検体検出のための方法及び組成
本発明は、1つ以上の検体を検出するための方法及び装置を対象とする。検体は、病原性ウイルス等の感染因子の薬剤又は成分、並びに酵素、タンパク質、及びバイオマーカーを含む。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料中の1つ以上の検体の存在、不在、又はレベルを検出するためのシステムであって、患者の試料を1つ以上の免疫試薬と混合して1つ以上の捕捉可能かつ検出可能な免疫複合体を形成するために構成された試料収集装置と、前記免疫複合体を捕捉するための側方流動膜を含む試験装置と、を含み、前記試料収集装置及び前記試験装置が、気密封止を形成するように及び/又は分割隔壁を介して前記試料を前記側方流動膜上に放出するように構成されている、システム。
【請求項2】
本体を含む試料収集装置であって、
(a)1つ以上の溶液を含む上部封止隔室及び少なくとも1つの破壊可能封止を含む上部チャンバと、
(b)前記上部チャンバと流体連通の状態にある試料収集用具と、
(c)前記上部チャンバと流体連通の状態にあり、剛性材料から成る試料受容管であって、前記上部チャンバ及び前記試料受容管が、結合された際に気密封止を形成するように構成されている、試料受容管と、
(d)1つ以上の試薬を含む、前記試料受容管と流体連通の状態にある下部チャンバと、を含み、
(e)前記試薬が複数の検体結合セットを含み、前記セットの各々が、
(i)(1)標的検体と特異的に結合することができる結合部分と、(2)捕捉部分パートナーと、を含む捕捉プローブと、
(ii)(1)標的検体と特異的に結合することができる第2の結合部分と、(2)標識と、を含む検出プローブと、を含み、
(iii)前記複数の検体結合セットの各々が異なる標的検体と結合するように設計されている、試料収集装置。
【請求項3】
前記捕捉部分パートナーが、オリゴヌクレオチド、アビジン、ストレプトアビジン、ピラノシルRNA(pRNA)、アプタマー、又はそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項4】
前記pRNAが、配列番号120〜配列番号126から成る群から選択された配列を含む、請求項2に記載の試料収集装置。
【請求項5】
前記標的検体がインフルエンザウイルス又はその成分である、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項6】
前記抽出溶液又は前記試薬が抽出剤を含む、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項7】
前記下部チャンバ中の前記試薬を前記試料受容管の残り部分から分離させるメッシュ膜を更に含む、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項8】
前記試薬が、前記試料が前記試薬と充分に混合されたことを示すことができる染料を更に含む、請求項7に記載の試料収集装置。
【請求項9】
前記上部チャンバが少なくとも2つのサブチャンバを含む、請求項1に記載の試料収集器具。
【請求項10】
前記サブチャンバの各々が溶液を含む、請求項9に記載の試料収集装置。
【請求項11】
前記接触が、前記試料収集装置から溶液を放出することができる周囲圧力に対する正の差圧を形成することができる、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項12】
前記下部チャンバが、穿孔されると溶液を放出することができる分割隔壁を更に含む、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項13】
前記分割隔壁がネオプレンを含む、請求項12に記載の試料収集装置。
【請求項14】
前記試料受容管上に存在する第1及び第2のインジケータを更に含み、前記インジケータが前記上部チャンバと前記試料受容管との間の適正な接触の表示を与える、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項15】
前記試料収集用具が前記上部チャンバに取り付けられている、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項16】
本体を含む試験装置であって、
(a)前記本体における側方流動膜と、
(b)チャンバであって、前記チャンバと前記側方流動膜との間に存在する間隙の上流に位置するチャンバと、
(c)1つ以上の制御ラインと、
(d)各々が捕捉部分パートナーを含む複数のアドレス指定可能ラインであって、前記捕捉部分パートナーが複数の分子カテゴリから選択され、任意の2つの隣接するアドレス指定可能ラインが異なるカテゴリの捕捉部分パートナーを含む、アドレス指定可能ラインと、
を含む、試験装置。
【請求項17】
前記複数のアドレス指定可能ラインの少なくとも1つが、pRNAを含む固定化捕捉部分パートナーを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記pRNAが、配列番号120〜配列番号126から成る群から選択される配列を含む、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
前記pRNAがアンカータンパク質に結合されている、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
