説明

散水板およびシャワーヘッド

【課題】頭髪の洗浄効果が高く、節水に有効であり、かつ水の跳ね返りを抑止することができる散水板およびこれを用いたシャワーヘッドを提供する。
【解決手段】中央部に多数の散水孔6を集中して開設してジェット噴流を作るようにし、この周囲に多数の散水孔を環状に配列してなる環状散水孔列62を設けることで水のカーテンを作るようにし、しかもこの環状散水孔列より噴射される噴射水が散水板3の前方の所定距離離れた中心線上の一点に向けて集まるようにして水の跳ね返りを防止する散水板3が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、理容院や美容院などで使用されるシャワーヘッド、又は洗面台などで使用されるシャワーヘッドであり、特にシャワーヘッドの先端に取着されてシャワー水を散布する散水板の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
理容院や美容院などでお客の頭髪を洗浄するシャワーヘッドは、洗い流しを素早く終えることが望ましい。しかしながら、従来のこの種シャワーヘッドは、広い散水面積を確保しようとして散水板の全面に亘り散水孔を均等に分散して開け、所定の広がりをもつシャワー水を噴射する構造であった。このような場合、水を当てて欲しい箇所以外の領域にも水が分散されるので水を無駄に噴射しているばかりでなく、噴射される水の勢いが弱いため洗浄効果が低く、水を長時間流すことから結局水が無駄に消費されるなどの欠点がある。
洗浄効果を高めるには、噴射水流の強いジェット噴流が有効である。しかしながら、ジェット噴流を頭に当てると、頭にあたった水が周辺に飛散し、洗面台の周りやお客を水浸しにするといった不具合がある。
【0003】
噴射水の飛散を防止する手段として、特開平4−367754号に示されるように、散水板の周囲に水のカーテンを作るための噴射孔を形成した提案がなされている。
このものは、周囲に形成した噴射孔から噴射される噴流が水のカーテンを作るので、水の跳ね返りによる飛散防止に有効であるとされている。
しかしながら、このような構造は、カーテン形成用の噴射孔の開口が大きいので、殆んどの水がこのカーテン形成用の噴射孔から噴射されてしまい、中央部の噴射孔より噴射される水が少なくて、勢いのある噴流が得られない。しかも、カーテン形成用の噴射孔から噴射された噴流が頭などに当るとこれ自身が跳ね返り、飛散するといった不具合があり、飛散防止には充分な効果が得られない。
【特許文献】特開平4−367754号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、頭髪の洗浄効果が高く、節水に有効であり、かつ水の跳ね返りを抑止することができる散水板およびこれを用いたシャワーヘッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明では、中央部に多数の散水孔を集中して開設してジェット噴流を作るようにし、この周囲に多数の散水孔を環状に配列してなる環状散水孔列を設けることで水のカーテンを作るようにし、しかもこの環状散水孔列より噴射される噴射水が散水板の前方の所定距離離れた中心線上の一点に向けて集まるようにして水の跳ね返りを防止する散水板が提供される。
このような散水板は、散水板の中央部に集中して開けた多数の散水孔よりジェット噴射水が噴射されるようになり、このジェット噴流が洗いたい箇所に集中的に噴射されるので高い洗浄力が得られる。
しかも、この中央部の散水孔群を囲んで環状散水孔列を設けたので、この環状散水孔列より噴射される噴射水が上記ジェット噴流を囲んで水のカーテンを作り、ジェット噴流水が飛散したり、頭に当って跳ね返ろうとするのを防止する。
加えて、上記環状散水孔列から噴射される水は散水板の前方で中心線上の一点に向けて集中するように噴射されるので、この集中する点よりも散水板に近い位置で頭にシャワー水を当てると、環状散水孔列から噴射された噴射水は斜め内側に向かって頭に当るので水の跳ね返りを防止する。
なお、中心部の散水孔群の孔数は、環状散水孔列の孔数より多いのが望ましい。
また、環状散水孔列は、同心状に複数列設けてもよく、かつここで言う環状とは円形に限らず、周方向に楕円や異形の形で配列されていてもよい。
そして環状散水孔列より噴射される水が集まる点は、散水板より前方に250mm〜500mm程度離れた距離が望ましい。
さらに、環状散水孔列における隣接する散水孔同士の離間寸法は、水のカーテンを作るためには近い程よいが、加工上の問題や孔の大きさとの関連から、1.0mm以上3.0mm以下がよい。
【0006】
本発明の好ましい態様は、散水孔の孔数が200個以上であり、これら各散水孔の直径が0.1mm以上0.4mm以下であり、かつ散水孔の総開口面積が35mm以下である。
このような散水板は、総開口面積を35mm以下にしたので、従来よりも開口面積が小さくなり、通水量を少なくすることができるので節水効果が得られる。
