説明

【課題】頭の重量を用いて後頭部を刺激し続けることで後頭部の緊張した筋肉群の弛緩を誘導するとともに、頭蓋仙骨部の硬膜系の弛緩を自然に誘導する頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を提供すること。
【解決手段】ユーザの首方向に形成されて脊柱の一部分が安着される脊柱支承部と、前記脊柱支承部の後方に形成されて頭の後頭部が安着される後頭部支承部と、前記後頭部の神経繊維を刺激するために環椎と後頭骨との間の上項線に沿って突設される後頭部指圧部とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は枕に関し、より詳しくは頭の自重を用いて後頭部を刺激し続けることで後頭部の緊張した筋肉群の弛緩を誘導するとともに、頭蓋仙骨部の硬膜系の弛緩を自然に誘導する頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕に関する。
【背景技術】
【0002】
これまで数多くの学者らの研究によって人体の脳、頭蓋骨、及び骨盤における仙骨は微細に動き、かかる動きによって脳脊髄液は脳及び脊髓に沿って流れており、血液が血管に沿って流れているように脳脊髄液も脊柱管及び頭蓋骨内を循環しながら神経系、筋骨格系、血管系、リンパ系、内分泌系、呼吸器系など、人体内に存在する全ての身体情報と連絡して体の生体リズムを調律、統合していることが明らかになった。
【0003】
人体に不適切な緊張及び繰り返しストレスが発生すれば中枢神経系に影響を及ぼし、前記脳脊髄液の正常な循環を邪魔することにより、神経系、筋骨格系、血管系、リンパ系、内分泌系、呼吸器系などと係わる器官で問題を発生させる。
【0004】
頭蓋仙骨療法(CST:Craniosacral Therapy)は前記脳脊髄液の変化を、手を用いた接触を通じて把握し、微細な手の圧力で頭蓋仙骨部位を刺激して中枢神経系及び脳脊髄液の循環を正常化させる手技療法として知られている。
【0005】
従来、頭蓋仙骨療法による治療を受けるためには治療師の手技調整だけに依存しなければならなかったので、治療師の技術の熟練度にバラツキがあり、また、治療師の判断ミスや未熟な治療によって症状が治療前よりもかえって悪化するという問題点も発生していた。
【0006】
更に、患者たちは治療師の治療を受けるために多くの時間を待機してから非常に短い時間だけを割り当てられて間歇的な治療を受けるようになるので、治療の効果が高くないのみならず、治療にも長期間がかかるという問題点が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上述した問題点を解決するために案出されたもので、その目的はヒトが横になっているうちに頭蓋仙骨部位を刺激し続けて中枢神経系及び脳脊髄液の循環を正常化させる頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、後頭部(occipital region)が安着される部位に環椎と頭蓋骨との間の神経繊維を刺激するための後頭部指圧部を具備することで、関連筋肉の弛緩を誘導し、脳脊髄液の循環を促進させる頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を提供することにある。
【0009】
本発明のまた他の目的は、後頭骨部を刺激するための後頭骨指圧部を具備して呼吸の自律神経調節に影響を与えることで、交感神経系の緊張を弛緩させ、脳脊髄液の循環を活性化させる頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施態様に係る枕は、ユーザの首方向(首の延出する方向)に形成されて脊柱の一部分が安着される脊柱支承部と、前記脊柱支承部の後方に形成されて頭の後頭部が安着される後頭部支承部と、前記後頭部の神経繊維を刺激するために環椎と後頭骨との間の上項線に沿って突設される後頭部指圧部とを含む。
【0011】
本発明の他の実施態様に係る枕は、首方向に形成されて脊柱が安着される脊柱支承部と、前記脊柱支承部の後方に形成されて頭の後頭部が安着される後頭部支承部と、前記脊柱支承部の両側面に形成されて前記首を支持する首支持部と、前記首支持部の上端部に形成されて前記頭の後頭骨部位を刺激するための後頭骨指圧部とを含む。
【発明の効果】
【0012】
本発明による枕は、ヒトが横になっているうちに頭蓋仙骨部位を刺激し続けて頭と係わる後頭部の緊張した筋肉群の弛緩を誘導するとともに、頭蓋仙骨部の硬膜系の弛緩を誘導して脳脊髓循環を促進させることで脳血流循環を改善して頭脳発達を促進し、脊柱の生理的なカーブが形成できるように助けることによって正常位に回復させることができるという効果がある。
【0013】
また、本発明による枕は、頭の自重によって自然に後頭部の左右の神経纎維を刺激して関連筋肉を弛緩及び伸長(Traction)させて変位された脊柱(columna vertebralis)を正常位に戻して、脳血液及び脳脊髄液の供給が円滑になるようにすることで頭脳活動を改善し、頭及び首などの痛みを除去させるという効果がある。
