改善されたデンタルケアデバイス
【課題】歯ブラシ又はデンタルフロス源として選択的に使用されるデンタルケアデバイスを提供すること。
【解決手段】デバイスは、デンタルフロスリザーバとして使用されるキャビティを画定する細長い本体と、本体の第1の端部に近接したブラシ要素と、本体の第2の端部にあるフロス出口アパーチャとを備える。ブラシ要素は横方向に延在する複数の剛毛部材を含む。本体は、リザーバ内に残っているデンタルフロスを目視できるようにする窓要素を含む。デンタルフロス源は、デンタルフロスをスプールから引き出すことができるようにして、リザーバ内に取り付けられたデンタルフロスのスプールを含む。
【解決手段】デバイスは、デンタルフロスリザーバとして使用されるキャビティを画定する細長い本体と、本体の第1の端部に近接したブラシ要素と、本体の第2の端部にあるフロス出口アパーチャとを備える。ブラシ要素は横方向に延在する複数の剛毛部材を含む。本体は、リザーバ内に残っているデンタルフロスを目視できるようにする窓要素を含む。デンタルフロス源は、デンタルフロスをスプールから引き出すことができるようにして、リザーバ内に取り付けられたデンタルフロスのスプールを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科用デバイスに関し、特にデンタルケアデバイスに関する。
【0002】
本発明は、主としてデンタルケアデバイスとして使用するために開発されており、以下、この用途に関連して記載するが、本発明はこの特定の使用分野に限定されるものではない。
【背景技術】
【0003】
本明細書全体を通して、従来技術に関するあらゆる考察は、かかる従来技術が広く知られているということ、又は当該分野の共通の一般知識の一部を成すということを何らかの形で容認するものと見なすべきではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一つの目的は、従来技術の不利な点の少なくとも一つを克服若しくは改良し、又は有用な代替案を提供することである。
【0005】
本発明の一つの目的は、その好ましい形態において、歯ブラシ又はデンタルフロスツールのどちらかとして選択的に使用することができる、デンタルケアデバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、デンタルフロスリザーバとして使用されるキャビティを画定する細長い本体と、本体の第1の端部に近接したブラシ要素と、本体の第2の端部にあって外向きに延在する一対の支持アームとを備える、歯ブラシ又はデンタルフロスツールとして選択的に使用するためのデンタルケアデバイスが提供される。
【0007】
好ましくは、本体は、第2の端部で二又に分かれて、一対の支持要素を一体的に形成する。
【0008】
好ましくは、デバイスはキャビティ内に位置するデンタルフロス源を更に備える。
【0009】
好ましくは、デバイスは、デンタルフロスの一部分をデンタルフロス源から引き出すことができるデンタルフロス出口アパーチャを備える。より好ましくは、デンタルフロス出口アパーチャは本体内に画定される。最も好ましくは、デンタルフロス出口アパーチャはデンタルフロスリザーバに近接する。或いは、デンタルフロス出口アパーチャは、デンタルフロスの一部分をそこから引き出すことができる第1の支持アームによって画定される。
【0010】
好ましくは、ブラシ要素は横方向に延在する複数の剛毛部材を含む。
【0011】
好ましくは、各支持アームは、それらの間に延在するデンタルフロスのセグメントを支持するように構成された支持要素を有する。より好ましくは、支持要素は、個々の支持アームを通して画定される貫通アパーチャと、個々の支持アームを横切って画定される開いた隙間(open niche)と、デンタルフロスリザーバとフロスが連通する形で(in floss-communication)画定された出口アパーチャとを含む組のいずれか一つを含むことができる。
【0012】
好ましくは、デンタルフロスの一部分は、デンタルフロス源から一対の支持要素の第1のものまで延在し、第2の支持要素まで横切り、デンタルフロスの一部分の端部を保定する保定要素まで延在する。
【0013】
好ましくは、フロス源に近接しているデンタルフロスの一部分の第1の端部は、第1の保定要素によってリザーバから更に引き出されないように保定される。より好ましくは、デンタルフロスの一部分の第2の(又は他方の)端部は、第2の保定要素によって保定される。最も好ましくは、第1及び第2の保定要素によって、支持アームの間で支持されるデンタルフロスの一区画を、歯をフロスで掃除するために十分に張って保持することができる。
【0014】
好ましくは、デバイスは、支持アームの間で支持されるデンタルフロスの一区画が歯をフロスで掃除するために十分に張って保持されるようにして、デンタルフロスの一部分を保定する一つ又は複数の保定要素を更に備える。
【0015】
好ましくは、デバイスは、デンタルフロスの一部分の反対側の端部と動作可能に関連する、一対の保定要素を備える。より好ましくは、保定要素は、一つ又は複数の結束ペグと、狭い保定構成体を間に画定する一対の向かい合った縁部と、クランプアセンブリと、ラチェットロックアセンブリとを含む組のいずれか一つを含むことができる。
【0016】
好ましくは、一つ又は複数の保定要素は本体に近接して位置する。或いは、一対の保定要素のそれぞれ一つは個々の支持アーム上に位置する。
【0017】
好ましくは、クランプアセンブリは、本体に対して相対的に移動可能なクランプ部材を含み、デンタルフロスを間で締め付けるように適合される。より好ましくは、クランプ部材は、デンタルフロスを受け入れ締め付ける隙間を画定する。最も好ましくは、クランプ部材は締付け構造となるように付勢される。或いは、クランプ部材は、好ましくは支持アームに対して移動可能であり、デンタルフロスを間で締め付けるように適合される。
【0018】
好ましくは、デンタルフロス源はデンタルフロスのスプールを備える。より好ましくは、スプールはリザーバ内に取り付けられ、その場合、デンタルフロスをスプールから引き出すことができる。最も好ましくは、スプールは本体に対して回転可能に取り付けられ、その場合、スプールの回転によってデンタルフロスをスプールから引き出すことができる。
【0019】
好ましくは、本体は、リザーバに残っているデンタルフロスを目視できるようにする点検用アパーチャを含む。より好ましくは、点検用アパーチャは、そこを介して目視することを可能にするほぼ透明な閉止部を有する。
【0020】
好ましくは、製造の間、デンタルフロス源はリザーバ内にほぼ密封されている。より好ましくは、デンタルフロス源は再補充するように適合されていない。最も好ましくは、源からのデンタルフロスが使い果たされると、デバイスは好ましくは廃棄される。
【0021】
好ましくは、ユーザは、回転ダイヤル要素を操作することによってデンタルフロスを引き出す。
【0022】
好ましくは、デバイスは、デンタルフロスの使用済み部分を切除するデンタルフロス切断要素を更に含む。より好ましくは、切断要素は、保定されたデンタルフロスがアパーチャから突出するように位置する。最も好ましくは、デバイスは、保定されたデンタルフロスの露出部分を覆うキャップ要素を含む。
【0023】
本発明によれば、デンタルフロスリザーバとして使用されるキャビティを画定する細長い本体と、本体の第1の端部に近接したブラシ要素と、本体の第2の端部にあるフロス出口アパーチャと、を備える、歯ブラシ又はデンタルフロス源として選択的に使用するためのデンタルケアデバイスが提供される。
【0024】
本発明の好ましい一実施形態を、単に一例として、添付図面を参照して以下に記載する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す平面図である。
【図2】図1のデバイスの側面図である。
【図3】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す平面図である。
【図4】図3のデバイスの側面図である。
【図5】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す部分拡大平面図である。
【図6】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す部分拡大平面図である。
【図7】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す部分拡大平面図である。
【図8A】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8B】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8C】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8D】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8E】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8F】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図9A】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アームを示す側面図である。
【図9B】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アームを示す側面図である。
【図9C】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アームを示す側面図である。
【図10A】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10B】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10C】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10D】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10E】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10F】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図11A】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す側面図である。
【図11B】フロスキャップを含めて示される、本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す側面図である。
【図12】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す部分拡大平面図である。
【図13A】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す側面図である。
【図13B】図13Aに示される実施形態のデンタルケアデバイスの部分拡大図である。
【図13C】図13Aに示される実施形態のデンタルケアデバイスの部分拡大図である。
【図13D】図13Aに示される実施形態のデンタルケアデバイスの部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
歯ブラシ及びデンタルフロスツールの組合せを備えるデンタルケアデバイスが提供される。デンタルケアデバイスは、歯ブラシ又はデンタルフロスツールとして選択的に使用することができる。
【0027】
図1及び図2を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス100は、デンタルフロスリザーバ120として使用されるキャビティを画定する細長い本体110と、本体の第1の端部112に近接したブラシ要素130と、本体の第2の端部114にあって外向きに延在する一対の支持アーム140、142とを備える。
【0028】
一実施形態のデンタルケアデバイスは、それによって、フロスを格納する手段と、フロスを分配する手段と、分配されたフロスの一部分を支持する手段と、分配されたフロスの一区画をユーザの歯をフロスで掃除するのに使用できる位置で、分配されたフロスの一部分を保定する手段と、歯をブラッシングする手段とを含むことができる。
【0029】
デンタルフロスは、リザーバから突出し、本体の内部又は外部にある支持アームまでの経路を横断することができる。デンタルフロスは支持アームの間のギャップを横切って引き出され、その場合、デンタルフロスは、支持アームの間にあるフロスの一区画が歯のフロス掃除に使用される際に十分に張って保定されるようにして、一つ又は複数の保定要素によって保定される。
【0030】
この実施形態では、本体はプラスチックで構成される。プラスチックはポリプロピレンを含むことができる。本体ハンドル部分は、ユーザの手がデンタルフロス又は歯ブラシのどちらかの向きで快適に適応するように、人間工学的に設計することができる。
【0031】
ブラシ要素は、横方向に延在する複数の剛毛部材を含むことができる。歯ブラシの剛毛は従来のやり方で構成することができる。剛毛は抗菌性剛毛であってもよい。
【0032】
この例示の実施形態では、本体110は、第2の端部114で二又に分かれて、支持要素140及び142の対を一体的に形成することが認識されるであろう。しかし、支持アームは、取外し可能又は取外し不能のどちらかの形で、本体に固定的に連結することができることが更に認識されるであろう。
【0033】
一対の外向きに延在するフロス支持アームは、フロスをしっかりと保持する手段を含むことができる。一対の支持アームは、フロスの一部分の一区画がそれらの間に固定され、歯をフロスで掃除するのにフロスの一区画を使用することができるように、空間によって分離される。本体はフロスツールのハンドルとなり、それによって、ユーザが奥歯にフロスの一区画を届かせることが容易になることが認識されるであろう。
【0034】
本体は、キャビティリザーバ120をそこに画定するのに適合された、幅広の中央区画116を含む。
【0035】
デンタルフロス源150はキャビティリザーバ120内に位置する。デンタルフロスの一部分160は、デンタルフロス源から引き出すことができる。
【0036】
使用の際、デンタルフロスの一部分160をデンタルフロス源から引き出すことができ、その一区画は、一対の支持アーム140、142の間で張って拘束することができる。一般に、フロス源に近接したデンタルフロスの一部分の第1の端部は、第1の保定要素170によってリザーバから更に引き出されないように保定され、デンタルフロスの一部分の第2の(又は他方の)端部は第2の保定要素172によって保定される。
【0037】
デンタルフロスの一部分は、デンタルフロス源から一対の支持要素の第1のものまで延在し、第2の支持要素まで横切り、デンタルフロスの一部分の端部を保定する保定要素まで延在する。フロス源に近接したデンタルフロスの一部分の第1の端部は、第1の保定要素によってリザーバから更に引き出されないように保定される。デンタルフロスの一部分の第2の(又は他方の)端部は第2の保定要素によって保定される。第1及び第2の保定要素によって、支持アームの間で支持されるデンタルフロスの一区画を、歯をフロスで掃除するのに十分に張って保持することができる。
【0038】
デバイスは、支持アームの間で支持されるデンタルフロスの一区画が歯をフロスで掃除するのに十分に張って保持されるようにして、デンタルフロスの一部分を保定する一つ又は複数の保定要素を備えることができる。
【0039】
リザーバに残っているデンタルフロスを視覚的に点検できるように、点検用アパーチャ124を設けることができる。一般に、点検用アパーチャは、そこを通して目視することを可能にするほぼ透明な閉止部を有する。
【0040】
図3及び図4を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス300(及び/又は本体310)は人間工学的用途に適合されている。デバイスは、歯ブラシ又はデンタルフロスツールのどちらかとして使用する際、ユーザが本体を簡単に把持し保持することができるように設計される。
【0041】
図5を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス500は、デンタルフロスリザーバ520に近接した本体510内にデンタルフロス出口アパーチャ518を備えることができる。このデンタルフロス出口アパーチャによって、デンタルフロスの一部分560を、デンタルフロスの巻き552を含むデンタルフロス源550から引き出すことができる。或いは、デンタルフロス出口アパーチャは、デンタルフロスの一部分をそこから引き出すことを可能にする第1の支持アームによって画定することができることが認識されるであろう。
【0042】
この例示の実施形態では、デンタルフロスの一部分560は、出口アパーチャ518を通してデンタルフロス源550から引き出すことができる。デンタルフロスのセグメント562は、個々の支持要素580、582によって一対の支持アーム540、542の間で支持される。デンタルフロスの一部分は、デンタルフロスのセグメント562を支持アーム対の間で張って拘束できるようにする、一つ又は複数の保定要素570、572の間で更に保定される。
【0043】
この実施形態では、使用の際、デンタルフロスの一部分は、本体510及び支持アーム540、542の外側にほぼ位置する。各支持アーム540、542は、間に延在するデンタルフロスの外部セグメント562を支持するように構成された個々の支持要素580、582を有する。
【0044】
デンタルフロス切断要素590は、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用され、一般に出口アパーチャ518と相対的に位置するので、保定されたデンタルフロス(例えば、564)は出口アパーチャから突出する。キャップ要素(図示なし)は、保定されたデンタルフロスのあらゆる露出部分を覆うのに使用することができる。切断要素は、デンタルフロスを所望の長さに切断するため、且つ/又はデンタルフロスの使用済み長さを廃棄するため、刃の形態であることができる。一般に、刃は、本体の陥凹部分に位置する一体蝶番によって適所に保持することができる。
【0045】
図6を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス600は、第1の支持アーム640内にデンタルフロス出口アパーチャ644を備えることができる。出口アパーチャは第1の支持要素680を画定する。出口アパーチャは、デンタルフロス652をデンタルフロス源650から引き出すことができるように、デンタルフロスリザーバ620とフロスが連通した状態にある。
【0046】
この例示の実施形態では、デンタルフロスの一部分660をデンタルフロス源650から引き出すことができる。デンタルフロスの一部分は、この実施例では支持要素680を更に画定するアパーチャ644を介してデンタルフロス源から引き出すことができる。デンタルフロスのセグメント662は、個々の支持要素680、682によって一対の支持アーム640、642の間で支持される。デンタルフロスの一部分は、一つ又は複数の保定要素670、672の間で更に保定される。
【0047】
この実施形態では、使用の際、デンタルフロスの一部分は、本体610及び支持アーム640、642の内側にほぼ位置する。各支持アーム640、642は、間に延在するデンタルフロスの外部セグメント662を支持するように構成された個々の支持要素680、682を有する。
【0048】
或いは、デンタルフロスは、第1の支持アーム640内のアパーチャ644を出て、第2の支持アーム642によって外側で支持されてもよい。それによって、デンタルフロスは、出口アパーチャ644を出た後、本体610及び支持アーム642のほぼ外側にある。
【0049】
デンタルフロス切断要素690は、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用され、一般に、末端アパーチャ692と相対的に(又はそこからずれて)位置するので、使用済み部分が切除されると、保定されたデンタルフロス(例えば、664)が末端アパーチャから突出する。キャップ要素(図示なし)を使用して、保定されたデンタルフロスのあらゆる露出部分を覆うことができる。
【0050】
支持アームは、フロスを通して受けるアパーチャ、フロスを受け入れる開放スロット、又はフロスを解放可能に保定する保定溝を含むことができる。溝に押し込まれたデンタルフロスを、フロスと溝の壁との間の摩擦力によってしっかりと保持することができるように、保定溝は十分に間が狭められた側壁を有する。
【0051】
この実施形態では、デンタルフロス源は、デンタルフロスをスプールから軸線方向に引き出すことができるように適合され巻回された、デンタルフロスのスプールの形態であることができる。スプールは、本体に固定的に取り付けるか、又は回転可能に取り付けることができることが認識されるであろう。
【0052】
図7は、図6のデバイス600に類似した、一実施形態のデンタルケアデバイス700を示す。この実施例では、デンタルケアデバイス600のデンタルフロス源650は、本体710に対して回転可能に取り付けられたスプール型のデンタルフロス源750として構成される。デンタルケアデバイス670の第1の保定要素670は、スプール型のデンタルフロス源750と動作可能に関連付けられた第1の保定デバイス770を提供するように再構成される。スプールの回転によって、デンタルフロスをそこから引き出すことが可能になる。
【0053】
この例示の実施形態では、第1の保定要素770は、スプールの周面の周りに設けられる複数の当接構成体774(又は移動止め)を係合する爪772を含む。爪772が複数の当接構成体774の一つと係合することによって、スプールの更なる回転が制限され、それによってデンタルフロスの一部分660が更に引き出されないように拘束される。解放要素776は、爪772と動作可能に関連付けられてそれを当接構成体774から係脱し、それによってスプールが回転してデンタルフロスを引き出すことが可能になる。スプールが適所に係止された状態では、フロスの一部分664の端部を十分に張って引き出し、保定要素672によって定位置で保定できることが認識されるであろう。
【0054】
図8A〜8Fはそれぞれ、単に一例として、デンタルケアデバイスの一実施形態の支持アーム対を示す。支持アームは他の多くの形態で具体化されてもよいことが認識されるであろう。
【0055】
図8Aは、一実施形態のデンタルケアデバイス800の部分平面図であり、一対の支持アーム840は細長い本体810にほぼ平行である。
【0056】
図8Bは、一実施形態のデンタルケアデバイス801の部分平面図であり、一対の支持アーム841は細長い本体810にほぼ垂直である。
【0057】
図8Cは、一実施形態のデンタルケアデバイス802の端面図であり、一対の支持アーム842は、支持アームが細長い本体810にほぼ平行であり、支持アームがブラシ要素830の向きに垂直であり、且つ、支持アームがブラシ要素830の向きに垂直な面を画定するように実質的に向けられている。
【0058】
図8Dは、一実施形態のデンタルケアデバイス803の端面図であり、一対の支持アーム843は、支持アームが細長い本体810に平行であり、支持アームがブラシ要素830の向きに垂直であり、且つ、支持アームがブラシ要素830の向きに平行な面を画定するように実質的に向けられている。
【0059】
図8Eは、一実施形態のデンタルケアデバイス804の端面図であり、一対の支持アーム844は、支持アームが細長い本体810に垂直であり、支持アームがブラシ要素830の向きに垂直であり、且つ、支持アームがブラシ要素830の向きに平行な面を画定するように実質的に向けられている。
【0060】
図8Fは、一実施形態のデンタルケアデバイス805の端面図であり、一対の支持アーム844は、支持アームが細長い本体810に垂直であり、支持アームがブラシ要素830の向きに平行であり、且つ、支持アームがブラシ要素830の向きに平行な面を画定するように実質的に向けられている。
【0061】
図9A〜9Cはそれぞれ、単に一例として、デンタルケアデバイスの一実施形態の支持アームの側面図を示す。支持アームは他の多くの形態で具体化されてもよいことが認識されるであろう。
【0062】
一実施形態では、各支持アームは、間に延在するデンタルフロスのセグメントを支持するように構成された支持要素を有する。支持要素は、個々の支持アームを通して画定される貫通アパーチャと、個々の支持アームを横切って画定される開いた隙間と、デンタルフロスリザーバとフロスが連通する形で画定された出口アパーチャとを含む組のいずれか一つを含むことができる。
【0063】
図9Aは、一実施形態のデンタルケアデバイス900の部分側面図であり、支持アーム940は、デンタルフロスを通して受けるアパーチャ980の形態の支持要素を含む。
【0064】
図9Bは、一実施形態のデンタルケアデバイス901の部分側面図であり、支持アーム940は、デンタルフロスを受け入れる開放スロット981の形態の支持要素を含む。
【0065】
図9Cは、一実施形態のデンタルケアデバイス901の部分側面図であり、支持アーム940は、デンタルフロスを受け入れる狭い保定構成体を間に画定する、一対の向かい合った縁部982の形態の支持要素を含む。
【0066】
図10A〜10Fはそれぞれ、単に一例として、デンタルケアデバイスの一実施形態の保定要素を示す。保定要素は他の多くの形態で具体化されてもよいことが認識されるであろう。
【0067】
デバイスは、デンタルフロスの一部分の対向する端部と動作可能に関連付けられた一対の保定要素を備えることができる。保定要素は、一つ又は複数の結束ペグと、狭い保定構成体を間に画定する一対の向かい合った縁部と、クランプアセンブリと、ラチェットロックアセンブリとを含む組のいずれか一つを含むことができる。一つ又は複数の保定要素は、本体に近接して位置させることができることが認識されるであろう。或いは、一対の保定要素はそれぞれ、個々の支持アーム上に位置させることができる。
【0068】
図10Aは、デンタルフロス1014を受け入れる狭い保定構成体1013を間に画定する一対の向かい合った縁部1011、1012を備える、一実施形態の保定要素1010の部分側面図である。
