説明

束を形成する方法とこの方法を実施する装置

【課題】
印刷されて収縮された箔によって結束されているそれぞれに複数の包装ユニットから成る束の形成が、合理的形式で異なった装備により或いは異なった印刷により可能である方法を提供すること。
【解決手段】
箔材料による被覆によって複数の包装ユニットから成る束を形成する方法では、箔材料の印刷が被覆直前に少なくとも一つの印刷ユニットによって行われ、この印刷ユニットが箔材料の縦方向に貯蔵部と包装ステーションの間に設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、請求項1の上位概念による複数の包装ユニットから成る束を形成する方法並びに請求項22の上位概念によるこの方法を実施する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
貯蔵部から、即ちロールから取り出された収縮性箔材料による被覆によって且つ収縮された収縮箔の形態の束を結束する収縮された被覆を形成する箔材料の収縮によって複数の包装ユニットから成る束を形成する装置は最も異なった実施態様で知られている。この場合には、包装ユニットは例えば瓶、円筒形容器、一層或いは多層平材料製の包装のように、製品を充填して閉鎖された包装を備えている。
【0003】
束を形成するために、それぞれに複数の包装ユニットが一つの束グループに結束されて、収縮性箔材料によって被覆されるか、或いは巻替えられる。束ユニットの結束は例えば適した材料製の壁状或いは平らな支持体(例えばトレイ)に行われる。包装ユニットの種類と束ユニットを形成する種類に無関係に、さらに、箔材料として既に印刷された材料が使用されて、その印刷或いは装備などが製品及びマークを適用して画像的、図表的、色調的且つ内容上又はそれらの少なくとも一つの観点で非常に異なっているので、箔材料を包装ユニットの包装の際に異なった製品により束に通例は交替することが必要である。
【0004】
さらに、平らな印刷製品を印刷するように決定されて多数の印刷点が一直線に密に並んで或いは互いに非常に僅かな間隔で、例えばインチ当り少なくとも150印刷点を印刷製品の印刷すべき表面に形成され得て、しかも多数の個々の始動できる個別ノズルによって行われる印字ヘッドが知られている。「調色噴射」の名で知られているこの印字ヘッドの有効印刷幅が単に印字ヘッドを始動するコンピュータの算出出力の容積に依存している。それで、1.7 - 6.8インチ印刷幅(256ビット始動、或いは1024ビット始動に位置して)の印字ヘッドが可能である。この印字ヘッドにより十分な大きい面積をもつ二次元印刷の圧力は印刷すべき表面と印字ヘッドの間の相対運動によって唯一の軸線方向のみに可能である。
【特許文献1】欧州特許出願公開第1717151号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1038780号明細書
【特許文献3】ドイツ特許第10312889号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の課題は、印刷されて収縮された箔によって結束されているそれぞれに複数の包装ユニットから成る束の形成が、合理的形式で異なった装備により或いは異なった印刷により可能である方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決させるために、特許請求項1に一致する方法が形成されている。この方法を実施する装置は特許請求項22の対象である。
【0007】
この発明による方法の特性は、それぞれの束の相違全体画像のために、取るに足らない情報であるばかりではなく、むしろ包装ユニットを包囲して束を結束する箔の印刷の本質的部分とそれにより束の装備がそれぞれの束の形成の直前に印刷ユニットで貯蔵ロールより引き出された箔材料へ行われることである。これによって、使用の下で全く同一の出口材料或いは箔材料を印刷ユニットの適切な調整或いは被覆により束の装備に変更させることが可能である。
【0008】
