説明

映像記録システム及びTV受信機

【課題】 TV受像機やレコーダを含む映像記録システムとして、待機時電力を低減できる映像記録システムを提供する。
【解決手段】 レコーダ20が接続されるTV受信機10に、レコーダへ電力を供給する電力供給手段111〜113と、レコーダ用のリモコン信号を受信する受信手段110と、受信手段により受信したリモコン信号に基づいて電力供給手段を制御するとともにレコーダに対する指令信号を生成する制御手段101と、指令信号をレコーダへ供給するインタフェース手段107とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、TV受信機とレコーダとを含む映像記録システムに関し、特にTV受信機に関する。
【背景技術】
【0002】
電気製品の多くは、電源オフの状態においてもリモコン操作を可能にする等のため、待機電力を消費している。この待機電力を減らすため種々の提案がなされている。例えば、録画装置として、設定された録画予約を全て実行した後、外部からの電源供給を遮断するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、テレビとレコーダのようなAV機器間が2以上のインタフェースで接続されているシステムにおいて、待機時には消費電力の少ない一方のインタフェースを利用し、他方のインタフェースでの電力消費を抑えることにより待機電力消費を低減するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
また、待機電力を抑制するものではないが、被電源制御機器の電源を遠隔操作する電源制御装置というものも存在する(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
さらに、映像信号の有無に応じて液晶プロジェクターの投光用ランプのオン・オフを制御するようにしたものも存在する(例えば、特許文献4参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2007−35127号公報
【特許文献2】特開2008−34907号公報
【特許文献3】特開2000−92092号公報
【特許文献4】特開平7−210986号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
デジタル放送に対応した従来のTV受信機やレコーダは、EPG(Electric Program Guide)と呼ばれる電子番組表の利用を可能とするため、定期的に番組情報を取得するように構成されている。このため、この種のTV受信機やレコーダでは、待機状態においても定期的に電源が投入され比較的大きな電力を消費する。
【0007】
しかしながら、この番組情報を取得するために消費される電力、および番組情報の取得を可能にするために要する待機電力は、特許文献1乃至4に記載された技術を用いても低減することができない。
【0008】
そこで、本発明は、TV受像機やレコーダを含む映像記録システムとして、待機時電力を低減できる映像記録システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第一の要旨は、TV受信機と該TV受信機に接続されるレコーダとを含む映像記録システムにおいて、前記TV受信機が、前記レコーダへ電力を供給する電力供給手段と、前記レコーダ用のリモコン信号を受信する受信手段と、該受信手段により受信した前記リモコン信号に基づいて前記電力供給手段を制御するとともに前記レコーダに対する指令信号を生成する制御手段と、前記指令信号を前記レコーダへ供給するインタフェース手段とを有していることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の第二の要旨は、TV受信機において、レコーダへ電力を供給する電力供給手段と、前記レコーダ用のリモコン信号を受信する受信手段と、該受信手段により受信した前記リモコン信号に基づいて前記電力供給手段を制御するとともに前記レコーダに対する指令信号を生成する制御手段と、前記指令信号を前記レコーダへ供給するインタフェース手段と、を有していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、TV受信機とレコーダとを含む映像記録システムにおいて、レコーダ用のリモコン信号を受信可能なTV受信機が、レコーダへの電力供給を制御するようにしたことで、レコーダの待機電力を削減することができる。これにより、映像記録システム全体としての待機電力を削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る映像記録システムの概略構成を示すブロック図である。
【0014】
図示の映像記録システムは、1台のTV受信機10と1台のレコーダ20とを含む。これらTV受信機10とレコーダ20には、アンテナ30が共通に接続されている。
