説明

時刻のグローバル同期のための方法、システム、及び記憶媒体

【課題】時刻のグローバル同期のための方法を提供する。
【解決手段】ヒューマンマシンインタフェース(HMI)内に設けられた複数のグラフィカルディスプレイの間で時刻を同期させる方法が、記憶されているデータを複数のグラフィカルディスプレイに表示するステップと、HMI内で構成ツールを介してデータリフレッシュ構成パラメータを受け取るステップと、データリフレッシュ構成パラメータをメモリに記憶するステップと、を含む。本方法は更に、HMIにより、データリフレッシュ構成パラメータを含むデータリフレッシュメッセージを生成するステップと、データリフレッシュ構成パラメータに基づいて、複数のグラフィカルディスプレイの少なくとも一部分により、記憶されているデータの表示をリフレッシュするステップと、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の実施形態は、主に、データ表示に用いる複数のグラフィカルディスプレイに関し、特に、そのような複数のグラフィカルディスプレイに表示されるデータを同期させることに用いる方法、システム、及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
少なくとも幾つかの知られたシステムでは、ユーザがネットワーク上で標準的なウェブブラウザを用いて、制御可能部分を有するマシンのヒューマンマシンインタフェース(HMI)及び/又は制御ステータスを修正し、修正内容が遠隔ユーザに対してリアルタイムで表示されるようにすることが可能である。しかしながら、そのようなシステムでは、修正内容を遠隔ユーザに対して表示する際に用いる時刻同期パラメータを指定することができない。
【0003】
更に、少なくとも幾つかの知られたシステムは、ネットワークを介して、システム内の各ノードに時刻値を配布する。この配布は、マスタクロックに同期しており、マスタクロックは、マスタ時刻値を生成して各ノードに送信し、各ノードは、このマスタ時刻値を用いて、ノード内のスレーブクロックを同期させる。マスタクロックは、指定されたノード又はサーバであってよい。更に、少なくとも幾つかの知られたシステムでは、マスタクロックを用いてシステム全体の時刻を同期させることを試行し、マスタクロックによる同期が失敗した場合は、予備マスタクロックを用いて試行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2008/189637号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、そのようなシステムでは、修正内容を遠隔ユーザに対して表示する際に用いる時刻同期パラメータを指定することができない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様では、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)内に設けられた複数のグラフィカルディスプレイの間で時刻を同期させる方法を提供する。本方法は、記憶されているデータを複数のグラフィカルディスプレイに表示するステップと、HMI内で構成ツールを介してデータリフレッシュ構成パラメータを受け取るステップと、データリフレッシュ構成パラメータをメモリに記憶するステップと、を含む。本方法は更に、HMIにより、データリフレッシュ構成パラメータを含むデータリフレッシュメッセージを生成するステップと、データリフレッシュ構成パラメータに基づいて、複数のグラフィカルディスプレイの少なくとも一部分により、記憶されているデータの表示をリフレッシュするステップと、を含む。
【0007】
別の態様では、データを記憶するように構成されたメモリを有するサーバと、ネットワークを介してサーバと結合されたクライアントと、を含むシステムを提供する。クライアントは、複数のグラフィカルディスプレイを含むヒューマンマシンインタフェース(HMI)を表示するように構成されている。クライアントは、記憶されているデータを複数のグラフィカルディスプレイに表示することと、構成ツールインタフェースを介してデータリフレッシュ構成パラメータを受け取ることと、を行うように構成されている。クライアントは更に、データリフレッシュ構成パラメータを含むデータリフレッシュメッセージを生成することと、データリフレッシュメッセージを複数のグラフィカルディスプレイにブロードキャストすることと、を行うように構成されており、複数のグラフィカルディスプレイの少なくとも一部分は、データリフレッシュ構成パラメータに基づいて、記憶されているデータの表示をリフレッシュするように構成されている。
【0008】
別の態様では、複数のコンピュータ実行可能コンポーネントを有する、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体が、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)内の時刻を同期させるために提供される。この複数のコンピュータ実行可能コンポーネントは、少なくとも1つのプロセッサで実行された場合に、記憶されているデータを表示することを、その少なくとも1つのプロセッサに行わせる、複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントと、HMI内で構成ツールを介してデータリフレッシュ構成パラメータを受け取ることと、データリフレッシュ構成パラメータをメモリに記憶することとを、その少なくとも1つのプロセッサに行わせるグローバル時刻制御コンポーネントと、を含む。グローバル時刻制御コンポーネントは更に、データリフレッシュ構成パラメータを含むデータリフレッシュメッセージを生成することと、データリフレッシュメッセージを複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントにブロードキャストして、複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントの少なくとも一部分が、データリフレッシュ構成パラメータに基づいて、記憶されているデータの表示をリフレッシュするようにすることとを、その少なくとも1つのプロセッサに行わせる。
