説明

改良された制御及び綿撒糸の位置のためのタンポン挿入装置

フィンガーグリップ(18)を備えたバレル(12)を有するタンポンアプリケータアセンブリ(10)。フィンガーグリップ(18)は、少なくとも1つのフレア部(20)と、少なくとも1つのリブ状又はリング状グリップ構造体(34)を有する。このような特徴部分によって、このタンポンアプリケータアセンブリは、使用者に適切なタンポンの位置を与えるような改良された制御を与え、この結果、使用者は快適である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、タンポンアプリケータアセンブリに関する。特に、本発明は、人体内で、タンポンアプリケータの使用者による制御及び綿撒糸の位置を改良するような改良されたタンポンアプリケータアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
タンポンアプリケータアセンブリは、タンポンの綿撒糸として知られた吸収材料、即ち衛生材料を膣腔内に挿入するために使用される。市販のタンポンアプリケータアセンブリは、代表的には、バレルと、このバレル内に収容された綿撒糸を取り出すために使用されるプランジャとを有する。
【0003】
このようなアセンブリの使用は、使用者がバレルを把持し、このバレルを膣腔内に簡単に案内することを必要としている。これは、挿入の間、アセンブリの一部又は全体が使用者の直接の視線から外れてしまうので、特に重要である。従って、把持や制御が困難なアセンブリは、綿撒糸の適切かつ快適な移動を妨げる可能性がある。
【0004】
把持や制御が困難なアセンブリに関する他の問題は、使用者が、握り易さ不足を補うために、バレルに過度のグリップ力をしばしば加えてしまうことである。この過度の力は、バレルや綿撒糸を部分的に変形させたり損傷したりする可能性があり、この結果、アセンブリを歪ませたり、アセンブリからの綿撒糸の通常の通り道を塞いだりしてしまう可能性がある。従って、使用者は、アセンブリから綿撒糸を取り出すために、非常に大きな、即ち過度の力を加える必要がある可能性があり、使用者にとって快適でない可能性がある。
【0005】
従って、使用者にとって快適な綿撒糸の位置を改良するような改良されたタンポンアプリケータアセンブリを提供する必要がある。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、アプリケータアセンブリの挿入及び取り出しの間、及びプランジャの取り出しの間、把持及び制御が簡単なタンポンアプリケータアセンブリの簡単な使用を提供する。
【0007】
また、本発明は、改良されたフィンガーグリップを有するタンポンアプリケータアセンブリを提供する。
【0008】
さらに、本発明は、少なくとも1つのフレア部を含む改良されたフィンガーグリップを有するタンポンアプリケータを提供する。
【0009】
さらに、本発明は、少なくとも1つのリブ状グリップ構造体を含む改良されたフィンガーグリップを有するタンポンアプリケータアセンブリを提供する。
【0010】
さらに、本発明は、前記少なくとも1つのリブ状グリップ構造体が、複数のリング、複数の波形リング、又はこれらの組合せであるタンポンアプリケータを提供する。
【0011】
また、本発明は、改良されたフィンガーグリップが、少なくとも1つのフレア部と、少なくとも1つのリブ状グリップ構造体とを含むタンポンアプリケータアセンブリを提供する。
【0012】
本発明のこれらの並びに他の効果及び利点は、改良されたフィンガーグリップを備えたバレルを有するタンポンアプリケータアセンブリによって提供される。この改良されたフィンガーグリップは、少なくとも1つのフレア部と、少なくとも1つのリブ状又はリング状グリップ構造体と、の少なくとも一方を有する。このような特徴部分の結果として、このタンポンアセンブリは、使用者に適切な綿撒糸の位置を与えるような改良された制御を与え、この結果、使用者は快適である。
【0013】
本発明の上述の及び他の特徴部分並びに効果は、以下の詳細な説明並びに図面から、当業者によって認められ、理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本発明に係わるフレアフィンガーグリップを有するタンポンアプリケータの側面図である。
【図2】図2は、図1に示された本発明のフレアフィンガーグリップの拡大図である。
【図3】図3は、本発明に係わるフレアフィンガーグリップと複数のグリップリングとを有するタンポンアプリケータの側面図である。
【図4】図4は、本発明に係わる複数の波形リンググリップ構造体を備えたフィンガーグリップ部を有するタンポンアプリケータの側面図である。