前記アンカータンパク質が単クローン抗体又は牛血清アルブミンである、請求項18に記載の装置。
【請求項21】
1つ以上の標的検体を検出するための方法であって、
(a)被検体から試料を取得し、前記試料を試料収集装置内で混合する工程であって、前記試料収集装置が、
1.1つ以上の溶液を含む上部封止隔室及び少なくとも1つの破壊可能封止を含む上部チャンバと、
2.前記上部チャンバと流体連通の状態にある試料収集用具と、
3.前記上部チャンバと流体連通の状態にあり、剛性材料から成る試料受容管であって、前記上部チャンバ及び前記試料受容管が、結合された際に気密封止を形成するように構成されている、試料受容管と、
4.1つ以上の試薬を含む、前記試料受容管と流体連通の状態にある下部チャンバと、を含み、前記試薬が複数の検体結合セットを含み、前記セットの各々が、
(a)(1)標的検体と特異的に結合することができる結合部分と、(2)捕捉部分パートナーと、を含む捕捉プローブと、
(b)(1)標的検体と特異的に結合することができる第2の結合部分と、(2)標識と、を含む検出プローブと、を含み、前記複数の検体結合セットの各々が異なる標的検体を結合するように設計されている、工程と、
(b)前記上部チャンバの前記封止を破壊して1つ以上の溶液を前記試料受容管内に放出し、これによって前記試料を前記試料収集用具から放出し、前記試料を前記試薬と混合させる工程と、
(c)(b)において形成された前記混合物を、複数のアドレス指定可能ラインを含む試験ストリップに適用する工程であって、前記アドレス指定可能ラインの各々が、(a)(4)における異なる前記捕捉プローブと結合することができる固定化捕捉部分パートナーを含み、これによって各アドレス指定可能ラインが異なる標的検体と結合するように構成されている、工程と、
(d)1つ以上のアドレス指定可能ラインに標識が存在するか否かを判定し、これによって前記試料が1つ以上の標的検体を含むか否かを検出する工程と、
を含む、方法。
【請求項22】
前記標識がユーロピウムである、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記1つ以上の標的検体がインフルエンザウイルス又はその成分である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記アドレス指定可能ラインの前記少なくとも1つが、配列番号120〜配列番号126から成る群から選択されるpRNA配列を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記pRNAがアンカータンパク質に結合している、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記アンカータンパク質が単クローン抗体又は牛血清アルブミンである、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
任意の2つの隣接した前記アドレス指定可能ラインに異なるカテゴリの固定化捕捉部分結合パートナーが取り付けられている、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
前記異なるカテゴリの固定化捕捉部分パートナーが、オリゴヌクレオチド、アビジン、ストレプトアビジン、pRNA、及びアプタマーから成る群から選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
試料における1つ以上の標的検体を検出する方法であって、免疫複合体を含む試料を1つ以上のアドレス指定可能ラインを含む側方流動装置に適用する工程を含み、前記1つ以上のアドレス指定可能ラインの少なくとも1つがこれに結合されたpRNA捕捉部分パートナーを含み、前記pRNAが配列番号120〜配列番号126から成る群から選択される、方法。
【請求項30】
(a)(i)試料適用ゾーンと、(ii)2つ以上のアドレス指定可能ラインを含む多数の検出ゾーンと、を含む吸収片を含む側方流動装置であって、前記アドレス指定可能ラインの各々が固定化試薬を含み、前記アドレス指定可能ラインの隣接する少なくとも2つが、配列番号120〜配列番号126から成る群から選択された異なる固定化pRNAを含む、側方流動装置と、
(b)2つ以上の特異的結合対を含む複数の特異的結合試薬であって、前記対の各々が異なる標的検体と結合することができ、各対が、(1)(i)検体と特異的に結合することができる結合因子及び(ii)前記アドレス指定可能ラインの1つに存在する固定化試薬と特異的に結合することができる捕捉試薬を含む、第1の結合体と、(2)(i)(b)(1)の前記検体を特異的に結合することができる結合因子及び(ii)検出可能標識を含む、第2の結合体と、を含む、試薬と、
を含むキット。
【請求項31】
1つ以上の標的検体を検出するための方法であって、
(a)被検体から試料を取得し、前記試料を試料収集装置内に配置する工程と、
(b)1つ以上の溶液を放出して前記試料と前記溶液を混合する工程と、
(c)(b)において形成された前記混合物を試験ストリップに適用する工程と、
(d)標識が存在するか否かを判定する工程と、
を含み、前記1つ以上の標的検体を検出するための方法の感度が少なくとも70%である、方法。
【請求項32】
前記試料収集装置が、
1.1つ以上の溶液を含む上部封止隔室及び少なくとも1つの破壊可能封止を含む上部チャンバと、
