改良された液体液滴プラグおよびスプレーシステム
本発明は、液体物質を噴霧するための液体液滴スプレーシステムに関し:中央アパーチャ(27)を有する支持体、スペースが提供される液体液滴スプレーデバイスを備え、このスペースは、上記液体物質を受容するように整列され、そして上記スペースを、上記液体物質が、ノズル本体(28)を横切ることによってこのデバイスのスペースを、そして上記支持体の中央アパーチャ(27)を横切ることによって上記システムを出得るように覆うノズル本体(28)、この液体物質を含むためのリザーバー(33)を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体液滴プラグおよびスプレーシステムに関し、これは、個人の香水もしくは周囲の香水、または殺虫剤または薬用液体のような機能的液体のような液体物質を噴霧するために適切な液体液滴スプレーデバイスを備える。このようなデバイスは、例えば、芳香剤または機能的または医療液体分与のため、吸入器などのため、このような液滴の制御された放出のために用いられ得る。より詳細には、本発明は、使い捨て可能なパーツおよび永久的な非使い捨てパーツを有するモジュール設計である液体液滴スプレーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
液体を噴霧するために種々のデバイスが知られている。例えば、両方が本出願人の名である書類特許文献1および特許文献2は、液体液滴スプレーデバイスを記載している。本明細書によって参考として援用されるこれらの書類から公知の液体液滴スプレーデバイスの簡単な説明が、本明細書で与えられる。
【0003】
上記で参照される書類のスプレーデバイスは、第1の物質、および第2の物質、その間の液体物質を含むために形成されるスペースから形成されるハウジングからなる。これら基体の1つは、出口ノズルおよびこれらのノズルを上記スペースに連結する出力チャネルを含む出口手段を含む。
【0004】
液体物質は、このスプレーデバイスに、例えば、非常に低い圧力、例えば、2〜3ミリバールもしくは僅かな負圧、または毛細管作用により入る。これは、例えば、液体物質が外部リザーバーからスプレーデバイス中に供給され得る少なくとも1つの入力チューブまたはニードルにより達成され得る。このスプレーデバイスは、さらに、振動要素、例えば、圧電要素をさらに備え、スペース中の液体物質の振動を起こし、この液体が液滴のスプレーとして射出されるようにする。このデバイスに関して外部リザーバーのシステムまたは配列の説明はしない。
【0005】
液体液滴スプレーシステムは、特許文献3から公知である。このデバイスは、エアフレッシュナーに関し、これは、エアフレッシュナー液体を含むためのリザーバーを有する。このリザーバーは、芯によって液体分与デバイスの蒸気発生面に連結される。液体は、エアフレッシュナーを分与するようにこの蒸気発生面への芯を通る毛細管現象によってリザーバーから伝達される。
【0006】
その設計、そして特に芯の使用に起因して、この液体分与デバイスは、この液体を蒸気発生面まで常に伝達する。従って、廃液および溢液を避けるために、このデバイスは、蒸気発生面をシールするためのカバーを有するハウジング中に提供される。一旦、このカバーが除かれると、蒸気が周囲の空気中に分与される。
【0007】
しかし、リザーバーが交換される必要のあるとき、使用者は、液体と接触している芯に起因して、このリザーバーを走査するとき、使用者の手にエアフレッシュナーを受ける。勿論、エアフレッシュナーは、強力な芳香を用い、これは、喜ばしいことではない。さらに、これは、使用者がカバーを戻して置くことを忘れる場合に液体の損失に至り、そして蒸気量の制御された分与を許容することは不可能である。
【0008】
別の液体液滴スプレーシステムは、特許文献3から公知である。このシステムは、リザーバー、リザーバーの液体を吸収するための多孔性材料を含む可撓性パウチを有する。このリザーバーは、これもまた芯のような多孔性材料を含む毛細管チャネルに連結される。このチャネルは、液体を穿孔された膜表面に導く。この表面がさらに提供される振動手段によって振動されるとき、液体が液滴として分与される。
【0009】
ここで再び、リザーバー中および毛細管チャネル中の両方で、芯が用いられる。従って、リザーバーを交換するとき、任意の液体の溢れ出しなくしてそれをすることは不可能であり得る。
【0010】
さらに、システムの設計に起因して、液体が、このシステムが使用中でないときでさえ、穿孔された膜を通じて漏れ得、それ故、損耗および所望されない芳香づけのような関連する不便に至る。勿論、このシステムでは、制御された分与も可能ではない。
【0011】
別の液滴スプレーデバイスが、特許文献4から公知であり、これは、通常の様式ではメッシュから液体を発射するために能動化されるが、これは、分与器から液体を完全に空にすることを確実にするために能動化されたままである。欠点は、このさらなる噴霧持続時間が、しばしば、長すぎるか、または短すぎるかのいずれかであることであり、しかも、種々の粘度および表面張力および周囲状態の液体では固定された時間が有効ではないことである。
【0012】
別の液滴スプレーデバイスが、本出願人の名の同時係属中の特許文献5から公知である。このデバイスは、液体物質を含むためのリザーバーを有する使い捨て可能なパーツ、およびこのデバイスが使用中でないとき溢れを避けるようにリザーバーをブロックするためのバルブ、およびノズル本体、圧電アクチュエーター、電子制御手段、およびリザーバーをノズル本体中のスペースに連結する流体界面を有する永久的な非使い捨てパーツからなる。このデバイスは、部分的には使い捨て可能な品目に起因して上記で挙げた不便さの多くを克服するが、それは、液滴スプレーデバイスのスペースの汚染を受け、これは、特定の事例では、使用の後、完全に空にならないかも知れない。別の液体物質での再充填は、従って、量における、または汚染によって引き起こされる実際の物質におけるいずれかで制御されない放出を生じ得る。
【0013】
さらに、任意の残存液体物質の存在に起因して、ノズル本体中のノズルの、またはリザーバーの流体チャネルでさえ、閉塞が生じ得、それ故、このデバイスの操作を損なう。
【特許文献1】欧州特許第EP0923957号
【特許文献2】欧州特許第EP1005916号
【特許文献3】米国特許出願第US2002/0070239号
【特許文献4】米国特許第6062212号
【特許文献5】欧州特許出願第EP 04 001 566.1号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
従って、本発明の目的は、上記の不便を克服し、しかも、香水またはその他の非水溶媒ベースの液体のような液体物質のため、または液体医薬のために効率的に用いられ得る液体液滴スプレーシステムを提供することである。
【0015】
本発明の別の目的は、単純で、信頼性がありかつ製造が安価で、サイズが小さくかつエネルギー消費およびコストが低く、そしてそれ故、個人または周囲芳香剤および機能的液体分与器として適切であるようなシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
従って、本発明は、添付の請求項で規定されるような液体液滴スプレーシステムに関する。
【0017】
本発明による液体液滴スプレーシステムの構築によれば、効率的なシステムが比較的単純かつ安価な様式で得られ得る。
【0018】
さらに、このシステムのモジュール設計に起因して、リザーバー内に含まれる液体の所望されない任意の溢れまたは廃液なくして、そして所望されない閉塞なくしてリザーバーおよびノズル本体を容易に交換することが可能である。実際、このシステムは、使い捨て可能なパーツおよび永久的な非使い捨てパーツを備え、ここで、この使い捨てパーツは、液体物質、ノズル本体、リザーバーをノズル本体のスペースに連結する流体チャネルおよび上記使い捨てパーツがこのシステムから除去されるときでさえ液体密であることを確実にするバルブを備える。
