柔軟性管材を取り出し可能な容器
柔軟性管材34を取り出し可能な容器20において、容器本体22は、その中を貫通可能な開口部26の輪郭を画定している中央管状部24を有している。外壁28は、中央管状部を外側から取り囲むようにして形成され、容器底部30は、外壁28と中央管状部24とを繋ぐように伸びて形成されている。外壁、容器底部および中央管状部は、一体になって、中央管状部24を取り囲む内部領域32を画定している。柔軟性管材34の長手方向は、内部領域32内に収まっている。容器底部30は、第1の係合構造42を備えており、カバー36は、容器本体に連結されているとともに、少なくともその一部が内部領域の上に配置される。カバー36は第2の係合構造44を画定し、第1の係合構造と嵌め合わされるように係合可能であり、その結果、第1の係合構造42および第2の係合構造44により、積み重ねられた複数の容器が相互にずれることを防止しつつ、それら複数の容器を上下に積み重ねることが可能である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、汚れたおむつ等の廃棄物を捨てるために用いられるプラスチック製の管材を内部に収容する容器に関し、より詳しくは、より効率的に積み重ねるとともに、容器を当該容器と共に使用する大容器に適切に配置するための助けとなる係合構造を有する容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、汚れたおむつのような廃棄物は、単にそれらをごみ箱に入れることによって捨てられていた。しかし、これには衛生面および匂いの発生の問題があった。さらに、汚れたおむつに関しては、多くの場合、一時的にではあるにせよ、子供に着替えをさせる場所において捨てられる。通常、それは子供が寝たり多くの時間を過ごしたりする子供部屋である。そういった場所において、衛生的であり比較的匂いの発生しない環境を維持することは重要なことである。
【0003】
上述した汚れたおむつに関する廃棄および衛生面の問題を解決するために、多くの仕組みが開発されてきた。そういった廃棄の仕組みの一つは、コネチカット州のウェストポートにあるプレイテックスプロダクツ株式会社によって製造されているダイパージーニ(登録商標)である。この仕組みは、内部廃棄物収容領域と、プラスチック製の管材の全長を取り出し可能な状態で内部に収容する容器をセットし保持するための内部領域と、を有する大容器を備えている。汚れたおむつが大容器に入れられる場合、それは容器の開口部を通過する。その開口部において、汚れたおむつはプラスチック製の管材の中に包み込まれ概ね密封される。容器内のプラスチック製の管材の容量が使い切られたら、その容器は大容器から取り外され、新しい容器と交換される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
容器を大容器にセットする際にしばしば起きる問題は、不注意で容器が逆さまに配置されるということである。この場合、汚れたおむつが容器を通して大容器の中に入れられると、おむつはプラスチック製の管材に辿り着く前に容器の各部分に触れてしまう。これは、潜在的な衛生上の問題を引き起こす。それに加えて、プラスチック製の管材を多く使用することとなり、容器を早めに取り換えなくてはならなくなる。さらに、容器内にあるプラスチック製の管材の量を、きちんと確認することができない。
【0005】
上述した容器に関するもう一つの問題は、使い終わった容器と交換されるために新しい容器が店で販売され、それゆえ容器が箱詰めされて様々な店に運ばれなければならない、という点から生ずる。運ばれて販売されるために、容器は、一般に、箱の中で積み重ねられ、さらに、店の棚の上で上下に積み重ねられる。容器の形状のために、当該容器が店の棚の上で積み重ねられる場合に、それらが崩れ落ちたり相互にずれたりすることがしばしば起こる。また、容器の形状は、また、配送のために箱の中に詰め込む際に積み重ね難く作られており、理想的ではない。
【0006】
以上のことから、本発明は、従来の容器および大容器の持つ問題や欠点を改善もしくは克服する容器、もしくは容器および大容器の仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、その一面として、柔軟性管材を取り出すことができる容器を提供する。容器は、それを貫通可能な開口部の輪郭を画定している中央管状部を有する容器本体を備えている。おむつのような廃棄物は、使用の際に、当該開口部を通過する。容器本体は、中央管状部を外側から取り囲んでいる外壁と、当該外壁および当該中央管状部を繋ぐように伸びている容器底部とを有する。外壁と、容器底部と、中央管状部とが一体になって、内部領域を画定している。柔軟性管材の全長は、容器から取り出すことが可能なように当該内部領域の中に配置されている。カバーは、容器本体に連結されているとともに、少なくともその一部が内部領域の上に配置されている。
【0008】
容器底部は、外側の表面に第1の係合構造を有しており、カバーは、やはり外側の表面に第2の係合構造を有している。容器底部によって画定される第1の係合構造と、カバーによって画定される第2の係合構造とは、相互に嵌め合わされるように係合可能である。その結果として、複数の容器は、上下に積み重ねることが可能であると同時に、積み重ねられた状態で相互にずれることがない。
【0009】
本発明の一実施例において、第1の係合構造および第2の係合構造のうちいずれか一方は、少なくとも一の、好ましくは複数の、外側に向かって突出する突起を有しており、第1の係合構造および第2の係合構造のうちの他方は、少なくとも一の、好ましくは複数の、当該突起と噛み合うように形成された窪みを有している。本発明の好ましい一実施例において、容器底部およびカバーは各々円形であり、容器底部およびカバーのいずれかのうちの一方から外側に向かって突出するこぶによって当該複数の突起が画定されている。当該こぶは、放射状に円周方向に配置されている。同様に、窪みは、容器底部およびカバーのいずれかのうちの他方において、放射状に円周方向に配置されている。複数の窪みの各々は、複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、上述の少なくとも一の突起と噛み合うように形成されている。
【0010】
本発明の他の一実施例において、第1の係合構造は、1以上の第1の段によって画定される。当該第1の段の各々は、第1の隆起部分およびそれに対応する第1の窪み部分を有している。第2の係合構造は、1以上の第2の段によって画定される。当該第2の段の各々は、第2の隆起部分およびそれに対応する第2の窪み部分を有している。第1の隆起部分は第2の窪み部分と嵌め合わされるように係合可能であり、第1の窪み部分は第2の隆起部分と嵌め合わされるように係合可能である。その結果として、複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、複数の容器のうちの一の第1の段が複数の容器のうちの他の一の第2の段と噛み合って、当該積み重ねられる複数の容器の間における相互のずれを最小限にする。
【0011】
本発明のさらに他の一実施例において、第1の係合構造は容器底部によって形成される第1の波形の表面を有し、第2の係合構造はカバーによって形成される第2の波形の表面を有し、第1の波形の表面および第2の波形の表面は相互に嵌め合わされるように係合可能であり、複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、当該複数の容器のうちの一の第1の波形の表面が複数の容器のうちの他の一の第2の波形の表面と噛み合って、当該積み重ねられる複数の容器における相互のずれを最小限にすることができる。好ましくは、本発明の本実施例において、縁がカバーによって画定される外周表面に沿って延伸し、一の容器が他の容器の上に積み重ねられる場合に、容器底部によって画定される外周部分は、当該縁に滑り込むように噛み合うことが可能である。
【0012】
本発明のさらに他の一実施例において、カバーおよび容器底部の各々は概ね円形であり、第1の係合構造および第2の係合構造のうちのいずれか一方が外側に向かって突出する複数の畝を有し、第1の係合構造および第2の係合構造のうち他方が複数の窪みを有する。2以上の容器が上下に積み重ねられる場合に、一の容器によって画定される畝が他の一の容器によって画定される窪みの中に、嵌め合わされるように受け入れられる。好ましくは、上述した畝および窪みに加えて、容器底部およびカバーが外周の端を画定し、当該容器底部およびカバーのうちの一方が当該外周の端の内側に配置される環状の隆起部分を画定し、当該容器底部およびカバーのうちの他方が外周の端の内側に配置される環状の窪み部分を画定する。複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、環状の隆起部分は、上述の環状の窪み部分に滑り込むように係合可能である。
【0013】
本発明は、他の一面において、柔軟性管材を取り出すことができる容器および当該容器を内部にセットし保持する大容器を提供する。当該容器は、本質的に、上述したものと形状が同じである。しかし、本実施例において、カバーが係合構造を有することは必要ではない。したがって、容器は、それを通して通り抜けることが可能である孔の輪郭を画定している中央管状部を有する容器本体を備えている。外壁は中央環状部を外側から取り囲んでおり、容器底部は当該外壁および当該中央管状部を繋ぐように伸びている。外壁と、容器底部と、中央管状とが、一体になって、中央管状部を取り囲むとともに柔軟性管材の全長が収容される内部領域を画定している。カバーは、容器本体に連結されているとともに、少なくともその一部が内部領域の上に配置されている。容器底部は、第1の係合構造を有している。カバーは必ずしも係合構造を有しないと説明したが、本実施例において、カバーが容器底部によって画定される係合構造と嵌め合わされるように係合可能である係合構造を有し、上下に積み重ねられる容器の係合構造が相互に噛み合うことを可能としてもよい。
【0014】
大容器は、少なくとも上述の容器を収容可能な大きさを有する開口部と、係合構造とを備えている。当該係合構造は、容器底部によって画定される第1の係合構造と嵌め合わされるように係合可能であり、その結果として、上述の容器が当該大容器に対して不適切に配置される可能性を最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図2】図2は、図1に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図4】図4は、図3に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図6】図6は、図5に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図8】図8は、図7に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図10】図10は、図9に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図11】図11は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図12】図12は、図11に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図13】図13は、大容器に配置された図1に示される容器の容器底部によって画定される係合構造が当該大容器の台座表面によって画定される位置合わせ構造と嵌め合わされるように係合している図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1および図2に示されるように、柔軟性管材を取り出すことが可能な容器20は、参照番号20によって通常明示される。容器20は、通常参照番号22によって明示される容器本体22を備えている。容器本体22は、それを貫通可能である開口部26を有する中央管状部24によって画定されている。外壁28は、中央管状部24を外側から取り囲んでおり、容器底部30によって中央管状部24に繋げられている。中央管状部24、外壁28および容器底部30は、一体になって、柔軟性管材が取り出し可能な状態で収容される内部領域を画定している。カバー36は、通常参照番号36によって明示され、容器本体22に取り付けられている。カバー36は、カバー36を貫いて広がっている開口部38を画定する内周端37を有している。開口部38は、中央管状部24と内周端37との間にギャップ40が形成されるように大きさが決められている。容器20は図示された具体例において円筒状の形状を有しているが、本発明はこれに限られず、容器20は、正方形状、長方形状、卵形状もしくはそれと同様の形状を有していてもよい。また、本発明は、これらの形状を組み合わせたものであってもよく、さらに、容器20は、本発明の技術的思想の範囲内であればいかなる形状を有していてもよい。
【0017】
さらに、図1および図2において、容器底部30は、第1の係合構造を有している。第1の係合構造は、図示された具体例において、容器底部30の外周に沿って放射状に配置された複数の窪み42として示されている。同様に、カバー36は、第2の係合構造を有している。第2の係合構造は、図示された具体例において、複数の突起もしくはこぶ44として示されている。窪み42とこぶ44とは、複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、一の容器20のこぶ44が次の容器20の窪み42に嵌め合わされるように噛み合うように、相互に形作られている。その結果として、上下に連続的に積み重ねられる複数の容器20が、相互にずれる可能性を最小限にすることができる。複数の窪み42およびこぶ44が図示され説明されたが、本発明はこれに限られることなく、容器20はいかなる数の窪み42およびこぶ44を有していてもよく、単一の窪み42およびこぶ44が採用されてもよい。さらに、窪み42およびこぶ44の各々は、全て同じ大きさおよび形状を有するものとしたが、本発明はこれに限られることなく、容器20は異なる形状もしくは異なる大きさの窪み42およびこぶ44を有していてもよい。また、異なる大きさおよび形状を有する窪み42およびこぶ44が採用されてもよく、さらに、本発明の技術的思想の範囲内であれば、いかなる大きさおよび形状の窪み42およびこぶ44が採用されてもよい。
【0018】
図3および図4に示されるように、容器20の一変形例は、参照番号120によって通常明示される。容器120は、多くの点で容器20と似ている。したがって、容器120の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に1を付けた参照番号によって明示される。容器120は、第1および第2の係合構造が、各々、窪み42およびこぶ44の代わりに、第1の段142および第2の段144である、という点において容器20と異なっている。第1の段142の各々は、隆起部分146およびそれに隣接した窪み部分148によって形作られている。同様に、第2の段144の各々は、隆起部分150およびそれに対応する窪み部分152によって形作られている。したがって、2以上の容器が上下に積み重ねられる場合、第1の段142および第2の段144は、各々、相互に嵌め合わされるように噛み合う。
【0019】
図5および図6に示されるように、容器20の他の変形例は、参照番号220によって通常明示される。容器220は、多くの点で容器20と似ている。したがって、容器220の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に2を付けた参照番号によって明示される。容器220は、第1および第2の係合構造が、各々、窪み42およびこぶ44の代わりに、第1の波形表面242および第2の波形表面244である、という点において容器20と異なっている。第1の波形表面242および第2の波形表面244の各々は、図示された変形例において正弦曲線のパターンで変化する一連の山と谷との連なりによって形作られる。したがって、2以上の容器220が上下に積み重ねられた場合、第1の波形表面242および第2の波形表面244のどちらか一方の山が、それらのうちの他方の谷と嵌め合わされるように噛み合う。その結果として、複数の容器220は、相互にぴったりと収まるように積み重ねられる。容器220のカバー236は、カバー236の外周表面に沿って延伸する縁243を有している。2以上の容器220が上下に積み重ねられる場合、縁243は、次に積み重ねられる容器220の外壁228(図示略)を滑り込ませるように外壁228と噛み合う。その結果として、積み重ねられる複数の容器220が相互にずれる可能性を最小限にする、もしくは皆無にすることができる。
【0020】
図7および図8に示されるように、容器20の他の変形例は、参照番号320によって通常明示される。容器320は、多くの点で容器20と似ている。したがって、容器320の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に3を付けた参照番号によって明示される。容器320は、カバー336によって画定される第2の係合構造が、こぶ44の代わりに、カバー336に沿って放射状に配置される外側に向かって突出する畝344である、という点において容器20と異なっている。容器底部330によって画定される第1の係合構造は、容器320が上下に積み重ねられる場合、畝344と嵌め合わされるように噛み合うように大きさと位置とが形作られている窪み342である。畝344に加えて、カバー336はまた、カバー336の外周端350よりも内側に位置する環状の隆起部分346を画定している。図示された変形例において、環状の隆起部分346は、カバー336によって画定される内周端337まで広がっている。容器底部330は、図8において最もよく示されているように、環状の窪み部分352を有している。環状の窪み部分352は、2つの容器320が上下に積み重ねられる場合、カバー336によって画定される環状の隆起部分346と嵌め合わされるように噛み合うように形作られている。畝344および窪み342は各々カバー336および容器底部330の上に位置するものとして図示され説明されたが、本発明はこれに限られるものではない。したがって、畝344は容器底部330の上に位置するものとしてもよいし、窪み342はカバー336の上に位置するものとしてもよい。同様に、本発明の技術的思想の範囲内であれば、環状の隆起部分346の位置と環状の窪み部分352の位置とが入れ替わって、環状の隆起部分346が容器底部330の上に位置して、環状の窪み部分352がカバー336の上に位置してもよい。
【0021】
図9および図10に示されるように、容器20の他の変形例は、参照番号420によって通常明示される。容器420は多くの点で容器20と似ている。したがって、容器420の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に4を付けた参照番号によって明示される。容器420は、第2の係合構造が、こぶ44の代わりに、半円状の隆起部分444である、という点において容器20と異なっている。容器底部430は、図10において最もよく示されているように、半円状の窪み部分442を有している。半円状の窪み部分442は、複数の容器420が上下に積み重ねられる場合、半円状の隆起部分444が半円状の窪み部分442に嵌め合わされるように噛み合うように、形作られている。半円状の隆起部分444および半円状の窪み部分442は各々カバー436および容器底部430の上に位置するものとして図示され説明されたが、本発明はこれに限られるものではない。したがって、半円状の隆起部分444が容器底部430の上に位置して、半円状の窪み部分442がカバー436の上に位置してもよい。
【0022】
図11および図12に示されるように、容器20の他の変形例は、参照番号520によって通常明示される。容器520は多くの点で容器20と似ている。したがって、容器520の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に5を付けた参照番号によって明示される。容器520は、第1および第2の係合構造が、各々、窪み42およびこぶ44の代わりに、容器底部530およびカバー536の上に位置する楔544および溝542である、という点において容器20と異なっている。そして、カバー536が外側に向かって広がっている弓形上面550を画定し、容器底部530が内側に向かって広がっている弓形窪み552を画定している。弓形窪み552は、複数の容器520が上下に積み重ねられる場合、弓形上面550に嵌め合わされるように噛み合うように形作られている。したがって、2以上の容器520が上下に積み重ねられる場合、楔544は溝542に噛み合い、弓形上面550は弓形窪み552に噛み合う。溝542はカバー536の上に位置するものとして図示され説明され、楔544は容器底部530に位置するものとして図示され説明されたが、本発明はこれに限られるものではない。したがって、溝542および楔544はそれ以外の位置に設けられてもよい。同様に、弓形上面550および弓形窪み552もまた、本発明の技術的思想の範囲内において、上述したものと異なる位置に設けられてもよい。
【0023】
図13においては、上述した容器20は、大容器600の中に配置した状態で示されている。大容器600は、一部分のみ図示されているが、それは図示されていない部分が実際には多くの形状を有することが可能であることを意味する。しかしながら、本発明にかかるいずれの大容器600も、容器底部30、130、230、330、430および530によって画定される第1の係合構造42、142、242、342、442および542と嵌め合わされるように噛み合う位置合わせ構造を画定する台座部602を有している。このようにして、容器20、120、220、320、420および520は、大容器600によって画定される開口部606を通り抜け、台座部602の上に配置されることが可能である。その結果として、第1の係合構造は、上述の位置合わせ構造に嵌って、容器20、120、220、320、420および520が逆さまに配置される可能性を最小限にすることができる。
【0024】
本発明は、その詳細な具体例に関して示され説明されてきた。しかし、それらの具体例にかかる各要素は、本発明の技術的思想の範囲内において、様々な変形および代替が可能である。それに加えて、本発明の技術的思想の範囲内において、本発明の教示するところを特定の状況に適合させるための修正を行うことが可能である。それゆえ、本発明は、上述した詳細な説明の中で開示された特定の具体例に限定されることなく、本発明の技術的思想の範囲内に入る全ての具体例を含むものとする。
【符号の説明】
【0025】
20…容器、22…容器本体、24…中央管状部、26…開口部、28…外壁、30…容器底部、32…内部領域、34…柔軟性管材、36…カバー、37…内周端、38…開口部、40…ギャップ、42…窪み、42…係合構造、44…こぶ、44…係合構造、120…容器、142…段、144…段、146…隆起部分、148…窪み部分、220…容器、228…外壁、236…カバー、242…波形表面、243…縁、244…波形表面、320…容器、330…容器底部、336…カバー、337…内周端、342…窪み、344…畝、346…隆起部分、350…外周端、352…窪み部分、420…容器、430…容器底部、436…カバー、442…窪み部分、444…隆起部分、520…容器、530…容器底部、536…カバー、542…溝、544…楔、550…弓形上面、552…弓形窪み、600…大容器、602…台座部、606…開口部。
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、汚れたおむつ等の廃棄物を捨てるために用いられるプラスチック製の管材を内部に収容する容器に関し、より詳しくは、より効率的に積み重ねるとともに、容器を当該容器と共に使用する大容器に適切に配置するための助けとなる係合構造を有する容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、汚れたおむつのような廃棄物は、単にそれらをごみ箱に入れることによって捨てられていた。しかし、これには衛生面および匂いの発生の問題があった。さらに、汚れたおむつに関しては、多くの場合、一時的にではあるにせよ、子供に着替えをさせる場所において捨てられる。通常、それは子供が寝たり多くの時間を過ごしたりする子供部屋である。そういった場所において、衛生的であり比較的匂いの発生しない環境を維持することは重要なことである。
【0003】
上述した汚れたおむつに関する廃棄および衛生面の問題を解決するために、多くの仕組みが開発されてきた。そういった廃棄の仕組みの一つは、コネチカット州のウェストポートにあるプレイテックスプロダクツ株式会社によって製造されているダイパージーニ(登録商標)である。この仕組みは、内部廃棄物収容領域と、プラスチック製の管材の全長を取り出し可能な状態で内部に収容する容器をセットし保持するための内部領域と、を有する大容器を備えている。汚れたおむつが大容器に入れられる場合、それは容器の開口部を通過する。その開口部において、汚れたおむつはプラスチック製の管材の中に包み込まれ概ね密封される。容器内のプラスチック製の管材の容量が使い切られたら、その容器は大容器から取り外され、新しい容器と交換される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
容器を大容器にセットする際にしばしば起きる問題は、不注意で容器が逆さまに配置されるということである。この場合、汚れたおむつが容器を通して大容器の中に入れられると、おむつはプラスチック製の管材に辿り着く前に容器の各部分に触れてしまう。これは、潜在的な衛生上の問題を引き起こす。それに加えて、プラスチック製の管材を多く使用することとなり、容器を早めに取り換えなくてはならなくなる。さらに、容器内にあるプラスチック製の管材の量を、きちんと確認することができない。
【0005】
上述した容器に関するもう一つの問題は、使い終わった容器と交換されるために新しい容器が店で販売され、それゆえ容器が箱詰めされて様々な店に運ばれなければならない、という点から生ずる。運ばれて販売されるために、容器は、一般に、箱の中で積み重ねられ、さらに、店の棚の上で上下に積み重ねられる。容器の形状のために、当該容器が店の棚の上で積み重ねられる場合に、それらが崩れ落ちたり相互にずれたりすることがしばしば起こる。また、容器の形状は、また、配送のために箱の中に詰め込む際に積み重ね難く作られており、理想的ではない。
【0006】
以上のことから、本発明は、従来の容器および大容器の持つ問題や欠点を改善もしくは克服する容器、もしくは容器および大容器の仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、その一面として、柔軟性管材を取り出すことができる容器を提供する。容器は、それを貫通可能な開口部の輪郭を画定している中央管状部を有する容器本体を備えている。おむつのような廃棄物は、使用の際に、当該開口部を通過する。容器本体は、中央管状部を外側から取り囲んでいる外壁と、当該外壁および当該中央管状部を繋ぐように伸びている容器底部とを有する。外壁と、容器底部と、中央管状部とが一体になって、内部領域を画定している。柔軟性管材の全長は、容器から取り出すことが可能なように当該内部領域の中に配置されている。カバーは、容器本体に連結されているとともに、少なくともその一部が内部領域の上に配置されている。
【0008】
容器底部は、外側の表面に第1の係合構造を有しており、カバーは、やはり外側の表面に第2の係合構造を有している。容器底部によって画定される第1の係合構造と、カバーによって画定される第2の係合構造とは、相互に嵌め合わされるように係合可能である。その結果として、複数の容器は、上下に積み重ねることが可能であると同時に、積み重ねられた状態で相互にずれることがない。
【0009】
本発明の一実施例において、第1の係合構造および第2の係合構造のうちいずれか一方は、少なくとも一の、好ましくは複数の、外側に向かって突出する突起を有しており、第1の係合構造および第2の係合構造のうちの他方は、少なくとも一の、好ましくは複数の、当該突起と噛み合うように形成された窪みを有している。本発明の好ましい一実施例において、容器底部およびカバーは各々円形であり、容器底部およびカバーのいずれかのうちの一方から外側に向かって突出するこぶによって当該複数の突起が画定されている。当該こぶは、放射状に円周方向に配置されている。同様に、窪みは、容器底部およびカバーのいずれかのうちの他方において、放射状に円周方向に配置されている。複数の窪みの各々は、複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、上述の少なくとも一の突起と噛み合うように形成されている。
【0010】
本発明の他の一実施例において、第1の係合構造は、1以上の第1の段によって画定される。当該第1の段の各々は、第1の隆起部分およびそれに対応する第1の窪み部分を有している。第2の係合構造は、1以上の第2の段によって画定される。当該第2の段の各々は、第2の隆起部分およびそれに対応する第2の窪み部分を有している。第1の隆起部分は第2の窪み部分と嵌め合わされるように係合可能であり、第1の窪み部分は第2の隆起部分と嵌め合わされるように係合可能である。その結果として、複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、複数の容器のうちの一の第1の段が複数の容器のうちの他の一の第2の段と噛み合って、当該積み重ねられる複数の容器の間における相互のずれを最小限にする。
【0011】
本発明のさらに他の一実施例において、第1の係合構造は容器底部によって形成される第1の波形の表面を有し、第2の係合構造はカバーによって形成される第2の波形の表面を有し、第1の波形の表面および第2の波形の表面は相互に嵌め合わされるように係合可能であり、複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、当該複数の容器のうちの一の第1の波形の表面が複数の容器のうちの他の一の第2の波形の表面と噛み合って、当該積み重ねられる複数の容器における相互のずれを最小限にすることができる。好ましくは、本発明の本実施例において、縁がカバーによって画定される外周表面に沿って延伸し、一の容器が他の容器の上に積み重ねられる場合に、容器底部によって画定される外周部分は、当該縁に滑り込むように噛み合うことが可能である。
【0012】
本発明のさらに他の一実施例において、カバーおよび容器底部の各々は概ね円形であり、第1の係合構造および第2の係合構造のうちのいずれか一方が外側に向かって突出する複数の畝を有し、第1の係合構造および第2の係合構造のうち他方が複数の窪みを有する。2以上の容器が上下に積み重ねられる場合に、一の容器によって画定される畝が他の一の容器によって画定される窪みの中に、嵌め合わされるように受け入れられる。好ましくは、上述した畝および窪みに加えて、容器底部およびカバーが外周の端を画定し、当該容器底部およびカバーのうちの一方が当該外周の端の内側に配置される環状の隆起部分を画定し、当該容器底部およびカバーのうちの他方が外周の端の内側に配置される環状の窪み部分を画定する。複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、環状の隆起部分は、上述の環状の窪み部分に滑り込むように係合可能である。
【0013】
本発明は、他の一面において、柔軟性管材を取り出すことができる容器および当該容器を内部にセットし保持する大容器を提供する。当該容器は、本質的に、上述したものと形状が同じである。しかし、本実施例において、カバーが係合構造を有することは必要ではない。したがって、容器は、それを通して通り抜けることが可能である孔の輪郭を画定している中央管状部を有する容器本体を備えている。外壁は中央環状部を外側から取り囲んでおり、容器底部は当該外壁および当該中央管状部を繋ぐように伸びている。外壁と、容器底部と、中央管状とが、一体になって、中央管状部を取り囲むとともに柔軟性管材の全長が収容される内部領域を画定している。カバーは、容器本体に連結されているとともに、少なくともその一部が内部領域の上に配置されている。容器底部は、第1の係合構造を有している。カバーは必ずしも係合構造を有しないと説明したが、本実施例において、カバーが容器底部によって画定される係合構造と嵌め合わされるように係合可能である係合構造を有し、上下に積み重ねられる容器の係合構造が相互に噛み合うことを可能としてもよい。
【0014】
大容器は、少なくとも上述の容器を収容可能な大きさを有する開口部と、係合構造とを備えている。当該係合構造は、容器底部によって画定される第1の係合構造と嵌め合わされるように係合可能であり、その結果として、上述の容器が当該大容器に対して不適切に配置される可能性を最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図2】図2は、図1に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図4】図4は、図3に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図6】図6は、図5に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図8】図8は、図7に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図10】図10は、図9に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図11】図11は、本発明の実施形態にかかる容器の概略図である。
【図12】図12は、図11に示される容器を上下方向に平行な平面で切った断面図である。
【図13】図13は、大容器に配置された図1に示される容器の容器底部によって画定される係合構造が当該大容器の台座表面によって画定される位置合わせ構造と嵌め合わされるように係合している図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1および図2に示されるように、柔軟性管材を取り出すことが可能な容器20は、参照番号20によって通常明示される。容器20は、通常参照番号22によって明示される容器本体22を備えている。容器本体22は、それを貫通可能である開口部26を有する中央管状部24によって画定されている。外壁28は、中央管状部24を外側から取り囲んでおり、容器底部30によって中央管状部24に繋げられている。中央管状部24、外壁28および容器底部30は、一体になって、柔軟性管材が取り出し可能な状態で収容される内部領域を画定している。カバー36は、通常参照番号36によって明示され、容器本体22に取り付けられている。カバー36は、カバー36を貫いて広がっている開口部38を画定する内周端37を有している。開口部38は、中央管状部24と内周端37との間にギャップ40が形成されるように大きさが決められている。容器20は図示された具体例において円筒状の形状を有しているが、本発明はこれに限られず、容器20は、正方形状、長方形状、卵形状もしくはそれと同様の形状を有していてもよい。また、本発明は、これらの形状を組み合わせたものであってもよく、さらに、容器20は、本発明の技術的思想の範囲内であればいかなる形状を有していてもよい。
【0017】
さらに、図1および図2において、容器底部30は、第1の係合構造を有している。第1の係合構造は、図示された具体例において、容器底部30の外周に沿って放射状に配置された複数の窪み42として示されている。同様に、カバー36は、第2の係合構造を有している。第2の係合構造は、図示された具体例において、複数の突起もしくはこぶ44として示されている。窪み42とこぶ44とは、複数の容器が上下に積み重ねられる場合に、一の容器20のこぶ44が次の容器20の窪み42に嵌め合わされるように噛み合うように、相互に形作られている。その結果として、上下に連続的に積み重ねられる複数の容器20が、相互にずれる可能性を最小限にすることができる。複数の窪み42およびこぶ44が図示され説明されたが、本発明はこれに限られることなく、容器20はいかなる数の窪み42およびこぶ44を有していてもよく、単一の窪み42およびこぶ44が採用されてもよい。さらに、窪み42およびこぶ44の各々は、全て同じ大きさおよび形状を有するものとしたが、本発明はこれに限られることなく、容器20は異なる形状もしくは異なる大きさの窪み42およびこぶ44を有していてもよい。また、異なる大きさおよび形状を有する窪み42およびこぶ44が採用されてもよく、さらに、本発明の技術的思想の範囲内であれば、いかなる大きさおよび形状の窪み42およびこぶ44が採用されてもよい。
【0018】
図3および図4に示されるように、容器20の一変形例は、参照番号120によって通常明示される。容器120は、多くの点で容器20と似ている。したがって、容器120の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に1を付けた参照番号によって明示される。容器120は、第1および第2の係合構造が、各々、窪み42およびこぶ44の代わりに、第1の段142および第2の段144である、という点において容器20と異なっている。第1の段142の各々は、隆起部分146およびそれに隣接した窪み部分148によって形作られている。同様に、第2の段144の各々は、隆起部分150およびそれに対応する窪み部分152によって形作られている。したがって、2以上の容器が上下に積み重ねられる場合、第1の段142および第2の段144は、各々、相互に嵌め合わされるように噛み合う。
【0019】
図5および図6に示されるように、容器20の他の変形例は、参照番号220によって通常明示される。容器220は、多くの点で容器20と似ている。したがって、容器220の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に2を付けた参照番号によって明示される。容器220は、第1および第2の係合構造が、各々、窪み42およびこぶ44の代わりに、第1の波形表面242および第2の波形表面244である、という点において容器20と異なっている。第1の波形表面242および第2の波形表面244の各々は、図示された変形例において正弦曲線のパターンで変化する一連の山と谷との連なりによって形作られる。したがって、2以上の容器220が上下に積み重ねられた場合、第1の波形表面242および第2の波形表面244のどちらか一方の山が、それらのうちの他方の谷と嵌め合わされるように噛み合う。その結果として、複数の容器220は、相互にぴったりと収まるように積み重ねられる。容器220のカバー236は、カバー236の外周表面に沿って延伸する縁243を有している。2以上の容器220が上下に積み重ねられる場合、縁243は、次に積み重ねられる容器220の外壁228(図示略)を滑り込ませるように外壁228と噛み合う。その結果として、積み重ねられる複数の容器220が相互にずれる可能性を最小限にする、もしくは皆無にすることができる。
【0020】
図7および図8に示されるように、容器20の他の変形例は、参照番号320によって通常明示される。容器320は、多くの点で容器20と似ている。したがって、容器320の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に3を付けた参照番号によって明示される。容器320は、カバー336によって画定される第2の係合構造が、こぶ44の代わりに、カバー336に沿って放射状に配置される外側に向かって突出する畝344である、という点において容器20と異なっている。容器底部330によって画定される第1の係合構造は、容器320が上下に積み重ねられる場合、畝344と嵌め合わされるように噛み合うように大きさと位置とが形作られている窪み342である。畝344に加えて、カバー336はまた、カバー336の外周端350よりも内側に位置する環状の隆起部分346を画定している。図示された変形例において、環状の隆起部分346は、カバー336によって画定される内周端337まで広がっている。容器底部330は、図8において最もよく示されているように、環状の窪み部分352を有している。環状の窪み部分352は、2つの容器320が上下に積み重ねられる場合、カバー336によって画定される環状の隆起部分346と嵌め合わされるように噛み合うように形作られている。畝344および窪み342は各々カバー336および容器底部330の上に位置するものとして図示され説明されたが、本発明はこれに限られるものではない。したがって、畝344は容器底部330の上に位置するものとしてもよいし、窪み342はカバー336の上に位置するものとしてもよい。同様に、本発明の技術的思想の範囲内であれば、環状の隆起部分346の位置と環状の窪み部分352の位置とが入れ替わって、環状の隆起部分346が容器底部330の上に位置して、環状の窪み部分352がカバー336の上に位置してもよい。
【0021】
図9および図10に示されるように、容器20の他の変形例は、参照番号420によって通常明示される。容器420は多くの点で容器20と似ている。したがって、容器420の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に4を付けた参照番号によって明示される。容器420は、第2の係合構造が、こぶ44の代わりに、半円状の隆起部分444である、という点において容器20と異なっている。容器底部430は、図10において最もよく示されているように、半円状の窪み部分442を有している。半円状の窪み部分442は、複数の容器420が上下に積み重ねられる場合、半円状の隆起部分444が半円状の窪み部分442に嵌め合わされるように噛み合うように、形作られている。半円状の隆起部分444および半円状の窪み部分442は各々カバー436および容器底部430の上に位置するものとして図示され説明されたが、本発明はこれに限られるものではない。したがって、半円状の隆起部分444が容器底部430の上に位置して、半円状の窪み部分442がカバー436の上に位置してもよい。
【0022】
図11および図12に示されるように、容器20の他の変形例は、参照番号520によって通常明示される。容器520は多くの点で容器20と似ている。したがって、容器520の各要素は容器20の各要素の参照番号の先頭に5を付けた参照番号によって明示される。容器520は、第1および第2の係合構造が、各々、窪み42およびこぶ44の代わりに、容器底部530およびカバー536の上に位置する楔544および溝542である、という点において容器20と異なっている。そして、カバー536が外側に向かって広がっている弓形上面550を画定し、容器底部530が内側に向かって広がっている弓形窪み552を画定している。弓形窪み552は、複数の容器520が上下に積み重ねられる場合、弓形上面550に嵌め合わされるように噛み合うように形作られている。したがって、2以上の容器520が上下に積み重ねられる場合、楔544は溝542に噛み合い、弓形上面550は弓形窪み552に噛み合う。溝542はカバー536の上に位置するものとして図示され説明され、楔544は容器底部530に位置するものとして図示され説明されたが、本発明はこれに限られるものではない。したがって、溝542および楔544はそれ以外の位置に設けられてもよい。同様に、弓形上面550および弓形窪み552もまた、本発明の技術的思想の範囲内において、上述したものと異なる位置に設けられてもよい。
【0023】
図13においては、上述した容器20は、大容器600の中に配置した状態で示されている。大容器600は、一部分のみ図示されているが、それは図示されていない部分が実際には多くの形状を有することが可能であることを意味する。しかしながら、本発明にかかるいずれの大容器600も、容器底部30、130、230、330、430および530によって画定される第1の係合構造42、142、242、342、442および542と嵌め合わされるように噛み合う位置合わせ構造を画定する台座部602を有している。このようにして、容器20、120、220、320、420および520は、大容器600によって画定される開口部606を通り抜け、台座部602の上に配置されることが可能である。その結果として、第1の係合構造は、上述の位置合わせ構造に嵌って、容器20、120、220、320、420および520が逆さまに配置される可能性を最小限にすることができる。
【0024】
本発明は、その詳細な具体例に関して示され説明されてきた。しかし、それらの具体例にかかる各要素は、本発明の技術的思想の範囲内において、様々な変形および代替が可能である。それに加えて、本発明の技術的思想の範囲内において、本発明の教示するところを特定の状況に適合させるための修正を行うことが可能である。それゆえ、本発明は、上述した詳細な説明の中で開示された特定の具体例に限定されることなく、本発明の技術的思想の範囲内に入る全ての具体例を含むものとする。
【符号の説明】
【0025】
20…容器、22…容器本体、24…中央管状部、26…開口部、28…外壁、30…容器底部、32…内部領域、34…柔軟性管材、36…カバー、37…内周端、38…開口部、40…ギャップ、42…窪み、42…係合構造、44…こぶ、44…係合構造、120…容器、142…段、144…段、146…隆起部分、148…窪み部分、220…容器、228…外壁、236…カバー、242…波形表面、243…縁、244…波形表面、320…容器、330…容器底部、336…カバー、337…内周端、342…窪み、344…畝、346…隆起部分、350…外周端、352…窪み部分、420…容器、430…容器底部、436…カバー、442…窪み部分、444…隆起部分、520…容器、530…容器底部、536…カバー、542…溝、544…楔、550…弓形上面、552…弓形窪み、600…大容器、602…台座部、606…開口部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
貫通可能な開口部を画定している中央管状部と、前記中央管状部を取り囲こむ外壁と、前記外壁および前記中央管状部を繋ぐように伸びている容器底部とを有する容器本体を備え、
前記外壁と、前記容器底部と、前記中央管状部とは、一体となって前記中央管状部を取り囲む内部領域を画定し、
前記柔軟性管材の全長は、前記内部領域の中に配置され、
前記容器底部は、第1の係合構造を有し、
前記容器本体に連結され、少なくとも一部が前記内部領域の上に配置され、前記第1の係合構造と嵌め合わされるように係合可能な第2の係合構造を有し、前記第1の係合構造および前記第2の係合構造の係合により上下に積み重ねられた状態で相互にずれる可能性を低減するカバーを備える
柔軟性管材を取り出し可能な容器。
【請求項2】
前記第1の係合構造および前記第2の係合構造のうちのいずれか一方は、外側に向かって突出する1以上の突起を有し、前記第1の係合構造および前記第2の係合構造のうちの他方は、前記突起と噛み合うように形成された1以上の窪みを有する
請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記1以上の突起は複数の突起であり、前記1以上の窪みは複数の窪みである
請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記容器底部および前記カバーは各々円形であり、前記複数の突起は前記容器底部および前記カバーのうちの一方の円周に沿って配置され外側に向かって突出する複数のこぶを有し、前記複数の窪みは前記容器底部および前記カバーのうちの他方の円周に沿って配置され複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に前記こぶと噛み合うように形成されている
請求項3に記載の容器。
【請求項5】
前記第1の係合構造は、各々が第1の隆起部分および当該第1の隆起部分に対応する第1の窪み部分を有する1以上の第1の段によって画定され、前記第2の係合構造は、各々が第2の隆起部分および当該第2の隆起部分に対応する第2の窪み部分を有する1以上の第2の段によって画定され、前記第1の隆起部分は前記第2の窪み部分と嵌め合わされるように係合可能であり、前記第1の窪み部分は前記第2の隆起部分と嵌め合わされるように係合可能であり、複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に、前記複数の容器の一の前記第1の段が前記複数の容器の他の一の前記第2の段と噛み合って、前記積み重ねられる複数の容器の間における相互のずれを低減する
請求項1に記載の容器。
【請求項6】
前記第1の係合構造は、前記容器底部に形成される第1の波形の表面を有し、前記第2の係合構造は、前記カバーに形成される第2の波形の表面を有し、前記第1の波形の表面および前記第2の波形の表面は相互に嵌め合わされるように係合可能であり、複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に、前記複数の容器の一の前記第1の波形の表面が前記複数の容器の他の一の前記第2の波形の表面と噛み合って、前記積み重ねられる複数の容器の間における相互のずれを低減する
請求項1に記載の容器。
【請求項7】
前記カバーによって画定される外周表面に沿って延伸する縁を有し、
一の前記容器が他の一の前記容器の上に積み重ねられる場合に、前記容器底部によって画定される外周部分は、前記縁に滑り込むように係合可能である
請求項6に記載の容器。
【請求項8】
前記カバーおよび前記容器底部が円形である
請求項7に記載の容器。
【請求項9】
前記カバーおよび前記容器底部の各々が円形であり、前記第1の係合構造および前記第2の係合構造のうちのいずれか一方が外側に向かって突出する複数の畝を有し、前記第1の係合構造および前記第2の係合構造のうちの他方が複数の窪みを有し、複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に、前記畝が前記窪みの中に嵌め合わされるように受容可能である
請求項1に記載の容器。
【請求項10】
前記容器底部および前記カバーの各々が外周の端を画定し、前記容器底部および前記カバーのうちの一方が前記外周の端の内側に配置される環状の隆起部分を画定し、前記容器底部および前記カバーのうちの他方が前記外周の端の内側に配置される環状の窪み部分を画定し、複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に、前記環状の隆起部分は前記環状の窪み部分に滑り込むように係合可能である
請求項9に記載の容器。
【請求項11】
柔軟性管材を取り出し可能な容器および前記容器を収容する大容器とのアセンブリであって、
前記容器は、
貫通可能な開口部を画定している中央管状部と、前記中央管状部を取り囲こむ外壁と、前記外壁および前記中央管状部を繋ぐように伸びている容器底部とを有する容器本体を備え、
前記外壁と、前記容器底部と、前記中央管状部とは、一体となって前記中央管状部を取り囲む内部領域を画定し、
前記柔軟性管材の全長は、前記内部領域の中に配置され、
前記容器底部は、第1の係合構造を有し、
前記容器本体に連結され、少なくとも一部が前記内部領域の上に配置されるカバーを備え、
前記大容器は、
少なくとも前記容器を収容可能な大きさの開口部と、位置合わせ構造とを備え、
前記容器が前記大容器に対して不適切に配置されることを防止可能なように、前記第1の係合構造と前記位置合わせ構造とが相互に嵌め合わされるように係合可能である
容器と大容器のアセンブリ。
【請求項12】
前記第1の係合構造および前記位置合わせ構造のうちのいずれか一方は、外側に向かって突出する1以上の突起を有し、前記第1の係合構造および前記位置合わせ構造のうちの他方は、前記突起と噛み合うように形成された1以上の窪みを有する
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項13】
前記1以上の突起は複数の突起であり、前記1以上の窪みは複数の窪みである
請求項12に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項14】
前記第1の係合構造は、各々が第1の隆起部分および当該第1の隆起部分に対応する第1の窪み部分を有する1以上の第1の段によって画定され、前記位置合わせ構造は、各々が第2の隆起部分および当該第2の隆起部分に対応する第2の窪み部分を有する1以上の第2の段によって画定され、前記第1の隆起部分は前記第2の窪み部分と嵌め合わされるように係合可能であり、前記第1の窪み部分は前記第2の隆起部分と嵌め合わされるように係合可能である
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項15】
前記第1の係合構造は、前記容器底部に形成される第1の波形の表面を有し、前記第2の係合構造は、前記大容器に形成される第2の波形の表面を有し、前記第1の波形の表面および前記第2の波形の表面は相互に嵌め合わされるように係合可能である
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項16】
前記第1の係合構造および前記位置合わせ構造のうちのいずれか一方が外側に向かって突出する複数の畝を有し、前記第1の係合構造および前記位置合わせ構造のうちの他方が複数の窪みを有し、前記畝が前記窪みの中に嵌め合わされるように受容可能である
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項17】
前記容器底部および前記大容器の各々が外周の端を画定し、前記容器底部および前記大容器のうちの一方が前記外周の端の内側に配置される環状の隆起部分を画定し、前記容器底部および前記大容器のうちの他方が前記外周の端の内側に配置される環状の窪み部分を画定し、前記環状の隆起部分は前記環状の窪み部分に滑り込むように係合可能である
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項1】
貫通可能な開口部を画定している中央管状部と、前記中央管状部を取り囲こむ外壁と、前記外壁および前記中央管状部を繋ぐように伸びている容器底部とを有する容器本体を備え、
前記外壁と、前記容器底部と、前記中央管状部とは、一体となって前記中央管状部を取り囲む内部領域を画定し、
前記柔軟性管材の全長は、前記内部領域の中に配置され、
前記容器底部は、第1の係合構造を有し、
前記容器本体に連結され、少なくとも一部が前記内部領域の上に配置され、前記第1の係合構造と嵌め合わされるように係合可能な第2の係合構造を有し、前記第1の係合構造および前記第2の係合構造の係合により上下に積み重ねられた状態で相互にずれる可能性を低減するカバーを備える
柔軟性管材を取り出し可能な容器。
【請求項2】
前記第1の係合構造および前記第2の係合構造のうちのいずれか一方は、外側に向かって突出する1以上の突起を有し、前記第1の係合構造および前記第2の係合構造のうちの他方は、前記突起と噛み合うように形成された1以上の窪みを有する
請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記1以上の突起は複数の突起であり、前記1以上の窪みは複数の窪みである
