説明

植木鉢転倒防止具

【課題】風圧或いは外圧から植木鉢の転倒を防ぎ、且つ簡単迅速に設置及び収納できる植木鉢転倒防止具の提供。
【解決手段】植木鉢を該リング形台座2の中央に置き、四方から板バネ1の内向力で植木鉢を保持し、且つ接合したリング形台座2の重量で風圧及び外圧に対抗する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、園芸用植木鉢の保護に関する。
【背景技術】
【0002】
この発明は画期的なもので、製品化された従来品は全く存在しない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
普及型の植木鉢は逆台形の形を成し、背の高い植木鉢、或いは背の高い植栽の場合、バランス上少しの強風、或いは外圧に弱く、簡単に転倒する。従って、園芸愛好家、或いは園芸業者は、転倒防止用に植木鉢を複数寄せ合ってロープで固定し、或いは針金を用いて近接した構造物に固定する。
【0004】
上記環境において、個々に鑑賞する場合、或いは販売、或いは手入れをする場合、ロープを外し、或いは針金を外し、その設置と収納には手間がかかり、設置形態もスタイリッシュではない。
【0005】
又、転倒防止策を講じなければ、突然の強風、或いは外圧に因り、植木鉢が転倒した場合、鉢用土の修復及び清掃に手間が掛かり、植栽と鉢本体にダメージを受ける事が多い。
【0006】
上記課題を解決するために、本発明はスタイリッシュ且つ設置及び収納を簡便にした植木鉢転倒防止具を提供する事を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の植木鉢転倒防止具においては、植木鉢を保持固定し易いように形成した板バネと、その板バネを保持し、且つ風圧及び外圧に対抗する重量を有したリング形台座を接合したことを特徴とするものである。
【0008】
上記板バネは、リング形台座に溶接固着する事も可能だが、設置時及び収納時の利便性を考えて着脱式にした事を特徴とするものである。
【0009】
又、リング形台座は、その口径を変えることによって、小口径の植木鉢から大口径の植木鉢まで、使用可能である。即ち、板バネのサイズ及びリング形台座の組み合わせ次第で、様々な大きさの植木鉢に対応する事が可能である。
【0010】
そしてリング形台座は、風圧及び外圧に対抗する適宜な重量があれば、その材質は問わない。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、四方向からの板バネの内向力により、植木鉢は確実に保持され、その板バネを嵌合した適宜な重量を有したリング形台座と連携して、風圧及び外圧に対抗する。
【0012】
又、本発明品の設置時には、四方向の板バネを挿入するだけなので、突風などの対応に即効的であり、収納時には、板バネを引抜くだけなので、収納場所も省スペースで良い。
【0013】
又、本発明品の設置時には、発明品本体が植栽より下部に付帯するので、植栽の美観を阻害せず、スタイリッシュである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
この発明の一実施形態を、図3に示す。
板バネ1は、A面の何処かが、植木鉢に接触するように形成したものである。リング形台座2は、適宜な重量を有し、板バネ1を嵌合する▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼の穴を設けたものである。
【0015】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、板バネ1の働きで植木鉢を抑え、嵌合したリング形台座の重量が、植木鉢に対する風圧及び外圧に対抗する。又、収納時は板バネ1を引き抜くだけでよく、設置時は板バネ1を挿入する。即ち。非常に簡便である。
【0016】
「他の実施形態」
図3の実施形態では、板バネ1は、素材を剥き出しであったが、植木鉢を傷つけない、或いは植木鉢への更なる摩擦力を得るために、他の実施形態板では板バネにカバーを被せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】形成した板バネの平面図及び側面図と斜視図である。
【図2】リング形台座の斜視図である。
【図3】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0018】
1 形成した板バネ 2 嵌合穴を設けたリング形台座
A 植木鉢への接触面 ▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼ 嵌合穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱する板バネと、それを保持する適宜な重量を有したリング形台座を特徴とする植木鉢転倒防止具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate