説明

放射線撮影装置、その表示処理方法、及びプログラム

【課題】
放射線画像撮影時の各種設定画面での設定項目をユーザに認識させることにより操作性を向上させるようにした技術を提供する。
【解決手段】
放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、ユーザからの操作指示を入力し、各種情報を入力するための1又は複数の情報入力領域が配置される入力領域部と、放射線画像の撮影に係わるワークフロー情報が配置されるワークフロー領域部とを有する画面を表示制御する。ここで、放射線撮影装置は、操作の確定を示す確定指示が入力されると、ワークフロー領域部の所定の領域に向けて入力領域部の情報入力領域を移動させるとともに、当該情報入力領域の移動を連続するアニメーションを用いて表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線撮影装置、その表示処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
固体撮影素子等を用いたX線撮影装置が開発されており、X線画像においても、コンピュータを用いたX線ディジタル撮影技術が広まってきている。X線ディジタル撮影技術を搭載した装置では、ユーザは、コンピュータにおいて、患者名を入力するとともに、撮影すべき撮影条件を決める。その後、撮影が行なわれると、X線画像が表示される。
【0003】
撮影に際しては、例えば、患者情報を入力する画面(例えば、受付リスト画面や検索画面)、撮影条件を選択する画面、撮影した画像を表示する画面等が使用される。従来の撮影装置においては、予め定めたワークフローに従ってこれら画面間における遷移が実現されている。具体的には、画面各々には、遷移が許可された画面への遷移を指示する遷移スイッチが設けられており、ユーザは、予め定められた順番に画面間を遷移して操作を行なう。この場合、患者選択、検査開始、撮影、検査終了といった一連のワークフローをユーザに意識させることができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許2003−265455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の撮影装置では、遷移の許可された表示画面への遷移しかできなかったため、ユーザは、その都度行なっている操作が、何をしているのかが分かり難かった。また、様々な領域で情報を入力できるように構成した場合、どの設定が何を決めているのかがユーザには分かり難かった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、放射線画像撮影時の各種設定画面での設定項目をユーザに認識させることにより操作性を向上させるようにした技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、ユーザからの操作指示を入力する操作指示入力手段と、各種情報を入力するための1又は複数の情報入力領域が配置される入力領域部と、前記放射線画像の撮影に係わるワークフロー情報が配置されるワークフロー領域部とを有する画面を表示制御する表示制御手段とを具備し、前記表示制御手段は、前記操作指示入力手段により操作の確定を示す確定指示が入力されると、前記ワークフロー領域部の所定の領域に向けて前記入力領域部の前記情報入力領域を移動させるとともに、該情報入力領域の移動を連続するアニメーションを用いて表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、放射線画像撮影時の各種設定画面での設定項目をユーザに認識させられるため、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】放射線撮影処理システムの全体構成の一例を示す図である。
【図2】図1に示す医用画像撮影装置11の機能的な構成の一例を示す図である。
【図3】画面構成の一例を示す図である。
【図4】表示態様の変化の一例を示す図である。
【図5】表示態様の変化の一例を示す図である。
【図6】表示態様の変化の一例を示す図である。
【図7】表示態様の変化の一例を示す図である。
【図8】表示態様の変化の一例を示す図である。
【図9】表示態様の変化の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態に係わる放射線撮影装置、その表示処理方法、及びプログラムについて添付図面を参照して詳細に説明する。以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態においては、放射線としてX線を適用した場合を例に挙げて説明するが、放射線は、X線に限られず、電磁波や、α線、β線、γ線などであってもよい。
【0011】
図1は、放射線撮影処理システムの全体構成の一例を示す図である。なお、本実施形態においては、本発明の一実施の形態に係わる放射線撮影装置を医用画像撮影装置に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0012】
