説明

検索システム及び検索システムにおける表示方法

【課題】参照資料を有益度の順に表示する。
【解決手段】ユーザが資料を参照したタイミングで、参照した資料に対するアクセス数のカウントアップ及びコンテンツDBへのアクセス数の格納を行い、参照された資料に対してユーザが入力したコメントをコメントDBに格納するコンテンツ検索記録処理部3と、参照された資料のアクセス数をコンテンツDBから取得し、参照した資料のコメントをコメントDBから取得し、取得したコメントに対する評価点を算出し、他システムである受注手配システムの受注DBから参照した資料に対応する受注金額を取得し、アクセス数、コメントの評価点、受注金額に基づいて、参照した資料の有益度を算出して、コンテンツDBに格納する有益度算出手段6とを備え、前記コンテンツDBに格納された有益度を、検索により得られた資料を表示する際の表示順を決定するために用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索システム及び検索システムにおける表示方法に係り、特に、Web検索ツールを使用して社内技術情報や提案書等のナレッジ資料を検索する検索システム及び検索システムにおける検索結果の表示を改善した表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
検索システムにおける検索結果の表示に関する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、検索結果の表示を有益な情報順に行うために、検索された情報の有益度の判定を情報の閲覧回数(アクセス件数)により行うというものである。
【0003】
また、他の従来技術として、特許文献2等に記載された技術が知られている。この従来技術は、検索結果の表示を有益な情報順に行うために、検索された情報の有益度の判定を情報の閲覧回数ではなくブックマーク登録回数により行うというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−190453号公報
【特許文献2】特開2003−108587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在のWeb検索システムは、ほとんどの場合、検索結果画面で表示する資料の表示順を、最新のものからの登録順であったり、単純な資料タイトル名順としている。しかし、Web検索システムを利用するユーザは、どの資料が人気がある(アクセスの多い)のか、どの資料が役に立っている(有益度が高い)のかといった情報を知りたがっている場合が多い。このため、Web検索システムに対して人気順や役に立っている順の表示が求められている。
【0006】
このようなユーザのニーズを満たすためには、検索システムに資料タイトル名に加えてユーザの求めている情報(アクセス件数、有益度)を付加表示させ、資料の表示順もアクセス件数の多い順、役に立ってる順に資料を並び替える機能を設けることができれば有効である。この場合、検索された参照資料のアクセス件数については、その取得が比較的容易であるが、検索された参照資料の有益度を取得することは困難である。
【0007】
前述した従来技術は、有益度を測る要素として閲覧回数(アクセス件数)を利用したり、ブックマーク登録回数を用いることとしているが、検索された参照資料の有益度をユーザの要求を満たすことができるように算出することは困難であるという問題点を有している。
【0008】
本発明の目的は、Web検索システムで検索された参照資料の有益度算出の判断材料としてアクセス件数以外の要素も取り入れ、より実際的で有効な有益度を算出して、有益度の順に検索された参照資料を表示することができるようにした検索システム及び検索システムにおける表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば前記目的は、Web検索ツールを使用して資料を検索する検索システムにおいて、ユーザが資料を参照したタイミングで、参照した資料に対するアクセス数のカウントアップ及びコンテンツDBへのアクセス数の格納を行うと共に、参照された資料に対してユーザがコメントの入力を行った場合、そのコメントをコメントDBに格納するコンテンツ検索記録処理手段と、参照された資料に対するアクセス数を前記コンテンツDBから取得し、前記参照した資料に対するコメントを前記コメントDBから取得し、取得したコメントに対する評価分析を行ってコメントの評価点を算出し、他システムである受注手配システムの受注DBから参照した資料に対応する受注金額を取得すると共に、前記アクセス数、コメントの評価点、受注金額に入力基づいて、参照した資料の有益度を算出して、前記コンテンツDBに格納する有