2.前記上部チャンバと流体連通の状態にある試料収集用具と、
3.前記上部チャンバと流体連通の状態にあり、剛性材料から成る試料受容管であって、前記上部チャンバ及び前記試料受容管が、結合された際に気密封止を形成するように構成されている、試料受容管と、
4.1つ以上の試薬を含む、前記試料受容管と流体連通の状態にある下部チャンバと、を含み、前記試薬が複数の検体結合セットを含み、前記セットの各々が、
(a)(1)標的検体と特異的に結合することができる結合部分と、(2)捕捉部分パートナーと、を含む捕捉プローブと、
(b)(1)標的検体と特異的に結合することができる第2の結合部分と、(2)標識と、を含む検出プローブと、を含み、前記複数の検体結合セットの各々が異なる標的検体と結合するように設計されている、下部チャンバと、
を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
(a)の後に、前記上部チャンバの前記封止を破壊して1つ以上の溶液を前記試料受容管内に放出し、これによって前記試料を前記試料収集用具から放出し、前記試料を前記試薬と混合させることを含む工程を更に含む、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記試験ストリップが複数のアドレス指定可能ラインを含み、前記アドレス指定可能ラインの各々が、(a)(4)の異なる前記捕捉プローブと結合することができる固定化捕捉部分パートナーを含み、これによって各アドレス指定可能ラインが異なる標的検体と結合するように構成されている、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記判定する工程が、1つ以上のアドレス指定可能ラインに標識が存在するか否かを判定することを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記感度が少なくとも90%である、請求項30に記載の方法。
【請求項37】
1つ以上の標的検体を検出するための方法であって、
(a)被検体から試料を取得し、前記試料を試料収集装置内に配置する工程と、
(b)1つ以上の溶液を放出して前記試料と前記溶液を混合する工程と、
(c)(b)において形成された前記混合物を試験ストリップに適用する工程と、
(d)標識が存在するか否かを判定する工程と、
を含み、前記1つ以上の標的検体を検出するための方法の感度が少なくとも70%である、方法。
【請求項38】
前記試料収集装置が、
1.1つ以上の溶液を含む上部封止隔室及び少なくとも1つの破壊可能封止を含む上部チャンバと、
2.前記上部チャンバと流体連通の状態にある試料収集用具と、
3.前記上部チャンバと流体連通の状態にあり、剛性材料から成る試料受容管であって、前記上部チャンバ及び前記試料受容管が、結合された際に気密封止を形成するように構成されている、試料受容管と、
4.1つ以上の試薬を含む、前記試料受容管と流体連通の状態にある下部チャンバと、を含み、前記試薬が複数の検体結合セットを含み、前記セットの各々が、
(a)(1)標的検体と特異的に結合することができる結合部分と、(2)捕捉部分パートナーと、を含む捕捉プローブと、
(b)(1)標的検体と特異的に結合することができる第2の結合部分と、(2)標識と、を含む検出プローブと、を含み、前記複数の検体結合セットの各々が異なる標的検体と結合するように設計されている、下部チャンバと、
を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
(a)の後に、前記上部チャンバの前記封止を破壊して1つ以上の溶液を前記試料受容管内に放出し、これによって前記試料を前記試料収集用具から放出し、前記試料を前記試薬と混合させることを含む工程を更に含む、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記試験ストリップが複数のアドレス指定可能ラインを含み、前記アドレス指定可能ラインの各々が、(a)(4)の異なる前記捕捉プローブと結合することができる固定化捕捉部分パートナーを含み、これによって各アドレス指定可能ラインが異なる標的検体と結合するように構成されている、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記判定する工程が、1つ以上のアドレス指定可能ラインに標識が存在するか否かを判定することを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記感度が少なくとも90%である、請求項36に記載の方法。
【請求項43】
前記1つ以上の標的検体を検出するための方法の感度が少なくとも70%である、請求項30に記載の方法。
【請求項44】
前記感度が少なくとも90%である、請求項42に記載の方法。
【請求項1】
試料中の1つ以上の検体の存在、不在、又はレベルを検出するためのシステムであって、患者の試料を1つ以上の免疫試薬と混合して1つ以上の捕捉可能かつ検出可能な免疫複合体を形成するために構成された試料収集装置と、前記免疫複合体を捕捉するための側方流動膜を含む試験装置と、を含み、前記試料収集装置及び前記試験装置が、気密封止を形成するように及び/又は分割隔壁を介して前記試料を前記側方流動膜上に放出するように構成されている、システム。
【請求項2】
本体を含む試料収集装置であって、