放射線撮影処理システムには、LAN(Local Area Network)等で構成されたネットワーク16を介して医用画像撮影装置11と、画像保存装置12と、画像表示装置13と、画像出力装置14と、X線オーダ装置15とが接続されている。なお、各装置は、通信が行なえればよく、必ずしもネットワーク16を介して接続される必要はない。例えば、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394等介して接続されていもよいし。また、WAN(Wide Area Network)を介して接続されていてもよい。
【0013】
医用画像撮影装置11は、X線撮影を行なう。例えば、X線CTや、MRI装置などに代表される装置であり、モダリティなどとも呼ばれる。画像保存装置12は、医用画像撮影装置11により撮影された画像を保存する。例えば、PACS(Picture Archiving and Communications Systems)などと呼ばれる。
【0014】
画像表示装置13は、画像を表示する。ユーザは、画像表示装置13に表示される画像を参照し、画像診断等を行なう。画像出力装置14は、X線画像をフイルムや紙などに印刷する。X線オーダ装置15は、撮影オーダーを発行する。例えば、RIS(Radiology Information Systems)などと呼ばれる。
【0015】
以上が、放射線撮影処理システムの全体構成の一例についての説明であるが、このシステム内に設けられる装置は、必ずしも上記図示した通りに実現される必要はない。例えば、フイルムレス運用などの場合は、画像出力装置14を省略してもよい。また、例えば、医用画像撮影装置11内に表示器を設けるようにしてもよい。
【0016】
また、上述した、医用画像撮影装置11、画像保存装置12、画像表示装置13、画像出力装置14、X線オーダ装置15には、1又は複数のコンピュータが内蔵されている。コンピュータには、例えば、CPU等の主制御手段、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶手段が具備される。また、コンピュータには、ネットワークカード等の通信手段、キーボード、マウス、ディスプレイ又はタッチパネル等の入出力手段、等が具備されていてもよい。なお、これら各構成手段は、バス等により接続され、主制御手段が記憶手段に記憶されたプログラムを実行することで制御される。
【0017】
ここで、図2を用いて、図1に示す医用画像撮影装置11の機能的な構成の一例について説明する。
【0018】
医用画像撮影装置11は、通信部21と、制御部22と、操作指示入力部23と、表示制御部24と、記憶部25と、撮影画像取得部26と、撮影制御部27とを具備して構成される。
【0019】
通信部21は、ネットワーク16を介して各種情報を授受する通信インタフェースとして機能する。制御部22は、医用画像撮影装置11における動作を統括制御する。操作指示入力部23は、ユーザからの操作指示を装置内に入力する。なお、操作指示は、ユーザによるキーボードやマウス等の操作に基づいて入力する。
【0020】
表示制御部24は、各種画面(GUI)の表示を制御する。本実施形態においては、表示制御部24による表示制御により画像表示装置13に各種画面が表示される。表示制御部24には、属性の変更を行なう属性変更部24aが設けられる。属性変更部24aでは、例えば、入力が可能なテキスト領域をプロテクト状態(入力不可能領域)に変更する。
【0021】
記憶部25は、各種情報を記憶する。記憶部25には、例えば、患者情報や画像情報等が格納が記憶されている。撮影画像取得部26は、撮影されたX線画像を取得する。具体的には、X線センサーにより撮影されたX線画像を取得する。撮影制御部27は、X線画像の撮影を制御する。撮影の制御は、例えば、ユーザに設定された撮影条件等に基づいて行なわれる。
【0022】
次に、図3〜図9を用いて、医用画像撮影装置11により画像表示装置13に表示される各種画面(GUI)について説明する。
【0023】
ここで、まず、本実施形態における画面は、図3に示すように、入力領域部31と、ワークフロー領域部32とを具備して構成される。入力領域部31は、画面遷移とともにその表示内容が切り替わる領域であり、各種情報を入力するための1又は複数の情報入力領域を含んで構成される。これに対して、ワークフロー領域部32は、撮影準備の開始から撮影が終了するまでの間、入力領域部31の表示内容が遷移しても、切り替わらずに進捗状況等(ワークフロー情報)が表示される。
【0024】
