説明

暖房システム及び車両

【課題】従来、アイドリングストップ時には、エンジン廃熱の代替熱源として前記電気温風ヒータを用いて温風を発生して車室内の暖房を行っていたので、電力を大量に消費してバッテリーが上がる恐れがあり、バッテリー上がりを避けるため、温風暖房を短時間しか継続できなかった。
【解決手段】アイドリングストップ時には、エンジン廃熱による暖房を停止しても、車両の内装材に配設された発熱手段4が発熱して、熱伝導と輻射熱の少なくとも一つにより乗員の身体を直接暖房して乗員の体感温度を維持する。そのため、上述の先行技術のような温風による間接暖房と比べて直接、身体を暖めるので低消費電力で長時間暖房が可能となり、バッテリー上がりの心配がない。そして、アイドリングストップによる排ガスの抑制や燃費向上の効果が保たれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、暖房システム及び車両に関し、特に、車両状態に基づいてエンジンの停止条件が成立すると自動的にエンジンを停止させる暖房システム及びこの暖房システムを搭載した車両に関する。
【背景技術】
【0002】
アイドリングストップ車両では、アイドリングストップ時にはエンジンが停止するため、エンジン廃熱を利用した車室内の温風暖房ができなくなる。そのため、アイドリングストップ車両用の暖房システムは、エンジン廃熱を用いない別に電気温風ヒータを備え、アイドリングストップ時には、エンジン廃熱の代替熱源として前記電気温風ヒータを用いて温風を発生して車室内の暖房を行っていた(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−160515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、アイドリングストップ時に電気温風ヒータで車室内を暖房すると、例えば、4人乗りの普通乗用車で外気温0℃だと、少なくとも4kWの電力が必要となり、アイドリング時間が長引くと、電力を大量に消費してバッテリーが上がる恐れがある。そのため、バッテリー上がりを避けるため、温風暖房を短時間しか継続できなかった。また、温風暖房で消費した電力分を蓄電するためにはエンジンを作動させなくてはならず、アイドリングストップによる排ガスの抑制や燃費向上の効果が低減するといった課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、アイドリングストップ時に低消費電力で長時間暖房が可能なアイドリングストップ車両用の暖房装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明の暖房システムは、車両状態に基づいてエンジンの停止条件が成立するか否かを判定するアイドリングストップ判定手段と、エンジン廃熱を利用して車室内の温風暖房を行う空調装置と、前記車両の内装材に乗員に対向して配設され熱伝導と輻射熱の少なくとも一つにより乗員を直接暖房する発熱手段と、前記判定手段からの出力信号に基づき自動的に前記エンジンを停止させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記アイドリングストップ判定手段によりエンジンの停止条件が不成立と判定された場合は前記空調装置により暖房を行い、前記アイドリングストップ判定手段によりエンジンの停止条件が成立すると判定された場合は前記空調装置による暖房を停止し、かつ、前記発熱手段の発熱量を変更することを特徴としたものである。
【0007】
ここで、前記発熱手段は、車両の座席に配設されたシートヒータ、前記車両のステアリングホイールに配設されたステアリングヒータ、前記車両の床面に配設されたフロアヒータ、前記車両のインパネ足元に配設された足元輻射ヒータ、前記車両の天井に配設された天井輻射ヒータの少なくとも一つである。
【発明の効果】
【0008】
上記構成により、アイドリングストップ時には、エンジン廃熱による暖房を停止しても、車両の内装材に配設された発熱手段が発熱して、熱伝導と輻射熱の少なくとも一つにより乗員の身体を直接暖房して乗員の体感温度を維持する。そのため、上述の先行技術のような温風による間接暖房と比べて直接、身体を暖めるので低消費電力で長時間暖房が可能となり、バッテリー上がりの心配がない。そして、アイドリングストップによる排ガスの抑制や燃費向上の効果が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるアイドリングストップ車両用の暖房システムの構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態におけるアイドリングストップ車両の空調装置3と発熱手段4の制御フロー図
【図3】車室内の室温Taと発熱手段4の設定温度Toとの関係を示す特性図
