説明

映像表示装置

【課題】入力映像の実質的なフレームレートが不明である場合においても、映像信号から実質的なフレームレートを検出して適切なフレーム補間を実施し、なめらかな動画像を生成する映像処理装置を提供すること。
【解決手段】入力映像信号Vのフレームの推移を検知して、実質的なフレームレートを検出するフレームレート検出部111と、検出された入力映像信号の実質的なフレームレートと表示部12のフレームレートとに基づいてフレーム補間処理の補間倍率を決定する補間制御部112と、入力映像信号Vに対して、決定された補間倍率に基づいて中間状態の内容を示す補間フレームを作成して表示部12へ出力する補間処理部113とを備え、 フレームレート検出部111は、入力映像信号Vにおける連続した2回のシーンチェンジの間に含まれるフレーム数を所定回数カウントすることによって実質的なフレームレートを検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像表示装置に関し、より特定的には、フレーム補間を実施してなめらかな動画像を生成する映像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、映像データのフレームレートを上げる処理を行った上で表示する技術が普及している。例えば、日本のテレビ放送においては、携帯電話や移動体端末等での表示向けの放送(いわゆるワンセグ放送)が実施されているが、このワンセグ放送の映像のフレームレートは15FPS(フレーム/秒)である。これは一般的なディスプレイのフレームレート(例えば、60FPS)と比較して低いため、ワンセグ放送を滑らかに表示するためには、元々のフレーム間に中間状態を示すフレームを補間する必要がある。
【0003】
このように映像データに対してフレーム補間を実施する技術として、例えば特許文献1が開示されている。
【0004】
特許文献1に示す映像補間装置では、例えばワンセグ映像がフレーム補間部に60FPSで入力される場合など、映像の実質的なフレームレート(この場合は、15FPS)と実際のフレームレート(この場合は、60FPS)が異なる場合においても、映像の実質的なフレームレートに基づき補間のタイミングを制御し、さらに一時的にフレームの更新タイミングが変動した場合にもそれを検知して補間のタイミングを制御することによって、映像品質を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−239335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記映像補間装置では、映像の実質的なフレームレート(上記の例では、15FPS)が予め分かっている場合には有効であるが、映像のソース機器(例えば、DVDプレイヤー)とフレーム補間を実施するディスプレイが別機器である場合など、ディスプレイ側で映像の実質的なフレームレートが不明である場合には適用することができないという課題があった。
【0007】
それ故に、本発明の目的は、映像の実質的なフレームレートを検出する手段を備え、任意のフレームレートの映像を入力した場合にも、フレーム補間を実施し滑らかな動画像を生成することが可能な映像表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明の映像表示装置は、自装置に入力された入力映像信号を処理して表示部に映像表示する映像表示装置であって、前記入力映像信号のフレームの推移を検知して、前記入力映像信号の実質的なフレームレートを検出するフレームレート検出部と、前記フレームレート検出部にて検出された前記入力映像信号の実質的なフレームレートと前記表示部のフレームレートとに基づいてフレーム補間処理の補間倍率を決定する補間制御部と、前記入力映像信号に対して前記補間制御部にて決定された補間倍率に基づいて中間状態の内容を示す補間フレームを作成して前記表示部へ出力する補間処理部とを備え、前記フレームレート検出部は、前記入力映像信号における連続した2回のシー
ンチェンジの間に含まれるフレーム数を所定回数カウントすることによって実質的なフレームレートを検出する構成を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、入力映像の実質的なフレームレートが不明である場合においても、映像信号から実質的なフレームレートを検出して適切なフレーム補間を実施し、なめらかな動画像を生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係る映像表示装置1の全体構成を示すブロック図
