説明

映像監視システム及びこのシステムの操作方法

【課題】映像監視システム内の映像データを取り扱い可能な特定のユーザによるプライバシーの侵害を防止する。
【解決手段】映像記録再生装置16は、各ユーザの情報を記録するユーザ情報記録部36と、あるユーザが映像記録再生装置16の操作を希望する場合、この操作希望ユーザ以外のユーザの通信端末20に対してその旨の情報を送信するとともに、この情報に対応する回答情報を通信端末から受信する送受信部34と、回答情報に基づいて、操作希望ユーザが映像記録再生装置16を操作することを許可する操作許可部40とを有する。他のユーザからの回答情報に基づく操作許可部40の許可機能により、特定のユーザによるプライバシーの侵害を防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラにより取得された映像データを監視する映像監視システム及びこのシステムの操作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、防犯などの監視用途で使用されるカメラにより取得された映像データを監視する映像監視システムが知られている。このような映像監視システムにおいては、監視領域におけるカメラの設置により犯罪の抑止効果が期待できるとともに、犯罪が発生した場合には、記録された映像データが証跡になる。
【0003】
下記特許文献1には、カメラから入力される映像データを蓄積する蓄積部と、蓄積された映像データの再生を制御する再生制御部とを有する映像監視システムが記載されている。
【0004】
下記特許文献2には、登録者に係る情報を管理するシステムサーバと、その登録者の実在性の問い合わせ先である、第三者機関側において操作される確認側端末と、システムサーバと確認側端末とを接続する通信回線網とを有する認証システムが記載されている。この認証システムにおいては、登録者の実在性を検証する要求があった場合、その検証要求に関する情報がシステムサーバから確認側端末へ送信され、その検証要求に応じた回答情報が確認側端末からシステムサーバへ送信される。そして、システムサーバにおいて、その回答情報に基づく登録者の認証が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−165683号公報
【特許文献2】特開2006−92530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の映像監視システムにより記録された映像データには、「いつ、どこで、誰が、何をした」という個人情報が含まれる。この映像データの取り扱い及び運用は、映像監視システムを管理する管理者に一任される例がある。しかし、この場合、管理者以外の一般ユーザは、管理者が映像データをどのように取り扱っているのか分からないので、不安感が増大するという問題がある。例えば、映像監視システムがマンションまたはオフィスビルに設けられている場合、マンションの住民またはオフィスビルの利用者は、映像データの取り扱いによっては、プライバシーが侵害されてしまうのではないかという不安感を強く抱いてしまう可能性がある。
【0007】
本発明は、映像データを取り扱い可能な特定のユーザ、例えば管理者によるプライバシーの侵害を防止することができる映像監視システム及びこのシステムの操作方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、カメラにより取得された映像データを記録するとともに、記録された映像データを再生可能な映像記録再生装置を含む映像記録再生システムにおいて、映像記録再生装置に通信回線を介して接続され、複数のユーザがそれぞれ所持する通信端末を有し、映像記録再生装置は、各ユーザの情報を記録するユーザ情報記録部と、あるユーザが映像記録再生装置の操作を希望する場合、この操作希望ユーザ以外のユーザの通信端末に対してその旨の情報を送信するとともに、この情報に対応する回答情報を通信端末から受信する送受信部と、回答情報に基づいて、操作希望ユーザが映像記録再生装置を操作することを許可する操作許可部と、を有することを特徴とする。
【0009】
また、操作希望ユーザが、ユーザ情報記録部に記録された情報に基づいて、予め登録されたユーザであることを認証する認証部を有し、送受信部は、認証部による認証の後に、操作を希望する旨の情報を他のユーザの通信端末に対して送信することができる。
【0010】
また、認証部は、予め登録されたユーザであることを認証するとともに、さらに、そのユーザが希望する操作項目が、ユーザ情報記録部に記録された情報に基づいて、予め登録された操作項目であることを認証することができる。