【0019】
本発明による液体液滴スプレーシステムのその他の特徴および利点は、以下の説明を読むことから明らかになり、これは、非制限的な例によってのみ与えられ、それによって、添付の図面が参照される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
好ましい実施形態の例が、ここで説明される。
【0021】
図1は、一般参照Sによって示される液体液滴プラグおよびスプレーシステムを示す。このシステムは、永久的、非使い捨てパーツ、および使い捨てパーツを含む。図1Aおよび1Bは、それぞれ、このシステムのアセブル前およびアセンブル後を下からおよび上からそれぞれ示す。
【0022】
永久的パーツは、可撓性の電気回路板またはPCB要素であり得る基板、膜アクチュエーター、絶縁体、圧電要素のような電気機械的アクチュエーターおよび電極を備える。図2Aおよび2Bは、参照番号2によって示され、それぞれ、ディスク形状永久的パーツの例の分解図およびアセンブルされた図を示し、ディスク形状PCB5、電極13、圧電要素11、絶縁体9、および膜アクチュエーター7を備え、ここでは、リベット15による固定手段により互いにアセンブルされ、図2B中のアセンブルされた図で示されるようなディスクを形成する。勿論、このPCBは、常にディスク形状であるわけではない。
【0023】
PCB5は、圧電要素11によって覆われるアパーチャ17を有する。圧電要素は、さらに、膜アクチュエーター7および電極13の両方に電気的に接続され、これらは、それら自身、例えば、図2Aに示されるようなリベット15により、上記PCBに連結される。この例では、PCB5は、続いてさらに説明されるように、使い捨てパーツ上に提供されるノッチを受容するための2つの半円形スロット19aおよび19bをさらに備える。
【0024】
この使い捨て可能なパーツは、リザーバー、このリザーバーに連結されるバルブ本体、このバルブ本体に連結されるノズル本体を備え、そして電気制御システムに出力を与えるためのバッテリーのような電源を備え得る。永久的パーツは、電気機械的アクチュエーター(この例では圧電要素)、ASICのような電気制御手段を備え、そして電気制御手段および電気機械的アクチュエーターに出力を与えるためのバッテリーのような電源を備え得る。
【0025】
図3Aおよび3Bは、本発明による液体液滴プラグおよびスプレーデバイスの使い捨てパーツで用いられるバルブ本体のバルブ本体の例のそれぞれ分解図およびアセンブルされた図を示す。
【0026】
バルブ本体21は、上部リング部材23および底部リング部材24によって取り囲まれる円筒形部材22を備える。円筒形部材22は、固定された位置に維持されるリング部材に対して回転し得る様式でリング部材23、24とともにアセンブルされる。これを行うため、円筒形部材24は、その上部面上に操作部材が提供され、それを回転することを可能にする。これ例では、この操作部材は、2つの突出部26からなる。図3Aに観察され得るように、リング部材23および24は、各々、それらの側面に1つ以上のスロット18を有し、そしてこれらのスロットが整列されて、図3Bに見られるような、バルブ本体21の外側周縁側面中にアパーチャ25を形成するように整列されるようアセンブルされる。円筒形部材22はまた、その側面中に1つ以上のアパーチャを有し、この円筒形を通る流体チャネル32を形成する。これら突出部26を操作することにより、この流体チャネル32は、リング部材中の側面アパーチャ25と整列され得るか、またはされなくても良い。
【0027】
シリンダー部材22は、流体チャネルを通って中央アパーチャ中への液体物質の流れを許容するようにこの流体チャネルと流体連結する中央アパーチャ27をさらに有する。
【0028】
ノズル本体28は、中央アパーチャを覆うようにバルブ本体21の底面上の中央アパーチャ27上に適合される。円筒形部材22の底面は、永久的パーツ2に取り付けられるとき、その膜アクチュエーター7と接触する面である。ノズル本体28は、1つ以上の穿孔を有する膜から作製され得、そして中央アパーチャ27を、液体物質がこの中央アパーチャおよびこのバルブをこの穿孔された膜の1つ以上の穿孔を横切ることにより出得るように覆う。このような穿孔膜は、例えば、シリコンアレイから作製され得る。
【0029】
バルブ本体21は、その底面上でその周縁に、2つの係合ノッチ30をさらに備え、これは、続いてさらにより詳細に説明されるように、上記永久的パーツに取り付けられるとき、バルブ本体の回転運動を可能にするようにPCB5のスロット19aおよび19b中に適合するように適切に整列される。一緒になって、これらのスロットおよびノッチは、それ故、この使い捨てパーツの永久的パーツへの取り付けを可能にする接続およびロック手段を形成する。半円形スロット19a、19bの長さを選択することにより、このバルブ本体の回転移動が設定され得る。これらの係合ノッチは、この使い捨て可能なパーツを永久的パーツ2中に差込み、そしてそれを再びそれから取り外すことを可能にするプラグインシステムの一部を形成する。有利には、これらノッチ30は、バルブ本体21を、そしてそれ故使い捨て可能なパーツを、固定された様式で永久的パーツ2に適合することを可能にするようにBNC型のコネクターとして形成され得る。
【0030】
さらに、底部リング部材24には、その底面上に配列された2つ以上の突出部31が提供され得、上記永久的パーツに対して所定の位置にこの使い捨てパーツを固定するために永久的パーツ2の対応するリベット中に適合する。有利な配列では、これらの突出部31は伝導性であり、その結果、リベット15中に挿入されるとき、例えば、リベット15を永久的パーツ2上の電極13にさらに連結することによって、電気的接続が確立され得る。
【0031】
この使い捨て可能なパーツは、液滴のスプレーとして、この液体液滴スプレープラグおよびスプレーシステムから発射される液体物質を含むための区画を構成するリザーバーをさらに備える。図5で観察され得るように、リザーバー33は、バルブ本体21に連結され、そしてそれを取り囲む。リザーバー33は、好ましくは、充填およびシールタイプである形態であり、そしてこの目的のための任意の適切な材料から作製され得る。このような材料の例は、ポリエチレンまたはポリプロピレンである。このリザーバーはまた、例えば、空気のないタイプであり得るか、または固形タイプであり得る。
【0032】
有利には、リザーバー33は、2つのサブ区画に分割され得、この各々は、異なる液体物質を含み得る。例えば、1つのサブ区画はこのシステムから分与される香水を含み得、その一方、他方のサブ区画は、この香水を放出した後、このシステムをリンスするための洗浄液体を含み得る。このようなサブ区画は、リザーバー中に配置される膜によるような公知の様式で他方から分離されたものであり得る。図4は、バルブ本体21に取り付けられたリザーバー33の断面図を示す。リザーバー33は、シールされた様式でバルブ本体21に取り付けられ得、外側リング23および24に対するバルブ本体の円筒形部材22の回転位置決めに依存して、すなわち、このバルブがその開放位置にあるか、またはその閉鎖位置にあるかの事実に依存して、液体がバルブ本体中にリザーバー33から流れることを可能にする。バルブ本体に対するリザーバーのシールの例として、超音波溶接が用いられ得る。このリザーバーは、バルブ本体に取り付けられた後に充填され得る。
【0033】