益度算出手段とを備え、前記コンテンツDBに格納された前記有益度を、検索により得られた資料を表示する際の表示順を決定するために利用することにより達成される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ナレッジ検索システムにおける各資料の有益度をより精度の高い値で算出することができ、また、算出した資料の有益度を、資料作成者の評価にも反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態による検索システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態による検索システムの有益度設定機能部を構成する複数の処理部のそれぞれの機能の概要を説明している図である。
【図3】コンテンツ検索記録処理部での処理動作を説明するフローチャートである。
【図4】有益度算出処理部での処理動作を説明するフローチャートである。
【図5】担当評価処理部での処理動作を説明するフローチャートである。
【図6】コンテンツDBのデータ例のテーブルの構成を示す図である。
【図7】コメントDBのデータ例のテーブルの構成を示す図である。
【図8】受注DBのデータ例のテーブルの構成を示す図である。
【図9】担当DBのデータ例のテーブルの構成を示す図である。
【図10】有益度算出処理部の処理で使用されるキーワード−評価点対応ファイルの構成例を示す図である。
【図11】担当評価処理部の処理で使用される有益度−評価値対応ファイルの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明による検索システム及び検索システムにおける表示方法の実施形態を図面により詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施形態による検索システムの構成を示すブロック図、図2は図1に示す本発明の実施形態による検索システムの有益度設定機能部2を構成する複数の処理部のそれぞれの機能の概要を説明している図である。
【0014】
本発明の実施形態による検索システム24は、Web検索システムとしてサーバ内に構成されるナレッジ検索システムであり、有益度設定機能部2と、受注DB18を有する他システムとしての受注手配システム17と、担当DB20を有する他システムとしての人事管理システム19とを有して構成されている。そして、検索システム24は、CPU、主メモリ、HDD等による記憶装置、通信装置、表示装置等の出力装置及びキーボード、マウス等の入力装置を備えるよく知られている情報処理装置内に構成される。
【0015】
前述の有益度設定機能部2は、コンテンツ検索記録処理部3と、有益度算出処理部6と、担当評価処理部12と、コンテンツDB15と、コメントDB16とにより構成される。コンテンツ検索記録処理部3は、(a)アクセス数加算処理4、(b)コメント格納処理5により構成され、有益度算出処理6は、(c)アクセス数取得処理7、(d)コメント評価分析処理8、(e)受注金額取得処理9、(f)有益度算出処理10、(g)有益度設定処理11により構成されている。また、担当評価処理部12は、(h)担当評価処理13、(i)評価設定処理14により構成されている。そして、前述した(a)〜(i)の各処理は、プログラムにより構成され、主メモリにロードされた後にCPUにより実行されることにより、それぞれの機能が構築されるものである。
【0016】
前述したように構成される本発明の実施形態による検索システムを利用するユーザは、ネットワーク23を介してWeb検索システムである検索システム24に接続される端末1をインタフェースとして、検索システム24に資料(コンテンツ)を検索させ、得られた資料を参照することができる。なお、検索システム24での資料の検索は、資料の検索を行うための構成についてを図1には示していないが、検索システム24内に公知の検索処理手段を設けることにより行うことができる。
【0017】
本発明の実施形態による検索システムは、ユーザが資料を参照したタイミングでコンテンツ検索記録処理部3内のアクセス数加算処理4が実行される。アクセス数加算処理4は、有益度を求める要素の1つであるアクセス数のカウントアップとコンテンツDB15へのアクセス数の格納とを行う。そして、参照された資料に対してユーザが端末1からコメントの入力を行った場合、コンテンツ検索記録処理部3内のコメント格納処理5が実行され、コメント格納処理5は、入力されたコメントをコメントDB16に格納する。
【0018】
その後、有益度算出処理部6により有益度の算出が行われる。そのため、まず、アクセス数取得処理7は、参照された資料に対して、アクセス数加算処理4が加算したアクセス数をコンテンツDB15から取得する。
【0019】
次に、コメント評価分析処理8は、コメント格納処理5が格納したコメントも含めた過去に格納した全てのコメントデータをコメントDB16から取得して評価する。この評価は、図2の(d)コメント評価分析処理の処理内容の欄に示しているように、コメントに含まれるキーワードについて、点数付けをして予め設定しておき、これに基づいて評価点を算出するという方法で行うことができる。
【0020】
受注金額取得処理9は、他システムである受注手配システム17の受注DB18から参照した資料に対応する受注金額を取得する。有益度算出処理10は、アクセス数取得処理7、コメント評価分析処理8、受注金額取得処理9で取得した「アクセス数」、「コメント評価点」、「受注金額」を判定し、有益度を算出する。この有益度の算出は、図2の(f)有益度算出処理10の処理内容の欄に示しているように、「アクセス数」は1アクセスを0.1点とし、「コメント評価点」は評価点をそのまま点数とし、「受注金額」は¥10.000につき1点として加算するという方法で行うことができる。
【0021】
有益度設定処理11は、有益度算出処理10で求めた有益度をコンテンツDB15に設定する。その際、すでに設定されていれば上書き更新する。この有益度は、検索システム24に資料(コンテンツ)を検索させ、得られた資料を表示する際の表示順を決定するために利用するものである。
【0022】
前述までで、有益度算出処理部6での処理が終了し、この処理の終了後に、担当評価処理部12での処理を実行する。
【0023】
ここでは、ナレッジ検索システムで算出した資料の有益度を、他システムである人事管理システムの19の担当DB内の資料作成者の評価に反映させて、担当者の評価値を更新する処理を行う。
【0024】
このため、まず、担当評価処理13は、前述の有益度算出処理10で算出された有益度を元に担当者の評価値を求める。この評価値は、コンテンツDB15内の該当資料の有益度を元に、図2の(h)担当評価処理13の処理内容の欄に示しているように、「有益度−評価値対応ファイル」のテーブル22により評価値を決定するという方法により求めることができる。
【0025】
評価値設定処理14は、担当評価処理13で求めた評価値を担当DB20に設定する。その際、すでに設定されていれば上書き更新する。
【0026】
以上、本発明の実施形態による検索システムの動作の概要を説明したが、次に、具体的な処理についてを詳細に説明する。処理の詳細を説明する前に、まず、処理に必要な各DBのデータ例及びファイル構成について説明する。
【0027】
図6はコンテンツDB15のデータ例のテーブルの構成を示す図である。コンテンツDB15のデータ例のテーブルは、コンテンツ番号を示すCTN−NO、コンテンツ名称を示すCTN−MEI、アクセス数を示すACCESS、有益度を示すUTILITY、担当番号を示すTANTO−NO、更新日を示すKOSIN−DATE等の各項目を含むレコードが複数格納されて構成されている。
【0028】
図7はコメントDB16のデータ例のテーブルの構成を示す図である。コメントDB16のデータ例のテーブルは、コンテンツ番号を示すCTN−NO、コメント(1)〜(50)までのコメントを格納するCMT(1)〜CMT(50)、更新日を示すKOSIN−DATEの各項目を含むレコードが複数格納されて構成されている。
【0029】
図8は受注DB18のデータ例のテーブルの構成を示す図である。受注DB18のデータ例のテーブルは、受注番号を示すJUCHU−NO、コンテンツ番号を示すCTN−NO、未受注の場合に0を、受注の場合に1を格納してステータスを示すSTAT、受注先CDを示すJUCHU−CD、受注名称を示すJUCHU−MEI、受注金額を示すJUCHU−GAKU、担当番号を示すTANTO−NO、更新日を示すKOSIN−DATE等の各項目を含むレコードが複数格納されて構成されている。
【0030】
図9は担当DB20のデータ例のテーブルの構成を示す図である。担当DB20のデータ例のテーブルは、担当番号を示すTANTO−NO、担当者名を示すTANTO−MEI、評価値を示すHYOKA、更新日を示すKOSIN−DATE等の各項目を含むレコードが複数格納されて構成されている。
【0031】
図10は有益度算出処理部6の処理で使用されるキーワード−評価点対応ファイル21の構成例を示す図である。
【0032】
キーワード−評価点対応ファイル21は、コメントに含まれるキーワードについて、点数付けをした評価値とキーワードとを対応付けたファイルであり、評価値の項には、+2〜−2までの5段階の評価値が格納され、キーワードの項には、各評価値毎の対応するキーワードが格納されて構成されている。
【0033】