(a)1つ以上の溶液を含む上部封止隔室及び少なくとも1つの破壊可能封止を含む上部チャンバと、
(b)前記上部チャンバと流体連通の状態にある試料収集用具と、
(c)前記上部チャンバと流体連通の状態にあり、剛性材料から成る試料受容管であって、前記上部チャンバ及び前記試料受容管が、結合された際に気密封止を形成するように構成されている、試料受容管と、
(d)1つ以上の試薬を含む、前記試料受容管と流体連通の状態にある下部チャンバと、を含み、
(e)前記試薬が複数の検体結合セットを含み、前記セットの各々が、
(i)(1)標的検体と特異的に結合することができる結合部分と、(2)捕捉部分パートナーと、を含む捕捉プローブと、
(ii)(1)標的検体と特異的に結合することができる第2の結合部分と、(2)標識と、を含む検出プローブと、を含み、
(iii)前記複数の検体結合セットの各々が異なる標的検体と結合するように設計されている、試料収集装置。
【請求項3】
前記捕捉部分パートナーが、オリゴヌクレオチド、アビジン、ストレプトアビジン、ピラノシルRNA(pRNA)、アプタマー、又はそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項4】
前記pRNAが、配列番号120〜配列番号126から成る群から選択された配列を含む、請求項2に記載の試料収集装置。
【請求項5】
前記標的検体がインフルエンザウイルス又はその成分である、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項6】
前記抽出溶液又は前記試薬が抽出剤を含む、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項7】
前記下部チャンバ中の前記試薬を前記試料受容管の残り部分から分離させるメッシュ膜を更に含む、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項8】
前記試薬が、前記試料が前記試薬と充分に混合されたことを示すことができる染料を更に含む、請求項7に記載の試料収集装置。
【請求項9】
前記上部チャンバが少なくとも2つのサブチャンバを含む、請求項1に記載の試料収集器具。
【請求項10】
前記サブチャンバの各々が溶液を含む、請求項9に記載の試料収集装置。
【請求項11】
前記接触が、前記試料収集装置から溶液を放出することができる周囲圧力に対する正の差圧を形成することができる、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項12】
前記下部チャンバが、穿孔されると溶液を放出することができる分割隔壁を更に含む、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項13】
前記分割隔壁がネオプレンを含む、請求項12に記載の試料収集装置。
【請求項14】
前記試料受容管上に存在する第1及び第2のインジケータを更に含み、前記インジケータが前記上部チャンバと前記試料受容管との間の適正な接触の表示を与える、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項15】
前記試料収集用具が前記上部チャンバに取り付けられている、請求項1に記載の試料収集装置。
【請求項16】
本体を含む試験装置であって、
(a)前記本体における側方流動膜と、
(b)チャンバであって、前記チャンバと前記側方流動膜との間に存在する間隙の上流に位置するチャンバと、
(c)1つ以上の制御ラインと、
(d)各々が捕捉部分パートナーを含む複数のアドレス指定可能ラインであって、前記捕捉部分パートナーが複数の分子カテゴリから選択され、任意の2つの隣接するアドレス指定可能ラインが異なるカテゴリの捕捉部分パートナーを含む、アドレス指定可能ラインと、
を含む、試験装置。
【請求項17】
前記複数のアドレス指定可能ラインの少なくとも1つが、pRNAを含む固定化捕捉部分パートナーを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記pRNAが、配列番号120〜配列番号126から成る群から選択される配列を含む、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
前記pRNAがアンカータンパク質に結合されている、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
前記アンカータンパク質が単クローン抗体又は牛血清アルブミンである、請求項18に記載の装置。
【請求項21】
1つ以上の標的検体を検出するための方法であって、
(a)被検体から試料を取得し、前記試料を試料収集装置内で混合する工程であって、前記試料収集装置が、
1.1つ以上の溶液を含む上部封止隔室及び少なくとも1つの破壊可能封止を含む上部チャンバと、
2.前記上部チャンバと流体連通の状態にある試料収集用具と、
3.前記上部チャンバと流体連通の状態にあり、剛性材料から成る試料受容管であって、前記上部チャンバ及び前記試料受容管が、結合された際に気密封止を形成するように構成されている、試料受容管と、
4.1つ以上の試薬を含む、前記試料受容管と流体連通の状態にある下部チャンバと、を含み、前記試薬が複数の検体結合セットを含み、前記セットの各々が、
(a)(1)標的検体と特異的に結合することができる結合部分と、(2)捕捉部分パートナーと、を含む捕捉プローブと、