しかも、この場合、散水孔の孔数を200個以上とし、かつ各散水孔の直径を0.1mm以上0.4mm以下にしたので、従来よりも孔数が多くかつ従来よりも小さな散水孔となる。このため、各散水孔から細くかつ勢いの強い(流速が大)多数の水流が噴射されることになるので洗浄効果が高くなり、頭髪の隙間に水が浸透して頭皮まで水が届くことになるので洗い流し効果が大になる。
そしてまた、散水孔の大きさは、散水板の板厚との関係から0.1mm以上、0.4mm以下が望ましい。
また、他の態様では、散水板は金属薄板にて形成され、前記散水孔がフォトエッチング加工により形成される。これにより、多数の小さな散水孔が形成された散水板を容易に製造することができる。
本発明では、前記散水板をシャワーヘッド本体に取り付けてなるシャワーヘッドが提供される。このシャワーヘッドは、前記散水板のもつ利点を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、散水板の中央部に集中して多数の散水孔を配置したので、これら中央部から噴射される水はジェット噴流となり、洗いたい箇所に勢いの強い水が集中して当たるので洗浄効果が大きい。このため、使用水量を節約するができる。
加えて、頭に強いジェット噴流を当てるにも拘わらず、環状散水孔列より噴射される噴射水が水のカーテンを作って水の飛散を防ぎ、かつ水の当る面に対し内向きに傾斜して当るので跳ね返りを防止する。よって、お客や洗面台の周りを水浸しにするなどの不具合を防止することができる。
また、散水板に開設する散水孔の総開口面積が従来よりも小さいので、流量を制限し、このことからも節水効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【第1の実施例】
【0008】
以下に本発明の第1の実施例を図1及び図2にもとづき説明する。図1は散水板の正面図、図2はシャワーヘッドの一部を断面して示す側面図である。
図2に示すシャワーヘッド本体1は、一端にシャワーホース2が連結され、他端の開口開口部に散水板3が取り付けられている。この散水板3は、ヘッド本体1に対して押えリング4によって脱着可能に取り付けられているとともに、ゴムなどのシール材5により水密に保たれている。
次に散水板3について図1にもとづき説明する。
本実施例の散水板3はステンレスの薄板からなる。このステンレス薄板は、板厚0.4mm、直径46mm程度の平坦な円盤をなしており、このようなステンレス製の散水板3には、多数の散水孔6…が形成されている。各散水孔の直径は0.1mm以上で0.4mm以下となっている。本実施例では、直径0.3mmの孔がフォトエッチング加工により形成されている。
上記散水孔6…は、図1に示されるように配置されている。すなわち、散水板3の中央部には多数の散水孔6…が集中して形成されており、中央散水孔群61となっている。これら中央散水孔群61は、散水板3の中央部に、直径16mmの円の中に合計156個開口されている。具体的には、直径4mmの円周上に12個、直径7mmの円周上に24個、直径10mmの円周上に30個、直径13mmの円周上に40個、及び直径16mmの円周上に50個開けられている。したがってこれら散水孔群61の孔数は合計156個となっており、総開口面積は11.02mmとなっている。これら中央散水孔群61より噴射される噴射流は前方に真っ直ぐストレートに噴射されるようになっている。
上記中央散水孔群61の周囲には、多数の散水孔6…を環状に配置してなる環状散水孔列62が設けられている。この環状散水孔列62は、例えば直径34mmの円周上に100個の散水孔を開口して構成されており、総開口面積が7.06mmとなっている。この場合、環状散水孔列62において隣接する散水孔の間隔は、1.06mmとなっている。
環状散水孔列62の各散水孔は孔中心線が散水板3に対し斜めに形成されており、これら環状散水孔列62の各散水孔から噴射される噴射水は、図2に示すように、散水板3の中心線上であって散水板3の前方に所定距離Lだけ離れた点Pに集まるようになっている。
この距離Lは、200mm〜800mmであり、本例では450mmに設定されている。
このような散水板3は、散水孔6…がそれぞれ小さな孔であるとともに、部分的に高密度に配置されることから、ドリルなどの孔開け加工では多大な手間を要する不具合があり、また合成樹脂による型成形では金型が複雑になるとともに金型寿命が短くなる。これらの理由から、本実施例の散水板3は、ステンレス薄板を用い、フォトエッチング加工にて製造されている。
【0009】
このような構造のシャワーヘッドについて、その作用を説明する。
シャワーヘッド本体1をシャワーホース2に連結して給水栓を開けると、水道水(又はお湯)がシャワーホース2を通じてシャワーヘッド本体1に供給され、この水は散水板3に開口した散水孔6…より噴射されてシャワー水となる。