図5は、本発明による液体液滴プラグおよびスプレーデバイスの使い捨てパーツの全体図を示す。このプラグおよびスプレーシステムの組立ては、以下のようである。番号3によって以後参照される使い捨て可能な部分は、従って、バルブ本体21およびリザーバー33を含み、そして突出部31をリベット15に挿入することにより、そしてノッチ30を溝19a、19bに挿入することにより永久的パーツ2に適合される。適合されるとき、永久的パーツ2上に整列される電子制御手段は、電極13および膜アクチュエーター7と、上記電気機械的アクチュエーター11の能動化を可能にするように電気的に連結される。
【0034】
さらに、使い捨て可能なパーツ3を回転することにより、永久的パーツ2上の膜アクチュエーター7と、使い捨て可能なパーツ3上のノズル本体28との間に、図6の詳細図で示されるような、スペース35によって示される流体圧縮チャンバーが生成される。バルブ本体21の操作部材26をさらに回すことによって、流体チャネル32は、リング部材23、24のアパーチャ25と整列され、それ故、リザーバー33中に含まれる液体物質からスペーサー35中に流れることを可能する。
【0035】
従って、スペース35は、ノズル本体28と膜アクチュエーター7とともに、本出願人によって設計されたその他のデバイスから、そして、例えば、特許文献EP1236 517に記載されるような周知の様式の液滴のスプレーとして受容した液体物質を放出するための液体液滴スプレーデバイスを形成する。
【0036】
アセンブルされたプラグおよびスプレーシステムの液体堅固度を確実にするために、シール36、例えば、ガスケットであるシールが、図6に示されるように、好ましくは、バルブ本体21と膜アクチュエーター7との間に提供される。これを行うために、円形の溝が、円形シール36を受容するためにバルブ本体21の底面に提供され得る。アセンブルされるとき、ガスケット36は、膜アクチュエーター7に対して押され、それ故、液体堅固度を確実にする。このようなシールはまた、全単射(biinjection)成形によって提供されるシールであり得る。
【0037】
能動化されるとき、電気機械的アクチュエーターは、膜アクチュエーター7を振動し、これは、この膜アクチュエーターとノズル本体との間のスペース35に存在する任意の液体が振動を受け、そしてノズル本体28と接触するようにし、それによって液体液滴スプレーとしてノズルを横切る。従って、スプレーが、図6に示されるように、バルブ本体21の上面から放出される。
【0038】
バルブ本体21中の流体チャネルの開放および閉鎖が、ここで、図7を参照しながら説明される。図7Aは、本発明による液体液滴スプレーシステムSの断面図を示し、ここで、バルブは閉鎖位置にある。使い捨て可能なパーツ3が永久的パーツ2中に挿入されるとき、ノッチ30は、溝19a、19bに入り、リザーバー33内に含まれる任意の液体物質は、円筒形部材22の流体チャネル32の、リング部材23、24のアパーチャ25との非整列に起因して、バルブ本体21に入ることを妨げられる。図7Bに示されるように、操作部材26を回すことによって円筒形部材22を回転した後、ノッチ30は、流体チャネル32がアパーチャ25と整列されるまで、溝19a、19bに沿ってスライドする。液体は、ここで、リザーバー33からバルブ本体21中に流れ得、ここで、それは、スペース35に到達する。電気機械的アクチュエーター手段11を能動化することにより、液体は、振動を受け、そして液滴のスプレーとして放出される。
【0039】
流体チャネル32は、スペース35の一方の側に連結される柔軟な多孔性媒体をさらに含み得、リザーバー33からスペース35への液体の流れを容易にする。
【0040】
好ましい配列では、操作部材26をバルブを開放するように回すとき、ノッチ30が溝19a、19bの端部に到達するとき、電気接点が作製され得、これは、スプレーすることを誘因するように電気機械的手段を自動的に能動化する。
【0041】
上記で述べた、各々が液体物質を含む、リザーバー中のサブ区画を用いるとき、リング部材23および24は、1つのサブ区画から一度にバルブ本体21の流体チャネル32中に流れることを可能にするように配列されるそれらのスロット18aおよび18bを有するはずである。これは、底部リング部材23のスロット18に対して周縁に沿ってシフトされた上部リング部材の外側周縁に沿って配列されたスロット18を有することによって達成され得、その結果、これら上部および下部スロットの1つのみが流体チャネル32と整列され得る。図8は、このような配列の例である。2つのサブ区画33aおよび33bが提供される。図8Aでは、両方のサブ区画が閉鎖され、すなわち、これら流体チャネルのいずれも、スロット18と整列せず、その結果、リザーバーからバルブ本体21中に流れ得る液体はない。図8Bでは、円筒形部材22を回した後、下部サブ区画33aが、底部リング部材24のスロット18aとの流体チャネルの整列に起因して開放される。従って、サブ区画33a中に含まれる液体物質は、バルブ本体21中に、そしてそれ故スペース35中に流れ得、スプレーとして放出される。円筒形部材22をさらに回転することにより、下部サブ区画33aは再び閉鎖されるが、上部サブ区画33bは、ここで、流体チャネルを上部リング部材23のスロット18bと整列することによって開放され、従って、図8Cに示されるように、液体物質が、サブ区画33bからスペース35中に流れることを可能にする。
【0042】
さらなる有利な配列では、粉末区画38が、上記使い捨て可能なパーツ中に、例えば、図9A中に示されるように、上部リング部材23中に提供され得る。上部リング部材23は中空であり、そしてその上面上に充填開口部39を有し得、それを粉末で充填することを可能にする。このような粉末は、リザーバー中の液体物質と混合され得、所望の溶液を形成する医薬粉末であり得る。バルブが閉鎖されるとき、この粉末は、リザーバー33中に含まれる液体物質から分離される。しかし、図10に示されるように、バルブを開放するために円筒形部材22を回した後、この粉末は、リザーバー33に接近し、液体物質と接触し得、その結果、混合物が、流体チャネル32を通ってバルブ本体21中に、スプレー放出のためにスプレー35に向かって流れ得る。
【0043】
図11は、永久的パーツ2の代替の実施形態を示す。この永久的パーツは、支持体51を有し、再び、この例では、PCBであり、各々が電極、電気機械的作動手段、絶縁体および膜アクチュエーターを備える、いくつかの、この例では6つの、異なる永久的サブパーツを備える。示されるように、6つの異なる使い捨て可能なパーツ52は、CD−回転木馬配列に類似の永久的パーツの対応するサブパーツ中に挿入され得る。各使い捨て可能なパーツ52は、本明細書で先に記載のように、使い捨て可能なパーツに対応する。従って、いくつかの液体物質が組み合わせられ得る。例えば、液体物質が芳香を放つ香水である場合、香水の混合物が、それ故、得られ得る。勿論、使い捨て可能なパーツ52の各リザーバーが、再び2つの区画にサブ分割される場合、12の異なる香水が混合され得る。一般に、従って、香水の数nは、式F=(n−1)*n/2に従って、組み合わせFの数を可能にする。
【0044】
さらなる代替の配列では、各々がそれら自身の充填開口部39をともなう、いくつかの粉末区画38が提供され得る。自然には、円筒形部材22中の流体チャネルの数は、リザーバー33中の液体物質との粉末区画中の粉末の混合物の対応する数を可能にするように調節されるべきである。このような複数の粉末区画の例は、図12中に概略的に示される。
【0045】
