説明

整地装置

【課題】苗移植機の進行方向に向かって中央の整地装置の両端部と左右の整地装置の中央部側の端部との間に隙間なく圃場面を均平化できる整地装置を備えた苗移植機の提供。
【解決手段】苗植付部4に対して昇降自在に連結され、かつ走行車体2の前進方向に向かって両サイドのローラ27a,27aとそれより前方にある中央のローラ27bを有している。前方ローラ27bと後方のローラ27aとの間には、ローラ27a,27bの駆動機構を内装した左右に屈曲したクランク形状の前後方向に長い伝動ケース73を設けている。また、伝動ケース73,73の前部と後部にはケース73,73を挟んでローラ27a及びローラ27bの対称位置にそれぞれ第2のローラ27a’,27b’がそれぞれ配置されているので圃場の整地幅が広くなり、また整地されない圃場領域が少なくなり、圃場の整地性向上が図れる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、苗移植機などの整地装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フロート付きの苗植付装置を備えた苗移植機(田植機ということがある)において、苗植付装置による苗植付の直前に圃場を均平化するための整地装置(以下、ロータということがある)を備えた構成が知られている。下記特許文献1には苗移植機の全幅を3分割するように中央の整地装置とその左右に3つの整地装置をそれぞれ配置し、中央の整地装置を左右の整地装置より前方に配置した構成が開示されている。
なお、本明細書では苗移植機の前進方向を前側、後退方向を後側といい、前進方向に向いて左右方向をそれぞれ左側、右側ということにする。
【特許文献1】特開平6−125617号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献に開示された苗移植機では、苗移植機の進行方向に向かって中央の整地装置の両端部と左右の整地装置の中央部側の端部との間に隙間ができ、この隙間に接する圃場面が整地装置で均平化できないことがあった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、苗移植機の進行方向に向かって中央の整地装置の両端部と左右の整地装置の中央部側の端部との間に隙間なく圃場面を均平化できる整地装置を備えた苗移植機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、走行車体(2)の前後方向に対して左右方向に後方の整地装置(27a,27a)と、該後方の整地装置(27a,27a)より前方に配置される前方の整地装置(27b)からなり、該前方の整地装置(27b)と該後方の整地装置(27a)との間にそれぞれ配置され、該前方と後方の整地装置(27a,27b)の駆動用伝動機構を内装し、前部と後部とが互いに左右方向に偏位した位置にあって左右に屈曲したクランク形状の前後方向に長い伝動ケース(73,73)と、該伝動ケース(73,73)の前部と後部における該ケース(73,73)を挟んで該後方の整地装置(27a)及び該前方の整地装置(27b)の対称位置にそれぞれ配置した第2整地装置(27a’,27b’)を備えた整地装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1記載の発明によれば、クランク形状の前後方向に長い伝動ケース(73,73)は、前部と後部との左右位置が偏位するように左右に屈曲したクランク形状であり、該伝動ケース(73,73)の前部と後部における該ケース(73,73)を挟んで前記前方の整地装置(27a)及び後方の整地装置(27b)の対称位置にそれぞれ第2整地装置(27a’,27b’)を配置したので圃場の整地幅が広くなり、整地性の向上が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明を用いた一実施例である粉粒体繰出し装置として施肥装置を装着した乗用型田植機の側面図と平面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
【0008】
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10,10及び左右一対の後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13,13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10,10が各々取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
【0009】
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、ベルト伝動装置21及びHST23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構28によって施肥装置5へ伝動される。
【0010】
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
【0011】
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38,38が機体よりも側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に設けられている。