【0009】
本明細書に記載の実施形態は、以下の説明を添付図面と併せて参照することにより、よりよく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】一例示的システムの簡略化したブロック図である。
【図2】図1に示したシステムとともに使用可能な一例示的ヒューマンマシンインタフェース(HMI)の機能ブロック図である。
【図3】図2に示したHMIの、構成モードにおける部分的スクリーンショットである。
【図4】図2に示したHMIの、ランモードにおける部分的スクリーンショットである。
【図5】図2に示したHMIのユーザ又はオペレータからのデータリフレッシュ構成パラメータの受け取りに用いる一例示的構成ツールのスクリーンショットである。
【図6】図2に示したHMIの中の複数のグラフィカルディスプレイの間で時刻を同期させる一例示的方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書では、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)の複数のグラフィカルディスプレイの間で時刻を同期させることに用いる方法、システム、及びコンピュータ可読記憶媒体の例示的実施形態を記載する。本明細書に記載の実施形態は、複数のグラフィカルディスプレイに表示されるデータをリフレッシュすることを、各グラフィカルディスプレイに自動的に適用されるデータリフレッシュ構成パラメータに従って行うことを促進する。データリフレッシュ構成パラメータを用いることにより、顧客又は現場に固有の手段を用いずに複数のグラフィカルディスプレイの全体での同期化を簡略に実装することが容易になり、開発、実装、及びサービスのコスト低減につながる。
【0012】
本明細書に記載の方法、システム、及びコンピュータ可読記憶媒体の例示的な技術的効果として、次のうちの少なくとも1つが挙げられる。(a)グローバル時刻制御コンポーネントを用いて、且つ/又はコンピュータ実行可能命令を用いて(例えば、スクリプト記述を用いて)、データリフレッシュ構成パラメータを定義する。(b)データリフレッシュ構成パラメータに基づいてデータリフレッシュメッセージを生成する。(c)データリフレッシュメッセージに基づいて、複数のグラフィカルディスプレイに表示されているデータをリフレッシュする(例えば、自動的且つ周期的にリフレッシュする)。
【0013】
図1は、一例示的システム100の簡略化したブロック図である。本例示的実施形態では、システム100は、サーバ102と、サーバ102に接続された複数のクライアントサブシステム(クライアントとも呼ぶ)104とを含んでいる。一実施形態では、クライアント104は、ウェブブラウザ及び/又はクライアントソフトウェアアプリケーションを含むコンピュータであって、ネットワーク106(例えば、インターネット及び/又はイントラネット)経由でサーバ102にアクセス可能である。ネットワーク106は、任意の好適なタイプのネットワークであってよく、例えば、リフレクティブメモリネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ダイヤルイン接続、ケーブルモデム、無線モデム、及び/又は専用高速サービス総合ディジタル網(ISDN)回線であってよい。上述のように、クライアント104は、ネットワーク106との相互接続が可能な任意の機器であってよく、例えば、コンピュータ、ウェブ電話、個人用携帯情報端末(PDA)、又は他のウェブ接続可能機器であってよい。
【0014】
本例示的実施形態では、サーバ102は、プロセッサ108と、プロセッサ108と結合されたメモリ110とを含んでいる。メモリ110は、自動化データ及び/又は生産データのようなデータを記憶する。本例示的実施形態では、メモリ110はデータベースであって、このデータベースは、メモリ110において入力又は修正された各データのタイムスタンプ、及び/又は、自動化操作及び/又は生産操作に対応するイベントに関連する時刻を含んでいる。或いは、メモリ110は、任意の好適な記憶装置であってよく、限定ではなく例として、光ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、固体ドライブ、又は任意の好適なデータ記憶用メモリ装置であってよい。一実施形態では、いずれかのクライアント104にいる潜在的ユーザが、いずれかのクライアント104を通してサーバ102にログオンすることにより、メモリ110にアクセスする。別の実施形態では、メモリ110は、サーバ102から遠く離れて保管されており、分散していてよい。
【0015】
本例示的実施形態では、各クライアント104は、プロセッサ112と、プロセッサ112と結合されたメモリ114とを含んでいる。更に、各クライアント104は、プロセッサ112及びメモリ114と通信するヒューマンマシンインタフェース(HMI)116を含んでいる。HMI116は、クライアント104によって、ディスプレイ装置(図示せず)に表示される。実施形態によっては、メモリ114は、複数のコンピュータ実行可能コンポーネントを含んでおり、これには、複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントと、グローバル時刻制御コンポーネント(図1には示さず)とが含まれている。各コンポーネントは、後述の各操作をプロセッサ112に実行させる。
