【0030】
図2は、本発明の実施形態の攪拌装置において、回転軸の両側を固定した場合の攪拌装置を示す断面図である。
【0031】
攪拌羽7は、回転機構12により回転され、操作部16の速度調整用ボリューム17により、周速が調整される。回転軸1の両側を固定することにより、剪断力を強めた高速回転時においても安定した動作が可能となり、より強力な剪断作用を粒子に働かすことが可能となる。また、スケールアップを行った際にも安定した動作が可能となる。
【0032】
図3は、片側を固定した場合の攪拌装置を示す断面図である。
【0033】
(実施例1)
図1に示す本発明に係る攪拌容器を用いて、水:アマニ油:Span80を135:15:2の割合において混合したサンプルを投入し、周速50m/sにて攪拌装置の運転を行った。分散乳化した乳化粒子の径が、運転によりどのように変化するかを観察した。
【0034】
(比較例1)
図4に示す従来型の攪拌装置を用いて実施例1と同じ条件のサンプルを投入し、攪拌装置の運転を行った。
【0035】
図5は、本発明に係る攪拌装置で一定時間運転した後の粒度分布を示すグラフである。
【0036】
図6は、従来型の攪拌装置で一定時間運転した後の粒度分布を示すグラフである。
【0037】
図5と、図6の結果より、同時間の処理による粒径を比較した場合、60s以下の攪拌時間では、明らかに比較例に比べて実施例の方が小さくなっている。攪拌時間を長くした120s以上においても、若干ではあるが、比較例にくらべて実施例の方が小さくなっている。また、若干ではあるが、粒度のバラツキも小さくなっている。
【0038】
(実施例2)
図1に示す本発明に係る攪拌装置を用いて、攪拌羽7の周速を変化させながら処理液の温度を測定した。水150mlを攪拌容器に投入し、攪拌装置を運転した。冷却水は10℃に設定し、その流量は、170l/hの条件で運転した状態で、各周速によるサンプルの温度変化を測定した。
【0039】
(比較例2)
図4に示す従来型の攪拌装置を用いて、実施例2と同条件で攪拌羽円筒部の周速を変化させながら処理液の温度変化を測定した。
【0040】
図7は、本発明に係る攪拌装置および従来型の攪拌装置を用いた場合の、運転時間と処理液の温度変化の関係を示すグラフである。なお、数値は周速を示している。
【0041】
図7の結果より、本実施例においては、比較例に比べ温度上昇が抑えられていることが確認できる。また、低速回転時、高速回転時のどちらにおいても高い冷却性を発揮している。このため、周速や処理時間など幅広い条件を用いることが可能となり粒子設計の自由度が増すことになる。
【0042】
(実施例3)
図1に示す本発明に係る攪拌装置を用いて150mlを投入し、実施例2と同様の条件で冷却しながら、図3に示すように両側を固定し、攪拌装置を運転した。
【0043】
(比較例3)
図1に示す本発明に係る攪拌装置を用いて、水150mlを投入し、実施例2と同様の条件で冷却しながら、図4に示すように片側を固定し、攪拌装置を運転した。
【0044】
図8は、本発明に係る攪拌装置を用いて、片側を固定して運転した場合と、両側を固定して運転した場合の、運転時間と出力変化の関係を示すグラフである。
【0045】
図8の結果より、回転軸1を両側から押さえることで高速運転時の安定性が高まっている。周速55m/sで運転中に4分付近で全体の出力が下がったのは、水の沸騰が影響しており沸騰により、処理液の密度と粘度が減少したため、処理液に与えられる剪断応力も減少し、出力が低下したと考えられる。また、この出力の変化の後、比較例の出力安定性が悪くなっているのは、沸騰による不均一性により回転する攪拌羽7に回転軸1に対し横向きの力が働いたため、軸ブレが大きくなり出力変化が大きくなったと予想される。
【0046】
(実施例4)
図1に示す本発明に係る攪拌装置に実施例1におけるサンプルを100mlを投入し、周速40m/sで3分間運転したところ、回転軸1回りへの処理液の付着は特に確認されたかった。また、攪拌容器を取り外し、傾けてサンプルを回収したところ、その回収量は88mlであった。
【0047】
(比較例4)
図4に示す従来型の攪拌装置に実施例1におけるサンプルを100mlを投入し、周速40m/sで3分間運転したところ、回転軸1への処理液の付着が確認された。また、攪拌容器を取り外し、傾けてサンプルを回収したところその回収量は82mlであった。
【0048】
以上の結果から、本実施例においては処理液の回転軸1への付着は問題にならず、攪拌羽7だけを洗浄または交換すればよい。また、回転軸1に多少汚れが存在するばあいにもそれが処理液に混入虞はないため、簡便に運用が可能である。
【0049】
本実施例の方が比較例よりサンプルの回収量が多いのは付着する装置の面積が少ないこと、また温度上昇が少ないため液の蒸発が少ないことも影響していると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明に係る攪拌装置を示す断面図である。
【図2】両側を固定した場合の攪拌装置全体を示す断面図である。
【図3】片側を固定した場合の攪拌装置全体を示す断面図である。
【図4】従来型の攪拌装置を示す断面図である。
【図5】本発明に係る攪拌装置で一定時間運転した後の粒度分布を示すグラフである。
【図6】従来型の攪拌装置で一定時間運転した後の粒度分布を示すグラフ
【図7】本発明に係る攪拌装置および従来型の攪拌装置を用いた場合の、運転時間と処理液の温度変化の関係を示すグラフである。
【図8】本発明に係る攪拌装置を用いて、片側を固定して運転した場合と、両側を固定して運転した場合の、運転時間と出力変化の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
【0051】
1−回転軸
2−攪拌容器上部
3−攪拌容器下部
4−ウォータジャケット
5−攪拌容器内面
6−攪拌羽ディスク部
7−攪拌羽中空円筒部
8−ギャップ
9−処理液取出孔
10−処理液注入孔
11−冷却水注入孔
12−回転機構
L−処理液
Φ−回転軸径
D−攪拌容器径

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外円筒と、内円筒とを同心円上に並べて構成された円筒状の攪拌容器と、
前記外円筒と前記内円筒との間に配置された中空円筒状の攪拌羽と、
前記攪拌羽を回転させる回転手段と、を備え、
前記攪拌羽は、前記外円筒とのギャップが1〜5mmとなるように、且つ前記内円筒とのギャップが8〜16mmとなるように配置したことを特徴とする攪拌装置。
【請求項2】
前記攪拌羽の周速を可変可能な可変手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
【請求項3】
前記攪拌羽の内側を保持し、該攪拌羽に垂直な位置関係となる円板で構成され、中心部が回転軸に固定された回転軸固定用ディスクを有することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の攪拌装置。
【請求項4】
前記回転軸の両端を支持することを特徴とする請求項3に記載の攪拌装置。
【請求項5】
前記攪拌容器は、外円筒部の外側と、内円筒部の内側にウォータジャケットを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の攪拌装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−55742(P2006−55742A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−239853(P2004−239853)
【出願日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】