説明

有機顔料の調製方法

本発明は、有機顔料を水性溶剤または鉱酸中に溶解するかまたは分散させ、この溶液または分散液から有機顔料を結晶変性剤の存在下で結晶させ、引続き有機顔料を固体として単離することにより、有機顔料を調製する方法に関し、この場合、前記の結晶変性剤は、少なくとも1つのヒドロキシアリールスルホン酸および/または少なくとも1つのヒドロキシジアリールスルホン化合物と1〜6個のC原子を有する少なくとも1つの脂肪族アルデヒド、場合によっては尿素および場合によってはアルカリ金属亜硫酸塩とからなる、スルホネート基を有する縮合生成物またはこの種の縮合生成物の混合物である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒドロキシアリールスルホン酸またはヒドロキシジアリールスルホン化合物を基礎とする、スルホネート基を有する縮合生成物を使用して有機顔料を調製する方法、こうして得られた有機顔料それ自体ならびに有機顔料を調製するための結晶変性剤としての縮合生成物の使用に関する。"スルホネート基"は、以下、(酸性)スルホン酸基−SO3Hならびにその塩−SO3M(M=金属、アンモニウム)である。
【0002】
有機顔料は、合成の際にしばしば極めて不均一な粒度分布を有する粗大な結晶形で生じる。従って、使用に適した彩色的に価値の高い顔料形への変換のために、粗製顔料は、通常、調製に掛けられる。
【0003】
この目的のためには、粗製顔料の微粉砕および引続く有機溶剤中での微粉砕物の再結晶は、公知であるか、或いは微粉砕は、湿式微粉砕として水性懸濁液中で高速運転する攪拌機ボールミル中で実施される。記載された方法を用いた場合には、実際に、一部分で著しく時間を費やしながら、粒子の微粉砕、ひいては顔料の彩色特性の改善が達成されるが、しかし、得られた顔料の粒度は、制御するのが困難であり、顔料は、しばしば一連の用途、例えばラッカー用着色剤およびインキジェット用インキ中の着色剤としては広すぎる粒度分布を有するので不十分である。
【0004】
WO 02/00643の記載から、キノフタロン粗製顔料を調製する方法は、公知であり、この場合合成の際に生じる粗製顔料は、微粉砕助剤の不在下で微粉砕に掛けられ、得られた微粉砕物は、引続きキノフタロン誘導体の存在下で有機溶剤中または有機溶剤と水との混合物中で結晶させることができる。誘導体としては、例えばキノフタロン顔料のスルホン酸誘導体が挙げられる。
【0005】
WO 2004/048482の記載から、有機顔料を調製する方法は、公知であり、この場合顔料は、濃硫酸中に溶解され、この硫酸溶液は、結晶変性剤としてのナフタリンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物の存在下で水と混合される。この場合、結晶変性剤は、硫酸顔料溶液に添加されるか、或いはこの硫酸顔料溶液中で1−ナフタリンスルホン酸および2−ナフタリンスルホン酸とホルムアルデヒドとの反応によってその場で製造される。
【0006】
本発明の課題は、極めて良好な彩色特性を有する顔料を生じる有機顔料を調製するためのさらに好ましい方法を提供することである。
【0007】
この課題は、有機顔料を水性溶剤または鉱酸中に溶解するかまたは分散させ、この溶液または分散液から有機顔料を結晶変性剤の存在下で結晶させ、引続き有機顔料を固体として単離することにより、有機顔料を調製する(仕上げ加工する)方法によって解決され、この方法は、前記の結晶変性剤が少なくとも1つのヒドロキシアリールスルホン酸および/または少なくとも1つのヒドロキシジアリールスルホン化合物と1〜6個のC原子を有する少なくとも1つの脂肪族アルデヒド、場合によっては尿素および場合によってはアルカリ金属亜硫酸塩とからなる、スルホネート基を有する縮合生成物またはこの種の縮合生成物の混合物であることによって特徴付けられる。
【0008】
本発明の範囲内での結晶化(Kristallisieren)または晶出(Kristallisieren lassen)は、顔料の溶液からの固体としての顔料の沈殿であるだけでなく、顔料の部分的な再結晶を生じる、顔料の調製("仕上げ加工")でもある。
【0009】
結晶変性剤は、1つ以上の種々のヒドロキシアリールスルホン酸と1〜6個のC原子を有する1つ以上の種々の脂肪族アルデヒドとからなる縮合生成物であることができる。一般に、存在するヒドロキシアリール単位1モル当たり脂肪族アルデヒド0.25〜4モルが縮合される。尿素を共用する場合には、この尿素は、一般に存在するヒドロキシアリール単位1モル当たり尿素0.25〜4モルの量で使用される。ヒドロキシアリールスルホン酸と共に、1つ以上の種々のヒドロキシジアリールスルホン化合物は、縮合生成物中に縮合導入されて存在していてよい。更に、縮合生成物の製造は、アルカリ金属亜硫酸塩、特に亜硫酸ナトリウムの存在下で実施されてよく、この場合さらにスルホネート基は、ヒドロキシアリールスルホン酸によって導入されたスルホネート基に加えて縮合生成物中に導入される。