【0016】
更に、本明細書に図示及び記載される実施形態、並びに本明細書には特に記載されないが本発明の態様の範囲内である実施形態は、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)の複数のグラフィカルディスプレイの間で時刻を同期させることに用いる例示的手段を構成し、より具体的には、複数のグラフィカルディスプレイのそれぞれに共通のユーザ定義期間に基づいて、その複数のグラフィカルディスプレイに表示されるデータを同期させる例示的手段を構成する。例えば、サーバ102又はクライアント104、或いは、他の任意の同様のコンピュータ装置は、複数のグラフィカルディスプレイのそれぞれに共通のユーザ定義期間に基づいて、その複数のグラフィカルディスプレイに表示されるデータを同期させる例示的手段を構成するコンピュータ実行可能命令により、プログラム可能である。
【0017】
図2は、(図1に示した)システム100とともに使用可能な一例示的HMI116の機能ブロック図である。本例示的実施形態では、HMI116は、グローバル時刻制御コンポーネント202を含んでおり、このコンポーネントは、(後で詳述するが)構成ツール206を介してデータリフレッシュ構成パラメータ204を受け取る。更に、HMI116は、データリフレッシュ構成パラメータ204をメモリ114に記憶する。具体的には、HMI116は、(図1に示した)クライアント104のユーザ又はオペレータからコマンドを受け取った後に、データリフレッシュ構成パラメータ204をメモリ114に記憶する。実施形態によっては、HMI116は、データリフレッシュ構成パラメータのデフォルトセットをメモリ114に記憶している。したがって、そのような実施形態では、HMI116は、デフォルトのリフレッシュ構成パラメータを上書きすることにより、グローバル時刻制御コンポーネント202を介して受け取ったデータリフレッシュ構成パラメータ204を記憶する。更に、実施形態によっては、HMI116は、メモリ114において、以前に記憶されたデータリフレッシュ構成パラメータ204を繰り返し上書きするように構成されている。
【0018】
本例示的実施形態では、HMI116は更に、1つ以上のグラフィカルディスプレイ208を含んでおり、これらのグラフィカルディスプレイ208は、メモリ110からネットワーク106経由でデータを受け取り、このデータをユーザ可視オブジェクト(限定ではなく例として、チャート及び/又はグラフ)により表示する。実施形態によっては、グラフィカルディスプレイ208は、HMI116がクライアント104のユーザ又はオペレータからコマンドを受け取った場合のみ、メモリ110からデータを受け取る。別の実施形態では、グラフィカルディスプレイ208は、メモリ110からデータを自動的に(例えば、周期的に)受け取る。本例示的実施形態では、グラフィカルディスプレイ208は、(図1に示した)クライアント104からサーバ102に送られた要求に対する応答として、メモリ110からデータを受け取る。更に、本例示的実施形態では、グラフィカルディスプレイ208は、ユーザ可視オブジェクトにより表示されているデータを、データリフレッシュ構成パラメータ204に基づいてリフレッシュする。具体的には、クライアント104は、データリフレッシュ構成パラメータ204の少なくとも一部分を含むデータリフレッシュメッセージを生成する。HMI116は、このデータリフレッシュメッセージをグラフィカルディスプレイ208へ送る。グラフィカルディスプレイ208は、データリフレッシュメッセージに対する応答として、データリフレッシュメッセージに含まれるデータリフレッシュ構成パラメータ204に基づいて、ユーザ可視オブジェクトにより表示されているデータをリフレッシュする。
【0019】
実施形態によっては、HMI116は更に、ネットワーク106経由でメモリ110からデータを受け取る、1つ以上の非グラフィカルディスプレイ210を含んでいる。非グラフィカルディスプレイ210は、データ又はデータ操作結果を、グラフィカルディスプレイ208とは異なる形式で表示する。例えば、非グラフィカルディスプレイ210は、最大データ値又は最小データ値を表示する。したがって、実施形態によっては、非グラフィカルディスプレイ210は、表示されているデータ又は表示されている結果のリフレッシュを行わない。しかしながら、別の実施形態では、非グラフィカルディスプレイ210は、データリフレッシュ構成パラメータ204に基づいて、表示されているデータ又は表示されている結果のリフレッシュを行う。
【0020】
図3は、HMI116の、構成モードにおける部分的スクリーンショットである。本例示的実施形態では、HMI116は、メニューバー302を含んでおり、メニューバー302は、複数のメニュー識別子304を含んでおり、例えば、「ホーム」メニュー識別子306を含んでいる。(図1に示した)クライアント104のユーザ又はオペレータが特定のメニュー識別子304を選択すると、HMI116は、対応するリボンバー(例えば、「ホーム」リボンバー308)を表示する。「ホーム」リボンバー308は、複数のリボン部分310を含んでおり、例えば、「新規作成」部分312や「ワークスペース」部分314を含んでいる。「新規作成」部分312は、例えば、ユーザ又はオペレータが新規の(図2に示した)グラフィカルディスプレイ208を作成及び構成することを可能にする「新規グラフィカルディスプレイ」ボタン316や、ユーザ又はオペレータが新規の(図2に示した)非グラフィカルディスプレイ210を作成及び構成することを可能にする「新規非グラフィカルディスプレイ」ボタン318を含んでいる。「ワークスペース」部分314は、HMI116を後述のランモードに切り替える「ランに切り替える」ボタン320を含んでいる。