ユーザは、撮影の開始に際して、まず、患者情報の入力を行なう。ここで、入力領域部31には、患者情報を入力する患者情報入力領域41が設けられる。ユーザは、キーボード等を用いて、この領域内のテキスト欄やラジオボタン等に患者情報(患者名、生年月日、ID、性別等)を入力する。入力が終わると、ユーザは、マウス等を用いて、入力情報の確定を指示する設定ボタン42を押下する。これに伴って、入力領域部31は、図4に示す画面遷移を開始する。具体的には、患者情報入力領域41が、例えば、1秒かけて、図4(b)に示すワークフロー領域部32上部の所定の領域にサイズを変更しながら移動する。すなわち、確定指示とともに、患者情報入力領域41は、患者情報表示領域43に縮小されて表示される。
【0025】
ワークフロー領域部32の患者情報表示領域43は、プロテクト状態となり、入力不可能となる。具体的には、入力領域部31から移動された患者名領域、生年月日領域、ID領域の属性が、入力可能領域から入力不可能領域に変更される。また、性別領域は、入力領域部31内では、ラジオボタンで構成されていたが、患者情報表示領域43へ配置後は、性別を示すテキストのみとなる。
【0026】
ここで、患者情報入力領域41の移動時には、当該領域は、アニメーションイメージ1〜3に示すように、連続するアニメーションを伴いながら移動する。このとき、例えば、ラジオボタンは、徐々に消去され、性別のみを示すテキストが徐々に現れる。
【0027】
なお、表示態様はこれに限られず、別の表示モード(透明化モード)もある。透明化モードにおいては、例えば、患者情報表示領域43は、図4(b)に示すワークフロー領域部32の上部に当該領域の左境界位置から徐々に透明度を減じつつ移動し表示される。すなわち、このモードにおいては、患者情報表示領域43は、透明から少しずつくっきりと移動しながら表示する(後述する図9参照)。
【0028】
患者情報入力領域41の移動の完了と同時に、プロトコル選択領域44が左(この場合、左上)から右に向けて、例えば、1秒かけて移動し、入力領域部31に配置される。なお、患者情報入力領域41の移動が完了するのを待たず、すなわち、患者情報入力領域41移動開始後、例えば、0.5秒後にプロトコル選択領域44のスライドイン(左側から右方向)を開始するようにしてもよい。なお、表示タイミングは、UI設定により適宜変更できる。以上のように本実施形態においては、連続するアニメーションを用いて表示する。これにより、ユーザは、情報が瞬時に表示される場合よりも、どの情報がどの位置にあるか等の認識を容易に行なえることになる。
【0029】
ここで、患者情報の入力が済むと、ユーザは、プロトコルの選択を行なう。すなわち、撮影手技を決定する。プロトコルの選択は、例えば、図5(a)に示す画面からの操作に基づいて行なわれる。入力領域部31には、プロトコルの選択を行なうプロトコル選択領域44が配置されており、ユーザは、この領域内にあるいずれかのプロトコルボタン52を押下し、プロトコルを選択する。
【0030】
この押下とともに、プロトコルボタン52は、例えば、1秒かけて、図5(b)に示すワークフロー領域部32のプロトコル一覧領域53にサイズを変更しながら移動する。このとき、移動元にあるプロトコルボタン52は、そのまま継続して表示される。これにより、ユーザは、同じプロトコルの再選択が可能になる。
【0031】
ここで、プロトコルボタン52の移動時には、図6に示すように、ボタンサイズが、例えば、1秒かけて大きくなり、更にフォーマットが変更(属性情報の追加)される。サイズの増大により生じた空き領域には、センサー種別61、架台種別62等のアイコンが徐々に表示され配置される。なお、フォーマット変更時に当該プロトコルボタン52をプロテクト状態にし、押下不可に変更するようにしてもよい。
【0032】
なお、表示態様はこれに限られず、別の表示モード(透明化モード)もある。透明化モードにおいては、例えば、プロトコルボタン52が押下されると、プロトコルボタン52が、ワークフロー領域部32の左境界位置から徐々に透明度を減じつつ移動し、プロトコル一覧領域53に表示される。すなわち、このモードにおいては、プロトコルボタン52は、透明から少しずつくっきりと移動しながら表示する(後述する図9参照)。
【0033】
プロトコルボタン52のサイズが変更されながら移動し、最終的に、プロトコル一覧領域53に配置される際には、アイコン情報(センサー種別61)に基づき、同一のセンサー種別が連続して並ぶようにソートして配置される。また、ユーザは、ソートボタン51の押下より、所望の属性に基づいてプロトコルの配置順序の入れ替えることができる。例えば、同一部位での撮影が連続するように、プロトコルの配置順序を入れ替えることができる。このようにしてプロトコルの配置順序を変更した場合には、撮影順が変わり、例えば、同じ部位を連続して撮影できるため、ユーザの意図に沿った順番で撮影を行なうことができる。
【0034】