【0069】
図10Bは、デンタルフロス1022を周りに受け入れる結束ペグ1021を備える一実施形態の保定要素1020の部分側面図である。フロスは結束ペグ(又はフック)に巻き付けられて、フロスと本体との間の十分に強い接続をもたらす。
【0070】
図10Cは、デンタルフロス1033を受け入れる隙間1032を画定するクランプ部材1031を備える、クランプアセンブリ1030の形態をした一実施形態の保定要素の部分側面図である。クランプ部材1031は、本体(又は支持アーム)1035に対して移動可能であり、バネ部材1036によって、デンタルフロスを間で締め付ける締付け構造となるように付勢される。
【0071】
図10Dは、クランプアームアセンブリ1040の形態をした一実施形態の保定要素の部分側面図である。クランプアーム部材1041は本体(又は支持アーム)1042に対して移動可能である。デンタルフロス1045を間で締め付けるため、受入れ陥凹部1044と協働する当接要素1043を含むことができる。
【0072】
デンタルフロス1052を保定する摩擦面1051を適用するため、回転可能な保定ディスク1050の形態をした更なる実施形態の保定要素を設けることができる。更なる保定抵抗(retaining resistance)を適用するため、協働する軸体1053にデンタルフロスを巻き付けることができることが認識されるであろう。
【0073】
図10Eは、回転可能な保定ディスク1060の形態をした一実施形態の保定要素の部分側面図である。保定ディスクは、反対方向に動作可能に移動する、デンタルフロス1062、1063を保定する摩擦面1061を提供することができる。更なる保定抵抗を適用するため、協働する軸体1064にデンタルフロスを巻き付けることができることが認識されるであろう。使用済みデンタルフロスは末端アパーチャ1065を介してデバイスを出ることができる。
【0074】
ユーザは、保定ディスクと関連付けられた回転式ダイヤル要素を操作することによって、デンタルフロスを引き出すことができることが認識されるであろう。
【0075】
図10Fは、スプール型のデンタルフロス源1071と動作可能に関連付けられた一実施形態の保定要素1070の部分側面図である。スプールの回転によって、デンタルフロスをそこから引き出すことが可能になる。保定要素1070は、スプール1071の周面の周りに設けられる複数の当接構成体1074(又は移動止め)を係合する爪1072を含む。爪1072が複数の当接構成体1074の一つと係合することによって、スプールの更なる回転が制限され、それによってデンタルフロスの一部分1075が更に引き出されないように拘束される。解放要素1076は、爪1072と動作可能に関連付けられてそれを当接構成体1074から係脱し、それによってスプールが回転してデンタルフロスを引き出すことが可能になる。スプールが適所に係止された状態では、フロスの一部分1075の端部を十分に張って引き出し、更なる保定要素によって定位置で保定できることが認識されるであろう。
【0076】
一実施形態では、爪1072及び複数の当接構成体1074はラチェット機構を画定し、それによって、係止構成の状態でスプールを逆回転させてデンタルフロスを引き戻して緩め、保定されたデンタルフロスに張力を適用する。スプールの回転を可能にするため、本体に突起1077を設けることができる。
【0077】
一実施形態では、デンタルフロスは、リザーバ内で回転可能に固定されるスプール上に提供される。フロスが引き出されるにつれて、ドラムが回転する。ドラムは適所に固定することができ、それによって、協働する係止手段がドラムと本体との間で動作することにより、フロスの一部分の一端が拘束される。ドラムの更なる回転を制限するため、スプールの周面の周りに爪を受け入れる複数の移動止めを設けることができる。解放要素は、爪と動作可能に関連付けられてそれを移動止めから係脱し、ドラムを回転させ、それによってフロスを解放することができる。ドラムが適所で係止された状態で、デンタルフロスの他端を引き出して張り、更なる保定要素によって定位置で保定(又は係止)することができる。
【0078】
実施形態は、歯のフロス掃除に使用するのに支持アームの間でしっかりと延在してもよいように、一本のフロスを保持する様々な手段を使用してもよい。例えば、本体は、保定溝、フロスを固着させるペグ、又は締付け位置へと付勢される解放可能な締付けデバイスを含むことができる。
【0079】
製造の間、デンタルフロス源はリザーバ内にほぼ密封されているのが一般的である。一例として、デンタルフロス源は再補充するように適合されていないことがあり、源からのデンタルフロスが使い果たされると、デバイスは廃棄することができる。
【0080】
開示される実施形態は、歯ブラシ及びフロシングツールを組み合わせて単一の製品とすることによって、良好な歯科衛生を促進するデバイスを提供する。開示の目的のため、歯ブラシという用語は手動及び電動両方の歯ブラシを含む。
【0081】
本体は、歯ブラシ及び/又はデンタルフロスツールとしてデバイスを使用するためのハンドルとして使用できることが認識されるであろう。この細長いハンドルの使用によって、フロスツールが口の奥にある歯をフロスで掃除することが可能になる。
【0082】
図示されるデンタルケアデバイスは、歯ブラシ又はデンタルフロスツールのどちらかとして選択的に使用することができることが認識されるであろう。
【0083】
図11A及び図11Bを参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス1100は、デンタルフロスリザーバ1120として使用されるキャビティを画定する細長い本体1110と、本体の第1の端部1112に近接したブラシ要素1130と、本体の第2の端部1114にあるフロス出口アパーチャ1170とを備える。本体は、キャビティリザーバ1120を中に画定するように適合された幅広の中央区画1116を含む。
【0084】
リザーバ内に残っているデンタルフロスを目視できるようにする点検用アパーチャ1124を設けることができる。一般に、点検用アパーチャは、そこを通して目視することを可能にするほぼ透明な閉止部を有する。
【0085】
この実施形態のデンタルケアデバイスは、デンタルフロスリザーバ1120に近接した本体1110内にデンタルフロス出口アパーチャ1170を備えることができる。このデンタルフロス出口アパーチャによって、デンタルフロスの一部分1172を、デンタルフロスの巻き(図示なし)を含むデンタルフロス源から引き出すことができる。或いは、デンタルフロスの一部分をデンタルフロス源から引き出すことができるように、デンタルフロス出口アパーチャは本体上に位置することができることが認識されるであろう。
【0086】
この実施形態のデンタルケアデバイスは、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用されるデンタルフロス切断要素1180を更に備えることができる。デンタルフロス切断要素は一般に、出口アパーチャ1170と相対的に位置するので、保定されたデンタルフロスは出口アパーチャから突出する。
【0087】
図11Bを参照すると、デバイス1100はフロスキャップ1190を備えることができる。フロスキャップは、本体に解放可能に連結することができ、デンタルフロス源から引き出されるデンタルフロスの一部分にアクセスできるように取外し可能である。フロスキャップの解放可能な連結は、蝶番による連結及び圧入による連結を含むことができることが認識されるであろう。
【0088】
図12を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス1200は、本体1210によって画定されるデンタルフロス出口アパーチャ1270を備えることができる。出口アパーチャは、デンタルフロス1252をデンタルフロス源1250から引き出すことができるように、デンタルフロスリザーバ1220とフロスが連通した状態にある。
【0089】
この例示の実施形態では、デンタルフロスの一部分1272をデンタルフロス源1250から引き出すことができる。デンタルフロスの一部分は、アパーチャ1270を通してデンタルフロス源から引き出すことができる。
【0090】
デンタルフロス切断要素1280は、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用され、一般に、出口アパーチャ1270と相対的に(又はそこからずれて)位置するので、使用済み部分が切除されると、保定されたデンタルフロス(例えば1282)がアパーチャから突出する。キャップ要素(図示なし)を使用して、保定されたデンタルフロスのあらゆる露出部分を覆うことができる。一般に、切断要素は本体1210の端面1218に位置し、デバイスが歯ブラシとして使用されている間、デバイスのユーザが切断要素と接触するリスクを低減する。
【0091】
この実施形態では、デンタルフロス源は、デンタルフロスをスプールから軸線方向に引き出すことができるように適合され巻回された、デンタルフロスのスプールの形態であることができる。スプールは、本体に固定的に取り付けるか、又は回転可能に取り付けることができることが認識されるであろう。或いは、デンタルフロス源は、本体に対して回転可能に取り付けられるスプール型のデンタルフロス源(図7に最も良く示されるような)として構成することができ、その場合、スプールの回転によってデンタルフロスをそこから引き出すことができる。
【0092】
図13A〜13Dを参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス1300は、デンタルフロスリザーバ1320として使用されるキャビティを画定する細長い本体1310と、本体の第1の端部1312に近接したブラシ要素1330と、本体の第2の端部1314にあるフロス出口アパーチャ1370とを備える。
【0093】
本体は、キャビティリザーバ1320を中に画定するように適合された幅広の区画1316を含むことができる。この幅広の区画1316は、デバイスが歯ブラシとして使用されるとき、そのハンドルとして使用することができる。
【0094】
リザーバ内に残っているデンタルフロスを目視することができるように、点検用アパーチャ1324を設けることができる。一般に、点検用アパーチャは、そこを介して目視できるようにほぼ透明である。
【0095】
この実施形態のデンタルケアデバイスは、デンタルフロスリザーバ1320に近接して本体1310内にデンタルフロス出口アパーチャ1370を備えることができる。このデンタルフロス出口アパーチャによって、デンタルフロスの一部分1372を、デンタルフロス1374の巻回を含むデンタルフロス源から引き出すことができる。或いは、デンタルフロスの一部分をデンタルフロス源から引き出すことができるように、デンタルフロス出口アパーチャは本体上に位置することができることが認識されるであろう。
【0096】
この実施形態のデンタルケアデバイスは、デンタルフロスの使用済み又は使用可能な部分を切除するのに使用される、デンタルフロス切断要素1380を更に備えることができる。デンタルフロス切断要素は一般に、出口アパーチャ1370と相対的に(又はそこからずれて)位置するので、保定されたデンタルフロスが出口アパーチャから突出する。
【0097】
図13Bを参照すると、デバイス1300はフロスキャップ1390を備えることができる。フロスキャップは、本体に蝶番で連結することができ、デンタルフロス源から引き出されたデンタルフロスの一部分にアクセスできるように、蝶番1392によって軸線を中心にして蝶番式に回転することができる。キャップは、スナップ嵌め(又は圧入)係合部1394によって、閉止構造(図13Bに示されるような)で保定可能である。蝶番は、デンタルフロスにアクセスするための開放構造(図13C及び図13Dに示されるような)で、フロスキャップ1390をほぼ一時的に維持する摩擦を導入することができる。
【0098】
この実施形態のデンタルケアデバイス1300は、本体1310によって画定されるデンタルフロス出口アパーチャ1370を備えることができることが認識されるであろう。出口アパーチャは、デンタルフロス1374をデンタルフロス源1350から引き出すことができるように、デンタルフロスリザーバ1320とフロスが連通した状態にある。この例示の実施形態では、デンタルフロスの一部分1372をデンタルフロス源1750から引き出すことができる。デンタルフロスの一部分は、アパーチャ1370を通してデンタルフロス源から引き出すことができる。
【0099】
デンタルフロス切断要素1380は、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用され、一般に、出口アパーチャ1370と相対的に(又はそこからずれて)位置するので、使用済み部分が切除されると、保定されたデンタルフロス(例えば、1376)がアパーチャから突出する。キャップ要素は、閉止構造(図13Bに示されるような)へと蝶番式に回転して、保定されたデンタルフロスのあらゆる露出部分を覆うことができる。一般に、切断要素はデバイス1300の端面1318に近接して位置し、デバイスが歯ブラシとして使用されている間、デバイスのユーザが切断要素と接触するリスクを低減する。
【0100】