この場合、本実施例の散水板3は、直径0.3mmの散水孔6…を合計256個開けてあるので総開口面積は18.09mmとなっており、この開口面積は、従来のシャワーヘッド(開口面積40〜80mm)に比べて小さく、通水量はこの散水板3で絞られることになり、単位時間当たりの通水量を節減することができ、すなわち節水効果がある。
表1は節水効果を評価したものであり、シャワーホースが接続された給水栓の開度を最大に開いたときに各種シャワーヘッドの最大流量を測定したものである。そのときの水道水圧(給水栓を閉じた時の水道末端圧力)は0.26Mpa(静水圧)である。
【0010】

表1から判る通り、散水孔の総開口面積が小さいほど、最大流量は少なくなり、節水効果が現れる。従来例1及び2では、散水孔の数が少ないが各孔の径が大きくて総開口面積は40mmを越えている。このため最大流量は多くなって節水効果は低い。
これに比べて、本実施例の場合は、総開口面積が30mm以下になっているので、最大流量は少なく、したがって節水効果を奏する。
【0011】
そして、通水が散水板3で絞られることから、散水板3の内側では水圧が高くなり、このため各散水孔6…から噴射される噴射水は勢いが強くなり、すなわち水流が速くなる。この結果、全体的に、細くて流速の早い多数の水が噴射される。
この場合、散水板3の中央部には合計156個の散水孔6…が集中して開設されているので、これら中央散水孔群61から噴射される噴流は勢いよくストレートに噴出し、ジェット噴流となって頭部の洗いたい場所に噴射される。このため充分な洗浄効果が得られる。
特に、細い孔から多数本の水が糸のように噴出するので、頭髪を掻き分けて頭皮に届くことになる。よって、一層洗浄効果が高くなる。
同時に、散水板3の周囲には円周上に100個の散水孔を開口して形成してあるので、これら環状散水孔列62から噴射水が筒状に噴出される。この噴流は上記ストレート噴流を囲み、しかも各散水孔から噴射される噴流の間隔は小さいので、水のカーテンになる。このため、ストレート噴流から水が飛散したり、水が頭に当って跳ね返ろうとしても周りの水のカーテンにより遮られることになり、水しぶきの飛散が防止される。
美容院や理髪店において、特記すべきことは、頭髪を洗うときシャワーを比較的近い位置から頭に当てることである。すなわち、美容院や理髪店においては、シャワーヘッドを図2に示す通り、客の頭から200mm以内の距離S、実際には50〜100mm位の距離から頭部に向けてシャワー水を当てる。このような実情に対し、本実施例では、環状散水孔列62から水のカーテンとして噴射される噴流は、散水板3の前方450mm離れたP点に集まるようしてあるから、頭の位置が50〜100mm程度離れて噴射する場合、集中点Pに達する手前で頭に当る。この状態では、カーテン状の水流は、水が当る面に対し内側に向かって斜めに当ることになり、傾斜して進入することから、外向きの跳ね返りを防止することになる。
よって、カーテン状の水流が頭に当っても、水の跳ね返りを効果的に防止することができる。
このようなことから、多数の細い孔から勢いの強い水が多数噴射されるにも拘わらず水の跳ね返りが防止され、お客の身体や洗面台の周りを水浸しにするなどの不具合は防止される。
【第2の実施例】
【0012】
次に本発明の第2の実施例を図3及び図4にもとづき説明する。図3は散水板の正面図、図4はシャワーヘッドの一部を断面して示す側面図である。
第2の実施例は、散水板3に形成する散水孔6の数を多くした場合である。
すなわち、図3に示す通り、散水板3の中央部には、多数の散水孔6…が集中して形成された中央散水孔群61が開口されており、これら中央散水孔群61は、第1の実施例と同じく、直径0.3mmの散水孔6…を合計156個開けてあり、総開口面積は11.02mmとなっている。これら中央散水孔群61より噴射される噴射流は前方に真っ直ぐストレートに噴射されるようになっている。
そして、上記中央散水孔群61の周囲には、2列の環状散水孔列62,63が形成されている。最外側に位置する環状散水孔列62は、第1の実施例と同様に、例えば直径34mmの円周上に100個の散水孔を開口して構成されており、隣接する散水孔の間隔は、1.06mmとなっている。
内側の環状散水孔63は、直径20mmの円周上に60個の散水孔を形成してあり、隣接する散水孔の間隔は1.04mmとなっている。
したがって、これら2列の環状散水孔列62,63の総開口面積は、11.3mmとなっている。
これら2列の環状散水孔列62,63は、それぞれ各散水孔は孔中心線が散水板3に対し斜めに形成されており、これら環状散水孔列62,63の各散水孔から噴射される噴射水は、図4に示すように、散水板3の中心線上であって散水板3の前方に所定距離Lだけ離れた点Pに集まるようになっている。
この距離Lは、第1の実施例と同様に、450mmに設定されている。
【0013】