この発明の好ましい実施態様では、印刷ユニットは箔材料上のそれぞれの印刷画像が始動に依存して電子的制御ユニット或いはコンピュータによって形成され、しかも電子的に或いはデータセットによりソフトウエア的に形成されて例えば制御装置或いはコンピュータのメモリーに保管された印刷マスクにより形成されるように、構成されている。この印刷マスクの変更によって束装備の問題のない変更と被覆が可能であり、しかも各関係では、即ち内容的、図表的、色調的、画像的に、しかしそれぞれの印刷の大きさと形状に関して変更と被覆が可能である。この発明は、必要な場合にそれぞれの束装備を問題なく変更させ且つ実現させるか、又は変更させるか、或いは実現させる、しかも例えばそれぞれの製品及びマーク又はそのいずれか一方に依存して変更させ且つ実現させる可能性を提供することである。さらに、箔材料を印刷する製品に必要な束装備を選択して使用する、印刷の大きさを束の大きさに適用して或いは適用されて選択する、或いは現行処理中に印刷或いは印刷の一部を変更させる可能性が生じる。
【0009】
この印刷ユニットは、好ましくは「調色噴射」印字ヘッドとして或いはこの種の「調色噴射」印字ヘッドとして適切な印字ヘッドを形成されている特に少なくとも一つの印字ヘッドを有する。この種の印字ヘッドは、印刷すべき面の印刷の際にこの面の僅かな間隔に対向位置して配置されている印刷領域には多数の個別ノズルを有し、これら個別ノズルは印字ヘッド縦軸線に互いに密に連続して設けられ、それぞれにノズル開口により且つ各ノズル開口に付属された電極により形成されている。個別ノズルの作動の際にこの個別ノズルに付属された電極が電気電圧を作用されるときに初めて、印字ヘッドに存在する印刷インクが各個別ノズルにて、或いは付属ノズル開口から流出し、電極の極性と電圧差が印字ヘッド或いは印字ヘッド中の印刷インクの極性及び電圧差又はそのいずれか一方と異なっているので、静電力によって印刷インクの所定量が作動された個別ノズルのノズル開口から放出される。この種類の印字ヘッドが次に「静電的印字ヘッド」と呼ばれている。
【0010】
さらに、この発明の意味における包装ユニットは、厚紙或いは他の平らな材料から成る例えば瓶、円筒形容器、チューブのような任意の例えば製品を充填されて閉鎖された包装であり、例えば多層平らな材料から製造された包装などである。束ユニットはこの発明の意味においてこれら包装ユニットはを支持するか、或いは部分的に受ける支持体を備えて、或いは備えることなしにグループに結束された複数の包装ユニットである。
【0011】
この発明の意味の束は、収縮性箔材料によって、この材料の巻替えと引き続く収縮によって、即ち収縮された収縮箔によって結束されるか、或いは固定されるこの種の束ユニットである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
この発明は、次に図面に基づいて一実施例にて詳細に説明される。
【実施例】
【0013】
図では、1は複数の束ユニット2をそれぞれに一つの束配列に構成させ、束ユニット3を包囲する収縮された収縮箔5によって各束ユニット3を一つの束4に結合させることにより、束を製造する装置である。
【0014】
この装置1は装置架台6には内部水平輸送区間を形成する輸送体7を有し、この輸送体により包装ユニット2が水平輸送方向Aにおいて装置によって移動され、しかも複線コンベア流において、少なくとも二つの包装ユニット2が搬送方向Aを横切って並んで設けられている。
【0015】
図1には詳細に図示されるように、装置1の包装ユニット2が入口8.1には既に複線コンベア流として供給されて、輸送体7により形成されたせき止め区間9にまで到達されて、この区間では包装ユニット2が搬送方向Aに互いに密に接続している。せき止め区間9に継続する部材ユニット10には、包装ユニットの各グループが形成されていて、包装ユニットは各束ユニット3が箔材料5.1から分離された箔材料長さにより被覆されるステーション11には束ユニット3として到達し、箔材料長さが収縮漏斗12内の収縮によって各束4を結束する収縮された収縮箔5を形成する。仕上がった束4が図示されていなく、装置1の出口8.2に接続する輸送体を介して別の使用に供給される。
【0016】
個々の束ユニット3を形成するために、部材ステーション10には、追加的輸送体13が設けられ、この輸送体は図示された実施態様ではそれぞれに一つの閉鎖ループを形成して循環して駆動される二つの輸送ベルト14から成る。これらはそのループの平面により縦方向に配向されて輸送体7により形成された輸送区間の両面に配置されている。輸送ベルト14間には間隔を置いて複数のウエブ15が設けられ、包装ユニット2用の連行体として用いられ、各ウエブ15によりせき止め区間9からそれぞれに一つの束グループ3が輸送方向Aに携行されるように、間隔を置いている。