【0012】
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
【0013】
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口51a、…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a、…に供給すると苗送りベルト51b、…により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a、…に供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置52、…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ(図示せず)等を備えている。苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。これらフロート55,56,56を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55,56,56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52、…により苗が植付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が迎角制御センサ(図示せず)により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
【0014】
施肥装置5は、肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61、…によって一定量づつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62、…でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド(図示せず)、…まで導き、施肥ガイド、…の前側に設けた作溝体(図示せず)、…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータ53で駆動するブロア58で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ59を経由して施肥ホース62、…に吹き込まれ、施肥ホース62、…内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
【0015】
苗植付部4には整地装置の一例であるロータ27(27a,27b)が取り付けられている。また、苗載台51は苗植付部4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65の支持ローラ65aをレールとして左右方向にスライドする構成である。
【0016】
図3の側面図と図4の背面図にロータ支持構造の要部を示し、図5にロータ27とフロート55,56と苗植付装置52部分の要部平面図を示す。
ロータ支持構造には、苗載台51の前記支持枠体65の両側辺部材65bに上端を回動自在に支持された梁部材66と該梁部材66の両端に固着した支持アーム67と該支持アーム67に回動自在に取り付けられたロータ支持フレーム68が設けられている。該ロータ支持フレーム68の下端にはロータ27(27a,27b)の駆動軸70(70a,70b)が取り付けられている。また該ロータ支持フレーム68の下端部近くは伝動ケース50に回動自在に取り付けられた連結部材71に連結している。
【0017】
図5に示すように、フロート55,56との配置位置の関係でセンタフロート55の前方にあるロータ27bはサイドフロート56の前方にあるロータ27aより前方に配置されている。そのためロータ27aの駆動軸70aへの動力は後輪11のギアケース18内のギアから自在継手72等を介して伝達され、ロータ27bの駆動軸70bは両方のロータ27a,27aの駆動軸70a,70aの車体内側の端部からそれぞれ動力が伝達される左右一対のチェーンケース73,73内の一対のチェーン(図示せず)から動力伝達される。
【0018】
ロータ27bの駆動軸70bは左右一対のチェーンケース73,73を介して支持されているだけなので、チェーンケース73,73の補強のために左右一対のチェーンケース73,73を橋渡しする補強部材74が設けられている。
【0019】
また、ロータ27bは梁部材66に上端部が支持された一対のリンク部材76,77によりスプリング78を介して吊り下げられている。
該一対のリンク部材76,77は梁部材66に一端部が固着支持された第一リンク部材76と該第一リンク76の他端部に一端が回動自在に連結した第二リンク部材77からなり、該第二リンク部材77の他端部と補強部材74に回動自在に支持された取付片74aとの間に前記スプリング78が接続している。
【0020】