(b)(1)標的検体と特異的に結合することができる第2の結合部分と、(2)標識と、を含む検出プローブと、を含み、前記複数の検体結合セットの各々が異なる標的検体を結合するように設計されている、工程と、
(b)前記上部チャンバの前記封止を破壊して1つ以上の溶液を前記試料受容管内に放出し、これによって前記試料を前記試料収集用具から放出し、前記試料を前記試薬と混合させる工程と、
(c)(b)において形成された前記混合物を、複数のアドレス指定可能ラインを含む試験ストリップに適用する工程であって、前記アドレス指定可能ラインの各々が、(a)(4)における異なる前記捕捉プローブと結合することができる固定化捕捉部分パートナーを含み、これによって各アドレス指定可能ラインが異なる標的検体と結合するように構成されている、工程と、
(d)1つ以上のアドレス指定可能ラインに標識が存在するか否かを判定し、これによって前記試料が1つ以上の標的検体を含むか否かを検出する工程と、
を含む、方法。
【請求項22】
前記標識がユーロピウムである、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記1つ以上の標的検体がインフルエンザウイルス又はその成分である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記アドレス指定可能ラインの前記少なくとも1つが、配列番号120〜配列番号126から成る群から選択されるpRNA配列を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項25】
前記pRNAがアンカータンパク質に結合している、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記アンカータンパク質が単クローン抗体又は牛血清アルブミンである、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
任意の2つの隣接した前記アドレス指定可能ラインに異なるカテゴリの固定化捕捉部分結合パートナーが取り付けられている、請求項20に記載の方法。
【請求項28】
前記異なるカテゴリの固定化捕捉部分パートナーが、オリゴヌクレオチド、アビジン、ストレプトアビジン、pRNA、及びアプタマーから成る群から選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
試料における1つ以上の標的検体を検出する方法であって、免疫複合体を含む試料を1つ以上のアドレス指定可能ラインを含む側方流動装置に適用する工程を含み、前記1つ以上のアドレス指定可能ラインの少なくとも1つがこれに結合されたpRNA捕捉部分パートナーを含み、前記pRNAが配列番号120〜配列番号126から成る群から選択される、方法。
【請求項30】
(a)(i)試料適用ゾーンと、(ii)2つ以上のアドレス指定可能ラインを含む多数の検出ゾーンと、を含む吸収片を含む側方流動装置であって、前記アドレス指定可能ラインの各々が固定化試薬を含み、前記アドレス指定可能ラインの隣接する少なくとも2つが、配列番号120〜配列番号126から成る群から選択された異なる固定化pRNAを含む、側方流動装置と、
(b)2つ以上の特異的結合対を含む複数の特異的結合試薬であって、前記対の各々が異なる標的検体と結合することができ、各対が、(1)(i)検体と特異的に結合することができる結合因子及び(ii)前記アドレス指定可能ラインの1つに存在する固定化試薬と特異的に結合することができる捕捉試薬を含む、第1の結合体と、(2)(i)(b)(1)の前記検体を特異的に結合することができる結合因子及び(ii)検出可能標識を含む、第2の結合体と、を含む、試薬と、
を含むキット。
【請求項31】
1つ以上の標的検体を検出するための方法であって、
(a)被検体から試料を取得し、前記試料を試料収集装置内に配置する工程と、
(b)1つ以上の溶液を放出して前記試料と前記溶液を混合する工程と、
(c)(b)において形成された前記混合物を試験ストリップに適用する工程と、
(d)標識が存在するか否かを判定する工程と、
を含み、前記1つ以上の標的検体を検出するための方法の感度が少なくとも70%である、方法。
【請求項32】
前記試料収集装置が、
1.1つ以上の溶液を含む上部封止隔室及び少なくとも1つの破壊可能封止を含む上部チャンバと、
2.前記上部チャンバと流体連通の状態にある試料収集用具と、
3.前記上部チャンバと流体連通の状態にあり、剛性材料から成る試料受容管であって、前記上部チャンバ及び前記試料受容管が、結合された際に気密封止を形成するように構成されている、試料受容管と、
4.1つ以上の試薬を含む、前記試料受容管と流体連通の状態にある下部チャンバと、を含み、前記試薬が複数の検体結合セットを含み、前記セットの各々が、
(a)(1)標的検体と特異的に結合することができる結合部分と、(2)捕捉部分パートナーと、を含む捕捉プローブと、
(b)(1)標的検体と特異的に結合することができる第2の結合部分と、(2)標識と、を含む検出プローブと、を含み、前記複数の検体結合セットの各々が異なる標的検体と結合するように設計されている、下部チャンバと、
を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