【0015】
TV受信機10は、制御部101、チューナ部102、AVデコーダ部103、表示部104、映像入力部105、信号判別部106、連携I/F部107、タイマー部108、記憶部109、ユーザI/F部110、電源部111、AC出力部112、及びスイッチ113を有している。
【0016】
制御部101は、TV受信機101全体の動作を制御する。また、制御部は、レコーダ20との連携を実現するための指令信号を生成する制御手段として機能する。
【0017】
チューナ部102は、制御部101からの指示に基づきアンテナ30で受信した受信信号から任意のチャネルの信号を選択する。
【0018】
AVデコーダ部103は、チューナ部102又は映像入力部105からのストリームをデコードし、表示部104にて表示可能な映像データに変換する。
【0019】
表示部11は、例えば液晶パネル等を含み、AVデコーダ部103からの映像データに基づいて映像を表示する。
【0020】
映像入力部105は、レコーダ20からの映像信号入力を受ける。映像入力部105は、例えばHDMIケーブルが接続されるHDMI端子を含む。
【0021】
信号判別部106は、映像入力部105への映像信号入力の有無を判別して制御部101に伝える。信号判別部106は、例えば、図2に示すように、カウンタ41とRSフリップフロップ42により構成される。カウンタ41は、そのクロック入力端子43に映像入力部105からの映像クロック信号を受け、そのパルス数をカウントし、カウント結果を出力する。カウンタ41からのカウント結果は、フリップフロップ42のセット端子に入力される。カウンタ41及びRSフリップフロップ42のリセット端子には、制御部101からのリセット信号が供給される。リセット信号がカウンタ41及びRSフリップフロップ42に供給されると、カウンタ41の出力が一旦“0”になり、RSフリップフロップの出力Qも“0”になる。この後、映像クロック信号が存在するならば、カウンタ41の出力41が“1”となり、カウンタ41の出力が一旦“1”になる。こうして、制御部101は、信号判別部106にリセット信号を出力した後の信号判別部106の出力により、映像信号の有無を判別することができる。
【0022】
連携I/F部107は、レコーダ20との通信を行うIEEE1394やUSB等の汎用I/Fであって、レコーダへの指令信号を供給するためのインタフェース手段として機能する。
【0023】
タイマー部108は、録画予約開始及び終了時刻を制御部23に通知する。
【0024】
記憶部109はEPG等の情報を記憶する情報格納手段であって、RAMやROM等を含む。
【0025】
ユーザI/F部109は、TV受信機用の赤外線リモコン信号とレコーダ用の赤外線リモコン信号とをともに受信する受信手段であって、受信信号を制御部101に通知する。
【0026】
電源部111は、TV受信機10の各部へ必要に応じて電圧変換等して電力を供給するとともに、デコーダ111へAC電力を供給する。
【0027】
AC出力部112は、電源部111から供給されるAC電力をデコーダ111へ供給する電力供給端子である。
【0028】
スイッチ112は、電源部111とAC出力部112との間に接続され、制御部101からのオン・オフ制御により、デコーダへ供給するAC電力のオン・オフを制御する。電源部111、AC出力部112及びスイッチ112がレコーダ20へAC電力を供給する電力供給手段として機能する。
【0029】
一方、レコーダ20は、制御部201、チューナ部202、AVデコーダ部203、AV出力部204、連携I/F部205、記憶部206、ユーザI/F部207、記録部208、及び電源部209を有している。
【0030】
制御部201は、レコーダ20の全体の動作を制御する。
【0031】
チューナ部202は、制御部201からの指示に基づきアンテナ30で受信した受信信号から任意のチャネルの信号を選択する。
【0032】
AVデコーダ部203は、チューナ部202からのストリームをデコードしてAV出力部204へ供給する。
【0033】
AV出力部204は、AVデコーダ部203でデコードされた信号を映像信号としてTV受信機10へ出力する。AV出力部204は、例えばHDMIケーブルが接続されるHDMI端子を含む。
【0034】
連携I/F部205は、TV受信機10との通信を行うIEEE1394やUSB等の汎用I/Fである。
【0035】
記憶部206は、EPG等の情報を記憶するRAMやROMである。
【0036】
ユーザI/F部207は、レコーダ用の赤外線リモコン信号を受信して制御部201に通知する。
【0037】
記録部208は、録画データを記録するHDDやODDである。
【0038】
電源部209は、外部から供給されるAC電力を、必要に応じて電圧変換等して、レコーダの各部に供給する。
【0039】