有利な配列では、電源(図示せず)が、それがリザーバー33と1つのパーツを構成するように使い捨て可能なパーツ3のパーツを形成し得る。この電源は、代表的には、バッテリーであり、このバッテリーは、適切に接続され得るが、使い捨てパーツ3から別個に生態学的様式で放棄され得るように、リザーバーおよび使い捨て可能なパーツ3から離脱可能である。例えば、はぎ取り式のカードボードが、リザーバー33に取り付けられたバッテリーパックとして用いられ得る。使い捨てパーツ3および永久的パーツ2の適切なアセンブリにより、上記流体連結が、PCB5の上面上に作製され得、その一方、電気接続が、例えば、リベット15により、PCB5の底面上に作製され得る。
【0046】
この配列のために、例えば、上記リザーバーが空であるとき、または1つに対して1つの液体物質を含むリザーバーを、使い捨てパーツ3からまたは永久的非使い捨てパーツ2から液体の任意の漏れなくして異なる液体物質で交換することが要求されるとき、このシステムから使い捨てパーツ3を容易に除去することが可能である。さらに、ノズル本体の置換に起因して、ノズルの可能な閉塞は、全く避けられる。
【0047】
本発明の液体液滴プラグおよびスプレーシステムの上記の特徴のため、香水または医薬のような液体物質を噴霧するためのシステムを、このシステムが、使用中でないとき、任意の液体物質を分与しない容易に交換可能なリザーバーとともに、例えば、噴霧器、香水分与器、吸入器、鼻噴霧、または眼科分与器などとして用いられ得るように用いることが可能である。
【0048】
本発明の好ましい実施形態を説明したが、ここで、その概念を取り込むその他の実施形態が用いられ得ることは当業者に明らかである。従って、本発明は、開示された実施形態に制限されるべきではなく、むしろ、添付の請求項の範囲によってのみ制限されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1は、本発明による液体液滴プラグおよびスプレーシステムを示す。
【図2】図2Aおよび2Bは、図1の液体液滴スプレーシステムのディスク形状の永久的パーツの例の、それぞれ、分解図およびアセンブルされた図を示す。
【図3】図3Aおよび3Bは、図1の液体液滴スプレーシステムの使い捨てパーツのパーツを形成するバルブ本体の、それぞれ、分解図およびアセンブルされた図を示す。
【図4】図4は、バルブ本体に取り付けられるリザーバーの断面図を示す。
【図5】図5は、本発明による液体液滴プラグおよびスプレーシステムの使い捨て可能なパーツを示す。
【図6】図6は、本発明によるアセンブルされたプラグおよびスプレーシステムの詳細図である。
【図7】図7は、使い捨て可能なパーツのバルブ本体を開放および閉鎖する操作を示す。
【図8】図8は、リザーバーが2つのサブ区画を備える図7の代替の配列を示す。
【図9】図9は、粉末区画が、閉鎖されたバルブ位置にあるバルブ本体の中空の上部リング部材中に提供されるさらなる代替配列を示す。
【図10】図10は、開放位置にある図9の配列を示す。
【図11】図11は、永久的パーツの代替の実施形態を示す。
【図12】図12は、バルブ本体の上部リング部材中の複数の粉末区画配列の例を概略的に示す。
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体液滴プラグおよびスプレーシステムに関し、これは、個人の香水もしくは周囲の香水、または殺虫剤または薬用液体のような機能的液体のような液体物質を噴霧するために適切な液体液滴スプレーデバイスを備える。このようなデバイスは、例えば、芳香剤または機能的または医療液体分与のため、吸入器などのため、このような液滴の制御された放出のために用いられ得る。より詳細には、本発明は、使い捨て可能なパーツおよび永久的な非使い捨てパーツを有するモジュール設計である液体液滴スプレーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
液体を噴霧するために種々のデバイスが知られている。例えば、両方が本出願人の名である書類特許文献1および特許文献2は、液体液滴スプレーデバイスを記載している。本明細書によって参考として援用されるこれらの書類から公知の液体液滴スプレーデバイスの簡単な説明が、本明細書で与えられる。
【0003】
上記で参照される書類のスプレーデバイスは、第1の物質、および第2の物質、その間の液体物質を含むために形成されるスペースから形成されるハウジングからなる。これら基体の1つは、出口ノズルおよびこれらのノズルを上記スペースに連結する出力チャネルを含む出口手段を含む。
【0004】
液体物質は、このスプレーデバイスに、例えば、非常に低い圧力、例えば、2〜3ミリバールもしくは僅かな負圧、または毛細管作用により入る。これは、例えば、液体物質が外部リザーバーからスプレーデバイス中に供給され得る少なくとも1つの入力チューブまたはニードルにより達成され得る。このスプレーデバイスは、さらに、振動要素、例えば、圧電要素をさらに備え、スペース中の液体物質の振動を起こし、この液体が液滴のスプレーとして射出されるようにする。このデバイスに関して外部リザーバーのシステムまたは配列の説明はしない。
【0005】
液体液滴スプレーシステムは、特許文献3から公知である。このデバイスは、エアフレッシュナーに関し、これは、エアフレッシュナー液体を含むためのリザーバーを有する。このリザーバーは、芯によって液体分与デバイスの蒸気発生面に連結される。液体は、エアフレッシュナーを分与するようにこの蒸気発生面への芯を通る毛細管現象によってリザーバーから伝達される。
【0006】
その設計、そして特に芯の使用に起因して、この液体分与デバイスは、この液体を蒸気発生面まで常に伝達する。従って、廃液および溢液を避けるために、このデバイスは、蒸気発生面をシールするためのカバーを有するハウジング中に提供される。一旦、このカバーが除かれると、蒸気が周囲の空気中に分与される。
【0007】
しかし、リザーバーが交換される必要のあるとき、使用者は、液体と接触している芯に起因して、このリザーバーを走査するとき、使用者の手にエアフレッシュナーを受ける。勿論、エアフレッシュナーは、強力な芳香を用い、これは、喜ばしいことではない。さらに、これは、使用者がカバーを戻して置くことを忘れる場合に液体の損失に至り、そして蒸気量の制御された分与を許容することは不可能である。
【0008】
別の液体液滴スプレーシステムは、特許文献3から公知である。このシステムは、リザーバー、リザーバーの液体を吸収するための多孔性材料を含む可撓性パウチを有する。このリザーバーは、これもまた芯のような多孔性材料を含む毛細管チャネルに連結される。このチャネルは、液体を穿孔された膜表面に導く。この表面がさらに提供される振動手段によって振動されるとき、液体が液滴として分与される。
【0009】
ここで再び、リザーバー中および毛細管チャネル中の両方で、芯が用いられる。従って、リザーバーを交換するとき、任意の液体の溢れ出しなくしてそれをすることは不可能であり得る。
【0010】
さらに、システムの設計に起因して、液体が、このシステムが使用中でないときでさえ、穿孔された膜を通じて漏れ得、それ故、損耗および所望されない芳香づけのような関連する不便に至る。勿論、このシステムでは、制御された分与も可能ではない。
【0011】
別の液滴スプレーデバイスが、特許文献4から公知であり、これは、通常の様式ではメッシュから液体を発射するために能動化されるが、これは、分与器から液体を完全に空にすることを確実にするために能動化されたままである。欠点は、このさらなる噴霧持続時間が、しばしば、長すぎるか、または短すぎるかのいずれかであることであり、しかも、種々の粘度および表面張力および周囲状態の液体では固定された時間が有効ではないことである。
【0012】