【0017】
帯状箔材料5.1は一つのロール5.2の形態の貯蔵部として円筒形容器或いは保持体5.3に準備されていて、このロールから走行方向或いは搬送方向Bへ装置1の稼働中に取り出される。ロール5.2から出発して、箔材料5.1は多数の転向ロールの使用の下でまず最初に長さ補償用の異なった装置16と17を介して且つ印刷ステーション18において輸送方向Aと反対に所定ベルト応力を維持するように案内されていて、その圧力ステーションを通して帯状箔材料5.1が転向後に輸送方向Aに移動されて、この材料には次に詳細に記載された形式で印刷される。箔材料5.1の縦方向Bでは、印刷ステーション18には一つの切断ステーション19が継続し、切断ステーションには印刷された箔材料5.1からそれぞれに束ユニット3を被覆するのに必要な長さが分離されて、被覆ステーション11のコンベア20を介して供給される。
【0018】
貯蔵ロール5.2、ユニット16と17、印刷ステーション18、切断ステーション19並びに輸送要素20が輸送体7から形成された輸送区間の下部にて装置架台6の内部に存在する。
【0019】
装置1の特性は、まず最初に帯状箔材料5.1の印刷が装置1においてこの材料の使用直前に行われることにある。これによって束4のために望まれた印刷を備えて初めて箔材料5.1として中間箔を使用する可能性が生じる。
【0020】
詳細に印刷ステーション18が図示された実施態様では箔材料5.1の走行方向或いは搬送方向Bにおいて相互に継続して予熱ユニット21と、予熱ユニット21に接続する印刷ユニット22と、印刷ユニット22に接続してそれぞれの印刷或いは印刷画像を乾燥させるユニット23とから成り、しかも印刷のために使用する印刷インクに依存して加熱或いは熱処理或いは紫外線処理などによって形成される。
【0021】
装置1の別の本質的特性は、印刷ユニット22の形成である。これは図2と3に一致して複数の印字ヘッド24から成り、これら印字ヘッドが箔材料5.1の走行方向Bを横切って或いは垂直に僅かな間隔でこの材料の上部に或いは箔材料5.1から形成された印刷平面の上部に配置されている。図示された実施態様では、この印刷平面が水平平面である。
【0022】
出来るだけ最適印刷品質を備える出来るだけ高い印刷出力(時間単位当たりの印刷数)を達成させるために、印字ヘッド24がこの実施態様では静電印字ヘッドとして形成されている。多色印刷にとって少なくとも一つの印字ヘッドが設けられ、それら印字ヘッドの各印字ヘッドが多色印刷のインクセットを印刷するように用いられる。それにより印字ヘッドがそのインク付与において異なった印刷インク、例えば赤、青と黄色を包含する。原理的には、印刷ユニット22に別の印字ヘッド24を備える、例えば黒い印刷インク用の第四印字ヘッド24を備える可能性が生じる。
【0023】
図2と3が同様に示すように、各印字ヘッド24が実質的に液状或いは粘性印刷インクを受ける閉鎖内部空間26を形成するハウジング25から成る。各ハウジング25は、内部空間26が下ハウジング部分25.1に漏斗状或いは矢印状に狭くなるように形成されている。各印字ヘッド24或いはそのハウジング25の長さ全体を介して延びていて、それにより印刷平面と平行に配向されているこのハウジング部分25.1には、多数の個々の始動できる個別ノズル27が印刷インクを制御されて塗布して設けられ、しかも、少なくとも一列の印字ヘッド縦軸線DLの方向に互いに連続して、密配列で設けられるので、例えばインチ当たり150個或いはそれ以上の個別ノズル27がハウジング部分25.1に形成されている。個別ノズル27を有するハウジング部分25.1により各印字ヘッド24が述べた所定の僅かな間隔で印刷すべき箔材料5.1或いは印刷平面の上部に配置されている。箔材料5.1は印刷の際に走行方向Bに連続的に或いは規則正しくそれぞれの印字ヘッド24の傍を通って移動される。この場合には、印字ヘッド24の既に述べた配向によって送り方向或いは走行方向Bが印字ヘッド24の縦軸線DLを横切って、好ましくは垂直に配向されている。図示された実施態様では、印字ヘッド縦軸線DLを備える印字ヘッド24が水平方向に互いに平行に配置されていて、しかも好ましくは共通平行平面に配置されている。
【0024】