【0021】
図4は、HMI116の、ランモードにおける部分的スクリーンショットである。本例示的実施形態では、HMI116は、「履歴」リボンバー402を含んでおり、「履歴」リボンバー402は「グローバル時刻制御」部分404を含んでいる。「グローバル時刻制御」部分404は、「構成ツール」ボタン406を含んでおり、「構成ツール」ボタン406は、後述するように、(図2に示した)データリフレッシュ構成パラメータ204の受け取りに用いる(図2に示した)構成ツール206をHMI116に表示させる。更に、「グローバル時刻制御」部分404は、「開始時刻」部分408及び「終了時刻」部分410を含んでいる。「開始時刻」部分408に示される開始時刻から、「終了時刻」部分410に示される終了時刻までの間の期間は、(図2に示した)グラフィカルディスプレイ208が、(図1に示した)クライアント104のユーザ又はオペレータに対して表示するデータを(図1に示した)メモリ110から受け取る継続時間である。
【0022】
更に、本例示的実施形態では、「グローバル時刻制御」部分404は、複数のナビゲーション制御ボタン412を含んでおり、これには、「高速戻し」ボタン414、「低速戻し」ボタン416、「低速送り」ボタン418、及び「高速送り」ボタン420が含まれる。各ボタン414、416、418、及び420は、グラフィカルディスプレイ208に表示されるデータを、あらかじめ選択された時間量ずつ、戻したり進めたりする。実施形態によっては、クライアント104は、データのキャッシュをメモリ114内に生成する。具体的には、クライアント104は、サーバ102からデータを受け取り、このデータをメモリ114に記憶する。「低速送り」ボタン418及び/又は「高速送り」ボタン420が活性化されると、データは、メモリ114内のキャッシュから読み出され、グラフィカルディスプレイ208に表示される。本例示的実施形態では、ナビゲーション制御ボタン412は更に、データリフレッシュ構成パラメータ204をグラフィカルディスプレイ208に適用する「適用」ボタン422と、「再生/一時停止」ボタン424と、「終了時刻」部分410に現在日時を挿入する「現在時刻」ボタン426とを含んでいる。「再生/一時停止」ボタン424は、活性化されると、表示データを選択的に一時停止又は再生する。
【0023】
図5は、(図1に示した)クライアント104のユーザ又はオペレータからの(図2に示した)データリフレッシュ構成パラメータ204の受け取りに用いる、(図4に示した)「構成ツール」ボタン406によって活性化される構成ツール206のスクリーンショットである。別の実施形態では、データリフレッシュ構成パラメータ204は、クライアント104によって実行されるスクリプトにより入力される。更に別の実施形態では、このスクリプトは、サーバ102によって実行される。本例示的実施形態では、構成ツール206は「時刻定義」部分502を含んでおり、「時刻定義」部分502では、ユーザ又はオペレータが、開始時刻と、終了時刻又は所望期間の継続時間とを指定できる。具体的には、「時刻定義」部分502は、「開始時刻」フィールド504を含んでおり、このフィールドでは、ユーザ又はオペレータが所望期間の開始時刻を指定できる。「時刻定義」部分502は又、「終了時刻」フィールド506を含んでおり、このフィールドでは、ユーザ又はオペレータが所望期間の終了時刻を指定できる。「現在時刻」ボタン508を用いると、ユーザ又はオペレータは、「終了時刻」フィールド506に現在日時を挿入できる。或いは、ユーザ又はオペレータは、「継続時間」フィールド510において、所望期間の継続時間を指定してもよい。
【0024】
本例示的実施形態では、構成ツール206は更に、「頻度」フィールド514を有する「更新頻度」部分512を含んでおり、このフィールドでは、ユーザ又はオペレータは、(図2に示した)グラフィカルディスプレイ208が(図1に示した)メモリ110に新規データ又は追加データを要求する頻度を指定できる。
【0025】
更に、本例示的実施形態では、構成ツール206は、「スクロール速度」部分516を含んでおり、ここでは、ユーザ又はオペレータは、(ともに図4に示した)「低速戻し」ボタン416及び「低速送り」ボタン418とともに使用する低速スクロール速度を、「低速スクロール」フィールド518から指定できる。更に、「スクロール速度」部分516では、ユーザ又はオペレータは、(ともに図4に示した)「高速戻し」ボタン414及び「高速送り」ボタン420とともに使用する高速スクロール速度を、「高速スクロール」フィールド520から指定できる。パーセンテージ指定子522がマーキングされていれば、「低速スクロール」フィールド518及び「高速スクロール」フィールド520は、それぞれ、所望期間の継続時間のパーセンテージの形で定義される。一方、パーセンテージ指定子522がマーキングされていない場合は、ユーザ又はオペレータは、複数のラジオボタン524のいずれかを用いて、低速スクロール速度及び/又は高速スクロール速度を絶対値で指定できる。
【0026】
図6は、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)(例えば、(図2〜4に示した)HMI116)の(図2に示した)グラフィカルディスプレイ208のような、複数のグラフィカルディスプレイの間で時刻を同期させる一例示的方法を示すフローチャート600である。
【0027】