【図4】室温Taと補正値ΔTとの関係を示す特性図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の暖房システムは、車両状態に基づいてエンジンの停止条件が成立するか否かを判定するアイドリングストップ判定手段と、エンジン廃熱を利用して車室内の温風暖房を行う空調装置と、前記車両の内装材に乗員に対向して配設され熱伝導と輻射熱の少なくとも一つにより乗員を直接暖房する発熱手段と、前記判定手段からの出力信号に基づき自動的に前記エンジンを停止させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記アイドリングストップ判定手段によりエンジンの停止条件が不成立と判定された場合は前記空調装置により暖房を行い、前記アイドリングストップ判定手段によりエンジンの停止条件が成立すると判定された場合は前記空調装置による暖房を停止し、かつ、前記発熱手段の発熱量を変更することを特徴としたものである。そして、アイドリングストップ時には、エンジン廃熱による温風暖房を停止しても、車両の内装材に配設された発熱手段が発熱して、熱伝導と輻射熱の少なくとも一つにより乗員の身体を直接暖房して乗員の体感温度を維持する。そのため、上述の先行技術のような温風による間接暖房と比べて直接、身体を暖めるので低消費電力で長時間暖房が可能となり、バッテリー上がりの心配がない。そして、アイドリングストップによる排ガスの抑制や燃費向上の効果が保たれる。
【0011】
また、暖房システムは、車室内の温度を検出する室温センサを備え、制御手段は前記室温センサの出力信号に基づき発熱手段の発熱量を制御するようにしてもかまわない。アイドリングストップ時にエンジン廃熱による温風暖房を停止すると車室内温度が徐々に低下するが、上記構成により、室温低下に応じて発熱手段の発熱量を増加することにより、乗員の体感温度を維持できる。
【0012】
また、暖房システムが乗員を検出する乗員センサを備え、制御手段は、前記乗員センサが検出した乗員に対向する発熱手段を制御するようにしてもかまわない。車室内に存在する乗員に対向した発熱手段のみ制御して、不要な発熱を行わないので、さらなる省エネを図ることができ、アイドリングストップによる排ガスの抑制や燃費向上の効果が保たれる。
【0013】
また、上記発熱手段は、例えば、車両の座席に配設されたシートヒータ、前記車両のステアリングホイールに配設されたステアリングヒータ、前記車両の床面に配設されたフロアヒータ、前記車両のインパネ足元に配設された足元輻射ヒータ、前記車両の天井に配設された天井輻射ヒータの少なくとも一つである。これにより、シートヒータ、ステアリングヒータ、フロアヒータは乗員の身体の少なくとも一部と接触して熱伝導により乗員を直接暖房し、足元輻射ヒータ、天井輻射ヒータは輻射熱によりそれぞれ乗員の足元や上半身を直接暖房するので、暖房に必要な電力が少なくて済み、低消費電力で長時間暖房が可能
であり、バッテリー上がりの心配がない。特に、ステアリングヒータや足元輻射ヒータは、それぞれ手や足などの冷えやすい人体の末梢部位を暖めるので、先行技術のような温風暖房に比べて暖房感が向上する。また、先行技術のような温風暖房は頭部に気流感を与えて不快な場合があるが、天井輻射ヒータは輻射熱により気流感のないマイルドな暖房が可能で快適性が向上する上、窓ガラスから頭部や肩への冷輻射を緩和させるので、頭部や肩の暖房感が向上する。
【0014】
また、上記暖房システムは典型的にはアイドリングストップ車両に搭載される。
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるアイドリングストップ車両(以下、単に車両という)用の暖房システムの構成を示すブロックである。図1において、暖房システムは、車両に搭載され、車両状態に基づいてエンジン1の停止条件が成立するか否かを判定するアイドリングストップ判定手段2と、エンジン廃熱を利用して車室内の温風暖房を行う空調装置3と、本車両の内装材に乗員に対向して配設され熱伝導と輻射熱の少なくとも一つにより乗員を直接暖房する発熱手段4と、アイドリングストップ判定手段2からの出力信号に基づき自動的にエンジン1を停止させる制御手段5と、車室内温度を検出する室温センサ6と、座席での乗員の有無を検出する乗員センサ7を備えている。
【0017】
アイドリングストップ判定手段2は、例えば、ブレーキ踏力と車速などの情報からエンジン1の停止条件が成立するか否かを判定する。すなわち、ブレーキ踏力が予め定められたブレーキ踏力設定値以上であり、かつ、車速が予め定められた車速設定値以下の場合はエンジン1の停止条件が成立すると判定し、それ以外の場合はエンジン1の停止条件がしないと判定する。
【0018】