【図2】補間処理部113の動作を示す模式図
【図3】フレームレート検出部111の動作を示すフローチャート
【図4】シーンチェンジの間隔Iを示す模式図
【図5】実施の形態1において映像信号Vの実質的なフレームレートを算出する方法を示す模式図
【図6】シーンチェンジ検出処理に誤検出が発生した場合の動作を示す模式図
【図7】変形例1において映像信号Vの実質的なフレームレートを算出する方法を示す模式図
【図8】所定のフレームにおいてノイズが混入した場合の動作を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0011】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る映像表示装置1の全体構成及びその周辺構成を示すブロック図である。図1において、映像表示装置1は、例えばDVDプレイヤ2Vのような映像源2と接続され、映像処理部11と表示部12とを備えている。
【0012】
映像処理部11はDVDプレイヤ2Vから出力される映像信号Vに対し所定の処理を行って、処理後の映像信号V1を表示部12に出力する。そのために、映像処理部11は、少なくとも、フレームレート検出部111と、補間制御部112と、補間処理部113とを備えている。
【0013】
フレームレート検出部111は、映像信号Vにおけるフレームの推移を検知して、映像信号Vの実質的なフレームレートを検出する。フレームレート検出部111の詳細な動作については後述する。
【0014】
補間制御部112は、フレームレート検出部111で検出された映像信号Vの実質的なフレームレートと表示部12のフレームレートに基づき、補間処理部113で実施されるフレーム補間処理の補間倍率を決定する。
【0015】
ここで、補間倍率について説明を加える。例えば、映像信号Vの実質的なフレームレートが15FPS、表示部12のフレームレートが60FPSである場合には、フレーム補間処理により実質的なフレームレートを15FPSから60FPSに変換するため、補間倍率は60FPS/15FPS=4倍となる。
【0016】
補間処理部113は、映像信号Vを図示しないフレームメモリに格納し、かつ補間制御部112で決定された補間倍率に基づき、中間状態の内容を示す補間フレームを作成することで実質的なフレームレートを向上し、表示部12に表示する処理を行う。
【0017】
図2を用いて補間処理部113の動作を具体的に説明する。図2(a)は、フレーム補間前の映像信号Vを示したものであり、物理的なフレームレートは60FPSであるが、
同じ映像が4フレーム連続で続くため実質的なフレームレートは15FPSである。
【0018】
表示部12のフレームレートが60FPSである場合、この映像に対してフレーム補間を実施する際には、例えばフレーム1とフレーム5の間のフレーム2、フレーム3、フレーム4の3枚のフレームのところに、フレーム1とフレーム5から生成した中間画像を挿入する。これにより、映像信号の実質的なフレームレートが15FPSから60FPSに向上する。
【0019】
中間画像を生成する方法としては、フレーム内のオブジェクトの動きを検出して中間的な状態の画像を生成するなど、既存の方法を用いればよい。
【0020】
表示部12は、映像処理部11から供給された映像を表示するためのディスプレイであり、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electro−Luminesence)、プラズマなどのディスプレイや、スクリーンに映像を映すプロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなどのうち、いずれか1つにより構成される。
【0021】
図3は、フレームレート検出部111の動作を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、フレームレート検出部111の動作について説明する。
【0022】
図3において、フレームレート検出部111は、まず、映像信号Vの平均輝度に基づきシーンの変わり目であるシーンチェンジを検出する(S31)。
【0023】
具体的には、前フレームとの平均輝度の差分値を算出し、上記差分値が所定の閾値より大きい場合にシーンチェンジとして検出する。なお、シーンチェンジの検出は、ここで示した方法に限らず、既存の別の手法を用いるようにしてもかまわない。
【0024】
フレームレート検出部111では、連続する2回のシーンチェンジの間隔Iをカウントする。例えば、図4に示すように、フレームnとフレームn+1の間でシーンチェンジが検出され、次にフレームn+4とフレームn+5の間でシーンチェンジが検出された場合には、シーンチェンジの間隔Iは4フレームとなる。
【0025】
フレームレート検出部111は、シーンチェンジの間隔Iを過去N回分(本実施例ではN=20回とする)記憶する。
【0026】
図3に戻り、フレームレート検出部111は、過去20回分のシーンチェンジの間隔Iの値に基づき、映像信号Vの実質的なフレームレートを算出する。
【0027】
映像信号Vの実質的なフレームレートを算出する具体的な方法を図5を用いて説明する。図5において、「間隔I」の欄に示されている数字は、過去20回分のシーンチェンジの間隔Iの値である。
【0028】
また、「フレームレート1倍」、「フレームレート1/2倍」、「フレームレート1/4倍」の欄は、入力映像信号Vの実質的なフレームレートが表示部に出力する映像信号V1のフレームレートの何倍であるかを検出するために用いる。
【0029】
ここでは、出力映像信号V1のフレームレートが60FPSであるとすると、入力映像信号Vの実質的なフレームレートは、「フレームレート1倍」では60FPS、「フレームレート1/2倍」では30FPS、「フレームレート1/4倍」では15FPSが該当する。
【0030】
図5に戻り、「フレームレート1倍」、「フレームレート1/2倍」、「フレームレート1/4倍」の欄には、過去20回分のシーンチェンジの間隔Iの値が、それぞれ、1、2、4で割り切れるかにより、割り切れる場合は「○」、割り切れない場合は「×」が入力される。
【0031】
例えば、入力映像信号Vの実質的なフレームレートが表示部に出力する映像信号V1のフレームレートに対して1/4倍である場合、4フレーム連続で同じフレームが続く。すなわち、シーンチェンジの間隔Iは4の倍数になり4で割り切れるため、「フレームレート1/4倍」の欄はすべて「○」となる。
【0032】
逆に、入力映像信号Vの実質的なフレームレートが表示部に出力する映像信号V1のフレームレートに対して1/4倍でない場合には、確率的にシーンチェンジの間隔Iに4の倍数ではない値が含まれる。すなわち、「フレームレート1/4倍」の欄に「×」が含まれる。
【0033】
図5の例では、「フレームレート1倍」、「フレームレート1/2倍」の欄はすべて「○」になっているが、「フレームレート1/4倍」の欄には「×」が含まれる。これより、入力映像信号Vの実質的なフレームレートは、映像信号V1のフレームレートに対して1倍、もしくは、1/2倍であると検出される。
【0034】
所定のフレームレート(この場合、「フレームレート1/2倍」)ですべて「○」になる場合には、その倍数のフレームレート(この場合、「フレームレート1倍」)でもすべて「○」となるため、このように候補が複数ある場合には、最もフレームレートが低い候補を選択する。したがって、この場合「フレームレート1/2倍」が選択され、入力映像信号Vの実質的なフレームレートは30FPSであると検出される。
【0035】
補間制御部112は、上述のフレームレート検出部111の検出結果に基づき、補間倍率を2倍と決定する。そして、 補間処理部113は、補間倍率2倍で、フレーム補間処理を行う。
【0036】
以上のような方法により、入力映像の実質的なフレームレートが不明である場合においても、映像信号から実質的なフレームレートを検出して適切なフレーム補間を実施し、なめらかな動画像を生成することが可能となる。
【0037】
なお、本実施例では、出力映像信号V1のフレームレートが60FPSであり、入力映像信号Vの実質的なフレームレートの候補が、「フレームレート1倍(60FPS)」、「フレームレート1/2倍(30FPS)」、「フレームレート1/4倍(15FPS)」の3つであるとしたが、出力映像信号V1のフレームレート、入力映像信号Vの実質的なフレームレートの候補とも、他のフレームレートの値でもかまわない。例えば、出力映像信号V1のフレームレートが120FPSであり、入力映像信号Vの実質的なフレームレートの候補として、120FPS、60FPS、30FPS、15FPSの4つの候補を用いるようにしてもかまわない。
【0038】