別の液滴スプレーデバイスが、本出願人の名の同時係属中の特許文献5から公知である。このデバイスは、液体物質を含むためのリザーバーを有する使い捨て可能なパーツ、およびこのデバイスが使用中でないとき溢れを避けるようにリザーバーをブロックするためのバルブ、およびノズル本体、圧電アクチュエーター、電子制御手段、およびリザーバーをノズル本体中のスペースに連結する流体界面を有する永久的な非使い捨てパーツからなる。このデバイスは、部分的には使い捨て可能な品目に起因して上記で挙げた不便さの多くを克服するが、それは、液滴スプレーデバイスのスペースの汚染を受け、これは、特定の事例では、使用の後、完全に空にならないかも知れない。別の液体物質での再充填は、従って、量における、または汚染によって引き起こされる実際の物質におけるいずれかで制御されない放出を生じ得る。
【0013】
さらに、任意の残存液体物質の存在に起因して、ノズル本体中のノズルの、またはリザーバーの流体チャネルでさえ、閉塞が生じ得、それ故、このデバイスの操作を損なう。
【特許文献1】欧州特許第EP0923957号
【特許文献2】欧州特許第EP1005916号
【特許文献3】米国特許出願第US2002/0070239号
【特許文献4】米国特許第6062212号
【特許文献5】欧州特許出願第EP 04 001 566.1号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
従って、本発明の目的は、上記の不便を克服し、しかも、香水またはその他の非水溶媒ベースの液体のような液体物質のため、または液体医薬のために効率的に用いられ得る液体液滴スプレーシステムを提供することである。
【0015】
本発明の別の目的は、単純で、信頼性がありかつ製造が安価で、サイズが小さくかつエネルギー消費およびコストが低く、そしてそれ故、個人または周囲芳香剤および機能的液体分与器として適切であるようなシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
従って、本発明は、添付の請求項で規定されるような液体液滴スプレーシステムに関する。
【0017】
本発明による液体液滴スプレーシステムの構築によれば、効率的なシステムが比較的単純かつ安価な様式で得られ得る。
【0018】
さらに、このシステムのモジュール設計に起因して、リザーバー内に含まれる液体の所望されない任意の溢れまたは廃液なくして、そして所望されない閉塞なくしてリザーバーおよびノズル本体を容易に交換することが可能である。実際、このシステムは、使い捨て可能なパーツおよび永久的な非使い捨てパーツを備え、ここで、この使い捨てパーツは、液体物質、ノズル本体、リザーバーをノズル本体のスペースに連結する流体チャネルおよび上記使い捨てパーツがこのシステムから除去されるときでさえ液体密であることを確実にするバルブを備える。
【0019】
本発明による液体液滴スプレーシステムのその他の特徴および利点は、以下の説明を読むことから明らかになり、これは、非制限的な例によってのみ与えられ、それによって、添付の図面が参照される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
好ましい実施形態の例が、ここで説明される。
【0021】
図1は、一般参照Sによって示される液体液滴プラグおよびスプレーシステムを示す。このシステムは、永久的、非使い捨てパーツ、および使い捨てパーツを含む。図1Aおよび1Bは、それぞれ、このシステムのアセブル前およびアセンブル後を下からおよび上からそれぞれ示す。
【0022】
永久的パーツは、可撓性の電気回路板またはPCB要素であり得る基板、膜アクチュエーター、絶縁体、圧電要素のような電気機械的アクチュエーターおよび電極を備える。図2Aおよび2Bは、参照番号2によって示され、それぞれ、ディスク形状永久的パーツの例の分解図およびアセンブルされた図を示し、ディスク形状PCB5、電極13、圧電要素11、絶縁体9、および膜アクチュエーター7を備え、ここでは、リベット15による固定手段により互いにアセンブルされ、図2B中のアセンブルされた図で示されるようなディスクを形成する。勿論、このPCBは、常にディスク形状であるわけではない。
【0023】
PCB5は、圧電要素11によって覆われるアパーチャ17を有する。圧電要素は、さらに、膜アクチュエーター7および電極13の両方に電気的に接続され、これらは、それら自身、例えば、図2Aに示されるようなリベット15により、上記PCBに連結される。この例では、PCB5は、続いてさらに説明されるように、使い捨てパーツ上に提供されるノッチを受容するための2つの半円形スロット19aおよび19bをさらに備える。
【0024】
この使い捨て可能なパーツは、リザーバー、このリザーバーに連結されるバルブ本体、このバルブ本体に連結されるノズル本体を備え、そして電気制御システムに出力を与えるためのバッテリーのような電源を備え得る。永久的パーツは、電気機械的アクチュエーター(この例では圧電要素)、ASICのような電気制御手段を備え、そして電気制御手段および電気機械的アクチュエーターに出力を与えるためのバッテリーのような電源を備え得る。
【0025】
図3Aおよび3Bは、本発明による液体液滴プラグおよびスプレーデバイスの使い捨てパーツで用いられるバルブ本体のバルブ本体の例のそれぞれ分解図およびアセンブルされた図を示す。
【0026】
バルブ本体21は、上部リング部材23および底部リング部材24によって取り囲まれる円筒形部材22を備える。円筒形部材22は、固定された位置に維持されるリング部材に対して回転し得る様式でリング部材23、24とともにアセンブルされる。これを行うため、円筒形部材24は、その上部面上に操作部材が提供され、それを回転することを可能にする。これ例では、この操作部材は、2つの突出部26からなる。図3Aに観察され得るように、リング部材23および24は、各々、それらの側面に1つ以上のスロット18を有し、そしてこれらのスロットが整列されて、図3Bに見られるような、バルブ本体21の外側周縁側面中にアパーチャ25を形成するように整列されるようアセンブルされる。円筒形部材22はまた、その側面中に1つ以上のアパーチャを有し、この円筒形を通る流体チャネル32を形成する。これら突出部26を操作することにより、この流体チャネル32は、リング部材中の側面アパーチャ25と整列され得るか、またはされなくても良い。
【0027】
シリンダー部材22は、流体チャネルを通って中央アパーチャ中への液体物質の流れを許容するようにこの流体チャネルと流体連結する中央アパーチャ27をさらに有する。
【0028】
ノズル本体28は、中央アパーチャを覆うようにバルブ本体21の底面上の中央アパーチャ27上に適合される。円筒形部材22の底面は、永久的パーツ2に取り付けられるとき、その膜アクチュエーター7と接触する面である。ノズル本体28は、1つ以上の穿孔を有する膜から作製され得、そして中央アパーチャ27を、液体物質がこの中央アパーチャおよびこのバルブをこの穿孔された膜の1つ以上の穿孔を横切ることにより出得るように覆う。このような穿孔膜は、例えば、シリコンアレイから作製され得る。
【0029】
バルブ本体21は、その底面上でその周縁に、2つの係合ノッチ30をさらに備え、これは、続いてさらにより詳細に説明されるように、上記永久的パーツに取り付けられるとき、バルブ本体の回転運動を可能にするようにPCB5のスロット19aおよび19b中に適合するように適切に整列される。一緒になって、これらのスロットおよびノッチは、それ故、この使い捨てパーツの永久的パーツへの取り付けを可能にする接続およびロック手段を形成する。半円形スロット19a、19bの長さを選択することにより、このバルブ本体の回転移動が設定され得る。これらの係合ノッチは、この使い捨て可能なパーツを永久的パーツ2中に差込み、そしてそれを再びそれから取り外すことを可能にするプラグインシステムの一部を形成する。有利には、これらノッチ30は、バルブ本体21を、そしてそれ故使い捨て可能なパーツを、固定された様式で永久的パーツ2に適合することを可能にするようにBNC型のコネクターとして形成され得る。
