説明

木材と紙を組み合わせた工作玩具

【課題】紙だけからなる工作玩具は加工が容易であり、柔軟さのある形状が作れる代わりに強度が低い。一方、木材だけからなる工作玩具pは、強度が高い代わりに加工がしづらく、柔軟さのある形状が作りにくい。またどちらも、加工に粘着材等の付加材料が多用されるため、手軽に工作を楽しむことが出来なかった。
これらを解決し、強度と手軽さを両立した工作玩具を提供する。
【解決手段】木材からなる構成物(1)に突起部(2)を設け、紙からなる構成物(3)に設けられた穴(4および5)に突起部(2)を通して固定することにより、粘着材等を使うことなく木材と紙の構成物を組み合わせることができることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、紙の柔軟さや加工の容易さと、木材の堅牢さを、粘着材等を用いず簡単に組み合わせることができる、木材と紙を組み合わせた工作玩具である。
【背景技術】
【0002】
従来、紙を使った工作玩具と、木材を使った工作玩具は別のものであり、この2つが組み合わせてあるとしても、木材に紙を粘着材で貼付ける等、装飾的な役割であり、互いの素材の特性を活かし合うような工作玩具は無かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
紙だけからなる工作玩具は加工が容易であり、柔軟さのある形状が作れる代わりに強度が低い。一方、木材だけからなる工作玩具は、強度が高い代わりに加工がしづらく、柔軟さのある形状が作りにくい。またどちらも、加工に粘着材等の付加材料が多用されるため、手軽に工作を楽しむことが出来なかった。
本発明は、以上のような欠点を無くすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
木材からなる構成物(1)に突起部(2)を設け、紙からなる構成物(3)に設けられた穴(4および5)に突起部(2)を通す事により、粘着材を使わず固定する。
本発明は、以上の構成によりなる木材と紙の工作玩具である。
【発明の効果】
【0005】
紙の柔らかさと木材の堅牢さを兼ね備えているため、強度がありつつ、複雑かつ柔軟な形状の作成が可能になる。でありながら、粘着材を使わずに組み立てることができるため、工作の手軽さを増す事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
木材からなる構成物(1)に突起部(2)を設ける。
紙からなる構成物(3)に穴(4および5)を設ける。
穴(4および5)を、突起部(2)に通し粘着材は使わず固定する。
本発明は、以上のような構成である。
【0007】
その他の固定方法として、紙からなる構成物(3)側に丸い穴(5)を開けておくことで、木材と紙の接合部(6)を中心点として、紙部分(7)が可動するような組み合わせ方も可能である。
【0008】
その他の素材として、木材からなる構成物(1)の部分を、強度のある紙や、プラスチック、石などの、強度のある素材が考えられる。
【0009】
その他の素材として、紙からなる構成物(3)の部分を、プラスチックフィルム、ゴムなどの、柔軟性のある素材が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 本発明の、木材からなる構成物の斜視図である。
【図2】 本発明の、紙からなる構成物の平面図である。
【図3】 本発明の、木材と紙を組合わせた時の斜視図である。
【図4】 その他の固定方法を示すための、側面図である。
【符号の説明】
【0012】
1 木材からなる構成物
2 木材上の突起部
3 紙からなる構成物
4 紙上の穴部
5 紙上の穴部
6 木材と紙の結合部分
7 紙からなる構成物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
木材からなる構成物(1)に突起部(2)を設け、紙からなる構成物(3)に設けられた穴(4および5)に突起部(2)を通して固定することにより、接着剤など粘着性のものを使うことなく木材と紙の構成物同士を組み合わせ、任意の形状を作ることができる工作玩具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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