この実施形態では、デンタルフロス源1350は、デンタルフロスをスプールから軸線方向に引き出すことができるように、デンタルフロスの巻回されたスプールの形態であることができる。スプールは、本体に固定的に取り付けるか、又は回転可能に取り付けることができることが認識されるであろう。
【0101】
この実施形態では、本体1310は、中央アパーチャ1352を有するデンタルフロスの巻回されたスプールの形態のデンタルフロス源1350を受け入れる軸体要素1360を備える。軸体要素1360は、デンタルフロスリザーバ1320内にデンタルフロス源1350を位置決めするため、デンタルフロス源アパーチャに挿入することができる。代替実施形態では、デンタルフロスの巻回されたスプールはデンタルフロスリザーバ内に位置することができ、両方の協働する円形構成を使用して、デンタルフロスの巻回されたスプールをデンタルフロスリザーバ内に位置させ、且つ/又は、デンタルフロスがスプールから軸線方向に引き出された状態で、固定の相対位置でほぼ保定することができることが認識されるであろう。スプールを回転させることが好ましいものの、デンタルフロスをスプールから軸線方向に引き出すのに必須ではないことが認識されるであろう。
【0102】
一実施形態では、点検用アパーチャ1324は、デンタルフロスリザーバ1320をほぼ画定(又は閉止)する透明窓要素1326の形態である。窓要素は、デンタルフロスリザーバ1320として使用されるキャビティを画定する本体の一部分1328に連結可能(例えば、圧入又はスナップ嵌め係合を使用して)である。窓要素は、本体の一部分に開放可能又は固定的に連結することができることが認識されるであろう。窓要素は本体の一部分全体と一体的に形成することができることが認識されるであろう。
【0103】
図示されるデンタルケアデバイスは、歯ブラシ又はデンタルフロス源のどちらかとして選択的に使用することができることが認識されるであろう。
【0104】
製造の間、デンタルフロス源はリザーバ内にほぼ密封されているのが一般的である。一例として、デンタルフロス源は再補充するように適合されていないことがあり、源からのデンタルフロスが使い果たされると、デバイスは廃棄することができる。或いは、デンタルフロス源は、補給、再補充、又は交換するように適合されてもよい。
【0105】
本発明を特定の実施例に関連して記載してきたが、本発明は他の多くの形態で具体化されてもよいことが当業者には認識されるであろう。
【0106】
本明細書全体を通して、「一つの実施形態」又は「一実施形態」に対する言及は、実施形態と関連して記載される特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも一つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通して様々な箇所に記述される「一つの実施形態では」又は「一実施形態では」という語句は、必ずしもすべて同じ実施形態を指すものではないが、そのような場合もある。更に、特定の特徴、構造、又は特性は、本開示から当業者には明白となるように、一つ又は複数の実施形態において任意の適切な形で組み合わされてもよい。
【0107】
以下の請求項及び本明細書の記載において、「〜を備える」、「〜で構成される」、又は「〜が…を備える」という用語の任意の一つは、それに続く要素/特徴を少なくとも含むが、他のものを除外しないことを意味するオープンタームである。したがって、「〜を備える」という用語は、請求項で使用されるとき、その後に列挙される手段又は要素又はステップに限定されるものとして解釈すべきではない。例えば、「要素A及びBを備えるデバイス」という表現の範囲は、要素A及びBのみから成るデバイスに限定されるべきではない。「〜を含む(including)」、又は「〜が…を含む(which includes or that includes)」などといった用語の任意の一つも、本明細書で使用されるとき、その用語に続く要素/特徴を少なくとも含むが、他のものを除外しないことを意味するオープンタームである。したがって、「〜を含む」というのは「〜を備える」と同意語であり、それを意味する。
【0108】
同様に、「連結される」という用語は、クレームで使用されるとき、直接的な接続のみに限定されるものと解釈すべきではないことに留意されたい。用語「連結された」及び「接続された」は、それらの派生語と共に、使用されてもよい。これらの用語は相互に同意語ではないものとすることを理解されたい。したがって、デバイスBに連結されたデバイスAという表現の範囲は、デバイスAの出力がデバイスBの入力に直接接続されるデバイス又はシステムに限定すべきではない。それは、Aの出力とBの入力との間に経路が存在し、それが他のデバイス又は手段を含む経路であってもよいことを意味する。「連結された」は、二つ以上の要素が直接物理的に接触しているか、二つ以上の要素が相互に直接接触しておらず、ただし依然として相互に協働又は相互作用することを意味してもよい。
【0109】
本明細書で使用されるとき、別段の特定がない限り、「第1」、「第2」、「第3」などの序数形容詞を使用した共通の物体の説明は、単に、類似の物体の異なる例が参照されることを指し、そのように説明される物体が、時間的、空間的、序列的、又は他の任意の形のいずれかで、所与の順序になっていなければならないことを暗示するものではない。
【0110】
本明細書で使用されるとき、別段の特定がない限り、「水平」、「垂直」、「左」、「右」、「上」、及び「下」という用語、並びにそれらの形容詞的及び副詞的派生語(例えば、「水平に」、「右向きに」、「上向きに」など)の使用は、単に、読者に面する特定の図面としての、又は必要に応じて通常の使用中の構造の向きを参照した、図示される構造の向きを指す。同様に、「内向きに」及び「外向きに」という用語は、一般に、必要に応じて、その延長軸線又は回転軸線に対する表面の向きを指す。
【0111】
同様に、本発明の例示的実施形態の上述の記載において、本発明の様々な特徴は、本開示を簡略化し、様々な発明の態様の一つ又は複数の理解を助けるため、場合によっては、単一の実施形態、図面、又はその説明にまとめられることがあることを認識すべきである。しかし、本開示のこの方法は、請求される発明が各請求項に明示的に列挙されるよりも多数の特徴を要するという意図を反映するものとして解釈すべきではない。それよりもむしろ、以下の請求項が反映するように、発明の態様は、単一の上記に開示される実施形態のすべてよりも少数の特徴にある。したがって、本明細書に続く請求項はそれによって本明細書に明示的に組み込まれ、各請求項は本発明の別個の実施形態としてそれ自体に基づく。
【0112】
更に、本明細書に記載されるいくつかの実施形態は他の実施形態に含まれる他の特徴以外の一部を含むが、当業者には理解されるように、異なる実施形態の特徴の組合せは本発明の範囲内にあるものであり、異なる実施形態を形成する。例えば、以下の請求項では、請求される実施形態の任意のものを任意の組合せで使用することができる。
【0113】
本明細書に提供される説明では、多数の特定の詳細が記述される。しかし、本発明の実施形態はこれらの特定の詳細を伴わずに実施されてもよいことが理解される。他の例では、本明細書の理解を不明瞭にしないように、周知の方法、構造、及び技術は詳細に示されていない。
【0114】
したがって、本発明の好ましい実施形態と考えられるものを記載してきたが、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく、それらに対して他の及び更なる修正を行ってもよく、かかる変更及び修正はすべて本発明の範囲内にあるものと主張するものであることを認識するであろう。例えば、上述のあらゆる公式は、使用されてもよい手順を単に代表するものである。ブロック図に機能性が加えられ、又はそこから削除されてもよく、機能性ブロックの中で動作が交換されてもよい。本発明の範囲内で記載される方法にステップが加えられ、又はそこから削除されてもよい。
【0115】
本発明の一実施形態は、本明細書に記載される特徴から本質的に成ることができることが認識されるであろう。或いは、本発明の一実施形態は本明細書に記載される特徴から成ることができる。本明細書に例示的に開示される本発明は、適切には、本明細書に具体的に開示されていない任意の要素を有さずに実施されてもよい。
【符号の説明】
【0116】
1300 デンタルケアデバイス
1310 本体
1312 第1の端部
1314 第2の端部
1316 幅広の区画
1320 デンタルフロスリザーバ
1324 点検用アパーチャ
1330 ブラシ要素
1370 フロス出口アパーチャ
1390 フロスキャップ
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科用デバイスに関し、特にデンタルケアデバイスに関する。
【0002】
本発明は、主としてデンタルケアデバイスとして使用するために開発されており、以下、この用途に関連して記載するが、本発明はこの特定の使用分野に限定されるものではない。
【背景技術】
【0003】
本明細書全体を通して、従来技術に関するあらゆる考察は、かかる従来技術が広く知られているということ、又は当該分野の共通の一般知識の一部を成すということを何らかの形で容認するものと見なすべきではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一つの目的は、従来技術の不利な点の少なくとも一つを克服若しくは改良し、又は有用な代替案を提供することである。
【0005】
本発明の一つの目的は、その好ましい形態において、歯ブラシ又はデンタルフロスツールのどちらかとして選択的に使用することができる、デンタルケアデバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、デンタルフロスリザーバとして使用されるキャビティを画定する細長い本体と、本体の第1の端部に近接したブラシ要素と、本体の第2の端部にあって外向きに延在する一対の支持アームとを備える、歯ブラシ又はデンタルフロスツールとして選択的に使用するためのデンタルケアデバイスが提供される。
【0007】
好ましくは、本体は、第2の端部で二又に分かれて、一対の支持要素を一体的に形成する。
【0008】
好ましくは、デバイスはキャビティ内に位置するデンタルフロス源を更に備える。
【0009】
好ましくは、デバイスは、デンタルフロスの一部分をデンタルフロス源から引き出すことができるデンタルフロス出口アパーチャを備える。より好ましくは、デンタルフロス出口アパーチャは本体内に画定される。最も好ましくは、デンタルフロス出口アパーチャはデンタルフロスリザーバに近接する。或いは、デンタルフロス出口アパーチャは、デンタルフロスの一部分をそこから引き出すことができる第1の支持アームによって画定される。
【0010】
好ましくは、ブラシ要素は横方向に延在する複数の剛毛部材を含む。
【0011】
好ましくは、各支持アームは、それらの間に延在するデンタルフロスのセグメントを支持するように構成された支持要素を有する。より好ましくは、支持要素は、個々の支持アームを通して画定される貫通アパーチャと、個々の支持アームを横切って画定される開いた隙間(open niche)と、デンタルフロスリザーバとフロスが連通する形で(in floss-communication)画定された出口アパーチャとを含む組のいずれか一つを含むことができる。
【0012】
好ましくは、デンタルフロスの一部分は、デンタルフロス源から一対の支持要素の第1のものまで延在し、第2の支持要素まで横切り、デンタルフロスの一部分の端部を保定する保定要素まで延在する。
【0013】
好ましくは、フロス源に近接しているデンタルフロスの一部分の第1の端部は、第1の保定要素によってリザーバから更に引き出されないように保定される。より好ましくは、デンタルフロスの一部分の第2の(又は他方の)端部は、第2の保定要素によって保定される。最も好ましくは、第1及び第2の保定要素によって、支持アームの間で支持されるデンタルフロスの一区画を、歯をフロスで掃除するために十分に張って保持することができる。
【0014】
好ましくは、デバイスは、支持アームの間で支持されるデンタルフロスの一区画が歯をフロスで掃除するために十分に張って保持されるようにして、デンタルフロスの一部分を保定する一つ又は複数の保定要素を更に備える。
【0015】
好ましくは、デバイスは、デンタルフロスの一部分の反対側の端部と動作可能に関連する、一対の保定要素を備える。より好ましくは、保定要素は、一つ又は複数の結束ペグと、狭い保定構成体を間に画定する一対の向かい合った縁部と、クランプアセンブリと、ラチェットロックアセンブリとを含む組のいずれか一つを含むことができる。
【0016】
好ましくは、一つ又は複数の保定要素は本体に近接して位置する。或いは、一対の保定要素のそれぞれ一つは個々の支持アーム上に位置する。
【0017】
好ましくは、クランプアセンブリは、本体に対して相対的に移動可能なクランプ部材を含み、デンタルフロスを間で締め付けるように適合される。より好ましくは、クランプ部材は、デンタルフロスを受け入れ締め付ける隙間を画定する。最も好ましくは、クランプ部材は締付け構造となるように付勢される。或いは、クランプ部材は、好ましくは支持アームに対して移動可能であり、デンタルフロスを間で締め付けるように適合される。