【0010】
結晶変性剤は、1つ以上の種々のヒドロキシジアリールスルホン化合物と1〜6個のC原子を有する1つ以上の種々の脂肪族アルデヒドとアルカリ金属亜硫酸塩、特に亜硫酸ナトリウムからなる縮合生成物であることができる。この場合、スルホネート基は、アルカリ金属スルホネート基として縮合生成物中に導入される。一般に、ヒドロキシジアリールスルホン化合物は、ヒドロキシジアリールスルホン化合物1モル当たり脂肪族アルデヒド0.5〜5モルおよびアルカリ金属亜硫酸塩0.4〜2モルと反応される。
【0011】
本発明により使用される結晶変性剤の製造に使用されてよい適当なヒドロキシアリールスルホン酸は、例えばヒドロキシフェニルスルホン酸またはヒドロキシナフチルスルホン酸である。前記のヒドロキシアリールスルホン酸は、多数のヒドロキシ基を有していてもよい。好ましいヒドロキシアリールスルホン酸は、フェノールスルホン酸である。
【0012】
本発明により使用される縮合生成物の製造に使用されてよい適当なヒドロキシジアリールスルホン化合物は、例えばジヒドロキシジフェニルスルホンまたは全体のポリヒドロキシジフェニルスルホンならびにジヒドロキシジナフチルスルホンまたは全体のポリヒドロキシジナフチルスルホンである。好ましいヒドロキシジアリールスルホン化合物は、ジヒドロキシジフェニルスルホン(DHDPS)である。
【0013】
一般に、ヒドロキシアリールスルホン酸およびヒドロキシジアリールスルホン酸は、相応するヒドロキシアリール化合物、例えばナフトール、フェノールまたはポリフェノールを濃硫酸または発煙硫酸でスルホン化することによって製造される。この場合には、一般にヒドロキシアリールスルホン酸とヒドロキシジアリールスルホンとからなる混合物が生じる。
【0014】
本発明による方法の1つの好ましい実施態様において、フェノールを濃硫酸、20〜65質量%のSO3含量を有する発煙硫酸または硫酸と発煙硫酸とからなる混合物、この場合SO3として計算した全体の硫酸とフェノールとのモル比は、0.7:1〜1.5:1であるものとし、と反応させ、フェノールスルホン酸、ジヒドロキシジフェニルスルホンおよび硫酸を含有する混合物に変えるか、或いは個々の成分を混合することによって相応する混合物を製造し、引続き40〜90℃で存在するフェノール単位1モルを1〜6C原子を有する脂肪族アルデヒド、特にホルムアルデヒド0.5〜4モルおよび場合によっては尿素0.25〜4モルと縮合させることにより得られる結晶変性剤は、使用される。
【0015】
更に、好ましい実施態様において、ジヒドロキシジフェニルスルホンをジヒドロキシジフェニルスルホン1モル当たり1〜6個のC原子を有する脂肪族アルデヒド、特にホルムアルデヒド0.5〜5モルおよび亜硫酸ナトリウム0.4〜2モルと90〜180℃の温度で反応させることにより得られる結晶変性剤は、使用される。
【0016】
前記の縮合生成物からなる混合物が使用されてもよい。
【0017】
縮合生成物は、一般に結晶抑制剤として作用する。
【0018】
得られた溶液から、スルホネート基を含有する縮合生成物は、例えば縮合生成物が溶解されていない、水と混合可能な液体を添加することによる縮合生成物の沈殿によるか、或いは液状反応媒体の蒸発、例えば噴霧乾燥により、単離されることができる。
【0019】
調製のための本発明による方法において、有機顔料は、水性溶剤中または鉱酸中に溶解されるかまたは分散され、この溶液または分散液から結晶変性剤の存在下で結晶させることができる。本発明による方法の実施態様において、顔料は、濃硫酸中に溶解され、この溶液を水性希釈剤と混合することによって結晶させることができる。この場合、結晶変性剤は、顔料の硫酸溶液中に含有されていてもよいし、水性希釈剤中に含有されていてもよい。前記方法の変法において、混合は、硫酸の顔料溶液と水性希釈剤とを混合ノズルにより一緒にすることによって行なわれる。この場合、水性希釈剤は、一般に結晶変性剤を含有いてよい水である。結晶化は、硫酸の顔料溶液を水、特に氷水中に注入することによって行なうこともできる。
【0020】
一般に、濃硫酸中の顔料の濃度は、1〜30質量%である。結晶変性剤は、一般に顔料に対して0.1〜30質量%の量で存在する。水性希釈剤の容量は、一般に硫酸の顔料溶液の容量の1〜12倍である。
【0021】
この実施態様の1つの変法において、結晶変性剤は、顔料の硫酸溶液中でその場で製造される。そのために、縮合剤の個々の成分は、硫酸の顔料溶液中に搬入され、縮合させることができる。
【0022】
