有機ELの寿命管理法
【課題】有機ELの寿命管理は有機ELの寿命測定方法が限られており、特に製品化した後の有機ELの寿命管理は、上記寿命測定方法がさらに限られてしまうため困難であった。
【解決手段】製品化した後の有機ELの寿命を知る方法として、累積発光時間をタイマー機能で測定し、残りの使用可能な時間を予測することで、有機EL製品における有機ELの寿命管理を容易にする。
【解決手段】製品化した後の有機ELの寿命を知る方法として、累積発光時間をタイマー機能で測定し、残りの使用可能な時間を予測することで、有機EL製品における有機ELの寿命管理を容易にする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイマー機能を使用した有機ELの寿命管理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
有機ELは正孔注入電極および電子注入電極よりそれぞれ正孔および電子が注入され、これらが有機薄膜中を輸送され、発光層において再結合し励起状態が生じ、この励起状態から発光が得られる。そのため薄いガラスなどに上記有機薄膜を成膜し、上記正孔注入電極および電子注入電極を付けることで薄い面発光体にすることが出来る。また、有機ELは低消費電力であることや視野角が広い発光体であるから、表示機としての製品化が活発である。
【0003】
しかし、有機ELの寿命管理は有機ELの寿命測定方法が限られているため困難であり、特に製品化した後の有機ELの残り寿命を特定することは上記の方法がさらに限られてしまう点で難しい。しかも上記の通り有機ELは表示機として使われる場合が多く、その一部あるいは全体が点灯しなくなることによって製品の価値が著しく低下する虞がある。
【0004】
この改善策として、有機EL自体の長寿命化のため、電極部分や材料や駆動方法など様々な研究(特許文献参照)についての報告がされている。しかし、いつか寿命を迎えてしまうという点では差が無く、そのため有機EL製品において、有機ELが寿命を迎える前に取り替えるといった品質管理をするためには、有機ELの寿命管理は必要不可欠な部分である。
【特許文献1】特開2005−276665号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
有機ELの寿命を知る方法として、輝度測定による発光部の劣化具合を見る方法が多い。しかし、製品化して組み込まれた後などは輝度測定が困難な場合が多く、他に寿命を知る方法が必要である。
【0006】
また、寿命を知る方法として、複数の有機ELの寿命を一括して知ることが出来ることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、その困難とされる製品化した後の有機ELの寿命を知る方法として、累積発光時間をタイマー機能で測定し、それを知ることによって残りの寿命を予測するという方法である。
【0008】
有機ELの寿命はその発光部の構成と製造法に依るものが大きく、同じ構成、同じ条件での製造の場合、その寿命は多少の差はあれ、およそ一定であるところに着眼し、あらかじめその場合の寿命を知ることで、製品化した後の有機ELの累積発光時間を知ることにより、上記有機ELの残りの寿命を予測ことが出来る。
【0009】
具体的な測定方法として、有機EL発光制御用マイコンに搭載されているタイマー機能を用いて測定することが望ましく、別な方法として、制御回路にタイマー機能を有するマイコンを外付けし、上記外付けのタイマー機能付マイコンを用いて測定する方法がある。
【0010】
製品化した有機ELの残りの寿命を知らせる方法として、上記有機ELを発光させて知らせる方法が望ましく、別な方法として、白熱電球、蛍光灯、無機LED、ネオン灯、LCD等を発光させる方法がある。
【0011】
製品化した有機ELの残りの寿命を知らせる方法として、ブザー等といった音で知らせる方法がある。
【0012】
製品化した有機ELの残りの寿命を知らせる方法として、上記発光で知らせる方法と上記音で知らせる方法を組み合わせた方法が好ましい。
【0013】
有機EL製品の寿命を一括管理する方法として、上記タイマー機能を用いて測定した複数の有機EL製品個々の累積時間、または上記有機EL製品の累積時間より予測した個々の残り寿命を有線または無線通信を用いて一括管理する寿命管理方法がある。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、特別な装置や計器を必要とせず、回路作成時に専用のプログラムを作成するだけで有機ELが寿命を迎える前に取り替えるといった品質管理が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の具体的な実施形態として図1〜図9を使い説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定するものではない。
【0016】