【図5】図5は、図4に示された複数の波形リンググリップ構造体を備えたフィンガーグリップ部の拡大図である。
【図6】図6は、同じ位相("in phase”)で配置され、本発明に係わる2つの波形リンググリップ構造体を示している。
【図7】図7は、異なる位相("out of phase”)で配置され、本発明に係わる2つの波形リンググリップ構造体を示している。
【図8】図8は、図4のタンポンアプリケータの側断面図である。
【図8a】図8aは、図8の領域Cの波形リンググリップ構造体の拡大図である。
【図8b】図8bは、図8の領域Dの波形リンググリップ構造体の拡大図である。
【図9】図9は、本発明に係わる複数の波形リンググリップ構造体を有するタンポンアプリケータの拡大図と、これら波形リンググリップ構造体の新規な特徴部分の複数のさらなる拡大図とである。
【図10】図10は、本発明に係わる5つのウルトラタンポンアプリケータに対するフレアフィンガーグリップの曲線のグラフである。
【図11】図11は、本発明に係わる5つのレギュラータンポンアプリケータに対するフレアフィンガーグリップの曲線のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は、改良されたフィンガーグリップを備えたバレルを有するタンポンアプリケータアセンブリを提供する。この改良されたフィンガーグリップは、少なくとも1つのフレア部と、少なくとも1つのリブ状又はリング状グリップ構造体と、の少なくとも一方を有する。このような特徴部分の結果として、このタンポンアセンブリは、使用者に適切な綿撒糸の位置を与えるような改良された制御を与え、この結果、使用者は快適である。
【0016】
図1を参照して、本発明に係わる改良されたフィンガーグリップを備えたタンポンアプリケータが、参照符号10によって一般的に示されている。このアプリケータ10は、バレル12とプランジャ14とを有する。このバレル12は、挿入先端部16とフィンガー部18とを有する。このフィンガー部18は、改良されたフレア部20を含む。
【0017】
最適なフレア角と傾斜との少なくとも一方を有するフレア部20を備えたフィンガー部18が、握り易さを高め、改良された挿入制御及びタンポンの綿撒糸の位置を与えることが、消費者テストによって思いがけず明らかとなった。
【0018】
図2を参照して、図1の領域Aの拡大図が与えられる。これは、前記フレア部20を備えた改良されたフィンガー部18を詳しく示している。このフレア部20は、フィンガーグリップ面27とフレア面29との交差部25に形成されたフレア角22を有する。前記フィンガーグリップ面27は、バレル12の中心線Xから測定されるような、ほぼ均一な半径の面である。前記フレア面29は、フレア部を与えるように、同様にバレル12の中心線Xから測定されるような、均一に広がった半径を有する。図2に示されるように、前記フレア角20は、面27の外面からフレア面29へと測定される。
【0019】
前記フレア角22に加えて、前記フレア部20が最適な曲線と傾斜との少なくとも一方24を有するとき、握り易さが高められることが思いがけず明らかとなった。このフレア部20の最適な曲線24が、フレア部の所定の長さLを超えて、所定の複数の点で、フレア部20の高さHの増加に対する変化を測定することによって決定されることができる。この高さHは半径方向に沿っており、一方、長さLは中心線Xに平行である。
【0020】
本発明に係わる一実施の形態では、高められた握り易さは、約139°ないし約156°のフレア角22と、y=16.127x−1.5061x+0.0568x+0.0001からy=6.9136x−0.5598x+0.0168x+0.0003までの式の範囲によって表された最適な曲線24とにより生じることが明らかとなった。ここで、yは、曲線の長さLに沿った所定の距離xの所での、曲線の高さHの増分である。
【0021】
本発明に係わる他の実施の形態では、約145°のフレア角22と、式y=11.27x−1.0172x+0.024x+0.0002によって表された最適な曲線24とが、最も良い握り易さを与えることが明らかとなった。
【0022】
本発明に係わる他の実施の形態では、約130°ないし約147°のフレア角22と、y=4.8311x−0.1841x+0.086x−0.0006からy=3.3937x+0.0994X−0.014x+0.00004までの式の範囲によって表された最適な曲線24とが、握り易さを高めることが明らかとなった。
【0023】
本発明に係わるさらなる他の実施の形態では、約140°のフレア角22と、式y=1.7529x=0.7442x−0.0194x+0.0006によって表された最適な曲線24とが、最も良い握り易さを与えることが明らかとなった。
【0024】
上述のフレア角22及び最適な曲線24のうちの1つを有する改良されたフィンガーグリップ20を備えたタンポンアプリケータ10は、本発明に係わる改良部分及び新規の特徴部分を有さないタンポンアプリケータと比較して、膣円蓋内への改良された案内、快適性及びタンポンの綿撒糸の位置を思いがけず与えることが明らかとなった。
【0025】
図3を参照して、本発明に係わる改良されたフィンガーグリップを備えた他のタンポンアプリケータが、参照符号30によって一般的に示されている。このアプリケータ30は、図1のアプリケータ10と同様であるが、さらに、少なくとも1つのグリップ構造体34と任意のフレア部36とを有するフィンガーグリップ部32を含む。このフレア部36は、上述のように設定されたフレア部20と同じ最適な曲線を有することができる。
【0026】
前記少なくとも1つのグリップ構造体34を有するフィンガー部32が、握り易さを高め、この結果、改良された挿入制御を与えることが、消費者テストによって思いがけず明らかとなった。
【0027】
前記少なくとも1つのグリップ構造体34は、いくつ設けられても良い。本発明に係わる一実施の形態では、前記少なくとも1つのグリップ構造体34は、約2つないし約6つ存在する。他の実施の形態では、前記フィンガーグリップ部32は、5つのグリップ構造体34を有する。他の実施の形態では、前記フィンガーグリップ部32は、3つのグリップ構造体34を有する。
【0028】
3つのグリップ構造体が前記フィンガーグリップ部32に使用されたとき、これらグリップ構造体は、握り易さを最適に高めるために、約0.175インチ(約4.445ミリメートル)ないし約0.225インチ(約5.715ミリメートル)だけ離間されることが好ましいことが、大規模な調査によって思いがけず決定された。3つのグリップ構造体が使用される実施の形態では、各グリップ構造体は、約0.2インチ(約5.08ミリメートル)の最適な間隔を有することが思いがけず明らかとなった。
【0029】
5つのグリップ構造体が前記フィンガーグリップ部32に使用されたとき、これらグリップ構造体は、握り易さを最適に高めるために、約0.075インチ(約1.905ミリメートル)ないし約0.125インチ(約3.175ミリメートル)だけ離間されることが好ましいことが、大規模な調査によって思いがけず決定された。5つのグリップ構造体が使用される実施の形態では、各グリップ構造体は、約0.1インチ(約2.54ミリメートル)の最適な間隔を有することが思いがけず明らかとなった。
【0030】
前記少なくとも1つのグリップ構造体34は、いかなる設計又は構成にも形成されることができる。適切な構成は、以下に限定されないが、リング、波形リング、不連続リング、リブ又はこれらの組合せを含む。フレアは、緩やかに外側に広がった状態として規定されている。図1並びに図3のフィンガーグリップ部18、32は、端部4に沿って、平面からバレルの自由端6に規定されている。
【0031】
図4を参照して、本発明の一実施の形態では、タンポンアプリケータ40は、少なくとも1つの波形リンググリップ構造体44を備えたフィンガーグリップ部42を有する。前記少なくとも1つの波形リング44の新規な特徴部分は、正弦波又は余弦波と同様の波形の形状(oscillating configuration)を有する。従って、多方向グリップが形成されている。図4の領域Bの拡大図である図5を参照して、各波形リング44の上に、使用者に挿入方向での把持部を与える第1のグリップ部46と、使用者に挿入及び取り出しの両方向での把持部を与える第2のグリップ部47と、使用者に取り出し方向での把持部を与える第3のグリップ部48とがある。
【0032】
本発明の所望の高められたグリップ特性を果すために、前記少なくとも1つの波形リンググリップ構造体44は、約0.01インチ(約0.254ミリメートル)ないし約0.04インチ(約1.016ミリメートル)の振幅を有する。振幅は、図6にMで規定されており、50に対して測定された44の最大の点である。本発明の一実施の形態では、前記少なくとも1つの波形リンググリップ構造体44は、約0.025インチ(約0.635ミリメートル)の振幅を有する。また、前記少なくとも1つの波形リンググリップ構造体44は、約0.1インチ(約2.54ミリメートル)ないし約0.4インチ(約1.06センチメートル)の波長を有することが好ましい。波長は、50の上のWとVとの間に示されている。本発明の一実施の形態では、前記少なくとも1つの波形リンググリップ構造体44は、約0.25インチ(約6.35ミリメートル)の波長を有する。
【0033】
図6を参照して、前記少なくとも1つの波形グリップ構造体44は、中心線50に対して同じ位相で配置されることができる。また、図7を参照して、前記少なくとも1つの波形グリップ構造体44は、中心線50に関して異なる位相で配置されることができる。これらグリップ構造体は、図7に特定の配置で示されているが、いかなる異なる位相の構成でも配置され得ることが理解されるべきである。
【0034】
図8を参照して、AA線に沿った図4のタンポンアプリケータの透視断面図が、参照符号60によって一般的に示されている。また、図8aを参照して、図8の領域Cに波形グリップ構造体64の1つの拡大図が示されている。波形グリップ構造体64は、取り出し方向で把持を与えるグリップテール66を有する。さらに、図8bを参照して、図8の領域Dに波形グリップ構造体64の1つの拡大図が示されている。波形グリップ構造体64は、挿入方向で把持を与えるグリップテール68を有する。
【0035】
本発明の他の実施の形態では、前記少なくとも1つの波形グリップ構造体が、モールドプロセスの結果として、明確なグリップの特徴部分を有することが独自に明らかとなった。前記グリップ構造体のテール部分は、この部分がモールドから取り出されたとき、このモールドプロセス中に独自に形成されたことが明らかである。取り出す間、このモールドは、本発明のテールを生じるように、軟質プラスチックのグリップ構造体を引っ張る。これら明確なグリップの特徴部分は、タンポンアプリケータに、多方向に対してさらに握り易さを高める。
【0036】
図9を参照して、タンポンアプリケータ70が、少なくとも1つの波形グリップ構造体74を備えたフィンガーグリップ部72を有するように示されている。各波形グリップ構造体74は、正弦波又は余弦波と同様の波形の形状を有する。各波形グリップ構造体74に沿って、このグリップは、拡大図に示されているように、グリップ方向に対して互い違いに形成されている。
【0037】
タンポンアプリケータ70の場合には、前記波形グリップ構造体74の底部76でのこの波形グリップ構造体は、アプリケータの取り出し用端部に向かって曲がったテール78を有する。これは、膣腔内へのタンポンアプリケータの挿入の間、握り易さを高める。波形グリップ構造体74の中間部80では、この波形グリップ構造体は、波形の形状が始まる所で、さらなる上方テール82を有する。このさらなる上方テール78は、挿入と取り出しとの両方向での握り易さを効果的に高めることができる。前記波形グリップ構造体の上部84でのこの波形グリップ構造体は、アプリケータ70の挿入用端部に向かって曲がったテール86を有する。これは、膣腔内からタンポンアプリケータを取り出す間、握り易さを高める。
【0038】
本発明に係わるフレアフィンガーグリップのウルトラソフトのタンポンアプリケータが、対象のフレア部の直径で形成された。そして、フレア部が、測定された。ここで、yは、フレアの長さに沿った所定の距離xの所での、フレアの高さHの増分である。
【表1】

【0039】
図10を参照して、上述の測定が、各タンポンアプリケータのフレア部の曲線を与えるグラフにプロットされた。さらに、図10は、各フレア部を示す対応する式を示している。
【0040】
本発明に係わるフレアフィンガーグリップのレギュラーソフトのタンポンアプリケータが、対象のフレア部の直径で形成された。そして、フレア部が、測定された。ここで、yは、フレアの長さに沿った所定の距離xの所での、フレアの高さHの増分である。測定結果が、以下の表2に示される。
【表2】

【0041】
図11を参照して、上述の測定が、各タンポンアプリケータのフレア部の曲線を与えるグラフにプロットされた。さらに、図11は、各フレア部を示す対応する式を示している。
【0042】
本発明の一実施の形態では、約139°ないし約156°のフレア角と、y=16.127x−1.5061x+0.0568x+0.0001からy=6.9136x−0.5598x+0.0168x+0.0003までの式の範囲によって表される最適な曲線24と、を有するタンポンアプリケータ(アプリケータ1)が、形成された。また、このタンポンアプリケータは、図9に示されるように、約0.075インチ(約1.905ミリメートル)ないし約0.125インチ(約3.175ミリメートル)だけ離間された5つの波形グリップ構造体も有する。
【0043】
本発明に係わる他の実施の形態では、約130°ないし約147°のフレア角22と、式y=4.8311x−0.1841x+0.086x−0.0006からy=1.7529x+0.7442X−0.0194x+0.0006までの式の範囲によって表される最適な曲線24と、を有するタンポンアプリケータ(アプリケータ2)が、形成された。また、このタンポンアプリケータは、図3に示されるように、約0.175インチ(約4.445ミリメートル)ないし約0.225インチ(約5.715ミリメートル)だけ離間された3つのリンググリップ構造体も有する。
【0044】