図11は担当評価処理部12の処理で使用される有益度−評価値対応ファイル22の構成例を示す図である。
【0034】
有益度−評価値対応ファイル22は、参照された資料の有益度と資料作成者の評価値とを対応付けて格納しているファイルであり、資料作成者の評価値は、C−〜A+までの6段階に評価され、この評価値は、資料の有益度を示す点数によって決定することができるように、有益度−評価値対応ファイル22が構成されている。
【0035】
図3はコンテンツ検索記録処理部3での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
【0036】
(1)まず、処理が開始されると、アクセス数加算処理4は、図6により説明したコンテンツDB15に格納されている参照された資料のデータを読み込んで、そのデータのアクセス数を、読み込んだデータのデータ例におけるデータ項目「ACCESS(アクセス数)」から取得する(ステップ301、302)。
【0037】
(2)次に、アクセス数加算処理4は、読み込んだデータのデータ例におけるデータ項目「ACCESS(アクセス数)」に+1を加算する処理を行って、参照された資料のデータ項目「ACCESS(アクセス数)」を更新する(ステップ303、304)。
【0038】
(3)その後、コメント格納処理5は、参照した資料に対してユーザが端末1からコメントの入力を行ったか否かの判定を行い、入力がなかった場合、何もせずにここでの処理を終了する(ステップ305)。
【0039】
(4)ステップ305の判定で、入力があった場合、図7により説明したコメントDB16に格納されている該当資料のデータにアクセスし、データ例におけるデータ項目「CMT(x)(コメント(x))(x:1〜50)」にコメントを格納して、ここでの処理を終了する。なお、xは、1から順に設定され、空き項目の欄に新しいコメントが格納される(ステップ306)。
【0040】
図4は有益度算出処理部6での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。この有益度算出処理部6での処理は、参照した資料の有益度を求める処理であり、前述で説明したコンテンツ検索記録処理部3での処理の終了後に実行される。
【0041】
(1)処理が開始されると、まず、アクセス数取得処理7は、コンテンツDB15から参照された資料のデータを読み込んで、そのデータ項目「ACCESS(アクセス数)」を取得する(ステップ401、402)。
【0042】
(2)次に、コメント評価分析処理8は、コメントDB16内の該当資料のデータ項目「CMT(x)(コメント(x))」 を読み込んで取得する(ステップ403、404)。
【0043】
(3)次に、コメント評価分析処理8は、図10により説明したキーワード−評価点対応ファイルを参照して、取得したコメントに対する評価分析を行う。コメントの評価は、コメントDB16から取得したデータ項目「CMT(x)(コメント(x))」 の文章内に、点数付けした評価キーワード(キーワード−評価点対応ファイルに予め設定格納されている)が含まれているか否かを検索し、含まれていた場合、キーワード−評価点対応ファイルの該当キーワードに設定されている評価点を加算する等により、評価点を算出して行うことができる。例えば、コメント内にキーワードとして“非常に役立った”が含まれてた場合、評価点を2点加算する(ステップ405、406)。
【0044】
(4)その後、受注金額取得処理9は、他システムである受注手配システム17の受注DB18を読み込んで、受注DB18のデータ項目の受注金額であるJUCHU−GAKUを取得する(ステップ407、408)。
【0045】
(5)次に、有益度算出処理10は、アクセス数取得処理7、コメント評価分析処理8、受注金額取得処理9のそれぞれの処理で取得したアクセス数、コメント評価点、受注金額を判定して有益度を算出する。判定項目それぞれの判定内容は、アクセス数については、1アクセス=0.1点とし、コメント評価点については、評価点=点数とし、受注金額については、¥10、000=1点とし、有益度は、これらの点を加算して算出することができる。例えば、アクセス数:1895、コメント評価点:74、受注金額:\15,000,000 であったような場合、有益度は、
有益度=(1895×0.1)+(74×1)+(15000000÷10000)=189.5+74+1500=1763.5
として算出することができる(ステップ409)。
【0046】
(6)次に、有益度設定処理11は、有益度算出処理10の処理で求めた有益度をコンテンツDB15の該当資料のデータ項目「UTILITY(有益度)」に設定する。このとき、すでに設定されていれば上書き更新して、ここでの処理を終了する(ステップ410)。
【0047】