発熱手段4は、座席に配設されたシートヒータ4a、ステアリングホイールに配設されたステアリングヒータ4b、床面に配設されたフロアヒータ4c、インパネ足元や後席足元に配設された足元輻射ヒータ4d、座席の乗員の頭部上方の天井に対向して配設された天井輻射ヒータ4eの少なくとも一つを備えている。
【0019】
上記構成による作用を図2を用いて説明する。図2は本実施の形態における暖房システムの空調装置3と発熱手段4の制御フロー図である。例えば、冬季に車両を運転走行中に空調装置3を作動させて暖房を行っている場合を想定する。図2より、走行中は、ブレーキ踏力と車速などの情報からアイドリングストップ判定手段2によりエンジン1の停止条件が成立しないと判定されるので、ステップST1→ST2→ST3の制御フローに従い、空調装置3によりエンジン廃熱を利用して温風暖房が行われる。そして、アイドリングストップ判定手段2によりエンジン1の停止条件が成立しないと判定される限り、ステップST1→ST2→ST3の制御フローにより空調装置3による温風暖房が行われる。
【0020】
次に、例えば、交差点の信号に基づき停止する際に、ブレーキを踏んでブレーキ踏力が設定値以上となり、かつ、車速が予め定められた車速設定値以下となった場合は、ステップST1でアイドリングストップ判定手段2によりエンジン1の停止条件が成立すると判定されて、ステップST4で制御手段5によりエンジン1が停止され、空調装置3による暖房が停止され、発熱手段4により熱伝導と輻射熱の少なくとも一つにより乗員が直接暖房される。そして、アイドリングストップ判定手段2によりエンジン1の停止条件が成立すると判定される限り、ステップST1→ST4の制御フローにより発熱手段4による乗員への直接暖房が継続される。
【0021】
信号待ちから走行開始する際は、ブレーキ動作からアクセル動作に移行するため、ブレーキ踏力が設定値より小さくなるため、ステップST1でアイドリングストップ判定手段2によりエンジン1の停止条件が成立しない判定されて、ステップST2→ST5の制御フローによりエンジンが作動される。そして、走行中は、上述したステップST1→ST2→ST3の制御フローにより空調装置3による温風暖房が行われる。
【0022】
ここで、発熱手段4による乗員への直接暖房について図3を用いて説明する。図3は車室内の室温Taと発熱手段4の設定温度Toとの関係を示す特性図である。図3より、Taが低いほどToが大きくなるようになっている。これによりアイドリングストップにより空調装置3の温風暖房が停止して、徐々にTaが低下しても、Taに応じてToを高くするので、直接暖房による暖房能力が高めることができる。
【0023】
また、シートヒータ4a、ステアリングヒータ4b、フロアヒータ4cは乗員の身体の少なくとも一部と接触して熱伝導により乗員を直接暖房し、足元輻射ヒータ4d、天井輻射ヒータ4eは輻射熱によりそれぞれ乗員の足元や上半身を直接暖房するので、暖房に必要な電力が少なくて済み、低消費電力で長時間暖房が可能であり、バッテリー上がりの心配がない。
【0024】
また、乗員センサ7が検出した乗員に対向する発熱手段4のみを制御する。すなわち、例えば、4人乗りの車両でシートヒータ4aを各座席に配設し、各座席に圧力センサからなる乗員センサ7を配設した構成の場合、乗員センサ7により乗員が居ると判定した座席のシートヒータ4aのみを作動させ、不在の座席ではシートヒータ4aを作動させない。これにより、不要な電力を使用しないので省エネを図ることができる。
【0025】
尚、厳冬期など外気温が低い場合は、走行中に空調装置3と発熱手段4を併用できる構成としてもよい。この場合、アイドリングストップ判定手段2によりエンジン1の停止条件が成立すると判定された場合は、制御手段5によりエンジン1と空調装置3が停止され、発熱手段4は継続して作動される。そして、発熱手段4は、エンジン1の停止条件が成立すると判定される前の設定温度をT1とすると、エンジン1の停止条件が成立すると判定された後は、T1に室温Taに応じた補正値ΔTを加算した補正設定温度に基づき制御される。図4に室温Taと補正値ΔTとの関係を示す特性図を示す。図4に示したように、Taが低いほどΔTが大きくなるようになっている。これによりアイドリングストップにより空調装置3の温風暖房が停止して、徐々にTaが低下しても、Taに応じてToを高くするので、直接暖房による暖房能力が高めることができる。さらに、外気温Toutが低いほど窓ガラスやボディ壁面からの熱損失が増加するので、図4に示したように、外気温Toutが低いほどΔTを大きくして、発熱手段4の暖房能力を増やす構成としてもよい。
【0026】