【0014】
本発明による枕は、頭の自重によって自然な荷重が発生すれば後頭骨を刺激して横隔膜の活動及び呼吸の自律神経調節に影響を与えることで、交感神経系の緊張を弛緩させ、脳脊髄液の循環を活性化させて頭痛や熱などを軽減させるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す背面図である。
【図5】本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す底面図である。
【図6】本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕の使用状態を示す図である。
【図7】本発明の他の実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す平面図である。
【図8】発明の他の実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す背面図である。
【図9】本発明の他の実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕の使用状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付された図面を参照して本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕に対して説明する。図1は本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す斜視図、図2は本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す平面図、図3は本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す正面図、図4は本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す背面図、図5は本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕を示す底面図、図6は本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕の使用状態を示す図である。
【0017】
図1〜図6を参照すれば、本発明の一実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕100は、脊柱(vertebral column)が安着される脊柱支承部110、後頭部が安着される後頭部支承部120、及び前記後頭部の神経繊維を刺激する後頭部指圧部130を含む。また、首を支持する首支持部140、前記脊柱支承部110を支持する補助支持部150、後頭骨を刺激するための後頭骨指圧部160、香りを発生させる香り発生部180、及び音響を発生させる音響発生部190のうち少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0018】
前記脊柱支承部110は、ヒトが横になった際に脊柱の一部が安着されることができるように首方向(図2中のY軸方向)に形成され、所定の高さを有するように形成される。前記脊柱支承部110は2段以上の高さを有するように形成されることができ、脊柱の正常なカーブ(curve)を維持するように、高さが2段以上で順次低くなる構造であってもよい。また、図3に示されているように、頭と上体の重みによる荷重が脊柱に集中されるように前記脊柱支承部110の上面は緩いカーブを有するように形成されることができる。
【0019】
図2及び図3に示しているように、前記脊柱支承部110は互いに異なる高さを有する第1の脊柱支承部110a、第2の脊柱支承部110b、及び第3の脊柱支承部110cに分けられている。勿論、本発明の一実施例によって脊柱支承部が3つの部分に分けられて区画形成されたものであって、脊柱支承部の高さの差はこれに限定されず、多様に構成できる。
【0020】
前記第1の脊柱支承部110aは、最上部に位置し、最高の高さを有するように形成される。前記第1の脊柱支承部110aは脊柱の生理的なカーブを満たすために、5cm〜10cm程度に形成され、好ましくは7cm〜8cmに形成されることができる。前記第2の脊柱支承部110bは、前記第1の脊柱支承部110aに延設され、前記第1の脊柱支承部110aの高さより低く形成される。前記第3の脊柱支承部110cは前記第2の脊柱支承部110bに延設され、前記第2の脊柱支承部110bの高さより低く形成される。よって、前記第1の脊柱支承部から第3の脊柱支承部110a,110b,110cは、第1の脊柱支承部110aから順次高さが低くなるように形成されて、頭と上体による荷重が脊柱に集中されるようにして脊柱部位の緊張した筋肉を弛緩させることで脊柱の正常化を誘導して、脊柱が正常なカーブを維持するようにする。
【0021】