各個別ノズル27が開口28とこの開口28に付属された針状電極29とから成り、この電極はそれぞれの開口28の軸線と同じ軸線に配置されていて、僅かな間隔でこの開口28からハウジング内部空間26の内部で終了している。各印字ヘッド24はさらに、少なくとも印刷過程中にハウジング内部空間26に受けられた印刷インクがある流体静力学的圧力により個別ノズル27の開口28に対して到るように形成されている。しかし、開口28の横断面が印刷インクの粘性及び表面応力又はそのいずれか一方を考慮して、作動していない個別ノズル27では流体静力学的圧力にもかかわらずに開口28から流出しないように選定されている。
【0025】
電極29は制御装置30を介して個々に始動でき、しかも、作動していない個別ノズル27では適切な電極29がハウジング内部空間26内の印刷インクのような同じ電気電位にあるように始動できる。個別ノズル27の作動の際には、付属された電極29の電圧電位が制御装置30による適切な作動或いは始動によって短時間に或いはインパルス状に変更されるので、開口28を介して印刷インクが箔材料5.1上に印字点31を発生されるように塗布される。
【0026】
印字ヘッド縦軸線DLを備える印字ヘッド24が箔材料5.1の送り方向或いは走行方向Bを横切って或いは垂直に配置されているので、箔材料5.1への印刷塗布がそれぞれに列に行われ、この列は箔材料5.2の縦延長部或いは走行方向Bに垂直に印刷すべき領域の全幅にわたり、例えば箔材料5.1の幅の大部分にわたり延びていて、しかも箔材料5.1の送り方向或いは走行方向Bにて進行して延びている。個別ノズル27の作動がより高い速度により可能である。さらに、印刷のために箔材料5.1とそれぞれの印字ヘッド24の間の唯一の相対運動が可能であり、即ち箔材料5.1の送り運動のみが可能である。この理由から高い圧力出力が達成できる。それぞれの印刷像は制御装置30には個別ノズル27の適切な始動によって純粋にディジタルに発生され、制御装置30で或いはそのようなメモリーでディジタルデータセットとして読み取られる。
【0027】
印刷ユニット22の箔材料5.1の印刷は例えば箔材料5.1の印刷、図式的及び色調的又はそのいずれか少なくとも一つの構成或いは装備が完全に印刷ユニット22によって中間箔材料5.1に発生されるか、或いは印刷ユニット22により既に箔材料5.1に存在する印刷が所望形式で補足され、例えば言語上、色調的或いは図式的追加を備えている。装置1にて初めて、即ち束4を形成するためにこの材料の使用の直前に箔材料の印刷によって並びにディジタル或いはデータ的に読み取られた印刷型或いは印刷マスクの使用の下で電子式制御ユニット30の印刷ユニット22或いはこの種の印字ヘッド24の始動によって異なった好ましい可能性、即ち異なった製品に関する装置1の迅速な交換の可能性、束4の大きさに関してそれぞれの印刷の調整及び適用の可能性が生じる。さらに、箔材料5.1における印刷の問題ない変更が電子式制御装置30の新たなプログラム或いはプログラム変更によって可能である。特に走行処理中に束4の印刷と装備を変更させる、例えば各束4の印刷像を新たに構成させる、特に各印刷画像が一定で同じままである構成部材と可変内容及び情報又はそのいずれか一方とから構成される形式に構成させる可能性が生じる。変更する印刷構成部材は、例えば数値的或いは文字数字並記方式情報、例えば製造データ及び最小保持データ又はそのいずれか一方に関する情報或いは数字コードの形態の情報などである。
【0028】
箔材料5.1の送り運動が少なくとも印字ヘッド24の領域には電子的制御装置30によって制御されて、しかも、印字ヘッド24の始動と同時により高い品質をもつ明白な印刷像を達成させることが理解される。さらに、印字ヘッド24の領域には箔材料5.1の心合せ案内要素が設けられてこの材料を印字ヘッド24に関して最適に整合させるか、特にしかし、印字ヘッド24と箔材料5.1の間の所定間隔を正確に維持させることが理解される。
【0029】
印刷ユニット22或いはこの種の印字ヘッド24を先行する予熱ユニット21では、箔材料5.1は、個々の印刷インクの望まれない混合が回避される限り、個々の印字ヘッド24により発生させたインクセットの印刷インクが少なくとも硬化されるか、或いは固まるように予熱される。予熱ユニット21は、コントラスト及び鮮明さ又はそのいずれか一方に関する印刷を改良するために、他の要素、例えば図示されていないコロナ要素を有し、その要素により箔材料5.1が少なくとも印刷すべき側面に印刷前に静電的に荷電される。