上記作用により、アイドリングストップ時に、エンジン廃熱による温風暖房を停止しても、車両の内装材に配設された発熱手段4が発熱して、熱伝導と輻射熱の少なくとも一つにより乗員の身体を直接暖房して乗員の体感温度を維持する。そのため、上述の先行技術のような温風による間接暖房と比べて直接、身体を暖めるので低消費電力で長時間暖房が可能となり、バッテリー上がりの心配がない。そして、アイドリングストップによる排ガスの抑制や燃費向上の効果が保たれる。
【0027】
また、アイドリングストップ時にエンジン廃熱による温風暖房を停止すると車室内温度が徐々に低下するが、上記作用により、室温低下に応じて発熱手段4の発熱量を増加することにより、乗員の体感温度を維持できる。
【0028】
また、制御手段5は、乗員センサ7が検出した乗員に対向する発熱手段4を制御するもので、車室内に存在する乗員に対向した発熱手段4のみ制御して、不要な発熱を行わないので、さらなる省エネを図ることができ、アイドリングストップによる排ガスの抑制や燃費向上の効果が保たれる。
【0029】
さらに、シートヒータ4a、ステアリングヒータ4b、フロアヒータ4cは乗員の身体の少なくとも一部と接触して熱伝導により乗員を直接暖房し、足元輻射ヒータ4d、天井輻射ヒータ4eは輻射熱によりそれぞれ乗員の足元や上半身を直接暖房するので、暖房に必要な電力が少なくて済み、低消費電力で長時間暖房が可能であり、バッテリー上がりの心配がない。特に、ステアリングヒータ4bや足元輻射ヒータ4dは、それぞれ手や足などの冷えやすい人体の末梢部位を暖めるので、先行技術のような温風暖房に比べて暖房感が向上する。また、先行技術のような温風暖房は頭部に気流感を与えて不快な場合があるが、天井輻射ヒータ4eは輻射熱により気流感のないマイルドな暖房が可能で快適性が向上する上、窓ガラスから頭部や肩への冷輻射を緩和させるので、頭部や肩の暖房感が向上する。
【産業上の利用可能性】
【0030】
以上のように、本発明にかかるアイドリングストップ車両用の暖房システムは、アイドリングストップ時に低消費電力で暖房が可能となり、ガソリン車やディーゼル車、LPG車などの内燃機関車両のアイドリングストップへの適用のみならず、ハイブリッド車などの省エネ暖房にも適用可能である。
【符号の説明】
【0031】
1 エンジン
2 アイドリングストップ判定手段
3 空調装置
4 発熱手段
4a シートヒータ
4b ステアリングヒータ
4c フロアヒータ
4d 足元輻射ヒータ
4e 天井輻射ヒータ
5 制御手段
6 室温センサ
7 乗員センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両状態に基づいてエンジンの停止条件が成立するか否かを判定するアイドリングストップ判定手段と、エンジン廃熱を利用して車室内の温風暖房を行う空調装置と、前記車両の内装材に乗員に対向して配設され熱伝導と輻射熱の少なくとも一つにより乗員を直接暖房する発熱手段と、前記アイドリングストップ判定手段からの出力信号に基づき自動的に前記エンジンを停止させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記アイドリングストップ判定手段によりエンジンの停止条件が不成立と判定された場合は前記空調装置により暖房を行い、前記アイドリングストップ判定手段によりエンジンの停止条件が成立すると判定された場合は前記空調装置による暖房を停止し、かつ、前記発熱手段の発熱量を変更することを特徴としたアイドリングストップ車両用の暖房システム。
【請求項2】
車室内の温度を検出する室温センサを備え、制御手段は、前記室温センサの出力信号に基づき発熱手段の発熱量を制御する請求項1記載のアイドリングストップ車両用の暖房システム。
【請求項3】
乗員を検出する乗員センサを備え、制御手段は、前記乗員センサが検出した乗員に対向する発熱手段を制御する請求項1または2記載のアイドリングストップ車両用の暖房システム。
【請求項4】
前記発熱手段は、車両の座席に配設されたシートヒータ、前記車両のステアリングホイールに配設されたステアリングヒータ、前記車両の床面に配設されたフロアヒータ、前記車両のインパネ足元に配設された足元輻射ヒータ、前記車両の天井に配設された天井輻射ヒータの少なくとも一つである請求項1〜3のいずれか一項記載のアイドリングストップ車両用の暖房システム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の暖房システムを搭載した車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−183969(P2012−183969A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−49814(P2011−49814)
【出願日】平成23年3月8日(2011.3.8)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】