説明

映像モニター

【課題】後からどのようなオプションボードが挿入された場合でも、モニター側メニュー画面の中に追加されたオプションボード用のメニュー画面を組み込み、統一されたデザインの一体のメニュー画面として表示し、かつ、事前に映像出力を切換えることなく表示する映像モニターを提供することを目的とする。
【解決手段】モニター本体110は、モニター側プロセッサ101と、モニター側記憶装置102と、表示装置106と、オプションボード装着用スロット111と、モニター側映像出力114と、を備え、前記オプションボード装着用スロット111に挿入されるオプションボード112は、オプションボード側プロセッサ103と、オプションボード側記憶装置104と、を備えた映像モニター100である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オプションボード用スロット搭載型の映像モニターに関し、特にそのメニュー画面の表示に関する。
【背景技術】
【0002】
業務用の映像モニターにおいては、オプションボードを挿入するためのスロットを備えたものがある。このスロットに、さまざまな機能を持つオプションボードを挿入し、映像モニターと接続することによって、後からさまざまな機能を映像モニターに追加することが出来る。
【0003】
このような映像モニターは、モニター本体の設定を変更するためのメニュー画面は持っているが、後から追加されるオプションボード固有の機能を設定するためのメニュー画面は持っていない。その理由は、各オプションボードがどのような機能を有しているか、また、どのオプションボードが挿入されるかが、前もって分からないためである。
【0004】
したがって、従来、モニター本体のメニュー画面はモニター本体のプロセッサで表示し、スロットに挿入されたオプションボードのメニュー画面はオプションボードのプロセッサで表示している。
【0005】
図3は従来の映像モニターの概略構成を示すブロック図である。図3において、映像モニター300はモニター本体310とオプションボード312とを備え、モニター本体310は、モニター側プロセッサ301、モニター側記憶装置302、表示装置306、リモコン受光部316、映像スイッチ313、オプションボード装着用スロット311、を備えている。
【0006】
モニター側記憶装置302は、モニター側メニュー表示ルーチン308、モニター側ユーザ設定情報318を記憶している。
【0007】
モニター側メニュー表示ルーチン308は、モニター側メニュー画面を描画する。モニター側ユーザ設定情報318は、モニター側メニュー画面の設定項目の現在の設定内容を示す。
【0008】
映像スイッチ313は、モニター側プロセッサ301から映像スイッチ制御信号317を受けることで、オプションボード側映像出力315かモニター側映像出力314かを選択して表示装置への映像出力を切換える。
【0009】
オプションボード312は、オプションボード側プロセッサ303、オプションボード側記憶装置304を備えている。
【0010】
オプションボード側記憶装置304は、オプションボード側メニュー表示ルーチン309、オプションボード側ユーザ設定情報319を記憶している。オプションボード側メニュー表示ルーチン309はオプションボード側メニュー画面を描画する。オプションボード側ユーザ設定情報319はオプションボード側メニュー画面の設定項目の現在の設定内容を示す。
【0011】
モニター側プロセッサ301とオプションボード側プロセッサ303は、通信バス305を用いて互いに通信する。ユーザはリモコン307を用いて操作する。
【0012】
モニター本体310が有するオプションボード装着用スロット311にはオプションボード312が挿入されている。
【0013】
ユーザがリモコン307でモニター側メニュー画面の表示を要求したとき、モニター側プロセッサ301はリモコン受光装置316を介してその支持を受け、モニター側記憶装置302からモニター側メニュー表示ルーチン308を読み出して実行し、表示装置306にモニター側メニュー画面を表示する。
【0014】
ここで、モニター側メニュー画面を表示装置306に表示するためには、ユーザは、モニター側メニュー画面の表示を要求する前に表示装置306にモニター側映像出力314を表示しておく必要がある。すなわち、リモコンを用いて、リモコン受光装置316を介して、モニター側プロセッサから映像スイッチ313に対して映像スイッチ制御信号317を出させることで、映像スイッチをモニター側映像出力314に切換えて、表示装置306にモニター側映像出力314を表示しておく必要がある。
【0015】
一方、ユーザがリモコン307でオプションボード側メニュー画面の表示を要求したとき、モニター側プロセッサはリモコン受光装置316を介してその支持を受け、通信バス305を介してオプションボード側プロセッサ303にそのことを伝える。オプションボード側プロセッサ303は、オプションボード側記憶装置304からオプションボード側メニュー表示ルーチン309を読み出して実行し、表示装置306にモニター側メニュー画面を表示する。
【0016】
ここで、オプションボード側メニュー画面を表示装置306に表示するためには、モニター側メニュー表示のときと同様に、ユーザは事前に、映像スイッチ313をオプションボード側映像出力315に切換えて、表示装置306にオプションボード側映像出力315を表示しておく必要がある。
【0017】
次に、表示装置306に表示されたメニュー画面に対して、ユーザがリモコン307を用いて操作するとき、モニター用メニュー画面の各メニュー項目の設定を決定した場合は、モニター側プロセッサ301はモニター側ユーザ設定情報318をモニター側記憶装置302に記憶する。
【0018】
また、ユーザがオプションボード用メニュー画面の各メニュー項目を操作するとき、モニター側プロセッサ301はリモコン受光装置316を介してリモコン信号を受け取り、その信号を、通信バス305を介してオプションボード側プロセッサ303に伝える。ユーザがオプションボード用メニューの設定を決定した場合は、オプションボード側プロセッサ303はオプションボード側ユーザ設定情報319をオプションボード側記憶装置304に記憶する。
【0019】
また、従来のメニュー画面の表示方式として、ユーザが端末装置を用いて対話形式で各ユーザにカスタマイズされたメニュー画面を表示するものもある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開昭63−8927号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
しかしながら、上述したような従来構成では、モニター用メニュー画面とオプションボード用メニュー画面を別々のプロセッサで表示しているため、プロセッサのスペックの違いから両者のメニュー画面の間に、フォント、色、GUI描画のドット数の違いなどからくるデザインの違いが生じるという課題を有していた。また、ユーザにとっての操作性の面でも、オプションボードのメニュー画面を表示するためには、事前に、映像スイッチを切換えてオプションボード側映像出力を表示装置に表示しておく必要があるという課題を有していた。
【0021】
また、特許文献1において開示されている構成では、ユーザが対話的に希望するメニュー画面を登録する必要があり、1つのプロセッサと記憶装置を用いた構成であるためプロセッサや記憶装置が増設されたり、入れ替わるケースには対応できないという課題を有していた。
【0022】
本発明はこのような現状に鑑みなされたもので、後からどのようなオプションボードが挿入された場合でも、モニター側メニュー画面の中に追加されたオプションボード用のメニュー画面を組み込み、統一されたデザインの一体のメニュー画面として表示し、かつ、事前に映像出力を切換えることなく表示する映像モニターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0023】
上記目的を実現するために本発明の映像モニターは、モニター本体とオプションボードとを備えた映像モニターであって、モニター本体は、モニター側プロセッサと、モニター側記憶装置と、表示装置と、オプションボード装着用スロットと、モニター側映像出力と、を備え、前記オプションボード装着用スロットに挿入されるオプションボードは、オプションボード側プロセッサと、オプションボード側記憶装置と、を備え、モニター側記憶装置は、モニター側メニュー画面とオプションボード側メニュー画面を一括して描画するモニター側メニュー表示ルーチンと、モニター側メニュー画面の設定項目の現在の設定内容を示すモニター側ユーザ設定情報と、メニュー画面を構成する部品を描画するための情報であるメニュー部品情報と、を記憶しており、オプションボード側記憶装置は、オプションボード側メニュー画面の設定項目の現在の設定内容を示すオプションボード側ユーザ設定情報と、オプションボード側メニュー画面の構成を示すメニュー構成情報と、を記憶しており、モニター側プロセッサとオプションボード側プロセッサとは、通信バスを用いて互いに通信自在であり、ユーザが、オプションボード側メニュー画面の表示を要求した時、モニター側プロセッサは、オプションボード側プロセッサから受け取ったメニュー構成情報に従って、モニター側記憶装置から必要なメニュー部品情報を読み出し、このメニュー部品情報を参照しながら、モニター側記憶装置に記憶されたメニュー表示ルーチンを実行して、オプションボード用のメニュー画面を描画し、映像出力として表示装置に表示する、というものである。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、後からどのようなオプションボードが挿入された場合でも、モニター側メニュー画面の中に追加されたオプションボード用のメニュー画面を組み込み、統一されたデザインの一体のメニュー画面として表示し、かつ、事前に映像出力を切換えることなく表示する映像モニターを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の一実施の形態による映像モニターについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態による映像モニターの概略構成を模式的に示すブロック図である。図1において、映像モニター100はモニター本体110とオプションボード112とを備えている。
【0026】
モニター本体110は、モニター側プロセッサ101、モニター側記憶装置102、表示装置106、リモコン受光部116、オプションボード装着用スロット111、モニター側映像出力114を備えている。
【0027】
モニター側記憶装置102は、モニター側メニュー表示ルーチン108、モニター側ユーザ設定情報118、メニュー部品情報120を記憶している。モニター側メニュー表示ルーチン108は、モニター側メニュー画面とオプションボード側メニュー画面を一括して描画する。モニター側ユーザ設定情報118は、モニター側メニュー画面の設定項目の現在の設定内容を示す。メニュー部品情報120はメニュー画面を構成する部品を描画するための情報を示す。例えばボタンやセレクターなどが考えられる。
【0028】
オプションボード112は、オプションボード側プロセッサ103、オプションボード側記憶装置104を備えている。
【0029】
オプションボード側記憶装置104は、オプションボード側ユーザ設定情報119、メニュー構成情報121を記憶している。オプションボード側ユーザ設定情報119は、オプションボード側メニュー画面の設定項目の現在の設定内容を示す。メニュー構成情報121はオプションボード側メニュー画面の構成を示す。
【0030】
モニター側プロセッサ101とオプションボード側プロセッサ103とは、通信バス105を用いて互いに通信する。
【0031】
ユーザはリモコン107を用いて操作する。
【0032】
図1において、モニター本体110が有するオプションボード装着用スロット111には、オプションボード112が挿入されている。オプションボード側プロセッサ103は、電源が投入された直後に、オプションボード側メニュー画面の構成を表すメニュー構成情報121を、オプションボード側記憶装置104から読み出し、通信バス105を介して、モニター側プロセッサ101に送る。
【0033】
メニュー構成情報121は、情報として、項目数、項目番号、部品種類番号、項目名文字列、選択肢数、選択肢番号、選択肢文字列、選択済み選択肢番号を含む。ここで、項目数はメニュー画面を構成する項目の数を表す。項目番号はメニュー画面の中の何番目の項目かを表す。部品種類番号はその項目に使われる部品の種類を表し、モニター側記憶装置102に記憶されているメニュー部品情報120と関連づけられる。
【0034】
項目名文字列はメニュー画面に表示する項目名の文字列を表す。選択肢数は項目が持つ選択肢の数を表す。選択肢番号は項目が持つ何番目の選択肢かを表す。選択肢文字列はメニュー画面に表示する選択肢名の文字列を表す。選択済み選択肢番号はメニュー画面を最初に表示するときに選択されている選択肢を表す。
【0035】
ユーザがリモコン107でオプションボード側メニュー画面の表示を要求した時、モニター側プロセッサ101はリモコン受光装置116を介してその要求を受け、電源投入直後にオプションボード側プロセッサ103から受け取ったメニュー構成情報121に従って、モニター側記憶装置102から必要なメニュー部品情報120を読み出す。
【0036】
メニュー部品情報120は、情報として、部品名、部品種類番号、項目名文字列、選択肢数、選択肢番号、選択肢文字列、選択済み選択肢番号を含む。このうち、項目名文字列、選択肢数、選択肢番号、選択肢文字列、選択済み選択肢番号は、受け取ったメニュー構成情報121の内容が用いられる。そして、モニター側プロセッサ101はメニュー部品情報120を参照しながら、モニター側記憶装置102に記憶されたメニュー表示ルーチン108を実行して、オプションボード用のメニュー画面を描画する。このとき、必要であればモニター用メニュー画面も、オプションボード用メニュー画面と同時に一括して描画する。そして、描画したメニュー画面を、映像出力114として表示装置106に表示する。
【0037】
例えば、次のようなメニュー部品情報120がモニター側記憶装置102に記憶されているとする。
【0038】
部品名 ボタン、部品種類番号 1
部品名 セレクター、部品種類番号 2
部品名 バー、部品種類番号 3
部品名 バランス、部品種類番号 4
ここで、いずれの部品も、項目名文字列、選択肢数、選択肢番号、選択肢文字列は、メニュー構成情報121に従う。
【0039】
このとき、オプションボード側プロセッサ103がオプションボード特有の設定を行うために、図2のようなメニュー画面をモニター側に表示したいものとする。
【0040】
図2に示すように、オプションボード側メニュー画面201は、設定する項目は起動時入力、サマータイム設定、外部音声左右バランスの3つを持つ。
【0041】
1番目の起動時入力202は、起動時入力を設定する項目であり、選択肢として、「TV」、「AV1」、「AV2」を持ち、現在、「AV1」が選択済みであり、項目番号は「1」とする。
【0042】
2番目のサマータイム設定203は、サマータイムを設定する項目であり、選択肢として、「0」、「+1/2Hr」、「+1Hr」を持ち、現在、「+1/2Hr」が選択済みであり、項目番号は「2」とする。
【0043】
3番目の外部音声左右バランス204は、外部音声の左右バランスを設定する項目であり、選択肢として、「−2」、「−1」、「0」、「+1」、「+2」を持ち、現在、「0」が選択済みであり、項目番号は「3」とする。
【0044】
このとき、オプションボード側プロセッサ103は、下記のようなメニュー構成情報121を、オプションボード側記憶装置104から読み出し、通信バス105を介してモニター側プロセッサ101に送る。
【0045】
項目数 3
項目番号 1、部品種類番号 2、項目名文字列 起動時入力、
選択肢数 3
選択肢番号 1、選択肢文字列 TV
選択肢番号 2、選択肢文字列 AV1
選択肢番号 3、選択肢文字列 AV2
選択済み選択肢番号 2
項目番号 2、部品種類番号 3、項目名文字列 サマータイム設定
選択肢数 3
選択肢番号 1、選択肢文字列 0
選択肢番号 2、選択肢文字列 +1/2Hr
選択肢番号 3、選択肢文字列 +1Hr
選択済み選択肢番号 2
項目番号 3、部品種類番号 4、項目名文字列 外部音声左右バランス、
選択肢数 5
選択肢番号 1、選択肢文字列 −2
選択肢番号 2、選択肢文字列 −1
選択肢番号 3、選択肢文字列 0
選択肢番号 4、選択肢文字列 +1
選択肢番号 5、選択肢文字列 +2
選択済み選択肢番号 3
モニター側プロセッサ101は、このメニュー構成情報121によりオプションボード側プロセッサ103が指示するメニュー構成を理解し、メニュー表示ルーチン108とメニュー部品情報120を用いて、その指示通りにオプションボード用メニュー画面を描画し、映像出力114として表示装置106に表示する。
【0046】
このとき、必要であればモニター側メニュー画面も、同時に一体的なメニューとして表示してもよい。その場合、モニター側プロセッサ101はリモコン受光装置116を介してその指示を受け、モニター側記憶装置102からモニター側メニュー表示ルーチン108を読み出し実行して、モニター側メニュー画面をオプションボード用メニュー画面と同時に描画し、映像出力114として、表示装置106に表示する。
【0047】
次に、ユーザがリモコン107を用いて、メニュー画面を操作してオプションボード用メニュー画面の各メニュー項目の設定を決定したら、モニター側プロセッサ101はオプションボード側ユーザ設定情報119をオプションボード側プロセッサ103に送る。
【0048】
オプションボード側ユーザ設定情報119は、情報として、項目番号、選択済み選択肢番号を含む。オプションボード側プロセッサ103は、受け取ったオプションボード側ユーザ設定情報119をオプションボード側記憶装置104に記憶し、該当する各項目の設定をする。
【0049】
例えば図2のメニュー画面の場合、ユーザが、起動時入力を「TV」、サマータイム設定を「+1Hr」、外部音量左右バランスを「−1」と設定した場合、モニター側プロセッサ101は、以下のようなオプションボード側ユーザ設定情報119をオプションボード側プロセッサ103に送る。
【0050】
項目番号 1、選択済み選択肢番号 1
項目番号 2、選択済み選択肢番号 3
項目番号 3、選択済み選択肢番号 2
また、ユーザがリモコン107を用いて、メニュー画面を操作してモニター用メニューの各メニュー項目の設定を決定したら、モニター側プロセッサ101はモニター側ユーザ設定情報118をモニター側記憶装置102に記憶する。
【0051】
かかる構成によれば、モニター本体110にあとから追加されたオプションボード112が上記の処理を行うことにより、モニター側プロセッサ101はさまざまなオプションボード用メニュー画面をモニター側メニューと統一されたデザインで一体的に表示でき、かつ、事前に画面表示を切換えることなく表示することができる。
【0052】
また、モニター本体110がオプションボード装着用スロットを複数もっている場合も、挿入された複数のオプションボードが各々で上記の処理を行うことにより、モニター側プロセッサ101はそれら全てのオプションボード用メニュー画面を、モニター側メニューと統一されたデザインで一体的に表示でき、かつ、事前に画面表示を切換えることなく表示することができる。
【0053】
なお、以上の説明においては、オプションボード112としたが、外部機器としても良い。
【産業上の利用可能性】
【0054】
以上のように本発明は、映像モニター、特にスロット搭載型映像モニターを提供する上で有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の一実施の形態による映像モニターの概略構成を模式的に示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態による映像モニターのモニターに表示するメニュー画面の一例を示す図
【図3】従来の映像モニターの概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
【0056】
100 映像モニター
101 映像モニター側プロセッサ
102 モニター側記憶装置
103 オプションボード側プロセッサ
104 オプションボード側記憶装置
105 通信バス
106 表示装置
107 リモコン
108 メニュー表示ルーチン
110 モニター本体
111 オプションボード装着用スロット
112 オプションボード
114 映像出力
116 リモコン受光部
118 モニター側ユーザ設定情報
119 オプションボード側ユーザ設定情報
120 メニュー部品情報
121 メニュー構成情報
201 オプションボード側メニュー画面
202 項目番号1 Colour Balance
203 項目番号2 Contrast
204 項目番号3 音量Balance
300 映像モニター
301 モニター側プロセッサ
302 モニター側記憶装置
303 オプションボード側プロセッサ
304 オプションボード側記憶装置
305 通信バス
306 表示装置
307 リモコン
308 モニター側メニュー表示ルーチン
309 オプションボード側メニュー表示ルーチン
310 モニター本体
311 オプションボード装着用スロット
312 オプションボード
313 映像スイッチ
314 モニター側映像出力
315 オプションボード側映像出力
316 リモコン受光装置
317 映像スイッチ制御信号
318 モニター側ユーザ設定情報
319 オプションボード側ユーザ設定情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モニター本体とオプションボードとを備えた映像モニターであって、
モニター本体は、
モニター側プロセッサと、モニター側記憶装置と、表示装置と、オプションボード装着用スロットと、モニター側映像出力と、を備え、
前記オプションボード装着用スロットに挿入されるオプションボードは、
オプションボード側プロセッサと、オプションボード側記憶装置と、を備え、
モニター側記憶装置は、
モニター側メニュー画面とオプションボード側メニュー画面を一括して描画するモニター側メニュー表示ルーチンと、
モニター側メニュー画面の設定項目の現在の設定内容を示すモニター側ユーザ設定情報と、
メニュー画面を構成する部品を描画するための情報であるメニュー部品情報と、
を記憶しており、
オプションボード側記憶装置は、
オプションボード側メニュー画面の設定項目の現在の設定内容を示すオプションボード側ユーザ設定情報と、
オプションボード側メニュー画面の構成を示すメニュー構成情報と、
を記憶しており、
モニター側プロセッサとオプションボード側プロセッサとは、通信バスを用いて互いに通信自在であり、
ユーザが、オプションボード側メニュー画面の表示を要求した時、
モニター側プロセッサは、オプションボード側プロセッサから受け取ったメニュー構成情報に従って、モニター側記憶装置から必要なメニュー部品情報を読み出し、このメニュー部品情報を参照しながら、モニター側記憶装置に記憶されたメニュー表示ルーチンを実行して、オプションボード用のメニュー画面を描画し、映像出力として表示装置に表示する、
映像モニター。
【請求項2】
オプションボード用のメニュー画面を描画すると同時にモニター用メニュー画面も一括して描画し、この一括して描画したメニュー画面を、映像出力として表示装置に表示する、
請求項1に記載の映像モニター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−66560(P2010−66560A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−233194(P2008−233194)
【出願日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】