【0030】
さらに、底部リング部材24には、その底面上に配列された2つ以上の突出部31が提供され得、上記永久的パーツに対して所定の位置にこの使い捨てパーツを固定するために永久的パーツ2の対応するリベット中に適合する。有利な配列では、これらの突出部31は伝導性であり、その結果、リベット15中に挿入されるとき、例えば、リベット15を永久的パーツ2上の電極13にさらに連結することによって、電気的接続が確立され得る。
【0031】
この使い捨て可能なパーツは、液滴のスプレーとして、この液体液滴スプレープラグおよびスプレーシステムから発射される液体物質を含むための区画を構成するリザーバーをさらに備える。図5で観察され得るように、リザーバー33は、バルブ本体21に連結され、そしてそれを取り囲む。リザーバー33は、好ましくは、充填およびシールタイプである形態であり、そしてこの目的のための任意の適切な材料から作製され得る。このような材料の例は、ポリエチレンまたはポリプロピレンである。このリザーバーはまた、例えば、空気のないタイプであり得るか、または固形タイプであり得る。
【0032】
有利には、リザーバー33は、2つのサブ区画に分割され得、この各々は、異なる液体物質を含み得る。例えば、1つのサブ区画はこのシステムから分与される香水を含み得、その一方、他方のサブ区画は、この香水を放出した後、このシステムをリンスするための洗浄液体を含み得る。このようなサブ区画は、リザーバー中に配置される膜によるような公知の様式で他方から分離されたものであり得る。図4は、バルブ本体21に取り付けられたリザーバー33の断面図を示す。リザーバー33は、シールされた様式でバルブ本体21に取り付けられ得、外側リング23および24に対するバルブ本体の円筒形部材22の回転位置決めに依存して、すなわち、このバルブがその開放位置にあるか、またはその閉鎖位置にあるかの事実に依存して、液体がバルブ本体中にリザーバー33から流れることを可能にする。バルブ本体に対するリザーバーのシールの例として、超音波溶接が用いられ得る。このリザーバーは、バルブ本体に取り付けられた後に充填され得る。
【0033】
図5は、本発明による液体液滴プラグおよびスプレーデバイスの使い捨てパーツの全体図を示す。このプラグおよびスプレーシステムの組立ては、以下のようである。番号3によって以後参照される使い捨て可能な部分は、従って、バルブ本体21およびリザーバー33を含み、そして突出部31をリベット15に挿入することにより、そしてノッチ30を溝19a、19bに挿入することにより永久的パーツ2に適合される。適合されるとき、永久的パーツ2上に整列される電子制御手段は、電極13および膜アクチュエーター7と、上記電気機械的アクチュエーター11の能動化を可能にするように電気的に連結される。
【0034】
さらに、使い捨て可能なパーツ3を回転することにより、永久的パーツ2上の膜アクチュエーター7と、使い捨て可能なパーツ3上のノズル本体28との間に、図6の詳細図で示されるような、スペース35によって示される流体圧縮チャンバーが生成される。バルブ本体21の操作部材26をさらに回すことによって、流体チャネル32は、リング部材23、24のアパーチャ25と整列され、それ故、リザーバー33中に含まれる液体物質からスペーサー35中に流れることを可能する。
【0035】
従って、スペース35は、ノズル本体28と膜アクチュエーター7とともに、本出願人によって設計されたその他のデバイスから、そして、例えば、特許文献EP1236 517に記載されるような周知の様式の液滴のスプレーとして受容した液体物質を放出するための液体液滴スプレーデバイスを形成する。
【0036】
アセンブルされたプラグおよびスプレーシステムの液体堅固度を確実にするために、シール36、例えば、ガスケットであるシールが、図6に示されるように、好ましくは、バルブ本体21と膜アクチュエーター7との間に提供される。これを行うために、円形の溝が、円形シール36を受容するためにバルブ本体21の底面に提供され得る。アセンブルされるとき、ガスケット36は、膜アクチュエーター7に対して押され、それ故、液体堅固度を確実にする。このようなシールはまた、全単射(biinjection)成形によって提供されるシールであり得る。
【0037】
能動化されるとき、電気機械的アクチュエーターは、膜アクチュエーター7を振動し、これは、この膜アクチュエーターとノズル本体との間のスペース35に存在する任意の液体が振動を受け、そしてノズル本体28と接触するようにし、それによって液体液滴スプレーとしてノズルを横切る。従って、スプレーが、図6に示されるように、バルブ本体21の上面から放出される。
【0038】
バルブ本体21中の流体チャネルの開放および閉鎖が、ここで、図7を参照しながら説明される。図7Aは、本発明による液体液滴スプレーシステムSの断面図を示し、ここで、バルブは閉鎖位置にある。使い捨て可能なパーツ3が永久的パーツ2中に挿入されるとき、ノッチ30は、溝19a、19bに入り、リザーバー33内に含まれる任意の液体物質は、円筒形部材22の流体チャネル32の、リング部材23、24のアパーチャ25との非整列に起因して、バルブ本体21に入ることを妨げられる。図7Bに示されるように、操作部材26を回すことによって円筒形部材22を回転した後、ノッチ30は、流体チャネル32がアパーチャ25と整列されるまで、溝19a、19bに沿ってスライドする。液体は、ここで、リザーバー33からバルブ本体21中に流れ得、ここで、それは、スペース35に到達する。電気機械的アクチュエーター手段11を能動化することにより、液体は、振動を受け、そして液滴のスプレーとして放出される。
【0039】
流体チャネル32は、スペース35の一方の側に連結される柔軟な多孔性媒体をさらに含み得、リザーバー33からスペース35への液体の流れを容易にする。
【0040】
好ましい配列では、操作部材26をバルブを開放するように回すとき、ノッチ30が溝19a、19bの端部に到達するとき、電気接点が作製され得、これは、スプレーすることを誘因するように電気機械的手段を自動的に能動化する。
【0041】
上記で述べた、各々が液体物質を含む、リザーバー中のサブ区画を用いるとき、リング部材23および24は、1つのサブ区画から一度にバルブ本体21の流体チャネル32中に流れることを可能にするように配列されるそれらのスロット18aおよび18bを有するはずである。これは、底部リング部材23のスロット18に対して周縁に沿ってシフトされた上部リング部材の外側周縁に沿って配列されたスロット18を有することによって達成され得、その結果、これら上部および下部スロットの1つのみが流体チャネル32と整列され得る。図8は、このような配列の例である。2つのサブ区画33aおよび33bが提供される。図8Aでは、両方のサブ区画が閉鎖され、すなわち、これら流体チャネルのいずれも、スロット18と整列せず、その結果、リザーバーからバルブ本体21中に流れ得る液体はない。図8Bでは、円筒形部材22を回した後、下部サブ区画33aが、底部リング部材24のスロット18aとの流体チャネルの整列に起因して開放される。従って、サブ区画33a中に含まれる液体物質は、バルブ本体21中に、そしてそれ故スペース35中に流れ得、スプレーとして放出される。円筒形部材22をさらに回転することにより、下部サブ区画33aは再び閉鎖されるが、上部サブ区画33bは、ここで、流体チャネルを上部リング部材23のスロット18bと整列することによって開放され、従って、図8Cに示されるように、液体物質が、サブ区画33bからスペース35中に流れることを可能にする。
【0042】