次に、図3のフローチャートを参照して、図1の映像記録システムの動作について説明する。
【0040】
赤外線リモコンを用いてレコーダ20の電源を投入する操作が行われたとき、レコーダ20が商用電源に接続されており、かつ待機状態にあるならば、レコーダ20の電源が投入される。しかしながら、本実施の形態に係る映像記録システムでは、レコーダ20の電源部209は、TV受信機10のAC出力部112に接続されている。そして、必要なとき意外はレコーダ20へのAC電力供給は行われていない。このため、レコーダ20はそのリモコン信号を受信することができない。
【0041】
一方、TV受信機10のユーザI/F部110は、TV受信機10用のリモコン信号のみならず、レコーダ用のリモコン信号も受信する。TV受信機10のユーザI/F部110は、レコーダ20の電源投入を指示するリモコン信号を受信すると、それを制御部101に通知する。制御部101は、受信したリモコン信号がレコーダ20の電源投入を指示するものであると判断すると(ステップS301でYES)、スイッチ113を制御し、電源部111からのAC電力を、AC出力部112を介してレコーダ20の電源部209へ供給する。また、制御部101は、レコーダ20に対して電源投入を指示する指令信号を生成し、連携I/F部107を介してレコーダ20へ送信する。
【0042】
レコーダ20は、TV受信機10からのAC電力供給を電源部209で受けると、待機状態となる。その後、TV受信機10からの電源投入を指示する指令信号を連携I/F部205を介して受信すると、レコーダ20の制御部201は、レコーダ20を電源投入された状態とする(ステップS307)。
【0043】
また、TV受信機10の制御部101は、レコーダ20から映像信号が出力されていることを検出しているとき、レコーダ20が電源投入された状態にある(待機状態ではない)と判断して、電源断を行わないようにする(ステップS302でYES)。
【0044】
また、TV受信機10の制御部101は、タイマー部108からの通知に基づき、予約録画開始時刻の所定時間(例えば、1〜3分)前になると(ステップS303でYES)、レコーダ10へのAC電力供給を行い、また、電源投入を指示する(ステップS308)。さらに、TV受信機10の制御部101は、記憶部109に格納した録画予約情報に基づいて、選局、録画開始及び録画終了をそれぞれ指示する指令信号を生成し送信する(ステップS309〜S313)。
【0045】
レコーダ20は、TV受信機からの指令信号に従い、予約録画を実行する。即ち、制御部201は、チューナ部202に対して選局を指示する。また、制御部201は、録画開始の指示に従い、AVデコーダ部203からのデコードデータを記録部208に記録し、録画終了の指示に従い、録画を終了する。
【0046】
なお、TV受信機10の記憶部109への録画予約情報の格納は、赤外線リモコンを用いたレコーダ20に対する操作により行われる。つまり、利用者が、TV受信機10の表示部104に表示された内容を見ながら、レコーダ20に対する録画予約操作を行えば、TV受信機10がレコーダ20に代わってあるいはレコーダ20とともにその予約情報操作に応じた録画予約情報を生成し、記憶部109へ格納する。
【0047】
TV受信機10の制御部101は、また、レコーダ20の電源が不必要に入った状態となっていないか判断する(ステップS304)。つまり、映像入力がなく、予約開示時間が近づいているわけでもないのに、レコーダ20の電源が入っている状態を検出する(ステップS304)。
【0048】
予約録画が終了し、又は不必要に電源が入った状態であると判断されると(ステップS304でYES)、TV受信機の制御部101は、レコーダ20へのAC電力供給を停止(電源断)してよいか判断する。制御部101は、レコーダ20の電源断する準備が整ったと判断すると(ステップS305でYES)、スイッチ113を制御して、レコーダ20へのAC電力供給を停止(電源断)する(ステップS306)。
【0049】
以上説明したように、本実施の形態に係る映像記録システムでは、レコーダ20へのAC電力供給をTV受信機10において制御しているので、レコーダ20の待機電力を削減することができる。具体的には、予約録画を行う場合であっても、その録画に必要とされる時間帯(録画開始の所定時間前から録画終了後電源断の準備が整うまで)のみ電力供給を行うので、録画予約設定後録画開始までの待機時間を録画開始前の所定時間にまで低減することができる。また、録画予約に必要なEPGの更新等は、TV受信機10のみで行い、必要ならレコーダ20の電源を投入した際に、TV受信機10からレコーダ20へ通知するので、レコーダ20の電源を定期的に投入する必要もない。
【0050】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る映像記録システムについて説明する。本実施の形態に係る映像記録システムの構成は、第1の実施の形態に係る映像記録システムと同様である。
