説明

松かさから発芽させた盆栽

【課題】これまで松の盆栽に使われてきた松の発芽方法とは異なり、松かさを利用して松かさの中から発芽させる方法である。
【解決手段】松かさ1の鱗片2と鱗片2にある隙間へ、土3と松の種4を混ぜあわせた物5を入れ込む事により、土3と松の種4を混ぜあわせた物5は構成されている。水分を含むと鱗片が閉じようとする習性から発芽できる隙間を保つ事が出来る。松かさを、土の中に植え込む事により、水分の管理が容易になり発芽と松の苗の管理が出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、松の発芽を松かさから発芽させ、松かさを利用した盆栽に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、松の苗は松かさから種を取り出し、そのまま土に植えて発芽した松を利用して様々な松の盆栽に仕上げていた。
【0003】
従来、松かさは水分を含むと鱗片と鱗片が重なり合って小さくなり鱗片と鱗片との間に隙間が無くなるので、松かさを利用して種を蒔く事は松かさの習性により考える人はいなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は、松かさから取り出した松の種を、土に種を蒔く事で発芽させ盆栽用の松を発芽させていた。
【0005】
従来、松かさを利用して種を蒔く事は、松かさの習性により考える人はいなかった。
【0006】
従来、松かさは水分を含むと鱗片は閉じる性質があるために、松かさに種を蒔いただけでは発芽する事は無かった。
【問題を解決するための手段】
【0007】
本発明の松かさから発芽させる為には、水分を含むと鱗片が閉じようとするので、発芽する隙間と水分を保つ隙間を確保する必要性があります。
【0008】
本発明は、この水分を含むと鱗片が閉じるのを防ぐ為に、鱗片と鱗片の隙間に松の種と土を混ぜた物を入れ込む事により、土が水分を含ませても鱗片と鱗片の隙間が閉じない働きをし、発芽できるように隙間を確保できる。
【0009】
本発明は、土と種を混ぜ合わせた物を作る事により、発芽に必要な水分を土が保つ事ができる。
【0010】
本発明の松かさから発芽させた盆栽は、松の種と土を混ぜた物を入れ込んだ松かさ自体を土に植え込む事により、発芽に必要な水分を保つ事が出来る為に、植え込みから発芽までの水の管理が容易に出来る方法なのです。
【0011】
発芽した後は、松かさから発芽しているので、この松かさごと盆栽鉢に植え替える事ができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の松かさから発芽させた盆栽は、松の種と土を混ぜ合わせた物を鱗片と鱗片に入れ込む事により、初めて鱗片と鱗片の間に発芽する隙間を保ち水分を保つ事が出来るようになった。
【0013】
松の種と土を混ぜ合わせた状態にし、松の種と土を混ぜ合わせた松かさ自体を土に埋め戻す事で、水分管理が容易に出来る。
【0014】
松の発芽方法としては、これまでに無かった方法であり、自然のまま松かさを利用して新しい松の盆栽として提供す事が出来る。
【0015】
これまで利用されなかった松かさを、盆栽として利用いるもは無かったので、新たな景観を盆栽として表現できる。
【0016】
従来の盆栽とは異なった発芽方法により、様々な種類の松を発芽させる事も可能であり、盆栽として提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の松かさから発芽させた盆栽は、図2にあるよく乾いた松かさ1の鱗片2と鱗片2にある隙間へ、土3と松の種4を混ぜあわせた物5を入れ込む事により、土3と松の種4を混ぜあわせた物5は構成されている。
【0018】
この土3と松の種4を混ぜあわせた物5を構成する事により、発芽させる段階において水分の確保をし、尚且つ水分を含むと鱗片が閉じようとする習性から発芽できる隙間を保つ事が出来るように構成されている。
【0019】
本発明の松かさから発芽させた盆栽は、図3にあるように発芽を管理する為にこの土3と松の種4を混ぜあわせた物を準備した松かさを、土の中に植え込む事により、水分の管理が容易になり発芽と松の苗の管理が出来る。
【産業上の利用可能性】
【0020】
松かさを利用し発芽させた新しい方法により盆栽を提供できる。図4
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】松かさを描いたものです。
【図2】松かさに松の種と土を混ぜ合わせた物を入れ込んだ時の断面図である。
【図3】松かさに松の種と土を混ぜ合わせた物を入れ込んだ状態で、水分の管理を行う為に土に植え込んだ状態である。
【図4】松かさから発芽したものを、盆栽鉢に植え替えて盆栽となった所です。
【符号の説明】
【0021】
1 松かさ
2 鱗片
3 土
4 松の種
5 土3と松の種4を混ぜあわせた物
6 松の苗
7 植木鉢
8 盆栽として形成する針金
9 地面
A−A 断面線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
松かさの鱗片と鱗片の間に、松の種と土を混ぜた物を入れ込み発芽させる方法に関する松かさを利用した盆栽である。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2008−173105(P2008−173105A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−37092(P2007−37092)
【出願日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【出願人】(307000053)
【Fターム(参考)】