また、ロータ上下位置調節レバー81の下端部には折曲片82が固着されており、該折曲片82は支持枠体65に回動自在に支持されている。そして前記レバー81が車両の左右方向に回動操作されると、支持枠体65の両側辺部材65bに回動自在に支持された梁部材66に固着支持された突出部66aの近くを折曲片82が上下に回動する。折曲片82は前記突出部66aの下方を係止しているので、該突出部66aがレバー81の機体右方向(図4の矢印S方向)の回動で、上向きに梁部材66を中心として回動する。該突出部66aの前記回動により第一リンク部材76の梁部材66との連結部と反対側の端部も梁部材66を中心として上向きに回動する。この第一リンク部材76の上方への回動により第二リンク部材77とスプリング78を介してロータ27bを上方に上げることができる。ロータ27bを上方に移動させると、駆動軸70bと駆動軸70aを介してロータ27aも同時に上方に移動する。
なお、ロータ上下位置調節レバー81は車体2のほぼ中央部に設けているので、ロータ27a,27bの上下動を行う場合に左右のバランスを取りやすい。
【0021】
また、梁部材66にはクラッチレバーを兼ねるロータ収納用レバー84が固着しており、該レバー84を矢印T方向(図3)に回動すると梁部材66の回動に連動して支持アーム67が同じく矢印T方向に回動する。該支持アーム67の矢印T方向への回動で該ロータ支持フレーム68が上方に移動するので、ロータ27a,27bを収納位置、すなわち苗載台51の裏面側に収納状態となるように移動させることができる。
【0022】
本実施例ではロータ上下位置調節レバー81の標準位置で圃場面より40mmの高さにあるロータ27a,27bを図4の矢印S方向への回動で標準位置より最大15mm高くでき、図4の矢印S方向の反対方向への回動で標準位置より最大15mm低くできるように設定している。
また、図1に示すようにロータ27の後ろ上方にはロータカバー37を設けてフロート55,56上に泥が掛からないようにしている。
【0023】
図5に示すように、左右のロータ27aと中央のロータ27bを互いに前後に偏位させて配置し、両ロータ27a,27b間の前後方向に延びる一対のチェーンケース73,73が配置されるが、該チェーンケース73,73は前部と後部との左右位置が偏位し、左右に屈曲したクランク形状としている。前記クランク形状であるため、一対のチェーンケース73,73は平面視で前部の2つのケース幅が後方の2つのケース幅より狭くなっている。
【0024】
一対のチェーンケース73,73の前部には、該ケース73,73より左右外側にロータ27b’,27b’がそれぞれ配置され、また一対のチェーンケース73,73の後部には、該ケース73,73の内側にロータ27a’,27a’がそれぞれ配置されている。
【0025】
従って、ロータ27が田植機1ひいては田植機1の植付位置の左右方向全幅にわたり、まんべんなく配置されることになり、圃場の整地幅が広くなり、整地性の向上が図れる。
【0026】
図6には前述のクランク形状のチェーンケース73の内部平面図(図6(a))と図6(a)の矢印A方向から見た内部構造図(図6(b))とチェーン受けの斜視図(図6(c))を示す。
【0027】
チェーンケース73内には2つのチェーン79,80が用いられ、該ケース73内の駆動軸70bに設けられたスプロケット83とケース中間部のカウンタ軸87に設けたカウンタスプロケット85の間に第1チェーン79が掛け渡されている。また、駆動軸70aに設けられたスプロケット88とカウンタ軸87に設けられたカウンタスプロケット86との間には第2チェーン80が掛け渡されている。
【0028】
また、これらのチェーン79,80をスライド可能に下方から支持するチェーン受け91,92をそれぞれのチェーン79,80に対応した位置に配置する。このチェーン受け91,92は、チェーンケース73内の補強部材94,95に取り付ける。左右の一対のチェーンケース73,73でチェーン受け91,92を共用できるので、チェーン受け91,92が安価となる。また、補強部材94,95をチェーン受け91,92の取付部と兼用にすることによりボルト等の締結部材が不要となる。
【0029】
また、図7に示すように圃場の整地幅を広くして整地性の向上を図るために、前述のクランク形状のチェーンケース73,73の中間部に設けたチェーン駆動用のカウンタ軸87にロータ27cを設ける構成でも良い。この場合は左側のチェーンケース73の左側方には自在継手72があるので、該ケース73との干渉を回避させるために左側のチェーンケース73には1個のロータ27cを設ける。一方、右側のチェーンケース73には2個のロータ27cを設けても良い。
【0030】
図8の平面図に示すように、図5に示す自在継手72の代わりに、一対の後輪ギアケース18,18の動力伝動軸(図示せず)に接続したロータ用の入力軸97(この入力軸97への動力入力は右側の後輪ギアケース18から伝達される。)を設け、該入力軸97から伝動ケース98を介してロータ27bの駆動軸70bに動力を伝達させる構成としても良い。
【0031】
さらに、該駆動軸70bの両端に設けた伝動ケース99,99内のスプロケット100,100から両側のロータ27a,27aの駆動軸70a,70aに設けたスプロケット101,101の間にチェーン102,102を掛け渡してそれぞれのロータ27a,27aに入力軸97からの駆動力を伝達させる。駆動軸70a,70aのスプロケット101,101は各駆動軸70aの中央部に設けているので、同一構成からなる軸受106,106で各ロータ27a,27aの軸受けができるので構成が簡略化できる。
【0032】
