説明

易開封シェルパック

【課題】消費者に商品の数量の多さを十分にアピールでき、検査も容易であり、ばらつきを抑えられ、開封も容易なシェルパックを提供せんとする。
【解決手段】下端側が開口した開口部30を有するとともに内部空間に複数の同種商品9,…が横方向に並べて収納される商品収納部31A,31Bを備える容器本体3と、該容器本体3の開口部30を塞ぐ底蓋4とより構成され、商品収納部31A,31Bは、容器本体3の上下方向に二段設けられており、各段の商品収納部31A(31B)に収納される商品9,…は、上下方向に隣接する商品9に対して商品1個あたりの収納幅に満たない所定の幅w1だけ横方向にずれた位置に配される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費者が商品を直接確認できる易開封シェルパックに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のシェルパックは、商品の包装容器として広く利用されており、下端側が開口し、内部に複数の商品が収納される商品収納部を備えた容器本体と、該容器本体の開口部を塞ぐ底蓋とより構成するシェルパックが種々提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
【0003】
ところで、これら従来のシェルパックに同種商品を複数収納する場合は、複数商品を積み重ねて収納することとなるが、シェルパックの外から見えるのは最上段や最下段の商品だけであり、ボリューム感がなく、商品の量やデザイン性を消費者に十分にアピールすることができない。
また、欠品や個々の商品の不良品の有無の確認等においても、重なり部分が見えにくく、製造における検査に手間を要していた。
また、このように複数積み重ねた商品がケース内部でばらつかない様、商品の形状に合わせた複雑な構造が必要とされ、コスト増大の原因となっていた。
さらに、これら従来のシェルパックでは、容器本体と底蓋のほぼ同じ突出長さの鍔部の重なり部分から開封することとなるため、非常に開けにくいという問題がある。
【0004】
【特許文献1】特開2005−14944号公報
【特許文献2】特開2005−145496号公報
【特許文献3】特開2004−123111号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、消費者に商品の数量の多さを十分にアピールでき、検査も容易であり、ばらつきを抑え、開封も容易なシェルパックを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前述の課題解決のために、複数の商品が収納される易開封シェルパックであって、下端側が開口し、内部に複数の同種商品が横方向に並べて収納される商品収納部を備えた容器本体と、該容器本体の開口部を塞ぐ底蓋とより構成するとともに、前記商品収納部を、容器本体の上下方向に複数段設け、各段の商品収納部により、収納される商品が上下方向に隣接する商品に対して商品1個あたりの収納幅に満たない所定の幅だけ横方向にずれた位置に配されることを特徴とする易開封シェルパックを構成した。
【0007】
ここで、前記商品収納部に収納した商品を前記所定の幅だけ横方向にずらした位置に保持するための規制手段を設けたものが好ましく、とくに、商品1個あたりの収納幅の略半分の幅だけ横方向にずれた位置に収納される。
【0008】
さらに、各段の商品収納部により、収納される商品が上下方向に隣接する商品に対して商品1個あたりの収納幅に満たない所定の幅だけ縦方向にずれた位置に配されることが好ましい。ここでも、前記商品収納部に収納した商品を前記所定の幅だけ縦方向にずらした位置に保持するための規制手段を設けたものが好ましい。
【0009】
具体的には、底蓋の内側面に商品の横方向および縦方向への移動を規制するための凸部が設けられる。さらに、前記底蓋の内側面に上段の商品収納部の商品の下降を当止するための凸部も設けられる。
【0010】
また、容器本体の開口部に鍔部を周設するとともに、前記底蓋の周縁部に、容器本体に取付けた状態で該容器本体の鍔部に重合する鍔部を設けたものが好ましい。ここで、重合する鍔部の少なくとも一部の領域に、一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域が設けられる。
【0011】
好ましくは、容器本体および底蓋が平面視略四角形に構成され、四辺に設けられる重合する鍔部の少なくとも一辺において、一方の鍔部の突出長さを他方よりも長く設定される。
【0012】
また、前記一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域において、前記他方の鍔部先端縁に、前記一方の鍔部先端縁よりも外側へ延びる舌状片が設けられる。
【0013】
さらには、前記一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域において、前記一方の鍔部先端縁に、前記他方の鍔部先端縁よりも内側へ切り欠かれた凹欠部が設けられる。特に、容器本体および底蓋が平面視略四角形に構成され、前記凹欠部を二辺間の角部に設けたものが好ましい。
【0014】
また、重合する鍔部の一部の領域に、容器本体と底蓋を開閉自在に連結するヒンジ部を設け、残り領域のうちほぼ全域に、一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域を設けたものが好ましい実施例である。
【0015】
より具体的には、前記一方の鍔部が容器本体の鍔部であり、前記他方の鍔部が底蓋の鍔部である。
【0016】
さらに、前記容器本体に、下端側の開口部に沿って段差状に膨出する膨出部を周設するとともに、底蓋の内側面に前記膨出部に嵌入される環状の凸条部を設けることが好ましい。
また、台紙上に固定してなるものが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
以上にしてなる本願発明に係る易開封シェルパックは、容器本体の上下方向に複数段設けた商品収納部により、商品が上下方向に隣接する商品に対して商品1個あたりの収納幅に満たない所定の幅だけ横方向にずれた位置に配されるので、積み重ねた上下の商品が安定し、複雑な構造が不要となる。また、上側の商品の左右から下側の商品が外部から見え、消費者に商品の数量の多さを十分にアピールできるとともに、出荷前の検品も下側の商品を確りと確認でき、効率よく目視確認を行うことが可能となる。
【0018】
また、商品収納部に収納した商品を前記所定の幅だけ横方向にずらした位置に保持するための規制手段を設け、とくに、商品1個あたりの収納幅の略半分の幅だけ横方向にずれた位置に収納されるので、積み重ねた上下の商品をより安定させることができるとともに、下側の商品がより良く見えるようになり、ボリューム感をより向上させることができるとともに、製造検査時の個々の商品の目視確認が容易となる。
【0019】
また、商品が上下方向に隣接する商品に対して商品1個あたりの収納幅に満たない所定の幅だけ縦方向にずれた位置に配されるので、縦横にずれることとなりボリューム感を更に向上させることができるとともに、製造検査時の個々の商品の目視確認が容易となる。。
【0020】
また、底蓋の内側面に商品の横方向および縦方向への移動を規制するための凸部が設けたり、前記底蓋の内側面に上段の商品収納部の商品の下降を当止するための凸部も設けたので、横方向や縦方向にずらした状態を安定保持させることができる。
【0021】
また、容器本体の開口部に鍔部を周設するとともに、前記底蓋の周縁部に、容器本体に取付けた状態で該容器本体の鍔部に重合する鍔部を設けたので、強度が向上し、底蓋による閉鎖状態をしっかりと維持することができる。
【0022】
また、重合する鍔部の少なくとも一部の領域に、一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域が設け、好ましくは、容器本体および底蓋が平面視略四角形に構成され、四辺に設けられる重合する鍔部の少なくとも一辺において、一方の鍔部の突出長さを他方よりも長く設定したので、底蓋開閉の操作性を向上させることができる。
【0023】
また、一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域において、前記他方の鍔部先端縁に、前記一方の鍔部先端縁よりも外側へ延びる舌状片を設けたので、該舌状片を指でつまんで底蓋を開閉操作を容易に行うことが可能となる。
【0024】
また、一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域において、前記一方の鍔部先端縁に、前記他方の鍔部先端縁よりも内側へ切り欠かれた凹欠部が設けられ。特に、容器本体および底蓋が平面視略四角形に構成され、前記凹欠部を二辺間の角部に設けたので、該凹欠部に現れた他方の鍔部を指でつまんで底蓋を開閉操作を容易に行うことが可能となる。
【0025】
また、重合する鍔部の一部の領域に、容器本体と底蓋を開閉自在に連結するヒンジ部を設け、残り領域のうちほぼ全域に、一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域を設けたので、開閉操作のより容易となる。
【0026】
また、一方の鍔部が容器本体の鍔部であり、他方の鍔部が底蓋の鍔部としたので、長い方の容器本体側の鍔部を指で支持しつつ、短い方の底蓋側の鍔部を指でつまんで開閉操作することができ、操作性が向上する。
【0027】
また、前記容器本体に、下端側の開口部に沿って段差状に膨出する膨出部を周設するとともに、底蓋の内側面に前記膨出部に嵌入される環状の凸条部を設けたので、各側壁の強度が増し、内部の商品の重量や外部から力が作用する等により側壁が変形することがない。
さらに、台紙に固定したものでは、従来の台紙付きのシェルパックに比べて本発明では容器本体の開口部を塞ぐ底蓋を備えているので、台紙から取り外して独立に使用でき、利便性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
尚、以下の実施形態では、台紙10に固定されるシェルパックについて説明するが、台紙に固定されない易開封シェルパックも本発明に含まれることは勿論である。
【0029】
図1は、本発明に係る易開封シェルパック1を示す斜視図であり、図1〜7は代表的な実施形態を示し、図中符号は2はシェルパック、3は容器本体、4は底蓋をそれぞれ示している。
【0030】
本発明の易開封シェルパック1は、図1に示すように、台紙10上に商品9を複数収納したシェルパック2が保持されて構成され、とくにシェルパック2は、図2、3にも示すように、台紙に対向する下端側が開口した開口部30を有するとともに内部空間に複数の同種商品9,…が横方向に並べて収納される商品収納部31A,31Bを備える容器本体3と、該容器本体3の開口部30を塞ぐ底蓋4とより構成されている。
【0031】
なお、シェルパック2の台紙10への保持は、ホッチキスや接着剤、溶着による固定、或いは台紙の切り目に挟み込むなど、従来から公知の種々の手段を採用することができ、台紙10についても、従来と同様、ロールコート紙やコート紙などの一般的な板紙などを利用することができる。また本例では商品として歯間ブラシを収納した例を説明しているが、商品はとくに限定されない。
【0032】
シェルパック2を構成している容器本体3は、一端開口した透明なドーム状の容器であり、開口端部に外側へ延びる鍔部32が周設され、該鍔部32を上記ホッチキスや接着剤等により台紙10に固定あるいは挟み込むことにより容器本体3が台紙10上に保持されることとなる。本発明では、上述のとおり、容器本体3の開口部30を塞ぐ底蓋4が設けられ、シェルパック2を台紙10から取り外した後に独立のシェルパックとして利用することができる。
【0033】
容器本体3および底蓋4の素材は、本例では従来のシェルパックに用いていたものと同様のポリエチレンテレフタレートやポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの合成樹脂を用いることできるが、それに特に限定されず、金属や紙等からなるものであってもよい。また、形状も限定されず、本例のようにそれぞれ平面視略四角形のもの以外に、円形、楕円形その他の形状とすることもでき、収納する商品に応じて適宜設定すればよい。
【0034】
また、このように透明な容器本体3、底蓋4を通じて内部の商品9,…が外部からよく見えるように収納されるが、底蓋4を不透明としたり、容器本体3も基本的に不透明に構成しつつ一部に透明な領域(窓)を設けた仕様や、メッシュ部や孔部を開けた形態の実施も可能である。
【0035】
商品収納部31A,31Bは、容器本体3の上下方向に複数段、本例では二段設けられており、各段の商品収納部31A(31B)に収納される商品9,…は、図4(a),(b)の横断面図からも分かるように、それぞれが上下方向に隣接する商品9に対して商品1個あたりの収納幅に満たない所定の幅w1だけ横方向にずれた位置に配されている。
【0036】
本例では、w1を商品1個あたりの収納幅w2の略半分の幅としたが、これは本商品9の歯間清掃具が断面視六角形であり、上下2段に収納する際、w1をw2の略半分とすることで下段の商品の間に上段の商品が嵌り込むこととなり安定保持できることを理由としているが、商品の形状、段数などにより適宜設定すればよく、本例のずれ幅になんら限定されない。
【0037】
また、本例における各段の商品収納部31A,31Bに収納される商品9,…は、図5の縦断面図に示すように、上下方向に隣接する商品9に対して商品1個あたりの収納幅に満たない所定の幅w3だけ縦方向にずれた位置に配されている。本例のように上下の段で縦横にずれた位置に商品9を収納することにより、下段の商品が上段の商品の間から見え、上下同じ位置に重ねて収納するよりもボリューム感を出すことができるとともに、下段の商品も良く確認でき、シェルパックを台紙に取り付ける前または後の検品作業が容易となる。
【0038】
上段の商品収納部31Aに収納される商品9,…の位置は、当該商品収納部31Aの形状(壁面)により規制されており、その内側面には各商品9の形状に応じて該商品のばらつきを規制するための突起部54が形成されている。本発明にかかるシェルパック2は台紙10から独立させてそれ自体を携帯して利用することができ、携帯して持ち運ぶ際の商品9のばらつきを防止する意義が大きい。
【0039】
下段の商品収納部31Bに収納される商品9,…の位置も、当該商品収納部31Bの形状(壁面)により規制することが可能であるが、本例では底蓋4の内側面40に、下段の商品収納部31Bに収納される商品9,…の横方向への移動を規制するための凸部50、および縦方向への移動を規制するための凸部51が設けられている。
【0040】
とくに凸部51は、図5に示すように、斜めの壁面51aにより下段の商品9の後端部を当止して移動を規制するとともに、頂面51bにより上段の商品9の後端部を当止して、図1に示す状態において、当該上段の商品9の下降によるばらつきを規制している。凸部50についても、同様に上段の商品を当止する位置まで延設することも好ましい。
【0041】
その他、底蓋4には、下段の商品収納部31Bに収納される商品9,…を位置決めするため突起部52が周設されるとともに、携帯による利用を考慮して商品の形状に応じて同じくばらつきを規制するための突起部53が形成されている。
【0042】
本例では商品収納部を上下に2段としたが、3段以上とすることも勿論可能である。図6は、商品収納部を上下方向に3段設けたシェルパック2を示しており、この場合も上述の凸部50、51、突起部52、53などの規制手段を設けることが好ましいことは言うまでもない。また、容器本体の壁面形状も斜めに構成したが図4の例のように段差状に構成してもよい。図6では示されていないが、3段以上の場合にも上下方向に隣接する商品が縦方向にずれた位置に配されることが好ましい。
【0043】
底蓋4の周縁部には、容器本体3の開口部30に装着した状態において、容器本体の鍔部32に重合される鍔部42が設けられている。この底蓋4の鍔部42は必ずしも必須ではないが、このように鍔部32に重合する鍔部42を設けることで、底蓋4の開放が容易となり、シェルパック2の強度も向上する。
【0044】
重合した四辺の鍔部32、42の一辺において、その端部同士を屈曲自在に連結して容器本体3と底蓋4を開閉自在に連結するヒンジ部20が設けられており、残りの3辺は、シェルパック2を示す図7(a),(b)からも分かるように、基本的に鍔部32の突出長さが鍔部42よりも長くなるように構成されている。なお、ヒンジ部20を設けずに互いに独立構成した容器本体3と底蓋4を組み付けるものでもよく、また、鍔部の突出長さの異なる領域を部分的に設けたりしてもよい。
【0045】
本例では、短い方の鍔部42の先端縁の一部には、鍔部32先端縁よりも外側へ延びる舌状片21が設けられており、該舌状片21を指で摘んで底蓋4を容易に開閉できるように構成されている。また同様の趣旨から、同じく3辺のおける鍔部32先端縁の一部、本例では二辺間の角部に、他方の鍔部42先端縁よりも内側へ切り欠かれた凹欠部22が設けられ、該凹欠部22内に表出している他方の鍔部42を指で摘んで底蓋4を容易に開閉できるように構成されている。
【0046】
また、本実施形態では、容器本体3に開口部30に向かって段差状に膨出した膨出部33が周設されており、他方、底蓋4の上面(内側面40)に形成された上述の突起部52が膨出部33に嵌入されるように構成されている。このように膨出部33と突起部52の嵌合構造を構成することにより、シェルパック2の各側壁の強度アップが図られている。
【0047】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、上述したように台紙10に固定されないものなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の代表的実施形態に係る易開封シェルパックを示す斜視図。
【図2】易開封シェルパックを構成するシェルパックの容器本体に商品を収納する様子を示す斜視図。
【図3】同じくシェルパックの容器本体に商品を収納した様子を示す斜視図。
【図4】(a)は、同じくシェルパックの容器本体に商品を収納した様子を示す横断面図、(b)はさらに底蓋で蓋をした状態を示す横断面図。
【図5】同じくシェルパックに商品を収納した蓋をした状態を示す縦断面図。
【図6】商品を上下方向に三段に収納したシェルパックの変形例を示す横断面図。
【図7】(a)はシェルパックの平面図、(b)は横方向からみた側面図
【符号の説明】
【0049】
1 易開封シェルパック
2 シェルパック
3 容器本体
4 底蓋
9 商品
10 台紙
20 ヒンジ部
21 舌状片
22 凹欠部
30 開口部
31A,31B 商品収納部
32 鍔部
33 膨出部
40 内側面
42 鍔部
50 凸部
51b 頂面
51 凸部
51a 壁面
52 突起部
53 突起部
54 突起部
w1,w2,w3 幅


【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の商品が収納される易開封シェルパックであって、
下端側が開口し、内部に複数の同種商品が横方向に並べて収納される商品収納部を備えた容器本体と、該容器本体の開口部を塞ぐ底蓋とより構成するとともに、
前記商品収納部を、容器本体の上下方向に複数段設け、
各段の商品収納部により、収納される商品が上下方向に隣接する商品に対して商品1個あたりの収納幅に満たない所定の幅だけ横方向にずれた位置に配されることを特徴とする易開封シェルパック。
【請求項2】
前記商品収納部に収納した商品を前記所定の幅だけ横方向にずらした位置に保持するための規制手段を設けてなる請求項1記載の易開封シェルパック。
【請求項3】
商品1個あたりの収納幅の略半分の幅だけ横方向にずれた位置に収納される請求項1又は2記載の易開封シェルパック。
【請求項4】
各段の商品収納部により、収納される商品が上下方向に隣接する商品に対して商品1個あたりの収納幅に満たない所定の幅だけ縦方向にずれた位置に配される請求項1〜3の何れか1項に記載の易開封シェルパック。
【請求項5】
前記商品収納部に収納した商品を前記所定の幅だけ縦方向にずらした位置に保持するための規制手段を設けてなる請求項4記載の易開封シェルパック。
【請求項6】
底蓋の内側面に商品の横方向および縦方向への移動を規制するための凸部を設けてなる請求項1〜5の何れか1項に記載の易開封シェルパック。
【請求項7】
前記底蓋の内側面に上段の商品収納部の商品の下降を当止するための凸部を設けてなる請求項1〜6の何れか1項に記載の易開封シェルパック。
【請求項8】
前記容器本体の開口部に鍔部を周設するとともに、前記底蓋の周縁部に、容器本体に取付けた状態で該容器本体の鍔部に重合する鍔部を設けてなる請求項1〜7の何れか1項に記載の易開封シェルパック。
【請求項9】
重合する鍔部の少なくとも一部の領域に、一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域を設けてなる請求項8記載の易開封シェルパック。
【請求項10】
容器本体および底蓋が平面視略四角形に構成され、四辺に設けられる重合する鍔部の少なくとも一辺において、一方の鍔部の突出長さを他方よりも長く設定してなる請求項9記載の易開封シェルパック。
【請求項11】
前記一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域において、前記他方の鍔部先端縁に、前記一方の鍔部先端縁よりも外側へ延びる舌状片を設けてなる請求項9又は10記載の易開封シェルパック。
【請求項12】
前記一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域において、前記一方の鍔部先端縁に、前記他方の鍔部先端縁よりも内側へ切り欠かれた凹欠部を設けてなる請求項9〜11の何れか1項に記載の易開封シェルパック。
【請求項13】
容器本体および底蓋が平面視略四角形に構成され、前記凹欠部を二辺間の角部に設けてなる請求項12記載の易開封シェルパック。
【請求項14】
重合する鍔部の一部の領域に、容器本体と底蓋を開閉自在に連結するヒンジ部を設け、残り領域のうちほぼ全域に、一方の鍔部の突出長さが他方よりも長い領域を設けてなる請求項9〜13の何れか1項に記載の易開封シェルパック。
【請求項15】
前記一方の鍔部が容器本体の鍔部であり、前記他方の鍔部が底蓋の鍔部である請求項9〜14の何れか1項に記載の易開封シェルパック。
【請求項16】
前記容器本体に、下端側の開口部に沿って段差状に膨出する膨出部を周設するとともに、底蓋の内側面に前記膨出部に嵌入される環状の凸条部を設けてなる請求項1〜15の何れか1項に記載の易開封シェルパック。
【請求項17】
台紙上に固定してなる請求項1〜16の何れか1項に記載の易開封シェルパック。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−1379(P2008−1379A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−170903(P2006−170903)
【出願日】平成18年6月21日(2006.6.21)
【出願人】(000106324)サンスター株式会社 (200)
【Fターム(参考)】