【0018】
好ましくは、デンタルフロス源はデンタルフロスのスプールを備える。より好ましくは、スプールはリザーバ内に取り付けられ、その場合、デンタルフロスをスプールから引き出すことができる。最も好ましくは、スプールは本体に対して回転可能に取り付けられ、その場合、スプールの回転によってデンタルフロスをスプールから引き出すことができる。
【0019】
好ましくは、本体は、リザーバに残っているデンタルフロスを目視できるようにする点検用アパーチャを含む。より好ましくは、点検用アパーチャは、そこを介して目視することを可能にするほぼ透明な閉止部を有する。
【0020】
好ましくは、製造の間、デンタルフロス源はリザーバ内にほぼ密封されている。より好ましくは、デンタルフロス源は再補充するように適合されていない。最も好ましくは、源からのデンタルフロスが使い果たされると、デバイスは好ましくは廃棄される。
【0021】
好ましくは、ユーザは、回転ダイヤル要素を操作することによってデンタルフロスを引き出す。
【0022】
好ましくは、デバイスは、デンタルフロスの使用済み部分を切除するデンタルフロス切断要素を更に含む。より好ましくは、切断要素は、保定されたデンタルフロスがアパーチャから突出するように位置する。最も好ましくは、デバイスは、保定されたデンタルフロスの露出部分を覆うキャップ要素を含む。
【0023】
本発明によれば、デンタルフロスリザーバとして使用されるキャビティを画定する細長い本体と、本体の第1の端部に近接したブラシ要素と、本体の第2の端部にあるフロス出口アパーチャと、を備える、歯ブラシ又はデンタルフロス源として選択的に使用するためのデンタルケアデバイスが提供される。
【0024】
本発明の好ましい一実施形態を、単に一例として、添付図面を参照して以下に記載する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す平面図である。
【図2】図1のデバイスの側面図である。
【図3】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す平面図である。
【図4】図3のデバイスの側面図である。
【図5】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す部分拡大平面図である。
【図6】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す部分拡大平面図である。
【図7】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す部分拡大平面図である。
【図8A】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8B】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8C】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8D】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8E】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図8F】支持アームの例示的な向きを示す、本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アーム対を示す図である。
【図9A】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アームを示す側面図である。
【図9B】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アームを示す側面図である。
【図9C】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の支持アームを示す側面図である。
【図10A】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10B】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10C】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10D】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10E】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図10F】本発明によるデンタルケアデバイスの実施形態の保定要素を示す図である。
【図11A】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す側面図である。
【図11B】フロスキャップを含めて示される、本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す側面図である。
【図12】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す部分拡大平面図である。
【図13A】本発明による実施形態のデンタルケアデバイスを示す側面図である。
【図13B】図13Aに示される実施形態のデンタルケアデバイスの部分拡大図である。
【図13C】図13Aに示される実施形態のデンタルケアデバイスの部分拡大図である。
【図13D】図13Aに示される実施形態のデンタルケアデバイスの部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
歯ブラシ及びデンタルフロスツールの組合せを備えるデンタルケアデバイスが提供される。デンタルケアデバイスは、歯ブラシ又はデンタルフロスツールとして選択的に使用することができる。
【0027】
図1及び図2を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス100は、デンタルフロスリザーバ120として使用されるキャビティを画定する細長い本体110と、本体の第1の端部112に近接したブラシ要素130と、本体の第2の端部114にあって外向きに延在する一対の支持アーム140、142とを備える。
【0028】
一実施形態のデンタルケアデバイスは、それによって、フロスを格納する手段と、フロスを分配する手段と、分配されたフロスの一部分を支持する手段と、分配されたフロスの一区画をユーザの歯をフロスで掃除するのに使用できる位置で、分配されたフロスの一部分を保定する手段と、歯をブラッシングする手段とを含むことができる。
【0029】
デンタルフロスは、リザーバから突出し、本体の内部又は外部にある支持アームまでの経路を横断することができる。デンタルフロスは支持アームの間のギャップを横切って引き出され、その場合、デンタルフロスは、支持アームの間にあるフロスの一区画が歯のフロス掃除に使用される際に十分に張って保定されるようにして、一つ又は複数の保定要素によって保定される。
【0030】
この実施形態では、本体はプラスチックで構成される。プラスチックはポリプロピレンを含むことができる。本体ハンドル部分は、ユーザの手がデンタルフロス又は歯ブラシのどちらかの向きで快適に適応するように、人間工学的に設計することができる。
【0031】
ブラシ要素は、横方向に延在する複数の剛毛部材を含むことができる。歯ブラシの剛毛は従来のやり方で構成することができる。剛毛は抗菌性剛毛であってもよい。
【0032】
この例示の実施形態では、本体110は、第2の端部114で二又に分かれて、支持要素140及び142の対を一体的に形成することが認識されるであろう。しかし、支持アームは、取外し可能又は取外し不能のどちらかの形で、本体に固定的に連結することができることが更に認識されるであろう。
【0033】
一対の外向きに延在するフロス支持アームは、フロスをしっかりと保持する手段を含むことができる。一対の支持アームは、フロスの一部分の一区画がそれらの間に固定され、歯をフロスで掃除するのにフロスの一区画を使用することができるように、空間によって分離される。本体はフロスツールのハンドルとなり、それによって、ユーザが奥歯にフロスの一区画を届かせることが容易になることが認識されるであろう。
【0034】
本体は、キャビティリザーバ120をそこに画定するのに適合された、幅広の中央区画116を含む。
【0035】
デンタルフロス源150はキャビティリザーバ120内に位置する。デンタルフロスの一部分160は、デンタルフロス源から引き出すことができる。
【0036】
使用の際、デンタルフロスの一部分160をデンタルフロス源から引き出すことができ、その一区画は、一対の支持アーム140、142の間で張って拘束することができる。一般に、フロス源に近接したデンタルフロスの一部分の第1の端部は、第1の保定要素170によってリザーバから更に引き出されないように保定され、デンタルフロスの一部分の第2の(又は他方の)端部は第2の保定要素172によって保定される。
【0037】
デンタルフロスの一部分は、デンタルフロス源から一対の支持要素の第1のものまで延在し、第2の支持要素まで横切り、デンタルフロスの一部分の端部を保定する保定要素まで延在する。フロス源に近接したデンタルフロスの一部分の第1の端部は、第1の保定要素によってリザーバから更に引き出されないように保定される。デンタルフロスの一部分の第2の(又は他方の)端部は第2の保定要素によって保定される。第1及び第2の保定要素によって、支持アームの間で支持されるデンタルフロスの一区画を、歯をフロスで掃除するのに十分に張って保持することができる。
【0038】
デバイスは、支持アームの間で支持されるデンタルフロスの一区画が歯をフロスで掃除するのに十分に張って保持されるようにして、デンタルフロスの一部分を保定する一つ又は複数の保定要素を備えることができる。
【0039】
リザーバに残っているデンタルフロスを視覚的に点検できるように、点検用アパーチャ124を設けることができる。一般に、点検用アパーチャは、そこを通して目視することを可能にするほぼ透明な閉止部を有する。
【0040】
図3及び図4を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス300(及び/又は本体310)は人間工学的用途に適合されている。デバイスは、歯ブラシ又はデンタルフロスツールのどちらかとして使用する際、ユーザが本体を簡単に把持し保持することができるように設計される。
【0041】
図5を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス500は、デンタルフロスリザーバ520に近接した本体510内にデンタルフロス出口アパーチャ518を備えることができる。このデンタルフロス出口アパーチャによって、デンタルフロスの一部分560を、デンタルフロスの巻き552を含むデンタルフロス源550から引き出すことができる。或いは、デンタルフロス出口アパーチャは、デンタルフロスの一部分をそこから引き出すことを可能にする第1の支持アームによって画定することができることが認識されるであろう。
【0042】
この例示の実施形態では、デンタルフロスの一部分560は、出口アパーチャ518を通してデンタルフロス源550から引き出すことができる。デンタルフロスのセグメント562は、個々の支持要素580、582によって一対の支持アーム540、542の間で支持される。デンタルフロスの一部分は、デンタルフロスのセグメント562を支持アーム対の間で張って拘束できるようにする、一つ又は複数の保定要素570、572の間で更に保定される。
【0043】
この実施形態では、使用の際、デンタルフロスの一部分は、本体510及び支持アーム540、542の外側にほぼ位置する。各支持アーム540、542は、間に延在するデンタルフロスの外部セグメント562を支持するように構成された個々の支持要素580、582を有する。
【0044】
デンタルフロス切断要素590は、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用され、一般に出口アパーチャ518と相対的に位置するので、保定されたデンタルフロス(例えば、564)は出口アパーチャから突出する。キャップ要素(図示なし)は、保定されたデンタルフロスのあらゆる露出部分を覆うのに使用することができる。切断要素は、デンタルフロスを所望の長さに切断するため、且つ/又はデンタルフロスの使用済み長さを廃棄するため、刃の形態であることができる。一般に、刃は、本体の陥凹部分に位置する一体蝶番によって適所に保持することができる。
【0045】
図6を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス600は、第1の支持アーム640内にデンタルフロス出口アパーチャ644を備えることができる。出口アパーチャは第1の支持要素680を画定する。出口アパーチャは、デンタルフロス652をデンタルフロス源650から引き出すことができるように、デンタルフロスリザーバ620とフロスが連通した状態にある。
【0046】