図9(a)の平面図(カバーは断面を示す。)と図9(b)のロータカバー部分の斜視図に示すように、ロータ27a,27bの駆動用の入力軸97から伝動ケース98を介してロータ27bの駆動軸70bの側方からロータ動力を入力し、同時に該駆動軸70bの両端部に設けた伝動ケース99,99内のスプロケット100,100と駆動軸70a,70aの端部に設けたスプロケット101,101をチェーン102,102で連結して左右のロータ27a,27aを駆動させる構成にしても良い。
【0033】
このとき、各ロータ27a,27bに設けるロータカバー37a,37bは前記駆動軸70a,70bの軸受108a,108bに取り付けることで、ロータカバー37a,37bと駆動軸70a,70bと軸受108a,108bを一体化できるので、各自別部材を組み立てる場合に比較して設備コストを低減化できる。
【0034】
またロータ27a,27aの外側端部の駆動軸70a,70aにはロータカバー37a,37aを覆う側壁板109,109を設けることで、泥飛散防止と、泥波の発生防止により隣接条への泥押しを防止できる。また、側壁板109は回転駆動するロータ27a,27aの側面部を覆うので、安全性にも寄与する。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は田植機の苗植付部を簡易な構成とすることができ利用可能性が大きい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施例の乗用型田植機の側面図である。
【図2】図1の乗用型田植機の平面図である。
【図3】図1の苗植付部の要部側面図である。
【図4】図1の苗載台の支持構造の要部背面図である。
【図5】図1の苗植付部の要部平面図である。
【図6】図1の苗植付部のロータ駆動用チェーンケースの内部平面図(図6(a))と図6(a)の矢印A方向から見た内部構造図(図6(b))とチェーン受けの斜視図(図6(c))である。
【図7】図1の他の実施例の苗植付部の要部平面図である。
【図8】図1の他の実施例の苗植付部の要部平面図である。
【図9】図1の他の実施例の苗植付部の要部平面図(図9(a))とロータカバー部分の斜視図(図9(b))である。
【符号の説明】
【0037】
1 施肥装置付き乗用型田植機 2 走行車体
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 粉粒体繰出し装置(施肥装置) 10 前輪
11 後輪 12 ミッションケース
13 前輪ファイナルケース 15 メインフレーム
18 後輪ギヤケース 20 エンジン
21 ベルト伝動装置 23 HST
25 植付クラッチケース 26 植付伝動軸
27(27a,27b) ロータ 27a’,27a’ ロータ
27b’,27b’ ロータ
27c ロータ 28 施肥伝動機構
30 エンジンカバー 31 座席
32 フロントカバー 34 ハンドル
35 フロアステップ 36 リヤステップ
37(37a,37b) ロータカバー
38 予備苗載台
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 46 昇降油圧シリンダ
50 伝動ケース 51 苗載台
51a 苗取出口 51b 苗送りベルト
52 苗植付装置 52a 苗植付具
53 ブロア用電動モータ 55 センターフロート
56 サイドフロート 58 ブロア
59 エアチャンバ 60 肥料ホッパ
61 繰出部 62 施肥ホース
65 苗植付部支持枠体 65a 支持ローラ
65b 両側辺部材 66 梁部材
66a 突出部 67 支持アーム
68 ロータ支持フレーム 70(70a,70b) 駆動軸
71 連結部材 72 自在継手
73 チェーンケース 74 補強部材
74a 取付片 76 第一リンク部材
77 第二リンク部材 78 スプリング
79 第1チェーン 80 第2チェーン
81 ロータ上下位置調節レバー 82 折曲片
83,88 スプロケット 84 ロータ収納用レバー
87 カウンタ軸 85,86 カウンタスプロケット
91,92 チェーン受け 94,95 補強部材
97 ロータ用入力軸 98 伝動ケース
99 伝動ケース 100,101 スプロケット
102 チェーン 106 軸受
108a,108b 軸受 109 側壁板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車体(2)の前後方向に対して左右方向に後方の整地装置(27a,27a)と、該後方の整地装置(27a,27a)より前方に配置される前方の整地装置(27b)からなり、
該前方の整地装置(27b)と該後方の整地装置(27a)との間にそれぞれ配置され、該前方と後方の整地装置(27a,27b)の駆動用伝動機構を内装し、前部と後部とが互いに左右方向に偏位した位置にあって左右に屈曲したクランク形状の前後方向に長い伝動ケース(73,73)と、
該伝動ケース(73,73)の前部と後部における該ケース(73,73)を挟んで該後方の整地装置(27a)及び該前方の整地装置(27b)の対称位置にそれぞれ配置した第2整地装置(27a’,27b’)
を備えた整地装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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