また、前記脊柱支承部110には、脊柱を楽に安着できるように支える脊柱安着溝112が形成され得、また、前記脊柱安着溝112には脊柱を刺激して指圧効果を奏するための脊柱指圧棒114がさらに形成され得る。
【0022】
前記脊柱安着溝112は、上体の重み及び脊柱支承部の高さの差によって脊柱がむりやりに圧迫されることを防ぐために高さの差が発生する脊柱支承部110の前部(図2中Y軸の負方向側の部分)に形成されることができる。また、前記脊柱支承部110が前記第1の脊柱支承部から第3の脊柱支承部110a、110b、110cに形成される場合、脊柱安着溝112は各脊柱支承部にそれぞれ形成されることができる。
【0023】
前記脊柱指圧棒114は、前記安着される脊柱を刺激して指圧効果を奏するように前記脊柱安着溝112内に所定の高さを有するように形成される。
前記後頭部支承部120は、前記脊柱支承部110の後方(図2中上方、つまり、Y軸の正方向側)に頭の後頭部(occipital region)が安着されることができるように形成される。前記後頭部支承部120は頭が床に触れることを防止するとともに頭の重みが下向きに加わるように前記第1の脊柱支承部110aの高さよりも低く形成される。また、後頭部支承部120は頭の重みによって後頭部が圧迫され過ぎることを防止するために後頭部と同等または類似のカーブを有する後頭部安着溝122が形成されることができる。
前記首支持部140は、脊柱支承部110の両側面に首を支持するために形成される。特に、前記首支持部140の一端部142は首の両側を支え、他端部144は頭の両側を支えることで、頭が確実に固定されるようにする。
【0024】
前記後頭部指圧部130は、後頭部の神経繊維を刺激するために前記脊柱支承部110の後面(図2中Y軸の正方向側の面)に形成される。特に、前記後頭部指圧部130は後頭部の環椎と後頭骨との間を刺激するために環椎と後頭骨の間の上項線(superior nuchal line)に沿って突設され得る。前記後頭部指圧部130は、頭の重みによって自然な荷重が発生すれば後頭部左右側の14つの神経纎維を刺激して関連筋肉を弛緩及び伸長(Traction)させることにより、変位された脊柱を正常に戻し、脳血液及び脳脊髄液の供給が円滑になるようにして頭脳活動を改善し、頭及び首などの痛みを除去させる役割を果たす。
【0025】
前記後頭部指圧部130は、後頭部の神経繊維に対する指圧効果を最大化させるために少なくとも一つの指圧突起として形成されることができる。また、前記少なくとも一つの指圧突起は環椎と後頭骨の間の上項線に対する指圧効果を最大化するために左右4つずつの指を用いる手技治療の如く、8つの指圧突起からなる。前記首支持部140を含まない場合は、前記脊柱支承部110の後面に2つから8つの指圧突起が配設され得、前記首支持部140を含む場合には前記脊柱支承部110及び首支持部140の後面(図2中Y軸の正方向側の面)に指圧突起が形成され得る。
【0026】
前記後頭部指圧部130は、その突出高さ(つまり、本実施例では円柱状の突起からなる後頭部指圧部130の軸方向の長さ)がユーザのすべての後頭部の構造に適用可能に形成されることができ、刺激の強度を調節するために突出方向(上記軸方向)に沿って変位させて突出高さを変更できるように形成されることができる。例えば、前記後頭部指圧部130の指圧突起にねじ山を設け、ねじの動きによって突出方向に沿って突出高さを変更できるように形成してもよい。この場合、前記指圧突起の高さは調節可能であり、多様な後頭部の構造に合わせて誰でも同一または類似の指圧効果を奏することができ、指圧の強度を調節することができるようになる。
【0027】
また、前記後頭部指圧部130の指圧突起は振動モータと連結されて、前記振動モータの動きによって突出方向に沿って運動できるように形成されることができる。言い換えれば本実施例では円柱状に形成される後頭部指圧部130の軸に沿って突出方向及び逆方向に運動できるように形成される。この場合、ユーザの後頭部の形状を問わず適用可能であり、刺激の強度を調節することができることは勿論、後頭部指圧部130の運動の回数及び時間を調節することができるため、指圧効果を高めることができるという長所がある。
【0028】
前記後頭部指圧部130は、円滑な指圧のためにシリコーン材質、ポリウレタンなどの所定の強度を有する材質で形成され、過度な刺激を防止するためにゴム材質などのカバーをさらに含むこともできる。
【0029】
また、前記後頭部指圧部130は遠赤外線効果をユーザにもたらすためにヒスイやマリントートなどの遠赤外線が生じる材質で形成することができ、前記後頭部指圧部130の内部には、赤外線またはレーザー線を放射するランプなどの光源(例えば、発光ダイオード)が形成されてもよい。
【0030】
図6は、ユーザが仰向けに寝た状態で頭と首が首支持部によって支えられ、後頭部が前記後頭部指圧部に正しく配置された姿を示している。