【0030】
印刷ユニット22への送り方向或いは走行方向Bに継続するユニット23には、印刷インクの乾燥或いは固化が行われ、しかも、加熱によって或いは他の適した形式で、例えば紫外線光の下の硬化によって行われる。
【0031】
この発明は、前もって実施例にて記載されていた。この発明の基礎になっている発明思想が放棄されることなしに、多数の変更或いは変態が可能であることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】それぞれに複数の包装ユニットを包含する束を製造する装置を概略的表示で示す。
【図2】印刷すべき箔材料と一緒に、印刷ユニットの静電的印字ヘッドとして形成された印字ヘッドを概略的表示で示す。
【図3】図2の印刷ユニットの印字ヘッドの一つを示す。
【符号の説明】
【0033】
1.....包装装置
2.....包装ユニット
3.....包装ユニット或いは束ユニットのグループ
4.....束
5.....収縮された収縮箔
5.1...箔材料
5.2...貯蔵ロール
5.3...円筒形容器或いは保持体
6.....装置架台
7.....内部輸送体
8.1...入口
8.2...出口
9.....せき止め区間
10....部材ユニット
11....束ユニット3を被覆するユニット
12....収縮漏斗
13....追加的輸送体
14....輸送ベルト
15....ウエブ
16、17...ベルト応力或いは箔ベットメモリーを制御する手段
18....印刷ステーション
19....切断ステーション
20....供給装置
21....予熱ユニット
22....印刷ユニット
23....印刷インクを乾燥させるユニット
24....印字ヘッド
25....ハウジング
25.1..ハウジング部分
26....内部空間
27....個別ノズル
28....開口
29....電極
30....電子式制御装置
31....印字点
A.....包装ユニット2の輸送方向
B.....箔材料5.1の送り方向或いは走行方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯蔵部(5.2)により引き出された箔材料(5.1)が供給される包装ステーション(11)における印刷された帯状箔材料(5.1)による被覆によって複数の包装ユニット(2)から成る束(4)を形成させる方法において、箔材料(5.1)が包装ステーション(11)で箔材料(5.1)の搬送方向(B)に先行する一つの印刷ユニット(22)にて少なくとも部分的に印刷されることを特徴とする方法。
【請求項2】
貯蔵部(5.2)により引き出された箔材料(5.1)が印刷のない中間箔であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
貯蔵部(5.2)により引き出された箔材料が予め印刷されていて、箔材料(5.1)の印刷によってこの材料に既に存在する印刷画像が補充されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
箔材料(5.1)が多色に印刷されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
箔材料(5.1)の印刷が少なくとも一つの印刷ユニット(22)の使用の下で行われ、この印刷ユニットが電子式制御部(30)によって印刷或いは印刷画像を形成させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
印刷ユニット(22)が制御装置(30)に電子的に或いはソフトウエア的に保管された印刷マスクに依存して印刷像を形成させることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
印刷画像が束(4)の形成中に少なくとも部分的に変更されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
箔材料(1a)が箔材料縦方向を横切って、即ち箔材料(5.1)の搬送方向を横切って列状に印刷されていて、しかも例えば箔材料(5.1)の全幅或いは幅の大部分にわたり印刷されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