図1は有機ELを発光させる際のブロック図である。電源1より得られる電力を使って有機EL31を発光させる場合、上記電力の一部で制御回路2中の有機EL発光制御用マイコン21を動かし、上記有機EL31に発光、消灯の指示を出す。
【実施例1】
【0017】
図2は有機ELを発光させるための電力供給方法として電磁誘導による駆動の概略図である。有機EL発光制御用マイコン21は、コイル11により得られた電力を使い有機EL31を発光させる。その際上記有機EL発光制御用マイコン21に内蔵されているタイマー機能または、外付けのタイマー機能付マイコン22を使い、上記有機EL31の発光と同時にタイマーON、消灯と同時にタイマーOFFとするようなプログラムを持たせることで、有機EL31の累積発光時間を知ることが出来る。
【実施例2】
【0018】
図3は有機ELを発光させるための電力供給方法として直流電源による駆動の概略図である。有機EL発光制御用マイコン21は、直流電源12により得られた電力を使い有機EL31を発光させる。その際上記有機EL発光制御用マイコン21に内蔵されているタイマー機能または、外付けのタイマー機能付マイコン22を使い、上記有機EL31の発光と同時にタイマーON、消灯と同時にタイマーOFFとするようなプログラムを持たせることで、有機EL31の累積発光時間を知ることが出来る。
【実施例3】
【0019】
図4は有機ELを発光させるための電力供給方法として交流電源による駆動の概略図である。有機EL発光制御用マイコン21は、交流電源13により得られた電力を使い有機EL31を発光させる。その際上記有機EL発光制御用マイコン21に内蔵されているタイマー機能または、外付けのタイマー機能付マイコン22を使い、上記有機EL31の発光と同時にタイマーON、消灯と同時にタイマーOFFにするようなプログラムを持たせることで、有機EL31の累積発光時間を知ることが出来る。
【0020】
上記実施例1〜3より有機ELの累積発光時間を知ることで残りの寿命を予測することが出来る。
【0021】
図5は上記方法を用いて残りの寿命を予測した結果を知る方法として有機EL31自体を発光させて知らせる方法の概略図である。有機EL31に寿命表示51を発光させることで上記有機EL31の残り寿命を知ることが出来る。
【0022】
図6は上記方法を用いて残りの寿命を予測した結果を知る方法として有機EL31以外を発光させて知らせる方法の概略図である。有機EL31以外の場所に上記有機EL31以外の発光物を取り付け、それを発光させることで上記有機EL31の残り寿命を知ることが出来る。
【0023】
有機EL31以外の発光物として、白熱電球、蛍光灯、無機LED、ネオン灯、LCD等が挙げられる。
【0024】
図7は上記方法を用いて残りの寿命を予測した結果を知る方法としてブザー等といった音で知らせる方法の概略図である。外装41中に音源を取り付け、それを鳴らすことで有機EL31の残り寿命を知ることが出来る。
【0025】
求めた残りの寿命は上記方法を用いて知ることが出来るが、有機EL製品3A、3B、3Cを例とした場合、有機EL製品を扱う場合は、以下のような一括管理する方法が望ましい。
【0026】
図8は寿命の一括管理の方法として、有線通信で行う場合の概略図である。有機EL製品3Aまたは3Bまたは3Cの累積使用時間は、上記方法で求められる。その際、上記個々の累積使用時間または上記累積使用時間より求めた個々の残り寿命を管理装置に送ることにより、管理装置で有機EL製品3A、3B、3Cの残り寿命をまとめて知ることが出来る。
【0027】
図9は寿命の一括管理の方法として、無線通信で行う場合の概略図である。有機EL製品3Aまたは3Bまたは3Cの累積使用時間は、上記方法で求められる。その際、上記個々の累積使用時間または上記累積使用時間より求めた個々の残り寿命を管理装置に通信用のアンテナ62を介して送ることにより、管理装置で有機EL製品3A、3B、3Cの残り寿命をまとめて知ることが出来る。
【0028】
本発明は有機EL31の発光累積時間を知ることが出来ればよいため、上記各実地形態に限らず、例えばストップウォッチでの測定といった他の手段により累積時間を測定し、残りの寿命を予測することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0029】
以上説明したとおり、本発明は、特別な装置や計器を使用することなく、有機EL製品として製品に組み込まれた後でも、その有機ELの寿命管理を容易にし、それによる有機EL製品の品質管理を容易に可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】有機ELを発光させるためのブロック図である。
【図2】電磁誘導を電力供給方法としてELを発光させる場合の概略図である。
【図3】直流電源を電力供給方法としてELを発光させる場合の概略図である。
【図4】交流電源を電力供給方法としてELを発光させる場合の概略図である。
【図5】寿命を知らせる方法として有機EL表示部を使用した場合の概略図である。
【図6】寿命を知らせる方法として有機EL表示部以外の発光物を使用した場合の概略図である。