この実施態様のもう1つの変法において、結晶化後に結晶された有機顔料は、界面活性剤の存在下で熟成させることができる。界面活性剤は、一般に水溶液として、既に水性希釈剤に添加されることができるかまたは結晶化工程後に顔料懸濁液に添加されることができる。結晶化された有機顔料の熟成は、一般に顔料懸濁液の攪拌によって一般に40〜100℃の温度で0.5〜5時間に亘って行なうことができる。この場合、小さな顔料粒子の負担でよりいっそう大きな顔料粒子の成長および/または顔料粒子の結晶表面の平滑化/完全治癒が生じる。界面活性剤の存在下で作業されるので、このプロセスは、既に比較的僅かな硫酸含量および比較的低い温度を有する硫酸の水性顔料懸濁液中で行なわれ、例えばこれら硫酸含量および温度は、硫酸の顔料溶液と水性希釈剤との混合後に存在する。
【0023】
適当な界面活性剤は、次に記載された陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤および両性界面活性剤である。
【0024】
本発明による方法のもう1つの実施態様において、顔料は、希釈された硫酸水溶液中に分散され、結晶変性剤の存在下で膨潤される。膨潤前に顔料を結晶変性剤と一緒に、例えば攪拌機ボールミル中で微粉砕することは、好ましい。顔料を結晶変性剤および界面活性剤、殊に合成樹脂および/または天然樹脂、例えばコロホニウム、水素化されたか、部分水素化されたか、不均化されたか、寸法決定されたか、または重合されたコロホニウムと一緒に膨潤前に微粉砕することは、特に好ましい。この膨潤によって、小さな顔料粒子の負担でよりいっそう大きな顔料粒子の成長および/または顔料粒子の結晶表面の平滑化/完全治癒が生じる。適当な希釈された硫酸は、一般に50〜85質量、有利に60〜85質量の濃度を有する。結晶変性剤の存在下で希釈された硫酸水溶液中での顔料は、一般に15〜90℃の温度で一般に0.5〜24時間に亘って膨潤する。最適な膨潤条件は、それぞれの顔料種のために前試験で調査することができる。引続き、なお水で希釈される。このために、一般に硫酸の顔料分散液には、2〜6倍の水が添加される。引続き、一般になお0.5〜2時間、後攪拌される。
【0025】
顔料の膨潤は、後処理工程として、特に沈殿の前記方法により水性希釈剤を用いて得られた、固体として単離された顔料を用いて実施されてもよい。
【0026】
本発明による方法のもう1つの実施態様において、例えば沈殿によって得られた顔料は、水中に分散され、結晶変性剤ならびに顔料の溶解度を高める添加剤の存在下で結晶化される。一般に、溶解度を高める添加剤として有機溶剤が添加される。適当な有機溶剤は、例えばキシレン、グリコール、アルコール、THF、アセトン、NMP、DMFおよびニトロベンゼンである。前記の有機溶剤は、水性顔料懸濁液に対して一般に0.1〜50質量%の量で添加される。この場合、結晶変性剤の量は、一般に水性顔料懸濁液(有機溶剤なし)に対して0.1〜30質量%である。一般に、懸濁液は、有機溶剤の存在下で15℃ないし沸騰温度の範囲内で攪拌され、その後に有機溶剤は、留去される。選択可能な方法の場合には、本方法は、溶剤なしに高められた圧力下で実施されてもよい。この場合、結晶変性剤によって制御された、顔料粒子の結晶成長は、オストワルド熟成によって行なわれる。前記工程は、後処理工程として、例えば沈殿の前記方法により水性希釈剤を用いて得られた、固体として単離された顔料を用いて実施されてもよい。
【0027】
全ての場合に、結晶変性剤の存在下で結晶化された顔料は、引続き水性懸濁液の濾過によって固体として単離される。
【0028】
前記実施態様の1つの変法において、濃硫酸中の顔料の溶液は、製造され、特に混合ノズルを用いて水と混合される。前記懸濁液は、一般に15〜90℃の範囲内の温度で0.5〜8時間に亘って攪拌され、顔料は、濾別され、特に水で洗浄される。得られた顔料は、水中に懸濁され、結晶変性剤および溶解度を高める添加剤の存在下で結晶させることができる。適当な分散剤は、例えばスルホン酸基含有顔料誘導体、例えば銅フタロシアニンスルホン酸である。
【0029】
本発明による方法により調製されることができる適当な顔料は、例えばアゾ顔料、アゾメチン顔料、メチン顔料、アントラキノン顔料、フタロシアニン顔料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、ジケトピロロピロール顔料、チオインジゴ顔料、チアジンイオンジゴ顔料、ジオキサジン顔料、イミノイソインドリン顔料、イミノイソインドリノン顔料、キナクリドン顔料、フラバントレン顔料、インダントロン顔料、アントラピリミジン顔料およびキノフタロン顔料である。好ましい顔料は、フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、インダントロン、キナフタロン、ジオキサジンおよびジケトピロールであり、特に好ましいのは、フタロシアニン、ペリレンおよびインダントロンである。