なお、フレームレート検出部111のシーンチェンジ検出処理は誤検出する場合があるが、このような場合においても、例えば、入力映像信号Vの実質的なフレームレートが表示部に出力する映像信号V1のフレームレートに対して1/4倍である場合、4フレーム連続で同じフレームが続き、基本的にこれら同じフレームの間ではシーンチェンジ検出の誤検出は発生しないことから、シーンチェンジの間隔Iは所定の倍数(この場合、4倍)になる。
【0039】
例えば、図6に示すような4フレーム連続で同じフレームが続くケースにおいて、ポイントAにおいてシーンチェンジを検出し、その後ポイントBにおいて本来シーンチェンジとして検出すべきところを誤検出した場合でも、次のシーンチェンジのタイミングであるポイントCにおいてシーンチェンジを検出すれば、間隔Iの値は、正常にポイントBでシーンチェンジを検出した場合(間隔I=8)と同様に、4の倍数となる(間隔I=20)。したがって、シーンチェンジ検出処理は誤検出が発生した場合も、特に問題なく入力映像Vの実質的なフレームレートを検出することが可能となる。
【0040】
また、本実施例ではシーンチェンジの間隔Iを過去20回分記憶するとしたが、フレームレートの検出精度を高めるため、過去50回分記憶するなど記憶するデータ数をより多くする方法も有用である。
【0041】
また、安定的に動作させるため、一度入力映像の実質的なフレームレートを検出した後は、最初に検出したときよりも長い期間別のフレームレートであることを検出し続けない限りは、補間倍率の切り替えを実施しないようにしてもかまわない。
【0042】
(変形例1)
実施の形態1では、例えば、入力映像信号Vの実質的なフレームレートが表示部に出力する映像信号V1のフレームレートに対して1/4倍である場合、4フレーム連続で同じフレームが続くため、基本的にこれら同じフレームの間ではシーンチェンジの誤検出は発生しないとして説明を行ったが、映像伝送中に外来ノイズが飛び込む場合等を考慮して、上述のフレーム間で誤検出が発生しても、正常に入力映像Vの実質的なフレームレートを検出できるような保護機能を備えていてもよい。
【0043】
以降、変形例1の具体的な実現の手段について説明を行う。なお、本変形例1では、フレームレート検出部111において、入力映像信号Vの実質的なフレームレートを求める方法(実施の形態1のステップS32)のみが実施の形態1と異なる。以降では、これらの実施の形態1からの相違点のみを説明するものとする。
【0044】
映像信号Vの実質的なフレームレートを算出する具体的な方法を図7を用いて説明する。図7において、「間隔I」の欄に示されている数字は、過去20回分のシーンチェンジの間隔Iの値である。
【0045】
また、「フレームレート1倍」、「フレームレート1/2倍」、「フレームレート1/4倍」の欄には、過去20回分のシーンチェンジの間隔Iの値が、それぞれ、1、2、4で割り切れるかにより、割り切れる場合は「○」、割り切れない場合は「×」が入力される。
【0046】
実施の形態1と異なり、本変形例1では、図7において「△」が入力されている箇所があるが、これは所定の数で割り切れるものの、後述する条件に該当するためフレームレートの検出には用いない場合に入力される。
【0047】
図8は入力映像信号Vの実質的なフレームレートが映像信号V1のフレームレートに対して1/4倍である場合において、所定のフレーム(図8の「Z」で示したフレーム)においてノイズが混入した場合を示した図である。
【0048】
図8において、ノイズの混入がなければシーンチェンジの間隔Iは4の倍数になるが(図8の例では、I=20)、ノイズの混入の影響で本来シーンチェンジではない箇所でシーンチェンジが検出されるため、シーンチェンジの間隔Iの値は4の倍数にはならない。また、あるフレームでシーンチェンジ検出の誤りが発生して間隔Iの値が本来の値と異な
る値となった場合、次回の間隔Iの値も本来の値と異なる値になるため、シーンチェンジの間隔Iが4の倍数にならないフレームは、基本的に2フレーム連続で続く(図8の例では、I=11、および、I=1)。
【0049】
このように、シーンチェンジの誤検出が発生した場合には、シーンチェンジの間隔Iの値が2回続けて誤った値となる、言い換えると、図7において2回連続で「×」となる場合はシーンチェンジの誤検出が発生した可能性があるため、シーンチェンジの誤検出の影響を除くためには、図7において2回連続で「×」となるケースを除外して映像信号Vの実質的なフレームレートを検出するようにすればよい。
【0050】