(a)の後に、前記上部チャンバの前記封止を破壊して1つ以上の溶液を前記試料受容管内に放出し、これによって前記試料を前記試料収集用具から放出し、前記試料を前記試薬と混合させることを含む工程を更に含む、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記試験ストリップが複数のアドレス指定可能ラインを含み、前記アドレス指定可能ラインの各々が、(a)(4)の異なる前記捕捉プローブと結合することができる固定化捕捉部分パートナーを含み、これによって各アドレス指定可能ラインが異なる標的検体と結合するように構成されている、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記判定する工程が、1つ以上のアドレス指定可能ラインに標識が存在するか否かを判定することを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記感度が少なくとも90%である、請求項30に記載の方法。
【請求項37】
1つ以上の標的検体を検出するための方法であって、
(a)被検体から試料を取得し、前記試料を試料収集装置内に配置する工程と、
(b)1つ以上の溶液を放出して前記試料と前記溶液を混合する工程と、
(c)(b)において形成された前記混合物を試験ストリップに適用する工程と、
(d)標識が存在するか否かを判定する工程と、
を含み、前記1つ以上の標的検体を検出するための方法の感度が少なくとも70%である、方法。
【請求項38】
前記試料収集装置が、
1.1つ以上の溶液を含む上部封止隔室及び少なくとも1つの破壊可能封止を含む上部チャンバと、
2.前記上部チャンバと流体連通の状態にある試料収集用具と、
3.前記上部チャンバと流体連通の状態にあり、剛性材料から成る試料受容管であって、前記上部チャンバ及び前記試料受容管が、結合された際に気密封止を形成するように構成されている、試料受容管と、
4.1つ以上の試薬を含む、前記試料受容管と流体連通の状態にある下部チャンバと、を含み、前記試薬が複数の検体結合セットを含み、前記セットの各々が、
(a)(1)標的検体と特異的に結合することができる結合部分と、(2)捕捉部分パートナーと、を含む捕捉プローブと、
(b)(1)標的検体と特異的に結合することができる第2の結合部分と、(2)標識と、を含む検出プローブと、を含み、前記複数の検体結合セットの各々が異なる標的検体と結合するように設計されている、下部チャンバと、
を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
(a)の後に、前記上部チャンバの前記封止を破壊して1つ以上の溶液を前記試料受容管内に放出し、これによって前記試料を前記試料収集用具から放出し、前記試料を前記試薬と混合させることを含む工程を更に含む、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記試験ストリップが複数のアドレス指定可能ラインを含み、前記アドレス指定可能ラインの各々が、(a)(4)の異なる前記捕捉プローブと結合することができる固定化捕捉部分パートナーを含み、これによって各アドレス指定可能ラインが異なる標的検体と結合するように構成されている、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記判定する工程が、1つ以上のアドレス指定可能ラインに標識が存在するか否かを判定することを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記感度が少なくとも90%である、請求項36に記載の方法。
【請求項43】
前記1つ以上の標的検体を検出するための方法の感度が少なくとも70%である、請求項30に記載の方法。
【請求項44】
前記感度が少なくとも90%である、請求項42に記載の方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公表番号】特表2012−526990(P2012−526990A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510938(P2012−510938)
【出願日】平成22年5月11日(2010.5.11)
【国際出願番号】PCT/US2010/034391
【国際公開番号】WO2010/132453
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(509264936)ネクサス・ディーエックス・インコーポレイテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】Nexus Dx, Inc.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月11日(2010.5.11)
【国際出願番号】PCT/US2010/034391
【国際公開番号】WO2010/132453
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(509264936)ネクサス・ディーエックス・インコーポレイテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】Nexus Dx, Inc.
【Fターム(参考)】
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