この例示の実施形態では、デンタルフロスの一部分660をデンタルフロス源650から引き出すことができる。デンタルフロスの一部分は、この実施例では支持要素680を更に画定するアパーチャ644を介してデンタルフロス源から引き出すことができる。デンタルフロスのセグメント662は、個々の支持要素680、682によって一対の支持アーム640、642の間で支持される。デンタルフロスの一部分は、一つ又は複数の保定要素670、672の間で更に保定される。
【0047】
この実施形態では、使用の際、デンタルフロスの一部分は、本体610及び支持アーム640、642の内側にほぼ位置する。各支持アーム640、642は、間に延在するデンタルフロスの外部セグメント662を支持するように構成された個々の支持要素680、682を有する。
【0048】
或いは、デンタルフロスは、第1の支持アーム640内のアパーチャ644を出て、第2の支持アーム642によって外側で支持されてもよい。それによって、デンタルフロスは、出口アパーチャ644を出た後、本体610及び支持アーム642のほぼ外側にある。
【0049】
デンタルフロス切断要素690は、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用され、一般に、末端アパーチャ692と相対的に(又はそこからずれて)位置するので、使用済み部分が切除されると、保定されたデンタルフロス(例えば、664)が末端アパーチャから突出する。キャップ要素(図示なし)を使用して、保定されたデンタルフロスのあらゆる露出部分を覆うことができる。
【0050】
支持アームは、フロスを通して受けるアパーチャ、フロスを受け入れる開放スロット、又はフロスを解放可能に保定する保定溝を含むことができる。溝に押し込まれたデンタルフロスを、フロスと溝の壁との間の摩擦力によってしっかりと保持することができるように、保定溝は十分に間が狭められた側壁を有する。
【0051】
この実施形態では、デンタルフロス源は、デンタルフロスをスプールから軸線方向に引き出すことができるように適合され巻回された、デンタルフロスのスプールの形態であることができる。スプールは、本体に固定的に取り付けるか、又は回転可能に取り付けることができることが認識されるであろう。
【0052】
図7は、図6のデバイス600に類似した、一実施形態のデンタルケアデバイス700を示す。この実施例では、デンタルケアデバイス600のデンタルフロス源650は、本体710に対して回転可能に取り付けられたスプール型のデンタルフロス源750として構成される。デンタルケアデバイス670の第1の保定要素670は、スプール型のデンタルフロス源750と動作可能に関連付けられた第1の保定デバイス770を提供するように再構成される。スプールの回転によって、デンタルフロスをそこから引き出すことが可能になる。
【0053】
この例示の実施形態では、第1の保定要素770は、スプールの周面の周りに設けられる複数の当接構成体774(又は移動止め)を係合する爪772を含む。爪772が複数の当接構成体774の一つと係合することによって、スプールの更なる回転が制限され、それによってデンタルフロスの一部分660が更に引き出されないように拘束される。解放要素776は、爪772と動作可能に関連付けられてそれを当接構成体774から係脱し、それによってスプールが回転してデンタルフロスを引き出すことが可能になる。スプールが適所に係止された状態では、フロスの一部分664の端部を十分に張って引き出し、保定要素672によって定位置で保定できることが認識されるであろう。
【0054】
図8A〜8Fはそれぞれ、単に一例として、デンタルケアデバイスの一実施形態の支持アーム対を示す。支持アームは他の多くの形態で具体化されてもよいことが認識されるであろう。
【0055】
図8Aは、一実施形態のデンタルケアデバイス800の部分平面図であり、一対の支持アーム840は細長い本体810にほぼ平行である。
【0056】
図8Bは、一実施形態のデンタルケアデバイス801の部分平面図であり、一対の支持アーム841は細長い本体810にほぼ垂直である。
【0057】
図8Cは、一実施形態のデンタルケアデバイス802の端面図であり、一対の支持アーム842は、支持アームが細長い本体810にほぼ平行であり、支持アームがブラシ要素830の向きに垂直であり、且つ、支持アームがブラシ要素830の向きに垂直な面を画定するように実質的に向けられている。
【0058】
図8Dは、一実施形態のデンタルケアデバイス803の端面図であり、一対の支持アーム843は、支持アームが細長い本体810に平行であり、支持アームがブラシ要素830の向きに垂直であり、且つ、支持アームがブラシ要素830の向きに平行な面を画定するように実質的に向けられている。
【0059】
図8Eは、一実施形態のデンタルケアデバイス804の端面図であり、一対の支持アーム844は、支持アームが細長い本体810に垂直であり、支持アームがブラシ要素830の向きに垂直であり、且つ、支持アームがブラシ要素830の向きに平行な面を画定するように実質的に向けられている。
【0060】
図8Fは、一実施形態のデンタルケアデバイス805の端面図であり、一対の支持アーム844は、支持アームが細長い本体810に垂直であり、支持アームがブラシ要素830の向きに平行であり、且つ、支持アームがブラシ要素830の向きに平行な面を画定するように実質的に向けられている。
【0061】
図9A〜9Cはそれぞれ、単に一例として、デンタルケアデバイスの一実施形態の支持アームの側面図を示す。支持アームは他の多くの形態で具体化されてもよいことが認識されるであろう。
【0062】
一実施形態では、各支持アームは、間に延在するデンタルフロスのセグメントを支持するように構成された支持要素を有する。支持要素は、個々の支持アームを通して画定される貫通アパーチャと、個々の支持アームを横切って画定される開いた隙間と、デンタルフロスリザーバとフロスが連通する形で画定された出口アパーチャとを含む組のいずれか一つを含むことができる。
【0063】
図9Aは、一実施形態のデンタルケアデバイス900の部分側面図であり、支持アーム940は、デンタルフロスを通して受けるアパーチャ980の形態の支持要素を含む。
【0064】
図9Bは、一実施形態のデンタルケアデバイス901の部分側面図であり、支持アーム940は、デンタルフロスを受け入れる開放スロット981の形態の支持要素を含む。
【0065】
図9Cは、一実施形態のデンタルケアデバイス901の部分側面図であり、支持アーム940は、デンタルフロスを受け入れる狭い保定構成体を間に画定する、一対の向かい合った縁部982の形態の支持要素を含む。
【0066】
図10A〜10Fはそれぞれ、単に一例として、デンタルケアデバイスの一実施形態の保定要素を示す。保定要素は他の多くの形態で具体化されてもよいことが認識されるであろう。
【0067】
デバイスは、デンタルフロスの一部分の対向する端部と動作可能に関連付けられた一対の保定要素を備えることができる。保定要素は、一つ又は複数の結束ペグと、狭い保定構成体を間に画定する一対の向かい合った縁部と、クランプアセンブリと、ラチェットロックアセンブリとを含む組のいずれか一つを含むことができる。一つ又は複数の保定要素は、本体に近接して位置させることができることが認識されるであろう。或いは、一対の保定要素はそれぞれ、個々の支持アーム上に位置させることができる。
【0068】
図10Aは、デンタルフロス1014を受け入れる狭い保定構成体1013を間に画定する一対の向かい合った縁部1011、1012を備える、一実施形態の保定要素1010の部分側面図である。
【0069】
図10Bは、デンタルフロス1022を周りに受け入れる結束ペグ1021を備える一実施形態の保定要素1020の部分側面図である。フロスは結束ペグ(又はフック)に巻き付けられて、フロスと本体との間の十分に強い接続をもたらす。
【0070】
図10Cは、デンタルフロス1033を受け入れる隙間1032を画定するクランプ部材1031を備える、クランプアセンブリ1030の形態をした一実施形態の保定要素の部分側面図である。クランプ部材1031は、本体(又は支持アーム)1035に対して移動可能であり、バネ部材1036によって、デンタルフロスを間で締め付ける締付け構造となるように付勢される。
【0071】
図10Dは、クランプアームアセンブリ1040の形態をした一実施形態の保定要素の部分側面図である。クランプアーム部材1041は本体(又は支持アーム)1042に対して移動可能である。デンタルフロス1045を間で締め付けるため、受入れ陥凹部1044と協働する当接要素1043を含むことができる。
【0072】
デンタルフロス1052を保定する摩擦面1051を適用するため、回転可能な保定ディスク1050の形態をした更なる実施形態の保定要素を設けることができる。更なる保定抵抗(retaining resistance)を適用するため、協働する軸体1053にデンタルフロスを巻き付けることができることが認識されるであろう。
【0073】
図10Eは、回転可能な保定ディスク1060の形態をした一実施形態の保定要素の部分側面図である。保定ディスクは、反対方向に動作可能に移動する、デンタルフロス1062、1063を保定する摩擦面1061を提供することができる。更なる保定抵抗を適用するため、協働する軸体1064にデンタルフロスを巻き付けることができることが認識されるであろう。使用済みデンタルフロスは末端アパーチャ1065を介してデバイスを出ることができる。
【0074】
ユーザは、保定ディスクと関連付けられた回転式ダイヤル要素を操作することによって、デンタルフロスを引き出すことができることが認識されるであろう。
【0075】
図10Fは、スプール型のデンタルフロス源1071と動作可能に関連付けられた一実施形態の保定要素1070の部分側面図である。スプールの回転によって、デンタルフロスをそこから引き出すことが可能になる。保定要素1070は、スプール1071の周面の周りに設けられる複数の当接構成体1074(又は移動止め)を係合する爪1072を含む。爪1072が複数の当接構成体1074の一つと係合することによって、スプールの更なる回転が制限され、それによってデンタルフロスの一部分1075が更に引き出されないように拘束される。解放要素1076は、爪1072と動作可能に関連付けられてそれを当接構成体1074から係脱し、それによってスプールが回転してデンタルフロスを引き出すことが可能になる。スプールが適所に係止された状態では、フロスの一部分1075の端部を十分に張って引き出し、更なる保定要素によって定位置で保定できることが認識されるであろう。
【0076】
一実施形態では、爪1072及び複数の当接構成体1074はラチェット機構を画定し、それによって、係止構成の状態でスプールを逆回転させてデンタルフロスを引き戻して緩め、保定されたデンタルフロスに張力を適用する。スプールの回転を可能にするため、本体に突起1077を設けることができる。
【0077】
一実施形態では、デンタルフロスは、リザーバ内で回転可能に固定されるスプール上に提供される。フロスが引き出されるにつれて、ドラムが回転する。ドラムは適所に固定することができ、それによって、協働する係止手段がドラムと本体との間で動作することにより、フロスの一部分の一端が拘束される。ドラムの更なる回転を制限するため、スプールの周面の周りに爪を受け入れる複数の移動止めを設けることができる。解放要素は、爪と動作可能に関連付けられてそれを移動止めから係脱し、ドラムを回転させ、それによってフロスを解放することができる。ドラムが適所で係止された状態で、デンタルフロスの他端を引き出して張り、更なる保定要素によって定位置で保定(又は係止)することができる。
【0078】
実施形態は、歯のフロス掃除に使用するのに支持アームの間でしっかりと延在してもよいように、一本のフロスを保持する様々な手段を使用してもよい。例えば、本体は、保定溝、フロスを固着させるペグ、又は締付け位置へと付勢される解放可能な締付けデバイスを含むことができる。
【0079】
製造の間、デンタルフロス源はリザーバ内にほぼ密封されているのが一般的である。一例として、デンタルフロス源は再補充するように適合されていないことがあり、源からのデンタルフロスが使い果たされると、デバイスは廃棄することができる。
【0080】
開示される実施形態は、歯ブラシ及びフロシングツールを組み合わせて単一の製品とすることによって、良好な歯科衛生を促進するデバイスを提供する。開示の目的のため、歯ブラシという用語は手動及び電動両方の歯ブラシを含む。
【0081】
本体は、歯ブラシ及び/又はデンタルフロスツールとしてデバイスを使用するためのハンドルとして使用できることが認識されるであろう。この細長いハンドルの使用によって、フロスツールが口の奥にある歯をフロスで掃除することが可能になる。
【0082】
図示されるデンタルケアデバイスは、歯ブラシ又はデンタルフロスツールのどちらかとして選択的に使用することができることが認識されるであろう。
【0083】
図11A及び図11Bを参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス1100は、デンタルフロスリザーバ1120として使用されるキャビティを画定する細長い本体1110と、本体の第1の端部1112に近接したブラシ要素1130と、本体の第2の端部1114にあるフロス出口アパーチャ1170とを備える。本体は、キャビティリザーバ1120を中に画定するように適合された幅広の中央区画1116を含む。