本例示的実施形態では、グラフィカルディスプレイ208は、(図1に示した)ネットワーク106経由で(図1に示した)メモリ110からデータを受け取り(602)、このデータを、ユーザ可視オブジェクト(限定ではなく例として、チャート及び/又はグラフなど)により表示する(604)。実施形態によっては、グラフィカルディスプレイ208は、HMI116が(図1に示した)クライアント104のユーザ又はオペレータからコマンドを受け取った場合のみ、メモリ110からデータを受け取る(602)。別の実施形態では、グラフィカルディスプレイ208は、メモリ110からデータを自動的に(例えば、周期的に)受け取る(602)。本例示的実施形態では、グラフィカルディスプレイ208は、(図1に示した)クライアント104からサーバ102に送られた要求に対する応答として、メモリ110からデータを受け取る(602)。
【0028】
更に、本例示的実施形態では、HMI116は、(図2に示した)データリフレッシュ構成パラメータ204を受け取る(606)。具体的には、HMI116は、(図2に示した)グローバル時刻制御コンポーネント202を含んでおり、このコンポーネントが、(図5に示した)構成ツール206を介してデータリフレッシュ構成パラメータ204を受け取る(606)。データリフレッシュ構成パラメータ204は、開始時刻と、終了時刻又は所望期間の継続時間とを含んでおり、それぞれが、(図5に示した)「時刻定義」部分502において、クライアント104のユーザ又はオペレータによって指定される。具体的には、「時刻定義」部分502は、(図5に示した)「開始時刻」フィールド504を含んでおり、このフィールドでは、ユーザ又はオペレータは所望期間の開始時刻を指定できる。「時刻定義」部分502は又、(図5に示した)「終了時刻」フィールド506を含んでおり、このフィールドでは、ユーザ又はオペレータは所望期間の終了時刻を指定できる。(図5に示した)「現在時刻」ボタン508を用いることにより、ユーザ又はオペレータは、「終了時刻」フィールド506に現在日時を挿入できる。或いは、ユーザ又はオペレータは、「継続時間」フィールド510において、所望期間の継続時間を指定してもよい。本例示的実施形態では、「開始時刻」フィールド504に入力された開始時刻、並びに「終了時刻」フィールド506に入力された終了時刻は、(図4に示した)「履歴」リボンバー402に反映される。具体的には、開始時刻及び終了時刻は、それぞれ(ともに図4に示した)「開始時刻」部分408及び「終了時刻」部分410に表示される。
【0029】
本例示的実施形態では、HMI116は更に、グラフィカルディスプレイ208がメモリ110に新規データ又は追加データを要求する頻度を、グローバル時刻制御コンポーネント202を介して受け取る(606)。この頻度は、(ともに図5に示した)「更新頻度」部分512の「頻度」フィールド514で指定される。HMI116は更に、(ともに図4に示した)「低速戻し」ボタン416及び「低速送り」ボタン418とともに使用する低速スクロール速度を、グローバル時刻制御コンポーネント202を介して受け取る(606)。更に、HMI116は、(ともに図4に示した)「高速戻し」ボタン414及び「高速送り」ボタン420とともに使用する高速スクロール速度を受け取る(606)。次に、HMI116は、データリフレッシュ構成パラメータ204を、(図1に示した)メモリ114に記憶する(608)。具体的には、HMI116は、クライアント104のユーザ又はオペレータからコマンドを受け取った後に、データリフレッシュ構成パラメータ204をメモリ114に記憶する(608)。実施形態によっては、HMI116は、デフォルトのリフレッシュ構成パラメータを上書きすることにより、グローバル時刻制御コンポーネント202を介して受け取ったデータリフレッシュ構成パラメータ204を記憶する(608)。更に、実施形態によっては、HMI116は、メモリ114において、以前に記憶されたデータリフレッシュ構成パラメータ204を繰り返し上書きするように構成されている。
【0030】
更に、本例示的実施形態では、HMI116は、データリフレッシュ構成パラメータ204の少なくとも一部分を含むデータリフレッシュメッセージを生成する(610)。HMI116は、このデータリフレッシュメッセージをグラフィカルディスプレイ208へ送る。グラフィカルディスプレイ208は、データリフレッシュメッセージに対する応答として、データリフレッシュメッセージに含まれるデータリフレッシュ構成パラメータ204に基づいて、ユーザ可視オブジェクトにより表示されているデータをリフレッシュする(612)。グラフィカルディスプレイ208は、データリフレッシュメッセージに含まれるデータリフレッシュ構成パラメータ204に基づいて、且つ、指定されたリフレッシュ頻度で、ユーザ可視オブジェクトにより表示されるデータをリフレッシュし続ける(612)。しかしながら、グラフィカルディスプレイ208は、「低速送り」ボタン418及び/又は「高速送り」ボタン420とともに使用される場合に、所望期間の終了時刻において、ユーザ可視オブジェクトにより表示されているデータのリフレッシュを停止する。
【0031】
実施形態によっては、クライアント104は、データのキャッシュをメモリ114内に生成する。具体的には、クライアント104は、メモリ110からデータを受け取り、このデータをメモリ114に記憶する。「低速送り」ボタン418及び/又は「高速送り」ボタン420が活性化されると、グラフィカルディスプレイ208に表示されるデータは、メモリ114内のキャッシュから取得される。
【0032】
更に、実施形態によっては、グラフィカルディスプレイ208は、それぞれが個別の(即ち、デフォルトの)リフレッシュ頻度を含む。そのような実施形態では、各グラフィカルディスプレイ208は、ユーザ可視オブジェクトにより表示されるデータを、デフォルトのリフレッシュ頻度に基づいてリフレッシュする。HMI116は、タイムアウト又は他の好適なイベントを検出し、データリフレッシュ構成パラメータ204の少なくとも一部分を含むデータリフレッシュメッセージを生成する(610)。次に、HMI116は、このデータリフレッシュメッセージをグラフィカルディスプレイ208へ送る。グラフィカルディスプレイ208は、データリフレッシュメッセージに対する応答として、データリフレッシュメッセージに含まれるデータリフレッシュ構成パラメータ204に基づいて、ユーザ可視オブジェクトにより表示されているデータをリフレッシュする(612)。