前記補助支持部150は、前記脊柱支承部110の側面に形成され、前記脊柱支承部110の延出方向に対して垂直な方向(図2中のX軸方向)に形成されて前記脊柱支承部110を支える役割を果たす。前記補助支持部150は頭が楽に安着され得るように高さが2段に形成されてもよく、ユーザが一般的な枕として使用し得るように通常の枕と同じ形状に形成されてもよい。また、前記補助支持部150は、その長さに制限がなく、前記脊柱支承部110の一側面だけに形成されてもよく、両側面ともに形成されてもよい。
【0031】
前記香り発生部180は、ハーブ、薬材のような香りの効果を得ることができる香り発生物質を収めており、香りが均一に広がるように香り通路182に沿って香りを発生させる。前記香り発生部180は瞑想用枕の下部(図2中のZ軸の負方向側の部分)に形成されることができ、前記香り発生物質は川弓(センキュウ)、当帰(トウキ)、白止(ビャクシ)、辛夷(シンイ)、杜仲(トチュウ)、白朮(ビャクジュツ)、藁本(コウホン)、牡丹皮(ボタンピ)などの漢方薬材が含まれることもできる。
【0032】
前記音響発生部190は、睡眠に役立つ音響を発生させる音響機器を含み、前記音響機器は前記瞑想用枕の下部に形成されてもよく、スピーカー195は前記瞑想用枕の側面または上端部(図2中のZ軸の正方向側の端部)に形成されることができる。
【0033】
図7は本発明の他の実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕の平面図であり、図8は本発明の他の実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕の背面図であり、図9は本発明の他の実施例による頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕の使用状態を示す図である。
【0034】
図7〜図9を参照すれば、本発明の他の実施例による瞑想用枕は、前記首支持部140の上端部に形成され、後頭骨(occipital bone)を刺激するために頭方向(図2中のZ軸の正方向)に突出するように形成される後頭骨指圧部160を含む。
【0035】
前記後頭骨指圧部160は、前記後頭骨を刺激するために設けられ、前記後頭骨の中で乳様突起の下方が安着される部位に形成されることができ、前記後頭骨の中で第4脳室(Fourth ventricle)が安着される部位に形成されることもできる。指圧効果を高めるために前記後頭骨指圧部160の上端には後頭骨指圧棒がさらに形成され得る。また、前記後頭骨指圧部が乳様突起の下方に形成される場合、頭の位置の移動が要らないが、第4脳室が位置する部位に形成される場合は、図9に示しているように、前記後頭骨指圧部が前記第4脳室の部位に位置するように頭の位置を移動して用いる。
【0036】
前記後頭骨指圧部160は、前記首支持部140と脱着自在に形成でき、前記後頭骨指圧部160の下部及び前記首支持部140の上部は前記後頭骨指圧部160が前記首支持部140と脱着自在に同一の形状で形成される。
【0037】
前記後頭骨指圧部160は頭の重みによって自然な荷重が発生すれば前記乳様突起の下方または第4脳室の部位を刺激して横隔膜活動と呼吸の自律神経調節に影響を与えることで交感神経系の緊張を弛緩させ、脳脊髄液の循環を活性化させて頭痛及び熱などを軽減させる役割を果たす。
【0038】
以上、本発明を具体的な実施例、具体的には、頭蓋仙骨療法を応用した瞑想用枕によって説明したが、これらの実施例は本発明を例示するためのものに過ぎず、本発明を制限するものではない。瞑想用といった用途に限定されるものではなく、単に寝具として用いられうることは言うまでもない。さらに、本発明の属する技術分野における通常の知識を持つ当業者ならば、その技術的思想や必須的特徴を変更しない限度内で、他の具体的な形態で実施可能である。
【0039】
なお、本発明の範囲は、前記詳細な説明よりも添付の特許請求の範囲によって特定され、特許請求の範囲の意味及び範囲、更にその等価概念から導出される全ての変更又は変形された形態をも本発明の範囲に含まれるものと解釈すべきである。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明による瞑想用枕は楽な安着感のためにクッション作用及び伸長作用が可能なスポンジ、ポリウレタン、メモリーフォームなどの弾性材質で形成することができ、指圧効果を高めるために木材、プラスチックなどの非弾性材質でもよい。
【符号の説明】
【0041】
100 頭蓋仙骨療法を用いた瞑想用枕
110(110a,110b,110c) 脊柱支承部
112 脊柱安着溝
114 脊柱指圧棒
120 後頭部支承部
122 後頭部安着溝
130 後頭部指圧部
140 首支持部
150 補助支持部
160 後頭骨指圧部
180 香り発生部
190 音響発生部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの首方向に形成されて脊柱の一部分が安着される脊柱支承部;
前記脊柱支承部の後方に形成されて頭の後頭部が安着される後頭部支承部;及び
前記後頭部を刺激するために前記後頭部の神経繊維に沿って形成される後頭部指圧部を含む枕。
【請求項2】