【0051】
図4に、本実施の形態に係る映像記録システムの動作を説明するフローチャートを示す。図3のフローチャートとの相違は、ステップS301の後にEPG情報送信を行うステップS401が設けられている点である。
【0052】
電源が断されている間、レコーダ20はEPG情報を更新することができない。そこで、TV受信機10の制御部101は、レコーダ2の電源投入後、直ちに、TV受信機10が有している最新のEPG情報をレコーダ20へ送信する。また、レコーダ20からの映像信号がTV受信機10に入力されている間(ステップS302でYES)、EPG情報が更新されたならば、TV受信機10の制御部101は、最新のEPG情報をレコーダ20へ送信する。レコーダ20の制御部201は、連携I/F部205を介してEPG情報を受け取ると、受け取ったEPG情報を記憶部206に格納する。これにより、レコーダ20は、電源投入されている間、最新のEPG情報を保持することができる。
【0053】
なお、第1及び第2の実施の形態では、予約録画の開始及び終了をTV受信機10からレコーダ20に指示するものとしたが、TV受信機10は、レコーダ20へのAC電力の供給制御のみを行い、予約録画の開始及び終了制御は、レコーダ側で行うようにしてもよい。
【0054】
次に、本発明の第3の実施の形態について、図5を参照して説明する。
【0055】
本実施の形態に係る映像記録システムは、1台のTV受信機10−1と、複数台のレコーダ20とを有している。
【0056】
TV受信機10−1の構成は、第1の実施の形態に係る映像記録システムのTV受信機10とほぼ同じであるが、複数のAC出力部112とスイッチ113とを有している点で異なっている。また、複数台のレコーダ20は、それぞれ異なる種類のリモコン信号により制御されるように構成されている。そして、TV受信機10−1の記憶部109には、AC出力部112とそこに接続されたレコーダ20に対応するリモコン信号の種類との対応関係を示す対応情報が格納されている。TV受信機10−1の制御部101は、記憶部109に格納され他対応情報に基づき、ユーザI/F部110が受信したリモコン信号がどのレコーダ20に対するものなのか判断し、複数台のレコーダ20に対する電源制御を個別に行う。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る映像記録システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の映像記録システムに含まれる信号判別部の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の映像記録システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る映像記録システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る映像記録システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0058】
10 TV受信機
20 レコーダ
30 アンテナ
101 制御部
102 チューナ部
103 AVデコーダ部
104 表示部
105 映像入力部
106 信号判別部
107 連携I/F部
108 タイマー部
109 記憶部
110 ユーザI/F部
111 電源部
112 AC出力部
113 スイッチ
201 制御部
202 チューナ部
203 AVデコーダ部
204 AV出力部
205 連携I/F部
206 記憶部
207 ユーザI/F部
208 記録部
209 電源部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
TV受信機と該TV受信機に接続されるレコーダとを含む映像記録システムにおいて、
前記TV受信機は、前記レコーダへ電力を供給する電力供給手段と、前記レコーダ用のリモコン信号を受信する受信手段と、該受信手段により受信した前記リモコン信号に基づいて前記電力供給手段を制御するとともに前記レコーダに対する指令信号を生成する制御手段と、前記指令信号を前記レコーダへ供給するインタフェース手段とを有している
ことを特徴とする映像記録システム。
【請求項2】
前記リモコン信号が電源投入信号であるとき、前記制御手段は前記電力供給手段を制御して前記レコーダへの電力供給を開始し、その後、前記指令信号として電源投入を示す信号を前記レコーダへ供給することを特徴とする請求項1に記載の映像記録システム。
【請求項3】
前記TV受信機は、さらに、情報を格納する情報格納手段を有し、