具体的には、図7において、No.3とNo.4は「フレームレート1/4倍」のケースにおいて4で割り切れないため「×」となっている。このように2回連続で「×」となっている場合はフレームレートの検出には用いないため、「フレームレート1倍」と「フレームレート1/2倍」のケースではそれぞれ1、および、2で割り切れるが、「△」を入力する。
【0051】
なお、図7のNo15、No.16、No.17のように3回連続で「×」となっている場合は、うち2回がシーンチェンジの誤検出の可能性があるため、2回分をフレームレートの検出には用いず、所定の数で割り切れる場合も「△」を入力する。
【0052】
図7より、「○」の数は「フレームレート1倍」、および、「フレームレート1/2倍」の場合が最も多いことから、この中で一番フレームレートが低い候補である「フレームレート1/2倍」が選択される。これより、実施の形態1と同様に出力映像信号V1のフレームレートが60FPSであるとすると、入力映像信号Vの実質的なフレームレートは30FPSであると検出される。
【0053】
図7において、No.8、No.9は2の倍数になっておらず、ノイズの混入等の影響によりシーンチェンジが誤検出されたと考えられるが、本変形例に示すように、2回連続で「×」となるケースを除外して映像信号Vの実質的なフレームレートを検出することにより、シーンチェンジの誤検出の影響を除いて正しいフレームレートを検出することが可能となる。
【0054】
以上のように、シーンチェンジの誤検出の影響を除外するような保護機能を備えることにより、シーンチェンジの誤検出が発生しても、正常に入力映像Vの実質的なフレームレートを検出することができ、映像信号から実質的なフレームレートを検出して適切なフレーム補間を実施し、なめらかな動画像を生成することが可能となる。
【0055】
また、本変形例ではシーンチェンジの間隔Iを過去20回分記憶するとしたが、フレームレートの検出精度を高めるため、過去50回分記憶するなど記憶するデータ数をより多くする方法も有用である。
【0056】
また、安定的に動作させるため、一度入力映像の実質的なフレームレートを検出した後は、最初に検出したときよりも長い期間別のフレームレートであることを検出し続けない限りは、補間倍率の切り替えを実施しないようにしてもかまわない。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明に係る映像表示装置は、民生や車載等のテレビジョン装置や各種ディスプレイに好適である。
【符号の説明】
【0058】
1 映像表示装置
11 映像処理部
111 フレームレート検出部
112 補間制御部
113 補間処理部
12 表示部
2 映像源
2V DVDプレイヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自装置に入力された入力映像信号を処理して表示部に映像表示する映像表示装置であって、
前記入力映像信号のフレームの推移を検知して、前記入力映像信号の実質的なフレームレートを検出するフレームレート検出部と、前記フレームレート検出部にて検出された前記入力映像信号の実質的なフレームレートと前記表示部のフレームレートとに基づいてフレーム補間処理の補間倍率を決定する補間制御部と、前記入力映像信号に対して前記補間制御部にて決定された補間倍率に基づいて中間状態の内容を示す補間フレームを作成して前記表示部へ出力する補間処理部とを備え、
前記フレームレート検出部は、前記入力映像信号における連続した2回のシーンチェンジの間に含まれるフレーム数を所定回数カウントすることによって前記実質的なフレームレートを検出することを特徴とする映像表示装置。
【請求項2】
前記フレームレート検出部は、前記入力映像信号における連続した2回のシーンチェンジの間に含まれるフレーム数を所定回数カウントし、カウントしたフレーム数が2回連続して規定数で割り切れないカウント結果は除外して前記実質的なフレームレートを検出することを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−49657(P2012−49657A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−187812(P2010−187812)
【出願日】平成22年8月25日(2010.8.25)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】