盲検試験(n=31)が、本発明にかかわるタンポンアプリケータ(アプリケータ1並びにアプリケータ2)と、市販の入手可能なタンポンアプリケータとを比較して行われた。これらタンポンは、1ないし8の階級の対応する評価と共に、以下の表3に示されている。ここで、1が最も良い評価であり、8が最も良くない評価である。
【数3】

【0045】
データから明らかなように、本発明に係わるタンポンアプリケータは、試験された市販の製品よりも明らかに好まれている。これは、本発明に係わり形成されたタンポンアプリケータに与えられた高められた特性により驚くべきことではなく、良い制御及び膣円蓋内での綿撒糸の適切な位置を与える。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
約139°ないし約156°のフレア角と、
y=16.127x−1.5061x+0.0568x+0.0001からy=6.9136x−0.5598x+0.0168x+0.0003までの式の範囲によって示される曲線と、を有する少なくとも1つのフレア部を具備し、この式でyは前記曲線の長さに沿った所定の距離の所での、この曲線の高さの増分であるタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項2】
前記フレア角は、約145°である請求項1のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項3】
前記曲線は、式y=11.27x−1.0172x+0.024x+0.0002によって表される請求項1のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項4】
さらに、少なくとも1つのグリップ構造体を具備する請求項1のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項5】
前記少なくとも1つのグリップ構造体は、リング、波形リング、不連続リング、リブ、又はこれらの組合せからなるグループから選択された形状を有する請求項4のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項6】
前記少なくとも1つのグリップ構造体の数は、約2つないし約6つである請求項4のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項7】
約130°ないし約147°のフレア角と、
y=4.8311x−0.1841x+0.086x+0.0006からy=3.3937x−0.0994x+0.014x+0.00004までの式の範囲によって示される曲線と、を有する少なくとも1つのフレア部を具備し、この式でyは前記曲線の長さに沿った所定の距離の所での、この曲線の高さの増分であるタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項8】
前記フレア角は、約140°である請求項7のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項9】
前記曲線は、式y=1.7529x=0.7442x−0.0194x+0.0006によって表される請求項7のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項10】
さらに、少なくとも1つのグリップ構造体を具備する請求項7のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項11】
前記少なくとも1つのグリップ構造体は、リング、波形リング、不連続リング、リブ、又はこれらの組合せからなるグループから選択された形状を有する請求項10のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項12】
前記少なくとも1つのグリップ構造体の数は、約2つないし約6つである請求項10のタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項13】
3つのグリップ構造体を有するフィンガーグリップ部を具備し、前記3つのグリップ構造体は、約0.175インチ(約4.445ミリメートル)ないし約0.225インチ(約5.715ミリメートル)離間されているタンポンアプリケータ。
【請求項14】
前記3つのグリップ構造体は、約0.2インチ(約5.08ミリメートル)離間されている請求項13のタンポンアプリケータ。
【請求項15】
前記3つのグリップ構造体は、リング、波形リング、不連続リング、リブ、又はこれらの組合せからなるグループから選択された形状を有する請求項13のタンポンアプリケータ。
【請求項16】