前記制御手段は、前記リモコン信号が録画予約信号であるとき、当該録画予約信号に基づき録画予約情報を生成するとともに前記情報格納手段に格納し、当該情報格納手段に格納された前記録画予約情報に基づいて前記電力供給手段を制御しかつ前記指令信号を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の映像記録システム。
【請求項4】
前記制御手段が、前記録画予約情報に含まれる録画開始時刻に基づいて前記レコーダへの電力供給を開始し、録画終了時刻に基づいて前記電力供給を終了するように前記電力供給手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の映像記録システム。
【請求項5】
前記制御手段が、前記録画開始時刻よりも予め定められた時間だけ早い時刻に前記レコーダへの電力供給を開始するように前記電力供給手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の映像記録システム。
【請求項6】
前記制御手段が、前記録画終了時刻の後、所定の電源断条件を満たしているか否か判断し、前記電源断条件を満たしている場合に前記電力供給を終了するように前記電力供給手段を制御することを特徴とする請求項4または5に記載の映像記録システム。
【請求項7】
前記制御手段は、前記電源断条件の一つとして、前記レコーダから出力された映像信号が前記TV受信機に供給されているか判断することを特徴とする請求項6に記載の映像記録システム。
【請求項8】
前記電力供給手段として、複数の電力供給端子を有し、
前記リモコン信号の種類と前記複数の電力供給端子との対応関係を示す対応情報を前記情報格納手段に格納しておくことにより、
前記制御手段が、前記複数の電力供給端子に接続された複数のレコーダへの電力供給を個別制御するようにしたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の映像記録システム。
【請求項9】
レコーダへ電力を供給する電力供給手段と、
前記レコーダ用のリモコン信号を受信する受信手段と、
該受信手段により受信した前記リモコン信号に基づいて前記電力供給手段を制御するとともに前記レコーダに対する指令信号を生成する制御手段と、
前記指令信号を前記レコーダへ供給するインタフェース手段と、
を有していることを特徴とするTV受信機。
【請求項10】
前記リモコン信号が電源投入信号であるとき、前記制御手段は前記電力供給手段を制御して前記レコーダへの電力供給を開始し、その後、前記指令信号として電源投入を示す信号を前記レコーダへ供給することを特徴とする請求項9に記載のTV受信機。
【請求項11】
情報を格納する情報格納手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記リモコン信号が録画予約信号であるとき、当該録画予約信号に基づき録画予約情報を生成するとともに前記情報格納手段に格納し、当該情報格納手段に格納された前記録画予約情報に基づいて前記電力供給手段を制御しかつ前記指令信号を生成することを特徴とする請求項9又は10に記載のTV受信機。
【請求項12】
前記制御手段が、前記録画予約情報に含まれる録画開始時刻に基づいて前記レコーダへの電力供給を開始し、録画終了時刻に基づいて前記電力供給を終了するように前記電力供給手段を制御することを特徴とする請求項11に記載のTV受信機。
【請求項13】
前記制御手段が、前記録画開始時刻よりも予め定められた時間だけ早い時刻に前記レコーダへの電力供給を開始するように前記電力供給手段を制御することを特徴とする請求項12に記載のTV受信機。
【請求項14】
前記制御手段が、前記録画終了時刻の後、所定の電源断条件を満たしているか否か判断し、前記電源断条件を満たしている場合に前記電力供給を終了するように前記電力供給手段を制御することを特徴とする請求項12または13に記載のTV受信機。
【請求項15】
前記制御手段は、前記電源段条件の一つとして、前記レコーダから出力された映像信号が前記TV受信機に供給されているか判断することを特徴とする請求項14に記載のTV受信機。
【請求項16】
前記電力供給手段として、複数の電力供給端子を有し、
前記リモコン信号の種類と前記複数の電力供給端子との対応関係を示す対応情報を前記情報格納手段に格納しておくことにより、
前記制御手段が、前記複数の電力供給端子に接続された複数のレコーダへの電力供給を個別制御するようにしたことを特徴とする請求項9乃至15のいずれか一つに記載のTV受信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−98576(P2010−98576A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−268540(P2008−268540)
【出願日】平成20年10月17日(2008.10.17)
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】