このような散水板3を用いたシャワーヘッドは、直径0.3mmの散水孔6…が合計316個開けられているので総開口面積は22.32mmとなっており、この開口面積は、従来のシャワーヘッド(開口面積40〜80mm)に比べて小さく、単位時間当たりの通水量を節減することができ、すなわち節水効果がある。前記表1に第2の実施例の通水量を示してあり、従来のシャワーヘッドに比べて最大流量が少なく、したがって節水効果を奏する。
そして、中央散水孔群61から噴射される噴流は勢いよくストレートに噴出し、ジェット噴流となって頭部の洗いたい場所に噴射される。このため充分な洗浄効果が得られる。
同時に、散水板3の周囲に形成した2列の環状散水孔列62,63から上記ストレート噴流を囲む噴射がなされるので水のカーテンになり、ストレート噴流から水が飛散したり、水が頭に当って跳ね返ろうとしてもこの水のカーテンにより遮られることになり、水しぶきの飛散が防止される。
特に、美容院や理髪店において使用する場合は、シャワーを比較的近い位置(50〜100mm位の距離)から頭に当てるので勢いの強い噴射では水跳ねを生じ易いが、2列の環状散水孔列62,63から水のカーテンとして噴射される噴流は、それぞれ散水板3の前方450mm離れたP点に集まるようしてあるから、集中点Pに達する手前で頭に当る。この状態では、これらカーテン状の水流は、水が当る面に対し内側に向かって斜めに当ることになり、外向きの跳ね返りを防止する。
よって、多数の細い孔から勢いの強い水が多数噴射されるにも拘わらず水の跳ね返りが防止され、お客の身体や洗面台の周りを水浸しにするなどの不具合が防止される。
【0014】
上記した各実施例1及び2の散水板3は、ステンレス板からなり、フォトエッチング加工により製造される。このため、中央部に多数の散水孔6…を高密度に容易に成形することができるとともに、周囲の環状散水孔列62,63において隣接する散水孔の間隔を小さなピッチにすることができる。仮に、合成樹脂にて同等密度の散水孔を形成しようとすると、成形金型に小さな針状の突起を精密に形成する必要がある。このような金型は製造が困難であり、針状突起が折損し易いなどの問題もあるので、フォトエッチング加工にて製造するのが有利である。
本発明の散水板は、理容室や美容院で使用されるシャワーヘッドに用いて有効であり、かつ家庭の洗面台に設置されるシャワーヘッドにも有効である。
【産業上の利用可能性】
【0015】
以上説明した通り、本発明によれば少ない水量で勢いの強い噴射流が得られるので洗浄効果が大きく、しかしながら水跳ねの少ないシャワー水が得られ、美容院や理容室などでの使用に好適する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】 発明の第1の実施例を示し、散水孔の配置を示す散水板の正面図
【図2】 上記散水板を用いたシャワーヘッドの一部断面して示す側面図
【図3】 発明の第2の実施例を示し、散水孔の配置を示す散水板の正面図
【図4】 上記散水板を用いたシャワーヘッドの一部断面して示す側面図
【符号の説明】
【0017】
1…シャワーヘッド本体
3…散水板
6…散水孔
61…中央散水孔群
62,63…環状散水孔列

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央部にジェット噴流を作る多数の散水孔を開設するとともに、この周囲に水のカーテンを作る多数の散水孔を環状に配列してなる環状散水孔列を設け、この環状散水孔列より噴射される噴射水が散水板の前方の所定距離離れた中心線上の一点に向けて集まるようにしたことを特徴とする散水板。
【請求項2】
上記環状散水孔列における隣接する散水孔同士の離間寸法は、1.0mm以上3.0mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の散水板。
【請求項3】
散水孔の孔数が200個以上であり、これら各散水孔の直径が0.1mm以上0.4mm以下であり、かつ散水孔の総開口面積が35mm以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の散水板。
【請求項4】
散水板は金属薄板にて形成され、散水孔がフォトエッチング加工により形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載の散水板。
【請求項5】
一端がシャワーホースに連結されるシャワーヘッド本体の他端に散水板を備えたシャワーヘッドであって、上記該散水板が請求項1ないし請求項4のいずれか一に記載の散水板であることを特徴とするシャワーヘッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−142272(P2006−142272A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−368448(P2004−368448)
【出願日】平成16年11月24日(2004.11.24)
【出願人】(592104461)
【Fターム(参考)】