説明

断熱スペーサ

【課題】エンジン本体に対する電子ユニットの組み付けを容易に行うことができる断熱スペーサを提供すること。
【解決手段】エンジン100に設けられた複数のボス部37と、複数のボス部37に対応して設けられた複数の挿通孔76を有する電子ユニット(CDIユニット70)との間に配置される断熱スペーサ50であって、複数のボス部37に対応し、該ボス部37と電子ユニットによって挟持される複数の挟持部57と、エンジン側に突出するように各挟持部57の外周に設けられる周壁部59とからなる複数の取付部55と、複数の取付部55同士を連結する連結部51とを備え、複数の挟持部57に設けられる周壁部59は、複数の挟持部57同士が互いに向き合う側が切り欠かれていること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、断熱スペーサに関し、特にエンジンと該エンジンに装着される電子ユニットとの間に配置される断熱スペーサに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に記載されるように、エンジン本体のシリンダブロックに設けられたボスに対して、点火コイルユニット(電子ユニット)から外部に露出したコアが締結部材によって締結されることで、エンジンに点火コイルユニットが装着されるものが知られている。ここで、エンジンのシリンダブロックに設けたボスと点火コイルユニットのコアとの間には樹脂からなる断熱性のスペーサが配置されている。
【0003】
確かに、このような断熱性のスペーサによれば、エンジン本体から発せられる熱が、シリンダブロックに設けられたボスから点火コイルユニットのコアを通じて点火コイルユニットに伝導してしまうことを抑制できるものと考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−127533号公報(段落0040)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されている断熱性のスペーサは、エンジンと点火コイルユニットとの組み付けの際に、単にシリンダブロックに設けられたボスと点火コイルユニットのコアとによって挟持されるものである。そのため、組み付け作業時に、スペーサが落下しやすく、組立性が低下する。
【0006】
本発明は、上記のような問題を一例として、エンジン本体に対する電子ユニットの組み付けを容易に行うことができる断熱スペーサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するため、本発明による断熱スペーサは、エンジンに設けられた複数のボス部と、該複数のボス部に対応して設けられた複数の挿通孔を有する電子ユニットとの間に配置される断熱スペーサであって、前記複数のボス部に対応し、該ボス部と前記電子ユニットによって挟持される複数の挟持部と、エンジン側に突出するように該各挟持部の外周に設けられる周壁部とからなる複数の取付部と、該複数の取付部同士を連結する連結部とを備え、前記複数の挟持部に設けられる周壁部は、該複数の挟持部同士が互いに向き合う側が切り欠かれていることを特徴とする。
【0008】
挟持部においてエンジン側に突出するように設けられる周壁部が、ボス部の外周に接触することで、ボス部に対する挟持部の位置合わせが容易となり、さらに、このような周壁部が形成された複数の取付部同士が連結部によって連結されていることにより、一の取付部の位置合わせと他の取付部の位置合わせとを略同時に行うことができる。そして、複数の周壁部同士が互いに向かい合うように形成されるため組付が容易であり、また、一の取付部がぐらついた場合でも、他の取付部の周壁部がボス部に接触することで、ぐらつきが抑制され断熱スペーサがボス部から落下し難くなる。
【0009】
また、前記連結部は、前記周壁部における前記挟持部と逆側の端部に接続されていることを特徴とする。連結部の形成される位置が、挟持部から最も離れた位置になるため、挟持部側に配置される電子ユニットと連結部との距離を大きく設けることができ、連結部と電子ユニットとが干渉することを抑制できる。
【0010】
また、前記複数の周壁部は、第1の周壁部と第2の周壁部とからなり、前記第1の周壁部と前記第2の周壁部とは、前記第1の取付部及び前記第2の取付部から等距離になる中心軸に対して軸対称に形成されていることを特徴とし、さらに好ましくは、前記複数の取付部は、第1の取付部と第2の取付部とからなり、前記第1の取付部、前記第2の取付部及び前記連結部は、前記中心軸に対して軸対称に配置されていることを特徴とする。断熱スペーサの一部又は全体が対称構造をとることにより、組み付けの際のバランスが良くなり、また、組み付けの方向性(各ボス部に対する各取付部の対応関係)を考慮せずに作業を行うことができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、エンジン本体に対する電子ユニットの組み付けを容易に行うことができる断熱スペーサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施の形態である断熱スペーサを備えたエンジンの分解斜視図である。