さらなる有利な配列では、粉末区画38が、上記使い捨て可能なパーツ中に、例えば、図9A中に示されるように、上部リング部材23中に提供され得る。上部リング部材23は中空であり、そしてその上面上に充填開口部39を有し得、それを粉末で充填することを可能にする。このような粉末は、リザーバー中の液体物質と混合され得、所望の溶液を形成する医薬粉末であり得る。バルブが閉鎖されるとき、この粉末は、リザーバー33中に含まれる液体物質から分離される。しかし、図10に示されるように、バルブを開放するために円筒形部材22を回した後、この粉末は、リザーバー33に接近し、液体物質と接触し得、その結果、混合物が、流体チャネル32を通ってバルブ本体21中に、スプレー放出のためにスプレー35に向かって流れ得る。
【0043】
図11は、永久的パーツ2の代替の実施形態を示す。この永久的パーツは、支持体51を有し、再び、この例では、PCBであり、各々が電極、電気機械的作動手段、絶縁体および膜アクチュエーターを備える、いくつかの、この例では6つの、異なる永久的サブパーツを備える。示されるように、6つの異なる使い捨て可能なパーツ52は、CD−回転木馬配列に類似の永久的パーツの対応するサブパーツ中に挿入され得る。各使い捨て可能なパーツ52は、本明細書で先に記載のように、使い捨て可能なパーツに対応する。従って、いくつかの液体物質が組み合わせられ得る。例えば、液体物質が芳香を放つ香水である場合、香水の混合物が、それ故、得られ得る。勿論、使い捨て可能なパーツ52の各リザーバーが、再び2つの区画にサブ分割される場合、12の異なる香水が混合され得る。一般に、従って、香水の数nは、式F=(n−1)*n/2に従って、組み合わせFの数を可能にする。
【0044】
さらなる代替の配列では、各々がそれら自身の充填開口部39をともなう、いくつかの粉末区画38が提供され得る。自然には、円筒形部材22中の流体チャネルの数は、リザーバー33中の液体物質との粉末区画中の粉末の混合物の対応する数を可能にするように調節されるべきである。このような複数の粉末区画の例は、図12中に概略的に示される。
【0045】
有利な配列では、電源(図示せず)が、それがリザーバー33と1つのパーツを構成するように使い捨て可能なパーツ3のパーツを形成し得る。この電源は、代表的には、バッテリーであり、このバッテリーは、適切に接続され得るが、使い捨てパーツ3から別個に生態学的様式で放棄され得るように、リザーバーおよび使い捨て可能なパーツ3から離脱可能である。例えば、はぎ取り式のカードボードが、リザーバー33に取り付けられたバッテリーパックとして用いられ得る。使い捨てパーツ3および永久的パーツ2の適切なアセンブリにより、上記流体連結が、PCB5の上面上に作製され得、その一方、電気接続が、例えば、リベット15により、PCB5の底面上に作製され得る。
【0046】
この配列のために、例えば、上記リザーバーが空であるとき、または1つに対して1つの液体物質を含むリザーバーを、使い捨てパーツ3からまたは永久的非使い捨てパーツ2から液体の任意の漏れなくして異なる液体物質で交換することが要求されるとき、このシステムから使い捨てパーツ3を容易に除去することが可能である。さらに、ノズル本体の置換に起因して、ノズルの可能な閉塞は、全く避けられる。
【0047】
本発明の液体液滴プラグおよびスプレーシステムの上記の特徴のため、香水または医薬のような液体物質を噴霧するためのシステムを、このシステムが、使用中でないとき、任意の液体物質を分与しない容易に交換可能なリザーバーとともに、例えば、噴霧器、香水分与器、吸入器、鼻噴霧、または眼科分与器などとして用いられ得るように用いることが可能である。
【0048】
本発明の好ましい実施形態を説明したが、ここで、その概念を取り込むその他の実施形態が用いられ得ることは当業者に明らかである。従って、本発明は、開示された実施形態に制限されるべきではなく、むしろ、添付の請求項の範囲によってのみ制限されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1は、本発明による液体液滴プラグおよびスプレーシステムを示す。
【図2】図2Aおよび2Bは、図1の液体液滴スプレーシステムのディスク形状の永久的パーツの例の、それぞれ、分解図およびアセンブルされた図を示す。
【図3】図3Aおよび3Bは、図1の液体液滴スプレーシステムの使い捨てパーツのパーツを形成するバルブ本体の、それぞれ、分解図およびアセンブルされた図を示す。
【図4】図4は、バルブ本体に取り付けられるリザーバーの断面図を示す。
【図5】図5は、本発明による液体液滴プラグおよびスプレーシステムの使い捨て可能なパーツを示す。
【図6】図6は、本発明によるアセンブルされたプラグおよびスプレーシステムの詳細図である。
【図7】図7は、使い捨て可能なパーツのバルブ本体を開放および閉鎖する操作を示す。
【図8】図8は、リザーバーが2つのサブ区画を備える図7の代替の配列を示す。
【図9】図9は、粉末区画が、閉鎖されたバルブ位置にあるバルブ本体の中空の上部リング部材中に提供されるさらなる代替配列を示す。
【図10】図10は、開放位置にある図9の配列を示す。
【図11】図11は、永久的パーツの代替の実施形態を示す。
【図12】図12は、バルブ本体の上部リング部材中の複数の粉末区画配列の例を概略的に示す。
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能的液体、薬用またはそうでない、消毒用またはそうでない、芳香のまたはそうでないような液体を噴霧するための液体液滴スプレーシステムであって:
中央アパーチャを有する支持体、
スペースが提供される液体液滴スプレーデバイスであって、該スペースが該液体物質を受容するように整列され、そして該スペースを覆うノズル本体を含み、該液体物質が、該デバイスの該スペースを、該ノズル本体を横切ることによって、そして該支持体の中央アパーチャを横切ることによって該システムを出得る、液体液滴スプレーデバイス、
該液体物質を含むためのリザーバー、
該リザーバーから該スペースへの該液体物質の接近を制御するためのバルブ本体であって、そして該バルブ本体により該リザーバーを該スペースに連結するように整列される流体チャネルを備え、それによって該リザーバー中に含まれる液体物質を毛細管作用により該スペースに運搬する、バルブ本体、
該スペース中の液体物質を能動化するように整列された電気機械的アクチュエーターであって、該液体物質が、振動を受け、そして該ノズル本体に接触し、それによって、液体液滴スプレーとして1つ以上の該ノズルを横切る、電気機械的アクチュエーター、および
該電気機械的アクチュエーターを少なくとも制御するために整列された電子制御手段、を備え、
ここで、該液体液滴スプレーシステムが、2つのパーツからなり、第1は、該リザーバー、該バルブ本体、および該ノズル本体が整列される使い捨て可能なパーツであり、そして第2は、該支持体、該電気機械的アクチュエーターおよび該電子制御手段が、該リザーバーが該流体チャネルに直接接触しないように整列される非使い捨てパーツであり、該バルブ本体が、使用中でないとき、該第1の使い捨て可能なパーツが液体密であることを確実にする、液体液滴スプレーシステム。
【請求項2】
前記電気機械的アクチュエーターと前記スペースとの間に整列される膜アクチュエーターをさらに備える、請求項1に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項3】
前記使い捨て可能なパーツがノッチをさらに備え、そして前記永久的なパーツの支持体が、該使い捨て可能なパーツを前記永久的なパーツへの取り付けを可能にするように接続およびロックする手段(19a、19b、30)を備える、請求項2に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項4】