印刷が箔材料(5.1)と印刷ユニット(22)或いは印刷ユニット(22)の少なくとも一つの印字ヘッド(24)の間の相対運動の下で行われることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
箔材料(5.1)が印刷ユニット(22)に対して或いはその少なくとも一つの印字ヘッド(24)に対して移動されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
少なくとも一つの印刷ユニット(22)が印刷インクを制御付与させる多数の個々に始動できる個別ノズル(27)を備える少なくとも一つの電子的印字ヘッド(24)を有し、そして個別ノズル(27)が少なくとも一列の互いに連続して印字ヘッド縦軸線に配置されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
少なくとも一つの印字ヘッド(24)と箔材料(5.1)の間の相対運動が印字ヘッド縦軸線(DL)を横切って或いは垂直に行われることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
箔材料(5.1)が印刷の際に水平に或いは実質的に水平に配向されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
少なくとも一つの印字ヘッド(24)が印刷すべき箔材料(5.1)の上部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも二つの印字ヘッド、特に少なくとも三つの印字ヘッド(24)を備えることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
各印字ヘッド(24)により多色印刷を形成させるために、この印刷の色セットが形成されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
印刷インキが箔材料(5.1)への塗布後にエネルギー作用によって、例えば加熱及び紫外線又はそのいずれか一方によって乾燥されるか、或いは除去されることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
箔材料(5.1)が印刷前に加熱され且つ静圧的に帯電されるか、又は加熱されるか、或いは静圧的に帯電されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
切断ステーション(19)の箔材料(5.1)からそれぞれに箔材料(5.1)の束(4)の形成のために必要な長さが切り取られ、そして箔材料(5.1)の印刷が切断前に行われることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
切断ステーション(19)の箔材料(5.1)からそれぞれに箔材料(5.1)の束(4)の形成のために必要な長さが切り取られ、そして箔材料(5.1)の印刷が切断後に行われることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
箔材料(5.1)が巻替え後に包装ユニット(2)を包囲して収縮された箔或いは被覆(5)を形成するように加熱作用によって収縮されることを特徴とする請求項1乃至20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
貯蔵部(5.2)から供給方向(B)に取り出された箔材料(5.1)が供給される被覆或いは包装ステーション(11)における箔材料による被覆によって複数の包装ユニット(2)から成る束(4)を形成する装置において、貯蔵部(5.2)と包装ステーション(11)の間に箔材料(5.1)の印刷用の少なくとも一つの印刷ユニット(22)が設けられていることを特徴とする装置。
【請求項23】
箔材料(5.1)の多色印刷のために少なくとも一つの印刷ユニット(22)が形成されていることを特徴とする請求項22に記載の装置。
【請求項24】
少なくとも一つの印刷ユニット(22)が電子式制御装置(30)に依存して印刷像を形成させることを特徴とする請求項22或いは23に記載の装置。
【請求項25】
少なくとも一つの印刷ユニット(22)が電子式制御装置(30)で電子的に或いはソフトウエア的に保管された印刷マスクにに依存して印刷像を形成させることを特徴とする請求項24に記載の装置。
【請求項26】