図5は担当評価処理部12での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。この担当評価処理部12の処理は、有益度算出処理部6の処理の終了後に実行される。そして、担当評価処理部12は、図4により説明した処理で算出した資料の有益度を、他システムである人事管理システムの19の担当DB内の資料作成者の評価に反映させて、担当者の評価値を更新する処理を行う。
【0048】
(1)このため、まず、担当評価処理13は、コンテンツDB15を読み込み、コンテンツDB15の該当資料のデータ項目である UTILITY(有益度)を取得する(ステップ501、502)。
【0049】
(2)次に、担当評価処理13は、図11を参照して説明した有益度−評価値対応ファイル22を参照して、有益度を元に評価値を決定する。この評価値の決定は、有益度−評価値対応ファイル22の有益度を示す点数に対応する評価値を求めることにより行うことができる。例えば、有益度の点数が70000の場合、評価値は“B+”となる(ステップ503〜510)。)
(3)その後、評価値設定処理14は、担当評価処理13の処理で求められた評価値を担当DB20の該当担当のデータ項目「HYOKA(評価値)」 に設定する。このとき、すでに設定されていれば上書き更新して、ここでの処理を終了する(ステップ511)。
【符号の説明】
【0050】
1 端末
2 有益度設定機能部
3 コンテンツ検索記録処理部
4 アクセス数加算処理
5 コメント格納処理
6 有益度算出処理部
7 アクセス数取得処理
8 コメント評価分析処理
9 受注金額取得処理
10 有益度算出処理
11 有益度設定処理
12 担当評価処理部
13 担当評価処理
14 評価値設定処理
15 コンテンツDB
16 コメントDB
17 他システム(受注手配システム)
18 受注DB
19 他システム(人事管理システム)
20 担当DB
23 ネットワーク
24 検索システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
Web検索ツールを使用して資料を検索する検索システムにおいて、
ユーザが資料を参照したタイミングで、参照した資料に対するアクセス数のカウントアップ及びコンテンツDBへのアクセス数の格納を行うと共に、参照された資料に対してユーザがコメントの入力を行った場合、そのコメントをコメントDBに格納するコンテンツ検索記録処理手段と、
参照された資料に対するアクセス数を前記コンテンツDBから取得し、前記参照した資料に対するコメントを前記コメントDBから取得し、取得したコメントに対する評価分析を行ってコメントの評価点を算出し、他システムである受注手配システムの受注DBから参照した資料に対応する受注金額を取得すると共に、前記アクセス数、コメントの評価点、受注金額に入力基づいて、参照した資料の有益度を算出して、前記コンテンツDBに格納する有益度算出手段とを備え、
前記コンテンツDBに格納された前記有益度を、検索により得られた資料を表示する際の表示順を決定するために利用することを特徴とする検索システム。
【請求項2】
前記参照した資料の有益度に基づいて前記資料の作成担当者の評価値を求め、求めた資料の作成担当者の評価値を、他システムである人事管理システムの担当DBに格納する担当評価処理手段を、さらに備えることを特徴とする検索システム。
【請求項3】
Web検索ツールを使用して資料を検索する検索システムにおける表示方法において、
前記検索システムは、コンテンツ検索記録処理手段と、有益度算出手段とを備え、
前記コンテンツ検索記録処理手段は、ユーザが資料を参照したタイミングで、参照した資料に対するアクセス数のカウントアップ及びコンテンツDBへのアクセス数の格納を行うと共に、参照された資料に対してユーザがコメントの入力を行った場合、そのコメントをコメントDBに格納システム、
前記有益度算出手段は、参照された資料に対するアクセス数を前記コンテンツDBから取得し、前記参照した資料に対するコメントを前記コメントDBから取得し、取得したコメントに対する評価分析を行ってコメントの評価点を算出し、他システムである受注手配システムの受注DBから参照した資料に対応する受注金額を取得すると共に、前記アクセス数、コメントの評価点、受注金額に入力基づいて、参照した資料の有益度を算出して、前記コンテンツDBにし、
前記コンテンツDBに格納された前記有益度を、検索により得られた資料を表示する際の表示順を決定するために利用することを特徴とする表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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