前記流体チャネルが、前記液体物質の運搬を容易にし得る柔軟な多孔性媒体を含む、請求項3に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項5】
前記使い捨て可能なパーツが、電源をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項6】
前記電子制御手段が、電源を備える前記使い捨て可能にパーツを挿入または除去するとき、前記システムが自動的に開始または停止されることを可能にするように整列される、請求項5に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項7】
前記電源が、前記リザーバーに離脱可能に取り付けられる、請求項5または6に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項8】
前記支持体が、可撓性の電気回路板である、請求項1に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項9】
前記支持体が、PCBである、請求項1に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項10】
前記リザーバーが、1つ以上のサブ区画からなり、各々のサブ区画が液体物質を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項11】
前記使い捨て可能なパーツが、粉末を含むための粉末区画をさらに備え、そして液体および粉末混合物の用量が、前記リザーバーから放出され得る、請求項1〜10のいずれか1項に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項12】
前記リザーバーが、以下:形態、充填およびシールタイプ、エアレスタイプ、または固形タイプである、請求項1〜11のいずれか1項に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項1】
機能的液体、薬用またはそうでない、消毒用またはそうでない、芳香のまたはそうでないような液体を噴霧するための液体液滴スプレーシステムであって:
中央アパーチャを有する支持体、
スペースが提供される液体液滴スプレーデバイスであって、該スペースが該液体物質を受容するように整列され、そして該スペースを覆うノズル本体を含み、該液体物質が、該デバイスの該スペースを、該ノズル本体を横切ることによって、そして該支持体の中央アパーチャを横切ることによって該システムを出得る、液体液滴スプレーデバイス、
該液体物質を含むためのリザーバー、
該リザーバーから該スペースへの該液体物質の接近を制御するためのバルブ本体であって、そして該バルブ本体により該リザーバーを該スペースに連結するように整列される流体チャネルを備え、それによって該リザーバー中に含まれる液体物質を毛細管作用により該スペースに運搬する、バルブ本体、
該スペース中の液体物質を能動化するように整列された電気機械的アクチュエーターであって、該液体物質が、振動を受け、そして該ノズル本体に接触し、それによって、液体液滴スプレーとして1つ以上の該ノズルを横切る、電気機械的アクチュエーター、および
該電気機械的アクチュエーターを少なくとも制御するために整列された電子制御手段、を備え、
ここで、該液体液滴スプレーシステムが、2つのパーツからなり、第1は、該リザーバー、該バルブ本体、および該ノズル本体が整列される使い捨て可能なパーツであり、そして第2は、該支持体、該電気機械的アクチュエーターおよび該電子制御手段が、該リザーバーが該流体チャネルに直接接触しないように整列される非使い捨てパーツであり、該バルブ本体が、使用中でないとき、該第1の使い捨て可能なパーツが液体密であることを確実にする、液体液滴スプレーシステム。
【請求項2】
前記電気機械的アクチュエーターと前記スペースとの間に整列される膜アクチュエーターをさらに備える、請求項1に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項3】
前記使い捨て可能なパーツがノッチをさらに備え、そして前記永久的なパーツの支持体が、該使い捨て可能なパーツを前記永久的なパーツへの取り付けを可能にするように接続およびロックする手段(19a、19b、30)を備える、請求項2に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項4】
前記流体チャネルが、前記液体物質の運搬を容易にし得る柔軟な多孔性媒体を含む、請求項3に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項5】
前記使い捨て可能なパーツが、電源をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項6】
前記電子制御手段が、電源を備える前記使い捨て可能にパーツを挿入または除去するとき、前記システムが自動的に開始または停止されることを可能にするように整列される、請求項5に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項7】
前記電源が、前記リザーバーに離脱可能に取り付けられる、請求項5または6に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項8】
前記支持体が、可撓性の電気回路板である、請求項1に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項9】
前記支持体が、PCBである、請求項1に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項10】
前記リザーバーが、1つ以上のサブ区画からなり、各々のサブ区画が液体物質を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項11】
前記使い捨て可能なパーツが、粉末を含むための粉末区画をさらに備え、そして液体および粉末混合物の用量が、前記リザーバーから放出され得る、請求項1〜10のいずれか1項に記載の液体液滴スプレーシステム。
【請求項12】
前記リザーバーが、以下:形態、充填およびシールタイプ、エアレスタイプ、または固形タイプである、請求項1〜11のいずれか1項に記載の液体液滴スプレーシステム。
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2008−501516(P2008−501516A)
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−526272(P2007−526272)
【出願日】平成17年6月7日(2005.6.7)
【国際出願番号】PCT/EP2005/006089
【国際公開番号】WO2005/120613
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(505026561)マイクロフロー エンジニアリング ソシエテ アノニム (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月7日(2005.6.7)
【国際出願番号】PCT/EP2005/006089
【国際公開番号】WO2005/120613
【国際公開日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(505026561)マイクロフロー エンジニアリング ソシエテ アノニム (3)
【Fターム(参考)】
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