【0030】
ペリレンの中で好ましいのは、タイプCl.(カラーインデックス番号)ピグメントレッド179の顔料である。この顔料は、種々の方法により製造されることができる。即ち、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミドは、メチル化試薬でメチル化され、Cl.(カラーインデックス番号)ピグメントレッド179に変わるか、或いはペリレンテトラカルボン酸無水物は、メチルアミンと縮合され、Cl.(カラーインデックス番号)ピグメントレッド179に変わる。このCl.(カラーインデックス番号)ピグメントレッド179は、有利に使用される。しかし、前記の2つの方法により製造された顔料の混合物が使用されてもよい。前記方法により製造された顔料誘導体またはその混合物が使用されてもよい。
【0031】
本発明により使用される結晶変性剤は、結晶化中に一般に顔料懸濁液に対して0.1〜30質量%、有利に0.3〜25質量%、特に有利に1〜22質量%の量で存在する。若干の場合には、それと共に他の結晶変性剤、分散剤、界面活性剤または特殊なポリマーを使用することが有利である。更に、結晶変性剤の例は、イミダゾールメチル顔料スルホン酸またはピラゾールメチルキナクリドン顔料スルホン酸である。適当な界面活性剤の例は、陰イオン界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホネートまたはアルキル基ナフタリンスルホネートまたはアルキルスルホスクシネート、陽イオン界面活性剤、例えば第四級アンモニウム塩、例えばベンジルトリブチルアンモニウムクロリド、または非イオン界面活性剤または両性界面活性剤、例えばポリオキシエチレン界面活性剤およびアルキルベタインまたはアミドプロピルベタインである。
【0032】
適当な特殊なポリマーは、例えばマレイン酸の単独重合体および共重合体、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンまたはセルロース誘導体である。
【0033】
更に、調製工程を継続させることができる。即ち、特に固体として単離された顔料は、顔料相乗剤と混合される。この顔料相乗剤は、一般に有機顔料のスルホネート基またはカーボネート基を含有する誘導体またはその塩、または先に記載された顔料の塩基性誘導体である。好ましくは、顔料相乗剤は、相乗剤と混合される、顔料の誘導体である。一般に、顔料相乗剤は、完成した顔料調製物に対して0.1〜15質量%、有利に0.5〜10質量%の量で使用される。
【0034】
調製された顔料の平均粒度は、一般に10〜400nm、有利に20〜200nmの範囲内にある。
【0035】
本発明による方法により調製された顔料は、顔料微粒子の表面上に結晶変性剤を含有することができる。従って、本発明により使用される結晶変性剤での顔料微粒子の表面的な被覆を有する有機顔料からなる粒子を含有する顔料調剤も対象である。この顔料調剤は、既に記載された顔料相乗剤と共に他の添加剤を、一般に15質量%までの量で含有することができる。更に、添加剤は、例えば湿潤剤、界面活性剤、消泡剤、酸化防止剤、UV吸収剤、安定化剤、可塑剤および組織形成助剤である。前記添加剤は、既に仕上げ工程中に添加されてよい。
【0036】
顔料調剤は、天然材料および合成材料の着色および被覆に使用される。
【0037】
本発明を以下の実施例につき詳説する。
【実施例】
【0038】
本発明による顔料調剤を水性ラッカー系中で試験する。
【0039】
そのために、最初に水希釈可能なポリウレタン樹脂を基礎とする水性調色ペースト(Wasserabtoenpaste)が製造される。WO−A−92/15405の実施例1.3中に記載されたポリウレタン樹脂分散液100g、顔料調剤30gおよび水50gは、懸濁され、ジメチルエタノールアミンで8のpHに調節され、ボールミル(1.0〜1.6mmのSAZパールでの荷重[SAZ=Silizium/Aluminium/Zirkoniumoxid珪素/アルミニウム/酸化ジルコニウム])中で4時間微粉砕される。
【0040】
第2の工程で前記水性調色ペースト34g(顔料に対して15質量%)は、ポリウレタン樹脂(WO−A−92/15405の実施例3に記載された)を基礎とする混合ラッカー225gに添加される。水7.5gの添加後、アミノエタノールでpH値は、8に調節される。得られた懸濁液は、15分間、プロペラミキサーで1000rpmで攪拌される。
【0041】
製造された水性基礎ラッカーを基礎にしてメタリックラッカーは、製造され、噴霧によって塗布される。
【0042】
実施例1
結晶変性剤K1の製造