前記脊柱支承部は、前記脊柱が楽に安着されるように支える脊柱安着溝を含むことを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項3】
前記脊柱支承部は、前記安着される脊柱を刺激するための脊柱指圧棒を含むことを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項4】
前記脊柱支承部は第1の脊柱支承部及び第2の脊柱支承部を含み、前記第2の脊柱支承部は前記第1の脊柱支承部よりも低く形成されて、前記脊柱が、前記第1の脊柱支承部及び前記第2の脊柱支承部に順次安着されることを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項5】
前記脊柱支承部は、第3の脊柱支承部を更に含み、前記第3の脊柱支承部は前記第2の脊柱支承部よりも低く形成されて、前記脊柱が、前記第1〜第3の脊柱支承部に順次安着されることを特徴とする請求項4記載の枕。
【請求項6】
前記後頭部支承部は、前記後頭部を支える後頭部安着溝を含むことを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項7】
前記後頭部指圧部は、前記後頭部の神経繊維を刺激するために環椎と後頭骨との間の上項線に沿って突設される少なくとも一つの指圧突起を含むことを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項8】
前記脊柱支承部の両側面に形成されて前記首を支持する首支持部を更に含むことを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項9】
前記後頭部指圧部は、前記脊柱支承部及び前記首支持部の後面に前記環椎と後頭骨との間の上項線に沿って突設された少なくとも一つの指圧突起を含むことを特徴とする請求項8記載の枕。
【請求項10】
前記首支持部の上端部には前記頭の後頭骨部位を刺激するための後頭骨指圧部が脱着自在に形成されることを特徴とする請求項8記載の枕。
【請求項11】
前記後頭部指圧部は、突出方向に沿って変位できるように形成されることを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項12】
前記後頭部指圧部は赤外線またはレーザー線を放射するランプを含むことを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項13】
前記脊柱支承部の側面に形成されて前記脊柱支承部を支持する補助支持部を更に含むことを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項14】
前記瞑想用枕の下部に形成されて香りを発生させる香り発生部を更に含むことを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項15】
前記瞑想用枕の下部に形成されて音響を発生させる音響発生部を更に含むことを特徴とする請求項1記載の枕。
【請求項16】
首方向に形成されて脊柱が安着される脊柱支承部;
前記脊柱支承部の後方に形成されて頭の後頭部が安着される後頭部支承部;
前記脊柱支承部の両側面に形成されて前記首を支持する首支持部;及び
前記首支持部の上端部に形成されて前記頭の後頭骨部位を刺激するための後頭骨指圧部を含むことを特徴とする枕。
【請求項17】
前記後頭骨指圧部は前記首支持部の上端部に脱着自在に形成されることを特徴とする請求項16記載の枕。
【請求項18】
前記後頭骨指圧部は前記頭の後頭骨部位の中で第4脳室を刺激するために前記首支持部の上端部に形成されることを特徴とする請求項16記載の枕。
【請求項19】
前記後頭骨指圧部は前記頭の後頭骨部位の中で乳様突起の下方を刺激するために前記首支持部の上端部に形成されることを特徴とする請求項16記載の枕。
【請求項20】
前記後頭部の神経繊維を刺激するために前記脊柱支承部及び前記首支持部の後面に形成される後頭部指圧部を更に含むことを特徴とする請求項16記載の枕。
【請求項21】
前記後頭部指圧部は前記環椎と後頭骨との間の上項線に沿って突設される少なくとも一つの指圧突起を含むことを特徴とする請求項20記載の枕。
【請求項22】
前記後頭部指圧部は、突出方向に沿って変位できるように形成されることを特徴とする請求項20記載の枕。

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2009−285462(P2009−285462A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−129023(P2009−129023)
【出願日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【出願人】(509150721)ジンバイオテック カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】