【図7】寿命を知らせる方法としてブザー等音を使用した場合の概略図である。
【図8】寿命の一括管理方法として、有線通信で行った場合の概略図である。
【図9】寿命の一括管理方法として、無線通信で行った場合の概略図である。
【符号の説明】
【0031】
1 電源
11 コイル
12 直流電源
13 交流電源
2 制御回路
21 有機EL発光制御用マイコン
22 外付けのタイマー機能付マイコン
31 有機EL
3A 有機EL製品A
3B 有機EL製品B
3C 有機EL製品C
41 外装
51 寿命表示
52 有機EL31以外の発光物
53 ブザー
61 管理装置
62 アンテナ
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイマー機能を使用した有機ELの寿命管理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
有機ELは正孔注入電極および電子注入電極よりそれぞれ正孔および電子が注入され、これらが有機薄膜中を輸送され、発光層において再結合し励起状態が生じ、この励起状態から発光が得られる。そのため薄いガラスなどに上記有機薄膜を成膜し、上記正孔注入電極および電子注入電極を付けることで薄い面発光体にすることが出来る。また、有機ELは低消費電力であることや視野角が広い発光体であるから、表示機としての製品化が活発である。
【0003】
しかし、有機ELの寿命管理は有機ELの寿命測定方法が限られているため困難であり、特に製品化した後の有機ELの残り寿命を特定することは上記の方法がさらに限られてしまう点で難しい。しかも上記の通り有機ELは表示機として使われる場合が多く、その一部あるいは全体が点灯しなくなることによって製品の価値が著しく低下する虞がある。
【0004】
この改善策として、有機EL自体の長寿命化のため、電極部分や材料や駆動方法など様々な研究(特許文献参照)についての報告がされている。しかし、いつか寿命を迎えてしまうという点では差が無く、そのため有機EL製品において、有機ELが寿命を迎える前に取り替えるといった品質管理をするためには、有機ELの寿命管理は必要不可欠な部分である。
【特許文献1】特開2005−276665号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
有機ELの寿命を知る方法として、輝度測定による発光部の劣化具合を見る方法が多い。しかし、製品化して組み込まれた後などは輝度測定が困難な場合が多く、他に寿命を知る方法が必要である。
【0006】
また、寿命を知る方法として、複数の有機ELの寿命を一括して知ることが出来ることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、その困難とされる製品化した後の有機ELの寿命を知る方法として、累積発光時間をタイマー機能で測定し、それを知ることによって残りの寿命を予測するという方法である。
【0008】
有機ELの寿命はその発光部の構成と製造法に依るものが大きく、同じ構成、同じ条件での製造の場合、その寿命は多少の差はあれ、およそ一定であるところに着眼し、あらかじめその場合の寿命を知ることで、製品化した後の有機ELの累積発光時間を知ることにより、上記有機ELの残りの寿命を予測ことが出来る。
【0009】
具体的な測定方法として、有機EL発光制御用マイコンに搭載されているタイマー機能を用いて測定することが望ましく、別な方法として、制御回路にタイマー機能を有するマイコンを外付けし、上記外付けのタイマー機能付マイコンを用いて測定する方法がある。
【0010】
製品化した有機ELの残りの寿命を知らせる方法として、上記有機ELを発光させて知らせる方法が望ましく、別な方法として、白熱電球、蛍光灯、無機LED、ネオン灯、LCD等を発光させる方法がある。
【0011】
製品化した有機ELの残りの寿命を知らせる方法として、ブザー等といった音で知らせる方法がある。
【0012】
製品化した有機ELの残りの寿命を知らせる方法として、上記発光で知らせる方法と上記音で知らせる方法を組み合わせた方法が好ましい。
【0013】
有機EL製品の寿命を一括管理する方法として、上記タイマー機能を用いて測定した複数の有機EL製品個々の累積時間、または上記有機EL製品の累積時間より予測した個々の残り寿命を有線または無線通信を用いて一括管理する寿命管理方法がある。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、特別な装置や計器を必要とせず、回路作成時に専用のプログラムを作成するだけで有機ELが寿命を迎える前に取り替えるといった品質管理が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の具体的な実施形態として図1〜図9を使い説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定するものではない。
【0016】