印刷ユニット(22)或いはこのユニットの少なくとも一つの印字ヘッド(24)が帯状箔材料(5.1)を列状に帯縦方向を横切って印刷し、しかも例えば全幅或いはこの幅の大部分にわたり印刷することを特徴とする請求項22乃至25のいずれか一項に記載の装置。
【請求項27】
印刷中に箔材料(5.1)と少なくとも一つの印刷ユニット(22)或いはこの印刷ユニット(22)の少なくとも一つの印字ヘッド(24)の間に相対運動を発生させる手段を備えることを特徴とする請求項22乃至26のいずれか一項に記載の装置。
【請求項28】
箔材料(5.1)が少なくとも一つの印刷ユニット(22)に対して或いはこの種の少なくとも一つの印刷ヘッド(24)に対して移動されることを特徴とする請求項27に記載の装置。
【請求項29】
少なくとも一つの印刷ユニット(22)が印刷インクを制御されて付与する多数の個々に始動できる個別ノズルを(27)を備える少なくとも一つの電子的印字ヘッド(24)を有し、そして個別ノズル(27)が少なくとも一列の互いに連続して印字ヘッド縦軸線(DL)に配置されていることを特徴とする請求項22乃至26のいずれか一項に記載の装置。
【請求項30】
一つの印字ヘッド縦軸線(DL)を備える印字ヘッド(24)が箔材料(5.1)の送り運動(B)を横切って或いは垂直に配置されていることを特徴とする請求項29に記載の装置。
【請求項31】
箔材料(5.1)が印刷の際に水平に或いは実質的に水平に配置されていることを特徴とする請求項22乃至30のいずれか一項に記載の装置。
【請求項32】
少なくとも一つの印刷ヘッド(24)が箔材料(5.1)の上部に配置されていることを特徴とする請求項22乃至31のいずれか一項に記載の装置。
【請求項33】
少なくとも二つの印字ヘッド、特に少なくとも三つの印字ヘッド(24)を備えることを特徴とする請求項22乃至32のいずれか一項に記載の装置。
【請求項34】
各印字ヘッド(24)の多色印刷を形成させるために印刷の一つのインクセットが付属されていることを特徴とする請求項22乃至33のいずれか一項に記載の装置。
【請求項35】
エネルギー作用によって、例えば加熱及び紫外線によって又は加熱によって或いは紫外線によって箔材料(5.1)に塗布後に印刷インクを乾燥させる手段(23)を備えることを特徴とする請求項22乃至34のいずれか一項に記載の装置。
【請求項36】
印刷前に箔材料(5.1)を加熱させ且つ静電的に荷電させるか、又は加熱させるか、或いは静電的に荷電させる手段(21)を備えることを特徴とする請求項22乃至35のいずれか一項に記載の装置。
【請求項37】
箔材料(5.1)の束を形成させるそれぞれに一つの包装ステーション(11)に供給された長さを切断する切断ステーション(19)を備えて、少なくとも一つの印刷ユニット(22)が箔材料(5.1)の搬送方向(B)に切断ステーション(19)前或いは切断ステーション(19)後に設けられていることを特徴とする請求項22乃至36のいずれか一項に記載の装置。
【請求項38】
装置の入口(8.1)に供給された包装ユニット(2)がそれぞれに一つの束ユニット(3)に構成されていて、その束ユニットが包装ステーション(11)に引き続いて箔材料(5.1)によって被覆される少なくとも一つの輸送体(7)に形成された輸送区間を備えて、そして少なくとも一つの印刷ユニット(22)が輸送区間の下部に配置されていて、しかも特に箔材料(5.1)の貯蔵ロール(5.2)により形成された貯蔵部或いはこの貯蔵部用の保持体(5.3)と一緒に配置されていることを特徴とする請求項22乃至37のいずれか一項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−528225(P2009−528225A)
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−556678(P2008−556678)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【国際出願番号】PCT/EP2007/000888
【国際公開番号】WO2007/101517
【国際公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(598125028)カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト (125)
【Fターム(参考)】