【0033】
ヒューマンマシンインタフェース(HMI)の複数のグラフィカルディスプレイの間で時刻を同期させることに用いる方法、システム、及びコンピュータ可読記憶媒体の例示的実施形態を詳述してきた。本方法、本システム、及び本コンピュータ可読記憶媒体は、本明細書に記載の特定実施形態に限定されるものではなく、むしろ、本方法の各操作、及び/又は、本システム及び/又は装置の各構成要素は、本明細書に記載の、他の操作及び/又は構成要素とは独立且つ別個に利用してよい。更に、本明細書に記載の各操作及び/又は各構成要素は、他のシステム、方法、及び/又は装置の形で定義されてよく、或いは、他のシステム、方法、及び/又は装置との組み合わせとして使用されてよく、本明細書に記載のシステム、方法、及び記憶媒体のみを用いて実践することに限定されない。
【0034】
本明細書に記載されているようなサーバ、コンピュータ、又はクライアントは、少なくとも1つのプロセッサ又は処理装置と、システムメモリとを含む。これらのサーバ、コンピュータ、又はクライアントは、典型的には、少なくとも何らかの形式のコンピュータ可読媒体を有する。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体としては、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体が挙げられる。コンピュータ記憶媒体としては、コンピュータ可読命令、データ構造体、プログラムモジュール、又は他のデータのような情報を記憶する任意の方法又は技術において実装される、揮発性又は不揮発性、リムーバブル又は非リムーバブルの媒体が挙げられる。通信媒体は、典型的には、コンピュータ可読命令、データ構造体、プログラムモジュール、又は他のデータを、搬送波などの変調データ信号又は他の搬送メカニズムの形に具体化したものであって、任意の情報配信媒体が含まれる。変調データ信号は、当業者にはよく知られており、その特性の1つ以上が、情報を信号にエンコードするように、設定されたり変更されたりする。上記のものを任意に組み合わせたものも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。
【0035】
本発明を、一例示的コンピュータシステム環境との関連で説明したが、本発明の実施形態は、他の様々な汎用(又は専用)コンピュータシステム環境(又は構成)でも動作可能である。コンピュータシステム環境は、本発明のいかなる態様の使用又は機能性の範囲についても、限定を示唆するものでは全くない。更に、コンピュータシステム環境は、例示的動作環境内に示されたいかなる構成要素又はいかなる構成要素の組み合わせに関しても、何らかの依存性又は要件を有するものと解釈されてはならない。本発明の諸態様との使用に好適と考えられる、よく知られたコンピュータシステム、環境、及び/又は構成としては、限定ではなく例として、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、プログラマブルオートメーションコントローラ(PAC)、パーソナルコンピュータ、サーバコントローラ、ハンドヘルド又はラップトップ機器、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースシステム、セットトップボックス、プログラマブル家庭用電子機器、携帯電話、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、これらのシステム又は機器を任意に含む分散コンピューティング環境などが挙げられる。
【0036】
本発明の実施形態は、1つ以上のコンピュータ又は他の機器によって実行されるコンピュータ実行可能命令(例えば、プログラムコンポーネント又はモジュール)という一般的な文脈で記載可能である。本発明の諸態様は、任意の数及び編成のコンポーネント又はモジュールにより実装可能である。例えば、本発明の諸態様は、図面で示され、本明細書に記載された、特定のコンピュータ実行可能命令又は特定のコンポーネント又はモジュールに限定されない。本発明の別の実施形態は、本明細書において図示及び記載された機能性より多いか少ない機能性を有する、別のコンピュータ実行可能命令又はコンポーネントを含んでよい。
【0037】
本明細書において図示及び記載された本発明の実施形態における操作の実行又は実施の順序は、特に断らない限り、必須ではない。即ち、特に断らない限り、操作はどのような順序で実施してもよく、本発明の実施形態は、本明細書に開示の実施形態より操作が多くても少なくてもよい。例えば、ある特定の操作を、別の操作の前に、又は別の操作と同時に、又は別の操作の後に実行又は実施することは、本発明の諸態様の範囲に含まれるものとする。
【0038】
実施形態によっては、「プロセッサ」という用語は、主に、任意のプログラマブルシステムを意味しており、これには、システム及びマイクロコントローラ、縮小命令セット回路(RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理回路、及び他の任意の、本明細書に記載の機能を実行できる回路又はプロセッサが含まれる。上述の例は、例示的であるに過ぎず、したがって、プロセッサという用語の定義及び/又は意味をいかなる形でも限定するものではない。
【0039】
実施形態によっては、「データベース」という用語は、主に、任意のデータ集合体を意味しており、これには、階層型データベース、リレーショナルデータベース、フラットファイルデータベース、オブジェクトリレーショナルデータベース、オブジェクト指向データベース、及び他の任意の、コンピュータシステムに記憶されているレコード又はデータの構造化された集合体が含まれる。上述の例は、例示的であるに過ぎず、したがって、データベースという用語の定義及び/又は意味をいかなる形でも限定するものではない。データベースの一例として、Proficy(登録商標) Historianがある(Proficy(登録商標)は、GE Fanuc Automation Americas, Inc.(バージニア州シャーロッツヴィル)の登録商標である)。データベースの、別の限定ではない例として、Oracle(登録商標) Database、MySQL、IBM(登録商標) DB2、Microsoft(登録商標) SQL Server、Sybase(登録商標)、及びPostgreSQLがある。しかしながら、本明細書に記載のシステム及び方法を可能にするものであれば、どのようなデータベースでも使用可能である。(Oracleは、Oracle Corporation(カリフォルニア州レッドウッドショアーズ)の登録商標である。IBMは、International Business Machines Corporation(ニューヨーク州アーモンク)の登録商標である。Microsoftは、Microsoft Corporation(ワシントン州レドモンド)の登録商標である。Sybaseは、Sybase(カリフォルニア州ダブリン)の登録商標である。)
本発明の諸態様又は実施形態の各要素を紹介する場合、冠詞「a」、「an」、「the」、及び「said」は、その要素が1つ以上あることを意味するものとする。「comprising(備える)」、「including(含む)」、及び「有する」という語句は、包含的であって、列挙された要素以外の要素が存在してもよいことを意味するものとする。
【0040】
本明細書は、実施例を用いることにより、最良の形態を含めて本発明を開示するものであり、更には、何らかの装置又はシステムを作成及び使用すること、並びに何らかの組み込まれた方法を実施することを含めて、当業者が本発明を実践することを可能にするものである。本発明の特許性の範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が思いつく他の実施例を含みうる。他のそのような実施例は、それらが、特許請求の範囲の文字言語から逸脱しない構造要素を含む場合、又は、それらが、特許請求の範囲の文字言語との実質的でない相違がある等価な構造要素を含む場合には、特許請求の範囲の範囲内に含まれるものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒューマンマシンインタフェース(HMI)内に設けられた複数のグラフィカルディスプレイの間で時刻を同期させる方法であって、
記憶されているデータを前記複数のグラフィカルディスプレイに表示するステップと、
前記HMI内で構成ツールを介してデータリフレッシュ構成パラメータを受け取るステップと、
前記データリフレッシュ構成パラメータをメモリに記憶するステップと、
前記HMIにより、前記データリフレッシュ構成パラメータを含むデータリフレッシュメッセージを生成するステップと、
前記データリフレッシュ構成パラメータに基づいて、前記複数のグラフィカルディスプレイの少なくとも一部分により、前記記憶されているデータの表示をリフレッシュするステップと、
を備える方法。
【請求項2】
前記記憶されているデータを、前記HMIにより、サーバからネットワーク経由で受け取るステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
データリフレッシュ構成パラメータを受け取る前記ステップは、データリフレッシュ頻度と、所望期間の開始時刻とを受け取るステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
データリフレッシュ構成パラメータを受け取る前記ステップは更に、前記所望期間の終了時刻を受け取るステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
データリフレッシュ構成パラメータを受け取る前記ステップは更に、前記所望期間の継続時間を受け取るステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1つのナビゲーション制御ボタンを用いてナビゲーションコマンドを受け取るステップと、
前記データリフレッシュ構成パラメータ及び前記ナビゲーションコマンドに基づいて、前記複数のグラフィカルディスプレイの少なくとも一部分により、前記記憶されているデータの表示をリフレッシュするステップと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
データを記憶するように構成されたメモリを備えるサーバと、
ネットワークを介して前記サーバと結合されたクライアントと、を備え、前記クライアントは、複数のグラフィカルディスプレイを備えるヒューマンマシンインタフェース(HMI)を表示するように構成されており、前記クライアントは、
前記記憶されているデータを前記複数のグラフィカルディスプレイに表示することと、
構成ツールインタフェースを介してデータリフレッシュ構成パラメータを受け取ることと、
前記データリフレッシュ構成パラメータを含むデータリフレッシュメッセージを生成することと、
前記データリフレッシュメッセージを前記複数のグラフィカルディスプレイにブロードキャストすることと、を行うように構成されており、前記複数のグラフィカルディスプレイの少なくとも一部分は、前記データリフレッシュ構成パラメータに基づいて、前記記憶されているデータの表示をリフレッシュするように構成されている、
システム。