図1は有機ELを発光させる際のブロック図である。電源1より得られる電力を使って有機EL31を発光させる場合、上記電力の一部で制御回路2中の有機EL発光制御用マイコン21を動かし、上記有機EL31に発光、消灯の指示を出す。
【実施例1】
【0017】
図2は有機ELを発光させるための電力供給方法として電磁誘導による駆動の概略図である。有機EL発光制御用マイコン21は、コイル11により得られた電力を使い有機EL31を発光させる。その際上記有機EL発光制御用マイコン21に内蔵されているタイマー機能または、外付けのタイマー機能付マイコン22を使い、上記有機EL31の発光と同時にタイマーON、消灯と同時にタイマーOFFとするようなプログラムを持たせることで、有機EL31の累積発光時間を知ることが出来る。
【実施例2】
【0018】
図3は有機ELを発光させるための電力供給方法として直流電源による駆動の概略図である。有機EL発光制御用マイコン21は、直流電源12により得られた電力を使い有機EL31を発光させる。その際上記有機EL発光制御用マイコン21に内蔵されているタイマー機能または、外付けのタイマー機能付マイコン22を使い、上記有機EL31の発光と同時にタイマーON、消灯と同時にタイマーOFFとするようなプログラムを持たせることで、有機EL31の累積発光時間を知ることが出来る。
【実施例3】
【0019】
図4は有機ELを発光させるための電力供給方法として交流電源による駆動の概略図である。有機EL発光制御用マイコン21は、交流電源13により得られた電力を使い有機EL31を発光させる。その際上記有機EL発光制御用マイコン21に内蔵されているタイマー機能または、外付けのタイマー機能付マイコン22を使い、上記有機EL31の発光と同時にタイマーON、消灯と同時にタイマーOFFにするようなプログラムを持たせることで、有機EL31の累積発光時間を知ることが出来る。
【0020】
上記実施例1〜3より有機ELの累積発光時間を知ることで残りの寿命を予測することが出来る。
【0021】
図5は上記方法を用いて残りの寿命を予測した結果を知る方法として有機EL31自体を発光させて知らせる方法の概略図である。有機EL31に寿命表示51を発光させることで上記有機EL31の残り寿命を知ることが出来る。
【0022】
図6は上記方法を用いて残りの寿命を予測した結果を知る方法として有機EL31以外を発光させて知らせる方法の概略図である。有機EL31以外の場所に上記有機EL31以外の発光物を取り付け、それを発光させることで上記有機EL31の残り寿命を知ることが出来る。
【0023】
有機EL31以外の発光物として、白熱電球、蛍光灯、無機LED、ネオン灯、LCD等が挙げられる。
【0024】
図7は上記方法を用いて残りの寿命を予測した結果を知る方法としてブザー等といった音で知らせる方法の概略図である。外装41中に音源を取り付け、それを鳴らすことで有機EL31の残り寿命を知ることが出来る。
【0025】
求めた残りの寿命は上記方法を用いて知ることが出来るが、有機EL製品3A、3B、3Cを例とした場合、有機EL製品を扱う場合は、以下のような一括管理する方法が望ましい。
【0026】
図8は寿命の一括管理の方法として、有線通信で行う場合の概略図である。有機EL製品3Aまたは3Bまたは3Cの累積使用時間は、上記方法で求められる。その際、上記個々の累積使用時間または上記累積使用時間より求めた個々の残り寿命を管理装置に送ることにより、管理装置で有機EL製品3A、3B、3Cの残り寿命をまとめて知ることが出来る。
【0027】
図9は寿命の一括管理の方法として、無線通信で行う場合の概略図である。有機EL製品3Aまたは3Bまたは3Cの累積使用時間は、上記方法で求められる。その際、上記個々の累積使用時間または上記累積使用時間より求めた個々の残り寿命を管理装置に通信用のアンテナ62を介して送ることにより、管理装置で有機EL製品3A、3B、3Cの残り寿命をまとめて知ることが出来る。
【0028】
本発明は有機EL31の発光累積時間を知ることが出来ればよいため、上記各実地形態に限らず、例えばストップウォッチでの測定といった他の手段により累積時間を測定し、残りの寿命を予測することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0029】
以上説明したとおり、本発明は、特別な装置や計器を使用することなく、有機EL製品として製品に組み込まれた後でも、その有機ELの寿命管理を容易にし、それによる有機EL製品の品質管理を容易に可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】有機ELを発光させるためのブロック図である。
【図2】電磁誘導を電力供給方法としてELを発光させる場合の概略図である。
【図3】直流電源を電力供給方法としてELを発光させる場合の概略図である。
【図4】交流電源を電力供給方法としてELを発光させる場合の概略図である。
【図5】寿命を知らせる方法として有機EL表示部を使用した場合の概略図である。