【図2】(a)電子ユニットの平面図である(b)同正面図である。(c)同側面図である。
【図3】(a)本発明の一実施の形態である断熱スペーサの斜視図である。(b)同斜視図である。(c)同底面図である。(d)同側面図である。(e)同平面図である。(f)(c)におけるf−f断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である断熱スペーサを備えたエンジンの部分拡大図である。
【図5】(a)本発明による断熱スペーサの変形例を示す平面図である。(b)本発明による断熱スペーサの他の変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。なお、本発明はエンジンとエンジンに装着される電子ユニットとの間に配置される断熱スペーサに対して広く適用することができるものであるが、ここでは、エンジンとして汎用小型エンジン、電子ユニットとしてCDI(Capacitive Discharge Ignition)ユニットを用いた場合の一例について説明する。
【0014】
図1は、エンジン100の外観を示す分解斜視図であり、エンジン100がエンジン本体10、断熱スペーサ50及びCDIユニット70に分解された状態を示す。エンジン本体10は、クランクケース20に対してシリンダブロック30が固設されることで構成される。クランクケース20は、その両側面からクランク軸(図示省略)が突出し、このクランク軸の一端が出力軸として機能し、他端にはフライホイール40が例えばボルト41によって固定されている。フライホイール40には、シリンダブロック30側に送風するための冷却ファン43が一体的に形成されており、外周面の一部には、CDIユニット70によって点火用の高電圧を発生させるための磁石45が設けられる。
【0015】
シリンダブロック30は、上部に点火プラグ31を備え、側面には、吸気口、排気口等が設けられるとともに複数の放熱フィン35が設けられる。そして、この放熱フィン35にはCDIユニット70を取り付けるための第1のボス部37a及び第2のボス部37b(総称するときは「ボス部37」とする)が突設されている。ボス部37は放熱フィン35の先端から、外方に向かって所定の高さを有しており、この部分が略円筒状に形成されている。
【0016】
CDIユニット70は、断熱スペーサ50を介してボス部37に取り付けられるものであり、例えば六角穴付ボルトのような締結部材80a,80b(総称するときは「締結部材80」とする)によって締結される。図2(a)乃至(c)に示されるように、CDIユニット70は、高電圧発生用の回路等が内蔵された略直方体形状を呈するケース部71と、該ケース部71を貫通し一部がケース部71の外部に露出した導電性のコア75と、高電圧発生用の回路によって発生させた高電圧をシリンダブロック30に設けられた点火プラグ31に供給するためのハイテンションコード79(一部図示省略)とから構成される。
【0017】
図示例におけるコア75は、1次コイルが巻回される第1コア75aと、2次コイルが巻回される第2コア75bと、これらを接続する接続部75cとが形成された略U字形状からなる。そして、接続部75cには第1の締結部材80aを挿通するための挿通孔76aが、第1コア75aには第2の締結部材80bを挿通するための挿通孔76bがそれぞれ形成されている(挿通孔76a,76bを総称するときは「挿通孔76」とする)。これにより、コア75において、接続部75c及び第1コア75aは、CDIユニットをボス部37に取り付けるための取付片として機能する。なお、ケース部71は、コア75においてコイルが巻回された部分を収容するため、一般にコア75の厚さより厚く形成される(図示例では3〜4倍程度厚く形成されている)。
【0018】
断熱スペーサ50は、例えばフェノール樹脂のような耐熱性及び断熱性に優れた樹脂によって一体的に形成される。図3(a)乃至(f)に示されるように、断熱スペーサ50は、直線的な平板状に形成された連結部51と、この連結部51の両端に設けられた第1の取付部55a及び第2の取付部55b(総称するときは「取付部55」とする)とによって構成されている。連結部51は、第1の取付部55a及び第2の取付部55bの位置がシリンダブロック30に設けられた第1のボス部37a及び第2のボス部37bの位置に対応して配置されるように、所定の長さに形成されている。
【0019】
第1の取付部55a及び第2の取付部55bは、断熱効果が発揮されるための所定の厚さTをもった円環板状の第1の挟持部57a及び第2の挟持部57b(総称するときは「挟持部57」とする)と、この第1の挟持部57a及び第2の挟持部57bのそれぞれの外周においてエンジン側に向かって突出して設けられた第1の周壁部59a及び第2の周壁部59b(総称するときは「周壁部59」とする)とから構成されている。なお、周壁部59の突出方向は連結部51の連結方向と直交するものである。挟持部57の外径は、少なくともボス部37の外径と略同じか若干大きく形成され、これにより、取付部55によってボス部37の端面を被覆することができる。第1の挟持部57a及び第2の挟持部57bのそれぞれの中央に設けられた第1の孔部58a及び第2の孔部58b(総称するときは「孔部58」とする)は、締結部材80a及び80bが挿通されるためのものである。
【0020】
第1の周壁部59a及び第2の周壁部59bは、第1の挟持部57a及び第2の挟持部57bのそれぞれの外周に沿って湾曲した所定の高さの壁面によって構成されている。周壁部59は、挟持部57の全周に設けられた形状から一部が切欠された形状であり、図示例における第1の周壁部59a及び第2の周壁部59bは、挟持部57の外周において、第1の挟持部57a及び第2の挟持部57bが互いに向き合う側の略半分の範囲に切欠56a及び56bが形成されている(図3(c)参照)。この場合、例えば第1の挟持部57a及び第2の挟持部57bを平行移動させてこれらを重ね合わせたとすると、第1の周壁部59a及び第2の周壁部59bによって略円筒形状が形成されることになる。
【0021】
また、図3(c)に示すように、第1の取付部55a及び第2の取付部55bは、連結部51の両端部52a及び52bにおいて、連結部51の長手方向の中心線L1から互いに逆側にずれて配置されている。第1の取付部55aと第2の取付部55bとは、これらの中間点C(図示例では連結部の中心点)において周壁部59の突出方向と平行に延びる中心軸Aに対して軸対称(回転対称)に配置される。なお、中心軸Aは、図3(d)に示されるように、側面視において第1の取付部55a(第1の周壁部59a)及び第2の取付部55b(第2の周壁部59b)から等距離になるように連結部51に直交して描画されるものであり、平面視において中間点Cと重なるものである。このような構成により、ボス部37に対して断熱スペーサ50を載置した場合にぐらつき難くなる。
【0022】
また、第1の取付部55a及び第2の取付部55bにおける第1の周壁部59a及び第2の周壁部59bもまた軸対称に配置されるため、第1の周壁部59aと第2の周壁部59bとは互いに向かい合って配置されることになる(いわゆる抱き合わせ構造)。このような構成により、ボス部37に対して断熱スペーサ50を載置した場合に、断熱スペーサ50が一方向にずれそうになったときには、第1の周壁部59a及び第2の周壁部59bのうち少なくとも一方の周壁部59の内壁が対応するボス部37の外周に接触することになり、断熱スペーサ50がボス部37から外れて落下することが抑制される。
【0023】
なお、エンジン本体10に対するCDIユニット70の組み付け方法は、まず、エンジン本体10の第1のボス部37a及び第2のボス部37bに対して対応する第1の取付部55a及び第2の取付部55b(第1の孔部58a及び第2の孔部58b)が重なるように断熱スペーサ50が載置される。次いで、その状態で第1の取付部55a及び第2の取付部55bに対して対応する挿通孔76a及び76bが重なるようにCDIユニット70が載置される。そして、CDIユニット70とエンジン本体10のボス部37とによって断熱スペーサ50が挟持された状態のまま、挿通孔76、孔部58及びボス部37が締結部材80によって締結される。
【0024】
図4に、エンジン本体10に対してCDIユニット70が組み付けられた状態を示す。この例では、第1のボス部37aから第2のボス部37bまでの距離DとCDIユニット70のケース部71の幅Hとが略同等であるため、ボス部37の外周とケース部71の周面とに大きな隙間が形成されていない。しかし、断熱スペーサ50の第1の周壁部59a及び第2の周壁部59bは、第1の挟持部57a及び第2の挟持部57bの外周において互いに向き合う側の略半分の範囲に切欠56a及び56bが形成されているため、ボス部37の外周とケース部71の周面との間には周壁部59が形成されず、CDIユニット70と断熱スペーサ50とが干渉することがない。
【0025】
また、この例では、断熱スペーサ50の連結部51が第1の周壁部59aの下端と第2の周壁部59bの下端(挟持部57が形成されているのと逆側の端部側)とを連結するように形成されているため、CDIユニット70のケース部71と断熱スペーサ50の連結部51との間に充分なスペースが形成され、CDIユニット70と断熱スペーサ50とが干渉しないようになっている。また、これにより冷却ファン43からの空気の流れが完全に阻害されてしまうことが抑制される。
【0026】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0027】
例えば、断熱スペーサにおける連結部の形状が直線的な平板状である例を示したがこれに限定されず、所望の形状を採用することができる。例えば図5(a)に示すように、平面視において、取付部255同士を両端部において連結する連結部251が、略S字形状であっても構わない。なお、この場合にも断熱スペーサ250が全体として対称構造となることにより、一定のバランスはとれるものと考えられるが、取付部255同士を結ぶ直線L2を中心とした回転モーメントが大きくなるものと考えられる。
【0028】
また、連結部に対する取付部の位置が、連結部の中心線から互いに逆側にずれて配置される例を示したが、これに限定されない。例えば、図5(b)に示すように、平面視において、直線的な平板状に形成された連結部351に対する取付部355,355の位置が、連結部351の中心線L3上に配置されても構わない。この場合、中心線L3は取付部355,355同士を結ぶ直線と重なるため、中心線L3に対する左右のバランスが良好となりぐらつき難くなる。なお、図示例では、取付部355が平面視において略楕円形状を呈するものであり、周壁部359の内側面(破線によって示す)も略楕円形状となっている。このように、ボス部よりも周壁部359の内側が広く形成されることで、断熱スペーサ350をボス部に載置する際に、周壁部359同士の互いに向き合う側がボス部に接触しないため、切り欠いた場合と同様に組み付けが容易となる。
【0029】
また、挟持部の中心に締結部材が挿通される孔部が形成されている例を示したが、これに限定されない。挟持部は、ボス部と挿通孔が形成されたコアとによって挟持される構成であればよく、例えば、挟持部の中心付近まで切欠を形成することにより、該切欠部分を孔部の代用としても構わない。
【0030】
電子ユニットとしてCDIユニットを例示したが、これに限定されるものではなく、例えばMDI(Multiple Discharge Ignition)ユニットのような他の点火ユニットや、さらに点火ユニット以外の異なる機能を有する電子ユニットであっても構わない。
【0031】
また、エンジンや電子ユニットの形状は例示であり、ここに示されない形状を有するエンジンや電子ユニットに対しても本発明が適用できることはいうまでもない。エンジン本体に対して電子ユニットを装着する際に、電子ユニットと断熱スペーサとが干渉する場合には、断熱スペーサの形状を適宜変更することができる。実施例及び変形例においては、いずれも、全体として(あるいは周壁部において)対称構造(特に軸対称)をとる例が示されているが、電子ユニットと断熱スペーサとが干渉する場合には、接続部を例えばU字形状にするなど非対称構造としても構わない。
【0032】
また、締結部材の材料は特に限定されるものではなく、一般に使用される鉄等で構わない。ただし、例えばステンレスのような、鉄等と比較して熱伝導率の低い材料を用いることにより、ボス部からの熱がさらに伝導し難くなる。
【0033】
また、周壁部における切欠が、挟持部の外周において互いに向き合う側に形成されている例を示したが、これに限定されない。例えば、互いに向き合う側と反対に形成されても構わない。
【0034】
また、断熱スペーサにおいて取付部が2箇所である例を示したが、これに限定されない。取付部の数は、エンジンに設けられたボス部の数や、電子ユニットに設けられた挿通孔の数によって適宜変更され得るものであり、例えば3箇所以上であっても構わない。
【符号の説明】
【0035】
37 ボス部
50 断熱スペーサ
51 連結部
55 取付部
56 切欠
57 挟持部
59 周壁部
70 CDIユニット(電子ユニット)
100 エンジン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンに設けられた複数のボス部と、該複数のボス部に対応して設けられた複数の挿通孔を有する電子ユニットとの間に配置される断熱スペーサであって、
前記複数のボス部に対応し、該ボス部と前記電子ユニットによって挟持される複数の挟持部と、エンジン側に突出するように該各挟持部の外周に設けられる周壁部とからなる複数の取付部と、
該複数の取付部同士を連結する連結部とを備え、
前記複数の挟持部に設けられる周壁部は、該複数の挟持部同士が互いに向き合う側が切り欠かれていることを特徴とする断熱スペーサ。
【請求項2】
前記連結部は、前記周壁部における前記挟持部と逆側の端部に接続されていることを特徴とする請求項1記載の断熱スペーサ。
【請求項3】
前記複数の周壁部は、第1の周壁部と第2の周壁部とからなり、
前記第1の周壁部と前記第2の周壁部とは、前記第1の周壁部及び前記第2の周壁部から等距離になる中心軸に対して軸対称に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の断熱スペーサ。
【請求項4】
前記複数の取付部は、第1の取付部と第2の取付部とからなり、
前記第1の取付部、前記第2の取付部及び前記連結部は、前記中心軸に対して軸対称に配置されていることを特徴とする請求項3記載の断熱スペーサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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