このようにして撮影手技を1つ以上選択した後、X線撮影を行なうために、ユーザは、キーボードやマウス等を用いてX線撮影画面への遷移を指示する。図7(a)に示すように、X線撮影画面の入力領域部31には、プロトコルを選択するプロトコル選択領域44が配置される。ここで、ユーザが、開始ボタン71を押下すると、X線画像の撮影が開始される。この撮影とともに、図7(b)に示すように、X線画像の撮影範囲を示すX線画像表示領域72が左(この場合、左上)から右(この場合、右下)に向けて、例えば、1秒かけて移動し、プロトコル選択領域44に配置される。X線画像表示領域72の遷移途中又はその直後に、プロトコル一覧領域53に配列されたプロトコルボタン54の一つが撮影準備を示すべく表示態様を変化する。具体的には、プロトコル一覧領域53内の一番上に位置するプロトコルがアクティブプロトコル73となり、このプロトコルに基づくX線撮影条件と撮影準備状態とが設定される。また、X線画像表示領域72の遷移途中又はその直後のX線画像表示領域72には、患者情報が画面内の他の情報よりも相対的に大きなサイズで表示される。これにより、ユーザは、患者情報を的確に認識できることになる。
【0035】
その後、撮影が行なわれると、図7(c)に示すように、患者情報の表示はなくなり、撮影画像がX線画像表示領域72に表示される。医用画像撮影装置11においては、このようにして、患者情報の入力、プロトコル選択、X線撮影、等の処理を進める。
【0036】
次に、図1に示す医用画像撮影装置11及びX線オーダ装置15を連携して撮影を行なう時の各種画面(GUI)について説明する(連携モード)。
【0037】
図8(a)に示す画面の入力領域部31内には、検査オーダ選択領域81が配置されており、ここには、検査オーダの一覧が表示される。ユーザは、マウス等を用いて、この一覧内のいずれかのリスト(患者名領域、生年月日領域、ID領域等を含む)を選択する。この選択操作が入力の確定指示となり、この指示とともに当該選択されたリストが、例えば、1秒かけて、図8(b)に示すワークフロー領域部32上部の所定の領域にサイズを変更しながら移動する。すなわち、確定指示とともに、選択されたリストは、患者情報表示領域43に縮小されて表示される。
【0038】
このとき、リストの移動とともに、ワークフロー領域部32が分割され、更に、検査オーダとしてオーダーされたプロトコルに対応するプロトコルボタン54が生成される。生成されたプロトコルボタン54は、プロトコル一覧領域53内に配置される。
【0039】
なお、表示態様はこれに限られず、別の表示モード(透明化モード)もある。透明化モードにおいては、例えば、患者情報表示領域43は、図9に示すように、ワークフロー領域部32の上部に当該領域の左境界位置から徐々に透明度を減じつつ移動し表示される。更に、この患者情報表示領域43の移動と同時に、プロトコル一覧領域53には、検査オーダとしてオーダーされたプロトコルに対応するプロトコルボタン54が表示される。この表示に際しては、ワークフロー領域部32の左境界位置から徐々に透明度を減じつつ移動し表示される。すなわち、このモードにおいては、患者情報表示領域43及びプロトコルボタン54は、透明から少しずつくっきりと移動しながら表示する。
【0040】
以上説明したように本実施形態によれば、放射線画像撮影時の各種設定画面での設定項目をユーザに認識させられる。そのため、直感的に分かり易い表示をユーザに提供できるので、操作性を向上させることができる。これにより、例えば、GUI領域が広く、その広い領域内の種々の領域で情報の入力が必要な場合であっても、ユーザは、どの領域に何を入力すればよいか等を容易に把握できる。
【0041】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【0042】
例えば、上述した説明では、医用画像撮影装置11において上述した処理を実施する場合を例に挙げて説明したが、勿論、これ以外の装置に適用して実施しても構わない。例えば、眼科用画像撮影装置により実施してもよい。
【0043】
また、上述した医用画像撮影装置11における処理を、コンピュータにインストールされたプログラムにより実施するように構成してもよい。なお、このプログラムは、ネットワーク等の通信手段により提供することは勿論、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、
ユーザからの操作指示を入力する操作指示入力手段と、
各種情報を入力するための1又は複数の情報入力領域が配置される入力領域部と、前記放射線画像の撮影に係わるワークフロー情報が配置されるワークフロー領域部とを有する画面を表示制御する表示制御手段と
を具備し、
前記表示制御手段は、
前記操作指示入力手段により操作の確定を示す確定指示が入力されると、前記ワークフロー領域部の所定の領域に向けて前記入力領域部の前記情報入力領域を移動させるとともに、該情報入力領域の移動を連続するアニメーションを用いて表示する
ことを特徴とする放射線撮影装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、
前記アニメーションを用いた前記情報入力領域の移動時に、該情報入力領域のフォーマットを変更させながら表示する
ことを特徴とする請求項1記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、
前記情報入力領域のフォーマットの変更時に、該情報入力領域を入力不可能領域に変更する属性変更手段