【図6】寿命を知らせる方法として有機EL表示部以外の発光物を使用した場合の概略図である。
【図7】寿命を知らせる方法としてブザー等音を使用した場合の概略図である。
【図8】寿命の一括管理方法として、有線通信で行った場合の概略図である。
【図9】寿命の一括管理方法として、無線通信で行った場合の概略図である。
【符号の説明】
【0031】
1 電源
11 コイル
12 直流電源
13 交流電源
2 制御回路
21 有機EL発光制御用マイコン
22 外付けのタイマー機能付マイコン
31 有機EL
3A 有機EL製品A
3B 有機EL製品B
3C 有機EL製品C
41 外装
51 寿命表示
52 有機EL31以外の発光物
53 ブザー
61 管理装置
62 アンテナ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機EL発光中にタイマー機能を動かすことで、有機ELの累積発光時間を知ることが出来、有機EL製品における有機ELの寿命を知ることが出来る有機EL製品の寿命管理方法。
【請求項2】
請求項1において、有機EL表示制御用マイコンのタイマー機能を使用することを特徴とする寿命管理方法。
【請求項3】
請求項1において、外付け用のタイマー機能付マイコンを使用することを特徴とする寿命管理方法。
【請求項4】
請求項1において、電磁誘導によって必要な電力を得て有機ELおよびタイマー機能を駆動させる寿命管理方法。
【請求項5】
請求項1において、直流電源より必要な電力を得て有機ELおよびタイマー機能を駆動させる寿命管理方法。
【請求項6】
請求項1において、交流電源より必要な電力を得て有機ELおよびタイマー機能を駆動させる寿命管理方法。
【請求項7】
請求項1において、寿命を知る方法として使用している有機ELにキャラクターを発光させる方法。
【請求項8】
請求項1において、寿命を知る方法として上記有機EL以外のものを発光させる方法。
【請求項9】
請求項8において、上記有機EL以外のものとして、白熱電球、蛍光灯、無機LED、ネオン灯、LCD等といったものを発光させる方法。
【請求項10】
請求項1において、寿命を知る方法としてブザーといった音で知らせる方法。
【請求項11】
請求項1において、請求項7または請求項8と請求項10を組み合わせて寿命を知らせる方法。
【請求項12】
請求項1において、タイマー機能によって測定した複数の有機EL製品個々の累積時間、または上記有機EL製品の累積時間より予測した個々の残り寿命を有線または無線通信を用いて一括管理する寿命管理方法。
【請求項1】
有機EL発光中にタイマー機能を動かすことで、有機ELの累積発光時間を知ることが出来、有機EL製品における有機ELの寿命を知ることが出来る有機EL製品の寿命管理方法。
【請求項2】
請求項1において、有機EL表示制御用マイコンのタイマー機能を使用することを特徴とする寿命管理方法。
【請求項3】
請求項1において、外付け用のタイマー機能付マイコンを使用することを特徴とする寿命管理方法。
【請求項4】
請求項1において、電磁誘導によって必要な電力を得て有機ELおよびタイマー機能を駆動させる寿命管理方法。
【請求項5】
請求項1において、直流電源より必要な電力を得て有機ELおよびタイマー機能を駆動させる寿命管理方法。
【請求項6】
請求項1において、交流電源より必要な電力を得て有機ELおよびタイマー機能を駆動させる寿命管理方法。
【請求項7】
請求項1において、寿命を知る方法として使用している有機ELにキャラクターを発光させる方法。
【請求項8】
請求項1において、寿命を知る方法として上記有機EL以外のものを発光させる方法。
【請求項9】
請求項8において、上記有機EL以外のものとして、白熱電球、蛍光灯、無機LED、ネオン灯、LCD等といったものを発光させる方法。
【請求項10】
請求項1において、寿命を知る方法としてブザーといった音で知らせる方法。
【請求項11】
請求項1において、請求項7または請求項8と請求項10を組み合わせて寿命を知らせる方法。
【請求項12】
請求項1において、タイマー機能によって測定した複数の有機EL製品個々の累積時間、または上記有機EL製品の累積時間より予測した個々の残り寿命を有線または無線通信を用いて一括管理する寿命管理方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2007−123500(P2007−123500A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−312851(P2005−312851)
【出願日】平成17年10月27日(2005.10.27)
【出願人】(394026116)伊藤電子工業株式会社 (11)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年10月27日(2005.10.27)
【出願人】(394026116)伊藤電子工業株式会社 (11)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]