【0011】
また、映像記録再生装置の操作履歴に関する情報を記録する操作履歴記録部を有することができる。
【0012】
また、操作履歴に関する情報は、認証部の動作に関する情報、操作許可部の動作に関する情報、操作希望ユーザより再生された映像データに関する情報、あるいは操作希望ユーザにより閲覧されたユーザの情報または操作履歴に関する情報の少なくとも1つであることが好適である。
【0013】
また、別の発明は、カメラにより取得された映像データを記録するとともに、記録された映像データを再生可能な映像記録再生装置を含む映像監視システムの操作方法において、ユーザ情報記録部が、各ユーザの情報を予め記録し、あるユーザが映像記録再生装置の操作を希望する場合、送受信部が、その旨の情報を、その操作希望ユーザ以外のユーザが所持する通信端末に対して通信回線を介して送信し、通信端末が、操作を希望する旨の情報に対応する回答情報を、通信回線を介して映像記録再生装置に送信し、操作許可部が、その回答情報に基づいて、操作希望ユーザが映像記録再生装置を操作することを許可することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の映像監視システム及びこのシステムの操作方法によれば、映像データを取り扱い可能な特定のユーザによるプライバシーの侵害を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態に係る映像監視システムの構成を示す図である。
【図2】映像監視システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る映像監視システムの実施形態について、図に従って説明する。一例として、一つの建物を挙げ、防犯等の監視用途で、この建物に設けられるカメラにより取得される映像データを監視する映像監視システムについて説明する。
【0017】
なお、本発明は、この態様に限らず、複数の建物にそれぞれ設けられるカメラにより取得される映像を、その複数の建物から離れた場所、例えば中央監視センタで監視する映像監視システムにも適用することができる。
【0018】
図1は、本実施形態の映像監視システム10の構成を示す図である。映像監視システム10は、監視対象の領域を撮影するカメラ12と、カメラ12に伝送回線14を介して接続され、カメラ12により取得された映像データを記録及び再生する映像記録再生装置16と、映像記録再生装置16に通信回線18を介して接続され、複数のユーザがそれぞれ所持する通信端末20とを有する。本実施形態におけるユーザとは、映像監視システム10を利用する者のことであり、映像監視システム10を管理する管理者と、映像監視システム10を導入した建物のオーナーと、その建物を利用する者とを含む。
【0019】
カメラ12は、図1に示されるように建物に2台配置されている。なお、カメラ12の数は一例であって、本発明はカメラ12の数2個に限定されない。また、カメラ12は、上述したように、複数の建物にそれぞれ配置されてもよい。
【0020】
カメラ12により撮影される監視対象の領域とは、公共の領域であり、例えばマンションのエントランス及び廊下、店舗内、オフィスビル内、エレベータかご内、駅構内、またはこれらの外部である。カメラ12は、建物の内壁、外壁および天井に設置され、上記領域を撮影する。
【0021】
伝送回線14及び通信回線18は、有線方式あるいは無線方式で構成される。また、両者を混用することも可能である。これらの回線14,18は、公衆の便に供される公共用回線であっても、独自の専用回線であってもよい。また、両者を混用することも可能である。
【0022】
通信端末20は、音声情報、文字情報、画像データ情報、またはそれらを組み合わせた情報などを通信可能な通信機器であり、例えば、携帯電話、PHS、スマートフォン、タブレット型端末またはパソコンなどである。通信端末20と映像記録再生装置16は、通信回線18を介して各種情報を送受信することができる。
【0023】
映像記録再生装置16は、カメラ12が配置される建物、例えば、この建物の管理室に設けられる。本実施形態の映像記録再生装置16は、図1に示されるように、建物に1台配置されている。なお、映像記録再生装置16の数は一例であって、本発明は映像記録再生装置16の数1個に限定されない。また、映像記録再生装置16は、複数の建物にそれぞれ配置されてもよく、上述した中央監視センタに1台配置されてもよい。
【0024】
映像記録再生装置16は、制御部22と、映像入力部24と、映像記録部26と、映像出力部28と、操作部30とを有する。
【0025】
制御部22は、映像記録再生装置16の動作を制御する。制御部22は、一つの態様では、ハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現され、例えば電子制御ユニットである。具体的には、制御部22の機能は、記録媒体に記録された制御プログラムがメインメモリに読み出されてCPU(Central Processing Unit)により実行されることによって実現される。制御プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されることも可能であるし、データ信号として通信により提供されることも可能である。ただし、制御部22は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。また、制御部22は、物理的に1つの装置により実現されてもよく、または複数の装置により実現されてもよい。
【0026】
映像入力部24は、伝送回線14を介してカメラ12に接続され、カメラ12から入力された映像データを映像記録部26に出力する。このとき、制御部22が、映像データを圧縮することが好適である。
【0027】
映像記録部26は、映像入力部24から入力された映像データを記録する。また、映像記録部26は、制御部22の指示に基づいて、記録された映像データを映像出力部28に出力する。このとき、出力される映像データが圧縮されている場合、制御部22が、その圧縮された映像データを伸張することが好適である。
【0028】
映像出力部28は、映像データをモニタ32に出力する。モニタ32は、例えば、映像記録再生装置16と同じ管理室に設けられる。モニタ32は、映像データを、カメラ12が撮影した映像として画面に表示する。本実施形態においては、映像出力部28がモニタ32に映像データを出力する場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。映像出力部28が、映像データを、通信回線18を介して通信端末20に送信することもできる。また、本実施形態においては、制御部22が、カメラ12が撮影している映像を、リアルタイムにモニタ32の画面に表示するように映像記録再生装置16の動作を制御することができる。
【0029】
操作部30は、例えばマウスやキーボードであり、これを介して、操作する者からの情報が映像記録再生装置16に入力され、映像記録再生装置16が動作する。また、入力された情報は、後述するが、映像記録再生装置16内に記録される。
【0030】
また、映像記録再生装置16は、送受信部34と、ユーザ情報記録部36と、認証部38とを有する。送受信部34は、通信回線18を介して、通信端末20に対して情報の送受信を行う。
【0031】
ユーザ情報記録部36は、操作部30及び通信端末20により入力されるユーザの情報を記録する。ユーザの情報は、ユーザ本人であることを証明する個人情報(ID)と、個人情報に対応するユーザのパスワード情報と、個人情報に対応するユーザが操作できる項目を示す操作可能情報とを含む。これらの情報は、互いに関連付けられてテーブルとしてユーザ情報記録部36に記録される。
【0032】
認証部38は、映像記録再生装置16の操作を希望するユーザ(以降、「操作希望ユーザ」と記す)が、ユーザ情報記録部36に記録された情報に基づいて、予め登録されたユーザであることを認証する。具体的には、認証部38は、ユーザ情報記録部36に記録された個人情報及びパスワード情報と、操作部30または通信端末20から入力される個人情報及びパスワード情報とを照合し、一致した場合に、予め登録されたユーザであることを認証する。これにより、このシステム10の関係者以外の者によるアクセスが制限される。なお、予め登録されたユーザとは、ユーザ情報記録部36に記録されたユーザのことである。
【0033】
また、認証部38は、上記操作により認証されたユーザが希望する操作項目が、ユーザ情報記録部36に記録された情報に基づいて、予め登録された操作項目であることを認証する。具体的には、認証部38は、ユーザ情報記録部36に記録された操作可能情報であって、認証されたユーザの個人情報に対応する操作可能情報と、操作部30または通信端末20から入力される、認証された操作希望ユーザが希望する操作項目の情報とを照合し、一致した場合に、予め登録された操作項目であることを認証する。これにより、操作希望ユーザによる不許可の操作が制限される。
【0034】
さらに、本実施形態の映像記録再生装置16は、操作希望ユーザが映像記録再生装置16を操作することを許可する操作許可部40と、映像記録再生装置16の操作履歴に関する情報を記録する操作履歴記録部42とを有する。操作履歴に関する情報は、映像記録再生装置16が動作したことを示す履歴及び映像記録再生装置16にアクセスしたことを示す履歴であり、例えば、認証部38の動作に関する情報、操作許可部40の動作に関する情報、操作希望ユーザより再生された映像データに関する情報、あるいは操作希望ユーザにより閲覧されたユーザの情報を含む。
【0035】
操作許可部40の機能について説明する前に、まず、認証部38による認証後における情報の流れについて説明する。送受信部34は、認証部38による認証の後、操作を希望する旨の情報を他のユーザの通信端末20に対して、例えば電子メール機能を用いて送信する。操作を希望する旨の情報は、操作希望ユーザが映像記録再生装置16の操作を希望する旨の情報であり、その情報には、操作希望ユーザが希望する操作項目の情報が含まれる。この情報を受け取った他のユーザは、各自の通信端末20を用い、回答情報を映像記録再生装置16に送信する。回答情報は、操作希望ユーザの操作を許可する、あるいは操作希望ユーザの操作を許可しない旨の情報である。
【0036】
操作許可部40は、他のユーザから受信した回答情報に基づいて、操作希望ユーザが映像記録再生装置16を操作することを許可する。具体的には、回答情報の内訳が、全員一致で操作を許可する旨の情報である場合、操作を許可する旨の情報が所定数を上回る場合、あるいは操作を許可する旨の情報が操作を許可しない旨の情報を上回る場合、操作許可部40は、操作希望ユーザが映像記録再生装置16を操作することを許可する。これらの許可条件は、任意に変更可能である。
【0037】
このように、本実施形態の映像監視システム10によれば、操作許可部40の操作許可、言い換えれば他人のユーザによる操作許可が下りなければ、操作希望ユーザが映像記録再生装置16を操作することができない。そうすると、ユーザの中で、単に建物を利用するユーザは、建物の管理者またはオーナーなどの特定のユーザが、映像データをどのように取り扱おうとしているかを事前に知ることができる。これにより、知らないうちにプライバシーが侵害されるという不安感を無くすことができる。
【0038】
さらに、操作希望ユーザがこれから操作しようとする行為を知ったユーザは、操作希望ユーザによる操作を許可するか否かの権限の少なくとも一部を有するので、無断でプライバシーが侵害されることを防止することができる。
【0039】
次に、本実施形態の映像監視システム10の制御動作の一例について、図2を用いて説明する。なお、この動作においては、映像記録部26に カメラ12から取得された映像データが既に記録されているものとする。
【0040】
まず、ステップS101において、操作部30または通信端末20によりユーザが操作を希望する旨の情報が入力される。そして、ステップS102において、認証部38により操作希望ユーザの認証が行われる。認証部38により、入力された個人情報及びパスワード情報と、ユーザ情報記録部36のこれらの情報との照合が行われ、それらの情報が一致した場合、ステップS103に進む。一方、それらの情報が不一致である場合、ユーザに対して操作エラーを報知して、本制御動作は終了する。
【0041】
ステップS103では、認証部38により操作項目の認証が行われる。認証部38により、入力された操作項目の情報と、ユーザ情報記録部36のその情報との照合が行われ、それらの情報が一致した場合、ステップS104に進む。一方、それらの情報が不一致である場合、ユーザに対して操作エラーを報知して、本制御動作は終了する。
【0042】
そして、ステップS104において、送受信部34により、他のユーザの通信端末20に対して、あるユーザが操作を希望する旨の情報が送信される。具体的な情報は、ユーザが誰であるのか、ユーザがどのような操作を希望しているのか、操作を許可するか否か、そして回答期限を含む。
【0043】
ステップS105において、他のユーザの通信端末20により、送受信部34に対して、回答情報が送信される。この情報は、操作を許可する、あるいは操作を許可しない旨の情報である。そして、ステップS106において、操作許可部40により、回答情報に基づいて操作希望ユーザが操作できるか否かが判断される。操作希望ユーザの操作が許可された場合、映像記録再生装置16が操作される。例えば、モニタ32により、再生された映像データが表示される。そして、本制御動作が終了する。一方、操作希望ユーザの操作が許可されない場合、操作希望ユーザに対してその旨を報知して、本制御動作は終了する。なお、これら一連の制御動作は、操作履歴記録部42に記録される。
【0044】
本実施形態においては、操作許可部40による操作許可が、認証部38の認証後である場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、認証部38による認証機能が無くてよい。他のユーザからの回答情報に基づく操作許可部40の動作が認証機能も兼ねるからである。
【0045】
本実施形態では、映像記録再生装置16が映像記録部26とユーザ情報記録部36と操作履歴記録部42とを有する場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。映像記録再生装置16が、これらの機能を統合する一つの記録装置、例えばハードディスクまたはフラッシュメモリを有することもできる。また、本実施形態が映像記録再生装置16が、認証部38及び操作許可部40の機能を統合した制御部22を有することもできる。
【符号の説明】
【0046】
10 映像監視システム、12 カメラ、14 伝送回路、16 映像記録再生装置、18 通信回線、20 通信端末、22 制御部、24 映像入力部、26 映像記録部、28 映像出力部、30 操作部、32 モニタ、34 送受信部、36 ユーザ情報記録部、38 認証部、40 操作許可部、42 操作履歴記録部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラにより取得された映像データを記録するとともに、記録された映像データを再生可能な映像記録再生装置を含む映像監視システムにおいて、
映像記録再生装置に通信回線を介して接続され、複数のユーザがそれぞれ所持する通信端末を有し、
映像記録再生装置は、
各ユーザの情報を記録するユーザ情報記録部と、
あるユーザが映像記録再生装置の操作を希望する場合、この操作希望ユーザ以外のユーザの通信端末に対してその旨の情報を送信するとともに、この情報に対応する回答情報を通信端末から受信する送受信部と、
回答情報に基づいて、操作希望ユーザが映像記録再生装置を操作することを許可する操作許可部と、
を有することを特徴とする映像監視システム。
【請求項2】
請求項1に記載の映像監視システムにおいて、
操作希望ユーザが、ユーザ情報記録部に記録された情報に基づいて、予め登録されたユーザであることを認証する認証部を有し、
送受信部は、認証部による認証の後に、操作を希望する旨の情報を他のユーザの通信端末に対して送信する、
ことを特徴とする映像監視システム。
【請求項3】
請求項2に記載の映像監視システムにおいて、
認証部は、予め登録されたユーザであることを認証するとともに、さらに、そのユーザが希望する操作項目が、ユーザ情報記録部に記録された情報に基づいて、予め登録された操作項目であることを認証する、
ことを特徴とする映像監視システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1つに記載の映像監視システムにおいて、
映像記録再生装置の操作履歴に関する情報を記録する操作履歴記録部を有する、
ことを特徴とする映像監視システム。
【請求項5】
請求項4に記載の映像監視システムにおいて、
操作履歴に関する情報は、認証部の動作に関する情報、操作許可部の動作に関する情報、操作希望ユーザより再生された映像データに関する情報、あるいは操作希望ユーザにより閲覧されたユーザの情報を含む、
ことを特徴とする映像監視システム。
【請求項6】
カメラにより取得された映像データを記録するとともに、記録された映像データを再生可能な映像記録再生装置を含む映像監視システムの操作方法において、
ユーザ情報記録部が、各ユーザの情報を予め記録し、
あるユーザが映像記録再生装置の操作を希望する場合、送受信部が、その旨の情報を、その操作希望ユーザ以外のユーザが所持する通信端末に対して通信回線を介して送信し、
通信端末が、操作を希望する旨の情報に対応する回答情報を、通信回線を介して映像記録再生装置に送信し、
操作許可部が、その回答情報に基づいて、操作希望ユーザが映像記録再生装置を操作することを許可する、
ことを特徴とする映像監視システムの操作方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−124804(P2012−124804A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−275308(P2010−275308)
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】