説明

栽培植物に対するカルボキサミド類の使用

本発明は、栽培植物、植物の部分、種子、又はそれらの成長場所をカルボキサミド化合物で処理することによって、有害生物を防除し、及び/又は対応する対照植物と比較して植物の健康を向上させる方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれの対照と比較して、有害生物を防除し及び/又は栽培植物の植物健康を向上させる方法であって、少なくとも1種の改変を有する植物、このような植物の部分、植物繁殖材料に、又はその成長場所で殺有害生物剤を施用することを含み、前記殺有害生物剤が、ボスカリド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、ビキサフェン、ペンフルフェン、フルオピラム、セダキサン、イソピラザム、ペンチオピラド、ベノダニル、カルボキシン、フェンフラム、フルトラニル、フラメトピル、メプロニル、オキシカルボキシン及びチフルザミドからなる群から選択される、前記方法。
【請求項2】
前記殺有害生物剤が、ボスカリド、N-(3',4',5'-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、ビキサフェン、N-[2-(1,3-ジメチルブチル)-フェニル]-1,3-ジメチル-5-フルオロ-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、フルオピラム、セダキサン、イソピラザム及びペンチオピラドからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
「植物健康の向上」が、それぞれの対照と比較して、収量、植物活力、早期活力、緑色化効果、品質、環境ストレスに対する耐性、除草剤耐性、昆虫抵抗性、菌類抵抗性又はウイルス抵抗性又は細菌抵抗性、抗生物質抵抗性、食物及び/若しくは飼料産業、化粧品産業又は医薬産業の分野での利用に有利なファインケミカルの含有量、栄養利用効率、栄養利用摂取、繊維品質、色及び雄性不稔からなる群から選択される形質における増加と理解されるべきである、並びに/或いは、「植物健康の向上」が、それぞれの対照と比較して、成熟、稔性回復及び色からなる群から選択される形質における変化又は改変と理解されるべきである、請求項1又は2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
前記栽培植物が、それぞれ、対応する対照植物と比較して、以下の特性:除草剤耐性、昆虫抵抗性、菌類抵抗性又はウイルス抵抗性又は細菌抵抗性、ストレス耐性、成熟改変、前記栽培植物中に存在する化学物質の含有量改変、改変された栄養摂取、抗生物質抵抗性及び雄性不稔の少なくとも1種を示す、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記植物が、除草剤の作用に耐性である、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記植物が、グリホセートの作用に耐性である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記植物が、グルホシネートの作用に耐性である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記植物が、イミダゾリノン-除草剤の作用に耐性である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記植物が、ジカンバの作用に耐性である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記植物が、細菌バチルス属の種由来の少なくとも1種の選択的に作用する毒素を合成することができる、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記植物が、バチルス・チューリンゲンシス由来の少なくとも1種の選択的に作用する毒素を合成することができる、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記植物が、バチルス・チューリンゲンシス由来の1種又は複数の選択的に作用するデルタ-エンドトキシン毒素を合成することができる、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記殺有害生物剤が、前記栽培植物の植物繁殖材料に施用される、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記処理(複数可)が、少なくとも1種の殺有害生物剤を、前記少なくとも1種の改変を有する植物又はそれらの生息環境に施用することによって行われる、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
請求項1又は2に記載の殺有害生物剤で処理される請求項3又は4に記載の少なくとも1種の特性を有する、請求項3から12のいずれか一項に記載の栽培植物の種子。
【請求項16】
請求項1又は2に記載の殺有害生物剤、及び栽培植物又はその部分若しくは細胞を含む組成物。
【請求項17】
前記栽培植物がトランスジェニック植物である、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法、請求項15に記載の種子、又は請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
前記栽培植物が改変植物である、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法、請求項15に記載の種子又は請求項16に記載の組成物。
【請求項19】
農産物を生産する方法であって、請求項1又は2に記載の殺有害生物剤を、少なくとも1種の改変を有する栽培植物、このような植物の部分、植物繁殖材料、又はその成長場所に施用すること、及び前記植物又はこのような植物の部分又は植物繁殖材料から農産物を生産することを含む、前記方法。
【請求項20】
前記植物が、請求項3、5から12、17又は18のいずれか一項に定義されたとおりである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
農産物の生産のための、請求項16に記載の組成物の使用。
【請求項22】
それぞれの対照と比較して、有害生物を防除し及び/又は栽培植物の植物健康を向上させるための請求項1又は2に記載の殺有害生物剤の使用。
【請求項23】
それぞれの対照と比較して、有害生物を防除し及び/又はトランスジェニック植物の植物健康を向上させるための請求項1又は2に記載の殺有害生物剤の使用。

【公表番号】特表2012−506373(P2012−506373A)
【公表日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−531518(P2011−531518)
【出願日】平成21年10月21日(2009.10.21)
【国際出願番号】PCT/EP2009/063781
【国際公開番号】WO2010/046380
【国際公開日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】