5つのグリップ構造体を有するフィンガーグリップ部を具備し、前記5つのグリップ構造体は、約0.075インチ(約1.905ミリメートル)ないし約0.125インチ(約3.175ミリメートル)離間されているタンポンアプリケータ。
【請求項17】
前記5つのグリップ構造体は、約0.1インチ(約2.54ミリメートル)離間されている請求項16のタンポンアプリケータ。
【請求項18】
前記5つのグリップ構造体は、リング、波形リング、不連続リング、リブ、又はこれらの組合せからなるグループから選択された形状を有する請求項16のタンポンアプリケータ。
【請求項19】
波形の形状を備えた少なくとも1つの波形リング構造体を有するフィンガーグリップ部を具備するタンポンアプリケータ。
【請求項20】
前記少なくとも1つの波形リンググリップ構造体は、
挿入方向での把持部を与える第1のグリップ部と、
挿入及び取り出しの両方向での把持部を与える第2のグリップ部と、
取り出し方向での把持部を与える第3のグリップ部とを有する請求項19のタンポンアプリケータ。
【請求項21】
前記少なくとも1つの波形リンググリップ構造体は、約0.01インチ(約0.254ミリメートル)ないし約0.04インチ(約1.016ミリメートル)の振幅を有する請求項19のタンポンアプリケータ。
【請求項22】
前記少なくとも1つの波形リンググリップ構造体は、約0.025インチ(約0.635ミリメートル)の振幅を有する請求項19のタンポンアプリケータ。
【請求項23】
前記少なくとも1つの波形リンググリップ構造体は、約0.1インチ(約2.54ミリメートル)ないし約0.4インチ(約1.06センチメートル)の波長を有する請求項19のタンポンアプリケータ。
【請求項24】
前記少なくとも1つの波形グリップリング構造体は、約0.25インチ(約6.35ミリメートル)の波長を有する請求項19のタンポンアプリケータ。
【請求項25】
前記少なくとも1つの波形グリップ構造体は、同じ位相、異なる位相、又はこれらの組合せで配置されている請求項19のタンポンアプリケータ。
【請求項26】
前記第1のグリップ部は、挿入方向での把持部を与える第1のグリップテールを有する請求項20のタンポンアプリケータ。
【請求項27】
前記第1のグリップテールは、タンポンアプリケータの取り出し用端部に対して曲げられている請求項26のタンポンアプリケータ。
【請求項28】
前記第3のグリップ部は、取り出し方向での把持部を与える第2のグリップテールを有する請求項20のタンポンアプリケータ。
【請求項29】
前記第2のグリップテールは、タンポンアプリケータの挿入用端部に対して曲げられている請求項28のタンポンアプリケータ。
【請求項30】
約139°ないし約156°のフレア角と、
y=16.127x−1.5061x+0.0568x+0.0001からy=6.9136x−0.5598x+0.0168x+0.0003までの式の範囲によって示される曲線と、を有する少なくとも1つのフレア部を具備し、この式でyは前記曲線の長さに沿った所定の距離の所での、この曲線の高さの増分であり、
前記フレアフィンガーグリップは、約0.075インチ(約1.905ミリメートル)ないし約0.125インチ(約3.175ミリメートル)の所で互いに離間された5つのフィンガーグリップ構造体を有するタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。
【請求項31】
約130°ないし約147°のフレア角と、
y=4.8311x−0.1841x+0.086x+0.0006からy=3.3937x−0.0994x+0.014x+0.0004までの式の範囲によって示される曲線と、を有する少なくとも1つのフレア部を具備し、この式でyは前記曲線の長さに沿った所定の距離の所での、この曲線の高さの増分であり、
前記フレアフィンガーグリップは、約0.175インチ(約4.445ミリメートル)ないし約0.225インチ(約5.715ミリメートル)の所で互いに離間された3つのフィンガーグリップ構造体を有するタンポンアプリケータのフィンガーグリップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2009−545420(P2009−545420A)
【公表日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−523794(P2009−523794)
【出願日】平成19年8月3日(2007.8.3)
【国際出願番号】PCT/US2007/017390
【国際公開番号】WO2008/019095
【国際公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願人】(500365915)プレイテックス プロダクツ インコーポレーテッド (56)
【Fターム(参考)】