を具備することを特徴とする請求項1記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
放射線画像を撮影する放射線撮影装置であって、
ユーザからの操作指示を入力する操作指示入力手段と、
各種情報を入力するための1又は複数の情報入力領域が配置される入力領域部と、前記放射線画像の撮影に係わるワークフロー情報が配置されるワークフロー領域部とを有する画面を表示制御する表示制御手段と
を具備し、
前記表示制御手段は、
前記操作指示入力手段により操作の確定を示す確定指示が入力されると、前記ワークフロー領域部の境界から該ワークフロー領域部の所定の領域に向けて前記入力領域部の前記情報入力領域を移動させて表示する
ことを特徴とする放射線撮影装置。
【請求項5】
前記情報入力領域は、
患者情報を入力する患者情報入力領域であり、
前記ワークフロー領域部の所定の領域は、
前記患者情報入力領域に基づいた患者情報を表示する患者情報表示領域であり、
前記表示制御手段は、
前記患者情報入力領域が移動している間又は前記患者情報入力領域の移動が終了した後、前記放射線画像の撮影手技を選択するためのプロトコル選択領域を前記入力領域部に表示する
ことを特徴とする請求項1又は4記載の放射線撮影装置。
【請求項6】
前記情報入力領域は、
プロトコルを選択するための1又は複数のボタンであり、
前記ワークフロー領域部の所定の領域は、
前記ボタンにより選択されたプロトコルの一覧を表示するプロトコル一覧領域であり、
前記表示制御手段は、
前記ボタンが移動している間又は前記ボタンの移動が終了した後、前記放射線画像の表示領域を前記入力領域部に表示する
ことを特徴とする請求項1又は4記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記表示制御手段は、
前記放射線画像の表示領域に対して前記画面における他の情報よりも相対的に大きなサイズで撮影に係わる情報を表示し、該撮影の終了とともに該表示を消去する
ことを特徴とする請求項6記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
前記プロトコル一覧領域では、
撮影順に前記選択されたプロトコルが所定の方向に配列されており、
前記表示制御手段は、
前記プロトコルの属性に基づいて前記配列の順番の変更を指示するソートボタンを前記プロトコル一覧領域に表示する
ことを特徴とする請求項6記載の放射線撮影装置。
【請求項9】
放射線画像を撮影する放射線撮影装置の表示処理方法であって、
操作指示入力手段が、ユーザからの操作指示を入力する工程と、
表示制御手段が、各種情報を入力するための1又は複数の情報入力領域が配置される入力領域部と、前記放射線画像の撮影に係わるワークフロー情報が配置されるワークフロー領域部とを有する画面を表示制御する工程と
を含み、
前記表示制御手段は、
前記操作指示入力手段により操作の確定を示す確定指示が入力されると、前記ワークフロー領域部の所定の領域に向けて前記入力領域部の前記情報入力領域を移動させるとともに、該情報入力領域の移動を連続するアニメーションを用いて表示する
ことを特徴とする表示処理方法。
【請求項10】
放射線画像を撮影する放射線撮影装置の表示処理方法であって、
操作指示入力手段が、ユーザからの操作指示を入力する工程と、
表示制御手段が、各種情報を入力するための1又は複数の情報入力領域が配置される入力領域部と、前記放射線画像の撮影に係わるワークフロー情報が配置されるワークフロー領域部とを有する画面を表示制御する工程と
を含み、
前記表示制御手段は、
前記操作指示入力手段により操作の確定を示す確定指示が入力されると、前記ワークフロー領域部の境界から該ワークフロー領域部の所定の領域に向けて前記入力領域部の前記情報入力領域を移動させて表示する
ことを特徴とする表示処理方法。
【請求項11】
コンピュータを、
ユーザからの操作指示を入力する手段、
各種情報を入力するための1又は複数の情報入力領域が配置される入力領域部と、放射線画像の撮影に係わるワークフロー情報が配置されるワークフロー領域部とを有する画面を表示する手段
前記ユーザにより操作の確定を示す確定指示が入力されると、前記ワークフロー領域部の所定の領域に向けて前記入力領域部の前記情報入力領域を移動させるとともに、該情報入力領域の移動を連続するアニメーションを用いて表示する手段
として機能させるためのプログラム。
【請求項12】
コンピュータを、
ユーザからの操作指示を入力する手段、
各種情報を入力するための1又は複数の情報入力領域が配置される入力領域部と、放射線画像の撮影に係わるワークフロー情報が配置されるワークフロー領域部とを有する画面を表示する手段
前記ユーザにより操作の確定を示す確定指示が入力されると、前記ワークフロー領域部の境界から該ワークフロー領域部の所定の領域に向けて前記入力領域部の前記情報入力領域を移動させて表示する手段
として機能させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate