説明

柱構造および柱構造の施工方法

【課題】柱の下端に設けられたエンドプレートと上方に離間して設けられたダイアフラムとの間の前記柱の内部に耐水処理が施された柱構造及び柱構造の施工方法を提供することを目的とする。
【解決手段】柱構造において、断面が中空である柱2の下端に、エンドプレート20が設けられ、このエンドプレート20と上方に離間してダイアフラム25が設けられ、前記エンドプレート20と前記ダイアフラム25との間の前記柱2の内部に発泡樹脂30が充填されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、柱構造および柱構造の施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、柱の内部にコンクリートを充填した仕口の補強技術が提案されていた(特許文献1)。特許文献1は、鉄骨構造物用ジョイントの補強部材としての鉄筋を鋼管からなる上部柱及び下部柱の内部空間に突出するように配設し、さらに上部柱と下部柱の内部空間及び仕口コアの内部空間にコンクリートを充填して、上部柱、下部柱及びジョイントを一体化し、これによって、縦方向が補強部材で補強された補強コンクリート柱によって連結されるようになり、簡単な構造で、特に水平方向の横揺れに対して溶接のように突然破断することのない接続構造が得られることを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−131591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の方法では、断面が中空である柱の下端に設けられたエンドプレートとこのエンドプレートと上方に離間して設けられたダイアフラムとの間にある前記柱の内部空間に、この柱の側方またはエンドプレートから、コンクリートを充填することは、コンクリートの流動性が高いことおよびコンクリートの自重による鉛直方向への移動を考慮すると、困難であった。また、前記内部空間が設けられる特定の部位が、特に、建物の基礎に付近に配置される場合、水害による前記内部空間への浸水対策として、前記内部空間に耐水処理を施すことが必要である。
【0005】
本発明は、柱の下端に設けられたエンドプレートと上方に離間して設けられたダイアフラムとの間の前記柱の内部に耐水処理が施された柱構造及び柱構造の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の少なくとも一つを解決するために、請求項1に記載の柱構造に係る発明は、例えば、図1、図2に示すように、
断面が中空である柱2の下端に、エンドプレート20が設けられ、このエンドプレート20と上方に離間してダイアフラム25が設けられ、前記エンドプレート20と前記ダイアフラム25との間の前記柱2の内部に発泡樹脂30が充填されている、
ことを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、前記エンドプレート20と前記ダイアフラム25との間の前記柱2の内部に発泡樹脂30が充填されているので、前記柱2の内部への浸水を防止する耐水処理が施された柱構造を提供することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば、図1、図2に示すように、
請求項1に記載の柱構造において、
前記柱2および前記エンドプレート20の少なくとも一方に、前記内部へ前記発泡樹脂30を充填可能とするための孔2a,20aが設けられている、
ことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、前記柱2および前記エンドプレート20の少なくとも一方に、前記内部へ前記発泡樹脂30を充填可能とするための孔2a,20aが設けられているので、この孔2a,20aから前記発泡樹脂30の充填することが可能になる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、例えば、図1、図2に示すように、
請求項1または2に記載の柱構造において、
前記発泡樹脂30は発泡ウレタンまたは発泡シリコーンである、
ことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、前記発泡樹脂30が発泡ウレタンまたは発泡シリコーンであることにより、スプレー等を用いて容易に施工ができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、例えば、図1、図2に示すように、
請求項2または3に記載の柱構造において、
前記孔20aは前記エンドプレート20に設けられたボルト取り付け孔である、
ことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、前記孔20aは前記エンドプレート20に設けられたボルト取り付け孔であるので、既存の孔から発泡樹脂30を注入できる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、例えば、図1、図2に示すように、
請求項2〜4のいずれか一項に記載の柱構造において、
前記孔2aは前記柱2に設けられている孔であり、この孔2aは蓋部材26で塞がれている、
ことを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、前記孔2aは前記柱2に設けられている孔であり、この孔2aは蓋部材26で塞がれているので、前記柱の内部に浸水する可能性を更に低減できる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、例えば、図1、図2に示すように、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の柱構造において、
前記柱2の内部の面2bに、メッキ層2c、リン酸亜鉛被膜2d、塗膜2eが順に設けられ、この塗膜2eが前記発泡樹脂30で覆われている、
ことを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、前記柱2の内部の面2bに、メッキ層2c、リン酸亜鉛被膜2d、塗膜2eが順に設けられ、この塗膜2eが前記発泡樹脂30で覆われているので、前記柱の内部への浸水を防止できるとともに、塗膜2eにより柱2の内部の面の酸化を防止できる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、例えば、図1、図2に示すように、
請求項4〜6のいずれか一項に記載の柱構造における柱構造の施工方法おいて、
前記柱2の内部の面2bを塗膜2eで覆った後、この塗膜2eの表面2b1を覆うために、前記発泡樹脂30を充填する、
ことを特徴とする。
【0019】
請求項7に記載の発明によれば、前記柱2の内部の面2bを塗膜2eで覆った後、この塗膜2eの表面2b1を覆うために、前記発泡樹脂30を充填するので、前記発泡樹脂30で前記塗膜2eの表面を保護することにより、前記柱の内部への浸水を防止できるとともに、カビ等による塗膜2eの劣化を防止できる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、例えば、図1、図2に示すように、
請求項7に記載の柱構造の施工方法おいて、
前記柱2の内部に発泡樹脂30を充填した後、前記ボルト取り付け孔20aにボルト23aを取り付ける、
ことを特徴とする。
【0021】
請求項8に記載の発明によれば、前記柱2の内部に発泡樹脂30を充填した後、前記ボルト取り付け孔20aにボルト23aを取り付けるので、発泡樹脂30を充填中にボルト23aにより充填を妨げることがないため、前記柱2の内部に発泡樹脂30が確実に充填されたボルトを有する柱を製造することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、柱の下端に設けられたエンドプレートと上方に離間して設けられたダイアフラムとの間の前記柱の内部に耐水処理が施された柱構造及び柱構造の施工方法を提供ことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係る柱構造の一例を示す図であり、(a)は建物ユニットの部分拡大部、(b)は図1(a)のI−I断面図であり、発泡樹脂が充填されている状態を示す図、(c)は図1(a)のI−I断面図であり、発泡樹脂が充填された後の状態を示す図であり、(d)は図1(c)のA部の部分拡大図である。
【図2】同、(a)は建物ユニットの部分拡大部、(b)は図1(a)のII−II断面図であり、発泡樹脂が充填されている状態を示す図、(c)は図1(a)のII−II断面図であり、発泡樹脂が充填された後の状態を示す図であり、(d)は図2(c)のA部の部分拡大図である。
【図3】同、建物ユニットの一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0025】
<実施の形態1>
図1(a)は、図3に示す建物ユニット1のA部における部分拡大図である。始めに、建物ユニット1について説明する。
【0026】
(建物ユニット)
図3において、建物ユニット1は、4本の柱2と、これらの柱2の上端間どうしを結合する4本の天井梁3と、柱2の下端間どうしを結合する4本の床梁4とを備えている。
4本の天井梁3は、2本の長辺天井梁3aおよび長辺天井梁3aより短い2本の短辺天井梁3bによって構成されている。4本の床梁4は2本の長辺床梁4aおよび長辺床梁4aより短い2本の短辺床梁4bによって構成されている。なお、柱2は正方形筒状に形成されており、天井梁3と床梁4は、それぞれ断面コ字型に形成されている。
【0027】
2本の長辺天井梁3a,3aには、複数の天井小梁5が架設されており、該天井小梁5は長辺天井梁3aの長手方向に所定間隔で設けられている。これら天井小梁5の下面には天井板6が固定されている。
2本の長辺床梁4a,4aには、複数の根太7が架設されており、該根太7は長辺床梁4aの長手方向に所定間隔で設けられている。これら根太7の上面には床板8が固定されている。
なお、柱2の上端部と天井梁3の端部とは柱頭接合部材9によって接合され、柱2の下端部と床梁4の端部とは柱脚接合部材10によって接合されている。柱脚接合部材10は、前記柱2の下端に設けられるエンドプレート20を有している。
【0028】
(柱構造)
図1に示す柱構造は、図3のA部の部分拡大図である。この柱構造において、断面が中空である柱2の下端に、エンドプレート20が設けられ、このエンドプレート20と上方に離間してダイアフラム25が設けられ、前記エンドプレート20と前記ダイアフラム25との間の前記柱2の内部に発泡樹脂30が充填されている。
【0029】
柱2の下端に設けられているエンドプレート20は、図1(b)に示すように、柱2の下端の開口部を覆うように設けられている。また、エンドプレート20は、柱2の下端に別体のプレートを溶接して設けられてもよいし、柱脚接合部材10と一体に設けられていてもよい。また、ダイアフラム25は、エンドプレート20の上方にエンドプレート20と対向して柱2の内部に配置され、ダイアフラム25の周囲が柱2の内面と溶接されている。
【0030】
図2(b)に示すように、前記柱2の側面に設けられた孔2aに、スプレー40の噴射口に取り付けたストロー状のノズル40aを挿入して、自己発泡反応タイプの液状樹脂を噴射し、図1(c) に示すように、前記柱2の内部に、発泡樹脂30が充填されている。自己発泡反応タイプの液状樹脂としては、液状ウレタンまたは液状シリコーンがあり、それぞれ噴射されると、発泡樹脂30である発泡ウレタンまたは発泡シリコーンとなる。
ここで、発泡樹脂30が充填されている前記柱2の内部とは、柱2とエンドプレート20とダイアフラム25で囲まれている部分に相当する。また、ノズル40aを挿入して発泡樹脂30を充填するため、孔2aをノズル40aの直径に合わせて、小さくすることができる。
【0031】
図1においては、前記柱2および前記エンドプレート20の両方に、前記柱2の内部へ前記発泡樹脂30を充填可能とするための孔2a,20aが設けられている。前記孔20aは前記エンドプレート20に設けられたボルト取り付け孔であり、前記孔2aは前記柱2の側面に設けられている孔であり、この孔2aは樹脂製の蓋部材26で塞がれている。なお、孔2aを防錆テープ等で塞いでもよい。エンドプレート20のボルト取り付け孔20aには、ナット23bと螺合されたアンカーボルト23aが挿通されている。ナット23bはエンドプレート20に溶接等で固定されている。
【0032】
前記柱2の内部の面2bに、メッキ層2c、リン酸亜鉛被膜2d、塗膜2eが順に設けられ、この塗膜2eが前記発泡樹脂30で覆われている。ここで、前記柱2の内部の面とは、四角状の柱2の内部の互いに対向している面とエンドプレート20とダイアフラム25とで互いに対向している面であり、発泡樹脂30が充填される柱2内の内部空間を形成する面である。なお、前記柱2の内部の面2bに、メッキ層2c、リン酸亜鉛被膜2d、塗膜2eを設ける前に、柱の内部を前記孔2aから高圧洗浄機で前記柱2の内部の面2bを洗浄し、乾燥することが望ましい。
【0033】
図1(c)に示すように、ボルト23aとナット23bがエンドプレート20に取り付けられた柱2は、基礎50に設けられた穴50aに挿入される。この孔50aには予めグラウト剤が充填され、柱2の下端から突出したボルト23aが挿入され、基礎50と柱2とが固定される。
【0034】
(柱構造の施工方法)
次に、内部に発泡樹脂30が充填された柱構造の施工方法について説明する。
断面が中空である柱2の下端には、エンドプレート20が設けられ、このエンドプレート20と上方に離間してダイアフラム25がエンドプレート20の上方に設けられ、前記エンドプレート20と前記ダイアフラム25との間に前記柱2の内部空間が設けられている。
図1(b)に示すように、前記柱2の側面に設けられた孔2aに、スプレーの噴射口に取り付けたストロー状のノズルを挿入して、防錆性に優れたカチオン等の塗料を噴射し、前記柱2の内部の面2bを塗膜2eで覆う。その後、この塗膜2eの表面2bを覆うために、前記柱2の側面に設けられた孔2aに、スプレー40の噴射口に取り付けたストロー状のノズル40aを挿入して、自己発泡反応タイプの液状樹脂を噴射し、図1(c) に示すように、前記発泡樹脂30を充填する。前記柱2の内部に発泡樹脂30を充填した後、前記ボルト取り付け孔20aにボルト23aを取り付ける。なお、発泡樹脂30は、ボルト取り付け孔2a付近に重点的に注入することが望ましい。
【0035】
この柱構造の施工方法では、前記柱2の側面に設けられた孔2aから、塗料と液体樹脂を柱の内部に噴射するため、新築時のみでなく、既設の建物の柱に対しても、孔2aを設けることにより、柱の内部に発泡樹脂30を充填することができる。なお、既存の建物の柱に、本施工方法を使用する場合は、柱の内部を前記孔2aから高圧洗浄機で洗浄し、乾燥した後、前記柱2の内部の面2bを塗膜2eで覆い、その後、前記発泡樹脂30を充填するのが望ましい。
【0036】
本実施の形態によれば、前記エンドプレート20と前記ダイアフラム25との間の前記柱2の内部に発泡樹脂30が充填されているので、前記柱2の内部への浸水を防止する耐水処理が施された柱構造を提供することができる。更に、耐水処理を施すことで、海水、海塩の侵入も防止することができる。
【0037】
また、前記柱2および前記エンドプレート20の少なくとも一方に、前記内部へ前記発泡樹脂30を充填可能とするための孔2a,20aが設けられているので、この孔2a,20aから前記発泡樹脂30の充填することが可能になる。
【0038】
また、前記発泡樹脂30が発泡ウレタンまたは発泡シリコーンであることにより、スプレー等を用いて容易に施工ができる。
【0039】
また、前記孔20aは前記エンドプレート20に設けられたボルト取り付け孔であるので、既存の孔から発泡樹脂30を注入できる。
【0040】
また、前記孔2aは前記柱2に設けられている孔であり、この孔2aは蓋部材26で塞がれているので、前記柱の内部に浸水する可能性を更に低減できる。
【0041】
また、前記柱2の内部の面2bに、メッキ層2c、リン酸亜鉛被膜2d、塗膜2eが順に設けられ、この塗膜2eが前記発泡樹脂30で覆われているので、前記柱の内部への浸水を防止できるとともに、塗膜2eにより柱2の内部の面の酸化を防止できる。
【0042】
また、前記柱2の内部の面2bを塗膜2eで覆った後、この塗膜2eの表面2b1を覆うために、前記発泡樹脂30を充填するので、前記発泡樹脂30で前記塗膜2eの表面を保護することにより、前記柱の内部への浸水を防止できるとともに、カビ等による塗膜2eの劣化を防止できる。
【0043】
また、前記柱2の内部に発泡樹脂30を充填した後、前記ボルト取り付け孔20aにボルト23aを取り付けるので、発泡樹脂30を充填中にボルト23aにより充填を妨げることがないため、前記柱2の内部に発泡樹脂30が確実に充填されたボルトを有する柱を製造することができる。
【0044】
<実施の形態2>
次に、図2を参照して、本実施の形態について以下説明する。実施の形態1においては、前記柱2に設けられている孔2aとエンドプレート20に設けられている孔20aとがある例について説明した。本実施の形態においては、エンドプレート20に設けられている孔20aのみがある例について説明する。なお、本実施の形態においては、上記実施の形態と同じ部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0045】
図2において、エンドプレート20に設けられている孔20aの上には、ボルト23aが挿通可能な位置にナット23bが予め取り付けられている。そして、図2(b)に示すように、前記ナット23bの孔に、スプレー40の噴射口に取り付けたストロー状のノズル40aを挿入して、自己発泡反応タイプの液状樹脂を噴射し、図2(c) に示すように、前記柱2の内部に、発泡樹脂30が充填されている。
【0046】
本実施の形態によれば、前記エンドプレート20に設けられたボルト取り付け孔20aを利用できるので、発泡樹脂30を充填する際に新たに孔を設ける必要がない。
【符号の説明】
【0047】
1 建物ユニット
2 柱
2a,20a 孔
2a,20a 孔
2c メッキ層
2d リン酸亜鉛被膜
2e 塗膜
20 エンドプレート
23a ボルト
23b ナット
25 ダイアフラム
26 蓋部材
30 発泡樹脂

【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面が中空である柱の下端に、エンドプレートが設けられ、このエンドプレートと上方に離間してダイアフラムが設けられ、前記エンドプレートと前記ダイアフラムとの間の前記柱の内部に発泡樹脂が充填されている、
ことを特徴とする柱構造。
【請求項2】
請求項1に記載の柱構造において、
前記柱および前記エンドプレートの少なくとも一方に、前記内部へ前記発泡樹脂を充填可能とするための孔が設けられている、
ことを特徴とする柱構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の柱構造において、
前記発泡樹脂は発泡ウレタンまたは発泡シリコーンである、
ことを特徴とする柱構造。
【請求項4】
請求項2または3に記載の柱構造において、
前記孔は前記エンドプレートに設けられたボルト取り付け孔である、
ことを特徴とする柱構造。
【請求項5】
請求項2〜4のいずれか一項に記載の柱構造において、
前記孔は前記柱に設けられている孔であり、この孔は蓋部材で塞がれている、
ことを特徴とする柱構造。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の柱構造において、
前記柱の内部の面に、メッキ層、リン酸亜鉛被膜、塗膜が順に設けられ、この塗膜が前記発泡樹脂で覆われている、
ことを特徴とする柱構造。
【請求項7】
請求項4〜6のいずれか一項に記載の柱構造における柱構造の施工方法おいて、
前記柱の内部に発泡樹脂を充填した後、前記ボルト取り付け孔にボルトを取り付ける、
ことを特徴とする柱構造の施工方法。
【請求項8】
請求項7に記載の柱構造の施工方法おいて、
前記柱の内部の面を塗膜で覆った後、この塗膜の表面を覆うために、前記発泡樹脂を充填する、
ことを特徴とする柱構造の施工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−96206(P2013−96206A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−243020(P2011−243020)
【出願日】平成23年11月7日(2011.11.7)
【出願人】(307042385)ミサワホーム株式会社 (569)
【出願人】(504093467)トヨタホーム株式会社 (391)