【請求項8】
前記データリフレッシュ構成パラメータは、データリフレッシュ頻度と、所望期間の開始時刻とを含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記データリフレッシュ構成パラメータは、前記所望期間の終了時刻を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記データリフレッシュ構成パラメータは、前記所望期間の継続時間を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記データリフレッシュ構成パラメータは、スクロール速度を含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項12】
前記クライアントは更にメモリを備え、前記HMIは更に、前記データリフレッシュ構成パラメータを前記メモリに記憶するように構成されている、請求項7に記載のシステム。
【請求項13】
前記クライアントは、前記データリフレッシュメッセージに基づいて、前記記憶されているデータの表示を選択的にリフレッシュし、前記データリフレッシュメッセージを無視するように構成されている、請求項7に記載のシステム。
【請求項14】
前記HMIは更に、複数のナビゲーション制御ボタンを備えるグローバル時刻制御表示を備え、前記クライアントは更に、選択的に、前記記憶されているデータの表示を進めたり、前記記憶されているデータの表示を戻したりするように構成されている、請求項7に記載のシステム。
【請求項15】
ヒューマンマシンインタフェース(HMI)内の時刻を同期させるための複数のコンピュータ実行可能コンポーネントを有する、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体であって、前記複数のコンピュータ実行可能コンポーネントは、
少なくとも1つのプロセッサで実行された場合に、記憶されているデータを表示することを前記少なくとも1つのプロセッサに行わせる、複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントと、
前記少なくとも1つのプロセッサで実行された場合に、
前記HMI内で構成ツールを介してデータリフレッシュ構成パラメータを受け取ることと、
前記データリフレッシュ構成パラメータをメモリに記憶することと、
前記データリフレッシュ構成パラメータを含むデータリフレッシュメッセージを生成することと、
前記データリフレッシュメッセージを前記複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントにブロードキャストして、前記複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントの少なくとも一部分が、前記データリフレッシュ構成パラメータに基づいて、前記記憶されているデータの表示をリフレッシュするようにすることと、を前記少なくとも1つのプロセッサに行わせるグローバル時刻制御コンポーネントと、を含む、
1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
前記複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントは、ネットワークを介してサーバから、前記記憶されているデータを受け取る、請求項15に記載の1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
前記グローバル時刻制御コンポーネントは、データリフレッシュ頻度と、所望期間の開始時刻とを受け取る、請求項15に記載の1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
前記グローバル時刻制御コンポーネントは、前記所望期間の終了時刻を受け取る、請求項17に記載の1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
前記グローバル時刻制御コンポーネントは、前記所望期間の継続時間を受け取る、請求項17に記載の1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
前記グローバル時刻制御コンポーネントは、
少なくとも1つのナビゲーション制御ボタンを用いてナビゲーションコマンドを受け取り、
前記データリフレッシュメッセージを前記複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントにブロードキャストして、前記複数のグラフィカルディスプレイコンポーネントの少なくとも一部分が、前記データリフレッシュ構成パラメータ及び前記ナビゲーションコマンドに基づいて、前記記憶されているデータの表示をリフレッシュするようにする、
請求項15に記載の1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2013−518325(P2013−518325A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−550158(P2012−550158)
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【国際出願番号】PCT/US2011/022084
【国際公開番号】WO2011/091271
【国際公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【出願人】(512153108)ジーイー・インテリジェント・プラットフォームズ・インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】