請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記容器底部および前記カバーは各々円形であり、前記複数の突起は前記容器底部および前記カバーのうちの一方の円周に沿って配置され外側に向かって突出する複数のこぶを有し、前記複数の窪みは前記容器底部および前記カバーのうちの他方の円周に沿って配置され複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に前記こぶと噛み合うように形成されている
請求項3に記載の容器。
【請求項5】
前記第1の係合構造は、各々が第1の隆起部分および当該第1の隆起部分に対応する第1の窪み部分を有する1以上の第1の段によって画定され、前記第2の係合構造は、各々が第2の隆起部分および当該第2の隆起部分に対応する第2の窪み部分を有する1以上の第2の段によって画定され、前記第1の隆起部分は前記第2の窪み部分と嵌め合わされるように係合可能であり、前記第1の窪み部分は前記第2の隆起部分と嵌め合わされるように係合可能であり、複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に、前記複数の容器の一の前記第1の段が前記複数の容器の他の一の前記第2の段と噛み合って、前記積み重ねられる複数の容器の間における相互のずれを低減する
請求項1に記載の容器。
【請求項6】
前記第1の係合構造は、前記容器底部に形成される第1の波形の表面を有し、前記第2の係合構造は、前記カバーに形成される第2の波形の表面を有し、前記第1の波形の表面および前記第2の波形の表面は相互に嵌め合わされるように係合可能であり、複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に、前記複数の容器の一の前記第1の波形の表面が前記複数の容器の他の一の前記第2の波形の表面と噛み合って、前記積み重ねられる複数の容器の間における相互のずれを低減する
請求項1に記載の容器。
【請求項7】
前記カバーによって画定される外周表面に沿って延伸する縁を有し、
一の前記容器が他の一の前記容器の上に積み重ねられる場合に、前記容器底部によって画定される外周部分は、前記縁に滑り込むように係合可能である
請求項6に記載の容器。
【請求項8】
前記カバーおよび前記容器底部が円形である
請求項7に記載の容器。
【請求項9】
前記カバーおよび前記容器底部の各々が円形であり、前記第1の係合構造および前記第2の係合構造のうちのいずれか一方が外側に向かって突出する複数の畝を有し、前記第1の係合構造および前記第2の係合構造のうちの他方が複数の窪みを有し、複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に、前記畝が前記窪みの中に嵌め合わされるように受容可能である
請求項1に記載の容器。
【請求項10】
前記容器底部および前記カバーの各々が外周の端を画定し、前記容器底部および前記カバーのうちの一方が前記外周の端の内側に配置される環状の隆起部分を画定し、前記容器底部および前記カバーのうちの他方が前記外周の端の内側に配置される環状の窪み部分を画定し、複数の前記容器が上下に積み重ねられる場合に、前記環状の隆起部分は前記環状の窪み部分に滑り込むように係合可能である
請求項9に記載の容器。
【請求項11】
柔軟性管材を取り出し可能な容器および前記容器を収容する大容器とのアセンブリであって、
前記容器は、
貫通可能な開口部を画定している中央管状部と、前記中央管状部を取り囲こむ外壁と、前記外壁および前記中央管状部を繋ぐように伸びている容器底部とを有する容器本体を備え、
前記外壁と、前記容器底部と、前記中央管状部とは、一体となって前記中央管状部を取り囲む内部領域を画定し、
前記柔軟性管材の全長は、前記内部領域の中に配置され、
前記容器底部は、第1の係合構造を有し、
前記容器本体に連結され、少なくとも一部が前記内部領域の上に配置されるカバーを備え、
前記大容器は、
少なくとも前記容器を収容可能な大きさの開口部と、位置合わせ構造とを備え、
前記容器が前記大容器に対して不適切に配置されることを防止可能なように、前記第1の係合構造と前記位置合わせ構造とが相互に嵌め合わされるように係合可能である
容器と大容器のアセンブリ。
【請求項12】
前記第1の係合構造および前記位置合わせ構造のうちのいずれか一方は、外側に向かって突出する1以上の突起を有し、前記第1の係合構造および前記位置合わせ構造のうちの他方は、前記突起と噛み合うように形成された1以上の窪みを有する
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項13】
前記1以上の突起は複数の突起であり、前記1以上の窪みは複数の窪みである
請求項12に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項14】
前記第1の係合構造は、各々が第1の隆起部分および当該第1の隆起部分に対応する第1の窪み部分を有する1以上の第1の段によって画定され、前記位置合わせ構造は、各々が第2の隆起部分および当該第2の隆起部分に対応する第2の窪み部分を有する1以上の第2の段によって画定され、前記第1の隆起部分は前記第2の窪み部分と嵌め合わされるように係合可能であり、前記第1の窪み部分は前記第2の隆起部分と嵌め合わされるように係合可能である
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項15】
前記第1の係合構造は、前記容器底部に形成される第1の波形の表面を有し、前記第2の係合構造は、前記大容器に形成される第2の波形の表面を有し、前記第1の波形の表面および前記第2の波形の表面は相互に嵌め合わされるように係合可能である
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項16】
前記第1の係合構造および前記位置合わせ構造のうちのいずれか一方が外側に向かって突出する複数の畝を有し、前記第1の係合構造および前記位置合わせ構造のうちの他方が複数の窪みを有し、前記畝が前記窪みの中に嵌め合わされるように受容可能である
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【請求項17】
前記容器底部および前記大容器の各々が外周の端を画定し、前記容器底部および前記大容器のうちの一方が前記外周の端の内側に配置される環状の隆起部分を画定し、前記容器底部および前記大容器のうちの他方が前記外周の端の内側に配置される環状の窪み部分を画定し、前記環状の隆起部分は前記環状の窪み部分に滑り込むように係合可能である
請求項11に記載の容器と大容器のアセンブリ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2010−525995(P2010−525995A)
【公表日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−506668(P2010−506668)
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【国際出願番号】PCT/US2008/062367
【国際公開番号】WO2008/137643
【国際公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【出願人】(500365915)プレイテックス プロダクツ エルエルシー (56)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【国際出願番号】PCT/US2008/062367
【国際公開番号】WO2008/137643
【国際公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【出願人】(500365915)プレイテックス プロダクツ エルエルシー (56)
【Fターム(参考)】
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