【0084】
リザーバ内に残っているデンタルフロスを目視できるようにする点検用アパーチャ1124を設けることができる。一般に、点検用アパーチャは、そこを通して目視することを可能にするほぼ透明な閉止部を有する。
【0085】
この実施形態のデンタルケアデバイスは、デンタルフロスリザーバ1120に近接した本体1110内にデンタルフロス出口アパーチャ1170を備えることができる。このデンタルフロス出口アパーチャによって、デンタルフロスの一部分1172を、デンタルフロスの巻き(図示なし)を含むデンタルフロス源から引き出すことができる。或いは、デンタルフロスの一部分をデンタルフロス源から引き出すことができるように、デンタルフロス出口アパーチャは本体上に位置することができることが認識されるであろう。
【0086】
この実施形態のデンタルケアデバイスは、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用されるデンタルフロス切断要素1180を更に備えることができる。デンタルフロス切断要素は一般に、出口アパーチャ1170と相対的に位置するので、保定されたデンタルフロスは出口アパーチャから突出する。
【0087】
図11Bを参照すると、デバイス1100はフロスキャップ1190を備えることができる。フロスキャップは、本体に解放可能に連結することができ、デンタルフロス源から引き出されるデンタルフロスの一部分にアクセスできるように取外し可能である。フロスキャップの解放可能な連結は、蝶番による連結及び圧入による連結を含むことができることが認識されるであろう。
【0088】
図12を参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス1200は、本体1210によって画定されるデンタルフロス出口アパーチャ1270を備えることができる。出口アパーチャは、デンタルフロス1252をデンタルフロス源1250から引き出すことができるように、デンタルフロスリザーバ1220とフロスが連通した状態にある。
【0089】
この例示の実施形態では、デンタルフロスの一部分1272をデンタルフロス源1250から引き出すことができる。デンタルフロスの一部分は、アパーチャ1270を通してデンタルフロス源から引き出すことができる。
【0090】
デンタルフロス切断要素1280は、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用され、一般に、出口アパーチャ1270と相対的に(又はそこからずれて)位置するので、使用済み部分が切除されると、保定されたデンタルフロス(例えば1282)がアパーチャから突出する。キャップ要素(図示なし)を使用して、保定されたデンタルフロスのあらゆる露出部分を覆うことができる。一般に、切断要素は本体1210の端面1218に位置し、デバイスが歯ブラシとして使用されている間、デバイスのユーザが切断要素と接触するリスクを低減する。
【0091】
この実施形態では、デンタルフロス源は、デンタルフロスをスプールから軸線方向に引き出すことができるように適合され巻回された、デンタルフロスのスプールの形態であることができる。スプールは、本体に固定的に取り付けるか、又は回転可能に取り付けることができることが認識されるであろう。或いは、デンタルフロス源は、本体に対して回転可能に取り付けられるスプール型のデンタルフロス源(図7に最も良く示されるような)として構成することができ、その場合、スプールの回転によってデンタルフロスをそこから引き出すことができる。
【0092】
図13A〜13Dを参照すると、一実施形態のデンタルケアデバイス1300は、デンタルフロスリザーバ1320として使用されるキャビティを画定する細長い本体1310と、本体の第1の端部1312に近接したブラシ要素1330と、本体の第2の端部1314にあるフロス出口アパーチャ1370とを備える。
【0093】
本体は、キャビティリザーバ1320を中に画定するように適合された幅広の区画1316を含むことができる。この幅広の区画1316は、デバイスが歯ブラシとして使用されるとき、そのハンドルとして使用することができる。
【0094】
リザーバ内に残っているデンタルフロスを目視することができるように、点検用アパーチャ1324を設けることができる。一般に、点検用アパーチャは、そこを介して目視できるようにほぼ透明である。
【0095】
この実施形態のデンタルケアデバイスは、デンタルフロスリザーバ1320に近接して本体1310内にデンタルフロス出口アパーチャ1370を備えることができる。このデンタルフロス出口アパーチャによって、デンタルフロスの一部分1372を、デンタルフロス1374の巻回を含むデンタルフロス源から引き出すことができる。或いは、デンタルフロスの一部分をデンタルフロス源から引き出すことができるように、デンタルフロス出口アパーチャは本体上に位置することができることが認識されるであろう。
【0096】
この実施形態のデンタルケアデバイスは、デンタルフロスの使用済み又は使用可能な部分を切除するのに使用される、デンタルフロス切断要素1380を更に備えることができる。デンタルフロス切断要素は一般に、出口アパーチャ1370と相対的に(又はそこからずれて)位置するので、保定されたデンタルフロスが出口アパーチャから突出する。
【0097】
図13Bを参照すると、デバイス1300はフロスキャップ1390を備えることができる。フロスキャップは、本体に蝶番で連結することができ、デンタルフロス源から引き出されたデンタルフロスの一部分にアクセスできるように、蝶番1392によって軸線を中心にして蝶番式に回転することができる。キャップは、スナップ嵌め(又は圧入)係合部1394によって、閉止構造(図13Bに示されるような)で保定可能である。蝶番は、デンタルフロスにアクセスするための開放構造(図13C及び図13Dに示されるような)で、フロスキャップ1390をほぼ一時的に維持する摩擦を導入することができる。
【0098】
この実施形態のデンタルケアデバイス1300は、本体1310によって画定されるデンタルフロス出口アパーチャ1370を備えることができることが認識されるであろう。出口アパーチャは、デンタルフロス1374をデンタルフロス源1350から引き出すことができるように、デンタルフロスリザーバ1320とフロスが連通した状態にある。この例示の実施形態では、デンタルフロスの一部分1372をデンタルフロス源1750から引き出すことができる。デンタルフロスの一部分は、アパーチャ1370を通してデンタルフロス源から引き出すことができる。
【0099】
デンタルフロス切断要素1380は、デンタルフロスの使用済み部分を切除するのに使用され、一般に、出口アパーチャ1370と相対的に(又はそこからずれて)位置するので、使用済み部分が切除されると、保定されたデンタルフロス(例えば、1376)がアパーチャから突出する。キャップ要素は、閉止構造(図13Bに示されるような)へと蝶番式に回転して、保定されたデンタルフロスのあらゆる露出部分を覆うことができる。一般に、切断要素はデバイス1300の端面1318に近接して位置し、デバイスが歯ブラシとして使用されている間、デバイスのユーザが切断要素と接触するリスクを低減する。
【0100】
この実施形態では、デンタルフロス源1350は、デンタルフロスをスプールから軸線方向に引き出すことができるように、デンタルフロスの巻回されたスプールの形態であることができる。スプールは、本体に固定的に取り付けるか、又は回転可能に取り付けることができることが認識されるであろう。
【0101】
この実施形態では、本体1310は、中央アパーチャ1352を有するデンタルフロスの巻回されたスプールの形態のデンタルフロス源1350を受け入れる軸体要素1360を備える。軸体要素1360は、デンタルフロスリザーバ1320内にデンタルフロス源1350を位置決めするため、デンタルフロス源アパーチャに挿入することができる。代替実施形態では、デンタルフロスの巻回されたスプールはデンタルフロスリザーバ内に位置することができ、両方の協働する円形構成を使用して、デンタルフロスの巻回されたスプールをデンタルフロスリザーバ内に位置させ、且つ/又は、デンタルフロスがスプールから軸線方向に引き出された状態で、固定の相対位置でほぼ保定することができることが認識されるであろう。スプールを回転させることが好ましいものの、デンタルフロスをスプールから軸線方向に引き出すのに必須ではないことが認識されるであろう。
【0102】
一実施形態では、点検用アパーチャ1324は、デンタルフロスリザーバ1320をほぼ画定(又は閉止)する透明窓要素1326の形態である。窓要素は、デンタルフロスリザーバ1320として使用されるキャビティを画定する本体の一部分1328に連結可能(例えば、圧入又はスナップ嵌め係合を使用して)である。窓要素は、本体の一部分に開放可能又は固定的に連結することができることが認識されるであろう。窓要素は本体の一部分全体と一体的に形成することができることが認識されるであろう。
【0103】
図示されるデンタルケアデバイスは、歯ブラシ又はデンタルフロス源のどちらかとして選択的に使用することができることが認識されるであろう。
【0104】
製造の間、デンタルフロス源はリザーバ内にほぼ密封されているのが一般的である。一例として、デンタルフロス源は再補充するように適合されていないことがあり、源からのデンタルフロスが使い果たされると、デバイスは廃棄することができる。或いは、デンタルフロス源は、補給、再補充、又は交換するように適合されてもよい。
【0105】
本発明を特定の実施例に関連して記載してきたが、本発明は他の多くの形態で具体化されてもよいことが当業者には認識されるであろう。
【0106】
本明細書全体を通して、「一つの実施形態」又は「一実施形態」に対する言及は、実施形態と関連して記載される特定の特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも一つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通して様々な箇所に記述される「一つの実施形態では」又は「一実施形態では」という語句は、必ずしもすべて同じ実施形態を指すものではないが、そのような場合もある。更に、特定の特徴、構造、又は特性は、本開示から当業者には明白となるように、一つ又は複数の実施形態において任意の適切な形で組み合わされてもよい。
【0107】
以下の請求項及び本明細書の記載において、「〜を備える」、「〜で構成される」、又は「〜が…を備える」という用語の任意の一つは、それに続く要素/特徴を少なくとも含むが、他のものを除外しないことを意味するオープンタームである。したがって、「〜を備える」という用語は、請求項で使用されるとき、その後に列挙される手段又は要素又はステップに限定されるものとして解釈すべきではない。例えば、「要素A及びBを備えるデバイス」という表現の範囲は、要素A及びBのみから成るデバイスに限定されるべきではない。「〜を含む(including)」、又は「〜が…を含む(which includes or that includes)」などといった用語の任意の一つも、本明細書で使用されるとき、その用語に続く要素/特徴を少なくとも含むが、他のものを除外しないことを意味するオープンタームである。したがって、「〜を含む」というのは「〜を備える」と同意語であり、それを意味する。
【0108】
同様に、「連結される」という用語は、クレームで使用されるとき、直接的な接続のみに限定されるものと解釈すべきではないことに留意されたい。用語「連結された」及び「接続された」は、それらの派生語と共に、使用されてもよい。これらの用語は相互に同意語ではないものとすることを理解されたい。したがって、デバイスBに連結されたデバイスAという表現の範囲は、デバイスAの出力がデバイスBの入力に直接接続されるデバイス又はシステムに限定すべきではない。それは、Aの出力とBの入力との間に経路が存在し、それが他のデバイス又は手段を含む経路であってもよいことを意味する。「連結された」は、二つ以上の要素が直接物理的に接触しているか、二つ以上の要素が相互に直接接触しておらず、ただし依然として相互に協働又は相互作用することを意味してもよい。
【0109】
本明細書で使用されるとき、別段の特定がない限り、「第1」、「第2」、「第3」などの序数形容詞を使用した共通の物体の説明は、単に、類似の物体の異なる例が参照されることを指し、そのように説明される物体が、時間的、空間的、序列的、又は他の任意の形のいずれかで、所与の順序になっていなければならないことを暗示するものではない。
【0110】
本明細書で使用されるとき、別段の特定がない限り、「水平」、「垂直」、「左」、「右」、「上」、及び「下」という用語、並びにそれらの形容詞的及び副詞的派生語(例えば、「水平に」、「右向きに」、「上向きに」など)の使用は、単に、読者に面する特定の図面としての、又は必要に応じて通常の使用中の構造の向きを参照した、図示される構造の向きを指す。同様に、「内向きに」及び「外向きに」という用語は、一般に、必要に応じて、その延長軸線又は回転軸線に対する表面の向きを指す。
【0111】