結晶変性剤K1の製造をドイツ連邦共和国特許出願公開第10140551号明細書の実施例2の記載により行なう。
【0043】
圧力反応器内に、室温で、脱イオン水1300kgを、60質量%水溶液としての工業用ジヒドロキシジフェニルスルホン(約85質量%の4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、約15質量%の2,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホンならびに少量のp−フェノールスルホン酸を含有する)4100kg(9.5kmol)と一緒に装入し、そしてホルムアルデヒド30質量%水溶液1155kg(11.5kmol)ならびに固体の亜硫酸ナトリウム800kg(3kmol)を供給する。水酸化ナトリウム20質量%水溶液を少しだけ添加することによって、反応混合物のpH値を8〜8.5に調節する。引続き、この圧力反応器を閉鎖し、そしてこの反応混合物を撹拌しながら115℃に加熱する。この温度で間もなく、反応が開始した。この場合、この反応混合物の温度は150〜160℃に上昇し、かつ圧力反応器内の圧力は4〜5バール(過圧)に上昇する。外部加熱により、この反応混合物の温度を160℃に維持する。この反応混合物を160℃で3時間に亘って撹拌した後に、この反応混合物を室温に冷却し、これと硫酸水素ナトリウム400kgとを混合する。得られた溶液は、固体含有率が約46質量%である。
【0044】
実施例2
ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸−N,N’−ジメチルジイミド140部(カラーインデックス番号ピグメントレッド179)を硫酸2576部(96%で)中に溶解し、25℃に温度調節する。引続き、この顔料調剤を水10000部中のK1 45.4質量%の溶液56.4部の25℃の温かい溶液を有する酸から次の沈殿パラメーターを有するY字形ノズル(反応体流のための0.5mmの孔)を用いてノズル沈殿によって沈殿させる:水の供給量400g/分、顔料溶液の供給量100g/分。この顔料を濾過し、洗浄し、および乾燥させる。
【0045】
水希釈可能なポリウレタン樹脂を基礎とする水性ラッカー系中で黄色がかった赤色の色調を有する濃色の透明なラッカー塗膜を供給する顔料調剤が得られる。このメタリックラッカー塗膜は、濃色で輝きを有している。
【0046】
実施例3
実施例2からの顔料調剤50部を欧州特許出願公開第0636666号明細書A2の記載により製造されたスルホン酸基含有ペリレン化合物2.5部(欧州特許出願公開第0636666号明細書A2の第7頁、第27行の誘導体(b2))と一緒に微粉砕する。この顔料調剤を含有するメタリック塗装は、実施例2よりもさらに透明であり、黄色である。
【0047】
実施例4
実施例2からの顔料調剤50部をスルホン酸基含有ペリレン化合物3.75部(欧州特許第0486531号明細書B1の実施例3の記載により製造された)と一緒に微粉砕する。この顔料調剤のメタリック塗装は、実施例2よりもさらに透明であり、黄色である。
【0048】
実施例5
ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸−N,N’−ジメチルジイミド140部(カラーインデックス番号ピグメントレッド179)およびK1の45.4質量%の溶液61.7部を96質量%の硫酸2576部中に溶解し、25℃に温度調節する。引続き、この顔料調剤を25℃の温かい水を有する硫酸溶液から次の供給量でY字形混合ノズル(反応体流のための0.5mmの孔)を用いてノズル沈殿によって沈殿させる:水400g/分、酸中の顔料溶液100g/分。60℃の温度を有する沈殿懸濁液が得られる。この顔料調剤を吸引漏斗により濾過し、100μS(洗浄水の導電率)になるまで洗浄し、乾燥箱中で80℃で真空下に乾燥させ、および微粉砕する。
【0049】
水希釈可能なポリウレタン樹脂を基礎とする水性ラッカー系中で黄色がかった赤色の色調を有する濃色の透明なラッカー塗膜を供給する顔料調剤が得られる。このメタリックラッカー塗膜は、濃色で輝きを有している。
【0050】
実施例6
実施例5からの顔料調剤1 50部をスルホン酸基含有ペリレン化合物3.75部(欧州特許第0486531号明細書B1の実施例3の記載により製造された)と一緒に微粉砕する。この顔料調剤のメタリックラッカー塗膜は、なお実施例5に記載されたメタリックラッカー塗膜よりも透明であり、および黄色を有している。
【0051】
実施例7
顔料調剤4の懸濁液1000部にβ−ナフトールエトキシレート2.56部(Lugalvan BNO 12、BASF AG)を添加し、60℃で5時間攪拌する。その後に、この顔料調剤を吸引漏斗により濾過し、100μS(洗浄水の導電率)になるまで洗浄し、乾燥箱中で80℃で真空下に乾燥させ、および微粉砕する。
【0052】
この顔料調剤50部をスルホン酸基含有ペリレン化合物3.75部(欧州特許第0486531号明細書B1の実施例3の記載により製造された)と一緒に微粉砕する。メタリックラッカー塗膜の透明度が高く、色調が黄色がかった赤色である場合に、水希釈可能なポリウレタン樹脂を基礎とする水性ラッカー系は、実施例6からの顔料調剤よりも低い粘度を有する。
【0053】
実施例8
ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸−N,N’−ジメチルジイミド28.5部(カラーインデックス番号ピグメントレッド179)をK1の45.4質量%の溶液6.2部と一緒に96質量%の硫酸600部中に5〜8℃で溶解する。この溶液を前記温度で3時間攪拌し、次に徐々に氷水5リットル中に搬入する。30分間の後攪拌後、吸引漏斗を介して吸い取り、水で中和するまで洗浄し、空気循環箱中で乾燥し、および微粉砕する。
【0054】
水希釈可能なポリウレタン樹脂を基礎とする水性ラッカー系中で黄色がかった赤色の色調を有する濃色の透明なラッカー塗膜を供給する顔料調剤が得られる。このメタリックラッカー塗膜は、濃色で輝きを有している。
【0055】
実施例9
実施例8からの顔料調剤100部をスルホン酸基含有ペリレン化合物5部(欧州特許第0486531号明細書B1の実施例3の記載により製造された)と一緒に微粉砕する。
【0056】
高い透明度を有する調剤が得られ、この調剤は、実施例8に記載された顔料調剤よりも明らかに黄色がかった色調を水性メタリックラッカー中で有する。
【0057】
実施例10
公知技術水準によりボールミル中で80℃で30時間微粉砕されたペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸−N,N’−ジメチルジイミド50部(カラーインデックス番号ピグメントレッド179)をK1の44質量%の溶液11.4部と一緒に77質量%の硫酸500部中に50℃で16時間膨潤させる。このバッチ量を氷水2 lで希釈し、30分間、後攪拌し、濾過し、中和するまで洗浄し、およびスルホン酸基含有ペリレン化合物3.75部(欧州特許第0486531号明細書B1の実施例3の記載により製造した)と一緒に微粉砕する。
【0058】
この調剤は、結晶抑制剤なしに製造された相応する調剤よりも明らかに高い透明度および黄色の色調を有する。
【0059】
実施例11
ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸−N,N’−ジメチルジイミド95.9部(カラーインデックス番号ピグメントレッド179)を乾燥したK1 59部と一緒に公知技術水準により硬球1.5kg(直径25mm)を装備した0.75 lの二重ジャケット容器中で50℃で50時間微粉砕する。引続き、乾燥した微粉砕した生成物30gを76質量%の硫酸300g中で室温で16時間膨潤させる。このバッチ量を氷水2 lで希釈し、30分間、後攪拌し、濾過し、中和するまで洗浄し、およびスルホン酸基含有ペリレン化合物3.75部(欧州特許第0486531号明細書B1の実施例3の記載により製造した)と一緒に微粉砕する。
【0060】
この調剤は、結晶抑制剤なしに製造された相応する調剤よりも明らかに高い透明度および黄色の色調を有する。
【0061】
実施例12
ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸−N,N’−ジメチルジイミド80g(カラーインデックス番号ピグメントレッド179、式No.71130)、樹脂10g(Dertopol(登録商標)、DRT)および乾燥したK1 4.2gを、硬球1.5kg(直径25mm)を装備した0.75 lの二重ジャケット容器中で50℃で50時間振動ミル上で微粉砕する。引続き、乾燥した微粉砕した生成物30gを76質量%の硫酸300g中で室温で16時間膨潤させる。このバッチ量を氷水2 lで希釈し、30分間、後攪拌し、濾過し、中和するまで洗浄し、およびスルホン酸基含有ペリレン化合物3.75部(欧州特許第0486531号明細書B1の実施例3の記載により製造した)と一緒に微粉砕する。
【0062】
実施例12からの顔料調剤は、実施例11からの顔料調剤よりも高い透明度ならびに濃黄色および濃彩色の色調を有する。更に、この実施例12からの顔料調剤は、優れたレオロジー特性で水希釈可能なラッカー系中でよりいっそう簡単に分散可能である。実施例12からの顔料は、高い透明のために特にメタリックラッカーの顔料着色に適している。
【0063】
実施例13
96質量%の硫酸987g中のインダントロンP.B.60 80gからの溶液を2時間攪拌し、その際に25℃に温度調節する。この溶液をK1の0.3質量%の水溶液と、K1溶液2.5部対顔料溶液1部の比で混合ノズルにより衝突させる。この場合、温度は、60℃に上昇する。引続き、なお60℃で30分間、後攪拌する。この懸濁液を濾過し、脱イオン水で100μS未満になるまで洗浄し、次に乾燥箱中で80℃で真空下に乾燥させる。引続き、コーヒーミル中で20秒間、最高の回転数で微粉砕する。生じる顔料は、高い透明度および良好なフロップ挙動(Flopverhalten)、即ち僅かな視角に依存する色調のシフトを有する。
【0064】
実施例14
実施例12と同様に製造された顔料溶液を水2.5部と混合ノズルにより衝突させる。この場合、温度は、60℃に上昇する。引続き、なお60℃で30分間、後攪拌する。この懸濁液を濾過し、フィルターケーキを脱イオン水で100μS未満になるまで洗浄する。引続き、このフィルターケーキを再び脱イオン水中で攪拌し、顔料に対してK1 10質量%を添加する。この懸濁液を二重ジャケット反応器中に注入し、1時間で60℃に加熱する。前記温度でp−キシレン20gを添加し、2時間攪拌する。引続き、100℃でキシレンを留去する。
【0065】
次に、この懸濁液を濾別し、吸引濾過されたケーキを僅かな水で洗浄し、80℃で真空乾燥箱中で乾燥させる。この顔料は、高い透明度および高い彩度を有する。
【0066】
実施例15
実施例12と同様に製造された顔料溶液の場合、Cuフタロシアニン4gを添加する。次に、この溶液を水2.5部と混合ノズルにより衝突させる。この場合、温度は、60℃に上昇する。引続き、なお60℃で30分間、後攪拌する。この懸濁液を濾過し、フィルターケーキを脱イオン水で100μS未満になるまで洗浄する。引続き、このフィルターケーキを再び脱イオン水中で攪拌し、顔料に対してK1 10質量%を添加する。この懸濁液を二重ジャケット反応器中に注入し、1時間で60℃に加熱する。前記温度でp−キシレン20gを添加し、2時間攪拌する。引続き、100℃でキシレンを留去する。
【0067】
次に、この懸濁液を濾別し、吸引濾過されたケーキを僅かな水で洗浄し、80℃で真空乾燥箱中で乾燥させる。この顔料は、高い透明度および高い彩度を有する。
【0068】
実施例16
結晶変性剤K2の製造
結晶変性剤K2をドイツ連邦共和国特許出願公開第10140551号明細書の実施例1の記載により製造する。60℃に温められたフェノール40kmolに1時間で24質量%のSO3含量を有する発煙硫酸40kmolを添加する。得られた混合物を160℃に加熱し、この温度で4時間攪拌する。引続き、80℃に冷却させ、68質量%の溶液としての尿素25kmolを攪拌混入し、その後に1.5時間で30質量%の溶液としてのホルムアルデヒド40kmolを供給する。引続き、得られた混合物に50質量%の水溶液の形のNaOH約34kmolを添加し、この場合4.5のpH値を生じる。
【0069】
ジヒドロキシジフェニルスルホンの含量は、乾燥重量に対して10質量%である。
【0070】
実施例17
ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸−N,N’−ジメチルジイミド140部(カラーインデックス番号ピグメントレッド179)およびK2 40部(35質量%の溶液として)を96質量%の硫酸2576部中に溶解し、25℃に温度調節する。引続き、この顔料調剤を25℃の温かい水を有する硫酸溶液から次の供給量でY字形混合ノズル(反応体流のための0.5mmの孔)を用いてノズル沈殿によって沈殿させる:水400g/分、酸中の顔料溶液100g/分。60℃の温度を有する沈殿懸濁液が得られる。この顔料調剤を吸引漏斗を介して濾過し、水で洗浄し、乾燥箱中で80℃で真空下に乾燥させ、引続き微粉砕する。
【0071】
実施例18
実施例16からの顔料調剤50部を欧州特許第0486531号明細書B1の実施例3により製造されたスルホン酸基を含有するペリレン化合物3.75部と一緒に微粉砕する。水希釈可能なポリウレタン樹脂を基礎とする水性ラッカー系中で黄色がかった赤色の色調を有する濃色の透明なラッカー塗膜を供給する顔料調剤が得られる。このメタリックラッカー塗膜は、濃色で輝きを有している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機顔料を水性溶剤または鉱酸中に溶解するかまたは分散させ、この溶液または分散液から有機顔料を結晶変性剤の存在下で結晶させ、引続き有機顔料を固体として単離することにより、有機顔料を調製する方法において、前記の結晶変性剤が少なくとも1つのヒドロキシアリールスルホン酸および/または少なくとも1つのヒドロキシジアリールスルホン化合物と1〜6個のC原子を有する少なくとも1つの脂肪族アルデヒド、場合によっては尿素および場合によってはアルカリ金属亜硫酸塩とからなる、スルホネート基を有する縮合生成物またはこの種の縮合生成物の混合物であることを特徴とする、有機顔料を調製する方法。
【請求項2】
結晶変性剤は、少なくとも1つのヒドロキシアリールスルホン酸、1〜6個のC原子を有する少なくとも1つの脂肪族アルデヒドおよび場合によっては尿素からなる縮合生成物である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
結晶変性剤は、少なくとも1つのヒドロキシジアリールスルホン化合物、1〜6個のC原子を有する少なくとも1つの脂肪族アルデヒドおよびアルカリ金属亜硫酸塩からなる縮合生成物である、請求項1または2記載の方法。
【請求項4】
ヒドロキシアリールスルホン酸は、フェノールスルホン酸であり、ヒドロキシジアリールスルホン化合物は、ジヒドロキシジフェニルスルホンである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
脂肪族アルデヒドは、ホルムアルデヒドである、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
顔料を濃硫酸中に溶解し、この溶液を水性希釈剤と混合することによって結晶させ、この場合結晶変性剤は、硫酸溶液中または水性希釈剤中に含有されていてよい、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
結晶化された有機顔料は、単離前に固体として界面活性剤の存在下で熟成させることができる、請求項6記載の方法。
【請求項8】
界面活性剤は、水性希釈剤中に含有されているかまたは結晶化工程後に添加される、請求項7記載の方法。
【請求項9】
顔料を、希釈された硫酸水溶液中に分散させることができ、結晶変性剤の存在下で膨潤させることができる、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
顔料を、水中に分散させることができ、結晶変性剤ならびに顔料の溶解度を高める添加剤の存在下で結晶させることができる、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
顔料の溶解度を高める添加剤は、キシレン、グリコール、アルコール、THF、アセトン、NMP、DMFおよびニトロベンゼンから選択される、請求項10記載の方法。
【請求項12】
固体として単離された顔料を、スルホネート基またはカーボネート基を含有する誘導体または有機顔料の塩基性誘導体である顔料相乗剤と混合する、請求項1から11までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
顔料相乗剤は、顔料の誘導体である、請求項12記載の方法。
【請求項14】
顔料は、アゾ顔料、アゾメチン顔料、メチン顔料、アントラキノン顔料、フタロシアニン顔料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、ジケトピロロピロール顔料、チオインジゴ顔料、チアジンインジゴ顔料、ジオキサジン顔料、イミノイソインドリン顔料、イミノイソインドリノン顔料、キナクリドン顔料、フラバントロン顔料、インダントロン顔料、アントラピリミジン顔料およびキノフタロン顔料からなる群から選択される、請求項1から13までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
顔料粒子の表面被覆を有する有機顔料と請求項1から14までのいずれか1項に定義されているような結晶変性剤とからなる粒子を含有する顔料調剤。
【請求項16】
有機顔料を調製するための結晶変性剤としての、少なくとも1つのヒドロキシアリールスルホン酸および/または少なくとも1つのヒドロキシジアリールスルホン化合物と1〜6個のC原子を有する少なくとも1つの脂肪族アルデヒド、場合によっては尿素および場合によってはアルカリ金属亜硫酸塩とからなる、スルホネート基を有する縮合生成物またはこの種の縮合生成物の混合物の使用。
【請求項17】
天然材料および合成材料を着色し、および被覆するための請求項15記載の顔料調剤の使用。

【公表番号】特表2010−523783(P2010−523783A)
【公表日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−502525(P2010−502525)
【出願日】平成20年4月11日(2008.4.11)
【国際出願番号】PCT/EP2008/054425
【国際公開番号】WO2008/125628
【国際公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】