同様に、本発明の例示的実施形態の上述の記載において、本発明の様々な特徴は、本開示を簡略化し、様々な発明の態様の一つ又は複数の理解を助けるため、場合によっては、単一の実施形態、図面、又はその説明にまとめられることがあることを認識すべきである。しかし、本開示のこの方法は、請求される発明が各請求項に明示的に列挙されるよりも多数の特徴を要するという意図を反映するものとして解釈すべきではない。それよりもむしろ、以下の請求項が反映するように、発明の態様は、単一の上記に開示される実施形態のすべてよりも少数の特徴にある。したがって、本明細書に続く請求項はそれによって本明細書に明示的に組み込まれ、各請求項は本発明の別個の実施形態としてそれ自体に基づく。
【0112】
更に、本明細書に記載されるいくつかの実施形態は他の実施形態に含まれる他の特徴以外の一部を含むが、当業者には理解されるように、異なる実施形態の特徴の組合せは本発明の範囲内にあるものであり、異なる実施形態を形成する。例えば、以下の請求項では、請求される実施形態の任意のものを任意の組合せで使用することができる。
【0113】
本明細書に提供される説明では、多数の特定の詳細が記述される。しかし、本発明の実施形態はこれらの特定の詳細を伴わずに実施されてもよいことが理解される。他の例では、本明細書の理解を不明瞭にしないように、周知の方法、構造、及び技術は詳細に示されていない。
【0114】
したがって、本発明の好ましい実施形態と考えられるものを記載してきたが、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく、それらに対して他の及び更なる修正を行ってもよく、かかる変更及び修正はすべて本発明の範囲内にあるものと主張するものであることを認識するであろう。例えば、上述のあらゆる公式は、使用されてもよい手順を単に代表するものである。ブロック図に機能性が加えられ、又はそこから削除されてもよく、機能性ブロックの中で動作が交換されてもよい。本発明の範囲内で記載される方法にステップが加えられ、又はそこから削除されてもよい。
【0115】
本発明の一実施形態は、本明細書に記載される特徴から本質的に成ることができることが認識されるであろう。或いは、本発明の一実施形態は本明細書に記載される特徴から成ることができる。本明細書に例示的に開示される本発明は、適切には、本明細書に具体的に開示されていない任意の要素を有さずに実施されてもよい。
【符号の説明】
【0116】
1300 デンタルケアデバイス
1310 本体
1312 第1の端部
1314 第2の端部
1316 幅広の区画
1320 デンタルフロスリザーバ
1324 点検用アパーチャ
1330 ブラシ要素
1370 フロス出口アパーチャ
1390 フロスキャップ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デンタルフロスリザーバとして使用されるキャビティを画定する細長い本体と、
前記本体の第1の端部に近接したブラシ要素と、
前記本体の第2の端部にあるデンタルフロス出口アパーチャと、を備え、
デンタルフロス源を前記キャビティ内に位置させることができ、
前記デンタルフロス出口アパーチャによって、デンタルフロスの一部分を前記デンタルフロス源から引き出すことができる、歯ブラシ又はデンタルフロス源として選択的に使用されるデンタルケアデバイス。
【請求項2】
前記本体が、前記リザーバ内に残っている前記デンタルフロスを目視できるようにする窓要素を含む、請求項1に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項3】
前記窓要素が前記デンタルフロスリザーバを少なくとも部分的に画定する、請求項2に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項4】
前記デンタルフロス源が、前記リザーバ内で前記細長い本体とほぼ軸線方向で平行に取り付けられるデンタルフロスのスプールを含み、それによってデンタルフロスを前記スプールから引き出すことができる、請求項1から3のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項5】
前記スプールが前記本体に対して回転可能に取り付けられ、前記スプールの回転によってデンタルフロスを前記スプールから引き出すことができるようになる、請求項4に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項6】
前記フロス源に近接したデンタルフロスの一部分の第1の端部が、第1の保定要素によって前記リザーバから更に引き出されないように保定される、請求項1から5のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項7】
保持された前記デンタルフロスの露出部分を覆う閉止構造を有する蝶番式キャップ要素を更に備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項8】
デンタルフロスの使用可能な部分を切除するデンタルフロス切断要素を更に備え、保定されたデンタルフロスが前記デンタルフロス出口アパーチャから突出し、前記キャップ要素によって覆うことができるように、前記切断要素が位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項9】
前記デンタルフロス出口アパーチャが前記デンタルフロスリザーバに近接する、請求項1から8のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項10】
歯ブラシ又はデンタルフロスツールとして前記デバイスを選択的に使用できるように、前記本体の第2の端部に一対の外向きに延在する支持アームを備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項11】
前記本体が前記第2の端部で二又に分かれて一対の支持要素を一体的に形成する、請求項10に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項12】
各支持アームが、間に延在するデンタルフロスのセグメントを支持するように構成された支持要素を有する、請求項10又は請求項11に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項13】
前記支持要素が、前記個々の支持アームを通って画定される貫通アパーチャと、前記個々の支持アームを横切って画定される開いた隙間と、前記デンタルフロスリザーバとフロスが連通した状態で画定される出口アパーチャとを含む組のいずれか一つを含むことができる、請求項10から12のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項14】
前記支持アームの間で支持されるデンタルフロスの区画が歯をフロスで掃除するのに十分に張って保持されるようにして、前記デンタルフロスの一部分を保定する一つ又は複数の保定要素を備える、請求項10から13のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項15】
前記ブラシ要素が横方向に延在する複数の剛毛部材を含む、請求項1から14のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項1】
デンタルフロスリザーバとして使用されるキャビティを画定する細長い本体と、
前記本体の第1の端部に近接したブラシ要素と、
前記本体の第2の端部にあるデンタルフロス出口アパーチャと、を備え、
デンタルフロス源を前記キャビティ内に位置させることができ、
前記デンタルフロス出口アパーチャによって、デンタルフロスの一部分を前記デンタルフロス源から引き出すことができる、歯ブラシ又はデンタルフロス源として選択的に使用されるデンタルケアデバイス。
【請求項2】
前記本体が、前記リザーバ内に残っている前記デンタルフロスを目視できるようにする窓要素を含む、請求項1に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項3】
前記窓要素が前記デンタルフロスリザーバを少なくとも部分的に画定する、請求項2に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項4】
前記デンタルフロス源が、前記リザーバ内で前記細長い本体とほぼ軸線方向で平行に取り付けられるデンタルフロスのスプールを含み、それによってデンタルフロスを前記スプールから引き出すことができる、請求項1から3のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項5】
前記スプールが前記本体に対して回転可能に取り付けられ、前記スプールの回転によってデンタルフロスを前記スプールから引き出すことができるようになる、請求項4に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項6】
前記フロス源に近接したデンタルフロスの一部分の第1の端部が、第1の保定要素によって前記リザーバから更に引き出されないように保定される、請求項1から5のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項7】
保持された前記デンタルフロスの露出部分を覆う閉止構造を有する蝶番式キャップ要素を更に備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項8】
デンタルフロスの使用可能な部分を切除するデンタルフロス切断要素を更に備え、保定されたデンタルフロスが前記デンタルフロス出口アパーチャから突出し、前記キャップ要素によって覆うことができるように、前記切断要素が位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項9】
前記デンタルフロス出口アパーチャが前記デンタルフロスリザーバに近接する、請求項1から8のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項10】
歯ブラシ又はデンタルフロスツールとして前記デバイスを選択的に使用できるように、前記本体の第2の端部に一対の外向きに延在する支持アームを備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項11】
前記本体が前記第2の端部で二又に分かれて一対の支持要素を一体的に形成する、請求項10に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項12】
各支持アームが、間に延在するデンタルフロスのセグメントを支持するように構成された支持要素を有する、請求項10又は請求項11に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項13】
前記支持要素が、前記個々の支持アームを通って画定される貫通アパーチャと、前記個々の支持アームを横切って画定される開いた隙間と、前記デンタルフロスリザーバとフロスが連通した状態で画定される出口アパーチャとを含む組のいずれか一つを含むことができる、請求項10から12のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項14】
前記支持アームの間で支持されるデンタルフロスの区画が歯をフロスで掃除するのに十分に張って保持されるようにして、前記デンタルフロスの一部分を保定する一つ又は複数の保定要素を備える、請求項10から13のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【請求項15】
前記ブラシ要素が横方向に延在する複数の剛毛部材を含む、請求項1から14のいずれか一項に記載のデンタルケアデバイス。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図8F】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図10D】
【図10E】
【図10F】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図8F】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図10D】
【図10E】
【図10F】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【公開番号】特開2012−35081(P2012−35081A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−172112(P2011−172112)
【出願日】平成23年8月5日(2011.8.5)
【出願人】(511192333)
【出願人】(511192344)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−172112(P2011−172112)
【出願日】平成23年8月5日(2011.8.5)
【出願人】(511192333)
【出願人】(511192344)
【Fターム(参考)】
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